JP2006070022A - シクロデキストリン含有薬剤または食品添加剤 - Google Patents

シクロデキストリン含有薬剤または食品添加剤 Download PDF

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榮一 成田
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英俊 平原
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純雄 會澤
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Abstract

【課題】 酸に対するpH緩衝性を有し、胃腸保護作用を改善し、更には、経口投与した場合において、シクロデキストリンが直接、酸(特に胃酸)と接触することなしに、当該薬剤の薬理効果を効率的に発現することができるシクロデキストリン含有薬剤を提供する。
【解決手段】 ハイドロタルサイト熱処理物の水和に際して層間にシクロデキストリンまたは薬理学的に活性な薬剤を包接したシクロデキストリンが取り込まれていることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、シクロデキストリン含有薬剤または食品添加剤に関するものであり、より詳細には、ハイドロタルサイト熱処理物の水和により得られるハイドロタルサイトの層間にシクロデキストリン、または薬理学的に活性な薬剤もしくは抗酸化剤を包接したシクロデキストリンが取り込まれた薬剤或いは食品添加剤に関する。
シクロデキストリン(CD)は、D−グルコピラノース単位からなる環状オリゴ糖であり、1分子に含まれるグルコース単位の数により、α−CD(6量体)、β−CD(7量体)、γ−CD(8量体)と呼ばれている。このようなシクロデキストリンは、環状分子中の空洞に種々のゲスト化合物を取り込み、包接体を形成するという特異な性質を有しており、おそらく、このような性質に由来するものと思われるが、近年では、血糖値を低下させる効能を有していることが見出され、医薬品としての開発が推し進められている。
例えば、特許文献1には、シクロデキストリンを用いた血糖低下剤が提案されており、特許文献2〜5には、シクロデキストリンを種々の無機化合物と組み合わせた薬剤が提案されている。
特開昭56−138122号公報 特開昭62−105908号公報 特開昭62−191416号公報 特開昭63−27502号公報 特開平6−172189号公報
シクロデキストリンは、酸及び生体内酵素(アミラーゼ、マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ、ペプチダーゼ、ペプシン、トリプシン、リパーゼ等)に対し、α−CD(6量体)とβ−CD(7量体)は耐性を有し、γ−CD(8量体)は耐性が低いということが一般的に知られている。しかし、酸及び生体内酵素によってCDの環状構造が完全に分解されないことは、確認されていない。このため、特許文献1で提案されているような血糖低下剤を経口投与した場合、腸に到達する前の段階で胃酸、生体内酵素及び腸内細菌によって一部分解される可能性があり、血糖値低下作用等を効率的に持続させることが困難である。また、特許文献2〜5で提案されているように、種々の無機化合物とシクロデキストリンとを併用した場合には、無機化合物がシクロデキストリン及び薬理活性を有する薬剤に対する保護剤的な作用を有し、胃酸に対する耐性がある程度は高められるが、薬理活性のある薬剤が直接胃の粘膜に接触し、粘膜を損傷することがあり、その耐性向上効果は充分でないのが現状である。
また、シクロデキストリンは、粉末状の経口薬剤として使用されており、非常に飲みにくく、また錠剤に成形しにくいという欠点がある。仮に錠剤に成形できたとしても、強度が弱く、錠剤の形態を保持することが困難となっている。
