JP2006068428A - 心臓脱転器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 術者にとって扱いやすく、かつ、心臓を傷つけることなく容易に把持することができる心臓脱転器を提供する
【解決手段】 筒状の支柱部材4と、支柱部材4の内部にその軸線方向に沿って移動可能に配置された棒状の操作部材7と、支柱部材4の先端に、その軸線を含む平面内において揺動可能に支持された複数の棒状の把持部材5と、これら把持部材5と操作部材7の先端とにそれぞれ回転可能に連結されたリンク部材6と、を備える心臓脱転器を提供する。
【選択図】 図4
【解決手段】 筒状の支柱部材4と、支柱部材4の内部にその軸線方向に沿って移動可能に配置された棒状の操作部材7と、支柱部材4の先端に、その軸線を含む平面内において揺動可能に支持された複数の棒状の把持部材5と、これら把持部材5と操作部材7の先端とにそれぞれ回転可能に連結されたリンク部材6と、を備える心臓脱転器を提供する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、心臓脱転器に関し、特に内視鏡下に使用する心臓脱転器に関する。
従来の心臓冠動脈バイパス手術においては、移植血管であるグラフト血管を冠動脈につなげるバイパス手術が行われている。このバイパス手術においては、例えば、術者にとって死角となる心臓の裏側の冠動脈とグラフト血管とをつなげるために、心臓を脱転させる必要があった。
また、近年においては、手術の際の傷口を最小限に抑えるMIDCAB(minimally invasive direct coronary artery bypass;低侵襲冠動脈バイパス手術)が行われ始めている。MIDCABにおいては、その傷口を内視鏡が入る程度に抑え、内視鏡下で手技が行えるように考えられている。この時、術者は内視鏡を介した視野範囲しか得られないため、死角となる範囲が広くなっていた。そのため、心臓を脱転させる必要性がより高くなっていた。
このMIDCABにおいて心臓を脱転させる際には、心臓を脱転させる心臓脱転器を傷口(以下、ポート孔と表記する)から体内に差し込み、心臓を脱転させていた。
しかし、心臓脱転器の心臓を把持する把持部分は、心臓を把持するために心臓と同程度の大きさに形成されていた。そのため、ポート孔から心臓脱転器を体内に差し込むことが困難であった。
上述の問題を解決するため、心臓冠動脈バイパス手術において心臓を脱転させる種々の心臓脱転器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許第6494211号明細書
しかし、心臓脱転器の心臓を把持する把持部分は、心臓を把持するために心臓と同程度の大きさに形成されていた。そのため、ポート孔から心臓脱転器を体内に差し込むことが困難であった。
上述の問題を解決するため、心臓冠動脈バイパス手術において心臓を脱転させる種々の心臓脱転器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1においては、吸引源に接続されたラッパ形状の把持部を備えた心臓脱転器の構成が開示されている。この心臓脱転器は、把持部の内面に心臓を接触させ、吸引源により空気を吸引することにより心臓を吸着させ把持していた。
しかしながら、上記の構成においては、吸引源に電力を常に供給する必要があり、電源コードを介して外部から電力を供給していた。この電源コードは、狭い手術室内での心臓脱転器の取り回しや、持ち運びの邪魔になり、上記心臓脱転器の使用を困難にしているという問題があった。
しかしながら、上記の構成においては、吸引源に電力を常に供給する必要があり、電源コードを介して外部から電力を供給していた。この電源コードは、狭い手術室内での心臓脱転器の取り回しや、持ち運びの邪魔になり、上記心臓脱転器の使用を困難にしているという問題があった。
また、心臓表面は滑りやすく心臓脱転器により把持することが難しい。さらに心臓表面は傷つきやすいため、心臓脱転器を用いて把持する際には注意を要する必要がある。これらの点により、術者は心臓脱転器による心臓の把持、脱転に注意を払う必要があり、その使用が非常に困難であるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、術者にとって扱いやすく、かつ、心臓を傷つけることなく容易に把持することができる心臓脱転器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、筒状の支柱部材と、該支柱部材の内部にその軸線方向に沿って移動可能に配置された棒状の操作部材と、該支柱部材の先端に、その軸線を含む平面内において揺動可能に支持された複数の棒状の把持部材と、これら把持部材と前記操作部材の先端とにそれぞれ回転可能に連結されたリンク部材とを備える心臓脱転器を提供する。
請求項1に係る発明は、筒状の支柱部材と、該支柱部材の内部にその軸線方向に沿って移動可能に配置された棒状の操作部材と、該支柱部材の先端に、その軸線を含む平面内において揺動可能に支持された複数の棒状の把持部材と、これら把持部材と前記操作部材の先端とにそれぞれ回転可能に連結されたリンク部材とを備える心臓脱転器を提供する。
