JP2006065616A - Srp制御装置及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ソフトウェアの構成を簡素化するとともに、SRP実行から通信再開までの時間短縮や消費電力の低減を図る上で有利となるSRP制御装置を提供する。
【解決手段】 OTGコントローラ100内にパルス生成部101とパルス制御部102とを設けて、SRP開始条件が成立したことをトリガとして、前記パルス制御部102から前記パルス生成部101に対して最適なデータラインパルシング及びVBUSパルシングの実行命令を行い、OTGに準拠するパルス生成を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、USB−OTGに準拠するSRPを実現するSRP制御装置、及びこれを備えた通信装置に関する。
USB(Universal Serial Bus)は、パーソナルコンピュータと周辺機器とのインターフェース規格として広く普及している。このUSBに対して新たに追加制定された規格として「USB−On−The−Go(以下、OTGと表す)」がある。このOTGは、USBによるデータ転送において不可欠なホスト機能を周辺機器に取り入れることにより、周辺機器間におけるデータ転送を可能とする規格である。
近年、周辺機器はインテリジェント化が増してきており、この周辺機器をホストとして動作させる一方、周辺機器としても動作させたいという要望があり、この要望を実現できるOTGは、大変将来性がある規格として期待されている。
このようなOTGの仕様として、Session Request Protocol(以下、SRPと表す)が規定されている(非特許文献1,2参照)。
以下に、OTG仕様に定められるSRPについて説明する。電源供給に関するOTG仕様では、OTGに準拠したデバイスコア同士の通信において、電源を供給する側の機能と電源の供給を受ける側の機能とが明確に定義されている。つまり、通信をしているOTG準拠のデバイスコアは、どちらか一方が電源供給を行っており他方が電源供給を受けている。この関係はUSBケーブルを差し換えるまで継続される。
また、OTG仕様は、モバイル機器を対象とした仕様となっているため、低消費電力が考慮されており、通信ごとに電源駆動を切断することができる。
以下、電源供給を行うデバイスコアをAデバイス、電源供給を受けるデバイスコアをBデバイスと表す。ここで、Aデバイスによる電源切断後に電源供給を再開する場合、Aデバイスの要求により電源供給が行われる場合は問題ないが、Bデバイスの要求により電源供給を再開をする場合には、その要求を電源供給側のAデバイスに伝える必要がある。その実現方法にはデータラインパルシングとVBUSパルシングとの2種類がある。
前記データラインパルシングとは、電源が供給されていない状態で、BデバイスがUSBシリアルバス上のデータラインを一時的(パルス状)に駆動することでAデバイスに電源供給の要求を行うことである。
一方、前記VBUSパルシングとは、電源が供給されていない状態で、BデバイスがUSBシリアルバス上の電源ラインを一時的(パルス状)に駆動することでAデバイスに電源供給の要求を行うことである。
Aデバイスは、Bデバイスからの電源供給の要求信号を受け、それを受諾すると電源供給を再開する。Bデバイスは、Aデバイスからの電源供給を検出した後、通常の動作に戻る。SRPにおいて、Bデバイスは前記2種類のパルシングを生成する必要があり、Aデバイスはこの2種類のパルシングのうち何れか1つを検出すればよい。
「On-The-Go Supplement to the USB 2.0 Specification. Revision 1.0a」, USB Implementers Forum Inc., June 24,2003 「OTG Transceiver Specification. Release Candidate」, July 11,2003
ここで、Bデバイスが生成する前記2種類のパルシングを実行するためには、VBUSが駆動されておらず且つデータラインがSE0であるという条件を満たさなければならない。Bデバイスは、この条件を検出した後で2種類のパルスを発行する。
具体的には、データラインパルシングを5〜10ms間駆動し、その後VBUSパルシングを2.1〜5.25Vまで駆動する。この2種類のパルス実行期間は、データラインパルシングが開始されてから100ms以内とする。つまりSRPを実現するためには、SRP実行条件を満たしているかどうかを判定し、且つOTG仕様を満たすパルスを生成してSRPを実行することが必要となる。
