JP2006069484A - タイヤ空気圧調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤ空気室の気密保持の確実性を増加させる。
【解決手段】 タイヤ空気圧調整装置30は、タイヤ内の空気圧と車体側から供給される空気圧との圧力差に応じて、タイヤ内の空気圧を調整する。第1ブロックは、タイヤ内に空気圧を加圧するための弁を含む。第2ブロックは、タイヤ内の空気圧を減圧するための弁を含む。第3ブロックは、タイヤ内の空気圧を保持する。車両側から大気圧が供給されている状態では、第3ブロックが選択される。タイヤ内の空気圧より高い空気圧を車両側から供給されている状態では、第1ブロックが選択される。タイヤ内の空気圧より所定の値、低い空気圧を車両側から供給されている状態では、第2ブロックが選択される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車等の車両に使用されるタイヤの空気圧を車体側からの制御により調整するタイヤ空気圧調整装置に関する。
タイヤは空気を注入することにより初めて機能を発揮する。空気が規定より低いと、変形により抵抗が増加したり、操縦性能が低下したりする等の影響がでる。逆に、空気圧が高すぎるとタイヤの変形はほとんどなくなるが、振動が大きくなり乗り心地が悪くなったり、接地面積が小さくなる等の影響がでる。
そこで、車体側からタイヤ内の空気圧を増圧、減圧する等の調整をする手法が種々提案されている。例えば、特許文献1は、ダイヤフラム弁とスプール弁とを含む空気圧調整弁をタイヤ側に設置し、圧力制御弁及び圧力放出弁を車体側に設置する機構を開示する。この機構は、タイヤ空気室の空気圧と、圧力制御弁及び圧力放出弁により調整された車体側から供給される空気圧との圧力差により、上記空気圧調整弁を増圧、中立、または減圧位置に制御する。これによると、車両が停止しているときは勿論、たとえ走行中であっても車室内から任意に、または全く自動的にタイヤの空気圧を制御できるとしている。
特開平4−287705号公報
このように、タイヤ側に設けられる空気圧調整弁を電気的制御によらずに、圧力差によって制御する構成が開示されているが、本発明者は、タイヤ空気室の気密保持の確実性をさらに増加させる手法を見い出した。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、タイヤ空気室の気密保持の確実性を増加させるタイヤ空気圧調整装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のタイヤ空気圧調整装置は、タイヤ内の空気圧と車体側から供給される空気圧との圧力差に応じて、タイヤ内の空気圧を調整するタイヤ空気圧調整装置であって、タイヤ内に空気圧を加圧するための弁を含む第1ブロックと、タイヤ内の空気圧を減圧するための弁を含む第2ブロックと、タイヤ内の空気圧を保持するための第3ブロックと、を備える。車体側から供給される空気圧に応じて、第1から第3ブロックのいずれかが選択され、機能する。
この態様によると、ブロックを選択して増圧等の制御を行うことにより、少なくとも、1つの弁の位置を移動させて制御する場合より、タイヤ空気室の気密保持の確実性を増加させることができる。
第1から第3ブロックは、一体で可動ユニットを構成し、車体側から供給される空気圧に応じて可動ユニットが移動することにより、タイヤ内に通じるポートと車体側に通じるポートとの間に、選択されたブロックが配され、該ブロックが機能してもよい。この態様によると、増圧等に対応するブロックをユニット化することにより、空気圧制御を行い易くすることができる。
車体側から大気圧が供給されている状態において、第3ブロックが選択されるよう、可動ユニットを付勢する付勢手段をさらに備えてもよい。この態様によれば、車体側から大気圧が供給されている状態において、ダイヤフラム弁等の機構を設けなくても、タイヤ内の空気圧を保持する状態を保つことができる。
車体側から供給される空気圧がタイヤ内の空気圧よりも所定の値、低くなるよう車体側から加圧されている状態において、付勢手段に抗して第2ブロックが選択されてもよい。この態様によると、車体側から加圧している状態で、タイヤ内の空気圧を減圧することができる。
本発明によれば、タイヤ空気室の気密保持の確実性を増加させることができる。