本発明によれば、支柱部材と操作部材とを軸方向に相対移動させることにより、操作部材の先端位置と、支柱部材に取り付けられた把持部材との相対位置が変化し、リンク部材が移動させられる結果、リンク部材によって、支柱部材と操作部材との相対的な直線動作が、把持部材の回転動作に変換され、各把持部材が揺動させられる。各把持部材は、支柱部材の軸線を含む平面内において揺動可能に支持されているので、把持部材の先端が軸線に近接する方向に揺動させることにより、複数の把持部材を閉じるように折り畳み、逆方向に揺動させることにより、複数の把持部材を開くことができる。その結果、折り畳んだ状態で、狭い切り口から把持部材を体内に挿入し、体内において把持対象である心臓を把持部材により挟み、把持することができる。
また、支柱部材と操作部材との相対移動により心臓を把持するため、上記特許文献1のように外部電源を用いる構成要素を含まない。その結果、電源コードを用いる必要がないため、狭い手術室内での心臓脱転器の取り回しや、持ち運びを容易にすることができる。
さらに、支柱部材と操作部材との相対位置の調節により、心臓を把持する把持力を調節することができる。そのため、心臓に過大な力をかける恐れがなく、心臓表面に損傷を与えることを防止できる。
さらに、支柱部材と操作部材との相対位置の調節により、心臓を把持する把持力を調節することができる。そのため、心臓に過大な力をかける恐れがなく、心臓表面に損傷を与えることを防止できる。
上記発明においては、前記把持部材の間に、これら把持部材を連結する連結部材が備えられていることが望ましい。
本発明によれば、連結部材も心臓と接触し、心臓を把持するため、把持する部分を増やすことができ、心臓をより確実に把持することができる。
また、連結部材は、弾性を有する材料から形成されることが望ましい。弾性を有する材料から形成されることにより、心臓に過大な力をかけることなく、均一な力で把持することができる。
本発明によれば、連結部材も心臓と接触し、心臓を把持するため、把持する部分を増やすことができ、心臓をより確実に把持することができる。
また、連結部材は、弾性を有する材料から形成されることが望ましい。弾性を有する材料から形成されることにより、心臓に過大な力をかけることなく、均一な力で把持することができる。
上記発明においては、前記連結部材がその長さを変更可能に設けられていることが望ましい。
本発明によれば、例えば心臓を把持した際に、連結部材の長さを変更することにより、各把持部材の間の距離を変更することができ、心臓を均一に把持することができる。その結果、心臓を確実に把持することができる。また、心臓に局所的に過大な力が働くのを防止することができ、心臓表面に傷をつけることを防止することができる。
例えば、紐状の連結部材を用い、連結部材を把持部材に設けた環状部材に通して把持部材を連結した場合、連結部材を引き絞ることにより、連結部材の長さを変更することができる。
本発明によれば、例えば心臓を把持した際に、連結部材の長さを変更することにより、各把持部材の間の距離を変更することができ、心臓を均一に把持することができる。その結果、心臓を確実に把持することができる。また、心臓に局所的に過大な力が働くのを防止することができ、心臓表面に傷をつけることを防止することができる。
例えば、紐状の連結部材を用い、連結部材を把持部材に設けた環状部材に通して把持部材を連結した場合、連結部材を引き絞ることにより、連結部材の長さを変更することができる。
上記発明においては、前記把持部材には、滑り止め手段が備えられていることが望ましい。
本発明によれば、滑り止め手段を備えることにより、心臓を把持したときの把持手段と心臓との間の滑りを防止することができる。その結果、心臓をより容易に把持することができる。
本発明によれば、滑り止め手段を備えることにより、心臓を把持したときの把持手段と心臓との間の滑りを防止することができる。その結果、心臓をより容易に把持することができる。
上記発明においては、前記滑り止め手段が、把持部材に設けられた凹凸部であることが望ましい。
本発明によれば、凹凸部により形成された段差が心臓の表面に押し付けられることにより、把持部材と心臓との滑りを防止することができる。その結果、心臓をより容易に把持することができる。
本発明によれば、凹凸部により形成された段差が心臓の表面に押し付けられることにより、把持部材と心臓との滑りを防止することができる。その結果、心臓をより容易に把持することができる。
本発明の心臓脱転器によれば、支柱部材と操作部材との相対移動により把持部材を揺動させ、把持対象である心臓を把持することができる。そのため、電源コード等を用いる必要がなく、狭い手術室内での心臓脱転器の取り回しや、持ち運びを容易にすることができ、術者にとって扱いやすくすることができるという効果を奏する。
把持部材を揺動させて閉じることにより、心臓脱転器を軸線方向から見たときの投影面積を小さくすることができる。そのため、把持部材を体内に挿入するためのポート孔に挿通させやすくすることができ、術者にとって扱いやすくすることができるという効果を奏する。
また、支柱部材と操作部材との相対位置を調節により、心臓を把持する把持力を調節することができる。そのため、心臓に過大な力をかける恐れがなく、心臓表面に損傷を与えることを防止できるという効果を奏する。
