JP2006072458A - 運動動機付けシステム及びそのためのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 設定した歩行時間を越えて歩くあるいは走るといった身体運動について、使用者が指定した位置の質問の解答を得るという明確な動機付けを与える運動機能付けシステム及びそのためのプログラムを提供する。
【解決手段】使用者が表示部28の画面に表示された地図を見ながら、操作部30により所望の位置を指定すると、クイズデータ処理部22がこの位置に関連したクイズを表示部28に表示し、使用者は移動端末を携帯して自分で指定した位置を経由してクイズの解答を探索しながら、設定した時間以上を歩行する。位置情報取得部10は、使用者が携帯した移動端末の位置情報を取得し、予め設定した時間以上を歩行してかつ上記指定した位置の近傍領域に移動端末が侵入したと進入判定部14が判定すると、クイズデータ処理部22がクイズの解答を表示可能な状態に設定し、使用者は解答を表示部28で確認することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】使用者が表示部28の画面に表示された地図を見ながら、操作部30により所望の位置を指定すると、クイズデータ処理部22がこの位置に関連したクイズを表示部28に表示し、使用者は移動端末を携帯して自分で指定した位置を経由してクイズの解答を探索しながら、設定した時間以上を歩行する。位置情報取得部10は、使用者が携帯した移動端末の位置情報を取得し、予め設定した時間以上を歩行してかつ上記指定した位置の近傍領域に移動端末が侵入したと進入判定部14が判定すると、クイズデータ処理部22がクイズの解答を表示可能な状態に設定し、使用者は解答を表示部28で確認することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、使用者に運動の動機付けを行い、健康の維持増進に資する運動動機付けシステム及びそのためのプログラムに関し、特に設定された歩行時間を越えて指定した位置を歩くことで所定時間以上の歩行を行うという目的の意識付けを行う運動動機付けシステム及びそのためのプログラムに関する。
従来から、散歩等により歩くことが健康の維持増進にとって有意義であることが強く認識されている。特に、20分以上歩けば脂肪分の燃焼に繋がり、ダイエット効果があると言われている。したがって、使用者は自分の健康度合いに合わせて所定時間以上歩くことが重要である。
健康の維持増進のために、例えば歩数計のように、歩いた歩数を測定し、歩く時間、歩く範囲の目安にする装置が知られている。
ところで、下記特許文献1には、移動端末が地図空間をメッシュ上に区切った単位エリアを越境することを検知したときに、移動端末の現在位置に関連する位置依存性情報を該移動端末に配信する位置依存性情報の提供方法が開示されている。この方法によれば、移動端末の所持者がどの単位エリアを通過したかを把握することができるので、ある程度運動の動機付けを行うことも期待できる。
特開2003−122656号公報
しかし、上記従来の技術においては、単に歩いたり走ったりするだけで、使用者が指定した位置の質問の解答を得るような明確な動機付けを与えるものではなく、人の健康の維持増進に積極的に働きかけるものとはいえなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は自ら入力した歩行時間を越えて歩くあるいは走るといった身体運動について、使用者が指定した位置の質問の解答を得るという明確な動機付けを与える運動機能付けシステム及びそのためのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、使用者が歩行する予定時間を設定する歩行予定時間設定手段と、使用者が所定の地図上の任意の位置を指定するための位置指定制御手段と、
クイズデータを表示手段に表示させるクイズ表示制御手段と、使用者が所持する位置検出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づき、前記位置の近傍に設定された所定の領域内に前記位置検出端末が進入したか否かを判定する進入判定手段と、使用者の歩行時間を演算する歩行時間演算手段と、前記歩行時間演算手段の演算結果と前記歩行予定時間設定手段により設定された歩行時間とを比較する比較手段と、前記比較手段によって前記歩行時間演算手段にて演算された歩行時間の方が長いと判定され、前記進入判定手段によって前記位置検出端末が前記所定の領域内へ進入したと判定した場合に、前記クイズの解答を表示可能な状態に設定する解答表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
