JP2006063852A - 車両用パワートレインの出力制御装置 - Google Patents

車両用パワートレインの出力制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パワーデマンド制御(又はトルクデマンド制御)を採用しつつ、変速制御によるパワートレインの出力制御を可能とする。
【解決手段】検出された運転状態に基づいて、原動機と自動変速機とを含んで構成されるパワートレインの出力目標値を設定するとともに、検出された運転状態に基づいて自動変速機の変速比し、制御される自動変速機の変速比のもとで、前記パワートレインの出力目標値を実現するように原動機の目標出力を設定し、この設定した目標出力となるように原動機を制御する構成において、自動変速機の変速比の変化に伴うパワートレインの出力変化分に基づいて前記原動機の目標出力を補正する構成を設け、変速制御によるパワートレインの出力制御要求があるときは、前記補正後の目標出力となるように原動機を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原動機とこれに連結される自動変速機とを有する車両用パワートレインの出力制御装置に関する。
原動機とこれに連結される自動変速機(無段変速機)とを有し、それぞれが原動機制御部と変速制御部にて制御される構成の車両としては、例えば特許文献1に記載のものがある。このものでは、運転者(ドライバ)の加速要求が大きいときには変速制御を抑制することで速やかに駆動力を増加させることで、ドライバの違和感を解消(加速応答性を改善)する一方、変速制御を抑制している状態においては加速要求の減少に従って該抑制を解除することで、いつまでも変速比変化が起こらないことに伴うドライバの違和感をも解消するようにしている。
特開平2002−372143号公報
ところで、上記従来のもののように、原動機と自動変速機とがそれぞれ原動機制御部と変速制御部にて制御される構成のものでは、アクセル開度(運転者の加速要求)等に基づいて、パワートレインの出力目標値(目標パワー、目標駆動力、目標加速度又は目標車速等が該当する)を設定し、変速制御部にて制御される自動変速機の現在の変速比を考慮しつつ、パワートレイン出力の目標値を実現するように原動機の出力調整用アクチュエータ(エンジンであればスロットルが相当する)を制御することが考えられる。
しかしながら、このような制御を採用すると、変速制御(変速比変化)に伴うパワートレインの出力変動を防止することはできるものの、変速制御部がパワートレインの出力の増減させることを目的として変速比を制御したとしても、原動機制御部がその変速比変化分を吸収するように原動機の出力を制御することになるため、変速前後でパワートレインの出力を変化させることができず、変速制御によるパワートレインの出力制御が行えないという問題がある。
本発明は、このような問題に着目してなされたもので、制御される変速比を考慮しつつパワートレインの出力目標値を実現するように原動機の出力を制御(調整)して変速制御によるパワートレインの出力変動を防止しつつ、所定の条件のもとでは、変速制御によるパワートレインの出力制御をも可能とする車両用パワートレインの出力制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明は、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、検出された運転状態に基づいて、原動機とこれに連結される自動変速機とを含んで構成されるパワートレインの出力目標値を設定するパワートレイン出力目標値設定手段と、検出された運転状態に基づいて前記自動変速機の変速比を制御する変速制御手段と、前記変速制御手段によって制御される前記自動変速機の変速比のもとで、前記パワートレインの出力目標値を実現するように前記原動機の目標出力を設定し、この設定した目標出力となるように前記原動機の出力調整用アクチュエータを制御する原動機制御手段と、を備える車両用パワートレインの出力制御装置であって、変速制御によってパワートレインの出力を増減させるパワートレイン出力制御要求の有無を判定する判定手段と、前記変速制御手段による前記自動変速機の変速比変化に伴うパワートレインの出力増加分又は出力減少分に基づいて、前記原動機の目標出力を補正する原動機目標出力補正手段と、を更に備え、前記原動機制御手段は、前記判定手段によって変速制御によるパワートレイン出力制御要求があると判定されたときには、前記原動機目標出力補正手段により補正された目標出力となるように前記原動機の出力調整用アクチュエータを制御することを特徴とする。
