JP2006069555A - 液体紙容器用の口栓 - Google Patents

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晃孝 岩崎
Kiyoshi Wada
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Abstract

【課題】通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の上部開口fに装着して、ネジ式のキャップ20を回転することによって、押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとがスライドして、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c
,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、初回の明確な開封感を付与した液体紙容器用の口栓を提供する。
【解決手段】本発明は、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方のスライド面に、相対する開封感付与突起11
,11を設けた液体紙容器用の口栓である。
【選択図】図1

Description

本発明は、芳醇な香りを有するジュースや洋酒類や日本酒などを収容する、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の上部開口fに装着して、ネジ式のキャップ20を回転することによって、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c
,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、初回の明確な開封感を付与した液体紙容器用の口栓に関する。
従来から、外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた押下げ円筒体21を、天板の内面に連設した、図4Bに示すネジ式のキャップ20と、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する、図4Cに示す降下円筒体30と、下部に融着フランジdを設けた、図4Dに示すネジ式の口栓本体40と、から成る、図3A ,図4Aに示す液体紙容器用の口栓であって、
芳醇な香りを有するジュースや洋酒類や日本酒などを収容する、図4E ,Fに示す通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、各種バリアー性が優れた紙積層材料製などの液体紙容器50の、各種バリアー性が優れたアルミ箔積層材料製などの破断可能なフィルム60で封止された上部開口fの周辺の上面に、図3Aに示すように、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの下面を、熱融着性が優れた融着ドーナツ板61を介して熱融着して装着した後に、ネジ式のキャップ20を回転するだけで、図3Bに示すように、水平方向に回転するネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の相対する傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の相対する傾斜凸状カムb ,bとが、それぞれスライドすることによって、口栓本体40の内面側に嵌合( 図4Aを参照 )した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封して、図3Cに示すように、簡単にネジ式のキャップ20を除去して開栓することができる、芳醇な香りの保持効果などが優れた液体紙容器用の口栓が、一般に広く用いられている。
特許文献は以下のとおり。
実公平6−42983号公報
ところが従来の、図3 ,図4に示す芳醇な香りの保持効果などが優れた液体紙容器用の口栓については、顧客が液体紙容器50に収容したジュースや洋酒類や日本酒などを購入して、初めてネジ式のキャップ20を回転して開封 ,開栓する時に、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、僅かな抵抗( 開封感 )があるものの、その抵抗が音もなく僅かであるために、初回の明確な開封感がないことが問題であって、顧客が初めて開封 ,開栓する前に、購入した芳醇な香りを有するジュースや洋酒類や日本酒などを収容した液体紙容器50が、悪戯や不正などで購入以前に開封 ,開栓されたのではないかとの、不安を与えることがあった。
なお、この図3 ,図4に示す液体紙容器用の口栓については、2回目にネジ式のキャップ20を回転して開栓する時には、図3B ,Cに示すように、降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断して開封した破断可能なフィルム60が、そのまま破断して開封した状態で残っているために、また水平方向に回転するネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の相対する傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の相対する傾斜凸状カムb ,bとが、
それぞれスライドすることによって、口栓本体40の内面側に嵌合して下降した降下円筒体30が、そのまま嵌合して下降した状態で残っているために、図示していない通常のネジ式のボトルキャップなどと同様に、殆ど抵抗がなく開栓することができる。
