JP2006062677A - 真空断熱パネルの輸送方法 - Google Patents

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Hitoshi Aoki
均史 青木
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Abstract

【課題】 真空断熱パネルを生産して、他の地域における冷蔵庫等の生産組立工場においてこの真空断熱パネルを使用する場合にもガス遮断性が劣化しないようにすること。
【解決手段】 袋3を構成する外側収納材31は外側から保護層、ガスバリア層、熱溶着のシール層から構成されて、内側収納材32は外側から保護層、ガスバリア層40、熱溶着のシール層から構成されて、各層は接着剤で固定され、コア材1を収納して両シールを熱溶着によりシールし、生産された真空断熱パネル4の生産地域から使用地域まで、真空断熱パネル4を乾燥剤が入ったダンボール箱内に密封又は略密封状態で収納して輸送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルの輸送方法に関するものである。
真空断熱パネルは、ラミネートフィルムにより覆われているが、このラミネートフィルムにおいてガスバリアの役目は、主にアルミニウム箔によって行なわれている。実際には、アルミニウム箔とアルミニウム蒸着膜の両方で行なわれる。
しかしながら、アルミニウムは、熱伝導率が良く、熱を伝えやすい。このため、真空断熱パネルで熱を遮断しても、このラミネートフィルム中のアルミニウムを介して、熱が一方側から反対側に回り込む現象が生じる。
このため、アルミニウム箔を省略してアルミニウム蒸着層だけのラミネートフィルムを用いることが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−122477号公報
しかし、このようにアルミニウム箔を使用せずにアルミニウム蒸着膜だけのラミネートフィルムを使用した真空断熱パネルの場合は、当然、ガスバリア性能は劣化している。従って、このような真空断熱パネルを外気中に放置すると、空気中の水分により、真空度は劣化する。
冷蔵庫において、真空断熱パネルは、発泡ウレタン材中に埋没して設置されるので、上記の真空断熱パネルを製造すると時間を置かずに、冷蔵庫の発泡ウレタン中に埋没させるようにしている。
つまり、上記の真空断熱パネルを製造後に遠距離輸送する又は、長時間放置することは禁忌であった。
そこで本発明は、真空断熱パネルを生産して、他の地域における冷蔵庫などの生産組立工場においてこの真空断熱パネルを使用する場合にもガス遮断性が劣化しないようにすることを目的とする。
このため第1の発明は、断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、乾燥剤が入った梱包箱内に収納して輸送することを特徴とする。
また第2の発明は、断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、乾燥剤が入ったコンテナ内に収納して輸送することを特徴とする。
第3の発明は、断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、保冷トラックの保冷室内に収納して輸送することを特徴とする。
第4の発明は、断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、恒温庫内に収納して輸送することを特徴とする。
更に、第5の発明は、第1乃至第4の発明において、前記ガス遮断性の高い収納部材は、アルミ蒸着の所定の層を含むことを特徴とする。
本発明によれば、真空断熱パネルを生産して、他の地域における冷蔵庫などの生産組立工場においてこの真空断熱パネルを使用する場合にもガス遮断性が劣化しないようにすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。袋3としては、ガスバリア性(ガス遮断性の高い)を有し、ヒートシール可能で、コア材1を収納して内部を真空に維持できるものであれば、どのようなものでも用いることができる。即ち、前記袋3は、シート状の一方の収納材である外側収納材31及び他方の収納材である内側収納材32から構成され、コア部材1を被覆する被覆部33とこの被覆部33の外周縁から外方に延び重合された外縁部である重合シール耳部分3Cを備えている。外側収納材31及び内側収納材32は、例えばガスバリアフィルムから構成され、外側収納材31は外側から例えばナイロン層34からなる衝撃緩和のための保護層、アルミ蒸着PET(ポリエチレン・テレフタレート)層35及びアルミ蒸着エチレンビニルアルコール共重合体樹脂層36からなるガスバリア層、直鎖状低密度ポリエチレン層37からなる熱溶着のシール層から構成されて、これら各層は接着剤で接着固定される。また、内側収納材32は外側から例えばナイロン層38及びナイロン層39からなる保護層、アルミニウム箔などの金属層からなるガスバリア層40、直鎖状低密度ポリエチレン層41からなる熱溶着のシール層から構成されて、これら各層は接着剤で接着固定される。そして、耳部分3Cにおいて、熱溶着し、即ち外側収納材31の直鎖状低密度ポリエチレン層37と内側収納材32の直鎖状低密度ポリエチレン層41とを熱溶着によりシールするものである。
