JP2006064041A - 動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器 - Google Patents

動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006064041A
JP2006064041A JP2004246008A JP2004246008A JP2006064041A JP 2006064041 A JP2006064041 A JP 2006064041A JP 2004246008 A JP2004246008 A JP 2004246008A JP 2004246008 A JP2004246008 A JP 2004246008A JP 2006064041 A JP2006064041 A JP 2006064041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
rotating shaft
radial bearing
lid
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004246008A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Yazawa
健一郎 矢澤
Takeshi Kaneko
猛 金子
Hiroshi Sato
弘史 佐藤
Yoshiaki Kakinuma
義昭 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004246008A priority Critical patent/JP2006064041A/ja
Publication of JP2006064041A publication Critical patent/JP2006064041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】潤滑油漏れが無く、小径化及び或いは薄型化できる動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを備えたモータ及びそのモータを備えた電子機器を得ること。
【解決手段】本発明の動圧流体軸受けユニット10Aは、内部に潤滑油Lが封入され、回転軸11がラジアル軸受け12に回転自在に支持され、そのラジアル軸受け12の外郭が円筒状の金属ケース13で、上方が円盤状の蓋14で覆われた動圧流体軸受けユニットであって、金属ケース13の内周面と蓋14の外周面との接合部17がレーザで溶接されて封止部16Aが形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸が動圧流体軸受に回転自在に支持され、その動圧流体軸受けの外郭が金属部品で覆われており、潤滑油漏れのない動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器に関するものである。
先ず、図を用いて、従来技術の動圧流体軸受けユニットの構造について説明する。
図9は従来技術の一形態の動圧流体軸受けユニットの断面図、図10は先願発明の第1形態の動圧流体軸受けユニットの断面図、そして図11は先願発明の第2形態の動圧流体軸受けユニットの断面図である。
図9において、符号10は従来技術の一形態の動圧流体軸受ユニットを指す。この動圧流体軸受ユニット10は、回転軸11の外周を軸受けするラジアル軸受け12、ケース13、蓋14、スラスト軸受け15から構成されている。
回転軸11は、下端の軸受け支持部11aと、中間部の軸本体11bと、上端部の取付部11dと、軸本体11bと取付部11dの間に設けられたテーパ部11cとの各部分に機能的に分けることができる構造のものである。軸受け支持部11aはスラスト軸受け15に支持される部分であり、軸本体11bはラジアル軸受け12に支持される部分であり、取付部11dはモータのロータなどを取り付ける部分であり、そしてテーパ部11cは蓋14の軸挿通孔14a(後記する)と協動して動圧流体軸受けユニット10の内部に充填されている潤滑油Lの漏洩を防止する機能を備えている部分である。このテーパ部11cの潤滑油漏洩防止機能については後記する。
ラジアル軸受け12は、円筒状の部品で、その軸方向の長さは回転軸11の軸本体11bの軸方向の長さとほぼ同一の長さで、軸本体11bの直径より僅かに大きい内径を有している。その内周面には動圧発生溝12aが形成されていて、回転軸11の軸本体11bを回転自在に軸支するものである。ラジアル軸受け12の材料としては、通常、焼結メタルが用いられている。
金属製のケース13は下方が有底で上方が開口した容器で、この動圧流体軸受けユニット10の外郭を覆っている。
スラスト軸受け15は回転軸11の軸受け支持部11aをピボット受けする部材で、ケース13の底面内部に配設されている。
蓋14は、その中央部に回転軸11が挿通できる軸挿通孔14aが形成されており、ケース13の上端の開口部13aにはめ込める直径の円板状の部材であり、ケース13のその開口部13aにはめ込み、ケース13の上端内周面と蓋14の外周面との接合部17を接着或いはロウ付けにより結合して動圧流体軸受けユニット10の内部を封止部16をもって封止している。この動圧流体軸受ユニット10の内部には潤滑油Lが充填されている。
ところで、蓋14の軸挿通孔14aは、この軸挿通孔14aに挿通された部分である回転軸11のテーパ部11cが軸挿通孔14aの内周面に摺接することなく回転できるように、回転軸11のテーパ部11cの外径よりやや大きな内径をもって形成されている。この時、軸挿通孔14aは、その内周面と回転軸11のテーパ部11cの外周面との間に動圧流体軸受けユニット10内に充填された潤滑油Lが内部から漏れ出すのを防止するに足る間隔cの空隙を有するように形成されている。このように、回転軸11との間に動圧流体軸受けユニット10内に充填された潤滑油Lの漏れを防止するようにした間隔cの空隙が形成されるように軸挿通孔14aを形成した蓋14はオイルシール部をも構成するものである。
また、回転軸11のテーパ部11cは、その外周面と軸挿通孔14aの内周面との間に形成された間隔cの空隙を蓋14の外方に向かって拡大させるように傾斜している。このテーパ部11cは、回転軸11の外周面と軸挿通孔14aの内周面とによって形成される前記空隙には圧力勾配が形成され、上蓋14の内方に充填された潤滑油Lには、常時、蓋14の内方に引き込む力が発生する。従って、回転軸11の回転時に、潤滑油Lが動圧流体軸受けユニット10の内部に引き込まれるようになるので、動圧流体軸受により構成されたラジアル軸受け12の動圧発生溝12aに潤滑油Lが確実に浸入して動圧を発生させ、回転軸11の安定した支持が実現し、しかも動圧流体軸受けユニット10の内部に充填された潤滑油Lの漏洩を防止することができる。そして回転軸11が回転した場合であっても、前記空隙に存在する潤滑油L中に空気が巻き込まれるようなことがない。
また、このテーパ部11cの外周面と軸挿通孔14aの内周面とに間に形成された前記空隙は、表面張力シールにより、潤滑油Lの飛散を防止している。
更に、前記のようなテーパ部11cを設けることは、蓋14に設けた軸挿通孔14aに対して回転軸11が偏芯した場合にも、前記空隙に浸入した潤滑油Lの蓋14の外方への飛散を防止できるばかりか、回転軸11の全周に亘って潤滑油Lを浸入させることができ、回転軸11周囲の潤滑油Lが切れることを防止でき、回転軸11の安定した回転を保証することができる。
以上、説明したように、テーパ部11cの外周面と蓋14の軸挿通孔14aの内周面との間から潤滑油Lが容易に漏洩することがない。
次に、図10を用いて、先願発明の第1形態の動圧流体軸受けユニットを説明する。この動圧流体軸受けユニットは本出願人が平成16年2月13日に出願した下記の[特許文献2]に開示されているものである。
図10において、符号20は全体としてこの動圧流体軸受けユニットを指す。この動圧流体軸受けユニット20は、回転軸21を回転自在に軸支する部品であって、大別してラジアル軸受け22、金属スリーブ24、上蓋25、下蓋27から構成されている。
回転軸21は、下端の軸受け支持部21aと、中間部の軸本体21bと、上端部の取付部21dと、軸本体21bと取付部21dの間に設けられたテーパ部21cとが一体に形成された構造のものである。そして取付部21dはモータのロータなどを取り付ける部分であり、軸本体21bは取付部21dの直径より大きい直径の円盤状のものであって、取付部21dが軸本体21bの回転中心に一致して垂直に形成されている。
ラジアル軸受け22は、円筒状の部品で、回転軸21の軸本体21bの軸方向の厚さとほぼ同一であり、その軸本体21bの直径より僅かに大きい内径を有し、その内周面には動圧発生溝23が形成されているものである。
金属スリーブ14は、例えば、ステンレススチールで円筒形に形成されており、ラジアル軸受け22の外周を覆い、少なくともラジアル軸受け22、上蓋25及び下蓋27の全厚みを覆う長さを備え、そしてラジアル軸受け22、上蓋25及び下蓋27をはめ込める大きさの直径で形成されている部品である。
上蓋25は、回転軸21の取付部21dを通せる軸挿通孔25aが中心に形成されており、そして回転軸21の軸本体21bの上面に対向する部分に第2のスラスト軸受け26が形成されているものである。
下蓋27は、回転軸21の軸本体21bの下面に対向する部分に第1のスラスト軸受け28が形成されているものである。
この動圧流体軸受けユニット20は、回転軸21が、ラジアル軸受け22、第1のスラスト軸受け28及び第2のスラスト軸受け26によって支持されているため、安定した回転を実現することができる。特に、本例においては、ラジアル軸受け22、第1のスラスト軸受け28及び第2のスラスト軸受け26に動圧流体軸受けが形成しているので、回転軸21は潤滑油Lが介在された状態でこれらラジアル軸受け22、第1のスラスト軸受け28及び第2のスラスト軸受け26に支持されて回転し、軸受けと摺接することによって発生する摺動音の発生や振動を抑えることができ、極めて騒音の低い動圧流体軸受けユニット40を構成することができる。また、回転軸21の軸本体21bは、回転軸21の取付部21dより大径に形成されているので、回転軸21の安定した支持を実現できる。なお、ラジアル軸受け22は、焼結メタルで形成されている。
このように構成された動圧流体軸受けユニット20は、回転軸21の軸本体21bがラジアル軸受け22に回転自在に支持され、そのラジアル軸受け22の外周が金属スリーブ24で覆われており、その金属スリーブ24の内部におけるラジアル軸受け22の上端面22aと回転軸21の軸本体21bの上面(当接部21e)が、上蓋25の動圧発生溝26Aに対向するように上蓋25で閉塞されており、そして金属スリーブ24の内部におけるラジアル軸受け22の下端面22b(図2)と回転軸21の軸本体21bの下面が、動圧発生溝28Aが軸本体21bの下面に対向するように下蓋27で閉塞されていて、金属スリーブ24の内周面と上蓋25の外周面との接合部及び金属スリーブ24の内周面と下蓋27の外周面との接合部は接着或いはロウ付けにより動圧流体軸受けユニット20の内部をそれぞれ封止部29a、29bをもって封止された構造となっている。
