JP2006064883A - 鍵盤楽器の鍵および鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 鉛に代わる代替材料を用いながら、かしめが困難な硬質の材料の重りを、容易に取り付けることができる鍵盤楽器の鍵および鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法を提供する。
【解決手段】 埋設孔9を有する揺動自在の鍵本体2と、鍵本体2の埋設孔9に、互いに重なった状態で取り付けられた一対の重り3,3と、を備え、一対の重り3,3は、鉛以外の材料で構成され、埋設孔9の軸線に対して傾斜する当接面11をそれぞれ有するとともに、少なくとも一方の外周面に突起12を有しており、当接面11を介して互いに重なり、埋設孔9の壁面9aに接するとともに、突起12が埋設孔9の壁面9aに食い込んだ状態で、鍵本体2に取り付けられている。
【選択図】 図3
【解決手段】 埋設孔9を有する揺動自在の鍵本体2と、鍵本体2の埋設孔9に、互いに重なった状態で取り付けられた一対の重り3,3と、を備え、一対の重り3,3は、鉛以外の材料で構成され、埋設孔9の軸線に対して傾斜する当接面11をそれぞれ有するとともに、少なくとも一方の外周面に突起12を有しており、当接面11を介して互いに重なり、埋設孔9の壁面9aに接するとともに、突起12が埋設孔9の壁面9aに食い込んだ状態で、鍵本体2に取り付けられている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、所望のタッチ重さを得るために重りを取り付けた鍵盤楽器の鍵、およびそのような重りを取り付けるための鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法に関する。
鍵盤楽器、特にグランドピアノなどのアコースティックピアノでは一般に、所要のタッチ重さ(静荷重)を得るために、鍵に重りが取り付けられている。鍵の鍵本体には、埋設孔が形成され、重りはこの埋設孔に取り付けられている。重りは、従来一般に鉛で構成され、埋設孔に挿入された状態で、両側からの押圧によりかしめられることによって、鍵本体に固定されている。このように重りの材料として鉛が採用されるのは、金属の中で比重が高いことや、柔軟性および延性に富むため、かしめにより容易に取り付けることができることなどによる。しかし、鉛は有害物質であるため、他の代替材料を使用することが望ましい。
鉛以外の材料で構成された重りを使用した従来のピアノの鍵として、特許文献1に開示されたものが知られている。この重りは、円筒状の重り取付部材と、これに嵌め込まれた重り本体で構成されている。重り取付部材は、ゴムなどの弾性材料で構成されている。重り本体は、円柱状のものであり、粉末状のタングステンと合成樹脂をブレンドした複合材料の成形品で構成されている。以上の構成による重りは、重り取付部材に重り本体を挿入した状態で、鍵本体の埋設孔に嵌め込まれ、重り取付部材の弾性により、埋設孔の壁面に押圧された状態で、鍵本体に取り付けられている。
しかし、この重りは、重り取付部材および重り本体という2つの部品で構成されており、埋設孔に挿入する前に、重り取付部材に重り本体を嵌め込んで組み立てる工程が必要になるため、その分、製造コストが増大する。また、重さを付与するための本来の重り本体以外に、ゴムなどの弾性材料から成るより軽量の重り取付部材を用いる必要があるため、その分、重りの重さが減少してしまう。また、この重りは、一方の側から埋設孔に圧入することによって、鍵本体に取り付けられる。このため、両側からの押圧によってかしめを行う既存のかしめ用の設備を使用しにくいという問題もある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、鉛に代わる代替材料を用いながら、かしめが困難な硬質の材料の重りを、容易に取り付けることができる鍵盤楽器の鍵および鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法を提供することを目的とする。
この目的を解決するため、請求項1に係る鍵盤楽器の鍵は、埋設孔を有する揺動自在の鍵本体と、鍵本体の埋設孔に、互いに重なった状態で取り付けられた一対の重りと、を備え、一対の重りは、鉛以外の材料で構成され、埋設孔の軸線に対して傾斜する当接面をそれぞれ有するとともに、少なくとも一方の外周面に突起を有しており、当接面を介して互いに重なり、埋設孔の壁面に接するとともに、突起が埋設孔の壁面に食い込んだ状態で鍵本体の埋設孔に取り付けられていることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵によれば、一対の重りは、傾斜した当接面を介して互いに重なり合うとともに、少なくとも一方の重りの外周面に設けられた突起が鍵本体の埋設孔の壁面に食い込んだ状態で、鍵本体に取り付けられている。したがって、一対の重りを埋設孔に次のような方法で取り付けることができる。すなわち、一対の重りを、それらの当接面を互いに対向させた状態で鍵本体の埋設孔に両側から挿入し、埋設孔の両側から押圧する。これにより、一対の重りは、傾斜した当接面に沿って斜めに滑りながら、埋設孔の径方向に移動し、重りの突起が埋設孔の壁面に食い込むことによって、鍵本体に取り付けられる。このように、重りに設けられた突起を埋設孔の壁面に食い込ませることによって、重りを鍵本体に取り付けるので、かしめによる取付が困難な硬質の材料の重りを取り付けることができる。したがって、重りの材料として、硬質でかつ高比重の鉛以外の材料を用いることが可能になる。また、重りを取り付けるための従来のような軽量の重り取付部材はまったく不要で、重りを高比重の一対の重りだけで構成できる。以上により、重りの重さを最大限に確保することができる。
