JP2006062757A - 瓶用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洋酒,日本酒或いはジュース類等の瓶の梱包用の箱として使用するもので、配送,搬送,運搬等作業時において種々の衝撃から瓶を割れないように保護することができるものであり、且つその衝撃緩衝材は一般の焼却可能な廃棄物として扱うことができる自然環境に優れた瓶用箱を提供すること。
【解決手段】 箱体Aと、瓶15の上方部分を包囲する保護用孔6aが形成され且つその外周が方形状に形成され前記箱体Aの内周側面に略当接するようにした上部保護部材6と、前記箱体Aの内周側面に配置される側面保護部材7と、前記箱体A底面に配置される底面保護部材8とからなること。前記上部保護部材6,側面保護部材7及び底面保護部材8は、紙粉末成分又は植物製粉末成分を主成分とした板状発泡材Mからなること。
【選択図】 図1
【解決手段】 箱体Aと、瓶15の上方部分を包囲する保護用孔6aが形成され且つその外周が方形状に形成され前記箱体Aの内周側面に略当接するようにした上部保護部材6と、前記箱体Aの内周側面に配置される側面保護部材7と、前記箱体A底面に配置される底面保護部材8とからなること。前記上部保護部材6,側面保護部材7及び底面保護部材8は、紙粉末成分又は植物製粉末成分を主成分とした板状発泡材Mからなること。
【選択図】 図1
Description
本発明は、洋酒,日本酒或いはジュース類等の瓶の梱包用の箱として使用するもので、配送,搬送,運搬等作業時において種々の衝撃から瓶を割れないように保護することができるものであり、且つその衝撃緩衝材は一般の焼却可能な廃棄物として扱うことができる自然環境に優れた瓶用箱に関する。
現在、洋酒,日本酒或いはジュース類等の瓶入り飲料が多種,出回っている。このような瓶入り飲料を提供する販売店から全国へ配送するシステムが種々の搬送機関によって確率されている。そのために、ガラス製瓶類を種々の衝撃から保護することができる梱包に関心が寄せられている。通常では、瓶が動かないように箱に固定するために、下記特許文献1に示すように、箱に瓶を固定するための厚紙を適宜に折り曲げて保護部材を形成している。この厚紙を使用した瓶の保護部材は、箱の中で瓶が動いたり、揺れたりすることを防止できるが、その箱にかかる衝撃に対しては、緩衝能力が低いと言わざるを得ず、衝撃の大きさによっては、瓶が割れてしまうことも十分にあり得る。
特開平9−132232号
そこで、箱に収納した瓶を衝撃から保護するために、合成樹脂からなる発泡材を瓶の外形に対応する形状とし、このような合成樹脂発泡材等を箱に詰めて使用することがある。このような、合成樹脂発泡材によって、瓶は箱内にて安定した状態にすることができるとともに、衝撃を吸収することができる。しかしながら、上記合成樹脂発泡材による保護部材は、不要となり破棄する場合に、燃焼させるとダイオキシン等が発生することから一般ゴミとして廃棄することはできない。
そのために、不燃焼ゴミとして分別して廃棄されており、これが多量に出回り、自然環境等に悪影響を及ぼし、ひいては社会問題を発生している現状である。これらの多くの材質は、発泡スチロールや、ポリウレタンなどのプラスチック製品であり、優れた諸性能を有している。しかし、上記材質は、リサイクルが容易でなく、焼却時にダイオキシン等の有害ガスを発生させるなど地球環境への負荷が高く、欧米ではその使用を禁止する動きがある。
しかしながら、無害であり、且つ発泡スチロールのように優れた諸性能を持つ商品の開発は容易でなく、世界中の研究所で問題解決のために努力が重ねられているが、いまだ解決には至っていない。それゆえに、不要となって廃棄するときには、一般ゴミとして燃焼可能であることが望まれている。すなわち、自然環境にやさしいことが求められている。本発明の課題(技術的課題又は目的等)は、上記の要望を満たすことを目的として開発したものである。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、箱体と、瓶の上方部分を包囲する保持用孔が形成され且つその外周が方形状に形成され前記箱体の内周側面に略当接するようにした上部保護部材と、前記箱体内周側面に配置される側面保護部材と、前記箱体底面に配置される底面保護部材とからなり、前記上部保護部材,側面保護部材及び底面保護部材は、紙粉末成分又は植物製粉末成分を主成分とした板状発泡材からなる瓶用箱としたことにより、箱内に収納された瓶を割れないよう保護することができ上記課題を解決したものである。