把持部材を揺動させて閉じることにより、心臓脱転器を軸線方向から見たときの投影面積を小さくすることができる。そのため、把持部材を体内に挿入するためのポート孔に挿通させやすくすることができ、術者にとって扱いやすくすることができるという効果を奏する。
また、支柱部材と操作部材との相対位置を調節により、心臓を把持する把持力を調節することができる。そのため、心臓に過大な力をかける恐れがなく、心臓表面に損傷を与えることを防止できるという効果を奏する。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る心臓脱転器1ついて図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態の心臓脱転器1の全体構成を説明する斜視図であって、心臓を把持している状態の図である。図2は、図1に示す心臓脱転器1の内部構成を説明する断面図であって、心臓脱転器1をポート孔Hから体内に入れる際の状態の図である。
心臓脱転器1は、図1および図2に示すように、略円筒形状の保持部材3と、保持部材3内をその軸線方向に移動可能に配置された支柱部材4と、心臓2を把持する把持部材5と、支柱部材4との相対移動により把持部材5を揺動させる操作部材7と、操作部材7の動きを把持部材5に伝えるリンク部材6と、から概略構成されている。
以下、本発明の第1の実施形態に係る心臓脱転器1ついて図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態の心臓脱転器1の全体構成を説明する斜視図であって、心臓を把持している状態の図である。図2は、図1に示す心臓脱転器1の内部構成を説明する断面図であって、心臓脱転器1をポート孔Hから体内に入れる際の状態の図である。
心臓脱転器1は、図1および図2に示すように、略円筒形状の保持部材3と、保持部材3内をその軸線方向に移動可能に配置された支柱部材4と、心臓2を把持する把持部材5と、支柱部材4との相対移動により把持部材5を揺動させる操作部材7と、操作部材7の動きを把持部材5に伝えるリンク部材6と、から概略構成されている。
保持部材3の側面には、後述する操作部材7のスライド部15がスライド移動するスリット11が形成されている。
支柱部材4の略中央には、軸線方向に沿って貫通孔12が形成され、側面には、後述する操作部7の連結部17がスライド移動するスリット13が形成されている。
支柱部材4の略中央には、軸線方向に沿って貫通孔12が形成され、側面には、後述する操作部7の連結部17がスライド移動するスリット13が形成されている。
把持部材5は棒形状に形成された部材からなり、その一方の端部が、支柱部材4の挿入側(図2中の左側)の端部に回動可能に支持されている。把持部材5の支持方法としては、例えば把持部材5と支柱部材4とに形成した孔にピンを通して支持する方法を挙げることができ、この方法の他にもさまざまな公知技術を用いることができ、特に限定するものではない。なお、把持部材5には、把持対象である心臓を保護するため、または滑りにくくするためにシリコンコーティングが施されていることが望ましい。
リンク部材6は、把持部材5よりも短い棒形状に形成された部材からなり、その一方の端部が、後述する操作部7の軸部16の端部に回動可能に支持されている。また、リンク部材6の他方の端部は、把持部材5の術者側(図2中の右側)端部の近傍領域に回動可能に支持されている。リンク部材6を支持する方法としては、把持部材5の支持方法と同様に孔にピンを通して支持する方法を挙げることができ、その他にもさまざまな公知の技術を用いることもできる。
操作部材7は、操作部材7を支持部材4に対してスライド移動させるスライド部15と、貫通孔12内に配置され、リンク部材6を回動可能に支持する軸部16と、スライド部15と軸部16とをつなぐ連結部17と、から構成されている。軸部16は、連結部17がスリット13の術者側端に位置するときには、支持部材4の貫通孔12内部に収まるように、また、連結部17がスリット13の挿入側端に位置するときには、支持部材4から突出する(図4参照)ように形成されている。
次に、上記の構成からなる心臓脱転器1における作用について説明する。
心臓脱転器1を、バイパス手術等を受ける患者の体内にポート孔Hから挿入するときには、図2に示すように、スライド部15をスライドさせることにより、操作部材7の連結部17をスリット13の術者側(図中右側)端まで移動させる。すると、軸部16が貫通孔12内部に納まり、軸部16に回動可能に支持されたリンク部材6の一部も貫通孔12内に引き込まれる。把持部材5は、リンク部材6により支柱部材4の中心軸線側に引き寄せられ閉じる。
また、保持部材3を挿入側(図中左側)にスライドさせ、把持部材5を保護するように、支持部材4から突出させている。
心臓脱転器1を、バイパス手術等を受ける患者の体内にポート孔Hから挿入するときには、図2に示すように、スライド部15をスライドさせることにより、操作部材7の連結部17をスリット13の術者側(図中右側)端まで移動させる。すると、軸部16が貫通孔12内部に納まり、軸部16に回動可能に支持されたリンク部材6の一部も貫通孔12内に引き込まれる。把持部材5は、リンク部材6により支柱部材4の中心軸線側に引き寄せられ閉じる。
