JP2006064012A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 油貯留可能なハウジング内に油圧ポンプ本体及びPTOクラッチ機構を収容するポンプ装置であって、前記PTOクラッチ機構の冷却効率を向上させる。
【解決手段】 前記ハウジングは、入力軸からポンプ軸又はPTO軸に動力伝達する動力伝達ギヤトレーンにおける第1及び第2伝動ギヤの噛合点を含む領域を囲繞する幅狭のギヤ収容空間と、PTOクラッチ機構が収容されるPTOクラッチ収容空間とを有している。該ハウジングは、さらに、一対の第1及び第2吸排ポートを有しており、該第1吸排ポートは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を挟んで前記PTOクラッチ収容空間とは反対側に位置するように、前記ギヤ収容空間内に配設されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、油圧ポンプ本体及びPTOユニットを備えたポンプ装置に関する。
油圧ポンプ本体及びPTOユニットを備えたポンプ装置であって、駆動源からの入力を該油圧ポンプ本体及びPTOユニットの双方へ入力するように構成されたポンプ装置は、従来から種々の分野において広く利用されている。
斯かるポンプ装置は、例えば、前記油圧ポンプ本体が、該ポンプ装置から離間配置された油圧モータ本体等のアクチュエータと共働して走行系伝動経路を形成すると共に、前記PTOユニットが外部作業機に動力伝達するPTO系伝動経路を形成できるため、作業車輌等においては特に有用である。
しかしながら、従来のポンプ装置は、前記PTOユニットにおけるPTOクラッチ機構の冷却については十分な考慮がなされていない。
即ち、前記PTOユニットは、PTO軸と、駆動源から該PTO軸への動力伝達を選択的に係合/遮断するPTOクラッチ機構とを有している。
詳しくは、該PTOクラッチ機構は、油を貯留可能とされた前記ポンプ装置のハウジング内に収容されている。従って、該PTOクラッチ機構は、貯留油によって温度上昇が幾分抑えられるようになっているが、該貯留油が滞留する場合には十分な冷却効果を期待することができない。
特開2003−291674号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、油貯留可能なハウジング内に油圧ポンプ本体及びPTOクラッチ機構を収容するポンプ装置であって、前記PTOクラッチ機構の冷却効率を向上させ得るポンプ装置の提供を、一の目的とする。
本発明は前記目的を達成する為に、内部空間に油を貯留可能とされたハウジングと、駆動源に作動連結され得るように前記ハウジングに支持された入力軸と、前記ハウジングに支持されるポンプ軸と、前記ハウジングに収容された油圧ポンプ本体であって、前記ポンプ軸によって駆動される油圧ポンプ本体と、前記ハウジングに支持されるPTO軸と、前記入力軸から前記ポンプ軸及び前記PTO軸に動力伝達する動力伝達ギヤトレーンであって、前記ハウジングに収容された動力伝達ギヤトレーンと、前記入力軸から前記PTO軸への動力伝達経路中に位置するように、前記ハウジングに収容されたPTOクラッチ機構とを備えたポンプ装置を提供する。
前記動力伝達ギヤトレーンは、互いに噛合する少なくとも2つの第1及び第2伝動ギヤを有している。
前記ハウジングは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を含む領域を囲繞する幅狭のギヤ収容空間と、前記PTOクラッチ機構を囲繞するPTOクラッチ収容空間であって、前記ギヤ収容空間と油流通自在とされたPTOクラッチ収容空間と、該ハウジングの内部空間を外部に開口する一対の第1及び第2吸排ポートとを有している。
斯かるポンプ装置において、前記第1吸排ポートは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を挟んで前記PTOクラッチ収容空間とは反対側に位置するように、前記ギヤ収容空間内に配設されている。
好ましくは、前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの少なくとも一方には、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝が形成され得る。
より好ましくは、前記一対のハウジング内壁面の他方にも、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝が形成され得る。
前記種々の態様において、前記第1吸排ポートは、前記噛合点を基準にして前記第1及び第2伝動ギヤの回転方向上流側に配置される。
これに代えて、前記第1吸排ポートを、前記噛合点を基準にして前記第1及び第2伝動ギヤの回転方向下流側に配置することも可能である。
前記種々の態様において、好ましくは、前記第2吸排ポートは、前記ギヤ収容空間内に配設され得る。
斯かる好ましい態様において、前記第1及び第2吸排ポートを、前記第1又は第2伝動ギヤの外周縁近傍に設けることができる。この場合、好ましくは、前記ハウジングは、前記第1及び第2吸排ポート間の直接的な油の流れを妨げる仕切り部を有し得る。
好ましくは、前記種々の態様において、前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの少なくとも一方には、前記PTOクラッチ収容空間から前記第2吸排ポートへ至る第2油溝が形成され得る。
より好ましくは、前記一対のハウジング内壁面の他方にも、前記PTOクラッチ収容空間から前記第2吸排ポートへ至る第2油溝が形成され得る。
例えば、前記第2油溝は、前記動力伝達ギヤトレーンを構成する何れかの伝動ギヤの外周縁に臨むように形成され、前記第2吸排ポートは、該伝動ギヤの回転方向下流側に位置される。
前記種々の態様において、前記ハウジングは、前記動力伝達ギヤトレーン及び前記PTOクラッチ機構を収容するベースハウジングと、該ベースハウジングに着脱可能に連結されるポンプケースであって、前記油圧ポンプ本体を収容するポンプケースとを備え得る。
好ましくは、前記ポンプケース及び前記ベースハウジングには、該ポンプケースの内部空間を該ベースハウジングのギヤ収容空間に油流通自在に連通する開口が設けられる。
前記種々の態様において、前記ポンプ軸は第1及び第2ポンプ軸を含み、前記油圧ポンプ本体は前記第1及び第2ポンプ軸によってそれぞれ駆動される第1及び第2油圧ポンプ本体を含むことができる。
一態様においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体は並列配置され得る。
他態様においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体は直列配置され得る。