また、非特許文献2に記載されているOTGの仕様を満足するデバイスにおいてSRPを実行する場合は、SRPの実行条件を判定する際に、データラインとVBUSの状態を示す信号を一定期間チェックし続ける必要がある。データラインパルシングはプルアップ信号のスイッチの切り替えによってパルス生成を実現する一方、VBUSパルシングは電源駆動回路の起動によってパルス生成を実現している。
上記のような処理は、すべてソフトウェアによって実現されており、デバイスの状態検出に始まり、デバイスの状態に応じた制御をすべて実行する必要がある。
しかしながら、これらの処理を実現するためには、ミリ秒オーダーのタイマ回路等が必要となるため、ソフトウェアの構成が複雑化してしまうという問題がある。
また、システム的な観点においては、ソフトウェアが網羅すべき処理(タスク)が増えることとなり、個々のタスク処理のタイムラグが多く発生し冗長なSRPが実行されることとなり、SRP実行から通信再開までの経過時間が増大し、その結果消費電力が増大してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ソフトウェアの構成を簡素化するとともに、SRP実行から通信再開までの時間短縮や消費電力の低減を図る上で有利となるSRP制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、パルス制御部によりパルス生成を制御し、最適なデータラインパルシング及びVBUSパルシングの実行命令を行うようにした。
すなわち、請求項1の発明は、USB−OTGに準拠するSRP制御装置であって、
パルス生成を行うパルス生成部と、
前記パルス生成部を制御するパルス制御部とを備え、
前記パルス制御部は、前記パルス生成部に対して最適なデータラインパルシング及びVBUSパルシングの実行命令を行うものであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたSRP制御装置において、
前記パルス制御部は、前記パルス生成部に対して前記データラインパルシング及び前記VBUSパルシングの実行命令を自動的且つ連続的に行うものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載されたSRP制御装置において、
前記パルス制御部は、前記データラインパルシング及び前記VBUSパルシングの特性を設定する機能をさらに備えていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載されたSRP制御装置において、
前記パルス制御部は、実行中の前記パルシングを強制停止する機能をさらに備えていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載されたSRP制御装置において、
前記パルス制御部は、SRPの実行期間を測定する機能をさらに備えていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1に記載されたSRP制御装置において、
前記パルス制御部は、SRPの実行開始条件を判定してSRP起動信号を生成する機能をさらに備えていることを特徴とする。
請求項7の発明は、通信装置であって、
パルス生成を行うパルス生成部と、
前記パルス生成部を制御するパルス制御部とを備え、
前記パルス制御部は、前記パルス制御部に対して最適なデータラインパルシング及びVBUSパルシングの実行命令を行うものであることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、USB−OTGに準拠したSRP制御装置に様々な機能を有するパルス制御部を設けることにより、OTG仕様に準拠するだけではなく最適なSRPを実行することができる。これにより、SRPがハードウェアによって実行されることとなり、ソフトウェアの構成を簡素化することができる。
さらに、ソフトウェアが網羅すべき処理(タスク)が減少することで冗長なSRPの実行を防ぐことが可能となり、SRP実行から通信再開(VBUS供給)までの時間短縮や低消費電力化を実現する上で有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1における通信システムの構成を示す図である。このシステムでは、2つのUSBデバイス10,20の間でUSBシリアルバスを介して通信が行われる。
