JP2006068682A - 使用済み紙おむつの発酵処理機及び発酵処理装置 - Google Patents

使用済み紙おむつの発酵処理機及び発酵処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】紙おむつの破砕効果が高く、効率良く発酵分解処理することができる使用済み紙おむつの発酵処理機及びこれを用いた発酵処理装置を提供すること。
【解決手段】使用済み紙おむつを破砕及び攪拌し、微生物を用いて発酵分解処理する発酵処理機1を、発酵槽11内の長さ方向に亘って、駆動手段6によって交互に正・逆回転可能な回転軸5を配設すると共に、前記回転軸5の軸方向に亘って複数枚の攪拌羽根7を、該回転軸5の軸方向の略中央部XOを境にして一方側に配置される攪拌羽根7の傾斜方向と他方側に配置される攪拌羽根7の傾斜方向とが互いに反対となるように、回転方向に対して傾斜状に設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は使用済み紙おむつの発酵処理機及び発酵処理装置に関し、詳しくは、発酵槽内の使用済み紙おむつを効率良く攪拌して発酵分解処理することができる使用済み紙おむつの発酵処理機及びこれを用いた発酵処理装置に関する。
吸水材として吸水性ポリマーを用いた紙おむつは、吸水性ポリマーの優れた吸水性能によって、乳幼児用のみならず老人用としても幅広く使用されている一方、使い捨て製品であるために、特に病院や老人ホーム、老人介護施設等において、使用済みの紙おむつが日々大量に廃棄されている現状にあり、その処分が問題となっている。
使用済みの紙おむつを可燃ゴミとして焼却処分するには、紙おむつから予め汚物を取り除いておく必要があり、また、ゴミの収集日まで保管しておく必要もあることから、病原菌による感染のおそれや悪臭の発生等の問題がある。
そこで、従来、使用済みの紙おむつを発酵処理機内に設けた固定刃と攪拌パドルの垂直羽根との間で切断すると共に攪拌パドルの水平羽根によって攪拌し、微生物を用いて発酵分解処理することで減容し、得られた分解処理物を堆肥や肥料等として再利用する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2004−57946号公報
使用済みの紙おむつを効率良く減容して発酵分解処理するには、発酵槽内において使用済み紙おむつを細かく破砕すると共に、全体を攪拌して空気と万遍なく接触させることにより微生物による発酵分解を効率良く促進させる必要がある。
しかし、特許文献1に記載の発酵処理機では、使用済み紙おむつは槽内の固定刃と攪拌パドルの垂直羽根とが互いに摺接する際に切断された後、発酵槽内の長さ方向に沿って延びる棒状の水平羽根の回転動作によって攪拌されるに過ぎないため、特に破砕された紙おむつの槽内における横方向の移動が少なく、破砕むらや発酵むら等が発生し易く、大量の使用済み紙おむつを細かく破砕し、且つ、効率良く発酵分解処理することが困難であった。
そこで、本発明は、紙おむつの破砕効果が高く、効率良く発酵分解処理することができる使用済み紙おむつの発酵処理機及びこれを用いた発酵処理装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
使用済み紙おむつを破砕及び攪拌し、微生物を用いて発酵分解処理する発酵処理機であって、発酵槽内の長さ方向に亘って、駆動手段によって交互に正・逆回転可能な回転軸を配設すると共に、前記回転軸の軸方向に亘って複数枚の攪拌羽根を、該回転軸の軸方向の略中央部を境にして一方側に配置される攪拌羽根の傾斜方向と他方側に配置される攪拌羽根の傾斜方向とが互いに反対となるように、回転方向に対して傾斜状に設けたことを特徴とする使用済み紙おむつの発酵処理機。
(請求項2)
前記発酵槽の内部底面に、前記回転軸の回転方向に沿って複数の固定歯を平行に突設すると共に、前記攪拌羽根の先端には、回転時に前記固定歯が設けられた領域を通過する際に該固定歯との衝突を回避すると共に、該固定歯との間で使用済み紙おむつを破砕する凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