クイズデータを表示手段に表示させるクイズ表示制御手段と、使用者が所持する位置検出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づき、前記位置の近傍に設定された所定の領域内に前記位置検出端末が進入したか否かを判定する進入判定手段と、使用者の歩行時間を演算する歩行時間演算手段と、前記歩行時間演算手段の演算結果と前記歩行予定時間設定手段により設定された歩行時間とを比較する比較手段と、前記比較手段によって前記歩行時間演算手段にて演算された歩行時間の方が長いと判定され、前記進入判定手段によって前記位置検出端末が前記所定の領域内へ進入したと判定した場合に、前記クイズの解答を表示可能な状態に設定する解答表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、上記運動動機付けシステムは、前記クイズ表示制御手段が指定した位置に関連するクイズを表示させる構成としてもよい。
また、前記位置指定制御手段は、更に使用者から指定された位置数が所定数以上か否かを判定させる構成としてもよい。
また、本発明は、コンピュータを、使用者が歩行する予定時間を設定する歩行予定時間設定手段、使用者が所定の地図上の任意の位置を指定するための位置指定制御手段、クイズデータを表示手段に表示させるクイズ表示制御手段、使用者が所持する位置検出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づき、前記位置の近傍に設定された所定の領域内に前記位置検出端末が進入したか否かを判定する進入判定手段、使用者の歩行時間を演算する歩行時間演算手段、前記歩行時間演算手段の演算結果と前記歩行予定時間設定手段により設定された歩行時間とを比較する比較手段、及び、前記比較手段によって前記歩行時間演算手段にて演算された歩行時間の方が長いと判定され、前記進入判定手段によって前記位置検出端末が前記所定の領域内へ進入したと判定した場合に、前記クイズの解答を表示可能な状態に設定する解答表示制御手段、として動作させることを特徴とする。
本発明によれば、使用者が歩行時間を設定し、所定の地域において使用者が指定した位置にちなんだクイズを出題し、実際に出かけて入力した歩行時間を越えて歩くことによりクイズの解答を探索するよう構成されているので、使用者に当該位置まで出かけるという運動を行う明確な動機付けおよび使用者が入力した歩行時間を越えて歩くといった強い目的意識付けに寄与することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本発明にかかる運動動機付けシステムの構成のブロック図が示される。図1において、運動動機付けシステムは、位置情報取得部10、位置指定制御部12、進入判定部14、地図データ記憶部16、地図データ取得部18、領域設定部20、クイズデータ処理部22、クイズデータ記憶部24、表示制御部26、表示部28、操作部30、通信部32、クイズデータバッファ部34、歩行距離演算部36、比較部38、歩行予定時間設定部40を含んでいる。この運動動機付けシステムは、使用者が指定した地図に関連したクイズを表示し、設定された歩行時間を越えて歩き、指定した位置に出かけてそのクイズの解答を探索することで、解答を確認できる状態にして帰ってくる。
運動動機付けシステムでは、設定された歩行時間を越えて上記指定した位置まで出かけたことを確認すると、クイズの解答を表示可能な状態に設定する。これにより、使用者が解答を確認できるようになる。なお、使用者が所定時間以上歩くようにするためには、位置は複数指定したほうがよい。
以上の構成により、使用者にいろいろな場所(位置)に出かける動機付けが可能となり、また使用者に対して運動の動機付け及び入力した歩行時間を越えて歩くといった目的意識付けができるので、健康の維持増進に寄与できる。