また、一対の重りを埋設孔に単純に挿入するだけでよいため、重りを押圧する前に、従来技術のような、2つの部品をあらかじめ組み立てる工程が不要になるので、その分、組立工数、ひいては鍵の製造コストを削減することができる。さらに、一対の重りの取付を、これを埋設孔に挿入し、埋設孔の両側から押圧することによって行うため、既存のかしめ用の設備を利用でき、重り取付用の新たな設備は不要になる。また、一対の重りは、両側から押圧されることによって、当接面に沿って滑り、最終的に埋設孔に圧接された状態で取り付けられる。したがって、一対の重りが互いに多少ずれた状態で埋設孔に挿入された場合でも、押圧に伴う移動の際に、重りの動きが埋設孔の壁面によって拘束されることによって、一対の重りのずれが自動的に修正される。以上のように、一対の重りを単純に両側から押圧するだけで、互いに調心された状態で、容易に取り付けることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵において、一対の重りの当接面に、抜け止め状態で互いに係合する凸部および凹部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、一対の重りの当接面に形成された凸部と凹部が抜け止め状態で互いに係合するので、当接面に沿う重りの滑りを阻止でき、それにより、重りの緩みやがたつきを防止することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の鍵盤楽器の鍵において、突起は、重りの外周面に周方向に沿って配置され、重りを埋設孔に挿入したときに、埋設孔の壁面にそれぞれ当接した状態で重りを案内する複数の突起で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、重りを埋設孔に挿入したときに、重りの外周面の周方向に沿って配置された複数の突起が、埋設孔の壁面にそれぞれ当接した状態を保ちながら、重りを埋設孔の壁面に沿って案内する。したがって、重りの移動および取付を円滑に行うことができる。
また、前記目的を解決するため、請求項4に係る鍵盤楽器の鍵の重りの取り付け方法は、埋設孔を有する鍵本体を準備し、鉛以外の材料で構成され、傾斜した当接面をそれぞれ有するとともに、少なくとも一方の外周面に突起を有する一対の重りを準備し、一対の重りを、鍵本体の埋設孔に両側から当接面を互いに対向させた状態で挿入し、両側から押圧することにより、一対の重りを、当接面に沿って滑らせ、突起を埋設孔の壁面に食い込ませることによって、一対の重りを鍵本体の埋設孔に取り付けることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法によれば、請求項1の鍵において述べた取付方法によって、一対の重りを鍵本体に取り付けることができ、したがって、請求項1の前述した効果を同様に得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら、詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるグランドピアノの鍵(白鍵)を示している。同図に示すように、この鍵1は、鍵本体2と、これに取り付けられた一対の重り3,3などを備えている。
鍵本体2は、スプルスなどの比較的軽量で、粘り強く、弾力性のある木質材から成り、矩形の断面を有し、前後方向に延びている。鍵本体2の前部には、白鍵カバー4が取り付けられている。この白鍵カバー4は、アクリルなどの合成樹脂などで構成されており、鍵本体2の上面前半部および前面に、これらを覆うように接着されている。鍵本体2の上面の中央部には、中座板5aが接着されており、これらを上下方向に貫通するようにバランスピン孔5が形成されている。このバランスピン孔5が、立設するバランスピン(図示せず)に係合することによって、鍵1が揺動自在に支持される。鍵本体2の下面の前端部にはフロントピン孔6が形成されており、このフロントピン孔6が、立設するフロントピン(図示せず)に係合することによって、鍵1の左右の振れが防止される。
さらに、鍵本体2の上面のバランスピン孔5よりも後ろ側には、キャプスタン座板8aを介してキャプスタンスクリュー8が設けられており、このキャプスタンスクリュー8の上にアクション(図示せず)が載置される。以上の構成により、鍵1の前部を押鍵したときに、鍵1がバランスピンを中心として揺動するのに伴い、アクションがキャプスタンスクリュー8で突き上げられることで作動する。鍵1のタッチ重さは、アクションと鍵1の重さによるバランスピン回りのモーメントのバランスによって定められる。
