JP2006064919A - 画像形成装置と画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置と画像形成装置の制御方法 Download PDF

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秀敏 片柳
Masashi Saito
正志 齊藤
Toshiki Hayamizu
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Abstract

【課題】 生産性を優先する場合はウオームアップ後や画像調整後やスタンバイ中等の画像を短時間で出力可能とし、品質を優先する場合は高品質な画像出力を可能とするカラー画像形成装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】 少なくとも耐熱性の弾性層が捲着された加熱ローラを有した定着装置を有する画像形成装置において、品質を優先するモード設定時はウオームアップ及び画像調整のいずれかが完了後、もしくはスタンバイ中に前記加熱ローラの表面温度が画像形成時に定着を行う第1の温度範囲以下になると定着を開始可能とし、生産性を優先するモード設定時はウオームアップ及び画像調整のいずれかが完了後もしくはスタンバイ中に、前記加熱ローラの表面温度が画像形成時に定着を行う第1の温度範囲より高い第2の温度範囲以下になると定着を開始可能とする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱ロール方式による定着装置を備えた画像形成装置とその制御方法に関するものである。
従来より、カラーの画像形成装置は多色のトナー画像を重ね合わせて画像を形成するために、モノクロの画像形成装置に比べて色ムラ、また光沢ムラが発生しやすく、それを防止するために少なくともトナーと接触する側の加熱ローラに耐熱性の弾性体(耐熱弾性体)を捲着したローラを用いることが一般に行われており、これらの対応として耐熱弾性体を捲着した定着ローラを有する定着装置(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
特開平6−258976号公報
しかし、特許文献1に記載されたような耐熱弾性体を捲着した加熱ローラを用いた定着装置は、加熱ローラに内装された発熱体によりトナーに接触する加熱ローラの表面温度を所定の温度に加熱する場合、耐熱弾性体の伝熱特性が悪いために、1次遅れである耐熱弾性体の内外面に大きな温度差を生じ、電源投入時のウオームアップ時や画像調整時やスタンバイ時等に、加熱ローラに弾性層を有しないモノクロの画像形成装置に比べてより大きな加熱ローラの表面温度のオーバーシュートを招いてしまい、このオーバーシュートのピーク時前後では加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行うのに適正な温度より高くなってしまう場合があり、この間は画像形成(定着)を中断しており、このために画像形成装置の生産性が低下してしまうという問題点があった。
しかし、近年のオペレータの多様化した要望の中には1台の画像形成装置でたとえばデジタルカメラで撮影した画像を出力する時のように生産性は重視しないがあくまで画像品質を重視したいという要望と、たとえば殆どが文字であるような画像のように高画質は重視しないがとにかく短時間で出力画像を得て生産性を上げたいという要望がある場合があり、従来の画像品質優先の画像形成装置では、短時間で出力画像を得たい場合でも加熱ローラの温度が品質優先の条件に合致してから出力を行うため出力が遅れ、生産性が低下してしまうという問題があった。
本発明の目的は上述した問題点に鑑み、これらの要望を満たすために、生産性を優先する場合はウオームアップ後や画像調整後やスタンバイ中等の状態からの画像出力を短時間で可能とし、品質を優先する場合は高品質な画像出力を可能とする、カラー画像形成装置とその制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は下記請求項に記載する構成により達成される。
請求項1に係る発明は、ローラ外周に耐熱性の弾性層が捲着され内部に加熱ローラを加熱する発熱体を有する加熱ローラと、記録紙を前記加熱ローラに圧接する圧接部材と、前記加熱ローラの表面温度を検出する表面温度検出手段と、加熱ローラを回転駆動する駆動手段とを有した定着装置を有する電子写真方式の画像形成装置において、
品質を優先する第1のモードと、生産性を優先する第2のモードとを備え、前記第1のモード設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくはスタンバイ中に前記加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲の上限値より高い第2の温度範囲以下になると定着を開始可能とし、前記第2のモード設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくはスタンバイ中に前記加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲より高い第2の温度範囲以下になると定着を開始可能とする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記第2の温度範囲は、前記第1の温度範囲より高く、且つスタンバイ時の加熱ローラの表面温度であるスタンバイ温度より高い