なお、この動圧流体軸受ユニット20の内部にも潤滑油Lが充填されており、また、その潤滑油Lは前記と同じ理由によりテーパ部21cと軸挿通孔25aとの隙間から漏洩することはない。
図11に第3形態の動圧流体軸受けユニットを示した。この動圧流体軸受けユニット30も、本出願人が2003年1月10日に出願した下記の[特許文献3]に開示されているものであって、ラジアル軸受け31、回転軸32、空間形成部材33、ワッシャー34、外殻樹脂35から構成されている。
この動圧流体軸受けユニット30の回転軸32は、下端のピボット部32a、その上方に形成された溝32c、その溝32cの上方の軸本体32b、上端部の取付部32d、この取付部32dと軸本体32bとの間に形成されているテーパ部32eとからなる。
ラジアル軸受け31は、その内周面に動圧発生溝31aが形成されていて、その下方に配設されている空間形成部材33にはめ込まれている。
回転軸32は軸本体32bがラジアル軸受け31に、そのラジアル軸受け31及び空間形成部材33にはめ込まれ、回転軸32の溝32cにワッシャー34が装着されてて、回転軸32がラジアル軸受け31から抜けるのを防止するようにして組み立てられている。
なお、回転軸32の取付部32dには、例えば、モータのロータが取り付けられ、軸本体32bはラジアル軸受け31に支持され、ピボット部32aは空間形成部材33の中央部に形成されているスラスト軸受け36で軸支される。
前記のようにラジアル軸受け31、回転軸32、空間形成部材33、ワッシャー34を組み立てた状態で金型にセットし、ラジアル軸受け31及び空間形成部材33の外郭を樹脂35で成形、封止した構造を採っている。この動圧流体軸受けユニット30の内部には潤滑油Lが充填されている。
なお、外殻樹脂35の上部開口部35aと回転軸32のテーパ部32eとで内部の潤滑油Lが外部に漏洩、飛散しないように工夫されていることは、図9に示した動圧流体軸受けユニット10で説明した理由と同様であるので、その説明を省略する。
特開昭8−268608号(第2頁、図2) 特願第2004−037365号 特願第2003−004928号
動圧流体軸受けユニットにおけるラジアル軸受けは潤滑油と動圧発生溝により動圧を発生し、回転軸を保持する性質上、潤滑油を動圧流体軸受けユニット内部に留めておくことが重要である。
前記動圧流体軸受けユニット30では、開口部35aは回転軸32の挿入部1箇所のみで、外殻樹脂35によりシームレスな状態で覆われているため、潤滑油Lの保持性能の点では優れている。
しかし、動圧流体軸受けユニット30の外郭を樹脂35で覆う構造は、その直径を縮小し難いので、動圧流体軸受けユニットの直径を細くすることは難しい。更に、空間形成部材33の存在により動圧流体軸受けユニットを薄型化することが困難である。
前記の動圧流体軸受けユニット10では、外郭が金属ケース13と蓋14の2部品により構成されているため、開口部はテーパ部11cの外周面と蓋14の軸挿通孔14aの内周面の他に、金属ケース13と蓋14との接合部17にも存在し、この接合部17を封止し、潤滑油の漏れを防ぐ必要がある。
このため、前記のように、この接合部17の封止の方法としては、金属ケース13と蓋14とを圧入などのしまりばめ寸法で組立てたとしても微小な隙間が存在するため、接着剤やロウ付けなど手段を併用する必要がある。
また、前記の動圧流体軸受けユニット20では外郭が金属スリーブ24と上蓋25及び金属スリーブ24と下蓋27の3部品により構成されているため、開口部はテーパ部21cの外周面と上蓋25の軸挿通孔25aの内周面の他に、金属スリーブ24と上蓋25と下蓋27との接合部にも存在し、これらの接合部も圧入の他に接着剤やロウ付けなど手段を併用して封止部29a、29bを形成し、潤滑油の漏れを防いでいる。
このように従来技術では、接着剤、ロウといった本来の外殻材料とは異なる物質で封止を行うため、密着強度、潤滑油の劣化など、信頼性の面で、また塗布、硬化作業などの工数が増加するなどの工程の面で課題がある。
本発明は、これらの課題を解決しようとするものであって、工数が削減でき、しかも動圧流体軸受けユニットの外郭ケースの前記封止が確実、強固に行えて潤滑油の保持性能を維持でき、小径化及び或いは薄型化(扁平化)できる動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを備えたモータ及びそのモータを備えた電子機器を得ることを目的とする。
それ故、本発明の動圧流体軸受けユニットは、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットにおいて、前記金属部品が少なくとも2部品からなり、これら金属部品接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
より具体的な本発明の動圧流体軸受けユニットとしては、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットにおいて、前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体、下端の軸受け支持部を備え、前記金属部品は有底で上方が開口した円筒形の金属ケースとその開口にはめ込まめる直径の中央部に前記回転軸を挿通できる挿通部が形成されている金属製の蓋とからなり、前記金属ケースの内部には前記回転軸の軸受け支持部を前記底側にし、前記軸本体を支持した前記ラジアル軸受けが配設されており、前記金属ケースの上方の前記開口には、前記回転軸の前記テーパ部が前記蓋の挿通部に位置するように、前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋がはめ込まれており、前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
また、他の具体的な本発明の動圧流体軸受けユニットとしては、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットにおいて、前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体からなり、その軸本体はその直径が前記取付部の直径より大きく、円盤状で、それらの回転中心は一致していて前記取付部が垂直に形成されており、前記ラジアル軸受けは前記回転軸の前記軸本体の厚さとほぼ同一で、前記軸本体の直径より僅かに大きい内径の内周面に動圧発生溝が形成されており、前記軸本体の周回り方向を支持し、前記金属部品は円筒状の金属スリーブ、円板状の上蓋及び下蓋とからなり、その金属スリーブは少なくとも前記ラジアル軸受け、前記上蓋及び前記下蓋の全厚みを覆う長さを備え、そして前記ラジアル軸受けを装着でき、前記上蓋及び前記下蓋を圧入できる大きさの直径で形成されており、前記上蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、その中心部に前記回転軸の前記取付部及び前記テーパ部を挿通できる軸挿通孔が形成されており、そして前記回転軸の前記軸本体の上面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、前記下蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、前記回転軸の前記軸本体の下面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、前記回転軸の前記軸本体がラジアル軸受けに回転自在に支持され、前記ラジアル軸受けの外周が金属スリーブで覆われており、前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの上端と前記回転軸の前記軸本体の上面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の上面に対向するように、前記上蓋が前記金属スリーブの上端内周面にはめ込まれており、前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの下端と前記回転軸の前記軸本体の下面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の下面に対向するように前記下蓋が前記金属スリーブの下端内周面にはめ込まれており、そして前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
そして前記金属部品はその構成成分に亜鉛が含まれていないことが望ましく、ステンレススチール、白銅が好適である。
従って、本発明の動圧流体軸受けユニットによれば、金属ケースと蓋のような金属部品間の接合部がレーザ溶接により一体化されるため確実に封止することができる。また、前記金属部品がステンレススチール、白銅であれば、良好にレーザ溶接ができ、両者間に良好なレーザ溶接による封止部を形成することができる。また、動圧流体軸受けユニットはその外郭を金属で覆われていることから細小化、薄型化(扁平化)できる。
また、本発明の動圧流体軸受けユニットの製造方法は、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの製造方法において、前記金属部品が少なくとも2部品からなり、内部に前記回転軸を回転自在に支持した前記ラジアル軸受けを配設し、その後、それら金属部品の接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止することを特徴とする。
より具体的な本発明の動圧流体軸受けユニットの製造方法は、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの製造方法において、前記金属部品は有底で上方が開口した金属ケースとその開口にはめ込まれる蓋とからなり、前記金属ケースの内部に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けを配設し、その後前記金属ケースの上方の前記開口に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋をはめ込み、前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止することを特徴とする。