又、本発明は、前記目的を達成する為に、駆動源に作動連結される入力部を有し、支持部材に直接又は間接的に装着可能とされたベースハウジングと、第1及び第2ポンプ軸,該第1及び第2ポンプ軸のそれぞれによって駆動される第1及び第2油圧ポンプ本体,及び該第1及び第2油圧ポンプ本体を囲繞するポンプケースを有するポンプユニットであって、前記ポンプケースが前記ベースハウジングに着脱可能に連結されるポンプユニットと、PTO軸及び該PTO軸に支持された状態で前記ベースハウジングに収容されるPTOクラッチ機構を有するPTOユニットと、前記入力部から前記第1ポンプ軸,前記第2ポンプ軸及び前記PTO軸に動力伝達する動力伝達ギヤトレーンであって、前記ベースハウジングに収容された動力伝達ギヤトレーンとを備えたポンプ装置を提供する。
前記動力伝達ギヤトレーンは、互いに噛合する第1及び第2伝動ギヤを有する。
前記ベースハウジングは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を含む領域を囲繞する幅狭のギヤ収容空間と、前記PTOクラッチ機構を囲繞するPTOクラッチ収容空間であって、前記ギヤ収容空間と油流通自在とされたPTOクラッチ収容空間と、該ギヤ収容空間を外部に開口する一対の第1及び第2吸排ポートとを有する。
前記第1吸排ポートは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を挟んで前記PTOクラッチ収容空間とは反対側に位置されており、前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの少なくとも一方には、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝が形成されている。
一態様においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体は、前記ベースハウジングを挟んで直列配置され得る。
斯かる態様において、前記ポンプケースは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体をそれぞれ囲繞する第1及び第2ポンプケースを含み得る。
他態様においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体は、前記ベースユニットの同一側に並列配置され得る。
斯かる態様において、例えば、前記ポンプケースは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体の双方を囲繞するように構成され得る。
これに代えて、前記ポンプケースは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体をそれぞれ囲繞する第1及び第2ポンプケースを含むものとされ得る。
本発明に係るポンプ装置によれば、第1及び第2伝動ギヤの噛合点を含む領域を囲繞する幅狭のギヤ収容空間と、PTOクラッチ機構が収容されるPTOクラッチ収容空間とを含むハウジングに、一対の第1及び第2吸排ポートを設けると共に、該第1吸排ポートを、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を挟んで前記PTOクラッチ収容空間とは反対側に位置するように、前記ギヤ収容空間内に配設したので、前記第1及び第2伝動ギヤの回転運動に伴うポンプ作用によって、前記PTOクラッチ収容空間内に油が滞留することを有効に防止でき、これにより、前記PTOクラッチ機構の冷却効率を向上させることができる。
前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの一方及び/又は他方に、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝を設ければ、前記第1及び第2伝動ギヤによるポンプ作用をさらに顕在化させることができる。
又、前記第2吸排ポートを前記ギヤ収容空間内に配設すれば、前記PTOクラッチ収容空間内の油をさらに効率的に循環させることができ、これにより、前記PTOクラッチ機構の冷却効率をより向上させることができる。
以下に、本発明に係るポンプ装置の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係るポンプ装置100が適用された作業車輌1の側面図及び平面図を示す。又、図3に、前記作業車輌1の油圧回路図を示す。
前記作業車輌1は、図1及び図2に示すように、車輌フレーム30と、該車輌フレーム30に搭載される駆動源40と、該駆動源40に作動連結される前記ポンプ装置100と、該ポンプ装置100に流体接続された前記一対の第1及び第2油圧モータユニット10,20と、該一対の第1及び第2油圧モータユニット10,20によってそれぞれ駆動される左右一対の駆動輪50とを備えている。
前記ポンプ装置100は、作業車輌1に備えられる前記一対の第1及び第2油圧モータユニット10,20との協働下に走行系変速伝動機構を構成すると共に、該作業車輌1に備えられる作業機(図示の形態ではモア装置)に駆動力を伝達するPTO系伝動機構の一部を構成している。
本実施の形態においては、前記駆動源40は、前記車輌フレーム30の後部領域に防振支持されている。そして、前記ポンプ装置100は、前記駆動源40の前方に位置するように、前記車輌フレーム30に支持されている。
なお、図1及び図2中の符号60,70及び80は、それぞれ、キャスタ輪,前記駆動源40によって作動的に駆動されるモア装置、及び、該モア装置70によって刈り取られた草を車輛後方へ搬送するための搬送経路を形成するディスチャージダクトである。
図4〜図6に、それぞれ、前記ポンプ装置100の正面図,平面図及び側面図を示す。
又、図7に、図4におけるVII-VII線に沿った前記ポンプ装置100の横断平面図を示す。
さらに、図8に、図7におけるVIII-VIII線に沿った前記ポンプ装置100の縦断側面図を示す。
図4〜図8に示すように、前記ポンプ装置100は、前記車輌フレーム30等の支持部材に支持されるハウジング110と、一端部が前記駆動源40に作動連結される入力端部を形成するように前記ハウジング110に支持された入力軸210と、前記ハウジング110に支持された第1及び第2ポンプ軸310a,310bと、前記ハウジング110に収容された第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bであって、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bによってそれぞれ駆動される第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bと、前記ハウジング110に支持されるPTO軸610と、前記入力軸210から前記第1ポンプ軸310a,前記第2ポンプ軸310b及び前記PTO軸610に動力伝達する動力伝達ギヤトレーン250であって、前記ハウジング110に収容された動力伝達ギヤトレーン250と、前記入力軸210から前記PTO軸610への動力伝達経路中に位置するように、前記ハウジング110に収容されたPTOクラッチ機構650とを備えている。
前記ハウジング110は、前記油圧ポンプ本体320a,320b,前記動力伝達ギヤトレーン250及び前記PTOクラッチ機構650を収容すると共に、内部空間が油溜めとしても利用され得るように構成されている。
