JP6488555B2 - パッド体の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、打楽器等に適用され、打撃面を有するパッド体を支持体に支持させるパッド体の支持構造に関する。
従来、打楽器や打撃検出装置等に適用されるパッド体の支持構造として、支持体から打撃パッドへの微振動を遮断するために、弾性のある突起部とを有する介在部材を、パッド体と支持体との間に介在させるものが知られている(下記特許文献1)。
図4(a)は、上記従来のパッド体の支持構造を模式的に示す断面図である。
この配設構造においては、パッド体110及びケース140(支持体)の少なくとも一方が、介在部材150に対して突起部151にのみ接した状態となるように、介在部材150がパッド体110とケース140との間に介在する。図4(a)の例では、パッド体110と一体に構成される固着部材12の別部品130に対して突起部151が常時接触する。打撃時には、突起部151が、その弾性変形によって、パッド体110とケース140との間の振動伝達を抑制するので、打感や静音性も向上する。
特開2010−262166号公報
上記従来のパッド体の支持構造が適用される電子打楽器は、図4(a)に示すように、パッド体110がほぼ水平となる姿勢で演奏された場合は、狙い通りの効果を発揮する。しかしながら、図4(b)に示すように、パッド体110が逆さに近い姿勢とされると、ケース140に対するパッド体110の位置が変位し得ることから、パッド体110の別部品130に対して突起部151が接触しない状態となることがある。
この姿勢で演奏されると、突起部151が正常に働かず、振動抑制機能を発揮しない。また、打撃の度に動く部分とそれに対して離接を繰り返す部分とに摩擦による摩耗が生じ、打感や耐久性を低下させるおそれがある。これらのことは、パッド体110が水平でない、例えば、斜め置き、横置き、逆さ置き等の場合のいずれにおいても生じ得る。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、姿勢にかかわらず振動抑制機能を発揮できるようにして、打感と静音性を向上させることができるパッド体の支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1のパッド体の支持構造は、打撃面(10a)を有する打撃用のパッド体(10)と、支持体(40)と、弾性を有し、前記パッド体と前記支持体との間に介在する介在部材(30)と、を有し、前記介在部材は、打撃時に前記支持体から受ける反力によって弾性変形することによって前記パッド体と前記支持体との間の振動伝達を抑制する振動抑制部(31、33)と、係合部(32)とを有し、前記パッド体及び前記支持体のいずれか一方である構成体(10、40)は、前記介在部材の前記係合部と係合する被係合部(41、12a、15、42)を有し、前記介在部材の前記振動抑制部は、前記構成体に向かって突設された突起部を有し、前記介在部材の前記係合部を前記構成体の前記被係合部に係合させることで、前記係合部の弾性によって前記振動抑制部が前記構成体に対して強制的に押圧状態で接触させられることを特徴とする。
ましくは、前記パッド体は心材(18)を内包し、前記突起部と前記構成体との接触位置を通り、前記突起部の突設方向に平行な直線(L)上に、前記心材が存在する(請求項)。好ましくは、前記構成体は前記支持体(40)であり、前記介在部材は、前記パッド体の一部を構成する弾性材(19)と一体に形成される(請求項)。好ましくは、前記構成体には、前記被係合部(41、12a)の一部を構成する貫通穴(41a、12aa)が形成され、前記介在部材の前記係合部(32)の先端部(32a)は、前記貫通穴より大きく構成され、前記係合部の前記先端部を、前記貫通穴を貫通させることで、前記係合部が前記構成体に対する前記介在部材の抜け止め機能を果たす(請求項)。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、姿勢にかかわらず振動抑制機能を発揮できるようにして、打感と静音性を向上させることができる。
求項によれば、突起部が突設方向に正確に圧縮変形するようにして、振動抑制の性能を高めることができる。請求項によれば、部品点数削減と組み付け工数削減を図ることができる。請求項によれば、構成部品を増やすことなく介在部材の確実な抜け止めを実現することができる。