また、他の具体的な本発明の動圧流体軸受けユニットの製造方法としては、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの製造方法において、前記金属部品は、両端が開口した金属スリーブとその両開口にはめ込める2枚の蓋とからなり、前記金属スリーブの一方の前記開口に前記一方の蓋をはめ込み、その後、この状態の前記金属スリーブの内部に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けを配設し、次に、前記金属スリーブの前記他方の前記開口に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの他端を覆うように前記他方の蓋をはめ込み、前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止することことを特徴とする。
そして前記金属部品はその構成成分に亜鉛が含まれていないことが望ましく、ステンレススチール、白銅が好適である。
また、前記動圧流体軸受けユニットの製造方法においては、前記金属部品の接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止した後、内部に前記潤滑油を封入することが望ましい。
従って、本発明の動圧流体軸受けユニットの製造方法によれば、レーザ溶接を行うため、従来技術のように接着剤及びまたはロー付け、乾燥などの工程を必要とせず、従って、製造時間を短縮でき、しかも出来上がった動圧流体軸受けユニットは、金属ケースと蓋のような金属部品間の接合部がレーザ溶接により一体化されるため確実に封止することができる。また、前記金属部品がステンレススチール、白銅であれば、良好にレーザ溶接ができ、両者間に良好なレーザ溶接による封止部を形成することができる。更に、前記レーザ溶接後に潤滑油を内部に封入することにより、レーザ溶接を良好に行うことができる。更にまた、動圧流体軸受けユニットはその外郭を金属で覆われていることから細小化、薄型化(扁平化)できる。
更にまた、本発明のレーザ溶接装置は、内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、そのラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの前記金属部品が少なくとも2部品からなり、これら金属部品の接合部にレーザ溶接により封止部を形成して封止するレーザ溶接装置において、前記レーザ溶接装置が、前記動圧流体軸受けユニットの半製品を前記接合部を上方に向けて載置し、前記動圧流体軸受けユニットの回転中心を一致させて固定する位置決め手段を備えた回転盤と、その回転盤を回転駆動させる回転駆動手段と、レーザビームを前記動圧流体軸受けユニットの前記接合部に出射するレーザ装置とを備えて構成されていることを特徴とする。
従って、本発明のレーザ溶接装置によれば、レーザ溶接しようとする動圧流体軸受けユニットの半製品を、その回転中心と回転盤の回転中心を容易に一致させて回転盤上に載置、固定することができ、その接合部を正確にレーザ溶接することができる。
そして更にまた、本発明の動圧流体軸受けユニットを有するモータは、ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入され、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータにおいて、前記動圧流体軸受けユニットは、前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体、下端の軸受け支持部を備え、前記金属部品は有底で上方が開口した円筒形の金属ケースとその開口にはめ込まめる直径の中央部に前記回転軸を挿通できる挿通部が形成されている金属製の蓋とからなり、前記金属ケースの内部には前記回転軸の軸受け支持部を前記底側にし、前記軸本体を回転時材に支持する前記ラジアル軸受けが配設されており、前記金属ケースの上方の前記開口には、前記回転軸の前記テーパ部が前記蓋の挿通部に位置するように、前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋がはめ込まれており、前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
より具体的な本発明の動圧流体軸受けユニットを有するモータは、ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入され、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータにおいて、前記動圧流体軸受けユニットは、前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体からなり、その軸本体はその直径が前記取付部の直径より大きく、円盤状で、それらの回転中心は一致していて前記取付部が垂直に形成されており、前記ラジアル軸受けは前記回転軸の前記軸本体の厚さとほぼ同一で、前記軸本体の直径より僅かに大きい内径の内周面に動圧発生溝が形成されており、前記軸本体の周回り方向を支持し、前記金属部品は円筒状の金属スリーブ、円板状の上蓋及び下蓋とからなり、その金属スリーブは少なくとも前記ラジアル軸受け、前記上蓋及び前記下蓋の全厚みを覆う長さを備え、そして前記ラジアル軸受けを装着でき、前記上蓋及び前記下蓋を圧入できる大きさの直径で形成されており、前記上蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、その中心部に前記回転軸の前記取付部及び前記テーパ部を挿通できる軸挿通孔が形成されており、そして前記回転軸の前記軸本体の上面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、前記下蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、前記回転軸の前記軸本体の下面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、前記回転軸の前記軸本体がラジアル軸受けに回転自在に支持され、前記ラジアル軸受けの外周が金属スリーブで覆われており、前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの上端と前記回転軸の前記軸本体の上面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の上面に対向するように、前記上蓋が前記金属スリーブの上端内周面にはめ込まれており、前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの下端と前記回転軸の前記軸本体の下面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の下面に対向するように前記下蓋が前記金属スリーブの下端内周面にはめ込まれており、そして前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
そして前記金属ケース及び前記金属蓋の構成成分に亜鉛が含まれていないことが望ましく、ステンレススチール、白銅が好適である。
従って、本発明の動圧流体軸受けユニットを有するモータによれば、内部に封入されている潤滑油の漏れはなく、動圧流体軸受けユニットを細小化、薄型化(扁平化)できるので、モータをそれだけ細小化、薄型化(扁平化)することができる。
そして更にまた、本発明の電子機器は、ステータに対してロータを回転自在に軸支し、内部に潤滑油が封入されている動圧流体軸受けユニットを有するモータを備える電子機器であり、前記動圧流体軸受けユニットは、両端が開口した金属スリーブとその両開口にはめ込める2枚の金属蓋とからなり、前記金属スリーブの内部には、回転軸を支持したラジアル軸受けが配設されており、前記金属スリーブの一方の前記開口には前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの一端を覆うように前記一方の金属蓋がはめ込まれており、前記金属スリーブの他方の前記開口には前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの他端を覆うように前記他方の金属蓋がはめ込まれており、前記金属スリーブの前記両開口と前記両金属蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
より具体的な本発明の電子機器は、ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入されており、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータを備える電子機器であり、前記動圧流体軸受けユニットは、前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体、下端の軸受け支持部を備え、前記金属部品は有底で上方が開口した円筒形の金属ケースとその開口にはめ込まめる直径の中央部に前記回転軸を挿通できる挿通部が形成されている金属製の蓋とからなり、前記金属ケースの内部には前記回転軸の軸受け支持部を前記底側にし、前記軸本体を回転時材に支持する前記ラジアル軸受けが配設されており、前記金属ケースの上方の前記開口には、前記回転軸の前記テーパ部が前記蓋の挿通部に位置するように、前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋がはめ込まれており、前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
また、他の具体的な本発明の電子機器は、ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入されており、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータを備える電子機器であり、前記動圧流体軸受けユニットは、前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体からなり、その軸本体はその直径が前記取付部の直径より大きく、円盤状で、それらの回転中心は一致していて前記取付部が垂直に形成されており、前記ラジアル軸受けは前記回転軸の前記軸本体の厚さとほぼ同一で、前記軸本体の直径より僅かに大きい内径の内周面に動圧発生溝が形成されており、前記軸本体の周回り方向を支持し、前記金属部品は円筒状の金属スリーブ、円板状の上蓋及び下蓋とからなり、その金属スリーブは少なくとも前記ラジアル軸受け、前記上蓋及び前記下蓋の全厚みを覆う長さを備え、そして前記ラジアル軸受けを装着でき、前記上蓋及び前記下蓋を圧入できる大きさの直径で形成されており、前記上蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、その中心部に前記回転軸の前記取付部及び前記テーパ部を挿通できる軸挿通孔が形成されており、そして前記回転軸の前記軸本体の上面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、前記下蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、前記回転軸の前記軸本体の下面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、前記回転軸の前記軸本体がラジアル軸受けに回転自在に支持され、前記ラジアル軸受けの外周が金属スリーブで覆われており、前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの上端と前記回転軸の前記軸本体の上面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の上面に対向するように、前記上蓋が前記金属スリーブの上端内周面にはめ込まれており、前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの下端と前記回転軸の前記軸本体の下面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の下面に対向するように前記下蓋が前記金属スリーブの下端内周面にはめ込まれており、そして前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されていることを特徴とする。