温度で、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い温度範囲であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、ウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、画像形成に移行時に発生するオーバーシュート発生中は、ピーク経過後の加熱ローラの表面温度が、前記第1のモード設定時は前記第1の温度範囲に達した時、また前記第2のモード設定時は前記第2の温度範囲に達した時、から定着を可能とする制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える切替手段を有することを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、ウオームアップと、画像調整と、スタンバイと、画像形成の内少なくともいずれか1を行なう画像形成装置の制御方法において、
品質を優先する第1のモードに設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくは及びスタンバイ中に、定着装置の加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲の上限値より高い第2の温度範囲以下になると、定着装置に未定着トナーを担持した記録材を通過させ定着を行う画像形成を開始可能とし、
生産性を優先する第2のモードに設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくは及びスタンバイ中に、前記加熱ローラの表面温度が、通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲より高く、且つスタンバイ時の加熱ローラの表面温度であるスタンバイ温度範囲より高く、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い温度範囲である第2の温度範囲以下になると前記画像形成を開始可能とすることを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項6に係る発明は、ウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1の処理が完了後、画像形成に移行時に発生するオーバーシュート発生中は、ピーク経過後に加熱ローラの表面温度が前記第1のモード設定時は前記第1の温度範囲の上限、前記第2のモード設定時は前記第2の温度範囲に達した時から定着を可能とすることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法である。
請求項7に係る発明は、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える切替手段により前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置の制御方法である。
本発明によれば次のような効果を得ることが出来る、すなわち、
請求項1〜3、5、6に係る画像形成装置によれば、定着を可能とする加熱ローラ表面温度が異なる品質優先の第1のモードと生産性優先の第2のモードとを設け、必要に応じモードの変更を行うことにより、総合的な生産性を向上することが可能となる。
請求項4、7に係る画像形成装置によれば、容易に前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替えることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
カラー画像形成装置にはドラム状の感光体を画像形成体とするものやベルト状の中間転写体を画像形成体とするものがあるが、以下、ベルト状の中間転写体を画像形成体とするカラー画像形成装置を例に取り本発明の説明を行う。
図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の1実施の形態を示す断面構成図である。
このカラー画像形成装置1は、タンデム型フルカラー複写機と称せられるもので、自動原稿送り装置3と、原稿画像読み取り装置4と、複数の露光手段3Y、3M、3C、3Kと、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7と、給紙手段5及び定着手段24とから成る。
画像形成装置の本体2の上部には、自動原稿送り装置3と原稿画像読み取り装置4が配置されており、自動原稿送り装置3により搬送される原稿dの画像が原稿画像読み取り装置4の光学系により反射・結像され、ラインイメージセンサCCDにより読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより読み取られた原稿画像を光電変換されたアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、露光手段3Y、3M、3C、3Kに各色毎のデジタル画像データとして送られ、露光手段3Y、3M、3C、3Kにより対応する第1の像担持体としてのドラム状の感光体(以下感光体とも記す)1Y、1M、1C、1Kに各色の画像データの潜像を形成する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、垂直方向に縦列配置されており、感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方にはローラ71、72、73、74を巻回して回動可能に張架された半導電性エンドレスベルト状の第2の像担持体である中間転写体70が配置されている。