従って、本発明の目的は、酸に対するpH緩衝性を有し、胃腸保護作用を改善し、更には、経口投与した場合において、シクロデキストリンが直接、酸(特に胃酸)、生体内酵素及び腸内細菌と接触することなしに、当該薬剤の薬理効果を効率的に発現することができるシクロデキストリン含有薬剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、錠剤に適し、経口投与した場合において、飲みやすいシクロデキストリン含有薬剤を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、抗酸化剤が包接されたシクロデキストリンを含有し、短時間での抗酸化性の失活が防止され、貯蔵安定性に優れた食品添加剤を提供することにある。
本発明者等は、シクロデキストリンまたは薬理学的に活性な薬剤を包接したシクロデキストリンをハイドロタルサイトの熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間に取り込むことにより、シクロデキストリンの酸(胃酸)等に対する耐性を高めることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明によれば、ハイドロタルサイト類化合物の熱処理で得られた下記式(1):
2+ 1−x・M3+ ・O1+(x/2) …(1)
式中、M2+は、Mg2+若しくはその一部がFe2+であり、
3+は、Al3+またはFe3+であり、
xは、0.2≦x≦0.4の数である、
で表される組成を有するハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間にシクロデキストリンが取り込まれていることを特徴とするシクロデキストリン含有薬剤が提供される。
本発明においては、
(1)シクロデキストリン含量が、ハイドロタルサイト熱処理物100重量部当り、50乃至150重量部の範囲にあること、
(2)シクロデキストリンが薬理学的に活性な薬剤を包接していること、
(3)前記薬剤が内蔵疾患用或いは循環器障害用薬剤であること、
(4)シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン或いはγ−シクロデキストリンであること、
(5)前記ハイドロタルサイト類化合物の熱処理温度が300℃を超え1000℃未満であること、
(6)シクロデキストリン含有薬剤をpH1.5〜4.0の水溶液(37℃)に10分間浸漬した時のシクロデキストリン溶出率が、80%以上であること、
(7)錠剤の形態を有していること、
が好適である。
また、本発明によれば、前記ハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間にシクロデキストリンが取り込まれており、且つ該シクロデキストリンには、抗酸化剤が包接されていることを特徴とする抗酸化性食品添加剤が提供される。
本発明においては、シクロデキストリンまたは薬理学的に活性な薬剤を包接したシクロデキストリンが、ハイドロタルサイトの熱処理により得られるハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間に取り込まれているため、胃酸に対する安定性が飛躍的に向上し、経口投与した場合において、胃酸に対してシクロデキストリンが有効に保護され、シクロデキストリン構造を保持したままの状態で効率的に腸に到達し、この結果として、腸壁からの吸収により、シクロデキストリンの薬理効果を持続して発現する。更には、胃炎、胃潰瘍等の胃腸障害の起きやすい人が経口投与した場合において、シクロデキストリンが直接、酸(特に胃酸)と接触することなしに、当該薬剤の薬理効果を効率的に発現することができる。
シクロデキストリンの中でも特にγ−CDは胃腸管内で唾液、膵液のα−アミラーゼによって分解され、β−CDは主として大腸の腸内細菌により分解をうけるため、本発明の包接体はシクロデキストリンの分解を有効に抑制することができる。
例えば、シクロデキストリンをpHが1.5〜4.0(胃酸と同様のpH)の水溶液(37℃)に10分間浸漬したときには、シクロデキストリンはほとんど溶解しその一部が分解する可能性がある。一方、本発明にしたがって、シクロデキストリンをハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間に取り込んだものは後述する実施例35からも分かるようにシクロデキストリンの溶出率が89.8%である。
このように、本発明において、シクロデキストリンの酸(胃酸)に対する溶解が有効に抑制されるのは、ハイドロタルサイトがプラスに荷電した構造を有しており、それ自体、pH緩衝機能を示していると同時に、その層間にシクロデキストリンが取り込まれているため、シクロデキストリンの酸との直接的な接触が有効に制限されているためと考えられる。