そこで、本発明の目的は、芳醇な香りを有するジュースや洋酒類や日本酒などを収容する、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の上部開口fに装着して、ネジ式のキャップ20を回転することによって、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、2回目に開栓する時とは明らかに異なる、初回の明確な開封感を付与した液体紙容器用の口栓を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の液体紙容器用の口栓は、外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた押下げ円筒体21を、天板の内面に連設したネジ式のキャップ20と、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する降下円筒体30と、下部に融着フランジdを設けたネジ式の口栓本体40と、から成る液体紙容器用の口栓であって、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の、破断可能なフィルム60で封止された上部開口fの周辺の上面に、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの下面を熱融着して装着した後に、ネジ式のキャップ20を回転することによって、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとがスライドして、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、前述した従来の、図3 ,図4に示す液体紙容器用の口栓において、
図1に示すように、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方( 図1A ,Bでは傾斜凸状カムa ,a )のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方( 図1C
,Dでは傾斜凸状カムb ,b )のスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことを特徴とする液体紙容器用の口栓である。
また、本発明の請求項2に記載の液体紙容器用の口栓は、図2Eに示すように、外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた押下げ円筒体21を、天板の内面に連設したネジ式のキャップ20と、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する降下円筒体30と、下部に融着フランジdを設けて、下端開口を破断可能なフィルム60で封止したネジ式の口栓本体40と、から成る液体紙容器用の口栓であって、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の上部開口fの周辺の下面に、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの上面を熱融着して装着した後に、前述した図3 ,図4に示す液体紙容器用の口栓と同様に、ネジ式のキャップ20を回転することによって、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとがスライドして、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する液体紙容器用の口栓において、
図2に示すように、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方( 図2A ,Bでは傾斜凸状カムa ,a )のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方( 図2C
,Dでは傾斜凸状カムb ,b )のスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことを特徴とする液体紙容器用の口栓である。
本発明の請求項1及び請求項2に記載の液体紙容器用の口栓においては、ネジ式のキャップ20を回転することによって、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとがスライドして、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、前述した初回の明確な開封感がないことが問題の液体紙容器用の口栓において、図1 ,図2に示すように、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方のスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことによって、
顧客が液体紙容器50に収容したジュースや洋酒類や日本酒などを購入して、初めてネジ式のキャップ20を回転して開封 ,開栓する時に、図3Bに示すように、水平方向に回転するネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の相対する傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の相対する傾斜凸状カムb ,bとが、それぞれスライドすることによって、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、前述した僅かな抵抗( 開封感 )に加えて、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方のスライド面に設けた相対する波形状の凹凸10 ,10を、もう一方のスライド面に設けた相対する開封感付与突起11 ,11が、乗越えてスライドする時に、カタカタとの振動とハッキリした抵抗とがあるために、前述した殆ど抵抗がない2回目に開栓する時とは明らかに異なる、初回の明確な開封感を、顧客が認識することができる。
以上、本発明の液体紙容器用の口栓においては、前述した初回の明確な開封感がないことが問題の液体紙容器用の口栓において、図1 ,図2に示すように、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方のスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことによって、
芳醇な香りを有するジュースや洋酒類や日本酒などを収容する、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の上部開口fに装着して、ネジ式のキャップ20を回転することによって、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する、2回目に開栓する時とは明らかに異なる、初回の明確な開封感を、顧客が認識することができる液体紙容器用の口栓であって、購入したジュースや洋酒類や日本酒などを収容した液体紙容器50が、悪戯や不正などで購入以前に開封 ,開栓されたのではないかとの、不安を与える恐れがない液体紙容器用の口栓を提供することができる。
