JP2006072503A - 情報記録再生装置、プログラム及びデータ記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存データが記録された情報記録媒体に新たなデータを記録する場合に、既存データと新たなデータとの混同を防止する。
【解決手段】一の情報記録媒体に記録されている一又は複数の記録画像データを表示する表示手段と、この表示手段に表示された画像データのから選択した印刷用画像データと印刷用画像データに対応する印刷指定データとを、携行可能な情報記録媒体に記録する記録手段を備え、この記録手段は情報記録媒体のデータを読出して既存データの存在の有無を検出する検出手段を有し、前記既存データが存在する場合、既存データを消去した後、上記印刷画像データと印刷指定データとを記録する。
【選択図】図4
【解決手段】一の情報記録媒体に記録されている一又は複数の記録画像データを表示する表示手段と、この表示手段に表示された画像データのから選択した印刷用画像データと印刷用画像データに対応する印刷指定データとを、携行可能な情報記録媒体に記録する記録手段を備え、この記録手段は情報記録媒体のデータを読出して既存データの存在の有無を検出する検出手段を有し、前記既存データが存在する場合、既存データを消去した後、上記印刷画像データと印刷指定データとを記録する。
【選択図】図4
Description
本発明は、情報記録再生装置、プログラム及びデータ記録媒体に係り、特に予め情報記録媒体に記録されている情報の消去、保存及び/又は記録を行う情報記録再生装置、プログラム及び当該プログラムが記録されたデータ記録媒体に関する。
近年、デジタル撮影機器の技術の向上及び普及により、デジタル画像を写真ラボに備えられた店頭端末やキオスク等の無人端末で印刷するサービスが行われている。このようなサービスは、画像データ等が記録された情報記録媒体を上記無人端末等に装填し、画像データ等を読み込ませて印刷等が行われるものである。
印刷を行う場合、ユーザは、情報記録媒体に記録された全ての画像を印刷するばかりでなく、好みの画像を指定して印刷することも可能である。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という。)に情報記録媒体から画像データを取り込み、モニタで再生しながら印刷を所望する画像を選択し、この画像のデータをメディアカード等の情報記録媒体に記録して上記写真ラボ等に持ち込み印刷を行うことが可能となっている。
また、特許文献1では、デジタル撮影機器で記録した画像データをデジタル撮影機器に装填されたマルチメディアカード等の情報記録媒体に一次的に記録し、その後、この画像データを無線通信によりファイルサーバに転送して情報記録媒体内に残された画像データを削除する発明が提供されている。このようなファイルサーバ等の外部記憶部から有線又は無線で上記パソコンに画像データを転送して印刷を所望する画像を選択し、メディアカード等の情報記録媒体に記録して無人端末等で印刷を行うことも可能である。
また、特許文献1では、デジタル撮影機器で記録した画像データをデジタル撮影機器に装填されたマルチメディアカード等の情報記録媒体に一次的に記録し、その後、この画像データを無線通信によりファイルサーバに転送して情報記録媒体内に残された画像データを削除する発明が提供されている。このようなファイルサーバ等の外部記憶部から有線又は無線で上記パソコンに画像データを転送して印刷を所望する画像を選択し、メディアカード等の情報記録媒体に記録して無人端末等で印刷を行うことも可能である。
上記パソコン等で印刷を望む画像を選択した場合、印刷の指定がなされた画像データを示す印刷指定データが生成される。即ち、データ記録媒体内に印刷用画像データを格納するディレクトリと印刷指定データを格納するディレクトリとが作成されて、それぞれ対応するディレクトリにデータが格納されるようになっている。上記無人端末等は、印刷指定データが格納されたディレクトリから印刷指定データを読み込み、それに基づいてプリントをするべき画像の画像データを読み込んで印刷を行うようになっている。
特開2003−264729号公報
しかしながら、パソコン等で選択した画像の画像データ及び印刷指定データを記録する場合に、その記録先である他の情報記録媒体に予め記録されている既存データが存在すると、記録しようとする画像データや印刷指定データと既存データとの間でデータの混同が生ずるという問題がある。