前述の構造において、前記板状発泡材の成分は、10〜40重量%の紙粉末成分又は植物性粉末成分と、補助剤として25〜40重量%の澱粉成分と、35〜50重量%のポリオレフィン系樹脂とからなる瓶用箱としたことにより、上記課題を解決したものである。また、前記ポリオレフィン系樹脂はポリプロピレン樹脂又はポロエチレン樹脂としてなる瓶用箱としたり、前記板状発泡材の主成分は、官製葉書が使用されてなることを特徴とする瓶用箱としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明によれば、箱体内の上部保護部材,側面保護部材及び底面保護部材が配置され、これらにより、瓶が衝撃から保護される。また、請求項2の発明によれば、上部保護部材,側面保護部材及び底面保護部材は、紙粉末成分又は植物製粉末成分を主成分とした板状発泡材からなり、使用後には焼却可能な廃棄物として廃棄処理することができる。請求項3によれば、上部保護部材,側面保護部材及び底面保護部材の使用後の焼却廃棄は、環境保全の面でも極めて良好なものである。請求項4の発明によれば、前記紙粉末成分として官製葉書が使用されることにより、古葉書の再生利用性をより一層良好にすることができる。
本発明の主要な構成部材は、図1に示すように、箱体Aと複数枚の板状発泡材Mからなる上部保護部材6,側面保護部材7及び底面保護部材8である。まず、板状発泡材Mは、約10〜40重量%の官製葉書古紙若しくは一般古紙の紙粉末成分又は植物性粉末成分と、補助剤として約25〜40重量%の澱粉(コーンスターチ等)成分と、約35〜50重量%のポリプロピレン樹脂成分とから構成されている。本明細書において、前記官製葉書古紙とは、官製葉書製造工程で発生する裁ち屑、汚損紙等の古紙、及び使用家庭で発生する汚損紙等をいうものである。また、植物性粉末成分としては、ふすま,茶葉殻,トウモロコシ粕,オカラ等の食物残滓等の粉末である。また、各成分の約1割程度の増減は本発明に含まれる。
前記官製葉書古紙は、まずミキサーカッタ方式の粉砕機で粗粉砕(破砕)され、次にミル(臼)方式の粉砕機で微粉砕したものが、集塵機で粉体として収集される。このような紙粉体としての紙粉末成分が、混練機を使用して澱粉成分と混練され、ポリプロピレン樹脂成分とともに加熱溶融され、水を発泡媒体として、2軸の押出機を用いて押出されて、板状発泡材Mが製造される。前記官製葉書古紙の粉砕は、100〜200メッシュの篩を通過した程度の粉体(約150〜80μm粒径)にすることが好ましい。
本発明の発泡体の原料組成の割合は、全体に占めるポリプロピレン樹脂成分の割合が50重量%程度であり、これにより発泡体を得ることができる。官製葉書古紙の有効利用という観点から、ポリプロピレン樹脂成分の比率は50重量%以下として、官製葉書古紙の組成比率を10重量%以上で、できるだけ多くすることが望ましい。なお、前記ポリプロピレン樹脂成分の割合は50重量%以上になっても、前述と略同様な発泡体を得ることはできる。
次に、官製葉書古紙を主成分とする板状発泡材Mの製造法について説明する。まず、官製葉書の古紙を、ミキサーカッタ方式の粉砕機で粗粉砕し、約15〜20mm程度の断片に破砕する。そして、ミル方式の粉砕機で微粉砕し、約200メッシュ程度の官製葉書古紙の紙粉末成分とする。次いで、微粉砕した官製葉書古紙の紙粉末成分と適宜な工業用澱粉なる澱粉成分とを混合する。そして、前記紙粉末成分と澱粉成分とに対して、ポリプロピレン樹脂成分(顆粒)及び水を混合して、加熱混練する。このようにした成分を、高温加熱シリンダとしての押出機から押出すことにより、図7,図8(A),(B)等に示すように、該押出機の出口端に設けた押出用金型10及び押出型枠12を通過することで板状発泡材Mが製造できる。