また、本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、シクロデキストリンがハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間に取り込まれていることに関連して、錠剤の形態に成形できるという顕著な利点を有している。即ち、シクロデキストリンは、錠剤への成形が困難であることから、従来、粉末の薬剤として使用に供されており、経口投与に際して、非常に飲みにくいという欠点があったが、本発明においては、非常に強度の高い錠剤の形態に成形でき、経口投与の場合にも飲みやすいという利点がある。
さらに、本発明の抗酸化性食品添加剤は、ハイドロタルサイトの層間に取り込まれているシクロデキストリン中に抗酸化剤が包接されているものであり、このような食品添加剤では、抗酸化剤がシクロデキストリンとハイドロタルサイトとによって二重に保護されているため、短時間での抗酸化性の失活が有効に防止され、貯蔵安定性に優れている。
本発明のシクロデキストリン含有薬剤或いは食品添加剤は、ハイドロタルサイト類化合物を原料とし、これを所定の温度範囲で熱処理し、得られたハイドロタルサイト熱処理物を水和することにより、その層間にシクロデキストリンを取り込ませることにより製造される。
(原料ハイドロタルサイト)
本発明において、原料として用いるハイドロタルサイト類化合物あるいは層状複水酸化物は(以下、LDHと記載する)、天然に産出し或いは化学的に合成されるものであり、下記式(2):
[M2+ 1−x・M3+ (OH)x+[An− x/n・yHO]x− …(2)
式中、M2+は、Mg2+若しくはその一部がFe2+であり、
3+は、Al3+またはFe3+であり、
Aは、アニオンであり、
nは、アニオンAの価数であり、
xは、0.2≦x≦0.4の数であり、
yは、正の数である、
で表される。
尚、上記式(2)において、アニオンAとしては、OH、F、Cl、NO 、SO 2−、CO 2−、Fe(CN) 3−、CHCOO、シュウ酸イオン、サリチル酸イオン等を例示できる。
上記のLDHは、ブルーサイト[Mg(OH)]類似のプラスに荷電した基本層と、アニオンAと層間水からなるマイナスに荷電した中間層とからなる層状化合物であり、基本層は、M2+の一部がM3+のイオン置換された構造を有している。M2+は、一般的にはMgイオンであるが、その一部がFe2+に置き換わっていてもよい。また、M3+は、一般的には、Alイオンであるが、その一部或いは全部がFe3+に置き換わっていてもよい。尚、一般的なLDHとして、M2+がMn、Co、Ni、Zn等の二価金属イオンのものや、M3+がCrやCoの三価金属のものも知られているが、本発明では、医薬の用途に使用するため、これらのイオンを有するものは避けるべきである。
上記の式(2)で表されるLDHは、基本層がプラスの電荷を多く有しているため、それ自体で、酸に対する中和力が強く、またその反応も迅速であり、制酸剤として優れた機能を有している。即ち、胃酸に対する中和力が強く、胃内酸度を最適pH(3〜5)に長時間維持できるという機能を示す。
(ハイドロタルサイト類化合物の熱処理)
ところで、上記のLDHは、上記基本層の電荷とバランスを取るように、層間にイオン交換性のアニオンA及び層間水を有している。本発明では、このような層間に、シクロデキストリンを取り込むために、熱処理が必要となる。即ち、上記のような層間は、特に炭酸イオンに対する選択性が強く、アニオンAや層間水が存在している状態では、層間にシクロデキストリンを取り込むことができず、これらを熱処理によって除去する必要があるからである。
本発明において、上記の熱処理は、300℃を超え1000℃未満、好ましくは400乃至800℃、さらに好ましくは450乃至700℃で行われる。熱処理温度が必要以上に高いと、LDHに特有の層状構造が消失し[例えばスピネル(MgAl)又はペリクレイス(MgO)への結晶変換が生じる(図2参照)]、層間へのシクロデキストリンの取り込みが困難となってしまう。また、熱処理温度があまり低いと、層間のアニオンAの除去が困難となってしまうからである。特に、300℃以下の焼成物は強い吸水性を示し、もとの層間水量に戻ってしまう(図1参照)。