即ち、一般に、デジタルカメラ等のデジタル撮影機器で撮影された画像データを格納するディレクトリのディレクトリ名称は同一になる場合が多い。印刷指定データと印刷指定データに対応する画像データを上記パソコン等で記録する際に、情報記録媒体内の既存データを格納するディレクトリのディレクトリ名称と、新たに記録される印刷用画像データが格納されるディレクトリのディレクトリ名称とが重複すると、パソコン等は両ディレクトリの区別をすることができず、印刷用画像データを既存データが格納されている同一のディレクトリ内に混在させて記録する場合がある。このようなデータの混同により、印刷指定データの指定する画像データと印刷を望む画像データとの不一致が生じる。そのため、ユーザが、上記店端末等にデータの混同した情報記録媒体を持参して印刷を行う際には、所望する画像と異なる画像が印刷されてしまうという問題がある。
例えば、印刷指定データが印刷用画像データを特定する方法として昇順又は降順方法がある。昇順方法とは、ディレクトリに格納される全ての画像データのうち、古い日付の画像データの方から数えて特定順目にあたる画像データを、印刷が指定されている画像データとして認識する方法である。この方法を採用する場合には、既存データと印刷用画像データとの混同が、上記特定順目と印刷用画像データとの不一致を招来する虞がある。
印刷用画像データが混同する問題は、印刷用データの特定方法の相違に限られるものではなく、デジタル撮影機器、パソコン及びデジタル印刷アプリケーション等の製造元毎に異なる仕様や規格の相違又は上記写真ラボ等での商習慣によっても相違する場合がある。
印刷用画像データが混同する問題は、印刷用データの特定方法の相違に限られるものではなく、デジタル撮影機器、パソコン及びデジタル印刷アプリケーション等の製造元毎に異なる仕様や規格の相違又は上記写真ラボ等での商習慣によっても相違する場合がある。
本発明の目的は、既存データが記録された情報記録媒体に新たなデータを記録する場合に、データの混同を防止することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一の情報記録媒体に記録されている一又は複数の画像データを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された画像データのうち、印刷対象の画像データを選択するための選択入力手段と、前記選択入力手段により選択された印刷用画像データを印刷指定データと共に携行可能な情報記録媒体に記録する記録手段とを備え、前記記録手段は、前記携行可能な情報記録媒体内に既存データが存在するか否かを検出する検出手段を有し、当該検出手段により既存データの存在が検出された場合、前記既存データを消去した後、前記印刷用画像データ及び印刷指定データを記録することを特徴とする。ここで既存データの消去とは、情報記録媒体の初期化(フォーマット)、既存データが記録された領域のヘッダーを無効にすること又は上書き等を意味するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録装置において、前記情報記録装置は、前記検出手段の検出の結果、前記既存データが存在する場合に、この既存データを所定の情報記録領域に保存する保存手段を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報記録装置において、前記所定の情報記録領域は、前記情報記録装置に備えられた記憶手段であることを特徴とする。
ここで、記憶手段とは、既存データのより確実かつ長期的な記憶の面からハードディスク等が好ましいが、記憶する容量が画像データ1〜2枚と少量で有る場合には、バッファメモリとしてのRAM(Random Access Memory)を用いることも可能である。
ここで、記憶手段とは、既存データのより確実かつ長期的な記憶の面からハードディスク等が好ましいが、記憶する容量が画像データ1〜2枚と少量で有る場合には、バッファメモリとしてのRAM(Random Access Memory)を用いることも可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の情報記録装置において、前記所定の情報記録領域が選択指定可能であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載された情報記録装置において、前記既存データは画像データであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載された情報記録装置において、前記既存データは、JPEG形式のデータであることを特徴とする。
ここで、JPEG形式とは、データの圧縮形式としてJPEG又はJPEG2000形式を用いて圧縮されたデータを意味するものである。