また、保持部材3を挿入側(図中左側)にスライドさせ、把持部材5を保護するように、支持部材4から突出させている。
図3は、図1に示す心臓脱転器1の把持部材5が閉じている状態を説明する断面図である。図4は、図1に示す心臓脱転器1の把持部材5が開いている状態を説明する断面図である。
心臓脱転器1が体内に挿入されると、図3に示すように、保持部材3を術者側(図中右側)にスライドさせ、把持部材5と保持部材3とが干渉しない位置まで後退させる。
そして、図4に示すように、スライド部15をスライドさせることにより、操作部材7の連結部17をスリット13の挿入側(図中左側)端まで移動させる。すると、軸部16の端部が貫通孔12から突出し、リンク部材6を介して把持部材5を外方に揺動させ開かせる。
心臓脱転器1が体内に挿入されると、図3に示すように、保持部材3を術者側(図中右側)にスライドさせ、把持部材5と保持部材3とが干渉しない位置まで後退させる。
そして、図4に示すように、スライド部15をスライドさせることにより、操作部材7の連結部17をスリット13の挿入側(図中左側)端まで移動させる。すると、軸部16の端部が貫通孔12から突出し、リンク部材6を介して把持部材5を外方に揺動させ開かせる。
その後、図1に示すように、把持部材5の間に心臓2を配置し、スライド部15を術者側にスライドさせ、把持部材5を閉じて心臓2を把持させる。
心臓2を把持すると、心臓脱転器1により心臓2を回転、脱転させる。
心臓2を把持すると、心臓脱転器1により心臓2を回転、脱転させる。
上記の構成によれば、操作部材7を支柱部材4内でスライド移動させることにより、把持部材5を閉じることができる。そのため、心臓脱転器1を狭いポート孔Hを介して患者の体内に挿入することができる。また、体内に挿入された把持部材5を開き、心臓2を包むように、把持部材5を閉じることにより心臓2を把持することができる。
また、操作部材7と支柱部材4との相対移動により把持部材5を開閉しているため、例えば上記特許文献1のように電力を用いて心臓2を把持する方法と比較して、電源コード等が不要となるため、狭い手術室内での心臓脱転器1の取り回しや、持ち運びを容易にすることができる。
なお、心臓脱転器1は、図5に示すように、把持部材5の本数を増やししてもよい。この構成にすることにより、心臓2をより確実に把持しすることができ、心臓2を回転、脱転させやすくすることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図6を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図6は、本実施形態の心臓脱転器51の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図6を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図6は、本実施形態の心臓脱転器51の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
心臓脱転器51の把持部材5には、図6に示すように、例えばゴムなど伸縮性を有する弾性材料から形成された紐状のゴム紐(連結部材)58が配置されている。ゴム紐58は隣接する把持部材5の間に、支柱部材4の中心軸線と略直交するように配置されている。つまり、ゴム紐58は、環状に形成されるとともに、隣接する把持部材5を結ぶように配置されている。
なお、ゴム紐58は、図6に示すように、環状に形成されたものを複数用いてもよいし、1本のゴム紐58を螺旋状に、かつ、隣接する把持部材5を結ぶように配置してもよい。
なお、ゴム紐58は、図6に示すように、環状に形成されたものを複数用いてもよいし、1本のゴム紐58を螺旋状に、かつ、隣接する把持部材5を結ぶように配置してもよい。
次に、上記の構成からなる心臓脱転器51における作用について説明する。
把持部材5の開閉に係る作用については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
把持部材5が心臓2を包み把持すると、ゴム紐58も心臓2と接触し、心臓2を包み把持する。また、把持部材5が、それ自身の把持力や、心臓2の重み等により撓もうとしても、弾性のあるゴム紐58により支持される。
把持部材5の開閉に係る作用については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
把持部材5が心臓2を包み把持すると、ゴム紐58も心臓2と接触し、心臓2を包み把持する。また、把持部材5が、それ自身の把持力や、心臓2の重み等により撓もうとしても、弾性のあるゴム紐58により支持される。
上記の構成によれば、把持部材5に加えてゴム紐58により心臓2を把持することができる。そのため、心臓をより確実に包み込み、把持することができる。
各把持部材5が弾性のあるゴム紐58により互いに支持しているため、心臓2をより確実に把持することができる。また、ゴム紐58の弾性により心臓2を適度に締め付けるため、心臓2をより把持しやすくすることができる。