(請求項3)
前記各固定歯の上面の少なくとも一部に、前記攪拌羽根との間で使用済み紙おむつを引き裂くための刃を突設したことを特徴とする請求項2記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
(請求項4)
前記攪拌羽根の傾斜角度は、前記回転軸の軸方向に対して、10〜30°であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
(請求項5)
前記回転軸を中空状に形成し、その軸方向に亘って前記発酵槽内に空気を導入するための前記空気導入口を複数開設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
(請求項6)
前記回転軸に絡みついた使用済み紙おむつ又はその処理物を切断するための切断手段を、前記回転軸に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
(請求項7)
請求項1〜6のいずれかに記載の使用済み紙おむつの発酵処理機の発酵槽内の空気を吸引する吸引手段を有し、該吸引手段による吸引によって前記発酵槽内に空気を導入することを特徴とする使用済み紙おむつの発酵処理装置。
(請求項8)
前記使用済み紙おむつの発酵処理機と前記吸引手段との間に、前記発酵処理機から排出された空気を脱臭するための脱臭手段を介在させたことを特徴とする請求項7記載の使用済み紙おむつの発酵処理装置。
(請求項9)
前記脱臭手段は加熱触媒式であり、該脱臭手段からの熱排気を前記発酵処理機の発酵槽内に返送するための返送手段を有することを特徴とする請求項8記載の使用済み紙おむつの発酵処理装置。
(請求項10)
前記返送手段は、前記発酵処理機の発酵槽内に返送する熱排気の流量を制御し、該発酵槽内の温度を調整するための流量制御手段を有することを特徴とする請求項9記載の使用済み紙おむつの発酵処理装置。
本発明によれば、紙おむつの破砕効果が高く、効率良く発酵分解処理することができる使用済み紙おむつの発酵処理機及びこれを用いた発酵処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る使用済み紙おむつの発酵処理装置の構成の一例を示す概略図、図2は発酵処理機の内部構造を示す正面破断図、図3は図2中の(iii)-(iii)線に沿う断面図、図4は攪拌羽根の回転軸に対する取り付け状態を示す部分平面図、図5は攪拌羽根と固定歯との関係を示す図である。
図1において、1は発酵処理機、2は発酵処理機1からの排気を脱臭するための脱臭手段である脱臭機、3は吸引手段である空気吸引用のブロアー、4は発酵処理機から使用済み紙おむつの処理物を吸引することにより排出する排出手段である排出機である。また、発酵処理機1において、11は使用済み紙おむつを破砕及び攪拌することによって、共に投入される発酵分解用の微生物の働きによって発酵分解処理を行う発酵槽、12は発酵槽11内を所定温度に加温するための加熱手段であるヒーターである。
図2、図3に示すように、発酵処理機1の上面には、使用済み紙おむつを発酵槽11内に投入するための投入用開閉蓋11aが設けられると共に、正面にも開閉蓋11bが設けられている。開閉蓋11bには、使用済み紙おむつを処理した後の処理物を吸引することにより排出するための後述する排出機4の吸引ホース41が接続される接続口11cが設けられている。
発酵処理機1の上方には、その長さ方向に亘って1本の送風管13が配設されている。送風管13の一端13aは閉塞しており、送風管13の下部から発酵槽11の内部に向けて複数本の空気導入管14が配設されている。空気導入管14の先端は空気導入口14aとされ、発酵槽11の上面の壁部を貫通し、発酵槽11の内部に向けて突出状に設けられている。従って、この空気導入管14により、送風管13内と発酵槽11内とは空気流通可能に連通される。