ここで、JPEG形式とは、データの圧縮形式としてJPEG又はJPEG2000形式を用いて圧縮されたデータを意味するものである。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、情報記録媒体に記録されている一又は複数の画像データを表示部に表示させる表示手段と、前記表示部に表示された画像データのうち、印刷対象の画像データを選択するための選択入力手段と、前記選択入力手段により選択された印刷対象画像データを印刷指定データと共に携行可能な情報記録媒体に記録する記録手段として機能させるプログラムであって、前記記録手段は、前記携行可能な情報記録媒体内に既存データが存在するか否かを検出する検出手段を有し、当該検出手段により既存データの存在が検出された場合、前記既存データを消去した後、前記印刷用画像データ及び印刷指定データを記録することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のプログラムにおいて、前記プログラムは、前記検出手段の検出の結果、前記既存データが存在する場合に、該既存データを所定の情報記録領域に保存させる保存手段として更に機能させるプログラムであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載のプログラムにおいて、前記所定の情報記録領域は、前記コンピュータに備えられた記憶部であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記所定の情報記録領域が選択指定可能であることを特徴とする。
前記所定の情報記録領域が選択指定可能であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10のいずれか一項に記載されたプログラムにおいて、前記既存データは、画像データであることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項7〜11のいずれか一項に記載されたプログラムにおいて、前記既存データは、JPEG形式のデータであることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、コンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体において、請求項7〜12のいずれか一項に記載されたプロラムが記録されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、印刷指定データと印刷用画像データとを情報記録媒体に記録する前に、検出手段により情報記録媒体に既存データが存在するか否かを検出することが可能となる。このとき、既存データが存在する場合には、既存データを消去した後に、印刷指定データと印刷用画像データとを記録することから、データの混同が生じることがなくなる。したがって、この情報記録媒体をユーザが持参して、写真ラボ等に設けられた店頭端末等で印刷を行う場合に、所望する印刷用画像データと印刷指定データが一致し、確実かつ正確に目的の画像の印刷を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、既存データが存在する場合に、保存手段が既存データを所定の情報記録領域に保存することができる。上記記録手段によって情報記録媒体内の既存データを消去して印刷指定データと印刷用画像データを記録することから、データの混同を防止するとともに、予め情報記録媒体内に記録されていた既存データの喪失を防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、上記所定の情報記録領域が、情報記録装置に備えられた記憶手段であることで、上記既存データの喪失を防止するだけでなく、既存データを保存する情報記録媒体が無いあるいはあっても記録容量が足りない場合でも、既存データの一時的な保管を可能にする。
請求項4に記載の発明によれば、上記所定の情報記録領域が選択指示指示可能であることで、ユーザが所望する情報記録領域に既存データを記録することが可能となり、既存データの管理及び整理等を簡便にすることができる。
請求項5に記載の発明よれば、上記消去や保存がなされる既存データが、印刷用画像データと特に混同が生じやすい画像データとすることでデータの混同が防止され、更に既存データの全てを消去又は保存する必要をなくすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、上記既存データが、画像データに汎用されるJPEG形式のデータであることから、画像データの混同を更に防止し、更に既存データの全てを消去又は保存する必要をなくすことができる。