そして、中間転写体70は図示しない駆動装置により回転駆動されるローラ71を介し矢印方向に駆動されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、1次転写手段としての1次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Yを有する。
マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、1次転写手段としての1次転写ローラ5M、クリーニング手段6Mを有する。
シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、1次転写手段としての1次転写ローラ5C、クリーニング手段6Cを有する。
黒色画像を形成する画像形成部10Kは、感光体1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、1次転写手段としての1次転写ローラ5K、クリーニング手段6Kを有する。
トナー補給手段8Y、8M、8C、8Kは、現像装置4Y、4M、4C、4Kにそれぞれ新規トナーを補給する。
ここで、1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kは、図示しない制御手段により画像の種類に応じて選択的に作動され、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1C、1Kに中間転写体70を押圧し、感光体上の画像を転写する。
このようにして、画像形成部10Y、10M、10C、10Kにより感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色の画像は、1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
また、給紙カセット51内に収容された記録媒体としての記録紙Pは、給紙手段5により給紙され、次いで複数の中間ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、2次転写手段としての2次転写ローラ6まで搬送され、2次転写ローラ6により中間転写体上の合成されたトナー画像が記録紙P上に一括転写される。
ここで、2次転写手段6は、ここを記録紙Pが通過して2次転写を行なう時にのみ、記録紙Pを中間転写体70に圧接させる。
カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
定着手段24は加熱ローラ241と圧接部材である圧接ローラ242と加熱ローラ241の表面温度(厳密には耐熱性の弾性層244の表面温度)を検出する非接触の表面温度検出手段243とを有し、加熱ローラ241はアルミニウム製のローラ基体245の内部に発熱体246であるハロゲンランプを内装し、ローラ基体245の外面周上にシリコンゴムもしくはフッ素ゴムよりなる耐熱性の弾性層244(以下耐熱弾性層と記す)が捲着してある。
加熱ローラの表面にシリコンオイル等のトナー離型剤の供給を行わない場合は、弾性層244の上に更にフッ素樹脂からなるトナー離型層を設ける。
表面温度検出手段243は加熱ローラ241から放射される熱(赤外線)を検知して非接触で加熱ローラ241の表面温度を測定する非接触温度センサが利用でき、加熱ローラ241と表面温度検出手段243との間隙は0.2〜8mm、好ましくは4.5〜5.5mmを有するように取り付けられている。
また、圧接ローラ242は圧接手段247により、記録紙Pを加熱ローラ241に圧接/解除する。
本例では、圧接部材はローラ形状のものを示すが、ベルト状のものであっても良い。
そして表面温度検出手段243により検出された加熱ローラ241の表面温度が図示しない制御手段に入力され、画像形成時には加熱ローラの表面温度が、通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲T1(例えば160〜210℃好ましくは170〜210℃)になるように制御されている(以下、通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲T1を単に第1の温度範囲T1とも記す)。
一方、2次転写ローラ6により記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写体70は、クリーニング手段8により残留トナーが除去される。
以下に、ウオームアップ、画像調整、スタンバイについて概要を説明する。
電源投入後ウオームアップが行われる。
ウオームアップでは画像形成(定着)を可能とするために発熱体246をONし、また圧接手段247と加熱ローラ241の図示しない回転駆動手段をOFFとして加熱ローラを加熱し、スタンバイを行う温度範囲まで表面温度を上昇させる。
スタンバイを行う温度まで上昇させた後、表面温度をスタンバイ温度範囲に保つために発熱体246を必要に応じON/OFFさせる。
また、スタンバイ中の所定時間毎、或いは所定プリント毎に、画像濃度を一定に保たせるために、露光手段3Y〜3Kで基準となるパッチの潜像を感光体1Y〜3Kに形成し、現像手段4Y〜4Kで顕像化し、図示しないセンサで感光体或いは中間転写体に形成されたパッチ画像濃度を測定して帯電手段のバイアス電圧や露光条件等の画像形成条件を調整して濃度を一定に保たせる画像調整を行なう。画像調整の場合、記録紙の供給、及びパッチの転写は行わず、感光体或いは中間転写体に担持されたパッチはクリーニング手段により除去する。