本発明の一実施形態は、路面状態または走行状態に応じてタイヤ内の空気圧を適正値に制御するタイヤ空気圧制御システムにおいて、タイヤ側に設けられ、減圧または増圧時には車体側からの空気の供給を受けるかまたは空気を排出させ、それ以外のときにはタイヤの気密を確保するためのタイヤ空気圧調整装置を提供する。
図1は、本実施形態によるタイヤ空気圧制御システム10の全体構成図である。車体12と各車輪20FR、20FL、20RR、20RL(以下、これらを適宜「車輪20」と総称する)との間には、図示しないサスペンションが装着されている。車輪20は、主にホイールとゴムタイヤから構成され、ホイールとゴムタイヤの間にタイヤ空気室が形成されている。なお、符号FR、FL、RR、RLは、それぞれ右前、左前、右後、左後の位置を示している。
車輪20のいずれかには、車輪の回転数を検出する車輪速センサ36が設置される。車輪速センサ36は、各車輪に対応して設けられていてもよい。
車輪20には、タイヤ空気室内の圧力を検出するための空気圧センサ22FL、22FR、22RR、22RL(以下、これらを適宜「空気圧センサ22」と総称する)が設けられている。空気圧センサ22、車輪速センサ36の検出信号は、車体に備えられる電子制御装置80(以下、「ECU80」と表記する)に供給される。空気圧センサ22は、タイヤ空気室内に設ける代わりに、タイヤ空気室に連通する空気供給ライン90の途中に設けるようにしてもよい。
車体12と車輪20の間には、それぞれ回転エアシール32FR、32FL、32RR、32RLが設けられており、車体12側から車輪20のタイヤ空気室内に空気を導入することができるようになっている。回転エアシールは、車輪20のハブに設けられ車体12の空気供給ライン90とタイヤ空気室とを連通する空気流通部(図示せず)と、これを気密に保ちつつ車輪20の回転を許容するシール材(図示せず)とからなり、車両の走行中に車輪20のタイヤ空気室内に空気を供給することを可能としている。
回転エアシール32の先には、各車輪20のタイヤ空気室との連通または遮断状態を切り換えるためのタイヤ空気圧調整装置30FR、30FL、30RR、30RL(以下、これらを「タイヤ空気圧調整装置30」と総称する)が設けられている。このタイヤ空気圧調整装置の詳細な構造および動作については、後述する。
回転エアシール32に連通する空気供給ライン90の途中には、車輪20FR、20FL、20RR、20RLに対応してそれぞれタイヤ空気圧制御バルブ42FR、42FL、42RR、42RL(以下、これらを適宜「タイヤ空気圧制御バルブ42」と総称する)が設けられている。このタイヤ空気圧制御バルブ42は、ECU80と電気的に接続されており、ECU80からの信号に応じて開弁状態と閉弁状態とに切り替えることができる。
車体12には、空気供給ライン90に空気を圧縮供給するためのコンプレッサ60が備えられている。モータ62は、コンプレッサ60に動力を供給する。モータ62が回転すると、空気吸入口64を介して外部から空気が取り込まれ、コンプレッサ60により圧縮される。圧縮された空気は、ドライヤ74に流入する。ドライヤ74は、シリカゲル等の乾燥剤を収容しており、流入した空気を乾燥して空気供給ライン90に供給する。
車体12には、さらにコンプレッサ60から供給される圧縮空気を蓄えることのできる高圧タンク66と、高圧タンクへの空気の流出入を制御する高圧タンクバルブ68が設けられていてもよい。高圧タンク66は、コンプレッサ60から圧縮した空気を送り込むことで、例えば700〜800kPaに維持されている。高圧タンク66とコンプレッサ60の両方から圧縮された空気をタイヤ空気室に供給することで、タイヤ空気圧増圧時の応答性を向上させることができる。したがって、コンプレッサ60の能力が十分であれば、高圧タンク66を車体12に備えていなくてもよい。
ドライヤ74から供給された空気は、逆止弁78を経由して、タイヤ空気室に連通する空気供給ライン90に流入する。この逆止弁78は、コンプレッサ60側から空気が供給されると開放して、空気供給ライン90に空気を流し、逆方向の空気の流れを防止する。逆止弁78をバイパスするように、オリフィス76が設けられている。空気供給ライン90からの空気は、オリフィス76に流入して、流速を低下させられてからドライヤ74に流入する。こうすることによって、ドライヤ74のシリカゲルに吸収された水分を還元することができる。ドライヤ74を通過した空気は、排気バルブ70を介してサイレンサ72から車外に放出される。