この複数配列している空気導入口14aは、発酵槽11の外部に配設された送風管13から槽壁部を貫通する空気導入管14によって発酵槽11の内部に送られるようになっており、発酵槽11内には空気導入管14の先端が僅かに突出状に臨んでいるだけであるため、発酵槽11の内容積には何ら影響を与えることがない。
また、送風管13の他端13bは、発酵槽11の外部に開放されて空気の取り入れ口とされており、その他端13bにヒーター12が取り付けられている。ヒーター12は、発熱体が送風管13内に送り込まれる空気と接触することにより、該空気を所定温度に加熱する。
図示する態様では、送風管13の他端13b側は発酵槽11の上方から側方に延び、更に下方に向かって折り曲げられ、発酵処理機1の筐体10内に配置されており、その筐体10内に配置される送風管13の他端13bにヒーター12が配設されている。従って、ヒーター12が発する熱によって筐体10内も暖められ、この暖められた空気をヒーター12を通して所定温度に加熱し、送風管13から発酵槽11内に送り込むことができるので、発酵槽11内を所定温度に加温するに必要なヒーター12の負荷を軽減することができる。図2において、10aは筐体10内と外部とを連通する通風口である。また、図示しないが、発酵処理機1の外部に露出している送風管13は断熱構造としておくことが好ましい。
更に、発酵処理機1の上面には、発酵槽11内の空気を排出する排出口11dが設けられており、ダクト21、22によって、図1に示す脱臭機2を介してブロアー3と連通している。排出口11dには、フィルター15が取り付けられており、発酵槽11内から排出される排気中の夾雑物を除去するようになっている。
従って、ブロアー3を駆動させて脱臭機2を介して排出口11dから発酵槽11内の空気を吸引すると、発酵槽11内が負圧となり、空気導入管14を介して送風管13の他端13bから外気が取り入れられる。このとき取り入れられる外気は、ヒーター12によって所定温度に加熱され、熱風として空気導入管14から発酵槽11内に導入されるので、発酵槽11内を加温するために槽壁を面状のヒーター等によって直接加熱するものと異なり、槽壁内に紙おむつ中の吸水性ポリマー等が焦げつくこともなく、発酵槽11内の全体に亘ってむらなく所定温度に加温することができる。また、発酵槽11内への空気の導入は、ブロアー3の吸引によって発酵槽11内を負圧にすることによって行われるので、発酵槽11内の臭気が槽外に漏れ出す心配はない。
発酵槽11内の温度は、使用される微生物の種類によっても異なるが、一例を挙げれば、発酵処理中は35〜45℃、処理後の処理物を排出する前に行う滅菌のための高温処理時は80℃程度とすることが適当であり、発酵槽11内がこのような温度となるようにヒーター12の温度が適宜制御される。
発酵槽11は、内部底面111が円弧状若しくは略円弧状の多面状に形成された横長の箱形状を呈しており、その内部底面111の円弧若しくは略円弧の中心線上で、且つ、発酵槽11の長さ方向に亘って、回転軸5が配設されている。回転軸5は、発酵槽11の側方の筐体10内に設置された駆動モータ6の駆動力がギヤ、ベルトあるいはチェーン等を介して伝達されることによって、正回転及び逆回転を交互に行うことができるようになっている。
発酵槽11の内部底面111には、回転軸5の回転方向に沿うように、複数の固定歯112が平行に突設されている。固定歯112は、発酵槽11内に投入された使用済み紙おむつを、回転軸5に設けられた後述する攪拌羽根7との間で引き裂き、細かく破砕する効果を高める。
固定歯112は、内部底面111に沿って設けられていればよく、その断面形状は図示するように両側面が略垂直状に立ち上がる四角形状に限らず、台形状や三角形状等とすることもできるが、後述するように、発酵槽11内に投入された使用済み紙おむつの破砕効果をより顕著に得るようにする観点から、内部底面111から立ち上がる両側面と上面との少なくとも3面を有する断面形状であることが好ましい。