請求項7に記載の発明によれば、コンピュータに、印刷指定データと印刷用画像データとを情報記録媒体に記録させる前に、情報記録媒体の記録状態を検出させることが可能となる。既存データが存在する場合には、消去した後に印刷指定データと印刷用画像データとを記録させることから、データの混同が生じることがなくなる。したがって、ユーザが印刷を所望する印刷用画像データと印刷指定データが一致し、確実かつ正確に目的の画像の印刷を実現するデータを記録させることが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、コンピュータを、既存データが存在する場合に、保存手段として更に機能させることから既存データを所定の情報記録領域に保存させることができる。その後、情報記録媒体内の既存データを消去させ印刷指定データと印刷用画像データを記録させることから、データの混同を防止するとともに、予め情報記録媒体内に記録されていた既存データの喪失を防止することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、上記所定の情報記録領域が、情報記録装置に備えられた記憶手段であることで、上記既存データの喪失を防止するだけでなく、既存データを保存させる着脱可能な情報記録媒体が無いあるいは記録容量が足りない場合であっても、既存データの一時的な保管が可能になる。
請求項10に記載の発明によれば、上記所定の情報記録領域が選択指示可能であることで、ユーザが所望する情報記録領域に既存データを記録させることが可能となり、既存データの管理及び整理等を簡便にすることができる。
請求項11に記載の発明よれば、上記既存データが、印刷用画像データと特に混同が生じやすい画像データであることから、データの混同を防止し、また既存データの全てを消去又は保存させる必要をなくすことができる。
請求項12に記載の発明によれば、上記既存データが、画像データに汎用されるJPEG形式のデータであることから、画像データの混同を更に防止し、また既存データの全てを消去又は保存させる必要をなくすことができる。
請求項13に記載の発明によれば、請求項7〜12のいずれか一項に記載されたプログラムをコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体に記録することから、このプログラムを読み込んだコンピュータに、印刷指定データと印刷用画像データとを情報記録媒体に記録させる前に、情報記録媒体の記録状態を検出させることが可能となる。これにより、既存データが存在する場合には消去させ、その後印刷指定データと印刷用画像データとを記録させることから、データの混同が生じることがなくなる。したがって、ユーザが印刷を所望する印刷用画像データと印刷指定データとが一致し、確実かつ正確に目的の画像の印刷を実現するデータを記録させることが可能となる。
また、既存データが存在する場合に、保存手段として更に機能させることから既存データを所定の情報記録領域に保存させることができる。
そして、記録消去手段として機能させることで、上記他の情報記録媒体内の既存データを消去させ印刷指定データと印刷用画像データを記録させることから、予め情報記録媒体内に記録されていた既存データの喪失を防止することが可能となる。
また、上記所定の情報記録領域が、情報記録再生装置に備えられた記憶部であることで、既存データを保存させる着脱可能な情報記録媒体が他にない場合でも、既存データの一時的な保管が可能になる。
更に、上記所定の情報記録領域が選択可能であることで、ユーザが所望する情報記録領域に既存データを記録させることが可能となり、既存データの管理及び整理等を簡便にすることができる。
上記既存データが、印刷用画像データと特に混同が生じやすい画像データ又はJPEG形式のデータであることから、既存データの全てを消去又は保存させる必要をなくすことが可能となる。
また、既存データが存在する場合に、保存手段として更に機能させることから既存データを所定の情報記録領域に保存させることができる。
そして、記録消去手段として機能させることで、上記他の情報記録媒体内の既存データを消去させ印刷指定データと印刷用画像データを記録させることから、予め情報記録媒体内に記録されていた既存データの喪失を防止することが可能となる。
また、上記所定の情報記録領域が、情報記録再生装置に備えられた記憶部であることで、既存データを保存させる着脱可能な情報記録媒体が他にない場合でも、既存データの一時的な保管が可能になる。
更に、上記所定の情報記録領域が選択可能であることで、ユーザが所望する情報記録領域に既存データを記録させることが可能となり、既存データの管理及び整理等を簡便にすることができる。