本発明に係る車両用パワートレインの出力制御装置によると、変速制御による変速比変化を考慮してパワートレインの出力目標値を実現するように原動機の出力が制御されるので、通常時においては、変速制御(変速比変化)に伴う出力変動を防止できる一方、必要な場合には、変速制御によってパワートレインの出力を増加させたり、減少させたりすることもできる(変速制御によるパワートレインの出力制御を可能とする)。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態に係る車両の概略構成を示したものである。図1に示すように、この車両のパワートレインは、原動機としてのエンジン1と、このエンジン1に接続されるトルクコンバータ付き自動変速機(以下、「AT」という)2とを含んで構成されており、エンジン1の出力は、AT2、プロペラシャフト3及びディファレンシャルギヤ4を介して車輪駆動軸5及び車輪6に伝達されるようになっている。
エンジン1の動作は、エンジンコントロールユニット(以下、「ECU」という)10によって制御される。また、エンジン1は、ドライバのアクセル操作から独立して制御可能な電子制御スロットル101を備えており、そのスロットル弁101aの開度を制御するスロットル弁アクチュエータ101bは、ECU10によって制御される。
ECU10には、アクセル開度APO(アクセルペダル8の操作量)を検出するアクセル開度センサ21、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト102の回転速度(エンジン回転速度Ne)を検出するクランクセンサ22、車速Vsを検出する車速センサ23、スロットル弁101aの開度を検出するスロットル開度センサ24、エンジン冷却水温度Twを検出する温度センサ25等の各種センサの検出信号(すなわち、エンジン1の運転状態)が入力される。
この実施形態において、AT2は変速比を連続的に変更可能な無段変速機で構成されており、その動作は、トランスミッションコントロールユニット(以下、「ATCU」という)20によって制御される。このATCU20には、プロペラシャフト4に接続されるAT2の出力軸(図示省略)の回転速度Noを検出する出力軸回転センサ26等の検出信号が入力される。なお、ECU10とATCU20とは接続されており、互いに所定の信号のやり取りが可能に構成されている。
ECU10は、入力された各種信号に基づいて燃料噴射量制御、点火時期制御及び電子制御スロットル101のスロットル開度制御を実行することにより、エンジン出力(エンジントルク)を調整し、ATCU20は、入力された各種信号に基づいてAT2の変速制御を行う。そして、ECU10は、通常時には、ATCU20によって制御されるAT2の変速比のもとで、運転状態に応じて設定されるパワートレイン出力の目標値(目標駆動力、目標パワー等)を実現するエンジン目標パワーを得るようにスロットル弁アクチュエータ101bを制御する一方、変速制御によってパワートレインの出力を増減させる要求(以下、「変速制御によるパワートレイン出力制御要求」という)があった場合には、変速比変化に伴うパワートレインの出力増加分又は出力減少分を前記エンジン目標パワーに反映させることで、変速制御によるパワートレインの出力制御を可能としている。
次に、本実施形態におけるパワートレインの出力制御(ATCU20が行う変速制御及びECU10が行うエンジン出力(パワー)制御)について説明する。
図2は、ATCU20によって実行される変速制御の一例を示している。図2において、目標入力回転数算出部201では、車速Vs及びアクセル開度APOに基づいてあらかじめ設定されたマップ等に参照してAT2の目標入力軸回転数(目標エンジン回転数)Ntを算出する。次に、目標変速比算出部202では、目標入力回転数算出部201で算出した目標エンジン回転数Ntと出力軸回転数No(車速Vsに所定の定数を乗算して算出してもよい)とに基づいて目標変速比itを算出する。なお、目標入力回転数算出部201で算出された(変速制御における)目標エンジン回転数NtはECU10にも出力される。
一方、実変速比算出部203では、実際の入力軸回転速度Niとしてのエンジン回転数Neと出力軸回転数Noとに基づいて実際の変速比(実変速比)irを算出する。そして、AT制御部204では、目標変速比itと実変速比irとの偏差に基づいてAT2の操作量を算出し、AT2のアクチュエータ(図示省略)に出力してAT2の変速比を(フィードバック)制御する。これにより、AT2の変速比は運転状態に応じて設定される目標変速比へと制御される。