そして金属スリーブ及び前記金属蓋はそれらの構成成分に亜鉛が含まれていないことが望ましく、ステンレススチール、白銅が好適である。
従って、本発明の電子機器によれば、内部に封入されている潤滑油の漏れはなく、動圧流体軸受けユニットを、そしてモータを細小化、薄型化(扁平化)できるので、電子機器をそれだけ細小化、薄型化(扁平化)することができる。
それ故、本発明の動圧流体軸受けユニットによれば、内部に封入した潤滑油の漏洩がなく、それだけ信頼性が向上する。また、動圧流体軸受けユニットを細小化、薄型化(扁平化)することができる。
また、本発明の動圧流体軸受けユニットの製造方法によれば、接着剤、ロウなどの塗布工程を必要としないため、封止に掛かる時間は数秒で済むなど工数を削減でき、従って、本発明の動圧流体軸受けユニットを廉価に製造することができる。
更に、本発明のレーザ溶接装置によれば、既存のレーザ装置に本発明の動圧流体軸受けユニットを回転させる本発明特有の付加装置を組み合わせることにより構成でき、設備投資を削減することができる。
更にまた、本発明のモータによれば、本発明の動圧流体軸受けユニットを組み込むことにより、封入されている潤滑油の漏れが無く、しかも細小化、薄型化(扁平化)することができる。
そして更にまた、本発明の電子機器によれば、本発明のモータを搭載することにより、封入されている潤滑油の漏れが無く、しかも細小化、薄型化(扁平化)することができる。
以下、図1乃至図4を用いて、本発明の動圧流体軸受けユニット及びその製造方法を説明する。
図1は本発明の第1形態の動圧流体軸受けユニットの構造を示す断面図、図2は本発明の第2形態の動圧流体軸受けユニットの構造を示す断面図、図3は本発明の動圧流体軸受けユニット用レーザ溶接装置の側面図、そして図4は本発明の動圧流体軸受けユニットのレーザ溶接による封止部分の表面を示していて、同図Aは良好な状態の上面図、同図Bは好ましくない状態の上面図である。
先ず、図1に示した本発明の第1形態の動圧流体軸受けユニット10Aから説明する。この動圧流体軸受けユニット10Aの構成は図9に示した従来技術の動圧流体軸受けユニット10と同様に構成されている。それ故、両者の同一部分には同一の符号を付して説明する。
この動圧流体軸受けユニット10Aも、回転軸11の外周を軸受けするラジアル軸受け12、ケース13、蓋14、スラスト軸受け15から構成されている。
回転軸11は、下端の軸受け支持部11aと、中間部の軸本体11bと、上端部の取付部11dと、軸本体11bと取付部11dの間に設けられたテーパ部11cとの各部分に機能的に分けることができる構造のものである。軸受け支持部11aはスラスト軸受け15に支持される部分であり、軸本体11bはラジアル軸受け12に支持される部分であり、取付部11dはモータのロータなどを取り付ける部分であり、そしてテーパ部11cは蓋14の軸挿通孔14a(後記する)と協動して動圧流体軸受けユニット10Aの内部に充填されている潤滑油Lの漏洩を防止する機能を備えている部分である。このテーパ部11cの潤滑油漏洩防止機能については、図9の動圧流体軸受けユニット10Aの説明部分で説明済みであるので、ここではその説明を省略する。
ラジアル軸受け12は、円筒状の部品で、その軸方向の長さは回転軸11の軸本体11bの軸方向の長さとほぼ同一の長さで、軸本体11bの直径より僅かに大きい内径を有している。その内周面には動圧発生溝12aが形成されていて、回転軸11の軸本体11bを回転自在に軸支するものである。ラジアル軸受け12の材料としては、通常、焼結メタルが用いられている。
金属製のケース13は下方が有底で上方が開口した容器で、この動圧流体軸受けユニット10Aの外郭を覆っている。
スラスト軸受け15は回転軸11の軸受け支持部11aをピボット受けする部材で、ケース13の底面内部に配設されている。
蓋14は、その中央部に回転軸11が挿通できる軸挿通孔14aが形成されており、ケース13の上端の開口部13aにはめ込める直径の円板状の部材であり、ケース13の開口部13aにはめ込み、後記するレーザ溶接装置100によりレーザ溶接して動圧流体軸受けユニット10Aの内部をレーザ溶接部16Aをもって封止している。その後、蓋14の軸挿通孔14aと回転軸11のテーパ部11cとの間から、この動圧流体軸受ユニット10の内部に潤滑油Lを充填し、封入する。その潤滑油Lは前記と同じ理由によりテーパ部11cと軸挿通孔14aとの隙間から漏洩することはない。
次に、図2を用いて、本発明の第2実施形態の動圧流体軸受けユニットを説明する。この動圧流体軸受けユニット20Aは、回転軸21を回転自在に軸支する部品であって、大別してラジアル軸受け22、金属スリーブ24、上蓋25、下蓋27から構成されている。
回転軸21は、下端の軸受け支持部21aと、中間部の軸本体21bと、上端部の取付部21dと、軸本体21bと取付部21dの間に設けられたテーパ部21cとが一体に形成された構造のものである。そして取付部21dはモータのロータなどを取り付ける部分であり、軸本体21bは取付部21dの直径より大きい直径の円盤状のものであって、取付部21dが軸本体21bの回転中心に一致して垂直に形成されている。
ラジアル軸受け22は、円筒状の部品で、回転軸21の軸本体21bの軸方向の厚さとほぼ同一であり、その軸本体21bの直径より僅かに大きい内径を有し、その内周面には動圧発生溝23が形成されているものである。
金属スリーブ14は、例えば、ステンレススチールで円筒形に形成されており、ラジアル軸受け22の外周を覆い、少なくともラジアル軸受け22、上蓋25及び下蓋27の全厚みを覆う長さを備え、そしてラジアル軸受け22、上蓋25及び下蓋27をはめ込める大きさの直径で形成されている部品である。
上蓋25は、回転軸21の取付部21dを通せる軸挿通孔25aが中心に形成されており、そして回転軸21の軸本体21bの上面に対向する部分に第2のスラスト軸受け26が形成されているものである。
下蓋27は、回転軸21の軸本体21bの下面に対向する部分に第1のスラスト軸受け28が形成されているものである。
この動圧流体軸受けユニット20Aは、回転軸21が、ラジアル軸受け22、第1のスラスト軸受け28及び第2のスラスト軸受け26によって支持されているため、安定した回転を実現することができる。特に、本例においては、ラジアル軸受け22、第1のスラスト軸受け28及び第2のスラスト軸受け26に動圧流体軸受けが形成しているので、回転軸21は潤滑油Lが介在された状態でこれらラジアル軸受け22、第1のスラスト軸受け28及び第2のスラスト軸受け26に支持されて回転し、軸受けと摺接することによって発生する摺動音の発生や振動を抑えることができ、極めて騒音の低い動圧流体軸受けユニットを構成することができる。また、回転軸21の軸本体21bは、回転軸21の取付部21dより大径に形成されているので、回転軸21の安定した支持を実現できる。なお、ラジアル軸受け22は、焼結メタルで形成されている。
このように構成された動圧流体軸受けユニット20Aは、回転軸21の軸本体21bがラジアル軸受け22に回転自在に支持され、そのラジアル軸受け22の外周が金属スリーブ24で覆われており、その金属スリーブ24の内部におけるラジアル軸受け22の上端面22aと回転軸21の軸本体21bの上面(当接部21e)が、上蓋25の動圧発生溝26Aに対向するように上蓋25で閉塞されており、そして金属スリーブ24の内部におけるラジアル軸受け22の下端面22b(図2)と回転軸21の軸本体21bの下面が、動圧発生溝28Aが軸本体21bの下面に対向するように下蓋27で閉塞されていて、金属スリーブ24の内周面と上蓋25の外周面との接合部29a及び金属スリーブ24の内周面と下蓋27の外周面との接合部29bは、後記するレーザ溶接装置100によりレーザ溶接して動圧流体軸受けユニット20Aの内部をそれぞれのレーザ溶接部29A、レーザ溶接部29Bをもって封止している。その後、上蓋25の軸挿通孔25aと回転軸21のテーパ部21cとの間から、この動圧流体軸受ユニット20Aの内部に潤滑油Lを充填し、封入する。その潤滑油Lは前記と同じ理由によりテーパ部21cと軸挿通孔25aとの隙間から漏洩することはない。
次に、図3を用いて、本発明のレーザ溶接装置100の構成を説明する。このレーザ溶接装置100はYAGなどのレーザビームLbを発生し、フォーカスレンズ111を含むレーザビーム発生装置110、回転盤120、モータ130などを備えて、レーザビーム発生装置110から出射したレーザビームLbをフォーカスレンズ111でフォーカスを調整し、回転盤120上に載置、固定された、例えば、動圧流体軸受けユニット半製品10a(図3)の金属ケース13の上端と蓋14との接合部17を照射するように構成されている。モータ130の回転軸131の上端には回転盤120が固定されており、ここを中心として回転盤120が同一水平面内で回転するように構成されている。
図3に図示の例は、動圧流体軸受けユニット半製品10aをレーザ溶接の対象物として採り上げたものである。次に、レーザ溶接装置100を用いて、その動圧流体軸受けユニット半製品10aの接合部17にレーザ溶接を行う動作を説明する。
先ず、動圧流体軸受けユニット半製品10aを、回転軸11を上方にし、金属ケース13の底面を下にし、その回転中心Coと回転盤120の回転中心とを一致させて、回転盤120上に載置、固定する。前記両回転中心を一致させる手段の一例としては、回転盤120の中心から動圧流体軸受けユニット半製品10aの半径の位置に円形の位置決め枠140を回転盤120上に形成することにより行うことができる。前記のように動圧流体軸受けユニット半製品10aを回転盤120上に固定すると、動圧流体軸受けユニット半製品10aの金属ケース13の上端と蓋14との円形の接合部17が上面に現れる。