熱処理時間は、熱処理温度や熱処理量によっても異なるが、一般的には、確実に層間アニオンA等を除去するために、30分以上であることが好ましい。さらに、熱処理は、常圧もしくは減圧下で行われる。
上記のように熱処理することにより、原料LDHの熱処理物は、前述した式(1)、即ち、
2+ 1−x・M3+ ・O1+(x/2) …(1)
式中、M2+は、Mg2+若しくはその一部がFe2+であり、
3+は、Al3+またはFe3+であり、
xは、0.2≦x≦0.4の数である、
で表される組成を有する。
(シクロデキストリンの取り込み)
本発明においては、上記のLDH熱処理物の水和時に得られるLDHの層間に、シクロデキストリンを取り込む。用いるシクロデキストリンは、既に述べた通り、D−グルコピラノース単位からなる環状オリゴ糖であり、環状分子中の空洞に種々のゲスト化合物を取り込み、包接体を形成するという性質を有しており、このような性質に起因して、血糖値低下作用という薬理的効能を有している。このシクロデキストリン(CD)には、1分子中のグルコース単位の数により、α−CD(6量体)、β−CD(7量体)、γ−CD(8量体)があり、本発明では、これらの何れをも使用できるが、特にα−CD及びγ−CDが好適である。以下に、これらCDの代表的な物性を示す。
α−CD(6量体):
分子量; 972.85
溶解度(水); 12.8g/100ml(25℃)
空洞直径; 0.6nm
β−CD(7量体):
分子量; 1135
溶解度(水): 1.88g/100ml(25℃)
空洞直径; 0.7〜0.8nm
γ−CD(8量体):
分子量; 1297.14
溶解度(水): 25.6g/100ml(25℃)
空洞直径; 0.9〜1.0nm
本発明において、LDH熱処理物の水和時に得られるLDHの層間へのシクロデキストリンの取り込み処理は、シクロデキストリンの水溶液を使用し、該水溶液とLDH熱処理物とを窒素等の不活性ガス雰囲気中で振とう等により混合攪拌することにより行われ、このときの水和時に層間にCDが取り込まれる。
このような取り込み処理にあたっては、前述したLDHの熱処理後、直ちに、得られたLDH熱処理物を用いて、上記の取り込み処理を行うのがよい。即ち、熱処理によって得られたLDH熱処理物を大気中に放置しておくと、大気中の炭酸ガスを取り込んでしまい、シクロデキストリンの取り込みが困難となってしまうからである。
また、上記の取り込み処理は、窒素等の不活性ガス雰囲気中で行うことも有効である。上記と同様、大気中で取り込み処理を行うと、大気中の炭酸ガスを層間に取り込んでしまい、シクロデキストリンの取り込みが困難となってしまう。
さらに、上記の取り込み処理は、20〜80℃の温度で行うことが好ましい。この温度範囲以外では、シクロデキストリンの取り込み量が少なくなる傾向があるからである。
尚、振とうなどの混合攪拌は、通常、取り込みに用いたシクロデキストリン水溶液の濃度がほぼ一定の値に低下するまで行えばよい。
上記のようにして取り込み処理を行った後、遠心分離を行い、上澄み液を除去し、固形分を減圧乾燥することにより、本発明のシクロデキストリン含有薬剤を得ることができる。
(シクロデキストリン含有薬剤)
以上のようにして製造される本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、通常、シクロデキストリン(CD)を、LDH熱処理物100重量部当り、50乃至150重量部、特に50乃至140重量部の量で含有し、このようなシクロデキストリンは、LDH熱処理物の水和時に得られるLDHの層間に取り込まれた形で存在する。CD含量を上記範囲よりも多くすることは実質上困難であり、また、CD含量が上記範囲よりも少ないと、CDの薬理作用が不満足となるおそれがある。また、LDH熱処理物の水和によって得られたものの層間には、CDと共に、一部、水が存在していてもよい。
尚、CDがLDH熱処理物の水和時に得られるLDHの層間に取り込まれている事実は、X線回折により、LDH熱処理物の層間間隔が増大していることによって確認することができる。また、CDの取り込み量は、用いたCD水溶液と、取り込み処理後に除去された上澄液とにより、CD量の減少量を算出することにより算出することができる。