前記USBシリアルバスは、電源(VBUS)ラインと信号(データ)ラインとを有している。前記USBデバイス10,20は、USB−OTG(以下、OTGと表す)の仕様に準拠しており、USBシリアルバスを介した通信はこのOTG仕様に準拠して行われる。
このようなOTGに準拠したデバイス間の通信中には、どちらか一方のデバイスがUSBシリアルバスのVBUSラインを介して他方のデバイスに電源を供給する。また、USBシリアルバスのデータラインを介してUSBデバイス10,20間でデータのやりとりが行われる。
前記USBデバイス10,20は、OTGコントローラ100と、USBデバイス10,20の製品(携帯電話、デジタルカメラやプリンタ等)としての機能を司る製品機能200とを備えている。
前記OTGコントローラ100は、基本機能103と、SRP実行に使用されるデータラインパルシング及びVBUSパルシングを生成するパルス生成部101と、このパルス生成部101を制御するパルス制御部102とを備えている。
図2は、USBデバイス10,20におけるOTGコントローラ100の内部構成の一部を示す図である。図2に示すように、パルス生成部101は、データラインパルシングを生成するプルアップ抵抗スイッチ320と、VBUSパルシングを生成する電源駆動回路330とを備える。
前記パルス制御部102は、データラインパルシングとVBUSパルシングの起動及び停止を司るパルス制御回路300を備えており、このパルス制御回路300にはパルス生成制御部301が内蔵されている。
前記パルス生成制御部301は、パルス生成部101に対してパルス生成信号を与えてデータラインパルシング及びVBUSパルシングを生成させるものである。
上述の通り、OTG準拠のデバイス同士の間で通信を行う場合には、どちらか一方のデバイスがUSBシリアルバスの電源ラインを介して他方のデバイスに電源を供給する。ここでは、USBデバイス10が電源供給を行いUSBデバイス20が電源供給を受けるものとする。USBデバイス20が電源供給の要求をしたい場合には、SRPを実行することでその意思をUSBデバイス10に伝える。
以下、USBデバイス20(Bデバイス)のOTGコントローラ100におけるSRP制御装置について説明する。
USBデバイス20がSRPにより電源供給の要求を行う場合、データラインパルシングとしてデータラインのプルアップ抵抗スイッチ320を5〜10ms間ONし、その後、VBUSパルシングとして接続相手がOTG準拠のデバイスのときに2.1〜5.25Vの範囲で電源駆動回路330を駆動する。これら2種類のパルス実行期間は100msであり、データラインパルシング、VBUSパルシングの順にて行う。
これらのOTG仕様を満たすデータラインパルシング、VBUSパルシングはパルス制御回路300において制御される。パルス出力の命令信号を受けたパルス生成部101は、その命令に従いパルスを出力する。
図3に、本発明の実施形態1に係るOTGコントローラ100におけるSRP実行内容を示す。まず、SRPを実行するための条件である“VBUSが駆動されていないこと”及び“データラインがSE0(D+、D−ともLowレベル)であること”が満たされていることを確認した後(T1)、最初にデータラインのプルアップ抵抗スイッチ320をON/OFFすることでデータラインパルシングを行う。なお、データラインパルシングは5〜10ms間行うものとする。
その後、電源駆動回路330を駆動/停止することでVBUSパルシングを行い、SRPを終了する(T2)。なお、VBUSパルシングは接続相手がOTG準拠のデバイスのときに2.1〜5.25Vの範囲で行うものとする。
さらに、AデバイスはBデバイスによる電源供給の要求を受諾した後(T2)、VBUSラインに電源を供給する。その後、通信を再開する(T3)。
以下に具体的な例を挙げて説明する。上述したSRP開始条件が成立したことを確認した後、パルス制御回路300内のパルス生成制御部301は、データラインパルシングの生成開始信号をパルス生成部101に出力する。そして、5〜10ms間データラインパルシングを実行した後、パルス生成制御部301はデータラインパルシングの生成終了信号をパルス生成部101に出力する。
ここで、データラインパルシングは、データラインに接続されているプルアップ抵抗スイッチ320をONさせる信号をパルス生成制御部301が出力することでその実行を開始し、プルアップ抵抗スイッチ320をOFFさせる信号をパルス生成制御部301が出力することでその実行を終了する。
データラインパルシング終了後、VBUSパルシングの生成開始信号をパルス生成部101に出力する。VBUSを2.1V〜5.25Vの範囲で駆動した後、パルス生成制御部301はVBUSパルシングの生成終了信号をパルス生成部101に出力する。