また、パワートレイン出力制御要求判定部205では、変速制御によるパワートレイン出力制御要求の有無を判定し、その結果を「パワートレイン出力制御要求信号」としてECU10に出力する。ここで、変速制御によるパワートレイン出力制御要求がある場合とは、現状のエンジン出力(パワー)のままAT2の変速比を変化させることでパワートレインの出力を増減させようとする場合又はその必要がある場合をいい、本実施形態においては、例えば発進時、再加速時、登坂路走行時等にドライバが急なアクセル操作を行ったとき(例えば、アクセル操作量が所定量以上のとき)のように、車速Vsに対するパワートレインの出力(駆動力)が、通常(走行)時に比べて、より多く要求されるような領域を想定している。ただし、これに限られるものではなく、例えば、車両に応じて変速制御によるパワートレインの出力制御領域(出力増加必要、出力減少必要領域)をあらかじめ設定しておき、当該領域にあるときに変速制御によるパワートレイン出力制御要求があると判定するように構成してもよい。
図3は、ECU10によって実行されるエンジン出力制御の一例を示している。図3において、目標パワー算出部301では、アクセル開度APOに基づいてエンジン目標出力(エンジン目標パワー)を算出する。なお、ここで算出されるエンジン目標パワーは、ATCU20によって制御されるAT2の現変速比を考慮して、アクセル開度APO等に基づいて設定されるパワートレインの出力目標値(目標駆動力、目標出力、目標加速度又は目標車速等)を実現するためにエンジン1に要求されるパワーであり、例えば、AT2における変速速度等を考慮したエンジン目標パワーマップ等をあらかじめ作成しておき、これを参照することによって算出する。
出力ゲイン設定部302では、変速側要求ゲインαを算出し、変速制御によるパワートレインの出力制御要求の有無に応じて、算出した変速側要求ゲインα又は「1」を出力ゲインとして出力する。なお、かかる出力ゲイン設定部302における処理の詳細は後述する(図4参照)。
変速側要求反映部303では、目標パワー算出部301で算出されたエンジン目標パワーに、出力ゲイン設定部302から出力された変速側要求ゲインα又は「1」を乗算することによって変速側要求を反映させた変速側要求反映後のエンジン目標出力(変速側要求反映後目標パワー)を算出する。
目標トルク変換部304では、エンジン回転数Neを入力し、変速要求反映部303で算出した変速側要求反映後目標パワーをトルクに変換して、目標エンジントルクとする。
目標スロットル開度設定部305では、目標エンジントルク変換部304で変換(算出)された目標エンジントルクをスロットル開度に変換し、目標スロットル開度とする。
スロットル開度制御部306では、目標スロットル開度設定部305で設定された目標スロットル開度と実際のスロットル開度との偏差に基づいて、電子制御スロットル101の操作量を算出し、スロットル弁アクチュエータ101bに出力してスロットル開度を制御する。これにより、パワートレイン出力制御要求がないときは、制御されるAT2の変速比のもとで、パワートレインの出力目標値を実現するように(すなわち、変速比変化分を吸収して)エンジン1の出力を制御する一方、パワートレイン出力制御要求があるときは、変速制御(変速比変化)によるパワートレインの出力変化分をエンジン1の出力制御に反映させることで、変速制御によるパワートレインの出力制御が可能となる。
図4は、上記出力ゲイン設定部302における処理を示している。図4において、変速側要求ゲイン算出部401は、ATUC20(変速制御部)から入力される変速制御における目標エンジン回転数Ntと実際のエンジン回転数Neとに基づいて変速側要求ゲインα(=Ne/Nt)を算出する。
出力切換部402では、ATCU20からのパワートレイン出力制御要求信号の有無に応じて変速側要求反映部303に出力する値を切り換える。すなわち、パワートレイン出力制御要求信号が「1:あり」の場合には、変速側要求ゲイン算出部401で算出した変速側要求ゲインαを出力ゲインとして出力し、パワートレイン出力制御要求信号が「0:なし」の場合には、「1」を出力ゲインとして出力する。なお、パワートレイン出力要求信号としては、どのような形態のものでもよく、例えば発進時や登坂路走行時にパワートレイン出力要求フラグを設定するようにし、該パワートレイン出力要求フラグが設定されている場合に変速側要求ゲインαを出力し、設定されていない場合に「1」を出力するよう構成してもよい。
図5は、以上説明したパワートレインの出力制御における変化を示すタイムチャートである。なお、図5において、変速制御によるパワートレイン出力制御要求があるときを実線で示し、変速制御によるパワートレイン出力制御要求がないとき(すなわち、通常時)を破線で示している。