本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、X線回折による底面反射から、図5に示すようにCDが二層に積み重なって取り込まれていると考えられる。CDの取り込みについては、CDそのものをイオン交換法でLDHに取り込むことは不可能であり、取り込むとすれば、スルホン化等の化学修飾等でアニオン化することにより取り込むことができる。この場合、X線回折で上記同様に底面反射をみると取り込まれたCDは一層であることが分かっている。
このような本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、pHが1.5〜4.0の水溶液(37℃)に10分間浸漬した後でのシクロデキストリンの溶出率が80%以上である。
かくして本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、シクロデキストリンの種類を効能により選択し、胃酸及び体内酵素等に対するシクロデキストリンの分解が有効に抑制され、経口投与により、腸まで分解せずに到達し、薬理活性成分を効率的に腸壁からの吸収により、持続して薬理作用を示す。また、シクロデキストリンの取り囲んでいる水和ハイドロタルサイトが、優れた制酸作用を示すため、この薬理効果は、極めて優れている。
本発明においては、例えばLDH熱処理物の水和時に層間に、薬理活性成分を、CDと共に少量取り込んでおくこともでき、これにより、経口投与に際して、患者に苦痛を与えず、胃腸副作用を抑える薬理効果をもたせることもできる。また、経口投与を容易にするために、糖分などを被覆し、或いは混合することもできる。さらには、ステアリン酸マグネシウムなどを少量被覆することにより、シクロデキストリンの層間からの放出を制御することができる。
(αリポ酸包接体の製造)
αリポ酸からの包接体の製造は、多様な方法で行うことができる。最も簡単なのは次の方法である:αリポ酸を4.7〜50倍、有利に6〜20倍の、特に7〜12倍の量(無水換算の重量比)のシクロデキストリンと一緒に、約40℃の水に懸濁させ、数時間にわたり撹拌する。この場合、αリポ酸は溶解する。冷却により包接体が生じ、これは濾別することができる。
良好な水溶性シクロデキストリンの使用の際に、αリポ酸の溶解の後に得られた溶液を、凍結−または噴霧乾燥により包接体を得ることもできる。
この製造のもう一つの実施態様は、αリポ酸をシクロデキストリンおよび(シクロデキストリンに対して)同じ割合の水と一緒に、40℃で数時間混練し、引続き得られた材料を乾燥させることにある。
(薬理的に活性な薬剤)
薬理成分としては、例えばユビキノン10(或いはユビデカレノン)の如き潰瘍性大腸炎や循環器障害に対する薬剤、αリポ酸(チオクト酸)の如き肝臓疾患や糖尿病などに対する薬剤など、内臓疾患や循環器障害に対する薬剤が好適である。上記のαリポ酸は、中性脂肪分解剤としての機能も有している。また、上記薬剤以外にも、鎮痛剤、例えばアスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、インドメタシン、エトフェナメート等、またアルコール、カフェイン、モルヒネ、コデイン、プロポキシフェン、パラセタモール、メプロバメート、ロルノキシカム等も使用でき、更には、インスリンも使用できる。γ−CDは、鎮痛剤などの有する苦みを緩和させる働きもあり、苦みを感じることなく経口し、効率的に胃腸まで到達させることができる。これらの薬理成分は、このシクロデキストリン含有薬剤中に、20重量%程度まで保持させることができる。
本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、適度な粒径に分級して粉末薬剤として使用されるほか、圧縮成形法、打錠成形法、転動造粒法、噴霧造粒法、押し出し造粒法等のそれ自体公知の造粒法によって、球状、立方体状、円柱状、角柱状、顆粒状、タブレット状、不定形状等の任意の形状に成形して使用に供することもできる。また、CDそのものの成形品の強度は弱いが、本発明のシクロデキストリン含有薬剤は、LDH熱処理物を基材としていることから、特に錠剤の形態に成形できるという利点を有している。例えば、後述する実施例にも示されているように、α−CDを含有する本発明の薬剤では、α−CD単独での成形体強度に比べて著しく大きく、このため、錠剤への成形を有効に行うことができる。これにより、飲みやすく、経口投与に一層有利となる。錠剤への成形は、例えば、バインダーとして水、CMC等を使用して行われる。