本発明の一実施の形態に係る打撃用のパッド体の支持構造が適用される電子打楽器における1つのパッド体の周りの模式的な縦断面図である。 第1、第2の変形例に係る電子打楽器における1つの介在部材とその周辺構成の模式的断面図である。 第3〜第7の変形例に係る電子打楽器における1つの介在部材とその周辺構成の模式的断面図である。 従来のパッド体の支持構造を模式的に示す断面図(図(a))、姿勢を変えたパッド体の断面図(図(b))である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る打撃用のパッド体の支持構造が適用される電子打楽器における1つのパッド体の周りの模式的な縦断面図である。本電子打楽器は、電子的に楽音を発生させる電子ドラムとして構成される。不図示のドラムラックに複数のケース40が支持され、各ケース40にパッド体10が支持されるが、図1ではそのうちの1つのパッド体10が示されている。
パッド体10の種類としては、例えば、スネアドラムやタム用に構成されたものであるが、これらに限られない。本発明の支持構造は打楽器への適用が想定されるが、それに限られず、例えば練習専用の打撃装置に適用してもよい。あるいは、打撃を検出して信号を取得するための打撃検出装置に適用してもよい。
パッド体10は、円形のパッド部11と、パッド部11の裏側に固定された円形のベース部12とを有する。パッド部11の表側の面である上面が、打撃される打撃面10aを提供する。パッド体10は、必ずしも打撃面10aが水平となるように設置されるとは限らないが、以降、打撃面10aが水平である場合を基準として、上下方向や左右方向を呼称する。打撃部材による打撃方向は、打撃面10aに垂直な方向であり、打撃部材により押される方向(図1では下方)である。
ベース部12は硬質の樹脂等で構成される。ベース部12の裏側に、打撃センサ17が配設される。打撃センサ17は圧電素子等を有し、ベース部12の振動を電気信号に変換し、その信号を打撃の有無や強さとして検出するものである。ただし、振動により打撃を検出するものであればよく、構成や配設位置は問わない。打撃面10aが打撃されるとベース部12が振動し、それが打撃センサ17により検出される。その検出信号に基づいて、図示しない楽音発生部によってドラム音が発生する。
ベース部12の下面には、複数の介在部材30が固着される。ケース40の外周部において盛り上がった部分に対応して、介在部材30は、ベース部12の円周方向において等間隔で例えば6箇所に配置される。
介在部材30は、ケース40とパッド体10との間の振動の伝達を遮断ないし抑制するインシュレータとしての機能を果たす。介在部材30は、弾性を有する材料であれば種類は問わない。例えば、シリコンゴムのほか、ブチルゴム、天然ゴム、ウレタンゴム等であってもよい。介在部材30は、例えば、金型射出成形によって成形され、一体に形成される。
介在部材30は基部31を有し、基部31からは、軸部32bと軸部32bに連設される先端部である鉤部32aとで成るL字形の係合部32が、取り付け部として下方に突設される。基部31の下面には複数の突起部33が基部31と一体に形成されている。突起部33は、打撃方向に垂直な断面形状が例えば円形であり、その断面積は先端ほど小さくなっていて、先端は丸まっている。突起部33は、係合部32の軸部32bの周りに複数箇所(例えば4箇所)に形成される。各介在部材30とその周辺要素の構成は共通である。
ケース40の盛り上がった部分において、介在部材30に対応する部分には、貫通穴41aが形成される。ケース40における貫通穴41aの周りの肉部が、介在部材30の係合部32と係合する被係合部41となる。係合部32が貫通穴41aを貫通し、係合部32の鉤部32aが被係合部41の下側に水平に延在する。介在部材30の突起部33と係合部32の鉤部32aとの間隔は、自由状態においては被係合部41の厚みより狭い。
従って、介在部材30の突起部33と係合部32の鉤部32aとで、ケース40における貫通穴41aの周りの肉部を上下方向に弾性的に挟み込んでいる。すなわち、係合部32を被係合部41に係合させることで、係合部32の弾性によって突起部33がケース40の被係合部41に対して強制的に押圧状態で接触させられる。
介在部材30のうち、特に突起部33を含む基部31は、パッド体10のベース部12と係合部32の鉤部32aとの間に介在し、打撃時にケース40から受ける反力によって弾性変形することによってパッド体10とケース40との間の振動伝達を抑制する振動抑制部(インシュレータ)として機能する。特に、突起部33は、ケース40に向かって(下方に)突設されるので、弾性変形しやすく、高い振動抑制機能が発揮される。また、突起部33がケース40に強制的に押圧状態とされているので、介在部材30自身の変形はあるとしても、ケース40に対してずれることはない。従って、本電子打楽器の姿勢が横置きや天地逆置き等によって変わったとしても、突起部33と被係合部41とが離間することがない。