運動動機付けシステムを構成する位置情報取得部10は、GPS(Global Positioning system)またはPHS(Personal Handyphone System)等を使用して現在位置情報を演算することができる携帯可能な移動端末から、定期的に該移動端末の位置情報を取得し、記憶する。なお、歩行時間の演算のもとになる時間情報も位置情報に併せて取得する。位置情報の取得は、コンピュータネットワーク、有線または無線通信、磁気記憶媒体等を介して行うことができる。また、位置情報取得部10が移動端末から直接位置情報を取得してもよいし、移動端末から所定の管理センターに一旦位置情報が集められ、位置情報取得部10が管理センターから位置情報を取得する構成としてもよい。
位置指定制御部12は、使用者が操作部30にて、表示部28に表示された所定の地図上の任意の位置を指定した場合に、当該操作入力を受け取り、クイズデータ処理部22に位置指定イベントを出力する等の動作を制御する。
進入判定部14は、位置情報取得部10が取得した移動端末の位置情報に基づき、上記指定した位置の近傍に設定された所定の領域(近傍領域)内に移動端末が進入したか否かを判定する。
地図データ記憶部16は、移動端末を所持する使用者の歩行領域を含む地域の地図データを格納している。なお、この地図データ記憶部16は、運動動機付けシステム内ではなく、所定の管理センターに配置して複数の運動動機付けシステムにより共用する構成としてもよい。
地図データ取得部18は、地図データ記憶部16から所定の地図データを読み出し、領域設定部20に出力する。領域設定部20は、地図データ取得部18から受理した地図データにより表される地図に対して所定形状の領域を設定し、設定された領域を特定するための領域特定情報を発生する。このようにして、領域設定部20は使用者が地図上で指定した位置の近傍領域を設定する。
なお、地図を予め複数の領域に分割しておき、使用者が地図上で指定した位置を含む領域を上記近傍領域としても良い。分割形状としては、特に限定されず、例えば地図情報上お互いに重畳しないように形成された任意の閉領域としてもよい。
以上述べた近傍領域の境界線の座標情報は、進入判定部14に出力され、近傍領域に移動端末が進入したか否かの判定に使用される。
以上述べた近傍領域の境界線の座標情報は、進入判定部14に出力され、近傍領域に移動端末が進入したか否かの判定に使用される。
クイズデータ処理部22は、使用者が指定した地図上の位置に関連したクイズを表示制御部26を介して表示部28に表示し、使用者が入力した歩行時間を越えて歩いた場合に、使用者の所持する移動端末が指定した位置の近傍領域に進入したことを進入判定部14の判定結果から確認できるまでクイズの解答の表示部28への表示を禁止し、指定した位置に進入が確認できたときに上記クイズの解答を表示可能な状態に設定する動作を制御する。クイズデータ処理部22は、本発明のクイズ表示制御手段及び解答表示制御手段として動作する。
クイズデータ記憶部24は、上記クイズデータ処理部22が処理するクイズのデータを記憶している。このクイズのデータは、上述のように地図上の所定の位置に関連した内容がよい。
表示制御部26は、地図データ、クイズ及びその解答等を表示部28に表示する制御を実行する。
操作部30は、マウス等の領域設定手段、キーボード等で構成され、使用者が歩行時間の設定、位置指定など動作指示その他の入力を行うために使用する。
通信部32は、移動端末または管理センター等との間で通信を行い、移動端末の位置情報その他のデータのやり取りを実行する。
クイズデータバッファ部34は、使用者が操作部30から指定した任意の位置に関するクイズをクイズデータ記憶手段24から読み出して図4のように一旦記憶する。クイズデータ処理部22によりクイズの解答を表示制御部26を介して表示部28に表示する。
歩行時間演算部36は、位置情報取得部10が位置情報と合わせて取得する時間情報から歩行時間を演算する。例えば、定期的に取得する位置情報が同じであれば歩いていないとして歩行時間に加算せず、取得した次の位置情報と異なっている場合には使用者が歩いたものとみなし、この間の時間情報を加算することで歩行時間の演算を行う。
比較部38は、操作部30で入力された歩行時間と前記演算部36から受信した歩行時間とを比較し、使用者が実際に歩いた時間の方が長いと、クイズデータ処理部22にクイズの解答の表示許可信号を送信する。