上記既存データが、印刷用画像データと特に混同が生じやすい画像データ又はJPEG形式のデータであることから、既存データの全てを消去又は保存させる必要をなくすことが可能となる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したパソコンを用いたデジタル写真の印刷システムの一例を示した概要図である。パソコン1は、本体2と表示部3と入力部4とを備える。本体2は、記録ディスク6が装填される記録ディスク装填部14、メディアカード5が装填されるメディアカード装填部15及びデジタルカメラ等が接続される外部機器接続部16を備える。
なお、本発明はパソコン1に限定されるものでなく、写真ラボ等に設置される有人又は無人の店頭端末、CD−Rプレーヤ、CD−RWプレーヤ、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、HDDレコーダ、ブルーレイディスクプレーヤ、ブルーレイディスクレコーダ、HD−DVDプレーヤ(High Definition DVD Player)、ホームサーバ、ゲーム機、HDDナビゲーションシステム等にも適用することができる。
メディアカード5又は記録ディスク6は、デジタル撮影機器7等により撮影された画像データが記録されるものである。メディアカード5等がパソコン1に装填されて画像データ等がパソコン1に読み込まれるようになっている。なお、メディアカード5等を直接パソコン1に装填しないで、デジタル撮影機器7等を有線又は無線で直接パソコン1と接続して画像データ等を読み込ませることも可能である。
このようにパソコン1に読み込まれた画像データ等は、表示部3に再生される。ユーザは、この画像を参照しながら入力部4を操作して、印刷を所望する画像を選択するようになっている。本体2の内部では、入力部4からの信号に基づいて印刷指定データ等が生成される。
また、本実施形態では、本体2で生成されたデータ等を記録する着脱可能な情報記録媒体としてもメディアカード8を適用する。上記生成された印刷指定データやこれに対応する元画像データ(以下、「印刷用画像データ」という。)等は、メディアカード8に記録されるようになっている。
また、本実施形態では、本体2で生成されたデータ等を記録する着脱可能な情報記録媒体としてもメディアカード8を適用する。上記生成された印刷指定データやこれに対応する元画像データ(以下、「印刷用画像データ」という。)等は、メディアカード8に記録されるようになっている。
ユーザは、印刷指定データや印刷用画像データ等が記録されたメディアカード8をキオスク等の無人端末9に備えられたメディアカード装填部10に装填し、画像データをデジタルプリント写真11として印刷することができる。
なお、メディアカード5及びメディアカード8としては、NOR型フラッシュ又はNAND型フラッシュ等のフラッシュEEPROM(Flash Electrical Erasable Programmable ROM)を適用することができる。より具体的には、SDメモリーカード、スマートメディア(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカード(登録商標)等のマルチメディアカードを適用することができる。
また、記録ディスク6としては、光ストレージメディアとしてCD−R、CD−RW、DVD−R、DVD+R、DVD−RAM、DVD−ROM、DVD−RW及びDVD+RW、ブルーレイディスクまたはHDD−DVD(High Definition DVD)等を適用することができる。
また、デジタル撮影機器7としては、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付携帯電話機又は写真画像や写真フィルムを取り込むデジタルスキャナ等を適用することができる。
図2は、パソコン1の機能的構成を示すブロック図である。パソコン1は、CPU(Central Processing Unit)12、データ入力部13、ROM(Read Only Memory)17、RAM(Random Access Memory)18、記憶部20、表示部3及び入力部4からなり、これらはバス21により接続されるものである。
CPU12は、入力部4から入力される各種指示に従って、ROM17に記録されている各種プログラムの中から指定されたプログラムをRAM18のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行する。その後その処理結果をRAM18の所定の領域に格納するとともに表示部3に表示させるものである。
データ入力部13は、記録ディスク装填部14、メディアカード装填部15及び外部機器接続部16から構成されるものである。CPU12の制御に従って、記録ディスク装填部14、メディアカード装填部15又は外部機器接続部16に装填される記録ディスク6等から画像データや固有情報等のデータを取得しCPU12に出力するものである