図2は、本実施形態に係るタイヤ空気圧制御システム10の構成を示すブロック図である。ECU80には、空気圧センサ22FR、22FL、22RR、22RLにより検出された各車輪20のタイヤ空気圧と、車輪速センサ36により検出された車輪速が入力される。
タイヤ空気圧制御システム10は、ドライバーのスイッチ操作によりタイヤ空気室内の空気圧を選択できる空気圧切換装置(図示せず)を備えていてもよく、この場合、車体12の図示しない車室内には、空気圧切換スイッチ52を設けておく。これによって、ドライバーの嗜好に合った走行を実現することができる。この空気圧切換スイッチ52のオンオフ情報もECU80に入力される。
ECU80には、タイヤ空気圧制御バルブ42FR、42FL、42RR、42RL、排気バルブ70、高圧タンクバルブ68およびコンプレッサ60を駆動するモータ62が電気的に接続されている。ECU80は、上述した各種センサおよびスイッチからの信号に基づいて、これらの制御バルブおよびモータ62に制御信号を出力する。
ECU80の内部構成は、機能ブロック図で表されている。ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
ECU80内の車速演算部82は、車輪速センサ36により検出された車輪回転数に基づいて、車両の車速を演算する。タイヤ空気圧判定部86は、空気圧センサ22からの信号に基づいて、各車輪20のタイヤ空気圧の目標値に対する高低を判定する。空気圧制御部88は、ドライバーによるスイッチ操作または所定のアルゴリズムにしたがって、タイヤ空気圧の目標値を設定する。そして、空気圧制御部88は、タイヤ空気圧判定部86における判定結果に基づいて、タイヤ空気圧制御バルブ42、高圧タンクバルブ68および排気バルブ70の開閉を適宜制御して、車輪20のタイヤ空気圧がそれぞれの目標値に達するようにする。
タイヤ空気圧が空気圧制御部88の設定した目標値よりも小さい場合、空気圧制御部88は、モータ62およびドライヤ74に信号を送り、圧縮空気を作り出す。このとき、タイヤ空気室の空気圧より高い値の圧縮空気を作り出す。また、空気圧制御部88は、各車輪のタイヤ空気室に連通する通路の途中にある高圧タンクバルブ68を開弁する信号を出力する。これによって、コンプレッサ60により圧縮された空気と、高圧タンク66内に蓄積された圧縮空気が、ドライヤ74、開放した逆止弁78、空気供給ライン90、タイヤ空気圧制御バルブ42およびタイヤ空気圧調整装置30を通ってタイヤ空気室内に流入し、空気圧が上昇する。
タイヤ空気圧が空気圧制御部88の設定した目標値よりも大きい場合、空気圧制御部88は、上述した手法と同様に圧縮空気を作り出し、タイヤ空気圧調整装置30に供給する。このとき、後述するような手法で調整された空気圧の圧縮空気を作り出す。すると、タイヤ空気室からタイヤ空気圧調整装置30を通って空気が流出し、回転エアシール32、空気供給ライン90、排気バルブ70を経由して、サイレンサ72から排出される。
タイヤ空気室を密閉する場合、空気圧制御部88は、排気バルブ70を開弁して大気解放する。タイヤ空気圧調整装置30は、車体側から大気圧が供給されるとタイヤ空気室を密閉する。この詳細な構成は後述する。
本実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置30の役割のひとつは、タイヤ空気圧の制御をしない通常時に、回転エアシールにタイヤ空気圧をかけないことである。これは、回転エアシールにタイヤ空気圧がかかるとシールの摩耗が大きくなり、シールの寿命が低下するからである。また、タイヤ空気圧調整装置30を車輪20のホイールに設けることによって、後述するように、車体側に設けられたコンプレッサと各制御バルブをECU80でコントロールすることで、タイヤ空気圧調整装置30に電気信号を与える必要なく、また、既存のタイヤ空気圧制御システムに新たな構成要素を付加する必要なく、タイヤ空気室への空気の供給、排出または密閉を車体側から切り換えることが可能となる。
以下、図3ないし図5を参照して、タイヤ空気圧調整装置30の構造および動作を説明する。
図3は、タイヤ空気圧調整装置30の構成を示す図であり、空気圧調整をせずにタイヤ空気室を密閉しているときの状態を示す。タイヤ空気圧調整装置30の可動ユニット100は、第1ブロック102、第2ブロック104及び第3ブロック106を含む。第1ブロック102は、タイヤ空気室に加圧するためのブロックであり、逆止弁を含む。この逆止弁は、車体側から空気が供給されると開放し、逆方向の空気の流れを防止する。