また、固定歯112の各々は、図示しないが、回転軸5の回転方向に沿って2本以上に分割して形成してもよい。
固定歯112の内部底面111からの突出高さは、使用済み紙おむつを引き裂き、破砕して擦り潰す効果と、使用済み紙おむつを攪拌羽根7との間で挟み付けて引き裂く際に回転軸5に掛かる負荷との関係で適宜設定される。
各固定歯112の上面には、回転軸5に向かって立ち上がるブレード状の刃113が突設されている。この刃113は、発酵槽11内に投入されて後述する攪拌羽根7の先端との間で挟み付けられた使用済み紙おむつ又はそれを多数詰め込んだ袋を引き裂き、破砕し易くするためのものである。刃113の先端は鋭利に尖っていると、引き裂き効果が高いためにより好ましい。この刃113は、固定歯112の上面の全長に亘って突設される必要はなく、図示するように、固定歯112の全長の少なくとも一部に設けられていればよい。
回転軸5に設けられた攪拌羽根7は平板状を呈しており、各攪拌羽根7の両側縁部がそれぞれ2本の支持杆71、71によって支持され、該支持杆71、71によって回転軸5に固定されている。図2、図3に示す態様では、8枚の攪拌羽根7をそれぞれ支持杆71、71によって、回転軸5の軸方向に沿ってほぼ等間隔で、且つ、隣接する攪拌羽根7同士を回転軸5の軸周りに所定角度ずつ位置ずれさせて固定しているが、攪拌羽根7の枚数は発酵槽11の大きさに応じて適宜決定されるものであり、図示する態様に限定されない。
各攪拌羽根7は、図4に詳細に示されるように、回転軸5の回転方向A、A’に対して傾斜状となるように捻りが与えられて設けられている。すなわち、攪拌羽根7は、その平面部7a、7bが回転軸5の軸芯Xに対して平行ではなく、所定角度θの傾斜角度が付与されて支持杆71、71によって回転軸5に固定されている。なお、図4において、回転方向Aは回転軸5が正回転した時の方向であり、回転方向A’は回転軸5が逆回転した時の方向である。
また、このようにして回転方向に対して傾斜状に設けられている各攪拌羽根7の傾斜方向は、全て同一方向ではなく、回転軸5の軸方向の略中央部XOを境にして互いに反対となるように設けられている。図示例では、回転軸6の軸方向の略中央部XOを境にして、正回転した時の回転方向Aに面する平面部7aが、わずかに回転軸5の略中央部XO側を向くように、回転軸5の軸芯Xに対してそれぞれ角度θで反対方向に傾斜している。
従って、回転軸5が正回転した際、回転軸5の軸方向の略中央部XOを境にして図示右側に配置される各攪拌羽根7は、回転に伴って使用済み紙おむつ又はその処理物を平面部7aが図4に示すB方向に押しやるように移動させ、一方、略中央部XOを境にして図示左側に配置される各攪拌羽根7は、平面部7aが図4に示すC方向に押しやるように移動させる。これによって、発酵槽11内の使用済み紙おむつ又はその処理物は、次第に回転軸5の略中央部XOに向けて集められるように攪拌される。
また、回転軸5が逆回転した際、回転軸5の軸方向の略中央部XOを境にして図示右側に配置される各攪拌羽根7は、回転に伴って使用済み紙おむつ又はその処理物を平面部7bが図4に示すB’方向に押しやるように移動させ、一方、略中央部XOを境にして図示左側に配置される各攪拌羽根7は、平面部7bが図4に示すC’方向に押しやるように移動させる。これによって、発酵槽11内の使用済み紙おむつ又はその処理物は、次第に回転軸7の両端部に向けて移動させられるように攪拌される。
このように、回転軸5が正回転及び逆回転を交互に繰り返すことにより、各攪拌羽根7は、発酵槽11内の使用済み紙おむつ又はその処理物を発酵槽11内において回転軸5の軸周りの同一箇所に停滞させることなく、発酵槽5内の両端から中央へ、中央から両端へと散らばるように横方向に移動させることができるので、回転軸5の軸方向に沿って効率良く移動させることができ、発酵槽11内の全体に亘って万遍なく攪拌させ、各空気導入口14aから導入される空気と効率良く接触させることができ、発酵槽11内の処理物の成分の均一化を高めることができる。