そして、モータ130を始動させ、回転盤120及びその上に載置されている動圧流体軸受けユニット半製品10aを回転させ、一方、レーザビーム発生装置110からはレーザビームLを出射し、フォーカスレンズ111でフォーカスを調整して、動圧流体軸受けユニット半製品10aの金属ケース13の上端内周面と蓋14の外周面との接合部17を照射し、その接合部17の金属ケース13の上端と蓋14の外周面とをレーザ溶接する。
レーザビームLによる接合部17の加熱温度は、フォーカスレンズ111の高さ調整によりレーザビームLのフォーカスを前記接合部17にジャストフォーカスするようにしてもよく、また、その接合部17の上方でフォーカス(オフセットフォーカス)させるようにして調整してもよい。
このようにして動圧流体軸受けユニット半製品10aの前記接合部17を前記のようにレーザビームLbで照射することによりレーザ溶接部16Aを形成して封止でき、内部からの潤滑油の漏洩を防止することができる。
また、動圧流体軸受けユニット20Aの場合、金属スリーブ24、上蓋25及び下蓋27の3個の金属部品からなり、それらは上下2ヶ所で接合して接合部29a、29bを形成していることから、動圧流体軸受けユニット半製品20aの上下接合部29a、29bをレーザ溶接する場合には、先ず、ラジアル軸受け22を金属スリーブ24の中に圧入し、そして下蓋27を圧入した状態の動圧流体軸受けユニット半製品20aを回転盤120上に載置し、位置決め枠140で位置決めし、固定する。この場合、下蓋27をレーザビームLb側に向けて固定する。
そして回転盤120をモータ130により回転させながら、上方からレーザビームLbを接合部29b全周にわたって照射し、その接合部29bをレーザ溶接して封止する。
次に、開口しているラジアル軸受け22の中へ回転軸21の軸本体21bを装着し、そして上蓋25の軸挿通孔25aに回転軸21の取付部21dを挿通しながら、その上蓋25を金属スリーブ24の内周面に圧入する。
そして上蓋25を圧入した状態の動圧流体軸受けユニット半製品20aを回転盤120上に載置し、位置決め枠140で位置決めし、固定する。この場合、上蓋25をレーザビームLb側に向けて固定する。
そして回転盤120をモータ130により回転させながら、上方からレーザビームLbを接合部29a全周にわたって照射し、その接合部29aをレーザ溶接して封止することにより本発明の動圧流体軸受けユニット20Aが得られる。
このレーザ溶接を行う場合に、金属部品である金属ケース13と蓋14、そして金属スリーブ24と上蓋25、下蓋27に真鍮を用いると、その主たる構成元素はCuとZnであり、Cuの融点1083℃に比し、Znのそれは約420℃であることから、レーザビームLbを照射するとZnが早く蒸発、飛散し、図4Bに示したように、レーザビームLbが照射された部分のレーザ溶接部(16A、29A、或いは29B)にはクラックCやピンホール(不図示)が生じる可能性が高く、好ましくない状態となる。
従って、これらの接合部17、29a、29bをレーザ溶接により封止を行う場合には、Znを含まない金属を選択することが望ましい。具体的にはSUS(ステンレススチール)304や白銅が好適であって、図4Aは動圧流体軸受けユニット半製品10aの蓋14側を示した平面写真であるが、レーザビームLbが照射された部分のレーザ溶接部16Aは前記のクラックCやピンホールが生じることなく、良好にレーザ溶接を行うことができる。動圧流体軸受けユニット半製品20aのレーザ溶接部29A、29Bも同様に良好にレーザ溶接を行うことができる。
動圧流体軸受けユニット半製品10aを実施例として採り上げて実験した。この動圧流体軸受けユニット半製品10aの金属ケース13の金属の外形寸法は外周直径が3.5mm〜3.6mm、内周直径が3mm、高さ(長さ)が5mmのSUS304を用いた。また、蓋14の直径が3mm、その厚さが0.5mmのSUS304を用いた。
このSUS304の構成成分は、重量%で、Cが0.08以下、Siが1.00以下、Mnが2.00以下、Pが0.4以下、Sが0.3以下、Niが8〜10.5、Crが18〜20、残部がFeである。
レーザ溶接装置100のレーザ照射条件としては、レーザのエネルギーが0.5J、最大パワーが0.5W、照射繰り返し時間が30pps、レーザビームLbを出射するファイバーの直径は0.2mm、また、回転盤120の回転速度は1回転3秒とした。
前記のような本発明の動圧流体軸受けユニット10A、20Aは超小型モータに適用すると、潤滑油の漏洩のないモータが得られ、そしてそのモータをより一層超細小化、薄型化することができ、そのような超小型のモータをノート型コンピュータのような薄型でスペースの少ない電子機器に組み込むと、潤滑油の漏洩のない、そしてより一層薄型化された電子機器を得ることができる。
次に、そのような本発明の動圧流体軸受けユニットを有するモータ及びそのモータを取り付けた電子機器を図5乃至図8を用いて以下に説明する。なお、本発明のモータには、本発明の第2実施形態の動圧流体軸受けユニット20Aを組み込んで説明するが、本発明の第1実施形態の動圧流体軸受けユニット10Aを組み込んでもよいことを予め断っておく。
図5は本発明を適用した情報処理装置を示す斜視図、図6は図5に示した情報処理装置のA−A線上における断面図、図7は本発明を適用したモータを用いた放熱装置を示す斜視図、そして図8は本発明を適用したモータの構成を示す断面図である。
先ず、図を参照しながら、本発明を適用した電子機器の一例であるノート型のパーソナルコンピュータを採り上げて説明する。
図5に示したように、本発明を適用したノート型のパーソナルコンピュータ(以下、単に「コンピュータ」と記す)200は、情報処理の結果などを表示する表示部201と、各種の情報の演算処理を行う情報処理部を内蔵したコンピュータ本体202とを備えている。コンピュータ本体202の上面側には、コンピュータ200の動作指令を入力し、或いは各種の情報の入力するためのキーボード204が設けられ、その内部には放熱装置203が設けられている。放熱装置203は、コンピュータ本体202の内部に配設されたCPUなどの情報処理回路やディスク装置などから発生する熱をコンピュータ本体202の外部に放熱し、コンピュータ本体202の内部を冷却する冷却装置としても機能する。
コンピュータ本体202に内蔵される放熱装置203は、図6に示したように、コンピュータ本体202を構成する筐体205内に収納されている。放熱装置203は、図7に示したように、金属製のベース206と、このベース206に取り付けられた、本発明のモータ210と、このモータ210によって回転操作されるファン207と、このファン207を収納したファンケース208と、ヒートシンク209を有している。
ベース206は、図7に示したように、略L字状に形成されている。略L字状に形成されたベース206の一端側の一方の面206aには、CPU(中央処理装置)が通電されて駆動されることによって発熱する発熱素子211が取り付けられている。発熱素子211は、熱伝達シール212を介してベース206の一方の面206a側に取り付けられている。
ベース206の一方の面206a側のほぼ中央部には、モータ210が取り付けられると共に、このモータ210によって回転操作されるファン207を収納するファンケース208が取り付けられている。ファンケース208には、モータ210によって回転されるファン207の中央部に対応する位置を開放する円形の吸気口213が設けられている。筐体205の底面側のファンケース208に設けた吸気口213に対向する位置には、この吸気口213に連通するように開口214が設けられている。更に、ファンケース208には、吸気口213から吸引したエアーを外部に排気するための排気口215が設けられている。
ベース206の他端側の一方の面206aには、ヒートシンク209が固定されている。ヒートシンク209は、コルゲート状またはフイン状のヒートシンクであり、放熱性に優れた金属、例えば、アルミニウムにより作製されている。ベース206及びファンケース208も、放熱性に優れた金属であるアルミニウムや鉄により作製することが望ましい。
発熱素子211が取り付けられ、この発熱素子211から発生する熱を放熱する放熱装置203及びヒートシンク209を取り付けたベース206には、筐体205内に取り付けられる時に用いられるネジが挿通される複数の取付孔206bが設けられている。ベース206は、取付孔206bに挿通される固定用のネジを、図6に示したように、筐体205の内部に設けたボス216に固定することによって、筐体205内に取り付けられる。
ヒートシンク209は、ベース206が筐体205内に取り付けられた時、図6及び図7に示したように、筐体205の側面に設けた貫通口217に対向する位置に配置される。
前記のように構成された放熱装置203は、モータ210が駆動され、ファン207がモータ210により図7中矢印R1 方向に回転されると、筐体205に設けた開口214を介して装置外のエアーを図6及び図7中矢印D1 方向に吸引し、更に吸気口213を介してファンケース208内に吸引する。ファン207の回転によってファンケース208内に吸引されたエアーは、図6及び図7中矢印D2 方向に流通し、更にヒートシンク209中を流通するように図7中矢印D3 方向に流通し、貫通口217を介して筐体205の外部に排気される。
所で、ベース206に取り付けられた発熱素子211が駆動されて発生する熱は、放熱性に優れた金属により形成されたベース206を介して、このベース206に取り付けられたヒートシンク209に伝達される。このとき、放熱装置203のファン207がモータ210により回転し、筐体205の外部から吸引されたエアーが、ヒートシンク209の複数のフイン中を流通することにより、ヒートシンク209に伝達されている熱を、貫通口217を介して筐体205の外部に放熱する。
この放熱装置203に用いられる本発明を適用したモータ210は、図8に示したように、ロータ218とステータ219とを備える。
ステータ219は、モータ210と共にこのモータ210によって回転するファン207を収納したファンケース208の上面板208a側に一体に設けられている。ステータ219は、ステータヨーク220と、本発明を適用した動圧流体軸受けユニット10Aと、コイル221とこのコイル221が巻回されるコア222とを備える。ステータヨーク220は、ファンケース208の上面部208aと一体に形成されたもの、即ち、ファンケース208の一部によって構成したものでもよく、別体に形成したものであってもよい。ステータヨーク220は、例えば、鉄で形成されている。動圧流体軸受けユニット20は、その外周部の金属スリーブ24の直径で形成されている、ステータヨーク220の中心部に筒状に形成されたホルダー223中に圧入または接着により、更には圧入と共に接着により固定されている。
なお、動圧流体軸受けユニット20Aが圧入されるホルダー223は、ステータヨーク220と一体に円筒状に形成されている。
ステータヨーク220に一体に形成されたホルダー223の外周部には、図8に示したように、駆動電流が供給されるコイル221が巻回されたコア222が取り付けられている。