詳しくは、該ハウジング110は、図7及び図8に示すように、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bを収容するポンプ収容空間110Aと、前記動力伝達ギヤトレーン250を構成する下記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを含む領域を囲繞するギヤ収容空間110Bと、前記PTOクラッチ機構650を収容するPTOクラッチ収容空間110Cであって、前記ギヤ収容空間110Bと油流通自在とされたPTOクラッチ収容空間110Cと、内部空間を外部に開口する一対の第1及び第2吸排ポート111P,112Pとを有している。
図7及び図8に示すように、本実施の形態において、前記ハウジング110は、前記ギヤ収容空間110B及び前記PTOクラッチ収容空間110Cを画するベースハウジング120であって、前記第1及び第2吸排ポート111P,112Pが設けられたベースハウジング120と、該ベースハウジング120に着脱自在に連結されるポンプケース150であって、前記ポンプ収容空間110Aを画するポンプケース150とを有している。
前記ベースハウジング120は、互いに着脱自在に連結されることにより前記ギヤ収容空間110B及び前記PTOクラッチ収容空間110Cを形成する第1及び第2ハウジング部分121a,121bを有している。
詳しくは、前記第1ハウジング部分121aは、前記入力軸210を支持し得るように構成された第1端壁122aと、該第1端壁122aの周縁部から該入力軸210の伝動方向下流側(本実施の形態においては車輌前方)へ延びる第1周壁125aとを有している。
前記第2ハウジング部分121bは、前記入力軸210を支持し得るように構成された第2端壁122bと、該第2端壁122bの周縁部から該入力軸210の伝動方向上流側(本実施の形態においては車輌後方)へ延びる第2周壁125bとを有している。
斯かるベースハウジング120は、前記第1周壁125aの端面及び第2周壁125bの端面を接合させた状態で、前記第1及び第2ハウジング部分121a,121bを互いに連結することにより、前記ギヤ収容空間110B及び前記PTOクラッチ収容空間110Cが形成されるようになっている。
より詳しくは、図6及び図8に示すように、前記第1端壁122aは、前記ギヤ収容空間110Bを画する第1ギヤ収容領域123aと、前記PTOクラッチ収容空間110Cを画する第1PTOクラッチ収容領域124aとを有している。
該第1PTOクラッチ収容領域124aは、前記第1ギヤ収容領域123aから前記入力軸210の伝動方向上流側に膨出されている。
同様に、前記第2端壁122bは、前記ギヤ収容空間110Bを画する第2ギヤ収容領域123bと、前記PTOクラッチ収容空間110Cを画する第2PTOクラッチ収容領域124bとを有している(図6及び図8参照)。
該第2PTOクラッチ収容領域124bは、前記第2ギヤ収容領域123bから前記入力軸210の伝動方向下流側に膨出されている。
前記第1及び第2ギヤ収容領域123a,123bは、前記第1及び第2ハウジング部分121a,121bを連結させた際に、互いに近接された状態で略平行に延びるように構成されており、これにより、幅狭の前記ギヤ収容空間110Bが画されるようになっている。
他方、前記第1及び第2PTOクラッチ領域124a,124bは、両者の間に前記PTOクラッチ機構650を収容可能な前記PTOクラッチ収容空間110Cが画されるように、離間されている。
なお、図8に示すように、前記第1PTOクラッチ領域124aには開口126が設けられており、該開口126は前記第1端壁に着脱自在に連結される蓋部材130によって液密にシールされるようになっている。
本実施の形態において、該ベースハウジング120は、取付ステー140を介して車輌フレーム30に支持されるようになっている。
詳しくは、図4,図5及び図7に示すように、前記ベースハウジング120の周壁(図示の形態においては、前記第1周壁125a)に左右一対の前記取付ステー140が連結されている。
そして、該一対の取付ステー140がそれぞれ前記車輌フレーム30における左右一対のメインフレーム31に連結されることで、該ベースハウジング120が車輌フレーム30に支持されるようになっている(図2参照)。
なお、前記ポンプケース150の構成については後述する。
本実施の形態に係るポンプ装置100は、前記構成に加えて、前記入力軸210によって作動的に駆動される補助ポンプユニット500を有している。
詳しくは、本実施の形態においては、図7及び図8に示すように、前記入力軸210は、前記入力端部を構成する一端部211が外方へ突出された状態で前記第1端壁122aに支持され、且つ、他端部212が外方へ延在された状態で前記第2端壁122bに支持されている。
そして、前記補助ポンプユニット500は、前記入力軸210の他端部212によって駆動される補助ポンプ本体510と、該補助ポンプ本体510を囲繞するように前記第2端壁122bに連結される補助ポンプケース520とを備えている。
前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bは、前記動力伝達ギヤトレーン250を介して前記入力軸210に作動連結された状態で、前記ハウジング110に支持されている。
本実施の形態において、前記動力伝達ギヤトレーン250は、図7及び図8に示すように、前記入力軸210に相対回転不能に支持される前記第1伝動ギヤ251と、該第1伝動ギヤ251と噛合する前記第2伝動ギヤ252であって、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの双方に相対回転不能に支持される前記第2伝動ギヤ252とを備えている。
即ち、本実施の形態においては、図7に示すように、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bは同軸上に位置するように、前記ベースハウジング120に支持されている。
詳しくは、前記第1ポンプ軸310aは、基端部が前記ギヤ収容空間110B内に位置し且つ先端部が外方へ延在されるように前記第1ハウジング部分121aに支持されている。
他方、前記第2ポンプ軸310bは、基端部が前記ギヤ収容空間110B内に位置し且つ先端部が前記第1ポンプ軸310aとは反対側へ延びるように外方へ延在されるように前記第2ハウジング部分121bに支持されている。
そして、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの各基端部に前記第2伝動ギヤ252が相対回転不能に支持されている。
前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bは、それぞれ、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bの外方延在部によって駆動されるようになっている。
即ち、本実施の形態においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bは、それぞれ、前記ベースハウジング120を挟んで一方側(図示の形態においては車輌後方側)及び他方側(図示の形態では車輌前方側)に振り分け配置されている。