歩行予定時間設定部40は、使用者毎に予めプログラムされた歩行推奨時間や使用者自らが操作部30から入力した時間が歩行予定時間として設定、記憶される。
図2には、使用者が地図上で指定した位置に基づいて領域設定部20が設定した近傍領域の例が示される。なお、この地図は、地図データ取得部18が地図データ記憶部16から読み出した地図データにより表示部28に表されている。図2において、使用者が地図上で指定した位置は、「市役所」A、「神社」Bと「墓地」Cであり、各近傍領域A、BとCは破線で示されている。領域設定部20は、地図データにより示される地図の一部の領域、即ち図2では、「市役所」A、「神社」Bと「墓地」Cの周囲の円形領域を近傍領域として設定されている。
図3(a)、(b)には、クイズデータ記憶部24の記憶領域の一部の例が示される。 図3(a)では、クイズを識別するためのクイズID(Q01、Q02、Q03・・・)毎にクイズ内容のデータ及び解答データが記憶された例が示されている。また、 図3(b)では、地図上の所定の位置(座標や緯度・経度の位置情報)毎に、その位置に関連するクイズのクイズID(Q01、Q02、Q03・・・)が対応付けて記憶されている。なお、ここでは、説明を簡単にするために、所定の位置情報をアルファベット(緯度情報、経度情報)で示す。したがって、「市役所」の位置情報はA(I1,K1)、「神社」の位置情報はB(I2,K2)、「墓地」の位置情報はC(I3,K3)とする。
図4には、クイズデータバッファ部34の記憶領域の一部の例が示される。図4では、指定位置、クイズID、クイズ内容のデータ、解答許可フラグ及び解答データが記憶された例が示されている。ここでは、使用者が、「神社」(位置情報B)、「墓地」(位置情報C)、「市役所」(位置情報A)を指定した例が示されている。
進入判定部14が、使用者が指定した位置(A、B、C・・・)の近傍領域内に使用者が進入したと判断したときに、クイズデータ処理部22が図4の「解答許可フラグ」欄の所定箇所をオンとする。使用者が、入力した歩行時間を越えた時間を歩き、この解答許可フラグがオンであれば、解答データの表示部28への表示が許可され、表示可能な状態に設定される。
図5には、歩行時間演算部36の記憶領域の一部の例が示される。図5では、位置情報取得部10から定期的に取得した位置情報と測位時間情報が記載されている。位置情報は緯度・経度で記載される。そして、使用者がクイズの解答を見ようと操作部30で閲覧操作したときに、当該位置情報と次の位置情報からこの間の移動距離を演算して、移動距離が所定距離以上の場合に移動したものとして時間を演算時間の欄に記録する。尚、移動距離が所定距離以下の場合には移動していないものとして時間は演算時間の欄には記録しない。最後に全ての演算された歩行時間を加算して、使用者が実際に歩いた時間とみなす。
図6には、本発明にかかる運動動機付けシステムの動作例のフロー図が示される。図6において、地図データ取得部18が地図データ記憶部16から所定の地図データを読み出して表示制御部26に渡し、表示制御部26が表示部28に地図データにより表される地図を表示する(S1)。
歩行予定時間設定部40は、使用者毎に予めプログラムされた推奨歩行時間を設定する(S2)。また、使用者が、操作部30にて自分が歩く時間を入力するようにしてもよい。使用者は、この設定された歩行時間を表示部28にて見ることができ、設定された歩行時間を修正したいときには、同様に操作部30を操作することで可能となる。この設定された歩行時間は、歩行予定時間設定部40に記憶される。
使用者が、表示部28の画面に表示された地図を見ながら、操作部30により所望の位置を指定する(S3)。位置が指定されると、位置指定制御部12がクイズデータ処理部22に位置指定イベントを出力する。使用者は、自分が指定した歩行時間を越えて歩くように意識して操作部30から位置指定する。なお、使用者は複数個所の位置を指定することが好ましい。
クイズデータ処理部22は、位置指定イベントを受け取ると、図3(a)、(b)に示されたクイズデータ記憶部24から使用者が指定した地図上の位置に関連したクイズ内容のデータを読み出し(S4)、図4に示されるクイズデータバッファ部34に一時記憶する(S5)。クイズデータ処理部22は表示部28の指定された位置に表示制御部26を介して該当するクイズ内容を表示する(S6)。