モータ210のロータ218は、動圧流体軸受けユニット20Aに回転可能に支持された回転軸21の取付部21dに取り付けられ、回転軸21と一体に回転する。ロータ218は、ロータヨーク224と、このロータヨーク224と一体に回転する複数の羽根225を有するファン207とを有する。ファン207の羽根225は、ロータヨーク224の外周面にアウトサート成型することにより、ロータヨーク224と一体に形成される。
ロータヨーク224の筒状部224aの内周面には、ステータ219のコイル221と対向するように、リング状のロータマグネット226が設けられている。このマグネット226は、周回り方向にS極とN極が交互に着磁されたプラスチックマグネットであり、接着剤によりロータヨーク224の内周面に固定されている。
ロータヨーク224は、動圧流体軸受けユニット20Aに支持された回転軸21の先端側に設けた取付部21dに、平板部224bの中心部に設けた貫通孔227aが設けられたボス部227を圧入することによって回転軸21と一体に回転可能に取り付けられる。
前記のような構成を備えたモータ210は、ステータ219側のコイル221に、モータ210の外部に設けた駆動回路部から所定の通電パターンにより駆動電流が供給されると、コイル221に発生する磁界とロータ218側のロータマグネット226からの磁界との作用によつて、ロータ218が回転軸21と一体に回転する。ロータ218が回転することにより、このロータ218に取り付けられた複数の羽根225を有するファン207もロータ218と一体に回転する。ファン207が回転されることにより、筐体205に設けた開口214を介して装置外部のエアーが図6及び図7中矢印D1 方向に吸引され、更に、矢印D2 方向に流通し、ヒートシンク209中を流通しながら貫通孔217を介して筐体205の外部に排気されることにより、発熱素子211から発生する熱をコンピュータ本体202の外部に放熱し、コンピュータ本体202内を冷却することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明は各種の小型精密回転部品の軸受けに好適で、特に小型精密モータの製造産業に有用である。
本発明の第1形態の動圧流体軸受けユニットの構造を示す断面図である。 本発明の第2形態の動圧流体軸受けユニットの構造を示す断面図である。 本発明の動圧流体軸受けユニット用レーザ溶接装置の側面図である。 本発明の動圧流体軸受けユニットのレーザ溶接による封止部分の表面を示していて、同図Aは良好な状態の上面図、同図Bは好ましくない状態の上面図である。 本発明を適用した情報処理装置を示す斜視図である。 図5に示した情報処理装置のA−A線上における断面図である。 本発明を適用したモータを用いた放熱装置を示す斜視図である。 本発明を適用したモータの構成を示す断面図である。 従来技術の一形態の動圧流体軸受けユニットの断面図である。 先願発明の第1形態の動圧流体軸受けユニットの断面図である。 先願発明の第2形態の動圧流体軸受けユニットの断面図である。
符号の説明
10A…本発明の動圧流体軸受けユニット、11…回転軸、11b…回転軸11の軸本体、11d…回転軸11の取付部、12…ラジアル軸受け、13…金属ケース、14…蓋、15…スラスト軸受け、16A…封止部、20A…本発明の第2実施形態の動圧流体軸受けユニット、21…回転軸、21b…軸本体、21c…テーパ部、21d…取付部、22…ラジアル軸受け、24…金属スリーブ、25…上蓋、25a…軸挿通孔、26…第2のスラスト軸受け、27…下蓋、28…第1のスラスト軸受け、100…本発明のレーザ溶接装置、110…レーザ装置、111…フォーカスレンズ、120…回転盤、130…モータ、140…位置決め枠、200…電子機器(コンピュータ)、203…放熱装置、207…ファン、210…モータ、211…放熱素子、218…ロータ、219…ステータ、Lb…レーザビーム、C…クラック、

Claims (25)

  1. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットにおいて、
    前記金属部品が少なくとも2部品からなり、これら金属部品の接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする動圧流体軸受けユニット。
  2. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットにおいて、
    前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体、下端の軸受け支持部を備え、
    前記金属部品は有底で上方が開口した円筒形の金属ケースと該開口にはめ込める直径の中央部に前記回転軸を挿通できる挿通部が形成されている金属製の蓋とからなり、
    前記金属ケースの内部には前記回転軸の軸受け支持部を前記底側にし、前記軸本体を支持した前記ラジアル軸受けが配設されており、
    前記金属ケースの上方の前記開口には、前記回転軸の前記テーパ部が前記蓋の挿通部に位置するように、前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋がはめ込まれており、
    前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする動圧流体軸受けユニット。
  3. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットにおいて、
    前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体からなり、該軸本体はその直径が前記取付部の直径より大きく、円盤状で、それらの回転中心は一致していて前記取付部が垂直に形成されており、
    前記ラジアル軸受けは前記回転軸の前記軸本体の厚さとほぼ同一で、前記軸本体の直径より僅かに大きい内径の内周面に動圧発生溝が形成されており、前記軸本体の周回り方向を支持し、
    前記金属部品は円筒状の金属スリーブ、円板状の上蓋及び下蓋とからなり、
    該金属スリーブは少なくとも前記ラジアル軸受け、前記上蓋及び前記下蓋の全厚みを覆う長さを備え、そして前記ラジアル軸受けを装着でき、前記上蓋及び前記下蓋を圧入できる大きさの直径で形成されており、
    前記上蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、その中心部に前記回転軸の前記取付部及び前記テーパ部を挿通できる軸挿通孔が形成されており、そして前記回転軸の前記軸本体の上面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、
    前記下蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、前記回転軸の前記軸本体の下面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、
    前記回転軸の前記軸本体がラジアル軸受けに回転自在に支持され、前記ラジアル軸受けの外周が金属スリーブで覆われており、
    前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの上端と前記回転軸の前記軸本体の上面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の上面に対向するように、前記上蓋が前記金属スリーブの上端内周面にはめ込まれており、
    前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの下端と前記回転軸の前記軸本体の下面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の下面に対向するように前記下蓋が前記金属スリーブの下端内周面にはめ込まれており、
    そして前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする動圧流体軸受けユニット。
  4. 前記金属部品の構成成分に亜鉛が含まれていないことを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3に記載の動圧流体軸受けユニット。
  5. 前記金属部品がステンレススチールであることを特徴とする請求項4に記載の動圧流体軸受けユニット。
  6. 前記金属部品が白銅であることを特徴とする請求項4に記載の動圧流体軸受けユニット。
  7. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの製造方法において、
    前記金属部品が少なくとも2部品からなり、内部に前記回転軸を回転自在に支持した前記ラジアル軸受けを配設し、その後、それら金属部品の接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止すること
    を特徴とする動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  8. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの製造方法において、
    前記金属部品は有底で上方が開口した金属ケースと該開口にはめ込まれる蓋とからなり、前記金属ケースの内部に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けを配設し、その後前記金属ケースの上方の前記開口に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋をはめ込み、前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止すること
    を特徴とする動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  9. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの製造方法において、
    前記金属部品は、両端が開口した金属スリーブと該両開口にはめ込める2枚の蓋とからなり、前記金属スリーブの一方の前記開口に前記一方の蓋をはめ込み、その後、この状態の前記金属スリーブの内部に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けを配設し、次に、前記金属スリーブの前記他方の前記開口に前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの他端を覆うように前記他方の蓋をはめ込み、前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止すること