図3に示すように、前記第1油圧ポンプ本体320aは、一対の第1作動油ライン400aを介して、前記第1モータユニット10における第1油圧モータ本体11と流体接続されている。
該第1油圧ポンプ本体320a及び第1油圧モータ本体11は、少なくとも何れか一方が可変容積型とされており、前記駆動輪50の一方を変速駆動する第1HSTを構成するようになっている。
同様に、前記第2油圧ポンプ本体320bは、一対の第2作動油ライン400bを介して、前記第2モータユニット20における第2油圧モータ本体21と流体接続されている。
該第2油圧ポンプ本体320b及び第2油圧モータ本体21は、少なくとも何れか一方が可変容積型とされており、前記駆動輪50の他方を変速駆動する第2HSTを構成するようになっている。
本実施の形態においては、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bが可変容積型とされ、且つ、前記第1及び第2油圧モータ本体11,12が固定容積型とされている。
前記第1油圧ポンプ本体320aは、前記第1ポンプ軸310aの回転に伴って往復運動を行うピストンユニット321aと、該ピストンユニット321aを往復動自在に支持するシリンダブロック322aとを有している。
前述の通り、本実施の形態においては、前記第1油圧ポンプ本体320aは可変容積型とされている。
従って、前記第1ポンプ本体320aは、前記構成に加えて、前記ピストンユニット321aの摺動範囲を変化させて、吸引/吐出量を調整する出力調整部材323aを備えている。
本実施の形態においては、該出力調整部材323aとして可動斜板が用いられており、前記ピストンユニット321aの先端に設けたシューが当接されいる。
該出力調整部材323aは、制御軸324aによって外部操作可能とされている。本実施の形態においては、該制御軸324aとして、前記出力調整部材323aに対しアームを介して連係されたトラニオン軸が用いられている。
なお、前記第2油圧ポンプ本体320bは、前記第1油圧ポンプ本体320aと実質的に同一構成を有している。従って、該第2油圧ポンプ本体320bの構成部材については、図中、前記第1油圧ポンプ本体320aにおける符号の末尾をbに代えて、その詳細な説明を適宜省略する。
ここで、前記ポンプケース150について説明する。
本実施の形態に係るポンプ装置100は、前記ポンプケース150として、前記第1油圧ポンプ本体320aを囲繞する第1ポンプケース150aと、前記第2油圧ポンプ本体320bを囲繞する第2ポンプケース150bとを有している。
前述の通り、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bは前記ベースハウジング120を挟んで振り分け配置されている。
従って、前記第1及び第2ポンプケース150a,150bは、それぞれ、前記ベースハウジング120の一方側及び他方側に連結されるようになっている。
詳しくは、前記第1ポンプケース150aは、図5及び図7に示すように、基端部が前記第1端壁122aに連結される第1ケース本体160aであって、先端部に前記第1油圧ポンプ本体320aが挿通可能な開口が設けられた第1ケース本体160aと、該第1ケース本体160aの開口を液密に閉塞するように該第1ケース本体160aに着脱自在に連結される第1センターセクション170aとを有している。
なお、前記第2ポンプケース150bは、前記第2端壁122bに連結される点を除き、前記第1ポンプケース150aと実質的に同一構成を有している。従って、該第2ポンプケース150bの構成部材については、図中、前記第1ポンプケース150aにおける符号の末尾をbに代えて、その詳細な説明を適宜省略する。
前記第1ケース本体160aは、前記第1端壁122aに連結される端面部161aと、前記第1油圧ポンプ本体320aを囲繞するように前記端面部161aの周縁からポンプ軸方向に延びる周壁部162aとを有し、該周壁部162aの自由端側が前記開口とされている。
なお、本実施の形態においては、前記端面部161a及び前記周壁部162aは別体とされているが(図7参照)、当然ながらこれらを一体形成することも可能である。
前記第1センターセクション170aには、図3に示すように、前記一対の第1作動油ライン400aの一部を構成する一対の第1作動油路410aが形成されている。
該一対の第1作動油路410aは、それぞれ、一端部が該第1センターセクション170aに設けられたキドニーポートを介して前記第1油圧ポンプ本体320aに流体接続され、且つ、他端部が該第1センターセクション170aの外表面に開口して第1作動油ポート411aを形成している。
さらに、図3に示すように、該第1センターセクション170aには、前記補助ポンプユニット500から送られてくるチャージ油を前記一対の第1作動油路410aに案内する第1チャージ油路420aと、前記一対の第1作動油路410aの間を連通する第1バイパス油路430aとが設けられている。
前記第1チャージ油路420aは、一端部が前記第1センターセクション170aの外表面に開口して第1チャージポート421aを形成し、且つ、他端部が前記一対の第1作動油路410aのそれぞれにチェック弁425を介して流体接続されている。
なお、図5に示すように、本実施の形態においては、前記第1チャージポート421aは、前記第1センターセクション170aの外表面のうち前記第1ケース本体160aとの連結面とは反対側の端面に設けられている。
前記第1バイパス油路430aは、一端部が前記第1センターセクション170aの一側面(前記端面と直交する一側面)に開口されており、該開口から該第1バイパス油路430aを連通/遮断させる外部操作可能な切換弁435が挿入されている。
図8に示すように、前記PTO軸610は、前記第1端壁122aにおける前記第1PTOクラッチ収容領域124aと前記第2端壁122bにおける前記第2PTOクラッチ収容領域124bとによって軸線回り回転自在に支持されている。
本実施の形態においては、前記PTO軸610は、一端部(図示の形態では後端部)が前記PTOクラッチ領域124aに設けられた開口を液密に閉塞する前記蓋部材130によって支持され、且つ、他端部(図示の形態では前端部)が前記第2PTOクラッチ収容領域124bによって支持されるようになっている。
前記PTOクラッチ機構650は、前記PTO軸610に支持された状態で、前記クラッチ収容部110Cに収容されるようになっている。
詳しくは、前記PTOクラッチ機構650は、前記PTO軸610に相対回転自在に支持された駆動側部材651であって、前記動力伝達ギヤトレーン250を介して前記入力軸210に作動連結された駆動側部材651を有している。
より詳しくは、本実施の形態においては、図8に示すように、前記動力伝達ギヤトレーン250は、前記第1及び第2伝動ギヤ251,252に加えて、該第1伝動ギヤ251と噛合する第3伝動ギヤ253を有している。
そして、前記駆動側部材651は該第3伝動ギヤ253に対して相対回転不能とされている。なお、本実施の形態においては、該駆動側部材651及び第3伝動ギヤ253が一体形成されている。