また、鍵本体2には、バランスピン孔5よりも前側の位置に、側方に貫通する断面円形の埋設孔9が形成されており、この埋設孔9に、一対の重り3,3が取り付けられている。これらの重り3,3は、互いに同じ形状および大きさを有している。
図2および図3に示すように、各重り3は、円柱を、その底面と母線との2つの交点A,A(図3(b)参照)を通って斜めに2等分したような形状を有しており、その斜めの面が楕円形の平坦な当接面11になっている。また、重り3の外周面には、その中央から交点A側の先端部(図2の上端部)までの間に、複数の突起12が、母線と平行に直線状に並ぶように設けられるとともに、その母線に対して垂直に突出している。また、これらの突起12の高さは、先端側のものほど高くなっている。重り3は、鉛以外の硬質で且つ高比重の材料、例えば粉末状のタングステンにポリプロピレンなどの合成樹脂をブレンドした複合材料(比重:13程度)で構成されている。このような合成樹脂のブレンドによって成形が可能になり、重り3は、射出成形などによって上記の形状に成形される。
以上の構成の重り3,3は、鍵本体2の埋設孔9に、次のようにして取り付けられる。図3(a)に示すように、まず、重り3,3を、それらの先端側を先に向け、当接面11,11を互いに対向させた状態で、鍵本体2の埋設孔9の両側から挿入し、当接面11,11を互いに当接させる。この状態では、当接面11,11は、後端部を残して互いに当接し、また、重り3の後端(図2の下端)が埋設孔9の壁面9aに当接するとともに、複数の突起12が壁面9aに当接しており、その結果、重り3の母線が、壁面9aに対して傾斜し、重り3の外周面と壁面9aとの隙間が先端側ほど大きくなっている。次いで、重り3,3を、かしめ機(図示せず)を用いて、埋設孔9の両側からそれぞれ押圧する。これにより、重り3,3は、傾斜した当接面11に沿って斜めに滑りながら、埋設孔9の径方向に移動する。これにより、複数の突起12が埋設孔9の壁面9aに食い込むとともに、重り3,3が壁面9aに圧接される。その結果、重り3,3は、当接面11を介して円柱状に互いに重なった状態で、鍵本体2に取り付けられる(図3(b)の状態)。
以上のように、本実施形態のグランドピアノの鍵1によれば、鍵本体2の埋設孔9に、その両側から一対の重り3,3を挿入し、両側から押圧することにより、複数の突起12が埋設孔9の壁面9aに食い込んだ状態で、重り3,3が鍵本体2に取り付けられる。このように、重り3に設けられた突起12を埋設孔9の壁面9aに食い込ませることによって、重り3を鍵本体2に取り付けるので、本実施形態のタングステン粉末とポリプロピレンとの複合材料のような、かしめによる取付が困難な硬質の材料から成る重り3を、鍵本体2に取り付けることができる。したがって、重り3の材料として、鉛以外の、硬質で且つ高比重の材料を用いることができる。また、重りを取り付けるための従来のような軽量の重り取付部材はまったく不要で、重りを高比重の重り3,3だけで構成できる。以上により、重りの重さを最大限に確保することができる。
さらに、重り3,3は、埋設孔9に挿入した後に、その両側から押圧するだけで、鍵本体2に取り付けることができる。したがって、かしめ機のような既存のかしめ用の設備を利用することが可能になり、重り取付用の新たな設備は不要になる。同じ理由により、重り3,3を押圧する前に、従来技術のような、2つの部品をあらかじめ組み立てる工程が不要になるので、その分、組立工数が削減される。以上の結果、鍵1の製造コストを削減することができる。
また、重り3,3は、両側から押圧されることによって、当接面11に沿って滑り、最終的に埋設孔9に圧接された状態で取り付けられる。したがって、重り3,3が多少ずれた状態で埋設孔9に挿入された場合でも、押圧に伴う重り3の移動の際に、重り3の動きが埋設孔9の壁面9aによって拘束されることによって、重り3,3のずれが自動的に修正される。以上のように、重り3,3を両側から単純に押圧するだけで、互いに調心された状態で、重り3,3を鍵本体2に容易に取り付けることができる。
図4は、変形例による重り22を示している。なお、図4以降においては、第1実施形態と同じ構成の部分については、同じ符号を用いて示している。この重り22は、円柱を、第1実施形態の2つの交点A,Aよりも底面の内側にそれぞれ位置する所定の2つの点B,Bを通って2等分したような形状を有しており、このため、円柱の軸線に対する当接面11の傾斜角度が第1実施形態よりも小さくなっている。また、重り22の外周面に設けられた複数の突起23の高さは、第1実施形態よりも全体としても高くなっている。以上の構成の重り22によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。それに加えて、当接面11の傾斜角度が小さいことに応じて、突起23の高さが、第1実施形態の突起12よりも高くなっており、それにより、重り22を鍵本体2に、より強固に取り付けることができる。