ROM17は、CPU12より実行される各種アプリケーションプログラム等を記憶するものである。
RAM18は、書き換え可能な半導体素子で構成されるものである。RAM18は、データが一時的に保存される記憶媒体であり、CPU12が実行するプログラムを展開するためのプログラムエリアが形成されるものである。また、入力部4から入力されるデータやCPU12による各種処理結果等を保存するためのデータエリア等を形成するものである。
データ記録部19は、CPU12の指示に従って、記録ディスク装填部14、メディアカード装填部15又は外部機器接続部16に装填されたメディアカード8等の情報記録媒体に画像データや固有情報等のデータを記録するものである。
記憶部20はハードディスクを備えて構成されるものである。データ入力部13より記録ディスク6等から読み取られた画像データや固有情報又は生成された固有情報を記録するものである。
表示部3は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)あるいは有機ELパネル等により構成されるものである。また、投影式のプロジェクタ等を適用することも可能である。CPU12から入力される表示データに基づいて画面表示を行うようになっている。
入力部4は、入力信号等をCPU12に出力するものである。また表示部3と一体になったタッチパネルで構成されることとしてもよい。
次に、以上のような構成を有するパソコン1が、メディアカード8に既存データが存在する場合の該既存データの処理について、実施例1及び2で説明する。
〔第1実施例〕
図3は、パソコン1により実行される既存データの処理の一例を示したフロー図である。パソコン1で印刷の指定を示す印刷指定データ及び印刷の指定を受けた元画像データは、メディアカード8に記録される。このとき、データ記録部19は、CPU12の信号に従って、メディアカード装填部15に装填されたメディアカード8のデータの読出しを行う(ステップS1)。
図3は、パソコン1により実行される既存データの処理の一例を示したフロー図である。パソコン1で印刷の指定を示す印刷指定データ及び印刷の指定を受けた元画像データは、メディアカード8に記録される。このとき、データ記録部19は、CPU12の信号に従って、メディアカード装填部15に装填されたメディアカード8のデータの読出しを行う(ステップS1)。
CPU12は、既存データが存在しない場合は(ステップS2:NO)、印刷指定データ及び印刷の指定を受けた印刷用画像データを記録する(ステップS4)。また、既存データが存在する場合は(ステップS2:YES)、全ての既存データの消去を行う(ステップS3)。
なお、ここで既存データの消去とは、メディアカード8の初期化(フォーマット)、既存データが記録されたファイルのヘッダーを無効にすること又は上書きを意味するものとする。
なお、ここで既存データの消去とは、メディアカード8の初期化(フォーマット)、既存データが記録されたファイルのヘッダーを無効にすること又は上書きを意味するものとする。
既存データの消去を行った後、CPU12は、印刷指定データ及び印刷用画像データを記録する(ステップS4)。
以上のように、本実施例によれば、印刷指定データ及び印刷用画像データを記録する前にメディアカード8に記録されている既存データを消去することから、画像データの混同が生ずることがない。したがって、上記店頭端末等で印刷する際に、予めパソコン1で指定した通りの画像が印刷することができる。
なお、上記実施例1では、CPU12が、ステップS2で既存データが存在しないと判断した場合に、既存データを自動消去する構成としたが、既存データの消去を行う前に、メディアカード8に既存データが存在する旨を表示部3に表示する表示手順と、この表示手順に基づいてユーザが既存データの消去あるいは印刷用画像データ等の記録の中止を選択可能な選択手順を設ける構成とすることも可能である。これにより、重要な既存データ等を錯誤により喪失するおそれを低減することができる。
また、上記ステップS3では、メディアカード8に記録されている既存データの全てを消去する構成としているが、特定の既存データを消去する構成としてもよい。即ち、新たに記録される印刷用画像データと混同を生じるおそれの高いJPEG形式等のデータが記録されたファイル又はこれらファイルを格納するディレクトリのみを消去する構成としても、既存データと印刷用画像データの混同を防止することができる。