さらに、前記PTOクラッチ機構650は、前記駆動側部材651に相対回転不能且つ軸線方向移動可能に係合された駆動側摩擦板652と、前記PTO軸610に相対回転不能に支持された従動側部材653と、前記従動側部材653に相対回転不能且つ軸線方向移動可能に係合された従動側摩擦板654であって、前記駆動側摩擦板653に対向配置された従動側摩擦板654と、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654の摩擦係合/非係合を切り換えるクラッチ部材655とを有している。
前記クラッチ部材655は、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654を摩擦係合させるピストン部材656と、該ピストン部材656を前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654から離間させる方向へ付勢する付勢部材657とを有しており、油圧の作用によって前記ピストン部材656が前記付勢部材657の付勢力に抗して前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654を摩擦接触させることで前記駆動側部材651から前記従動側摩擦部材653に動力が伝達されるようになっている。
さらに、本実施の形態に係るポンプ装置100は、前記PTOクラッチ機構650に連動して、前記PTO軸610に背反的に制動力を付加するPTOブレーキ機構660を備えている。
即ち、該PTOブレーキ機構660は、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654の非係合時に前記PTO軸610に作動的に制動力を付加し、且つ、前記駆動側摩擦板652及び前記従動側摩擦板654の係合時には該制動力を解除するように構成されている。
斯かるポンプ装置100は、追加部材を備えることなく、前記ハウジング110内に貯留された油を循環させる為に、下記構成を備えている。
図9に、図8におけるIX-IX線に沿った前記第1ハウジング部分121aの端面図を示す。
即ち、本実施の形態に係るポンプ装置100においては、図7及び図8に示すように、前記ギヤ収容空間110Bを画する前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面が前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の一側面に近接され、且つ、前記ギヤ収容空間110Bを画する前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面が前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の他側面に近接されている。
そして、図9に示すように、前記一対の第1及び第2吸排ポートの一方(第1吸排ポート)が前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを挟んで前記PTOクラッチ収容空間110Cとは反対側に位置するように、前記ギヤ収容空間110B内に配設されている。
斯かる構成を備えることにより、前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転運動を利用して、前記PTOクラッチ収容空間110C内への油の吸い込み、若しくは、該PTOクラッチ収容空間110Cからの油の取り出しを効率的に行うことができる。
即ち、例えば、本実施の形態におけるように、前記第1吸排ポート111Pを吸い込みポートとして用いる場合には(図3参照)、該第1吸排ポート111Pが前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを基準にして該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向上流側に位置するように、該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向を設定することで、該第1吸排ポート111Pからの油の吸い込みを促進させることができる。
これとは異なり、前記第1吸排ポート111Pを取り出しポートとして用いる場合には、該第1吸排ポート111Pが前記第1及び第2伝動ギヤ251,252の噛合点Tを基準にして該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向下流側に位置するように、該第1及び第2伝動ギヤ251,252の回転方向を設定することで、該第1吸排ポート111Pからの油の取り出しを促進させることができる。
このように、本実施の形態に係るポンプ装置100は、前記構成を備えることにより、前記PTOクラッチ収容空間110Cへの油の吸い込み、若しくは、前記PTOクラッチ収容空間110Cからの油の取り出しを促進させることでき、これにより、該PTOクラッチ収容空間110C内の貯留油を効率的に循環させて、該PTOクラッチ収容空間110C内に油が滞留することを有効に防止することができる。
従って、該PTOクラッチ収容空間110C内に収容される前記PTOクラッチ機構650の冷却効率を向上させることができる。
好ましくは、図7及び図9に示すように、前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面に、前記第1吸排ポート111Pから前記噛合点Tを介して前記PTOクラッチ収容空間110Cへ至る第1油溝115を形成することができる。
斯かる第1油溝115を形成することにより、前記第1及び第2伝動ギヤ251,252によるポンプ作用をより効率的に得ることができ、前記PTOクラッチ収容空間内の油をより確実に循環させることができる。
さらに好ましくは、図7に示すように、前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面にも、前記第1吸排ポート111Pから前記噛合点Tを介して前記PTOクラッチ収容空間110Cへ至る第1油溝115を形成することができる。
本実施の形態においては、前記一対の第1及び第2吸排ポートの他方(図示の形態においては第2吸排ポート112P)も前記ギヤ収容空間110B内に開口するように設けられている(図9参照)。
好ましくは、前記第2吸排ポート112Pは、前記動力伝達ギヤトレーン250を構成する何れかの伝動ギヤの回転動作を利用して、該第2吸排ポート112Pから油の取り出し又は吸い込みが促進されるように、配設される。
詳しくは、前記第2吸排ポート112Pは、前記動力伝達ギヤトレーン250を構成する一の伝動ギヤ(本実施の形態においては、第1伝動ギヤ251)の外周縁近傍に配設されている。
前述の通り、本実施の形態においては、前記第1吸排ポート111Pを吸い込みポートとして利用しており、その為、該第2吸排ポート112Pは取り出しポートして利用される。