図5は、第2実施形態による一対の重り31a,31bを示している。一方の重り31aの当接面11には、半円球状の凹部33が形成され、他方の重り31bの当接面11には、半円球状の凸部34が設けられている。これらの2つの重り31a,31bは、第1実施形態の重り3,3と同様に、埋設孔9に挿入され、その両側から押圧されることによって、鍵本体2に取り付けられる。具体的には、図6に示すように、埋設孔9に重り31a,31bを挿入し、重り31bの凸部34を、重り31aの当接面11に当接させた状態で、両側から押圧することによって、凸部34が、重り31aの当接面11を滑りながら、重り31aの凹部33に係合する。この凹部33と凸部34の係合によって、重り31a,31bは互いに抜け止め状態で、鍵本体2に取り付けられる。このため、取付後において、当接面11に沿う重り31a,31bの滑りを阻止でき、それにより、鍵本体2に対する重り31a,31bの緩みやがたつきを防止することができる。
図7は、第3実施形態による重り41,41(一方のみ図示)を示している。各重り41の外周面には、複数の突起43が、第1実施形態の突起12と同様、中央から先端部までの間に直線状に並んで設けられるとともに、その最先端の突起43を中心として、その両側に周方向に並ぶように複数の突起43がさらに設けられている。これらの先端部の突起43は、円柱の径方向外方に延びるとともに、中心側のものほど高い所定の高さを有しており、それにより、重り41を埋設孔9に挿入したときに、複数の突起43の先端が埋設孔9の壁面9aにそれぞれ当接するように構成されている。この構成によれば、重り41を埋設孔9に挿入したときに、複数の突起43は、埋設孔9の壁面9aにそれぞれ当接した状態を保ちながら、重り41を埋設孔9の壁面9aに沿って案内する。したがって、重り41の移動および取付を円滑に行うことができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、複数の突起を一対の重りの両方に設けているが、一方のみに設けてもよい。その場合には、突起が設けられていない重りが埋設孔9から外れないようにするために、例えば当接面11,11に第2実施形態の凹部33および凸部34をそれぞれ設けることが好ましい。さらに、第2実施形態では、凹部33および凸部34が半円球状に形成されているが、両者が抜け止め状態で互いに係合するものであれば、それらの形状は任意であり、例えば、重りの滑り方向に対して直交する方向に延びる溝状に形成してもよい。また、複合材料の構成要素として合成樹脂とブレンドされる粉末状のタングステンに代えて、例えば粉末状のモリブデンなどを用いてもよい。これによっても、所要の硬度および重さを確保することができる。また、実施形態では、突起の数が複数であるが、1つでもよく、さらに、突起の形状、向きおよびレイアウトなども任意である。さらに、埋設孔の形状は、例示した断面円形以外のものでもよく、例えば断面矩形とすることが可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 鍵
2 鍵本体
3 重り
9 埋設孔
9a 壁面
11 当接面
12 突起
22 重り
23 突起
31a 重り
31b 重り
33 凹部
34 凸部
41 重り
43 突起
2 鍵本体
3 重り
9 埋設孔
9a 壁面
11 当接面
12 突起
22 重り
23 突起
31a 重り
31b 重り
33 凹部
34 凸部
41 重り
43 突起
Claims (4)
- 埋設孔を有する揺動自在の鍵本体と、
当該鍵本体の前記埋設孔に、互いに重なった状態で取り付けられた一対の重りと、を備え、
当該一対の重りは、
鉛以外の材料で構成され、前記埋設孔の軸線に対して傾斜する当接面をそれぞれ有するとともに、少なくとも一方の外周面に突起を有しており、
前記当接面を介して互いに重なり、前記埋設孔の壁面に接するとともに、前記突起が前記埋設孔の壁面に食い込んだ状態で、前記鍵本体に取り付けられていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵。 - 前記一対の重りの前記当接面に、抜け止め状態で互いに係合する凸部および凹部がそれぞれ形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵。
- 前記突起は、前記重りの外周面に周方向に沿って配置され、前記重りを前記埋設孔に挿入したときに、当該埋設孔の壁面にそれぞれ当接した状態で前記重りを案内する複数の突起で構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の鍵盤楽器の鍵。
- 埋設孔を有する鍵本体を準備し、
鉛以外の材料で構成され、傾斜した当接面をそれぞれ有するとともに、少なくとも一方の外周面に突起を有する一対の重りを準備し、
当該一対の重りを、前記鍵本体の前記埋設孔に両側から前記当接面を互いに対向させた状態で挿入し、両側から押圧することにより、前記一対の重りを、前記当接面に沿って滑らせ、前記突起を前記埋設孔の壁面に食い込ませることによって、
前記一対の重りを前記鍵本体に取り付けることを特徴とする鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004245929A JP2006064883A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 鍵盤楽器の鍵および鍵盤楽器の鍵の重りの取付方法 |
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