    ことを特徴とする動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  10. 前記金属部品の構成成分に亜鉛が含まれていないことを特徴とする請求項7、請求項8、または請求項9に記載の動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  11. 前記金属部品がステンレススチールであることを特徴とする請求項10に記載の動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  12. 前記金属部品が白銅であることを特徴とする請求項10に記載の動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  13. 前記金属部品の接合部をYAGなどのレーザを照射して溶融、接合することにより前記ラジアル軸受け及び前記ラジアル軸受けに支持された前記回転軸を封止した後、内部に前記潤滑油を封入することを特徴とする請求項7、請求項8または請求項9に記載の動圧流体軸受けユニットの製造方法。
  14. 内部に潤滑油が封入され、回転軸がラジアル軸受けに回転自在に支持され、該ラジアル軸受けの外郭が金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットの前記金属部品が少なくとも2部品からなり、これら金属部品の接合部にレーザ溶接により封止部を形成して封止するレーザ溶接装置において、
    前記レーザ溶接装置は、
    前記動圧流体軸受けユニットの半製品を前記接合部を上方に向けて載置し、前記動圧流体軸受けユニットの回転中心を一致させて固定する位置決め手段を備えた回転盤と、
    該回転盤を回転駆動させる回転駆動手段と、
    レーザビームを前記動圧流体軸受けユニットの前記接合部に出射するレーザ装置と
    を備えて構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。
  15. ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入され、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータにおいて、
    前記動圧流体軸受けユニットは、
    前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体、下端の軸受け支持部を備え、
    前記金属部品は有底で上方が開口した円筒形の金属ケースと該開口にはめ込まめる直径の中央部に前記回転軸を挿通できる挿通部が形成されている金属製の蓋とからなり、
    前記金属ケースの内部には前記回転軸の軸受け支持部を前記底側にし、前記軸本体を回転時材に支持する前記ラジアル軸受けが配設されており、
    前記金属ケースの上方の前記開口には、前記回転軸の前記テーパ部が前記蓋の挿通部に位置するように、前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋がはめ込まれており、
    前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする動圧流体軸受けユニットを有するモータ。
  16. ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入され、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータにおいて、
    前記動圧流体軸受けユニットは、
    前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体からなり、該軸本体はその直径が前記取付部の直径より大きく、円盤状で、それらの回転中心は一致していて前記取付部が垂直に形成されており、
    前記ラジアル軸受けは前記回転軸の前記軸本体の厚さとほぼ同一で、前記軸本体の直径より僅かに大きい内径の内周面に動圧発生溝が形成されており、前記軸本体の周回り方向を支持し、
    前記金属部品は円筒状の金属スリーブ、円板状の上蓋及び下蓋とからなり、
    該金属スリーブは少なくとも前記ラジアル軸受け、前記上蓋及び前記下蓋の全厚みを覆う長さを備え、そして前記ラジアル軸受けを装着でき、前記上蓋及び前記下蓋を圧入できる大きさの直径で形成されており、
    前記上蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、その中心部に前記回転軸の前記取付部及び前記テーパ部を挿通できる軸挿通孔が形成されており、そして前記回転軸の前記軸本体の上面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、
    前記下蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、前記回転軸の前記軸本体の下面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、
    前記回転軸の前記軸本体がラジアル軸受けに回転自在に支持され、前記ラジアル軸受けの外周が金属スリーブで覆われており、
    前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの上端と前記回転軸の前記軸本体の上面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の上面に対向するように、前記上蓋が前記金属スリーブの上端内周面にはめ込まれており、
    前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの下端と前記回転軸の前記軸本体の下面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の下面に対向するように前記下蓋が前記金属スリーブの下端内周面にはめ込まれており、
    そして前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする動圧流体軸受けユニットを有するモータ。
  17. 前記金属ケース及び前記金属蓋の構成成分に亜鉛が含まれていないことを特徴とする請求項15、請求項16に記載の動圧流体軸受けユニットを有するモータ。
  18. 前記金属ケース及び前記金属蓋がステンレススチールであることを特徴とする請求項15、請求項16に記載の動圧流体軸受けユニットを有するモータ。
  19. 前記金属ケース及び前記金属蓋が白銅であることを特徴とする請求項15、請求項16に記載の動圧流体軸受けユニットを有するモータ。
  20. ステータに対してロータを回転自在に軸支し、内部に潤滑油が封入されている動圧流体軸受けユニットを有するモータを備える電子機器であり、
    前記動圧流体軸受けユニットは、
    両端が開口した金属スリーブと該両開口にはめ込める2枚の金属蓋とからなり、前記金属スリーブの内部には、回転軸を支持したラジアル軸受けが配設されており、前記金属スリーブの一方の前記開口には前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの一端を覆うように前記一方の金属蓋がはめ込まれており、前記金属スリーブの他方の前記開口には前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの他端を覆うように前記他方の金属蓋がはめ込まれており、前記金属スリーブの前記両開口と前記両金属蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  21. ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入されており、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータを備える電子機器であり、
    前記動圧流体軸受けユニットは、
    前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体、下端の軸受け支持部を備え、
    前記金属部品は有底で上方が開口した円筒形の金属ケースと該開口にはめ込まめる直径の中央部に前記回転軸を挿通できる挿通部が形成されている金属製の蓋とからなり、
    前記金属ケースの内部には前記回転軸の軸受け支持部を前記底側にし、前記軸本体を回転時材に支持する前記ラジアル軸受けが配設されており、
    前記金属ケースの上方の前記開口には、前記回転軸の前記テーパ部が前記蓋の挿通部に位置するように、前記回転軸を支持した前記ラジアル軸受けの上方端を覆うように前記蓋がはめ込まれており、
    前記金属ケースの前記開口と前記蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  22. ステータに対してロータを回転自在に軸支する回転軸を備え、内部に潤滑油が封入されており、外郭が少なくとも2以上の金属部品で覆われた動圧流体軸受けユニットを有するモータを備える電子機器であり、
    前記動圧流体軸受けユニットは、
    前記回転軸は上方から取付部、テーパ部、軸本体からなり、該軸本体はその直径が前記取付部の直径より大きく、円盤状で、それらの回転中心は一致していて前記取付部が垂直に形成されており、
    前記ラジアル軸受けは前記回転軸の前記軸本体の厚さとほぼ同一で、前記軸本体の直径より僅かに大きい内径の内周面に動圧発生溝が形成されており、前記軸本体の周回り方向を支持し、
    前記金属部品は円筒状の金属スリーブ、円板状の上蓋及び下蓋とからなり、
    該金属スリーブは少なくとも前記ラジアル軸受け、前記上蓋及び前記下蓋の全厚みを覆う長さを備え、そして前記ラジアル軸受けを装着でき、前記上蓋及び前記下蓋を圧入できる大きさの直径で形成されており、
    前記上蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、その中心部に前記回転軸の前記取付部及び前記テーパ部を挿通できる軸挿通孔が形成されており、そして前記回転軸の前記軸本体の上面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、
    前記下蓋は前記金属スリーブの内周面に圧入できる直径を備え、前記回転軸の前記軸本体の下面に対向する部分にスラスト動圧溝が形成されており、
    前記回転軸の前記軸本体がラジアル軸受けに回転自在に支持され、前記ラジアル軸受けの外周が金属スリーブで覆われており、
    前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの上端と前記回転軸の前記軸本体の上面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の上面に対向するように、前記上蓋が前記金属スリーブの上端内周面にはめ込まれており、