そして、該第2吸排ポート112Pは、前記一の伝動ギヤ(本実施の形態においては、第1伝動ギヤ251)の回転方向下流側に位置されており、これにより、前記一の伝動ギヤによるポンプ作用を利用して、前記PTOクラッチ収容空間110Cに貯留された油の前記第2吸排ポート112Pからの取り出しが促進されるようになっている。
より好ましくは、図7及び図9に示すように、前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面及び/又は前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面に、前記PTOクラッチ収容領域110Cから前記一の伝動ギヤ(本実施の形態においては、前記第1伝動ギヤ251)の外周縁部に臨んだ状態で前記第2吸排ポート112Pに至る第2油溝116を形成することができる。
斯かる第2油溝116を形成することにより、前記一の伝動ギヤによるポンプ作用をより効率的に得ることができる。
なお、本実施の形態においては、前記第1ギヤ収容領域123aの内壁面及び前記第2ギヤ収容領域123bの内壁面の双方に前記第2油溝116を設けている。
さらに好ましくは、前記第1吸排ポート111Pと前記第2吸排ポート112Pとの間を直接的に油が流通することを可及的に防止する為に、前記ベースハウジング120の内周面に仕切り部129を設けることができる(図9参照)。
本実施の形態においては、図9に示すように、前記第1及び第2吸排ポート111P,112Pは何れも前記第1伝動ギヤ251の外周縁部に配置されている。従って、前記仕切り部129は、前記第1及び第2吸排ポート111P,112Pの間において前記第1伝動ギヤ251の外周縁部に可及的に近接するように構成されている。
斯かる仕切り部129を設けることにより、前記第1吸排ポート111Pから前記ベースハウジング120内に導入された油が前記PTOクラッチ収容空間110Cをバイパスして前記第2吸排ポート112Pから排出されることを有効に防止でき、該PTOクラッチ収容空間110Cに貯留された油の循環効率を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係るポンプ装置100は、前記第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bからのリーク油を前記PTOクラッチ収容空間110Cに案内して、該リーク油がポンプケース150内に滞留することを有効に防止している。
具体的には、前記第1ケース本体150aの前記端面部161a及び前記ベースハウジング120の前記第1端壁122aには、前記第1ポンプケース150aの内部空間を前記ベースハウジング120の内部空間に連通する第1開口190aが設けられている。
同様に、前記第2ケース本体150bの端面部161b及び前記ベースハウジング120前記第2端壁122bには、前記第2ポンプケース150bの内部空間を前記ベースハウジング120の内部空間に連通する第2開口190bが設けられている。
好ましくは、前記第1及び第2開口190a,190bは、前記ギヤ収容空間110B内に開口され、前記動力伝達ギヤトレーン250における何れかの伝動ギヤの回転運動を利用して、前記第1及び第2ポンプケース150a,150bからのリーク油が効率的に前記PTOクラッチ収容空間110Cに案内されるように構成される。
本実施の形態においては、図9に良く示されるように、前記第1及び第2開口190a,190bは、それぞれ、前記第2伝動ギヤ252の一側面及び他側面と対向するように配置されており、該第2伝動ギヤ252の回転運動を利用して前記リーク油が前記第1油溝115を介して前記PTOクラッチ収容空間110C内に流れ込むようになっている。
ここで、該ポンプ装置100の油圧回路について説明する。
該ポンプ装置100は、前記構成に加えて、外部リザーブタンク900を有している(図3参照)。該外部リザーブタンク900は、前記ハウジング100と共に油溜めを構成している。
該ポンプ装置100は、前記一対の第1作動油ライン400a及び前記一対の第2作動油ライン400bに加えて、前記外部リザーブタンク900及び前記補助ポンプ本体510の吸引口を流体接続する吸引ライン440であって、オイルフィルター910が介挿された吸引ライン440と、前記補助ポンプ本体510の吐出口に流体接続された吐出ライン450と、前記吐出ライン450から分岐された前記チャージライン420,PTOライン460及び作業機ライン470とを有している。
前記吸引ライン440は、前記外部リザーブタンク900に流体接続された吸引配管441と、前記補助ポンプケース520に形成された吸引油路442とを有している。
該吸引油路442は、一端部が前記補助ポンプケース520の外表面に開口して吸引ポート440Pを形成し、且つ、他端部が前記補助ポンプケース本体510の吸引口に流体接続されている。
なお、本実施の形態においては、前記オイルフィルター910は、図8に示すように、前記吸引油路442に介挿されるように、前記補助ポンプケース520に連結されており、これにより、本機側の配管作業及びメンテナンス作業の負担軽減化を図っている。
前記吐出ライン450は、前記補助ポンプケース520に形成された吐出油路451を有している。
該吐出油路451は、一端部が前記補助ポンプ本体510の吐出口に流体接続されている。
なお、本実施の形態においては、前記吐出油路451には安全弁920が介挿されており(図3参照)、該安全弁920からのリリーフ油は油溜め(前記ベースハウジング120)へ戻されるようになっている。
前記チャージライン420は、図3に示すように、一端部が抵抗弁930を介して前記吐出ライン450に流体接続され、且つ、他端部が前記チェック弁425を介して前記一対の第1作動油ライン400a及び前記一対の第2作動油ライン40bに流体接続されている。
詳しくは、該チャージライン420は、一端部が前記吐出油路451に連通され且つ他端部が外表面に開口してチャージ吐出ポート400outを形成するように、前記補助ポンプケース520に形成されたチャージ吐出油路422であって、前記抵抗弁930が介挿されたチャージ吐出油路422と、前記第1センターセクション170aに形成された前記第1チャージ油路420aと、第2センターセクション170bに形成された第2チャージ油路420bと、前記チャージ吐出ポート400outを前記第1チャージポート421aに流体接続する第1チャージ配管423aと、前記チャージ吐出ポート400outを第2チャージポート421bに流体接続する第2チャージ配管423bとを備えている。
好ましくは、前記第1及び第2チャージ配管423a,423bは、長さに応じて内径を画することができる。
即ち、図5に示すように、前記第1センターセクション170aは前記ベースハウジング120を基準にして前記補助ポンプユニット500と反対側に位置し、且つ、前記第2センターセクション170bは前記ベースハウジング120を基準にして前記補助ポンプユニット500と同一側に位置している。
斯かる構成においては、前記第1チャージ配管423aが前記第2チャージ配管423bよりも長くなる。
従って、本実施の形態においては、前記第1チャージ配管423aの内径を前記第2チャージ配管423bの内径よりも大径とし、これにより、チャージライン420におけるロス圧力の低減を図っている。