本発明の液体紙容器用の口栓における、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方( 図1A ,B ,図2A ,Bでは傾斜凸状カムa ,a )のスライド面に設けた、相対する波形状の凹凸10 ,10については、それぞれの凹凸の深さ高さが±0.3mm程度であって、間隔が1.2mm程度の2〜3波の相対する波形状の凹凸10 ,10を、図1A ,B ,図2A ,Bに示すように、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aの、幅( 肉厚 )が0.6mm程度のスライド面に設けることができる。
本発明の液体紙容器用の口栓における、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾
斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、もう一方( 図1C ,D ,図2C ,Dでは傾斜凸状カムb ,b )のスライド面に設けた、前述した波形状の凹凸10
,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11については、高さが0.5mm程度の山状の相対する開封感付与突起11 ,11を、図1C ,D ,図2C ,Dに示すように、降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bの、幅( 肉厚 )が0.6mm程度のスライド面に設けることができる。
図1A ,Bは、本発明の実施例1における、液体紙容器用の口栓の、押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20の破断側面図 ,破断下面図であって、図1C ,Dは、液体紙容器用の口栓の、降下円筒体30の側面図 ,破断下面図であって、図1Eは、液体紙容器用の口栓の断面図である。
図3Aは、従来の液体紙容器用の口栓の断面図であって、図3B ,Cは、従来の液体紙容器用の口栓を、開封 ,開栓する状態を示す断面図である。また図4Aは、従来の液体紙容器用の口栓の破断下面図であって、図4B ,C ,Dは、従来の液体紙容器用の口栓の、押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20と降下円筒体30とネジ式の口栓本体40との( 破断 )側面図であって、図4E ,Fは、従来の液体紙容器用の口栓を装着する、上面が平坦な又は切妻屋根形の液体紙容器50の斜視図である。
すなわち、外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた外径12mmの押下げ円筒体21を、天板の内面に連設した、図4Bに示す従来の外径24mmで高さ16mmのネジ式のキャップ20において、このネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aの、幅が0.6mmのスライド面に、それぞれの凹凸の深さ高さが±0.3mmであって、間隔が1.2mmの2波の相対する波形状の凹凸10 ,10を設けた、図1A ,Bに示す実施例1の押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20を、従来と同様の通常のポリエチレン樹脂を用いた射出成形方法で作製した。
また、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する、図4Cに示す従来の外径16mm( 内径14mm )で高さ14mmの降下円筒体30において、この降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bの、幅が0.6mmのスライド面に、前述した波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、高さが0.5mmの山状の相対する開封感付与突起11 ,11を設けた、図1C ,Dに示す実施例1の降下円筒体30を、従来と同様の通常のポリエチレン樹脂を用いた射出成形方法で作製した。
さらに、下部に融着フランジdを設けた、図4Dに示す従来の内径18mm( 外径21mm )で高さ18mmのネジ式の口栓本体40を、従来と同一のポリエチレン樹脂を用いた射出成形方法で作製した。
次に、図1C ,Dに示す実施例1の外径16mmの降下円筒体30と、図4Dに示す従来の内径18mmのネジ式の口栓本体40とを、図4Aに示すように、口栓本体40の内面側の、上下の環状突起g ,gの間の8本の縦の突起h ,h ,h ,…に、降下円筒体30の外面側の、上部の4個の嵌合突起i ,i ,i ,iが嵌合して上下動( 下降 )するように、ネジ式の口栓本体40の内面側に降下円筒体30の外面側を嵌合して、この口栓本体40の外面側と降下円筒体30の内面側とに、図1A ,Bに示す実施例1の押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20を、このネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aのスライド面に設けた相対する波形状の凹凸10 ,10を、降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bのスライド面に設けた相対する開封感付与突起11 ,11が、乗越えてスライドするように、右に回転してネジ込んで嵌合して、ネジ式のキャップ2
0と降下円筒体30とネジ式の口栓本体40とから成る、図1Eに示す実施例1の液体紙容器用の口栓を作製した。
続いて、図1Eに示す実施例1の、ネジ式のキャップ20と降下円筒体30とネジ式の口栓本体40とから成る液体紙容器用の口栓を、芳醇な香りを有する2000mlの日本酒を収容する、図4Fに示す通常の収容部の縦と横と高さとが85×85×275mmの切妻屋根形の、各種バリアー性が優れた紙積層材料製の液体紙容器50の、各種バリアー性が優れたアルミ箔積層材料製の破断可能なフィルム60で封止された上部開口fの周辺の上面に、図1E ,図3Aに示すように、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの下面を、熱融着性が優れた融着ドーナツ板61を介して熱融着して( 同時に破断可能なフィルム60と融着ドーナツ板61の端部とを熱融着して )装着したところ、