また、上記ステップS3では、メディアカード8に記録されている既存データの全てを消去する構成としているが、特定の既存データを消去する構成としてもよい。即ち、新たに記録される印刷用画像データと混同を生じるおそれの高いJPEG形式等のデータが記録されたファイル又はこれらファイルを格納するディレクトリのみを消去する構成としても、既存データと印刷用画像データの混同を防止することができる。
〔第2実施例〕
次に、図4を用いて、本発明を適用したパソコン1の他の実施例について説明する。
上記実施例1と同様に、データ記録部19は、メディアカード8のデータの読出しを行う(ステップS11)。既存画像データが存在しない場合には(ステップS12:NO)、データ記録部19は、印刷指定データ及び印刷用画像データをメディアカード8に記録する(ステップS18)。
次に、図4を用いて、本発明を適用したパソコン1の他の実施例について説明する。
上記実施例1と同様に、データ記録部19は、メディアカード8のデータの読出しを行う(ステップS11)。既存画像データが存在しない場合には(ステップS12:NO)、データ記録部19は、印刷指定データ及び印刷用画像データをメディアカード8に記録する(ステップS18)。
既存画像データが存在する場合には、CPU12は、既存データの複数の処理方法を表示部3に表示する(ステップS13)。図4は、ステップS13で表示部3に表示される画面の概要図である。この表示に基づいて、ユーザが、入力部4を操作することで処理方法を選択し、入力信号がCPU12に送信される。
CPU12は、入力部4からの操作信号に基づいて、既存データの保存を行わない場合には(ステップS14:NO、図5に示す「自動的に削除して、注文データを書き込む」を選択)、既存画像データを消去して(ステップS17)印刷指定データ及び印刷用画像データをメディアカード8に記録する(ステップS18)。
CPU12は、入力部4からの操作信号に基づいて、既存データの保存を行わない場合には(ステップS14:NO、図5に示す「自動的に削除して、注文データを書き込む」を選択)、既存画像データを消去して(ステップS17)印刷指定データ及び印刷用画像データをメディアカード8に記録する(ステップS18)。
また、ステップS14で既存画像データを保存するとした場合には、CPU12は、保存先の指定があるかを判断する(ステップS15)。ユーザは、予め定められたデータ記録領域に既存データを保存する手順(図5に示す「自動的に所定の場所に保管してから、削除して、注文データを書き込む」を選択)あるいはデータ記録領域を指定して既存データを保存する手順(図5に示す「保存したい場所を選んで削除して、注文データを書き込む」を選択)のいずれかの手順を入力部4に入力し、この入力信号に基づいて、CPU12は、該当するデータ記録領域に既存画像データを記録する(ステップS16、ステップS19)。
即ち、予め定められたデータ記録領域に既存画像データを記録する場合には、例えば、パソコン1の記憶部20等に既存画像データを保存する(ステップS19)。その後、既存画像データを消去し、印刷指定データ及び印刷用画像データをメディアカード8に記録する。
また、データ記録領域を指定して既存画像データを記録する場合には、例えば、パソコン1の記憶部20、記録ディスク装填部14に装填された記録ディスク6又は外部機器接続部16と接続された外部機器等の指定されたデータ記録領域に既存画像データを保存する(ステップS16)。その後、既存画像データを消去し(ステップS17)、印刷指定データ及び印刷用画像データをメディアカード8に記録する(ステップS18)。
以上のように、本実施例2によれば、印刷指定データと印刷用画像データとをメディアカード8に記録する際に、メディアカード8に記録されている既存データを消去することから画像データの混同が生ずる事がない。したがって、パソコン1でユーザが指定した画像の印刷を確実に行うことが可能となる。
更に、メディアカード8に記録されている既存画像データを消去することなく保存することも可能であるため、重要なデータである場合には、喪失することなく安全に印刷指定データ及び印刷用画像データを記録することが可能である。
更に、メディアカード8に記録されている既存画像データを消去することなく保存することも可能であるため、重要なデータである場合には、喪失することなく安全に印刷指定データ及び印刷用画像データを記録することが可能である。
なお、本実施例2では、メディアカード8に予め記録されているデータを画像データとしているが、これに限定されるものではなく、全ての既存データを消去あるいは保存する構成とすることもできる。
以上、本発明を実施する最良の形態について述べたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
1 パソコン
2 本体
3 表示部
4 入力部
5 メディアカード