ここで、VBUSパルシングは、VBUSラインを駆動している電源駆動回路330をONさせる信号をパルス生成制御部301が出力することでその実行を開始し、電源駆動回路330をOFFさせる信号をパルス生成制御部301が出力することでその実行を終了する。その後、SRPを終了する。
なお、これら一連のパルス生成は、上述したSRP開始条件が成立したことをトリガとして、パルス生成制御部301により自動的且つ連続的に行われるようになっている。
以上のように、本実施形態1では、パルス生成制御部301を設けて、SRPの開始条件の成立が明示された外部信号のみに基づいてOTGに準拠するパルス生成を自動的且つ連続的に行うことにより、従来よりも簡素化したソフトウェアでSRPを実現でき、システムの複雑化を低減することができる。
また、冗長なSRPの実行を防ぐことが可能となり、SRP実行から通信再開(VBUS供給)までの時間短縮や低消費電力化を実現する上で有利となるSRPシステムの提供を可能とする。
<実施形態2>
図4は、本発明の実施形態2におけるOTGコントローラ100の内部構成の一部を示す図である。前記実施形態1との違いは、パルス制御回路300が、データラインパルシングとVBUSパルシングの詳細な設定を行うためのSRP制御部302をさらに備え、このSRP制御部302内部に、データラインパルシング及びVBUSパルシングのパルス特性の設定を行うパルス設定部303を備えている点である。以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する(以下の実施形態3〜5についても同様とする)。
以下、図4に示したパルス設定部303によるパルス設定動作について、図3を参照しながら説明する。
SRP仕様では、データラインパルシングは5〜10ms以内、VBUSパルシングは接続相手がOTG準拠のデバイスのときに2.1〜5.25Vの範囲で駆動、これら2種類のパルス実行期間は100ms以内という規格が定められている。これはデータラインのプルアップ抵抗スイッチ320がONの期間及び電源駆動回路330の駆動時間を意味している。
例えば、前記規格内においてSRPの実行が最大時間となる設定、つまりデータラインパルシングを10ms期間とし、VBUSパルシング実行においてVBUSラインが5.25V以下を継続するように駆動し且つこれら2種類のパルス実行期間が100ms以内という設定でSRPを実行する場合について考察する。このとき、SRPの仕様は満足するものの、SRP実行期間が長くなってしまい結果的にVBUS供給までの時間が増大してしまう。
一方、最小時間による設定、つまりデータラインパルシングを5ms期間とし、VBUSパルシング実行においてVBUSラインを2.1V以上になるまで駆動するという設定でこれら2種類のパルスを実行する場合について考察する。このときは、理想的な状況においてSRPの仕様は満足しているが、OTGコントローラ及びOTG内蔵製品を組み上げるときの諸条件によりSRPの仕様を満足しない製品となってしまうおそれが考えられる。
以上のような考察から、パルス生成の設定をOTGコントローラの設計段階において一概に決定することは得策ではないことが判る。従って、製品として実装された後においても外部から設定可能な構成とした方が理想的である。この点は、前記パルス設定部303を設けることにより可能となる。すなわち、このパルス設定部303により、例えばデータラインパルシングの期間を8msに設定し、VBUSラインへの駆動期間を接続相手によってプログラマブルに設定することが可能となる。これにより、OTGコントローラ製作時の条件のバラツキに対応することが可能となる。
以上のように、本実施形態2では、データラインパルシングとVBUSパルシングのパルス特性を設定可能とするパルス設定部303を設けることにより、OTGコントローラ及びOTG内蔵製品の製作条件に依存しない最適なSRP実行能力を備えるデバイスの提供を可能とし、パルス生成制御部301のみによる構成よりもSRP実現に際してプログラマブルに設定可能な要素を含むSRPシステムの提供を可能とする。
また、冗長なSRPの実行を防ぐことも可能となり、SRP実行から通信再開(VBUS供給)までの時間短縮や低消費電力化を実現する上で有利となるSRPシステムの提供を可能とする。
<実施形態3>