このとき、図示する態様のように、各空気導入口14aが回転軸5の軸方向に沿って配設されて発酵槽11内に臨むようにすることで、発酵槽11内の全体に均等に空気を導入することができる。
なお、回転軸5の回転速度及び正・逆回転のタイミングは、発酵槽11の大きさ、処理される使用済み紙おむつの量等の諸条件によって適宜決定されるが、一例を挙げれば、回転軸5の回転速度は毎分3回転、正回転及び逆回転のタイミングは、正回転50秒、停止1秒、逆回転35秒とすることである。
攪拌羽根7による発酵槽11内の使用済み紙おむつ又はその処理物の横方向の移動による効率良い攪拌効果を得るためには、このように回転軸5の正回転及び逆回転の作動時間に時間差を設けておくことが好ましい。
攪拌羽根7の傾斜角度θは、小さすぎても大きすぎても、上述したような使用済み紙おむつ又はその処理物の横方向の移動による攪拌効果が得られにくくなるため、10〜30°とすることが好ましく、より好ましくは15〜25°とすることである。
各攪拌羽根7は、先端が発酵槽11の内部底面111に可及的近接するように支持杆71、71によって支持されており、その最先端位置73は、図5に示すように、固定歯112の高さ方向の先端位置よりも内部底面111側に位置している。このため、各攪拌羽根7の先端には凹状に切り欠かれた凹部72を有しており、回転する各攪拌羽根7が、発酵槽11の内部底面111における固定歯112が設けられた領域を通過する際に、その凹部72内を固定歯112及び刃113が通過できるようにすることで、両者の衝突を回避している。
この凹部72が設けられていることによって、各攪拌羽根7は、その先端が固定歯112の両側面及び上面を覆うようにして回転していくため、発酵槽11内の使用済み紙おむつを、固定歯112の端部112aとの間で挟み付け、更に回転するにつれて紙おむつを引き裂くと共に、固定歯112及び発酵槽11の内部底面111に押し付けながら擦り潰していく。紙おむつの引き裂き効果は、固定歯112の上面に突設された刃113の存在によって更に高められる。
この攪拌羽根7による固定歯112及び発酵槽11の内部底面111に対する押し付けながらの擦り潰し作用は、攪拌羽根7の先端が内部底面111に近接していると共に凹部72によって攪拌羽根7の先端が固定歯112の両側面及び上面を覆うように形成されていることにより、攪拌羽根7と固定歯112との間で挟み付けられた使用済み紙おむつが攪拌羽根7の回転によって発酵槽11の内部底面111を移動させられる間に亘って比較的長時間継続させることができ、また、一旦細かく破砕された処理物が擦り潰し時に研磨剤として機能するため、破砕効果が高められる。更に、上述したように、攪拌羽根7による横方向移動の攪拌作用と相俟って、破砕むらなく、紙おむつを発酵槽11内の全体に亘って細かく破砕することが可能となる。
この固定歯112と攪拌羽根7とによる使用済み紙おむつの引き裂き及び擦り潰し効果をより高めるため、固定歯112の表面の少なくともいずれか1面を連続する山型状、鋸歯状、波型状、櫛歯状等に形成することにより、使用済み紙おむつとの摩擦を大きくすることも好ましい。
固定歯112と攪拌羽根7の凹部72との間隔及び攪拌羽根7の最先端位置73と発酵槽11の内部底面111との間隔は、駆動モータ6に掛かる負荷と使用済み紙おむつの引き裂き及び擦り潰しによる破砕効果との関係から適宜設定することができる。
なお、図2において、符号8は、回転軸5の両端部付近にそれぞれ固定された掻き出し用羽根であり、回転軸5の回転によって使用済み紙おむつ又はその処理物を掻き出すようにすることで、発酵槽11の内部底面111の両隅付近での使用済み紙おむつ又はその処理物の停滞を防止する。
かかる発酵処理機1の発酵槽11の排出口11dからブロアー3によってダクト21を介して吸引された排気は、一旦脱臭機2において脱臭処理される。脱臭機2は、排気中の悪臭成分を脱臭処理するため、脱臭機2を介して脱臭処理された排気は、ダクト22を介してブロアー3を通り、外部に放出されても、悪臭を放つことはなく、周囲の環境を悪化させるおそれはない。脱臭機2としては、排気中の悪臭成分(主としてアンモニア)を脱臭処理することができるものであれば特に問わないが、効果的な脱臭処理を行う観点から、加熱触媒型の脱臭機を使用することが好ましい。例えば白金触媒を255℃程度に加熱した状態で反応させることで脱臭処理を行うものを好ましく使用することができる。