    前記金属スリーブの内部における前記ラジアル軸受けの下端と前記回転軸の前記軸本体の下面が、前記スラスト動圧溝が前記軸本体の下面に対向するように前記下蓋が前記金属スリーブの下端内周面にはめ込まれており、
    そして前記金属スリーブの前記両開口と前記両蓋の外周との接合部にレーザ溶接による封止部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  23. 前記金属スリーブ及び前記金属蓋の構成成分に亜鉛が含まれていないことを特徴とする請求項20、請求項21、または請求項22に記載の電子機器。
  24. 前記金属スリーブ及び前記金属蓋がステンレススチールであることを特徴とする請求項20、請求項21、または請求項22に記載の電子機器。
  25. 前記金属スリーブ及び前記金属蓋が白銅であることを特徴とする請求項20、請求項21、または請求項22に記載の電子機器。
JP2004246008A 2004-08-25 2004-08-25 動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器 Pending JP2006064041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246008A JP2006064041A (ja) 2004-08-25 2004-08-25 動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246008A JP2006064041A (ja) 2004-08-25 2004-08-25 動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006064041A true JP2006064041A (ja) 2006-03-09

Family

ID=36110711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004246008A Pending JP2006064041A (ja) 2004-08-25 2004-08-25 動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006064041A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190545A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Nippon Densan Corp 軸受装置、この軸受装置を備えたスピンドルモータおよびこのスピンドルモータを備えたディスク駆動装置
US20090279819A1 (en) * 2006-03-20 2009-11-12 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device
US8410650B2 (en) 2009-08-27 2013-04-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Hydrodynamic bearing assembly and motor including the same
CN104124812A (zh) * 2014-08-21 2014-10-29 杭州云博科技有限公司 防渗漏集电环
WO2016077049A1 (en) * 2014-11-10 2016-05-19 General Electric Company Welded spiral groove bearing assembly
JP2018196241A (ja) * 2017-05-17 2018-12-06 東芝ホームテクノ株式会社 ファンモータ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314538A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Ntn Corp 動圧軸受装置の製造方法
JP2003343547A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2004028165A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2004183867A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動圧流体軸受装置およびこれを備えたモータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314538A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Ntn Corp 動圧軸受装置の製造方法
JP2003343547A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2004028165A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2004183867A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動圧流体軸受装置およびこれを備えたモータ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090279819A1 (en) * 2006-03-20 2009-11-12 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device
US8403565B2 (en) * 2006-03-20 2013-03-26 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device
JP2008190545A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Nippon Densan Corp 軸受装置、この軸受装置を備えたスピンドルモータおよびこのスピンドルモータを備えたディスク駆動装置
US7946769B2 (en) 2007-01-31 2011-05-24 Nidec Corporation Bearing mechanism, spindle motor and data storage medium drive apparatus
US8410650B2 (en) 2009-08-27 2013-04-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Hydrodynamic bearing assembly and motor including the same
CN104124812A (zh) * 2014-08-21 2014-10-29 杭州云博科技有限公司 防渗漏集电环
WO2016077049A1 (en) * 2014-11-10 2016-05-19 General Electric Company Welded spiral groove bearing assembly
US9972472B2 (en) 2014-11-10 2018-05-15 General Electric Company Welded spiral groove bearing assembly
JP2018196241A (ja) * 2017-05-17 2018-12-06 東芝ホームテクノ株式会社 ファンモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4590714B2 (ja) ブラシレスモータ及びその製造方法
US7626305B2 (en) Armature, motor using the armature, and disk drive device using the motor
US20090276996A1 (en) Hydrodynamic bearing and method for manufacturing the same, and spindle motor and method for manufacturing the same
JP2005121066A (ja) 流体動圧軸受装置の製造方法及びそれを備えたディスク駆動用スピンドルモータ
JP5179048B2 (ja) ポリゴンミラースキャナモータとその製造方法
JP2004116667A (ja) 動圧軸受装置
JP2009063094A (ja) 軸受ユニット及びこれを用いたモータ並びに電子機器
JP2006064041A (ja) 動圧流体軸受けユニット、その製造方法、レーザ溶接装置、動圧流体軸受けユニットを有するモータ及び電子機器
JP2004263710A (ja) 軸受機構、モータ、モータの製造方法、ファン、ディスク駆動装置および電子機器
JP4559923B2 (ja) モータ
JP2007032727A (ja) 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いた回転装置
JP7031595B2 (ja) モータ、および電動パワーステアリング装置
JP2003314538A (ja) 動圧軸受装置の製造方法
JP2009180295A (ja) 油漏れ防止キャップ
CN110657156B (zh) 流体动压轴承装置、马达、盘驱动装置、风扇马达、旋转驱动装置
JP2008008472A (ja) 流体軸受装置
JP2010039337A (ja) ポリゴンミラースキャナモータ
JP2002325413A (ja) 扁平な回転ヨーク型ブラシレスモータとその製法
JP2004190786A (ja) 動圧軸受装置及びその製造方法
JP2007006697A (ja) 密閉型ポリゴンスキャナ
US11915720B2 (en) Spindle motor and hard disk drive device
JP2009243515A (ja) 軸受ユニット、これを用いたモータ及び電子機器、並びに軸受ユニットの製造方法
JP2007121972A (ja) ポリゴンミラー回転駆動装置
WO2008056749A1 (fr) Moteur, procédé permettant de fabriquer le moteur et ventilateur soufflant utilisant le moteur
JP2006300199A (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070815

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101022

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101116