クイズを見た使用者は、クイズの解答を探索するために、自分が指定した位置まで出かけて行く。その際、前述した移動端末を携帯して行く。
また、領域設定部20は、使用者が上記地図上で指定した位置の近傍領域を設定する(S7)。
位置情報取得部10は、使用者が携帯した移動端末の位置情報および時間情報を取得し、記憶する(S8)。位置情報の取得方法としては特に限定されないが、例えば移動端末と交信可能な所定の管理センターと通信部32が通信する方法、通信部32が移動端末と直接通信する方法等が可能である。また、使用者が上記指定した位置を歩行しながら帰宅した後、移動端末と本発明にかかる運動動機付けシステムがインストールされたコンピュータとを所定のケーブルで接続して位置情報を取得しても良い。さらに、メモリカード等により位置情報を取得する構成としてもよい。
使用者は、自分の端末すなわち本発明にかかる運動動機付けシステムがインストールされたコンピュータの画面にこの解答を表示するため、操作部30にて解答要請の操作を行う(S9)。操作部30から解答要請操作がなされると位置情報取得部10にて記憶された位置情報及び時間情報を歩行時間演算部36に送付し、歩行時間演算部36にて歩行時間を演算する。つまり、歩行時間演算部36では位置情報取得部10にて定期的に取得された位置情報(時間情報を含む)により、当該位置情報と次の位置情報からこの間の移動距離を演算して、移動距離が所定距離以上の場合に移動したものとして時間を演算時間の欄に記録すし、移動距離が所定距離以下の場合には移動していないものとして時間は演算時間の欄には記録しない。最後に全ての演算された歩行時間を加算して、使用者が実際に歩いた時間とみなす(S10)。演算結果は比較部38に送信される。
比較部38では、設定した歩行時間と演算結果による歩行時間(歩行結果)とを比較し、演算結果(歩行結果)の方が、設定した歩行時間(入力)より長い場合には、歩行時間の条件クリアとしてクイズデータ処理部22にその旨送信する(S11)。
なお、比較の結果、演算結果の方が短い場合には、歩行時間の条件が満たされていない旨表示部28にて表示する(S12)。
なお、比較の結果、演算結果の方が短い場合には、歩行時間の条件が満たされていない旨表示部28にて表示する(S12)。
進入判定部14は、使用者が指定した位置毎に、演算部36にて記憶されている歩行結果から、使用者が指定した位置の近傍に設定された近傍領域内に移動端末が進入したか否かを判定する(S13)。例えば、領域設定部20が上記近傍領域の領域特定情報として発生した境界線内の座標情報と移動端末の位置情報とに基づき、移動端末がこの境界線を越えたか否かにより判定することができる。なお、使用者が指定した位置の近傍領域内に進入したと判定したときには、クイズデータバッファ部34の解答許可フラグをオンとする(S14)。また、使用者が指定した位置の近傍領域内に進入していなかったと判定したときには、クイズデータバッファ部34の解答許可フラグをオフのままとし、表示部28に当該位置の近傍に到達していなかった旨表示する(S15)。
クイズデータ処理部22は、各指定された位置の近傍領域に進入したと判定された場合には、解答表示条件がクリアしたとして表示制御部26を介して表示部28にクイズの解答を表示する(S16)。
なお、複数の使用者の運動動機付けシステムがインストールされたコンピュータ端末をネットワークを介して接続し、または所定の管理センターに必要な地図データ、移動端末の位置情報等を記憶しておき、管理センターから各コンピュータ端末が該データを取得する等の構成により、複数の使用者に共通のクイズを出題するようにすると、使用者間で歩行時間や回答率の競争意識を喚起でき、さらに強く身体運動についての動機付けを行うことができる。
また、本実施例においては、使用者が指定した位置を歩行したあとに解答を確認するように説明しているが、使用者は事前に問題に対する解答を行っておき、帰宅してから答え合わせするようにしておいても良い。
さらに、本実施例においては、位置情報取得部10にて記憶された位置情報及び時間情報を歩行時間演算部36にて歩行時間を演算することで説明したが、歩数計によって歩行時間を演算し、その演算された歩行時間をコンピュータに取得させることで歩行時間を演算するように構成してもよい。