第2ブロック104は、タイヤ空気室に減圧するためのブロックであり、逆止弁を含む。この逆止弁は、タイヤ側から空気が供給されると開放し、逆方向の空気の流れを防止する。第3ブロック106は、タイヤ空気室に接続される第1ポートと、車体側の空気供給ライン90に接続される第2ポートとを遮断し、タイヤ空気室を密閉するためのブロックである。
可動ユニット100には、バネ等から構成される付勢手段108、110がハウジング(図示せず)等に付設されている。また、タイヤ側の第1ポートの圧力は、上記したいずれかのブロック及び可動ユニット100の左側面に作用する。一方、車体側の第2ポートの圧力は、上記したいずれかのブロック及び可動ユニット100の右側面に作用する。
空気圧調整をしないとき、つまりタイヤ空気室を密閉しているとき、第2ポートが大気解放されている状態で、第3ブロック106が第1ポートと第2ポートとの間に配されるよう設計する。具体的には、タイヤ空気室を密閉しているときの第1ポートの圧力、及び大気解放されている状態の第2ポートの圧力により両側面に作用する圧力差、各ブロックの大きさ及び質量、並びに可動ユニットの両側の付勢手段108、110の特性を最適値に設定する。この最適値は、理論的に求めることができるが、詳細な調整は実験的に求めてもよい。ここで、上記圧力差は、第2ポートが大気開放されている状態では、タイヤ圧が大気圧よりも高いため、可動ユニット100を図上において右方に移動させる力となる。
次に、図4を参照して、タイヤ空気圧増圧時のタイヤ空気圧調整装置30の動作について説明する。タイヤ空気圧を増圧する場合、まず、空気圧制御部88は第2ポートに高圧空気を送る。すると、この空気による圧力がいずれかのブロック及び可動ユニット100の右側面に作用する。第2ポートの圧力が第1ポートの圧力より大きくなると、可動ユニット100を図上において左方に移動させる力が働く。さらに、その力が所定の大きさに達すると、付勢手段108、110に抗して可動ユニット100を左方に移動させる。
そして、図示するように、第1ブロック102が第1ポートと第2ポートとの間に配されるようになる。第1ブロック102は、第2ポートから第1ポートへ連通する弁を備えるため、車体側から高圧空気をタイヤ空気室に供給することが可能になる。
続いて、タイヤ空気圧の増圧を停止するときのタイヤ空気圧調整装置30の動作について説明する。タイヤ空気圧が所望の圧力に到達すると、空気圧制御部88は、高圧空気の供給をやめ、第2ポートを大気開放する。すると、第1ポートは第2ポートより高圧となるため、可動ユニット100は、今度は図4の右方に押される。そして、図3に示したように、第3ブロック106が第1ポートと第2ポートとの間に配されるようになる。このようにして、高圧空気の供給を停止すると、タイヤ空気室の気密が保たれるようになる。
次に、図5を参照して、タイヤ減圧時のタイヤ空気圧調整装置30の動作を説明する。タイヤ空気圧を減圧する場合、空気圧制御部88は、第2ポートの空気圧が第1ポートの空気圧より所定値だけ小さい空気圧となるよう、第2ポートに高圧空気を送る。すると、第1ポートは第2ポートより当該所定分、高圧となり、可動ユニット100は図3の状態から右方に押される。そして、図5に示すように、可動ユニット100は1ブロック分、右方に移動し、第2ブロック104が第1ポートと第2ポートとの間に配されるようになる。第2ブロック104は、第1ポートから第2ポートへ連通する弁を備えるため、タイヤ空気室の空気を排出することが可能になる。
逆にいえば、可動ユニット100が付勢手段108、110に抗して、第1ポートと第2ポートとの間の位置に第2ブロック104が維持される程度の圧力差が第1ポートと第2ポートとの間に必要である。この圧力差を、上記所定値に設定する。空気圧制御部88は、空気圧センサ22の検出値からタイヤ空気圧が減圧してきたことを認識すると、それに対応して、ポート2に供給する空気を減圧するようモータ62及び、ドライヤ74に制御信号を送る。また、必要に応じて高圧タンクバルブ68及び排気バルブ70にも制御信号を送る。このように、常に上記圧力差を一定にするように制御することにより、第2ブロックを第1ポートと第2ポートとの間に維持することができる。
タイヤ空気圧の減圧を停止するときのタイヤ空気圧調整装置30の動作は、増圧を停止する場合の手順と同様である。