この真空断熱パネル4の内側収納材32は、アルミニウム箔の層を採用して、ガスの遮断性能を高めている。しかし、外側収納材31にはアルミニウム箔は使用せずにアルミニウム蒸着の層により主にガスを遮断している。このため、この真空断熱パネルのガス遮断能力は低く、外部からの侵入(主に水分)に弱い。従って、絶対湿度の高い雰囲気中に放置されると、真空度が直ぐに劣化する。
このため、生産工場において、この真空断熱パネルを生産して、他の地域においける冷蔵庫組立工場において、この真空断熱パネルを使用する場合には、その運送中に真空度が劣化する。
そこで、真空断熱パネル4の生産地域から使用地域まで、真空断熱パネル4を乾燥剤が入った梱包箱であるダンボール箱(図示せず)内に密封又は略密封状態で収納して輸送したり、真空断熱パネル4を乾燥剤が入ったコンテナ(図示せず)内に密封又は略密封状態で収納して輸送したり、真空断熱パネル4を保冷トラックの保冷室内に収納し、低温状態で輸送したり、真空断熱パネル4を恒温庫内に収納して低温状態で輸送してもよい。
これにより、真空断熱パネル4を生産して、他の地域における冷蔵庫などの生産組立工場においてこの真空断熱パネル4を使用する場合にもガス遮断性が劣化しないようにすることができる。なお、冷蔵庫などの生産組立工場において、この真空断熱パネル4を使用するまでの期間についても、乾燥剤が入ったダンボール箱、コンテナ内に密封又は略密封状態で保管したり、恒温庫内に収納して低温状態で保管してもよい。
そして、冷蔵庫などの生産組立工場において、ダンボール箱、コンテナ、保冷トラックの保冷室からこの真空断熱パネル4を取出して、冷蔵庫に使用する。即ち、真空断熱パネル4を外箱11の内面に取り付けて、両箱11、12間に発泡ポリウレタン15を充填して断熱材13を形成するが、この断熱材13は熱伝導率が低い(断熱性能が高い)真空断熱パネル4を用いることにより、熱の漏洩を低く抑えることができ、冷蔵庫10において断熱材13の肉厚を薄くすることができるものである。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
真空断熱パネルの周縁部の断面図である。 冷蔵庫の一部縦断面図である。
符号の説明
1 コア材
3 袋
4 真空断熱パネル
31 外側収納材
32 内側収納材
35 アルミ蒸着PET層
36 アルミ蒸着エチレンビニルアルコール共重合体樹脂層
40 ガスバリア層

Claims (5)

  1. 断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、乾燥剤が入った梱包箱内に収納して輸送することを特徴とする真空断熱パネルの輸送方法。
  2. 断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、乾燥剤が入ったコンテナ内に収納して輸送することを特徴とする真空断熱パネルの輸送方法。
  3. 断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、保冷トラックの保冷室内に収納して輸送することを特徴とする真空断熱パネルの輸送方法。
  4. 断熱性を有したコア材をガス遮断性の高い収納部材内に収めて真空密封して成る真空断熱パネルを、恒温庫内に収納して輸送することを特徴とする真空断熱パネルの輸送方法。
  5. 前記ガス遮断性の高い収納部材は、アルミ蒸着の所定の層を含むことを特徴とする請求項1乃至請求4のいずれかに記載の真空断熱パネルの輸送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014142061A (ja) * 2012-12-26 2014-08-07 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 真空断熱構造体用外装袋及びそれを用いた真空断熱構造体、並びに真空断熱構造体用外装袋の保管または輸送方法、及び真空断熱構造体用外装袋の製法
CN107830683A (zh) * 2017-11-30 2018-03-23 合肥美菱股份有限公司 一种真空绝热板结构

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