このスタンバイ状態において画像指令が入力されると画像形成を行う。
画像調整後にまだ仕掛かったプリントが残っている場合は再び画像形成を行うが、オペレータからの画像形成指示がない場合は再びスタンバイ工程に移行し発熱体246をON、また圧接手段247と加熱ローラ241の図示しない回転駆動手段をOFFとして次の画像形成が開始されるまで待ち、オペレータからの画像形成指示により画像形成を行なう。
図2は、本発明に係るカラー画像形成装置の定着装置に関するブロック図である。
品質を優先する第1のモードと、生産性を優先する第2のモードを切り替える切替手段301により選択されたモード選択情報と、表面温度検出手段243の検出温度情報がA/D変換を行うセンサアンプ302を介してCPU、各種I/F等で構成された制御手段30に入力される。
記憶手段31はROM(リードオンリーメモリ)を有し、ROMには予め、通常画像形成時に定着を行う加熱ローラの表面温度範囲である第1の温度範囲T1の値(例えば160〜210℃好ましくは170〜210℃)と、スタンバイ時の加熱ローラの表面温度範囲であるスタンバイ温度範囲T2の値(例えば205℃〜215℃)と、前記第1の温度範囲より高く、更にスタンバイ温度範囲T2より高く、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い加熱ローラの表面温度である第2の温度範囲T3の値(例えば240〜230℃内のいずれかの温度)、(以下前記第1の温度範囲より高く、更にスタンバイ温度範囲T2より高く、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い加熱ローラの表面温度である第2の温度範囲T3を単に第2の温度範囲T3と記す)と、第1の温度範囲T1内の定着を行う温度の所定の温度範囲T4(以下単に所定の温度範囲T4と記す)と、が記憶されている。
ここで上記所定量とは、目視で容易に色むら等が確認できる量を指す。
上述したT1、T2、T3の値は使用するトナーの性質、ローラ等の部材の材質・構成により適時設計的に最適値が選択される。
制御手段30は、切替手段301から入力された第1,第2のモード選択情報およびウオームアップ、画像調整、スタンバイ等の工程の進捗状況に応じて、電力変換をするドライバ248を介してソレノイドやモータ等により駆動される圧接手段247を制御して、圧接ローラ242を加熱ローラ241に圧接/解除し、また、モータコントローラ250を介して駆動手段であるモータ251、たとえばパルスモータ、DCサーボモータを制御して加熱ローラ241を回転駆動し、また、記憶手段31から必要に応じて上述したT1、T2、T3の値を読み出して、上述したT1、T2、T3の値と表面温度検出手段243が検出した表面温度tの値とを比較して加熱ローラ241の表面温度が上述したT1、T2になるようにヒータコントローラ249を介して発熱体246をON/OFFする。
図3は、本発明に係るモードによる加熱ローラの表面温度と定着の可否を示す概念図である。
横軸は時間、縦軸は加熱ローラの表面温度を示している。
図では、電源投入した後、ウオームアップで加熱ローラが加熱され加熱ローラの表面温度をスタンバイ温度範囲T2に向け上昇させ、画像形成を開始可能とし、オペレータからの画像形成指示により画像形成を行い、画像形成中に必要に応じて基準となるパッチ等を感光体或いは中間転写体に形成して、その濃度を測定してバイアス電圧等の画像形成条件を調整して濃度を一定に保たせる画像調整を行い、まだ仕掛かりのプリントが残っているため再び画像形成を行い、画像形成が行われないためスタンバイ工程に移行し次の画像形成が開始されるまで待ち、オペレータからの画像形成指示により画像形成を行なう場合を例に取り説明する。
図3(a)は第1のモードにおける定着の可否を示す図で、図3(b)は第2のモードにおける定着の可否を示す図である。
図3(a)において、ウオームアップ領域Aでは電源投入により発熱体246がONとなり加熱ローラの表面温度tが上昇する。
この時、圧接手段247と駆動手段はOFF状態であり、圧接ローラ242は加熱ローラ241から離間し停止している。
表面温度tが所定の温度範囲T4内の設定温度に到達すると発熱体246はOFFとなり、この時、加熱ローラは停止している。定着不能となっているため定着(通紙)は行わない。
画像形成領域Bは、ウオームアップにより表面温度tが所定の温度範囲T4に到達して発熱体246がOFFされた後に、課題の項で述べた定着ローラの耐熱弾性体内外で大きな温度差を生ずるという、1次遅れに起因した表面温度tのオーバーシュート領域B1と、表面温度tが所定の温度範囲T4に制御され画像形成を行う画像形成領域B2に分けられる。
オーバーシュート領域B1の温度上昇中では発熱体246と圧接手段247と駆動手段251はOFFとなり、圧接ローラ242を加熱ローラ241から離間するように解除し、加熱ローラ241は停止している。定着不能となっているため定着(通紙)は行わない。