前記押出用金型10は、断面長方形をなし、適宜の長さを有した扁平立法体状をなしている。この断面の内部には、複数の孔11,11,…が長さ方向に貫通して構成されている。孔径は、約2mm乃至約3mm程度である。この複数の孔11から紐状として出たもの複数が、断面長方形状の空隙が形成された押出型枠12を通過することで互いに接着されて板状発泡材Mが形成される。この押出方向は図8における矢印のように、右から左側に向かって通過するように構成されている。
次に、その板状発泡材Mの具体的な製造工程をフローチャート(図9参照)に基づいて説明する。まず、官製葉書古紙を、ミキサーカッター方式の粉砕機で15〜20mm程度の断片に粗粉砕する(S1参照)。粗粉砕した紙断片をミル方式の粉砕機で微粉砕する(S2参照)。この微粉末を微粉砕機の上部から、2.2kwの吸引ポンプで、吸引開口目盛を調節しながら、空気分吸して、100〜200メッシュの篩を通した程度の紙粉末(約150〜80μm粒径)として収集する。これまでが官製葉書古紙を紙粉末成分にする工程である。この紙粉末成分と工業用変性澱粉なる澱粉成分とを、重量比で4対6の割合で加えて混合する(S3参照)。そして、このような紙粉末成分24重量%と澱粉成分36重量%、ポリプロピレン樹脂成分40重量%に、水を適宜供給して混練機で良く混練しておく(S4参照)。紙粉末成分と澱粉成分とポリプロピレン樹脂成分とを押出機に投入する(S5参照)。
上記板状発泡材Mの押出用金型10は、図7に示すように、断面が約105mmで、高さ22mmの中に、孔直径約2.5mmの円形の孔11が千鳥状配列に合計23個が開口され、金型の厚さ約10mmで、前記多数の孔11を出た直後には、円形紐状をなし、この複数が互いに密着するごとくに合わさり、且つ枠状の前記押出型枠12を通過して、若干収縮されて、幅約100mm×高さ約20mmの帯板状発泡材が押し出される(S6参照)。そして、押出用金型10及び押出型枠12を出た直後に、所望の長さ、例えば45cmでカッタによって裁断すると、板状発泡材Mを製造できる(S7参照)。また、一般古紙の紙粉末成分又は植物性粉末成分から板状発泡材Mを製造するには、官製葉書古紙を主成分とする製造法と同様であり、その説明は省略する。
また、図8(A)に示すように、前記押出用金型10は、横幅が約80mmで高さ22mmで孔直径約2.5mmの円形の孔11が千鳥状配列に合計17個が開口された実施例も存在し、これで成形すると、幅約70mm×高さ約20mmで適宜の長さ(例えば約30cm)の帯板状発泡材が成形される。さらに、図8(B)に示すように、断面が約105mmで、高さ44mmの中に、孔直径約2.5mmの円形の孔11が千鳥状配列に合計28個が開口された実施例も存在する。これで成形すると、幅約100mm×高さ約40mmで適宜の長さ(例えば約30cm)の帯板状発泡材が成形される。このように、厚さ(高さ)が約20mm又は40mmであっても、その幅は100mmのため、所望の幅、例えば、280mmの場合には、100mmのもの2つと、80mmのもの1つを接着剤等で接着して構成される。また、押出機を大型化することで、厚さ(高さ)が約50mmで、幅200〜300mm程度で適宜の長さ50cm乃至1m程度の板状発泡材Mの製造が可能である。
上記板状発泡材Mは、弾力性,復元性に富み、瓶15を優しく支持し、衝撃を緩衝することができる。また、板状発泡材Mは、発泡スチロールなみに軽量であり、保温性においては発泡スチロールを上回る性能を有している。さらに、燃焼してもダイオキシン等の有害ガスを生じることがなく、安全性があり、また燃焼温度が低いので焼却炉等に無理を与えるものではない。さらに変形しやすく緩衝材にも好適である。板状発泡材Mは、空気を多く含むことができ、その上,コルクのように吸湿性の質量変化に富んでおり、抜群の保冷・断熱効果を発揮することができ、箱体A内の湿度、温度を略一定に保つことが出来る。
次に箱体Aは、段ボール紙等の厚紙から形成されたものであり、収容本体部1,主蓋部2,内蓋部3及び底部5とから構成される。この箱体Aには2つのタイプが存在し、まず第1タイプでは、図1に示すように、前記収容本体部1は、1本の瓶15が収納可能な容積を有している。この収容本体部1は、瓶15の標準サイズに合わせて形成されており、一升瓶,1.8リットル瓶,大瓶,中瓶,小瓶等,種々のサイズに合わせて形成されるものである。そして、収容本体部1の内部の4つの内側面には、後述する板状発泡材Mから形成された側面保護部材7が配置される。