排出機4は、発酵槽4内の処理物(高温処理後の処理物)を吸引することにより排出し、袋42等の収容体に収容するためのものである。本発明によれば、発酵槽11内に投入された使用済み紙おむつは、細かく破砕され、効率良く攪拌されて空気と混ざり合わされるので、吸引するだけで容易に排出することが可能である。
排出機4に設けられた吸引ホース41は、発酵処理機1の正面に配置されている開閉蓋11bに設けられた接続口11cと接続可能とされている。この吸引ホース41と接続口11cとの接続は、処理物の排出時に作業者によって適宜行うようにしてもよいし、常時接続しておいてもよい。吸引ホース41を接続口11cに常時接続しておく場合は、発酵槽11内の処理物を高温処理した後、自動的に排出機を作動させることによって、自動排出することもできて好ましい。
発酵槽11内の処理物を吸引ホース41によって排出するための接続口11cは、発酵槽11内の回転軸5の軸方向の略中央部XO付近に設けられていることが好ましい。本発明では、攪拌羽根7の回転による処理物の横方向移動を利用して、回転軸5を図示例では正回転させることで、発酵槽11内の処理物をほぼ中央付近に集めることができるので、排出時にこの正回転を継続させておけば、発酵槽11内のほぼ中央付近に集められた処理物を接続口11cから効率良く吸引して排出することができるようになる。
なお、図示しないが、接続口11cには開閉可能な蓋体が設けられており、発酵槽11内で使用済み紙おむつが処理されている間は閉じられているが、高温処理後の処理物を排出するために吸引ホース41を任意に接続する際、あるいは、自動排出する際、開放されるようになっている。
また、このように発酵槽11内の処理物を吸引して排出するには、吸引ホース41が接続可能な接続口11cが設けられていればよく、発酵槽11に接続口11cよりも大開口を形成する開閉蓋11bは必ずしも必要ないが、開閉蓋11bを設けておくことで、吸引しきれなかった処理物を排出する作業や、発酵槽11内の清掃、点検作業を容易に行うことができるようになる。
図6は、脱臭機2として加熱触媒型の脱臭機を使用した場合に特に好ましい発酵処理装置の概略図を示している。図1と同一符号の部位は同一構成の部位であるので、それらの詳細な説明は省略する。
この発酵処理装置では、ブロアー3には、排気を発酵処理機1へ返送する返送路200が設けられている。返送路200は発酵槽11内へ空気を導入するための送風管13と接続されている。従って、ブロアー3から排出された排気は、返送路200を通って送風管13に至り、再び発酵槽11内に送り込まれるようになっている。
ここで、脱臭機2は加熱触媒型であるため、ブロアー3から排出される排気は、脱臭機2の触媒を通過したことによって加熱されており、この熱排気が返送路200を介して送風管13に送られ、再び発酵槽11内に導入される。従って、これによれば、脱臭機2で発生した熱を利用して発酵槽11内の加温を行うことができるので、ヒーター12の負荷をより小さくすることができ、例えば発酵槽11内の温度を検出する温度センサ等からなる温度検出手段の検出信号に応じてヒーター12の作動をON、OFF制御することで、省エネ化を図ることができる。
このとき同時に、返送路200上に流量制御弁201を設けておき、この流量制御弁201を適宜に制御することにより、返送路200を介して送り込まれる空気量を制御することで、発酵槽11内の温度を調整することが好ましい。
図7は、発酵処理機の別の態様を示している。図2と同一構成の部位には同一符号を付してあるので、詳細な説明は省略する。
この発酵処理機100は、発酵槽4内に配設された回転軸50が中空状に形成されている。回転軸50の一端50aは、発酵槽11の外部に開放されて空気取り入れ口とされていると共に、その一端50aの近傍位置にヒーター12が設けられている。