オーバーシュート領域B1のピーク(a)経過後に加熱ローラの表面温度tがスタンバイ温度範囲T2の上限値に達すると圧接手段247と駆動手段251はONとなり圧接ローラ242を加熱ローラ241に圧接し、加熱ローラ241が回転する。そして、加熱ローラの表面温度tが第1の温度範囲T1の上限値に達する(b)と発熱体246をONとして定着(通紙)を可能とし、以降画像形成領域B2では圧接手段247と駆動手段251と発熱体246はONを継続し加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転し、画像形成が行われると共に定着(通紙)が行われる。
ここで、発熱体246は表面温度tを所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返す。
すなわち、第1のモード設定時はウオームアップが完了後、加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲(上限)以下になると定着(通紙)を開始可能とする。
画像調整領域Cでは圧接手段247と駆動手段251はONを継続し加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転しており、発熱体246は強制的にOFFされるが記録紙の通紙による吸熱がなくなるため、前述した1次遅れによる表面温度tのオーバーシュート(c)が発生する。画像調整領域Cでは定着(通紙)は行わず、基準となるパッチ等を感光体1Y、1M、1C、1K或いは中間転写体70に画像形成し、図示しないセンサによりパッチの濃度等を測定し、測定値に応じてバイアス電圧等の画像形成条件を調整して濃度を一定に保つ画像調整を行う。ここで画像調整の場合、上述したように記録紙の供給、及びパッチの転写は行わず、感光体或いは中間転写体に担持されたパッチはクリーニング手段により除去する。
画像形成領域Dは発熱体246がOFFのためオーバーシュートした表面温度tが下降する領域D1と、表面温度tが所定の温度範囲T4に制御され画像形成を行う画像形成領域D2に分けられる。
オーバーシュート領域D1の温度下降中では発熱体246はOFFとなり、圧接手段247と駆動手段251はONを継続し、圧接ローラ242を加熱ローラ241に圧接し、加熱ローラ241は回転している。
オーバーシュート領域D1のピーク(d)経過後に加熱ローラの表面温度tが第1の温度範囲T1の上限値に達する(e)と発熱体246をONとして定着(通紙)を可能とし、以降画像形成領域D2では圧接手段247と駆動手段251と発熱体246はONを継続し加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転し、画像形成が行われると共に定着(通紙)が行われる。
ここで、発熱体246は表面温度tを所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返す。
すなわち、第1のモード設定時は画像調整が完了後、加熱ローラの表面温度tが通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲(上限)以下になると定着(通紙)を開始可能とする。
スタンバイ領域Eに移行した直後、発熱体246は強制的にOFFされるが、通紙が行われなくなるため上述した1次遅れによる表面温度tがオーバーシュート(f)するオーバーシュート領域E1が生じる。
オーバーシュート後発熱体246のOFFにより表面温度tが下降し、表面温度tがスタンバイ温度範囲T2の上限に到達するとスタンバイ領域E2となり、スタンバイ温度範囲T2内になるように発熱体246を必要に応じてON/OFF制御する。
スタンバイ領域E2では画像形成を受け付ける。
オーバーシュート領域E1では発熱体246と圧接手段247と駆動手段251はOFFとなり、圧接ローラ242を加熱ローラ241から離間するように解除し、加熱ローラ241は停止している。オーバーシュート領域E1では定着不能となっているため定着(通紙)は行わない。
オーバーシュート領域E1のピーク(g)経過後に加熱ローラの表面温度tがスタンバイ温度範囲T2の上限に達する(h)と、それ以降スタンバイ領域E2では発熱体246をON/OFFして表面温度tをスタンバイ温度範囲T2内に制御し次の画像形成指令を待機する。
画像形成領域Fでは発熱体246がONを継続するが圧接手段247と駆動手段251がONとなるため吸熱され表面温度tが下降する温度下降領域F1と、表面温度tが所定の温度範囲T4に制御され画像形成を行う画像形成領域F2に分けられる。
温度下降領域F1の温度下降中では発熱体246と圧接手段247と駆動手段251はONとなり、圧接ローラ242を加熱ローラ241に圧接し、加熱ローラ241は回転している。
加熱ローラの表面温度tが第1の温度範囲T1に達する(i)とそれ以降画像形成領域Fでは圧接手段247と駆動手段251と発熱体246はONを継続し加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転し、画像形成が行われると共に定着(通紙)が行われる。
ここで、発熱体246は表面温度tを所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返す。
すなわち、第1のモード設定時はスタンバイ中から、加熱ローラの表面温度tが通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲(上限)以下になると定着(通紙)を開始可能とする。
ここで、第1のモード設定時はスタンバイ中から、加熱ローラの表面温度tがスタンバイ温度範囲以下になると定着(通紙)を開始可能としても良い。