ドライバによりアクセル操作がなされると(時刻t1)、AT2は、その変速比がアクセル開度APO、車速Vsに応じた目標変速比となるように制御される。このとき、変速制御によるパワートレイン出力制御要求がないときは、ATCU20によって制御される変速比を考慮して、運転状態に応じて設定されるパワートレインの出力目標値を実現するようなエンジン目標パワーが算出され、出力ゲインとしては「1」が出力されるので、このエンジン目標パワーを実現するようにスロットル弁アクチュエータ101bが制御される。これにより、図中破線で示すように、エンジン回転数Neは徐々に変化して目標エンジン回転速度Ntに収束することとなり(時刻t3)、また、パワートレインの出力は一定のまま(すなわち、出力目標値に)維持される。
一方、発進時や登坂路走行時等においてパワートレイン出力制御要求信号が「1:あり」となると(時刻t2)、変速制御における目標エンジン回転数Ntと実際のエンジン回転数Neとに基づいて、変速制御に伴うパワートレインの出力増加分又は出力減少分の比率に相当する変速側要求ゲインαが算出され、この変速側要求ゲインαが出力ゲインとして出力される(なお、図では出力増加要求があった場合を示している)。そして、前記エンジン目標パワーに変速側要求ゲインαを乗算して算出された変速側要求反映後目標パワーを実現するようにスロットル弁アクチュエータ101bが制御される。これにより、図中実線で示すように、変速制御に伴いパワートレインの出力は増加し(出力減少要求の場合は減少し)、エンジン回転数Neも目標エンジン回転数Ntを超えて増加(出力減少要求の場合は減少)する。
つまり、ATCU20によって制御される変速比のもとで、パワートレインの出力目標値を実現するようにエンジン出力を制御する構成を採用した場合であっても、このような制御を基本としつつ、必要に応じて変速制御によるパワートレインの出力制御をも可能としている。
なお、以上の説明では、実際のエンジン回転数Neを変速制御における目標エンジン回転数Ntで除算することで変速側要求ゲインαを算出しているが、実際のエンジン回転数Neと目標エンジン回転数Ntとの差に基づいて変速側要求ゲインを算出するようにしてもよい。
また、変速制御によるパワートレイン出力制御要求があるときには、前記エンジン目標パワーに、変速制御(変速比変化)によるパワートレイン出力の増加分又は減少分を反映させるように構成すればよく、例えば、ATCU20が、通常時と変速制御によるパワートレイン出力制御要求があるときとで異なる目標変速比(第1、第2目標変速比)となるように制御するように構成した場合には、通常時に設定・制御される第1目標変速比と変速制御によるパワートレインの出力制御要求があるときに設定・制御される第2目標変速比とに基づいて変速側要求ゲインαを算出するようにしてもよい(α=第2目標変速比/第1目標変速比)。
以上説明した実施形態によると、まず、通常時(換言すると、変速制御によるパワートレインの出力制御要求がないとき)には、運転状態に基づいてパワートレインの出力目標値を設定するとともに、運転状態に基づいてAT2の変速比を制御し、制御されるAT2の変速比を考慮しつつ前記パワートレインの出力目標値を実現するようにエンジン1の目標出力(パワー)が設定され、この目標出力となるようにスロットル弁アクチュエータ101bが制御される。一方、変速制御によるパワートレインの出力制御要求があるときには、AT2の変速比変化によるパワートレインの出力増加分又は出力減少分に基づいて、前記エンジン1の目標出力を補正し、補正後の目標出力(変速側要求反映後出力)となるようにスロットル弁アクチュエータ101bが制御される。これにより、通常時においては、変速制御(変速比変化)に伴う出力変動を防止できる一方、必要な場合には、変速制御によるパワートレインの出力制御も行うことができる。
ここで、エンジン1の目標出力の補正は、変速制御後における目標エンジン回転数Ntと実際のエンジン回転数Neとに基づいて算出した補正値により行う。具体的には、実際のエンジン回転数Neを目標回転数Ntで除算して補正値を算出し、この算出した補正値を、変速比変化を考慮してパワートレインの出力目標値を実現するように設定されるエンジン1の目標出力に乗算するようにしたり、実際のエンジン回転数Neと目標エンジン回転数Ntとの差に応じて値を前記エンジン目標出力に加算するようにしたりすればよい。これにより、パワートレインの出力目標値を達成するように制御する構成(「パワーデマンド制御」あるいは「トルクデマンド制御」)を採用しつつ、これに比較的簡単な構成(演算処理)を追加することによって、必要に応じて変速制御によるパワートレインの出力制御をも行うことが可能となる。
なお、ATCU20が、通常時には第1目標変速比となるようにAT2を制御する一方、変速制御によるパワートレインの出力制御要求があるときには、第1目標変速比とは異なる第2目標変速比(すなわち、パワートレイン出力を増加させ又は減少させるために設定される目標変速比)となるようにAT2を制御する構成にあっては、第1目標変速比と第2目標変速比とに基づいて補正値を算出し、この補正値によって前記エンジン1の目標出力を補正するようにしてもよい。このようにしても、「パワーデマンド制御」あるいは「トルクデマンド制御」を採用しつつ、必要に応じて変速制御によるパワートレインの出力制御をも行うことが可能となる。