次に、可動ユニット100の具体的な設計例について説明する。通常、タイヤ空気室の圧力範囲は、180〜350kPa程度である。ポート2側の圧力で可動ユニット100の移動を制御するため、ポート1とポート2との間には、ある程度の圧力差が必要である。例えば、空気圧センサ22の精度を約±10kPaであると想定すると、上記差圧は、その十倍の100kPa程度あれば十分なため、以下その値を基準に考える。
ここで、加圧、減圧時の圧力差が100kPaとする。弁の半径は2mmとする。各ブロック102、104、106のストロークは10mmとする。kは付勢手段108、110たるバネのバネ定数を示す。
10k=1/100×2π
k=1.3×10−4k[kg/mm]
以上説明したように、本実施形態によるタイヤ空気圧調整装置によれば、電気的な制御信号をタイヤ空気圧調整装置に送ることなく、車体側の空気圧力を制御するだけで、タイヤ空気室への空気の供給、空気の排出および非制御時の気密状態を切り換えることが可能となる。一般に、タイヤ空気圧調整装置は、車輪とともに車軸上で回転しているので、電気的な制御手段をこれに付設すれば、制御システムが非常に複雑になり、また故障を生じる可能性も高くなるので、そのような電気的な手段を使用しない方が好ましい。
また、従来のタイヤ空気圧調整装置のようにダイヤフラム弁を設ける必要がない。ブロック単位で弁を切り替えて増圧等の制御をすることにより、1つの弁を移動させて制御する場合より、タイヤ空気室の気密保持の確実性が増加する。また、逆止弁を使用することもでき、さらにその確実性が増加する。さらに、経年変化にも強い。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そのような変形例について述べる。
可動ユニット100を構成する第1ブロック102、第2ブロック104、第3ブロック106の並びは、上述したものに限定されるものではない。どのような配置にしても、その配置に対応した第2ポートの空気圧調整を行えばよい。
本発明の一実施形態に係る空気圧制御システムの全体構成図である。 タイヤ空気圧制御システムの機能ブロック図である。 タイヤ空気圧を保持するときのタイヤ空気圧調整装置の状態を示す図である。 タイヤ空気圧を増圧するときのタイヤ空気圧調整装置の状態を示す図である。 タイヤ空気圧を減圧するときのタイヤ空気圧調整装置の状態を示す図である。
符号の説明
10 タイヤ空気圧制御システム、 22 空気圧センサ、 30 タイヤ空気圧調整装置、 32 回転エアシール、 42 タイヤ空気圧制御バルブ、 68 高圧タンクバルブ、 70 排気バルブ、 80 ECU、 88 空気圧制御部、 90 空気供給ライン、 100 可動ユニット、 102 第1ブロック、 104 第2ブロック、 106 第3ブロック、 108、110 付勢手段。

Claims (4)

  1. タイヤ内の空気圧と車体側から供給される空気圧との圧力差に応じて、前記タイヤ内の空気圧を調整するタイヤ空気圧調整装置であって、
    前記タイヤ内に空気圧を加圧するための弁を含む第1ブロックと、
    前記タイヤ内の空気圧を減圧するための弁を含む第2ブロックと、
    前記タイヤ内の空気圧を保持するための第3ブロックと、を備え、
    前記車体側から供給される空気圧に応じて、前記第1から第3ブロックのいずれかが選択され、機能することを特徴とするタイヤ空気圧調整装置。
  2. 前記第1から第3ブロックは、一体で可動ユニットを構成し、
    前記車体側から供給される空気圧に応じて前記可動ユニットが移動することにより、前記タイヤ内に通じるポートと前記車体側に通じるポートとの間に、前記選択されたブロックが配され、該ブロックが機能することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧調整装置。
  3. 前記車体側から大気圧が供給されている状態において、前記第3ブロックが選択されるよう、前記可動ユニットを付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ空気圧調整装置。
  4. 前記車体側から供給される空気圧が前記タイヤ内の空気圧よりも所定の値、低くなるよう前記車体側から加圧されている状態において、前記付勢手段に抗して前記第2ブロックが選択されることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ空気圧調整装置。
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