図3(b)において、ウオームアップ領域Gでは電源投入により発熱体246がONとなり加熱ローラの表面温度tが上昇し、表面温度tが所定の温度範囲T4内の設定温度に到達すると発熱体246がOFFされる。
圧接手段247はOFFとなり圧接ローラ242を加熱ローラ241から離間するように解除し、駆動手段はOFFとなり加熱ローラは停止している。定着不能となっているため定着(通紙)は行わない。
画像形成領域Hは発熱体246がOFFされた後に、前述した1次遅れにより表面温度tがオーバーシュートする。
オーバーシュート領域の温度上昇中では発熱体246と圧接手段247と駆動手段251はOFFとし、圧接ローラ242を加熱ローラ241から離間するように解除し、加熱ローラ241は停止している。
このようなオーバーシュートによる温度上昇中は表面温度が安定していないため、画像形成指令を受け付けないことが好ましい。
オーバーシュート領域H1のピーク(m)経過後に表面温度が下降し、加熱ローラの表面温度tが、第2の温度範囲T3に達する(n)と定着(通紙)を可能とし、以降画像形成領域H2では圧接手段247と駆動手段251とはONし、発熱体246は表面温度tを所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返す。
そして、加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転し、画像形成が行われると共に定着(通紙)が行われる。
すなわち、第2のモード設定時はウオームアップが完了後、加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3以下になると定着(通紙)を開始可能とする。
図示の場合はピーク(m)時には表面温度tが第2の温度範囲T3を下回っているためピーク(m)経過直後に圧接手段247と駆動手段251とをONし、発熱体246は所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返し、定着(通紙)を可能とする。
画像調整領域Iでは圧接手段247と駆動手段251はONを継続し加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転しており、発熱体246は強制的にOFFされるが記録紙の通紙による吸熱がなくなるため、前述した1次遅れによる表面温度tのオーバーシュート(o)が発生する。画像調整領域Iでは定着(通紙)は行わず、基準となるパッチ等を感光体1Y、1M、1C、1K或いは中間転写体70に画像形成し、図示しないセンサによりパッチの濃度等を測定し、測定値に応じてバイアス電圧等の画像形成条件を調整して濃度を一定に保つ画像調整を行う。
画像形成領域Jは発熱体246がOFFのためオーバーシュートした表面温度tが下降し、画像形成指令を受け付けても待機している領域J1と、表面温度tが所定の温度範囲T4に制御され画像形成を行う画像形成領域J2に分けられる。
領域J1の温度下降中では発熱体246はOFFとなり、圧接手段247と駆動手段251はONを継続し、圧接ローラ242を加熱ローラ241に圧接し、加熱ローラ241は回転している。
オーバーシュート領域J1のピーク(p)経過後に加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3に達する(q)と定着(通紙)を可能とし、以降画像形成領域J2では圧接手段247と駆動手段251とはONを継続し、発熱体246は表面温度tを所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返し、加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転し、画像形成が行われると共に定着(通紙)が行われる。
すなわち、第2のモード設定時は画像調整が完了後、加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3以下になると定着(通紙)を開始可能とする。
スタンバイ領域Kに移行した直後発熱体246が強制的にOFFされるが、通紙が行われなくなるため上述した1次遅れによる表面温度tがオーバーシュート(r)するオーバーシュート領域K1が生じる。
そして、表面温度tがスタンバイ温度範囲T2の上限まで低下し、スタンバイ温度範囲T2に表面温度tが入るように制御されるスタンバイ領域K2となる。
オーバーシュート領域K1の温度上昇中では発熱体246と圧接手段247と駆動手段251はOFFとなり、圧接ローラ242を加熱ローラ241から離間するように解除し、加熱ローラ241は停止している。
オーバーシュート領域K1の中で、ピーク(s)を経過後、表面温度tが第2の温度範囲T3以下になった時点(t)で画像形成指令を受け付ける。
定着不能となっているため定着(通紙)は行わない。
オーバーシュート領域K1のピーク(s)経過後に加熱ローラの表面温度tがスタンバイ温度範囲T2の上限に達する(u)と、スタンバイ領域K2に移行し、発熱体246と圧接手段247と駆動手段251とをONとして、表面温度tがスタンバイ温度範囲T2に制御され次の画像形成指令を待機する。定着(通紙)は可能となっている。
画像形成領域Lの温度下降中では発熱体246と圧接手段247と駆動手段251はONを継続し、圧接ローラ242は加熱ローラ241に圧接し、加熱ローラ241は回転している。
画像形成領域Lでは発熱体246は表面温度tを所定の温度範囲T4に制御するために必要に応じてON/OFFを繰り返し、加熱ローラ241に圧接ローラ242が圧接しながら回転し、画像形成が行われると共に定着(通紙)が行われる。