また、変速制御によるパワートレインの出力制御要求があるときとして、発進時や登坂路走行時においてドライバによるアクセル操作量が所定量以上のときとすることにより、エンジン1の出力制御を特に行うことなく、ドライバの加速要求等を反映させた速やかな発進を可能にするとともに、登坂路における走行性を改善できる。
本発明に係るパワートレイン出力制御装置を適用した車両の一実施形態を示す図である。 本実施形態のATCUによって実行される自動変速機の変速制御を示すブロック図である。 本実施形態にECUによって実行される原動機(エンジン)出力制御を示すブロック図である。 原動機出力制御において出力ゲイン設定部で行われる処理を示す図である。 パワートレインの出力制御における変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…エンジン、2…自動変速機、8…アクセルペダル、10…エンジンコントロールユニット(ECU)、20…トランスミッションコントロールユニット(ATCU)、21…アクセル開度センサ、22…クランクセンサ、23…車速センサ、24…スロットル開度センサ、25…出力軸回転センサ

Claims (6)

  1. 車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    検出された運転状態に基づいて、原動機とこれに連結される自動変速機とを含んで構成されるパワートレインの出力目標値を設定するパワートレイン出力目標値設定手段と、
    検出された運転状態に基づいて前記自動変速機の変速比を制御する変速制御手段と、
    前記変速制御手段によって制御される前記自動変速機の変速比のもとで、前記パワートレインの出力目標値を実現するように前記原動機の目標出力を設定し、この設定した目標出力となるように前記原動機の出力調整用アクチュエータを制御する原動機制御手段と、を備える車両用パワートレインの出力制御装置であって、
    変速制御によってパワートレインの出力を増減させるパワートレイン出力制御要求の有無を判定する判定手段と、
    前記変速制御手段による前記自動変速機の変速比の変化に伴うパワートレインの出力増加分又は出力減少分に基づいて、前記原動機の目標出力を補正する原動機目標出力補正手段と、を更に備え、
    前記原動機制御手段は、前記判定手段により前記パワートレイン出力制御要求があると判定されたときには、前記原動機目標出力補正手段により補正された目標出力となるように前記原動機の出力調整用アクチュエータを制御することを特徴とする車両用パワートレインの出力制御装置。
  2. 前記原動機目標出力補正手段は、変速制御における前記原動機の目標回転数と、原動機の実際の回転数と基づいて補正値を算出し、算出した補正値により前記原動機の目標出力を補正することを特徴とする請求項1記載の車両用パワートレインの出力制御装置。
  3. 前記原動機目標出力補正手段は、前記実際の回転数を前記目標回転数で除算して前記補正値を算出し、算出した補正値を前記原動機の目標出力に乗算することを特徴とする請求項2記載の車両用パワートレインの出力制御装置。
  4. 前記変速制御手段は、通常時には、第1の目標変速比となるように前記自動変速機の変速比を制御する一方、前記判定手段により前記パワートレイン出力制御要求があると判定されたときには、前記第1の目標変速比とは異なる第2目標変速比となるように前記自動変速機の変速比を制御するものであって、
    前記原動機目標出力補正手段は、前記第1の目標変速比と前記第2の目標変速比とに基づいて補正値を算出し、算出した補正値による前記原動機の目標出力を補正することを特徴とする請求項1記載の車両用パワートレインの出力制御装置。
  5. 前記原動機目標出力補正手段は、前記第2の目標変速比を前記第1の目標変速比で除算して前記補正値を算出し、算出した補正値を前記原動機の目標出力に乗算することを特徴とする請求項4記載の車両用パワートレインの出力制御装置。
  6. 前記判定手段は、発進時又は登坂路走行時において運転者によるアクセル操作量が所定量以上のときに前記パワートレイン出力制御要求があると判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用パワートレインの出力制御装置。
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