本実施の形態によれば、突起部33が被係合部41に対して強制的に押圧状態で接触させられるので、電子ドラムの姿勢にかかわらず介在部材30が振動抑制機能を発揮できるようにして、打感と静音性を向上させることができる。
特に、突起部33と係合部32の鉤部32aとで被係合部41の肉部を挟み込むので、弾性変形しやすい突起部33とケース40との接触状態を良好にし、高い振動抑制機能を確保することができる。
また、振動抑制部である介在部材30それ自身がケース40に対して取り付くので、振動抑制部を、別部品を用いて固定するという構成が不要となり、部品点数の削減、組み付け工数の削減、軽量化に繋がる。
(変形例)
電子ドラムの姿勢にかかわらず介在部材30が振動抑制機能を発揮できるようにして、打感と静音性を向上させるという効果を奏する観点で、介在部材30とパッド体10やケース40との関係、介在部材30の形状、介在部材30を固定する構造等については、各種の変形例が考えられる。以下、図2、図3で変形例を示す。なお、これらの変形例においては1つの介在部材30とその周辺構成を例示するが、他の介在部材30についても同様に構成される。
図2(a)、(b)は、第1、第2の変形例に係る電子打楽器における1つの介在部材30とその周辺構成の模式的断面図である。
第1の変形例(図2(a))では、図1の構成に対して、係合部32の鉤部32aの形状が異なり、その他の構成は同様である。
図2(a)に示すように、係合部32の鉤部32aは、貫通穴41aの軸心方向からみて、貫通穴41aより大きく構成され、例えば円形に形成される。鉤部32aが貫通穴41aを貫通することで、係合部32が、ケース40に対する介在部材30の抜け止め機能をより確実に果たす。図1の構成では、姿勢や加わる外力によっては鉤部32aが貫通穴41aから抜けるおそれもあったが、第1の変形例では、構成部品を増やすことなく介在部材30の確実な抜け止めを実現することができる。
また、図1の構成では、鉤部32aが偏って形成され、被係合部41の一部と係合する構成であった。しかし図2(a)の構成では、鉤部32aが貫通穴41aの軸心の周りに延在することから、より多くの突起部33と鉤部32aとで、貫通穴41aの周りの肉部を挟み込むことができる。これにより、各々の突起部33への圧縮力が均等にかかるので、振動伝達抑制機能をより適切に果たすことができる。
第2の変形例(図2(b))では、第1の変形例(図2(a))に対して、介在部材30をパッド体10と一体に形成した点が異なり、その他の構成は同様である。
図2(b)に示すように、パッド体10は、軟質部19及び硬質部材18を有する。軟質部19には、鉄板等の硬質部材18が心材として内包される。軟質部19は、図1で説明した介在部材30と同じ弾性材で構成され、この第2の変形例では、介在部材30は軟質部19の一部として軟質部19と一体に形成される。硬質部材18は、パッド体10の成形時に軟質部19に組み付けてもよいが、事後的に嵌め込み等によって内装してもよい。
また、硬質部材18は、打撃面10aに平行な方向において介在部材30が存在する領域まで延設されている。すなわち、各々の突起部33について、突起部33と被係合部41との接触位置を通り、突起部33の突設方向に平行な直線L上に、硬質部材18が存在するように硬質部材18が配置されている。
第2の変形例によれば、介在部材30は軟質部19の一部として一体に形成されるので、介在部材30をケース40に組み付ける工程が、パッド体10をケース40に組み付ける工程を兼ねる。これにより、部品点数削減と組み付け工数削減を図ることができる。
また、介在部材30と軟質部19とが同じ材料であるため、打感を調整したい場合に、実質的には軟質部19の材料選定を検討すればよく、打感や揺れのバランスをとる作業が容易となる。
また、仮に、硬質部材18の直径が小さいと、介在部材30の上方にある軟質部19に打撃による反力がかかり、介在部材30が傾き、各突起部33に不均等に力が作用するおそれがある。しかし、第2の変形例では介在部材30の上方に硬質部材18が存在するので、打撃時にはパッド体10の全体が水平を保ったまま介在部材30が弾性変形しやすい。これにより、各突起部33が均等に潰れやすい。すなわち、突起部33が突設方向に正確に圧縮変形するようにして、振動抑制の性能を高めることができる。
図3(a)〜(e)は、第3〜第7の変形例に係る電子打楽器における1つの介在部材30とその周辺構成の模式的断面図である。
第3の変形例(図3(a))では、突起部を振動抑制部の側でなく支持体の側に設ける。第3の変形例では、第1の変形例(図2(a))に対して、介在部材30から突起部33を廃止すると共に、ケース40の被係合部41において、介在部材30に対向するケース40の面(上面)に突起部43を設ける点が異なり、その他の構成は同様である。突起部43は、ケース40と一体または別体に構成され、例えば、硬質樹脂や金属等の硬質材で構成される。突起部43は、突起部33とは突設方向が逆となるだけで、形状については突起部33と同様である。