発酵槽11内に配置される回転軸50の表面には、中空状の内部と連通する多数の開口51が形成されており、回転軸50の一端50aから取り入れられ、ヒーター12によって所定温度に加熱された空気が、回転軸50の内部を通って開口51から発酵槽11内に導入されるようになっている。
この発酵処理機100によれば、発酵槽11内への空気の導入が、発酵槽11の中心部から、回転軸50が回転することにより放射状に行われるようになるので、発酵槽11内に加熱された空気を万遍なく行き渡らせることができ、使用済み紙おむつ又はその処理物との接触を一層むらなく行わせることができる利点がある。
なお、開口51の形状は円形状に限らず任意であり、また、スリット状としてもよい。
図8は、回転軸の別の態様を示している。この回転軸500は中空状に形成されており、軸方向に亘ってスリット501が形成されている。なお、回転軸500は、図2に示す回転軸5と同様に両端部近傍が発酵槽11の側壁部に回転可能に支持され、その一端側に駆動モータ6の駆動力が伝達されるようになっているが、それらの構成は図2の回転軸5と同一であるため、ここでは図示省略している。また、攪拌羽根7は一部のみ図示している。
中空状の回転軸500の内部には、両端部付近にそれぞれ支持板502、502が固定されており、これら支持板502、502の間に亘って回転軸500の軸芯位置に1本のスクリューねじ503が回転可能に支持されている。
スクリューねじ503の一端は回転軸500の一端から回転軸500の外部に延びており、その端部にギヤ503aが固定されている。
また、支持板502、502の間には、スクリューねじ503と平行に一方のガイド棒504が固定されており、これら支持板502、502の間のスクリューねじ503と螺合し、ガイド棒504とスライド可能に嵌挿するスライダー505が設けられている。
スライダー505には、両刃状の切断刃506が固定されている。そして、切断刃506の先端は、スリット501から回転軸500の外部に臨んでいる。
スクリューねじ503の一端に固定されたギヤ503aには、伝導ギヤ507及び切断用モータ508に取り付けられた駆動ギヤ508aを介して切断用モータ508の駆動力が伝達されるようになっている。
なお、伝導ギヤ507は、図示しない移動機構により、ギヤ503aと駆動ギヤ508aの双方と噛合して切断用モータ508の駆動力をスクリューねじ503に伝達する伝達位置と、ギヤ503aと駆動ギヤ508aの双方から離反して切断用モータ508の駆動力をスクリューねじ503に伝達しない非伝達位置との間を移動可能とされている。
この回転軸500では、伝導ギヤ507が伝達位置にある時、切断用モータ508の駆動力が駆動ギヤ508a、伝導ギヤ507及びギヤ503aを介してスクリューねじ503に伝達され、回転する。このスクリューねじ503の回転により、スライダー505は、ガイド棒504に沿って回転軸500の軸方向に移動し、このスライダー505に取り付けられた切断刃506がスリット501内を移動する。このとき、切断用モータ508を適宜のタイミングで交互に正・逆回転させることで、切断刃506はスリット501内を往復移動することができる。
これにより、発酵処理時に使用済み紙おむつまたはその処理物が回転軸500の周囲に絡みついた場合でも、切断刃506の往復移動によって切断することができ、回転軸500への絡みつきを効果的に防止することができる。
伝導ギヤ507は、回転軸500が回転駆動している発酵処理時には非伝達位置に位置させておき、回転軸500の回転が停止した際に伝達位置に移動させ、切断用モータ508の駆動力をスクリューねじ503に伝達させることで、切断刃506を往復移動させるようにすればよい。このような切断刃506の往復移動は、使用済み紙おむつ又はその処理物が絡みついたことを発見した時に任意に回転軸500を停止させて行うようにしてもよいし、回転軸500が正回転から逆回転又は逆回転から正回転へ反転する際の回転軸500の停止時に行うようにしてもよい。