上記のようにして得られるシクロデキストリン含有薬剤の錠剤は、強度も高く、錠剤としての形態を有効に保持することができ、経口投与に極めて有用である。
(抗酸化性食品添加剤)
本発明においては、上述したCD中に包接される薬理成分として抗酸化剤を用いることにより、抗酸化性食品添加剤として用いることもできる。即ち、CD中に包接された抗酸化剤は、CDとLDHにより二重に保護されており、このため、抗酸化性の短時間での失活を有効に防止することができ、食品に添加する際に抗酸化性が失活してしまっているという不都合を有効に回避することができる。例えば、薬理成分として前記で例示したαリポ酸、ユビキノン10等は著しく高い抗酸化性を示し、これらを抗酸化剤としてCD中に包接したものを抗酸化性食品添加剤として用いれば、αリポ酸、ユビキノン10等の高い抗酸化性を失活させることなく、食品に添加し、食品の酸化劣化を有効に防止することができる。このような抗酸化剤は、前述した薬理成分と同程度の量まで保持させることができる。
上記の食品としては、人間用に限定されるものではなく、各種動物用の餌類、例えば犬猫用のペットフードにも適用することができる。このような抗酸化性食品添加剤の食品への適用は、例えば、水溶液或いは弱酸水溶液の形で食品に混合することにより行うのがよい。
尚、前述した薬理成分や抗酸化剤は、水溶液或いは水分散液等の形でCDと混合してCD中に包接した後、かかるCDを前述した方法でハイドロタルサイト中に取り込むことにより、含有させるのがよい。
以下の実施例により、本発明を詳細に説明する。なお、実施例における測定は、以下の方法で行った。
(1)粉末X線回折(XRD)測定
理学電機株式会社製RINT-2200V型を用い、対陰極Cu(Niフィルター)、管球電圧35kV、管球電流10mAの測定条件で行った。
実施例36では、日本フィリップス(株)製のX線回折装置PW1830を用いて、Cu−Kαで測定した。
ターゲット Cu
フィルター Ni
検出器 プロポーショナルカウンター
電圧 40KVP
電流 30mA
走査速度 Interval:0.02° Time:0.6sec
スリット DS:1/4° RS:0.1mm SS:1/4°
照角 6°
なお、図6のX線回折図の横軸は、逆格子の長さd−1で示した。
(2)FT-IRスペクトル測定
日本分光工業株式会社製フーリエ変換赤外分光光度計WS/IR-7300型を用い、KBr錠剤法により行った。
(3)TOC(全有機炭素分析)測定
島津製作所製全有機炭素計TOC-5000型を用い測定した。
(4)熱分析(TG-DTAおよびDSC)測定
セイコー電子工業株式会社製SSC5200型を用い、TG-DTAは試料重量10mg、測定温度範囲30〜800℃、昇温速度10℃/min、参照試料α-アルミナ、Heガス雰囲気の測定条件下で行った。
(5)フックス変法試験(制酸剤としての評価)
マグネチックスターラー付き恒温水槽を用い、500cm3のビーカーに0.1mol/LのHCl水溶液50cm3を入れ、かき混ぜながら、1gの試料を添加する。添加した後10分間放置し、温度を37±2℃に保持しながら0.1mol/LのHCl水溶液を1分間に2cm3の割合で滴下することによりpHの変化を連続的に記録した。
(6)金属イオンの定量
試料0.2gを1mol/Lの塩酸を用いて完全に溶解した。これを適量の純粋で希釈した水溶液について原子吸光光度計(島津製作所製
AA-6650型)によって濃度を測定し、その結果により算出した。
(7)炭酸イオンの定量
試料0.2gを1mol/Lの塩酸を用いて完全に溶解した。その際に発生する二酸化炭素の体積を、二酸化炭素分析装置を用いガス分析法により測定し、炭酸イオンに換算して求めた。
(8)層間水量の測定
層間水量は、示差熱熱重量測定装置(セイコー電子工業株式会社製SSC5200型、測定条件:試料5mg、測定温度25〜800℃、昇温速度10℃/min、比較試料α-アルミナ、空気雰囲気)により得られたTG-DTA曲線から算出した。
(9)結晶性および層間距離の評価