各把持部材5が弾性のあるゴム紐58により互いに支持しているため、心臓2をより確実に把持することができる。また、ゴム紐58の弾性により心臓2を適度に締め付けるため、心臓2をより把持しやすくすることができる。
なお、ゴム紐58は、上述のようにそのまま用いてもよいし、その表面にシリコンコーティングを施してもよい。この構成にすることにより、心臓2をより確実に把持しすることができ、心臓2を回転、脱転させやすくすることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図7を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図7を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図7は、本実施形態の心臓脱転器61の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について図7を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図7を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図7は、本実施形態の心臓脱転器61の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
心臓脱転器61の把持部材5には、図7に示すように、例えばシリコン等から形成された滑り止め部(滑り止め部材、凹凸部)62が形成されている。滑り止め部62は、少なくとも把持部材5の心臓2側の面に、所定箇所に配置され、把持部材5から凸状に突出するように形成されている。そのため、把持部材5との間に段差を形成する。
なお、滑り止め部62は、図7に示すように、略球状に形成されていてもよいし、滑り止め部62の心臓2と対向する面に凹部を形成してもよい。この構成にすることにより、把持部材5と滑り止め部62との間に段差を形成するだけでなく、滑り止め部62の凹部においても段差を形成することができる。
なお、滑り止め部62は、図7に示すように、略球状に形成されていてもよいし、滑り止め部62の心臓2と対向する面に凹部を形成してもよい。この構成にすることにより、把持部材5と滑り止め部62との間に段差を形成するだけでなく、滑り止め部62の凹部においても段差を形成することができる。
次に、上記の構成からなる心臓脱転器61における作用について説明する。
把持部材5の開閉に係る作用については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
把持部材5が心臓2を包み把持すると、滑り止め部62も心臓2と接触する。すると、把持部材5と滑り止め部62との段差に心臓2の表面が押し付けられる。
把持部材5の開閉に係る作用については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
把持部材5が心臓2を包み把持すると、滑り止め部62も心臓2と接触する。すると、把持部材5と滑り止め部62との段差に心臓2の表面が押し付けられる。
上記の構成によれば、シリコンからなる滑り止め部62により、心臓表面との摩擦を
増加させることができ、心臓2をより確実に把持することができる。また、把持部材5と滑り止め部62との段差により、心臓表面との摩擦を増加させることができる。そのため、心臓2をより容易かつ確実に把持することができる。
増加させることができ、心臓2をより確実に把持することができる。また、把持部材5と滑り止め部62との段差により、心臓表面との摩擦を増加させることができる。そのため、心臓2をより容易かつ確実に把持することができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について図8および図9を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図8および図9を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図8は、本実施形態の心臓脱転器71の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が閉じている状態の図である。
次に、本発明の第4の実施形態について図8および図9を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図8および図9を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図8は、本実施形態の心臓脱転器71の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が閉じている状態の図である。
心臓脱転器71の操作部材72は、操作部材72を支持部材4に対してスライド移動させるスライド部15と、貫通孔12内に配置され、リンク部材6を回動可能に支持する軸部73と、スライド部15と軸部73とをつなぐ連結部17と、から構成されている。