パッド体10が打撃されて打撃方向に変位する行程において、突起部43から押圧力を受けて基部31の裏面が窪む。すなわち、基部31に圧縮を主とする弾性変形が生じ、突起部43が基部31に食い込む。これにより、パッド体10とケース40との間の振動伝達が抑制される。
この第3の変形例によれば、突起部43自体は弾性変形をほとんどせず、大きな肉部を有する基部31が弾性変形するため、振動抑制部の耐久性を向上させることができる。また、突起部43はケース40に設けられるので、介在部材30の軟質の基部31の形状が単純になり、成形工程が簡素化される。
第4、第5の変形例(図3(b)、(c))では、介在部材30の係合部32と係合する被係合部を、ケース40ではなくパッド体10に設ける。
まず、第1の変形例(図2(a))に対し、第4の変形例(図3(b))では、介在部材30が上下で逆転した形状となっている。介在部材30の基部31はケース40の基部40aに固着される。ケース40に貫通穴41aが形成される代わりに、パッド体10のベース部12に貫通穴12aaが形成され、貫通穴12aaの周りの肉部が、介在部材30の係合部32と係合する被係合部12aとなる。
係合部32が貫通穴12aaを貫通する。介在部材30の突起部33と係合部32の鉤部32aとで、ベース部12における貫通穴12aaの周りの肉部を上下方向に弾性的に挟み込んでいる。すなわち、係合部32を被係合部12aに係合させることで、係合部32の弾性によって突起部33が被係合部12aに対して強制的に押圧状態で接触させられる。
突起部33の突設方向がベース部12に向かう上方である点が第1の変形例とは異なるが、介在部材30の突起部33を含む基部31が、ケース40とベース部12との間に介在し、打撃時にケース40から受ける反力によって弾性変形することによってパッド体10とケース40との間の振動伝達を抑制するという作用は同様である。
第5の変形例(図3(c))では、第4の変形例(図3(b))に対し、突起部を振動抑制部の側でなくパッド体10の側に設ける。第5の変形例では、第4の変形例に対して、介在部材30から突起部33を廃止すると共に、ベース部12の被係合部12aにおいて、介在部材30に対向するベース部12の面(下面)に突起部14を設ける点が異なり、その他の構成は同様である。突起部14は、ベース部12と一体または別体に構成される。
打撃時には、突起部14から押圧力を受けて基部31の表面が窪む。すなわち、基部31に圧縮を主とする弾性変形が生じ、突起部14が基部31に食い込む。これにより、パッド体10とケース40との間の振動伝達が抑制される。振動抑制部の耐久性向上、成形工程の簡素化の効果については、第3の変形例(図3(a))と同様である。
第6、第7の変形例(図3(d)、(e))では、振動抑制部(介在部材30)の係合部32と被係合部との雄雌関係を反対にする。しかも、第6の変形例では、被係合部をケース40に設け、第7の変形例では被係合部をパッド体10に設ける。
第6の変形例(図3(d))では、ケース40の基部40aから、軸部42bと軸部42bに連設される先端部である鉤部42aとで成る被係合部42が上方に突設される。介在部材30はパッド体10のベース部12の下面に固着される。介在部材30には、下方に開口した凹部が形成され、軸部42bに対応する貫通穴32cが形成される。介在部材30における貫通穴32cの周りの肉部が係合部32となる。介在部材30の係合部32に突起部33が下方に突設される。
鉤部42aを、貫通穴32cを貫通させ、係合部32と被係合部42とを係合させることで、係合部32の弾性によって、係合部32がケース40に対して強制的に押圧状態で接触させられる。すなわち、係合部32の上部がケース40の被係合部42の鉤部42aに対して押圧状態となると共に、突起部33がケース40の基部40aに対して押圧状態となる。主として係合部32の突起部33が、振動抑制部としての機能を果たす。
第7の変形例(図3(e))では、パッド体10のベース部12から、軸部15bと軸部15bに連設される先端部である鉤部15aとで成る被係合部15が下方に突設される。
介在部材30はケース40の基部40aの上面に固着される。介在部材30には、上方に開口した凹部が形成され、軸部15bに対応する貫通穴32cが形成される。介在部材30における貫通穴32cの周りの肉部が係合部32となる。介在部材30の係合部32に突起部33が上方に突設される。