LDHの結晶性および層間距離は、粉末X線回折装置(理学電機株式会社製RINT-2000AFC-7型、測定条件:対陰極Cu、Niフィルター、管電圧40kV、管電流20mA)により得られたX線回折図より行った。
(10)官能基の評価
LDH中の官能基は、フーリエ変換赤外分光光度計(日本分光工業株式会社製WS/IR-7300型、KBr錠剤法)により得られたFT-IR吸収スペクトル図より評価を行った。
(11)CD取り込み量の測定
試料0.02gを1mol/Lの塩酸を用いて完全に溶解した。これを適量の純水で希釈した水溶液について全有機炭素計(島津製作所製 全有機炭素計TOC-5000型)によって濃度を測定し、その結果より算出した。
(12)LDH層間中の相互作用
単体のCDおよびLDH層間に取り込まれたCDはVarian Inova UNITY-500により固体核磁気共鳴を測定し、13C−NMRスペクトル図より評価した。
(合成例1)
空気雰囲気下において、1mol/L塩化マグネシウム水溶液200cm3および1mol/L塩化アルミニウム水溶液100cm3の混合溶液を、1mol/Lの炭酸ソーダ水溶液100cm3に滴下した。この際1mol/Lの苛性ソーダ水溶液を滴下し、pHを10に保った。反応温度は40℃とし、滴下終了後、さらに1時間攪拌熟成した。その後、生成懸濁液は24時間静置し、デカンテーションを行うことによりClイオンを除去し、更に1mol/L炭酸ソーダ水溶液100cm3を添加し5時間加熱還流を行った。加熱還流終了後、吸引ろ過により固液分離し、純水により洗浄した後、60℃で24時間減圧乾燥し試料1を得た。なお、得られた試料1(LDH)の組成式は、
[Mg0.67Al0.33(OH)2]0.33+[(CO3)0.165・0.5H2O]0.33−
である。
(合成例2)
空気雰囲気下において、1mol/L塩化マグネシウム水溶液150cm3および1mol/L塩化アルミニウム水溶液50cm3の混合溶液を、1mol/Lの炭酸ソーダ水溶液175cm3に滴下した。この際1mol/Lの苛性ソーダ水溶液を滴下し、pHを10に保った。反応温度は40℃とし、滴下終了後、さらに1時間攪拌熟成した。その後、生成懸濁液は24時間静置し、デカンテーションを行うことによりCl-イオンを除去し、更に1mol/L炭酸ソーダ水溶液175cm3を添加し5時間加熱還流を行った。加熱還流終了後、吸引ろ過により固液分離し、純水により洗浄した後、60℃で24時間減圧乾燥し試料2を得た。なお、得られた試料2(LDH)の組成式は、
[Mg0.75Al0.25(OH)2]0.25+[(CO3)0.125・0.5H2O]0.25−
である。
(実施例1〜5、参考例1〜2)
取り込みは、20mmol/L α-CD水溶液50cm3に試料1を所定温度(300〜1000℃)で焼成したLDH焼成物0.2gを添加し、窒素雰囲気下、25℃で48時間振とうした。振とう後、遠心分離で固液分離を行い、得られた固体生成物は純水で洗浄し、40℃、24時間減圧乾燥後、評価を行った。ろ液については、全有機炭素計(TOC)を用いて平衡濃度を測定し、α-CDの取り込み量を求めた。その結果を表1及び図1に示す。また、XRDを図2に示す。
錠剤成形器を用い、4MPaの圧力で0.5gのα−CDのみを直径5mmの円柱状に成形した物の圧潰強度は8kN/mであるが、実施例2で同様にして作成した円柱状成形体の圧潰強度は16kN/mであった。
Figure 2006070022
(実施例6〜21)
初濃度変化の取り込みは、試料1を500℃で2時間焼成したLDH焼成物0.2gを所定濃度のCD水溶液50cm3に添加し、窒素雰囲気下、25℃で48時間振とうした。振とう後、遠心分離で固液分離を行い、得られた固体生成物は純水で洗浄し、40℃、24時間減圧乾燥後、評価を行った。ろ液については、全有機炭素計(TOC)を用いて平衡濃度を測定し、CDの取り込み量を求めた。その結果を表2に示す。
Figure 2006070022
(実施例22〜34)
初濃度変化の取り込みは、試料2を500℃で2時間焼成したLDH焼成物0.2gを所定濃度のCD水溶液50cm3に添加し、窒素雰囲気下、25℃で48時間振とうした。振とう後、遠心分離で固液分離を行い、得られた固体生成物は純水で洗浄し、40℃、24時間減圧乾燥後、評価を行った。ろ液については、全有機炭素計(TOC)を用いて平衡濃度を測定し、CDの取り込み量を求めた。その結果を表3に示す。
Figure 2006070022