6 記録ディスク
7 デジタル撮影機器
8 メディアカード
9 無人端末
10 メディアカード装填部
11 デジタルプリント写真
12 CPU
13 データ入力部
14 記録ディスク装填部
15 メディアカード装填部
16 外部機器接続部
17 ROM
18 RAM
19 データ記録部
20 記憶部
2 本体
3 表示部
4 入力部
5 メディアカード
6 記録ディスク
7 デジタル撮影機器
8 メディアカード
9 無人端末
10 メディアカード装填部
11 デジタルプリント写真
12 CPU
13 データ入力部
14 記録ディスク装填部
15 メディアカード装填部
16 外部機器接続部
17 ROM
18 RAM
19 データ記録部
20 記憶部
Claims (13)
- 一の情報記録媒体に記録されている一又は複数の画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された画像データのうち、印刷対象の画像データを選択するための選択入力手段と、
前記選択入力手段により選択された印刷用画像データを印刷指定データと共に携行可能な情報記録媒体に記録する記録手段と、を備え、
前記記録手段は、前記携行可能な情報記録媒体内に既存データが存在するか否かを検出する検出手段を有し、当該検出手段により既存データの存在が検出された場合、前記既存データを消去した後、前記印刷用画像データ及び印刷指定データを記録することを特徴とする情報記録装置。 - 請求項1に記載の情報記録装置において、
前記情報記録装置は、前記検出手段の検出の結果、前記既存データが存在する場合に、当該既存データを所定の情報記録領域に保存する保存手段を更に備えることを特徴とする情報記録装置。 - 請求項2に記載の情報記録装置において、
前記所定の情報記録領域は、前記情報記録装置に備えられた記憶手段であることを特徴とする情報記録装置。 - 請求項2に記載の情報記録装置において、
前記所定の情報記録領域が選択指示可能であることを特徴とする情報記録装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載された情報記録装置において、
前記既存データは画像データであることを特徴とする情報記録装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載された情報記録装置において、
前記既存データは、JPEG形式のデータであることを特徴とする情報記録装置。 - コンピュータを、
情報記録媒体に記録されている一又は複数の画像データを表示部に表示させる表示手段と、
前記表示部に表示された画像データのうち、印刷対象の画像データを選択するための選択入力手段と、
前記選択入力手段により選択された印刷対象画像データを印刷指定データと共に携行可能な情報記録媒体に記録する記録手段として機能させるプログラムであって、
前記記録手段は、前記携行可能な情報記録媒体内に既存データが存在するか否かを検出する検出手段を有し、当該検出手段により既存データの存在が検出された場合、前記既存データを消去した後、前記印刷用画像データ及び印刷指定データを記録することを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記プログラムは、前記検出手段の検出の結果、前記既存データが存在する場合に、該既存データを所定の情報記録領域に保存させる保存手段として更に機能させることを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記所定の情報記録領域は、前記コンピュータに備えられた記憶手段であることを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記所定の情報記録領域が選択指示可能であることを特徴とするプログラム。 - 請求項7〜10のいずれか一項に記載されたプログラムにおいて、
前記既存データは、画像データであることを特徴とするプログラム。 - 請求項7〜11のいずれか一項に記載されたプログラムにおいて、
前記既存データは、JPEG形式のデータであることを特徴とするプログラム。 - 請求項7〜12のいずれか一項に記載されたプロラムが記録されたコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004252640A JP2006072503A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 情報記録再生装置、プログラム及びデータ記録媒体 |
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