次に、主蓋部2は、図1,図2(A),(B)に示すように、主蓋板2a,差込み部2b及差込み突片2cから形成され、主蓋板2aの端縁に差込み部2bが折曲げ自在に形成され、該差込み部2bの先端に差込み突片2cが形成されている。該差込み突片2cは前述差込み部2bの幅方向の寸法よりも小さく形成され、その差込み部2bの幅方向の略中心箇所から突出するようにして形成されたものである。
次に内蓋部3は、図1,図2(A),(B)に示すように、表面折曲部3a,側面折曲部3b、内蓋主板部3c及び端部折曲部3dから形成されている。そして、表面折曲部3a,側面折曲部3bが断面略門形状に折曲げ形成され、該側面折曲部3b,内蓋主板部3c及び端部折曲部3dにより、断面略逆門形状に折曲げ形成され、この状態にして、収容本体部1の開口箇所を覆うようにする前記端部折曲部3dは、収容本体部1の内周面に略当接する状態となる。前記内蓋主板部3cには、引出し用孔3fが形成され、該引出し用孔3fに指を差し込みながら、その内蓋部3を開くことができる。
さらに、前記側面折曲部3bと内蓋主板部3cとの折曲線箇所には、図1,図3(A),(B)に示すように、前記主蓋部2の差込み突片2cが挿入される差込み孔3eが形成されている。そして、まず内蓋部3が収容本体部1の開口を閉じるようにして蓋を閉める。このとき、前述したように、端部折曲部3dは収容本体部1の内周面に当接する。さらに、補助蓋5が閉じられ、主蓋部2が閉じられる。該主蓋部2は差込み部2bが前記内蓋部3の側面折曲部3bに対向して略当接状態となり、差込み突片2cが前記差込み孔3eに差し込まれ、蓋閉じ状態にすることができる。その底部5は、箱体Aの折り畳み状態では、収容側面部1の内部に収納されるようになっている。
次に、板状発泡材Mから形成される上部保護部材6,側面保護部材7及び底面保護部材8について説明する。まず上部保護部材6は、箱体Aにおいて、図3(A)に示すように、収納された瓶15の上部を支持して保護する役目をなす。側面保護部材7は、箱体Aの収容本体部1の内面側に装着され、瓶15の外周面を支持して保護する役目をなし、前記底面保護部材8は瓶15の底部を支持して保護するものである。
その上部保護部材6は、図1乃至図3に示すように、略方形状に形成され、その中央箇所には、瓶15の上部が挿入するための保護用孔6aが形成されている。該保護用孔6aは、瓶15の上部の細径部分を挿入させることができ、これによって、瓶15の上部箇所を保護するものである。そして、上部保護部材6の外形は前記箱体Aの収容本体部1の断面形状に略等しく形成され、該収容本体部1に当接することが好適である。
すなわち、上部保護部材6は、図5に示すように、その外周が収容本体部1の内周により支持されるもので固定され、これによって、瓶15の上部を保護することができる。上部保護部材6は、前記板状発泡材Mから形成されており、板状発泡材Mには、柔軟且つ弾性及び復元性を有するものであり、その上部保護部材6にも弾性及び復元性を有するものである。特に、柔軟性においては、発泡スチロールよりも優れており、瓶15を優しく保護することができる。そして、瓶15の衝撃をその柔軟性,弾性及び復元性によって保護するものである。
側面保護部材7は、略薄板状の板状発泡材Mから形成され、この板状発泡材Mを断面略方形枠状となるようにして折り曲げ形成されたものである。この側面保護部材7は、収容本体部1の内周面に当接するようにして配置されることが好ましく、箱体Aに収容された瓶15の大径部の外周を包囲するようにして支持し、保護するものである。次に底面保護部材8は、箱体Aの底部箇所に配置されるものであり、瓶15の底面箇所を支持し、保護するものである。上記側面保護部材7及び底面保護部材8も前記上部保護部材6と同様に柔軟且つ弾性及び復元性を有しており、瓶15を衝撃から保護することができる。
次に、図6(A)は、本発明の第2タイプであり、1つの箱体Aに2本の瓶15,15が収納されるものである。この第2タイプでは、前記箱体Aの収容本体部1の断面形状は、長方形となる。そして、板状発泡材Mから形成される上部保護部材6も収容本体部1の断面形状と略同等の長方形である。上部保護部材6には、2つの保護用孔6a,6aが適正な間隔をおいて形成され、2本の瓶15,15を適正間隔をおいて、その上部箇所を支持し、保護するものである。