鉤部15aを、貫通穴32cを貫通させ、係合部32と被係合部15とを係合させることで、係合部32の弾性によって、係合部32がベース部12に対して強制的に押圧状態で接触させられる。すなわち、係合部32の下部が鉤部15aの上面に対して押圧状態となると共に、突起部33がベース部12の下面に対して押圧状態となる。主として係合部32の突起部33が、振動抑制部としての機能を果たす。
なお、第2の変形例(図2(b))のように、介在部材30をパッド体10の一部として軟質部19と一体に形成する構成は、図3(a)、(d)の構成においても適用可能である。
なお、1つのパッド体10に複数の介在部材30を設ける場合において、各々の介在部材30の構成を統一する必要はなく、図1の構成、または第1〜第7の変形例を適宜組み合わせて採用してもよい。また、1つの電子打楽器に存在する複数のパッド体10ごとに、採用する介在部材30の構成を異ならせてもよい。
なお、支持体としてケース40を例示したが、打撃時に床面に対して移動しない構成要素であればよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の各変形例の一部を適宜組み合わせてもよい。
10 パッド体(構成体)、 10a 打撃面、 12 ベース部、 18 硬質部材(心材)、 19 軟質部(弾性材)、 30 介在部材、 31 基部(振動抑制部)、 33 突起部(振動抑制部)、 32 係合部、 32a 鉤部(先端部)、 40 ケース(支持体、構成体)、 41a、12aa 貫通穴、 41、12a、15、42 被係合部、 L 直線

Claims (6)

  1. 打撃面を有する打撃用のパッド体と、
    支持体と、
    弾性を有し、前記パッド体と前記支持体との間に介在する介在部材と、を有し、
    前記介在部材は、打撃時に前記支持体から受ける反力によって弾性変形することによって前記パッド体と前記支持体との間の振動伝達を抑制する振動抑制部と、係合部とを有し、
    前記パッド体及び前記支持体のいずれか一方である構成体は、前記介在部材の前記係合部と係合する被係合部を有し、
    前記介在部材の前記振動抑制部は、前記構成体に向かって突設された突起部を有し、
    前記介在部材の前記係合部を前記構成体の前記被係合部に係合させることで、前記係合部の弾性によって前記振動抑制部が前記構成体に対して強制的に押圧状態で接触させられることを特徴とするパッド体の支持構造。
  2. 記介在部材の前記振動抑制部と前記係合部とで前記構成体の前記被係合部の肉部を挟み込むように、前記介在部材の前記係合部を前記構成体の前記被係合部に係合させることで、前記係合部の弾性によって前記振動抑制部が前記構成体に対して強制的に押圧状態で接触させられることを特徴とする請求項1に記載のパッド体の支持構造。
  3. 打撃面を有する打撃用のパッド体と、
    支持体と、
    弾性を有し、前記パッド体と前記支持体との間に介在する介在部材と、を有し、
    前記介在部材は、打撃時に前記支持体から受ける反力によって弾性変形することによって前記パッド体と前記支持体との間の振動伝達を抑制する振動抑制部と、係合部とを有し、
    前記パッド体及び前記支持体のいずれか一方である構成体は、前記介在部材の前記係合部と係合する被係合部を有し、
    前記介在部材の前記振動抑制部は、前記構成体に向かって突設された突起部を有し、
    前記突起部の突設方向において、前記介在部材の前記突起部と前記係合部とで前記構成体の前記被係合部の肉部を挟み込むように、前記介在部材の前記係合部を前記構成体の前記被係合部に係合させることで、前記係合部の弾性によって前記振動抑制部が前記構成体に対して強制的に押圧状態で接触させられることを特徴とするパッド体の支持構造。
  4. 前記パッド体は心材を内包し、
    前記突起部と前記構成体との接触位置を通り、前記突起部の突設方向に平行な直線上に、前記心材が存在することを特徴とする請求項3記載のパッド体の支持構造。
  5. 前記構成体は前記支持体であり、前記介在部材は、前記パッド体の一部を構成する弾性材と一体に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパッド体の支持構造。
  6. 前記構成体には、前記被係合部の一部を構成する貫通穴が形成され、
    前記介在部材の前記係合部の先端部は、前記貫通穴より大きく構成され、前記係合部の前記先端部を、前記貫通穴を貫通させることで、前記係合部が前記構成体に対する前記介在部材の抜け止め機能を果たすことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパッド体の支持構造。
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