すなわち、前記第2のモード設定時はスタンバイ中から前記加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3以下になると定着(通紙)を開始可能とする。
ここで、前記第2のモード設定時はスタンバイ完了後前記加熱ローラの表面温度tがスタンバイ温度範囲T2(上限)以下になったばあいに定着(通紙)を開始可能としても良い。
図4は本発明に係るモードに対応した加熱ローラの表面温度tにより定着の可否を決定する制御フローの概念図である。
電源の投入により(ステップS10)ウオームアップが開始され(ステップS11)、定着装置24の加熱ローラ241の表面温度tが所定の温度範囲T4に達すると、発熱体246をOFFし、第1ジョブの受け付けを可とする。但しこの段階では定着(通紙)は行われない(ステップS12)。この時ウオームアップの完了時に既述した表面温度tのオーバーシュートが発生する。
オーバーシュートのピーク温度を通過したか否かの確認を行い(ステップS13)、通過を確認する(Y)と品質を重視する第1のモードに設定されているか否かを確認し(ステップS14)、第1のモードに設定されている場合(Y)は加熱ローラの表面温度tが第1の温度範囲T1以下となっているか否かを確認する(ステップS15)。
第1の温度範囲T1以下となっている場合(Y)は定着(通紙)を開始可能とし(ステップS16)、第1の温度範囲T1以下となっていない場合(N)は以下となるまで待つ。
(ステップS13)でピークが通過していない場合は通過するまで待つ。
(ステップS14)で第1のモードに設定されていない場合(N)は生産性を重視する第2のモードに設定されているか否かを確認し(ステップS17)、第2のモードに設定されている場合(Y)は加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3以下となっているか否かを確認する(ステップS18)。
第2の温度範囲T3以下となっている場合(Y)は定着(通紙)を開始し(ステップS16)、第2の温度範囲T3以下となっていない場合(N)は以下となるまで待つ。
(ステップS17)で第2のモードが設定されていない場合(N)は(ステップS14)に戻りモードの設定を促す。
定着(通紙)が開始され、画像出力が行われているなかで画像調整が行われているか否かを確認する(ステップS19)、画像調整の場合は(Y)定着(通紙)を中断して(ステップS20)画像調整が完了するのを待つ(ステップS21)。完了後の画像形成開始時にオーバーシュートを発生する。
オーバーシュートのピーク温度を通過したか否かの確認を行い(ステップS22)、通過を確認する(Y)と品質を重視する第1のモードに設定されているか否かを確認し(ステップS23)、第1のモードに設定されている場合(Y)は加熱ローラの表面温度tが第1の温度範囲T1以下となっているか否かを確認する(ステップS24)。
第1の温度範囲T1以下となっている場合(Y)は定着(通紙)を再開可能とし(ステップS25)、第1の温度範囲T1以下となっていない場合(N)は以下となるまで待つ。
(ステップS22)でピークが通過していない場合は通過するまで待つ。
(ステップS23)で第1のモードに設定されていない場合(N)は生産性を重視する第2のモードに設定されていると判断して加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3以下となっているか否かを確認する(ステップS26)。
第2の温度範囲T3以下となっている場合(Y)は定着(通紙)を再開し(ステップS25)、第2の温度範囲T3以下となっていない場合(N)は以下となるまで待つ。
(ステップS19)で画像調整となっていない場合(N)、および、(ステップ25)で定着(通紙)(画像出力)が再開されると、定着を完了していないジョブが残っていないか否かを確認する(ステップS27)。
残っていない場合は(Y)定着(通紙)を終了して(ステップS28)、第2ジョブの指令が来るのを待つ(スタンバイ)。ここで第2ジョブの指令によりスタンバイが完了する時にオーバーシュートが発生する。(ステップS29)。
オーバーシュートのピーク温度を通過したか否かの確認を行い(ステップS30)、通過を確認する(Y)と品質を重視する第1のモードに設定されているか否かを確認し(ステップS31)、第1のモードに設定されている場合(Y)は加熱ローラの表面温度tが第1の温度範囲T1以下となっているか否かを確認する(ステップS32)。
第1の温度範囲T1以下となっている場合(Y)は定着(通紙)を開始可能とし(ステップS33)、第1の温度範囲T1以下となっていない場合(N)は以下となるまで待つ。
(ステップS30)でピークが通過していない場合は通過するまで待つ。
(ステップS31)で第1のモードに設定されていない場合(N)は生産性を重視する第2のモードに設定されていると判断し加熱ローラの表面温度tが第2の温度範囲T3以下となっているか否かを確認する(ステップS34)。
第2の温度範囲T3以下となっている場合(Y)は定着(通紙)を開始し(ステップS33)、第2の温度範囲T3以下となっていない場合(N)は以下となるまで待つ。
(ステップ28)でジョブが残っている場合(N)は定着を継続する(ステップ35)。
そして、(ステップ33、35)で定着を行った後、定着を完了していないジョブが残っていないか否かを確認する(ステップS36)。その結果ジョブが残っている場合(N)は残ったジョブが無くなるまで定着を継続し(ステップ37)エンドに進む。