軸部73は、連結部17がスリット13の術者側(図8中の右側)端に位置するときにも、支持部材4から突出するように形成されている。
軸部73は、連結部17がスリット13の術者側(図8中の右側)端に位置するときにも、支持部材4から突出するように形成されている。
リンク部材6は、その一方の端部が操作部72の軸部73の端部に回動可能に支持されている。また、リンク部材6の他方の端部は、把持部材5の術者側(図8中の右側)端部の近傍領域に回動可能に支持されている。リンク部材6を支持する方法としては、把持部材5の支持方法と同様に孔にピンを通して支持する方法を挙げることができ、その他にもさまざまな公知の技術を用いることもできる。
次に、上記の構成からなる心臓脱転器71における作用について説明する。
図9は、図8の心臓脱転器71の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
心臓脱転器71の把持部材5は、図8に示すように、操作部材72の連結部73をスリット13の挿入側(図中左側)端に位置させた状態で閉じている。
この状態から、図9に示すように、スライド部15をスライドさせることにより、連結部17をスリット13の術者側(図中右側)端まで移動させる。すると、軸部73の先端部が支柱部材4に接近し、リンク部材6が把持部材5を外方に押し広げる。把持部材5はリンク部材6により揺動され開かされる。
図9は、図8の心臓脱転器71の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
心臓脱転器71の把持部材5は、図8に示すように、操作部材72の連結部73をスリット13の挿入側(図中左側)端に位置させた状態で閉じている。
この状態から、図9に示すように、スライド部15をスライドさせることにより、連結部17をスリット13の術者側(図中右側)端まで移動させる。すると、軸部73の先端部が支柱部材4に接近し、リンク部材6が把持部材5を外方に押し広げる。把持部材5はリンク部材6により揺動され開かされる。
上記の構成によれば、第1の実施形態とは逆方向に操作部材72をスライド移動させることにより、把持部材5を開閉することができる。そのため、第1の実施形態に係る心臓脱転器1では、操作部材7をスライドさせにくく心臓2を把持しにくい場合でも、本実施形態に係る心臓脱転器71では、操作部材72を逆方向にスライドさせればよく、心臓2を把持しやすくすることができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について図10を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図10を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図10は、本実施形態の心臓脱転器81の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
心臓脱転器81の把持部材5には、図10に示すように、所定の間隔でリング82が配置されている。リング82には、紐(連結部材)83が隣接する把持部材5を結ぶように配置されている。紐83の両端は貫通孔12を経由してスリット11,13から外に取り出されている。または、貫通孔12を通して術者側の端部から外に取り出してもよいし、操作部材7内に紐83を通す孔を形成し、上記孔から外に取り出してもよい。
次に、本発明の第5の実施形態について図10を参照して説明する。
本実施の形態の心臓脱転器の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、把持部材の周辺構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図10を用いて把持部材周辺のみを説明し、保持部材等の説明を省略する。
図10は、本実施形態の心臓脱転器81の全体構成を説明する断面図であって、把持部材5が開いている状態の図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
心臓脱転器81の把持部材5には、図10に示すように、所定の間隔でリング82が配置されている。リング82には、紐(連結部材)83が隣接する把持部材5を結ぶように配置されている。紐83の両端は貫通孔12を経由してスリット11,13から外に取り出されている。または、貫通孔12を通して術者側の端部から外に取り出してもよいし、操作部材7内に紐83を通す孔を形成し、上記孔から外に取り出してもよい。
次に、上記の構成からなる心臓脱転器81における作用について説明する。
把持部材5の開閉に係る作用については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
把持部材5が心臓2を包み把持した状態において、紐83の両端を引くと、リング82を介して各把持部材5の間隔が縮められ、引き絞られる。また、複数の紐83のうちの所定の紐83を選択して引くことにより、把持部材5の所定部分のみが引き絞られる。
把持部材5の開閉に係る作用については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