本発明に係る使用済み紙おむつの発酵処理装置の構成の一例を示す概略図 発酵処理機の内部構造を示す正面破断図 図2中の(iii)-(iii)線に沿う断面図 攪拌羽根の回転軸に対する取り付け状態を示す部分平面図 攪拌羽根と固定歯との関係を示す図 脱臭機として加熱触媒型の脱臭機を使用した場合に特に好ましい発酵処理装置の概略図 発酵処理機の別の態様に係る内部構造を示す正面破断図 回転軸の別の態様を示す一部破断する概略斜視図
符号の説明
1:発酵処理機
11:発酵槽
111:内部底面
112:固定歯
12:ヒーター
13:送風管
14:空気導入管
14a:空気導入口
15:フィルター
2:脱臭機
3:ブロアー
4:排出機
5:回転軸
6:駆動モータ
7:攪拌羽根
71:支持杆
72:凹部
8:掻き出し用羽根

Claims (10)

  1. 使用済み紙おむつを破砕及び攪拌し、微生物を用いて発酵分解処理する発酵処理機であって、
    発酵槽内の長さ方向に亘って、駆動手段によって交互に正・逆回転可能な回転軸を配設すると共に、
    前記回転軸の軸方向に亘って複数枚の攪拌羽根を、該回転軸の軸方向の略中央部を境にして一方側に配置される攪拌羽根の傾斜方向と他方側に配置される攪拌羽根の傾斜方向とが互いに反対となるように、回転方向に対して傾斜状に設けたことを特徴とする使用済み紙おむつの発酵処理機。
  2. 前記発酵槽の内部底面に、前記回転軸の回転方向に沿って複数の固定歯を平行に突設すると共に、
    前記攪拌羽根の先端には、回転時に前記固定歯が設けられた領域を通過する際に該固定歯との衝突を回避すると共に、該固定歯との間で使用済み紙おむつを破砕する凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
  3. 前記各固定歯の上面の少なくとも一部に、前記攪拌羽根との間で使用済み紙おむつを引き裂くための刃を突設したことを特徴とする請求項2記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
  4. 前記攪拌羽根の傾斜角度は、前記回転軸の軸方向に対して、10〜30°であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
  5. 前記回転軸を中空状に形成し、その軸方向に亘って前記発酵槽内に空気を導入するための前記空気導入口を複数開設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
  6. 前記回転軸に絡みついた使用済み紙おむつ又はその処理物を切断するための切断手段を、前記回転軸に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の使用済み紙おむつの発酵処理機。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の使用済み紙おむつの発酵処理機の発酵槽内の空気を吸引する吸引手段を有し、該吸引手段による吸引によって前記発酵槽内に空気を導入することを特徴とする使用済み紙おむつの発酵処理装置。
  8. 前記使用済み紙おむつの発酵処理機と前記吸引手段との間に、前記発酵処理機から排出された空気を脱臭するための脱臭手段を介在させたことを特徴とする請求項7記載の使用済み紙おむつの発酵処理装置。
  9. 前記脱臭手段は加熱触媒式であり、該脱臭手段からの熱排気を前記発酵処理機の発酵槽内に返送するための返送手段を有することを特徴とする請求項8記載の使用済み紙おむつの発酵処理装置。
  10. 前記返送手段は、前記発酵処理機の発酵槽内に返送する熱排気の流量を制御し、該発酵槽内の温度を調整するための流量制御手段を有することを特徴とする請求項9記載の使用済み紙おむつの発酵処理装置。
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