前記PTOライン460は、一端部が絞り940を介して前記吐出ライン450に流体接続され、且つ、他端部が前記PTOクラッチ機構650に流体接続されている(図3参照)。
図10に、図8におけるX-X線に沿った前記蓋部材の断面図を示す。
本実施の形態においては、該PTOライン460は、一端部が前記吐出油路451に連通され且つ他端部が前記第2ハウジング部分121bとの接合面に開口するように前記補助ポンプケース520に形成された第1PTO油路461であって、前記絞り940が介挿された第1PTO油路461(図7参照)と、一端部が該第1PTO油路461に連通されように前記補助ポンプケース520との接合面に開口し且つ他端部が前記第1ハウジング部分121aとの接合面に開口するように、前記第2ハウジング部分121bに形成された第2PTO油路462(図7参照)と、一端部が前記第2ハウジング部分121bとの接合面に開口し且つ他端部が前記蓋部材130との接合面に開口するように、前記第1ハウジング部分121aに形成された第3PTO油路463(図7及び図8参照)と、前記第2PTO油路462及び前記第3PTO油路463を連通するように、前記第1ハウジング部分121a及び前記第2ハウジング部分121bの接合面に設けられた連通溝467(図9参照)と、一端部が該第3PTO油路463に連通されるように前記蓋部材130に形成された第4PTO油路464(図8及び図10参照)と、前記PTO軸610に穿孔された軸線孔465(図8及び図10参照)と、前記第4PTO油路464及び前記軸線孔465を流体接続させるように、前記蓋部材130の支持孔内壁面及び前記PTO軸610の外周面の間に形成されたロータリージョイント466(図8及び図10参照)とを有している。
このように、本実施の形態においては、前記PTOライン460を、前記補助ポンプケース520,前記ベースハウジング120及び前記蓋部材130に形成された各油路によって構成して配管レス化を図っている。
なお、前記蓋部材130には、図3及び図10に示すように、前記第4PTO油路464に介挿されるように、PTOクラッチON/OFF弁950,PTOクラッチ作動圧設定用リリーフ弁960及びアキュームレータ970が設けられている。
前記作業機ライン470は、図3に示すように、前記吐出ライン450の圧油を作業機用油圧機構(本実施の形態においては、モア昇降油圧機構75)に供給し得るように構成されている。
本実施の形態においては、該作業機ライン470は、一端部がチャージリリーフ弁980を介して前記吐出ライン450に流体接続され且つ他端部が前記作業機用油圧機構75に流体接続された作業機用供給ライン470aと、一端部が前記作業機用油圧機構75に流体接続され且つ他端部が前記ベースハウジング120における前記第1吸排ポート111Pに流体接続されたリターンライン470bとを有している。
具体的には、前記作業機用供給ライン470aは、一端部が前記吐出油路451に連通され且つ他端部が外表面に開口して作業機用ポート470Pを形成するように、前記補助ポンプケース520に形成された作業機用油路471と、前記作業機用ポート470P及び前記作業機用油圧機構75の間に延びる供給配管472とを有している。
なお、前記チャージリリーフ弁980は前記作業機用油路471に介挿されるように前記補助ポンプケース520に内装されている。
前記リターンライン470bは、一端部が前記作業機用油圧機構75に流体接続され且つ他端部が前記第1吸排ポート111Pに流体接続されたリターン配管473を有している。
図3に示すように、本実施の形態においては、該リターン配管473にオイルクーラー990が介挿されており、冷却された油を前記ベースハウジング120に戻すことで、前記PTOクラッチ機構650の冷却効率をさらに向上させている。
なお、本実施の形態においては、前記ポンプ装置100は、第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bがポンプ軸の軸線方向に沿ってタンデム配置されるように構成したが、これに代えて、第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bを並列配置することも可能である。
第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320bが並列配置される態様においては、前記第1及び第2ポンプ軸310a,310bは互いに平行に配設される。このように第1及び第2ポンプ軸が平行に配設される際には、該第1又は第2ポンプ軸310a,310bの何れか一方を前記入力軸210として兼用することもできるし、該第1及び第2ポンプ軸310a,310bとは別の入力軸210を備えることも可能である。
さらに、本実施の形態においては、2つの油圧ポンプ本体(第1及び第2油圧ポンプ本体320a,320b)を備えるように構成したが、これに代えて、単一の油圧ポンプ本体のみを備えるように構成することもできるし、3つ以上の油圧ポンプ本体を備えることも可能である。
図1は、本発明に係るポンプ装置の一実施の形態が適用された作業車輌の側面図である。 図2は、図1に示す作業車輌の平面図である。 図3は、図1及び図2に示す作業車輌の油圧回路図である。 図4は、前記一実施の形態に係るポンプ装置の正面図である。 図5は、図4に示すポンプ装置の平面図である。 図6は、図4及び図5に示すポンプ装置の側面図である。 図7は、図4におけるVII-VII線に沿った前記ポンプ装置の横断平面図である。 図8は、図7におけるVIII-VIII線に沿った前記ポンプ装置の縦断側面図である。 図9は、図8におけるIX-IX線に沿った端面図であり、前記ポンプ装置における第1ハウジング部分121aの端面を示している。 図10は、図8におけるX-X線に沿った断面図であり、前記ポンプ装置における蓋部材の断面を示している。
符号の説明
40 駆動源
100 ポンプ装置
110 ハウジング
120 ベースハウジング
150a 第1ポンプケース
150b 第2ポンプケース
110A ポンプ収容空間
110B ギヤ収容空間
110C PTOクラッチ収容空間
111P 第1吸排ポート
112P 第2吸排ポート
115 第1油溝
116 第2油溝
129 仕切り部
190a 第1ポンプケース及びベースハウジングの間を連通する開口
190b 第2ポンプケース及びベースハウジングの間を連通する開口
210 入力軸
250 動力伝達ギヤトレーン
251 第1伝動ギヤ
252 第2伝動ギヤ
310a 第1ポンプ軸
310b 第2ポンプ軸
320a 第1油圧ポンプ本体
320b 第2油圧ポンプ本体
610 PTO軸
650 PTOクラッチ機構
T 第1及び第2伝動ギヤの噛合点

Claims (19)

  1. 内部空間に油を貯留可能とされたハウジングと、
    駆動源に作動連結され得るように前記ハウジングに支持された入力軸と、
    前記ハウジングに支持されるポンプ軸と、
    前記ハウジングに収容された油圧ポンプ本体であって、前記ポンプ軸によって駆動される油圧ポンプ本体と、
    前記ハウジングに支持されるPTO軸と、