把持部材5が心臓2を包み把持した状態において、紐83の両端を引くと、リング82を介して各把持部材5の間隔が縮められ、引き絞られる。また、複数の紐83のうちの所定の紐83を選択して引くことにより、把持部材5の所定部分のみが引き絞られる。
上記の構成によれば、紐83を引くことにより、各把持部材5の間隔が縮められる。そのため、把持部材5の心臓2把持力を向上させることができる。その結果、心臓2をより確実に把持することができる。
また、複数の紐83の内の所定の紐83を選択することにより、把持部材5の引き絞る部分を選択することができる。そのため、把持部材5の内の心臓2と接触していなかった部分を、心臓2に接触させることができる。その結果、心臓2を均一に把持することができ、心臓2を傷つけることなく容易に把持することができる。
また、複数の紐83の内の所定の紐83を選択することにより、把持部材5の引き絞る部分を選択することができる。そのため、把持部材5の内の心臓2と接触していなかった部分を、心臓2に接触させることができる。その結果、心臓2を均一に把持することができ、心臓2を傷つけることなく容易に把持することができる。
なお、紐83は、図10に示すように、上述のように複数本配置されていてもよいし、1本の紐83を螺旋状に、かつ、隣接する把持部材5を結ぶように配置してもよい。この時、紐83の一方の端を引くことにより、把持部材5の間隔を縮めることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明を、心臓を把持して回転、脱転する心臓脱転器に適応して説明したが、この発明は心臓脱転器に限られることなく、その他各種の臓器を把持して回転、脱転するものに適応できるものである。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明を、心臓を把持して回転、脱転する心臓脱転器に適応して説明したが、この発明は心臓脱転器に限られることなく、その他各種の臓器を把持して回転、脱転するものに適応できるものである。
1、51、61、71、81 心臓脱転器
4 支柱部材
5 把持部材
6 リンク部材
7、72 操作部材
58 ゴム紐(連結部材)
62 滑り止め部(滑り止め部材、凹凸部)
83 紐(連結部材)
4 支柱部材
5 把持部材
6 リンク部材
7、72 操作部材
58 ゴム紐(連結部材)
62 滑り止め部(滑り止め部材、凹凸部)
83 紐(連結部材)
Claims (5)
- 筒状の支柱部材と、
該支柱部材の内部にその軸線方向に沿って移動可能に配置された棒状の操作部材と、
該支柱部材の先端に、その軸線を含む平面内において揺動可能に支持された複数の棒状の把持部材と、
これら把持部材と前記操作部材の先端とにそれぞれ回転可能に連結されたリンク部材と、
を備える心臓脱転器。 - 前記把持部材の間に、これら把持部材を連結する連結部材が備えられている請求項1に記載の心臓脱転器。
- 前記連結部材がその長さを変更可能に設けられている請求項2記載の心臓脱転器。
- 前記把持部材には、滑り止め手段が備えられている請求項1から3のいずれかに記載の心臓脱転器。
- 前記滑り止め手段が、把持部材の内側面に設けられた凹凸部である請求項4記載の心臓脱転器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004258316A JP2006068428A (ja) | 2004-09-06 | 2004-09-06 | 心臓脱転器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004258316A JP2006068428A (ja) | 2004-09-06 | 2004-09-06 | 心臓脱転器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006068428A true JP2006068428A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36149626
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006068428A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017122432A1 (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | テルモ株式会社 | 心臓用治療デバイス及び心臓治療方法 |
-
2004
- 2004-09-06 JP JP2004258316A patent/JP2006068428A/ja active Pending
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WO2017122432A1 (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | テルモ株式会社 | 心臓用治療デバイス及び心臓治療方法 |
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