前述した従来の、図3 ,図4に示す液体紙容器用の口栓と同様に、ネジ式のキャップ20を開封方向左に半回転するだけで、図3Bに示すように、水平方向に半回転するネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の相対する傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の相対する傾斜凸状カムb ,bとが、それぞれスライドすることによって、口栓本体40の内面側に嵌合( 図4Aを参照 )した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封して、図3Cに示すように、簡単にネジ式のキャップ20を除去して開栓することができる、芳醇な香りの保持効果などが優れた液体紙容器用の口栓を得ることができた。
図2A ,Bは、本発明の実施例2における、液体紙容器用の口栓の、押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20の破断側面図 ,破断下面図であって、図2C ,Dは、液体紙容器用の口栓の、降下円筒体30の側面図 ,破断下面図であって、図2Eは、液体紙容器用の口栓の断面図である。
すなわち、前述した図1A ,Bに示す実施例1と同一の、外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた押下げ円筒体21を、天板の内面に連設したネジ式のキャップ20において、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aのスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けた、図2A ,Bに示す実施例2の押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20と、前述した図1C ,Dに示す実施例1と同一の、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する降下円筒体30において、降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bのスライド面に、前述した波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けた、図2C ,Dに示す実施例2の降下円筒体30と、下部に融着フランジdを設けた、前述した従来のネジ式の口栓本体40とを、それぞれ従来と同様の通常のポリエチレン樹脂を用いた射出成形方法で作製した。
次に、図2C ,Dに示す実施例2の降下円筒体30と、前述した従来のネジ式の口栓本体40とを、実施例1と同様に、口栓本体40の内面側の、上下の環状突起g ,gの間の8本の縦の突起h ,h ,h ,…に、降下円筒体30の外面側の、上部の4個の嵌合突起i
,i ,i ,iが嵌合して上下動( 下降 )するように、ネジ式の口栓本体40の内面側に降下円筒体30の外面側を嵌合して、この口栓本体40の外面側と降下円筒体30の内面側とに、図2A ,Bに示す実施例2の押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20を、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aのスライド面に設けた相対する波形状の凹凸10 ,10を、降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bのスライド面に設けた相対する開封感付与突起11 ,11が、乗越えてスライドするように、右に回転してネジ込んで嵌合した後に、ネジ式の口栓本体40の下端開口を、図2Eに示すように、各種バリアー性が優れたアルミ箔積層材料製の破断可能なフィルム60で( 融着フランジdの下面に熱融着して )封止して、ネジ式のキャップ20と降下円筒体30とネジ式の
口栓本体40とから成る、図2Eに示す実施例2の液体紙容器用の口栓を作製した。
続いて、図2Eに示す実施例2の、ネジ式のキャップ20と降下円筒体30とネジ式の口栓本体40とから成る液体紙容器用の口栓を、実施例1と同一の通常の上面が切妻屋根形の、紙積層材料製の液体紙容器50の、破断可能なフィルム60で封止されていない上部開口fの周辺の下面に、図2Eに示すように、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの上面を( 上部開口fの内面側から挿入して )熱融着して装着したところ、
前述した実施例1の液体紙容器用の口栓と同様に、ネジ式のキャップ20を開封方向左に半回転するだけで、水平方向に半回転するネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の相対する傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の相対する傾斜凸状カムb ,bとが、それぞれスライドすることによって、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で、ネジ式の口栓本体40の下端開口を封止した、各種バリアー性が優れたアルミ箔積層材料製の破断可能なフィルム60を破断して開封することができる、芳醇な香りの保持効果などが優れた液体紙容器用の口栓を得ることができた。
本発明の実施例1及び実施例2の液体紙容器用の口栓においては、ネジ式のキャップ20を左に回転するだけで、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、この降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する液体紙容器用の口栓において、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aのスライド面に、それぞれの凹凸の深さ高さが±0.3mmであって、間隔が1.2mmの2波の相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、また降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bのスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、高さが0.5mmの山状の相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことによって、