図5は、本発明の実施形態3におけるOTGコントローラ100の内部構成の一部を示す図である。前記実施形態1との違いは、パルス制御回路300が、データラインパルシングとVBUSパルシングの詳細な設定を行うためのSRP制御部302をさらに備え、このSRP制御部302内部に、各パルシングを強制停止するための強制停止部304を備えている点である。
以下、図5に示した強制停止部304によるパルス強制停止動作について、図6を参照しながら説明する。
電源供給を行うUSBデバイス10は、SRPのパルシングについてはどちらか一方、つまりデータラインパルシング又はVBUSパルシングのどちらか一方を検出して、その要求に対応してVBUS供給の開始・通信を再開する。
図6に、本発明の実施形態3に係るOTGコントローラにおけるSRP実行内容を示す。まず、SRPを実行するための条件が満たされていることを確認した後(T1)、データラインのプルアップ抵抗スイッチ320をONすることでデータラインパルシングを行う。
USBデバイス10は、USBデバイス20がデータラインパルシング実行中であることを検出する(T2’)。ここで、USBデバイス10がSRP検出した後、引き続きデータラインパルシング及びVBUSパルシングを実行することは消費電力やSRPの実行時間を増加させることとなり好ましくない。そこで、USBデバイス10がSRP検出した後は、前記強制停止部304によりパルス生成を強制的に止め、USBデバイス20をVBUS供給モード又は通信再開待機モードに遷移しておく。これは、VBUSパルシング中にSRPを検出したときも同様である。
以上のように、本実施形態3では、データラインパルシング及びVBUSパルシングを強制停止できる強制停止部304を設けて必要に応じてパルス生成を強制停止するように制御することにより、パルス生成制御部301のみに基づいてパルス生成を制御する場合に比べて、SRP実行から通信再開(VBUS供給)までの時間短縮や低消費電力化を実現する上で有利となるSRPシステムの提供を可能とする。
<実施形態4>
図7は、本発明の実施形態4におけるOTGコントローラ100の内部構成の一部を示す図である。前記実施形態1との違いは、パルス制御回路300が、データラインパルシングとVBUSパルシングの詳細な設定を行うためのSRP制御部302をさらに備え、このSRP制御部302内部に、SRPの実行期間(データラインパルシングを開始してからVBUSが供給されて通信可能な状態へ復帰するまでの期間)を測定するためのSRPタイマ305を備えている点である。
SRPの仕様では、データラインパルシングを生成することで開始し、VBUSが供給されて通信可能な状態へ復帰することで終了すると規定されており、このSRP実行期間は5秒以内に完了する必要がある。
前記SRPタイマ305は、このSRP実行期間を管理するタイマであり、データラインパルシングが実行されると同時にタイマカウントがスタートする。そして、SRP開始後、5秒間経過してもVBUSが供給されて通信可能な状態へ復帰しない場合には、SRPによる電源供給の要請が未遂で終了したことをSRPタイマ305により外部へ伝える。
以上のように、本実施形態4では、SRPの実行期間を測定できるSRPタイマ305を設けることにより、従来よりも簡素化したソフトウェアでSRPを実現でき、システムの複雑化を低減することができる。
また、冗長なSRPの実行を防ぐことが可能となり、低消費電力化を実現する上で有利となるSRPシステムの提供を可能とする。
<実施形態5>
図8は、本発明の実施形態5におけるOTGコントローラ100の内部構成の一部を示す図である。前記実施形態1との違いは、パルス制御部102に、SRP実行開始条件が成立しているか否かを判定するためのSRP実行条件検出回路310を備えている点である。
以下、図8に示したSRP実行条件検出回路310によるSRP実行開始条件の検出動作について、図3を参照しながら説明する。
USBデバイス20が2種類のパルシングにより電源供給を要求する場合には、“VBUSが駆動されていないこと”及び“データラインがSE0(D+、D−ともLowレベル)であること”という2つの条件を満たしている必要がある。具体的には、データラインにおけるSE0の状態が2ms以上継続されていることと、VBUSが0.2V以下であることが要請される。
前記SRP実行条件検出回路310は、データライン及びVBUSの状態を把握することができ、前記2つの条件が成立したときに、パルス制御回路300へSRP実行への起動信号を出力する。また、パルス制御回路300は前記起動信号が入力されたとき、パルス生成部101に対して2種類のパルスの生成を開始させる。