また、ジョブが残っていない場合(Y)はエンドに進む。
本発明に係るカラー画像形成装置の1実施の形態を示す断面構成図である。 本発明に係るカラー画像形成装置の定着装置に関するブロック図である。 本発明に係るモードによる加熱ローラの表面温度と定着の可否を示す概念図である。 本発明に係るモードに対応した加熱ローラの表面温度により定着の可否を決定する制御フローの概念図である。
符号の説明
1 カラー画像形成装置
24 定着装置
241 加熱ローラ
242 圧接ローラ
243 表面温度検出手段
244 耐熱弾性層
246 発熱体
247 圧接手段
251 駆動手段
301 切替手段
T1 第1の温度範囲(通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲)
T2 スタンバイ温度範囲
T3 第2の温度範囲(第1の温度範囲より高く、更にスタンバイ温度範囲T2より高く、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い加熱ローラの表面温度である第2の温度範囲)

Claims (7)

  1. ローラ外周に耐熱性の弾性層が捲着され内部に加熱ローラを加熱する発熱体を有する加熱ローラと、記録紙を前記加熱ローラに圧接する圧接部材と、前記加熱ローラの表面温度を検出する表面温度検出手段と、加熱ローラを回転駆動する駆動手段とを有した定着装置を有する電子写真方式の画像形成装置において、
    品質を優先する第1のモードと、生産性を優先する第2のモードとを備え、前記第1のモード設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくはスタンバイ中に前記加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲の上限値より高い第2の温度範囲以下になると定着を開始可能とし、前記第2のモード設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくはスタンバイ中に前記加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲より高い第2の温度範囲以下になると定着を開始可能とする制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の温度範囲は、前記第1の温度範囲より高く、且つスタンバイ時の加熱ローラの表面温度であるスタンバイ温度より高い温度で、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い温度範囲であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、画像形成に移行時に発生するオーバーシュート発生中は、ピーク経過後の加熱ローラの表面温度が、前記第1のモード設定時は前記第1の温度範囲に達した時、また前記第2のモード設定時は前記第2の温度範囲に達した時、から定着を可能とする制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える切替手段を有することを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. ウオームアップと、画像調整と、スタンバイと、画像形成の内少なくともいずれか1を行なう画像形成装置の制御方法において、
    品質を優先する第1のモードに設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくは及びスタンバイ中に、定着装置の加熱ローラの表面温度が通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲の上限値より高い第2の温度範囲以下になると、定着装置に未定着トナーを担持した記録材を通過させ定着を行う画像形成を開始可能とし、
    生産性を優先する第2のモードに設定時はウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1が完了後、もしくは及びスタンバイ中に、前記加熱ローラの表面温度が、通常画像形成時に定着を行う第1の温度範囲より高く、且つスタンバイ時の加熱ローラの表面温度であるスタンバイ温度範囲より高く、色むら、光沢減少、加熱ローラへのトナーの転写が所定量以上発生する温度より低い温度範囲である第2の温度範囲以下になると前記画像形成を開始可能とすることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. ウオームアップ及び画像調整の内少なくとも1の処理が完了後、画像形成に移行時に発生するオーバーシュート発生中は、ピーク経過後に加熱ローラの表面温度が前記第1のモード設定時は前記第1の温度範囲の上限、前記第2のモード設定時は前記第2の温度範囲に達した時から定着を可能とすることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
  7. 前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える切替手段により前記第1のモードと前記第2のモードを切り替えることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置の制御方法。
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