(実施例35)
0.1mmol/LのHCl水溶液50mlを攪拌しながら37℃に加温し、その後下記組成式
[Mg0.66Al0.33(OH)2](α-CD)0.052・0.10H2O
からなる試料を1.0g添加する。
10分放置した後、0.1mmol/LのHCl水溶液でpHを約4.0に調整する。その後、5mlサンプルを抽出し吸引ろ過した後、ろ液については、全有機炭素計(TOC)を用いて平衡濃度を測定し、シクロデキストリン(CD)の溶出率を求めた。その結果を表4に示す。また、以下にCDの溶出率の求める式を示す。

溶出率(%)={採取した水溶液中のCDの濃度(mmol/L)×採取時の水溶液の量(L)}/{採取時の水溶液中のCD/LDHに含まれるCDの量(mmol)}×100
Figure 2006070022
(実施例36)
αリポ酸を12.5%包接したγ-CDを5.0g採取し、あらかじめ3分間煮沸した200gの水に分散させた。この液に500℃で5時間焼成したLDH焼成物5.7gを添加し、窒素雰囲気下、40℃で48時間電磁攪拌した。攪拌後、ろ過洗浄し、40℃で乾燥後10.8gの固体生成物を得、評価を行った。X線回折図を図6に示すが、底面反射が2.0nm(d*=0.5nm−1)に観測された。
LDHの熱処理温度と、層間へのシクロデキストリンの取り込み量の関係を示す図である。 LDHの熱処理温度を変えた時のX線回折図を示す図である。 再構築法で合成したシクロデキストリン含有薬剤のX線回折図を示す図である。 再構築法で合成したシクロデキストリン含有薬剤のFT-IR吸収スヘ゜クトル図を示す図である。 本発明のシクロデキストリン含有薬剤のモデル予想図を示す図である。 本発明のシクロデキストリン含有薬剤(実施例36)のX線回折図を示す図である。

Claims (9)

  1. ハイドロタルサイト類化合物の熱処理で得られた下記式(1):
    2+ 1−x・M3+ ・O1+(x/2) …(1)
    式中、M2+は、Mg2+若しくはその一部がFe2+であり、
    3+は、Al3+またはFe3+であり、
    xは、0.2≦x≦0.4の数である、
    で表される組成を有するハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間にシクロデキストリンが取り込まれていることを特徴とするシクロデキストリン含有薬剤。
  2. シクロデキストリン含量が、ハイドロタルサイト熱処理物100重量部当り、50乃至150重量部の範囲にある請求項1記載のシクロデキストリン含有薬剤。
  3. シクロデキストリンが薬理学的に活性な薬剤を包接していることを特徴とする請求項1または2に記載のシクロデキストリン含有薬剤。
  4. 前記薬剤が内蔵疾患用或いは循環器障害用薬剤であることを特徴とする請求項3に記載のシクロデキストリン含有薬剤。
  5. シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン或いはγ−シクロデキストリンである請求項1乃至4の何れかに記載のシクロデキストリン含有薬剤。
  6. 前記ハイドロタルサイト類化合物の熱処理温度が300℃を超え1000℃未満である請求項1乃至5の何れかに記載のシクロデキストリン含有薬剤。
  7. 請求項1に記載のシクロデキストリン含有薬剤をpH1.5〜4.0の水溶液(37℃)に10分間浸漬した時のシクロデキストリン溶出率が、80%以上であることを特徴とするシクロデキストリン含有薬剤。
  8. 錠剤である請求項1乃至7の何れかに記載のシクロデキストリン含有薬剤。
  9. ハイドロタルサイト類化合物の熱処理で得られた下記式(1):
    2+ 1−x・M3+ ・O1+(x/2) …(1)
    式中、M2+は、Mg2+若しくはその一部がFe2+であり、
    3+は、Al3+またはFe3+であり、
    xは、0.2≦x≦0.4の数である、
    で表される組成を有するハイドロタルサイト熱処理物の水和時に得られるハイドロタルサイトの層間にシクロデキストリンが取り込まれており、且つ該シクロデキストリンには、抗酸化剤が包接されていることを特徴とする抗酸化性食品添加剤。
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