    前記入力軸から前記ポンプ軸及び前記PTO軸に動力伝達する動力伝達ギヤトレーンであって、前記ハウジングに収容された動力伝達ギヤトレーンと、
    前記入力軸から前記PTO軸への動力伝達経路中に位置するように、前記ハウジングに収容されたPTOクラッチ機構とを備え、
    前記動力伝達ギヤトレーンは、互いに噛合する少なくとも2つの第1及び第2伝動ギヤを有し、
    前記ハウジングは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を含む領域を囲繞する幅狭のギヤ収容空間と、前記PTOクラッチ機構を囲繞するPTOクラッチ収容空間であって、前記ギヤ収容空間と油流通自在とされたPTOクラッチ収容空間と、該ハウジングの内部空間を外部に開口する一対の第1及び第2吸排ポートとを有しており、
    前記第1吸排ポートは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を挟んで前記PTOクラッチ収容空間とは反対側に位置するように、前記ギヤ収容空間内に配設されていることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの少なくとも一方には、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記一対のハウジング内壁面の他方にも、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のポンプ装置。
  4. 前記第1吸排ポートは、前記噛合点を基準にして前記第1及び第2伝動ギヤの回転方向上流側に位置していることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のポンプ装置。
  5. 前記第2吸排ポートは、前記ギヤ収容空間内に配設されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のポンプ装置。
  6. 前記第1及び第2吸排ポートは、前記第1又は第2伝動ギヤの外周縁近傍に設けられており、
    前記ハウジングは、前記第1及び第2吸排ポート間の直接的な油の流れを妨げる仕切り部を有していることを特徴とする請求項5に記載のポンプ装置。
  7. 前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの少なくとも一方には、前記PTOクラッチ収容空間から前記第2吸排ポートへ至る第2油溝が形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のポンプ装置。
  8. 前記一対のハウジング内壁面の他方にも、前記PTOクラッチ収容空間から前記第2吸排ポートへ至る第2油溝が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のポンプ装置。
  9. 前記第2油溝は、前記動力伝達ギヤトレーンを構成する何れかの伝動ギヤの外周縁に臨むように形成されており、
    前記第2吸排ポートは、該伝動ギヤの回転方向下流側に位置していることを特徴とする請求項5から8の何れかに記載のポンプ装置。
  10. 前記ハウジングは、前記動力伝達ギヤトレーン及び前記PTOクラッチ機構を収容するベースハウジングと、該ベースハウジングに着脱可能に連結されるポンプケースであって、前記油圧ポンプ本体を収容するポンプケースとを備えていることを特徴とする請求項1から9の何れかに記載のポンプ装置。
  11. 前記ポンプケース及び前記ベースハウジングには、該ポンプケースの内部空間を該ベースハウジングのギヤ収容空間に油流通自在に連通する開口が設けられていることを特徴とする請求項10に記載のポンプ装置。
  12. 前記ポンプ軸は、第1及び第2ポンプ軸を含み、
    前記油圧ポンプ本体は、前記第1及び第2ポンプ軸によってそれぞれ駆動される第1及び第2油圧ポンプ本体を含むことを特徴とする請求項1から11の何れかに記載のポンプ装置。
  13. 前記第1及び第2油圧ポンプ本体は並列配置されていることを特徴とする請求項12に記載のポンプ装置。
  14. 前記第1及び第2油圧ポンプ本体は直列配置されていることを特徴とする請求項12に記載のポンプ装置。
  15. 駆動源に作動連結される入力部を有し、支持部材に直接又は間接的に装着可能とされたベースハウジングと、
    第1及び第2ポンプ軸,該第1及び第2ポンプ軸のそれぞれによって駆動される第1及び第2油圧ポンプ本体,及び該第1及び第2油圧ポンプ本体を囲繞するポンプケースを有するポンプユニットであって、前記ポンプケースが前記ベースハウジングに着脱可能に連結されるポンプユニットと、
    PTO軸及び該PTO軸に支持された状態で前記ベースハウジングに収容されるPTOクラッチ機構を有するPTOユニットと、
    前記入力部から前記第1ポンプ軸,前記第2ポンプ軸及び前記PTO軸に動力伝達する動力伝達ギヤトレーンであって、前記ベースハウジングに収容された動力伝達ギヤトレーンとを備え、
    前記動力伝達ギヤトレーンは、互いに噛合する第1及び第2伝動ギヤを有し、
    前記ベースハウジングは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を含む領域を囲繞する幅狭のギヤ収容空間と、前記PTOクラッチ機構を囲繞するPTOクラッチ収容空間であって、前記ギヤ収容空間と油流通自在とされたPTOクラッチ収容空間と、該ギヤ収容空間を外部に開口する一対の第1及び第2吸排ポートとを有しており、
    前記第1吸排ポートは、前記第1及び第2伝動ギヤの噛合点を挟んで前記PTOクラッチ収容空間とは反対側に位置され、
    前記ギヤ収容空間を画する一対のハウジング内壁面であって、前記第1及び第2伝動ギヤを挟んで互いに対向する一対のハウジング内壁面のうちの少なくとも一方には、前記第1吸排ポートから前記噛合点を介して前記PTOクラッチ収容空間へ至る第1油溝が形成されていることを特徴とするポンプ装置。
  16. 前記第1及び第2油圧ポンプ本体は、前記ベースハウジングを挟んで直列配置され、
    前記ポンプケースは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体をそれぞれ囲繞する第1及び第2ポンプケースを含むことを特徴とする請求項15に記載のポンプ装置。
  17. 前記第1及び第2油圧ポンプ本体は、前記ベースユニットの同一側に並列配置されていることを特徴とする請求項15に記載のポンプ装置。
  18. 前記ポンプケースは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体の双方を囲繞するように構成されていることを特徴とする請求項17に記載のポンプ装置。
  19. 前記ポンプケースは、前記第1及び第2油圧ポンプ本体をそれぞれ囲繞する第1及び第2ポンプケースを含むことを特徴とする請求項17に記載のポンプ装置。
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