また、前記SRP実行条件検出回路310は、VBUSをディスチャージする機能を備えており、SRP実行条件を検出するタイミングにおいてVBUSが0.2V以上であった場合は、VBUSをBデバイス自身がディスチャージすることが可能である。これによりBデバイスはSRPを実行できる状態へと遷移することができる。
以上のように、本実施形態5では、SRPを実行するための2つの条件を検出できるSRP実行条件検出回路310を設けることにより、従来よりも簡素化したソフトウェアでSRPを実現でき、システムの複雑化を低減することができる。
また、冗長なSRPの実行を防ぐことが可能となり、SRP実行から通信再開(VBUS供給)までの時間短縮や低消費電力化を実現する上で有利となるSRPシステムの提供を可能とする。
なお、本発明に係るSRP制御装置は、上述した実施形態1〜5で示した構成に限定されず、例えば、図9に示すように、実施形態1〜4に記載した回路構成及び機能をすべて内蔵したOTGコントローラを構成するようにしても構わない。
本発明のSRP制御装置は、SRPを最適に実行するための機能を有し、USB−OTG機能を搭載したOTGコントローラ等に有用である。さらにUSB−OTG機能を有する携帯電話・PDA等のモバイル機器への組み込みの用途にも応用できる。
USB−OTGに準拠する通信システムの構成を示す図である。 実施形態1におけるOTGコントローラの内部構成の一部を示す図である。 図2に示したOTGコントローラにおけるSRP動作について説明するための図である。 実施形態2におけるOTGコントローラの内部構成の一部を示す図である。 実施形態3におけるOTGコントローラの内部構成の一部を示す図である。 図5に示したOTGコントローラにおけるSRP動作について説明するための図である。 実施形態4におけるOTGコントローラの内部構成の一部を示す図である。 実施形態5におけるOTGコントローラの内部構成の一部を示す図である。 本明細書に記載の機能をすべて内蔵したOTGコントローラの内部構成の一部を示す図である。
符号の説明
10 USBデバイス
20 USBデバイス
100 OTGコントローラ
101 パルス生成部
102 パルス制御部
103 基本機能
200 製品機能
300 パルス制御回路
301 パルス生成制御部
302 SRP制御部
303 パルス設定部
304 強制停止部
305 SRPタイマ
310 SRP実行条件検出回路
320 プルアップ抵抗スイッチ
330 電源駆動回路

Claims (7)

  1. USB−OTGに準拠するSRP制御装置であって、
    パルス生成を行うパルス生成部と、
    前記パルス生成部を制御するパルス制御部とを備え、
    前記パルス制御部は、前記パルス生成部に対して最適なデータラインパルシング及びVBUSパルシングの実行命令を行うものであることを特徴とするSRP制御装置。
  2. 請求項1に記載されたSRP制御装置において、
    前記パルス制御部は、前記パルス生成部に対して前記データラインパルシング及び前記VBUSパルシングの実行命令を自動的且つ連続的に行うものであることを特徴とするSRP制御装置。
  3. 請求項1に記載されたSRP制御装置において、
    前記パルス制御部は、前記データラインパルシング及び前記VBUSパルシングの特性を設定する機能をさらに備えていることを特徴とするSRP制御装置。
  4. 請求項1に記載されたSRP制御装置において、
    前記パルス制御部は、実行中の前記パルシングを強制停止する機能をさらに備えていることを特徴とするSRP制御装置。
  5. 請求項1に記載されたSRP制御装置において、
    前記パルス制御部は、SRPの実行期間を測定する機能をさらに備えていることを特徴とするSRP制御装置。
  6. 請求項1に記載されたSRP制御装置において、
    前記パルス制御部は、SRPの実行開始条件を判定してSRP起動信号を生成する機能をさらに備えていることを特徴とするSRP制御装置。
  7. 電源ラインを介して相手装置に電源を供給し又は該相手装置から電源の供給を受け、信号ラインを介して該相手装置とデータのやりとりを行う通信装置であって、
    パルス生成を行うパルス生成部と、
    前記パルス生成部を制御するパルス制御部とを備え、
    前記パルス制御部は、前記パルス制御部に対して最適なデータラインパルシング及びVBUSパルシングの実行命令を行うものであることを特徴とする通信装置。
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