顧客が液体紙容器50に収容した2000mlの日本酒を購入して、初めてネジ式のキャップ20を開封方向左に半回転して開封 ,開栓する時に、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aのスライド面に設けた相対する波形状の凹凸10 ,10を、降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bのスライド面に設けた相対する開封感付与突起11 ,11が、乗越えてスライドする時に、カタカタとの振動とハッキリした抵抗とがあるために、2回目に開栓する時とは明らかに異なる、初回の明確な開封感を、顧客が認識することができる液体紙容器用の口栓を得ることができた。
特になし
本発明の実施例1における、図1A ,Bは、液体紙容器用の口栓の、押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20の破断側面図 ,破断下面図であって、図1C ,Dは、液体紙容器用の口栓の、降下円筒体30の側面図 ,破断下面図であって、図1Eは、液体紙容器用の口栓の断面図である。 本発明の実施例2における、図2A ,Bは、液体紙容器用の口栓の、押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20の破断側面図 ,破断下面図であって、図2C ,Dは、液体紙容器用の口栓の、降下円筒体30の側面図 ,破断下面図であって、図2Eは、液体紙容器用の口栓の断面図である。 図3Aは、従来の液体紙容器用の口栓の断面図であって、図3B ,Cは、従来の液体紙容器用の口栓を、開封 ,開栓する状態を示す断面図である。 図4Aは、従来の液体紙容器用の口栓の破断下面図であって、図4B ,C ,Dは、従来の液体紙容器用の口栓の、押下げ円筒体21を連設したネジ式のキャップ20と降下円筒体30とネジ式の口栓本体40との側面図であって、図4E ,Fは、従来の液体紙容器用の口栓を装着する、上面が平坦な又は切妻屋根形の液体紙容器50の斜視図である。
符号の説明
10 …波形状の凹凸
11 …開封感付与突起
20 …ネジ式のキャップ
21 …押下げ円筒体
30 …降下円筒体
40 …口栓本体
50 …液体紙容器
60 …破断可能なフィルム
61 …融着ドーナツ板
a ,b …傾斜凸状カム
c …鋸刃
d …融着フランジ
f …上部開口
g …環状突起
h …縦の突起
i …嵌合突起

Claims (2)

  1. 外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた押下げ円筒体21を、天板の内面に連設したネジ式のキャップ20と、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する降下円筒体30と、下部に融着フランジdを設けたネジ式の口栓本体40と、から成る液体紙容器用の口栓であって、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の、破断可能なフィルム60で封止された上部開口fの周辺の上面に、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの下面を熱融着して装着した後に、ネジ式のキャップ20を回転することによって、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとがスライドして、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する液体紙容器用の口栓において、
    ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方のスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことを特徴とする液体紙容器用の口栓。
  2. 外面側に相対する傾斜凸状カムa ,aを設けた押下げ円筒体21を、天板の内面に連設したネジ式のキャップ20と、内面側に相対する傾斜凸状カムb ,bと下端に多数の鋸刃c ,c ,c ,…とを設けた、口栓本体40の内面側に嵌合して下降する降下円筒体30と、下部に融着フランジdを設けて、下端開口を破断可能なフィルム60で封止したネジ式の口栓本体40と、から成る液体紙容器用の口栓であって、通常の上面が平坦な又は切妻屋根形の、紙積層材料製などの液体紙容器50の上部開口fの周辺の下面に、ネジ式の口栓本体40の融着フランジdの上面を熱融着して装着した後に、ネジ式のキャップ20を回転することによって、ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとがスライドして、口栓本体40の内面側に嵌合した降下円筒体30が下降して、下降した降下円筒体30の鋸刃c ,c ,c ,…で破断可能なフィルム60を破断して開封する液体紙容器用の口栓において、
    ネジ式のキャップ20の押下げ円筒体21の傾斜凸状カムa ,aと降下円筒体30の傾斜凸状カムb ,bとの、どちらか一方のスライド面に、相対する波形状の凹凸10 ,10を設けて、もう一方のスライド面に、この波形状の凹凸10 ,10を乗越えてスライドする、相対する開封感付与突起11 ,11を設けたことを特徴とする液体紙容器用の口栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110803366A (zh) * 2018-08-06 2020-02-18 利乐拉瓦尔集团及财务有限公司 用于液体消耗品的纸盒包装和用于纸盒包装的坯材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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