また、側面保護部材7は、前述したように略薄板状の板状発泡材Mから形成され、この板状発泡材Mが、図6(B)に示すように、断面略角形とした「の」字形状となるようにして適宜折り曲げ形成されたものである。さらに、図6(C)に示すように、略「日」或いは「B」字形状とし、側面保護部材7の隣接する2本の瓶15,15を仕切る部位が2枚状態に重なるようにして構成されることもある。このようにして、2本の瓶15,15が互いに直接当接しないようにして支持され、保護されるものである。すなわち、2本の瓶15,15間に側面保護部材7とした板状発泡材Mが介在するものであり、両瓶15,15を衝撃から保護することができる。また、底面保護部材8は、前記上部保護部材6と略同等の外形形状としたものである。
特に、第2タイプのように2本の瓶15,15が入れられるものでは、箱体Aに貫通孔状の取手1aが形成されることがある。この取手1aは、前記収容本体部1の上方箇所の対向する2側面に切り抜き状に形成されたものである。この取手1aにより切り抜かれた部分の一部と収容本体部1とはつながっていることもある。この取手1aが形成されることにより、箱体Aの持ち運び作業において都合が良くなる。
本発明における板状発泡材Mは、コルクのように吸湿性の質量変化に富んでいて呼吸しているので、上部保護部材6,側面保護部材7及び底面保護部材8は、箱体A内に収納した瓶15を固定するのみでなく、箱体A内を略一定の温度に維持することが可能である。また板状発泡材Mは、弾性及び復元性を有しているので、箱体Aに衝撃がかかって、瓶15が箱体A内で揺れようとしたときに、上部保護部材6,側面保護部材7及び底面保護部材8が総合的にその揺れを受けて、その衝撃を緩衝することにより、より一層、瓶15の保護性能を向上させている。さらに、板状発泡材Mの材質として官製葉書の故紙が使用されることにより、有益なリサイクルが実現される。それゆえに、本発明では使用後には、一般ゴミとして焼却処分が出来る上、燃焼温度が低く、ダイオキシン等の有害物質は発生しない人と地球にやさしいものである。
6…上部保護部材、6a…保護用孔、7…側面保護部材、
8…底面保護部材、15…瓶、M…板状発泡材。
8…底面保護部材、15…瓶、M…板状発泡材。
Claims (4)
- 箱体と、瓶の上方部分を包囲する保護用孔が形成され且つその外周が方形状に形成され前記箱体の内周側面に略当接するようにした上部保護部材と、前記箱体の内周側面に配置される側面保護部材と、前記箱体底面に配置される底面保護部材とからなり、前記上部保護部材,側面保護部材及び底面保護部材は、紙粉末成分又は植物製粉末成分を主成分とした板状発泡材からなることを特徴とした瓶用箱。
- 請求項1において、前記板状発泡材の成分は、10〜40重量%の紙粉末成分又は植物性粉末成分と、補助剤として25〜40重量%の澱粉成分と、35〜50重量%のポリオレフィン系樹脂とからなることを特徴とした瓶用箱。
- 請求項2において、前記ポリオレフィン系樹脂はポリプロピレン樹脂又はポリエチレン樹脂としてなることを特徴とする瓶用箱。
- 請求項1,2又は3において、前記板状発泡材の主成分は、官製葉書が使用されてなることを特徴とする瓶用箱。
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Cited By (2)
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JP2008005857A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk | 椅子 |
KR200468350Y1 (ko) * | 2013-05-09 | 2013-08-07 | 임지홍 | 택배용 포장 박스 및 상기 택배용 포장 박스 연결용 연결 부재 |
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2005
- 2005-09-27 JP JP2005280456A patent/JP2006062757A/ja active Pending
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