また、本実施例においては、位置情報取得部10にて記憶された位置情報及び時間情報を歩行時間演算部にて歩行時間を演算することで説明したが、使用者が歩行時間を入力した時点から解答要請操作を行う時点までの時間を歩行時間と見なすようにしてもよい。
さらに、本発明にかかる運動動機付けシステムを構成する位置情報取得部10、位置指定制御部12、進入判定部14、地図データ記憶部16、地図データ主億部18、領域設定部20、クイズデータ処理部22、クイズデータ記憶部24、表示制御部26、表示部28、操作部30、通信部32、クイズデータバッファ部34、歩行時間演算部36及び比較部38、歩行予定時間設定部40等は、ひとつまたは複数の端末に任意に配置してよく、また運動動機付けシステムの全部または一部の構成を移動端末と一体的に備える装置としてもよい。
10 位置取得部、12 位置指定制御部、14 進入判定部、16 地図データ記憶部、18 地図データ取得部、20 領域設定部、22 クイズデータ処理部、24 クイズデータ記憶部、26 表示制御部、28 表示部、30 操作部、32 通信部、34 クイズデータバッファ部、36 歩行時間演算部、38 比較部、40 歩行予定時間設定部。
Claims (4)
- 使用者が歩行する予定時間を設定する歩行予定時間設定手段と、
使用者が所定の地図上の任意の位置を指定するための位置指定制御手段と、
クイズデータを表示手段に表示させるクイズ表示制御手段と、
使用者が所持する位置検出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づき、前記位置の近傍に設定された所定の領域内に前記位置検出端末が進入したか否かを判定する進入判定手段と、
使用者の歩行時間を演算する歩行時間演算手段と、
前記歩行時間演算手段の演算結果と前記歩行予定時間設定手段により設定された歩行時間とを比較する比較手段と、
前記比較手段によって前記歩行時間演算手段にて演算された歩行時間の方が長いと判定され、前記進入判定手段によって前記位置検出端末が前記所定の領域内へ進入したと判定した場合に、前記クイズの解答を表示可能な状態に設定する解答表示制御手段と、を備えることを特徴とする運動動機付けシステム。 - 前記クイズ表示制御手段は、指定した位置に関連するクイズを表示させることを特徴とする請求項1記載の運動動機付けシステム。
- 前記位置指定制御手段は、更に使用者から指定された位置数が所定数以上か否かを判定することを特徴とする請求項1または2記載の運動動機付けシステム。
- コンピュータを、
使用者が歩行する予定時間を設定する歩行予定時間設定手段、
使用者が所定の地図上の任意の位置を指定するための位置指定制御手段、
クイズデータを表示手段に表示させるクイズ表示制御手段、
使用者が所持する位置検出端末の位置情報を取得する位置情報取得手段、
前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づき、前記位置の近傍に設定された所定の領域内に前記位置検出端末が進入したか否かを判定する進入判定手段、
使用者の歩行時間を演算する歩行時間演算手段、
前記歩行時間演算手段の演算結果と前記歩行予定時間設定手段により設定された歩行時間とを比較する比較手段、及び、
前記比較手段によって前記歩行時間演算手段にて演算された歩行時間の方が長いと判定され、前記進入判定手段によって前記位置検出端末が前記所定の領域内へ進入したと判定した場合に、前記クイズの解答を表示可能な状態に設定する解答表示制御手段、として動作させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027746A (ja) * | 2010-07-25 | 2012-02-09 | Nhn Corp | コンテンツシステム、サーバ装置及びサーバ装置の動作方法 |
JP2015043989A (ja) * | 2014-10-17 | 2015-03-12 | エヌエイチエヌ エンターテインメント コーポレーションNHN Entertainment Corporation | コンテンツシステム、サーバ装置及びサーバ装置の動作方法 |
-
2004
- 2004-08-31 JP JP2004251996A patent/JP2006072458A/ja active Pending
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