JP2006062500A - 自動車の空気調和システム - Google Patents

自動車の空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006062500A
JP2006062500A JP2004246755A JP2004246755A JP2006062500A JP 2006062500 A JP2006062500 A JP 2006062500A JP 2004246755 A JP2004246755 A JP 2004246755A JP 2004246755 A JP2004246755 A JP 2004246755A JP 2006062500 A JP2006062500 A JP 2006062500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioning
outlet
shelf
air outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004246755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4525248B2 (ja
Inventor
Akira Tanoi
晃 田野井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004246755A priority Critical patent/JP4525248B2/ja
Publication of JP2006062500A publication Critical patent/JP2006062500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525248B2 publication Critical patent/JP4525248B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H1/3407Nozzles; Air-diffusers providing an air stream in a fixed direction, e.g. using a grid or porous panel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
    • B60H1/00557Details of ducts or cables
    • B60H1/00564Details of ducts or cables of air ducts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
    • B60H1/241Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle
    • B60H1/242Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle located in the front area

Abstract

【課題】 吹出口の下部に棚部が設けられていても、該棚部に沿って空調風が流れるコアンダ効果を好適に抑制することができる自動車の空気調和システムを提供する。
【解決手段】 インストルメントパネル1の外表面1aに吹出口3を設け、該吹出口3の下部に車両後方に向けて延びる棚部17を形成すると共に、前記インストルメントパネル1の内部に、前記吹出口3と空調ユニットとを連通する空調ダクトを設け、前記空調ユニットからの空調風を空調ダクトを介して吹出口3から車両室内に向けて吹き出す自動車の空気調和システムにおいて、前記空調ダクトを車両前方側が凸になるように湾曲させ、前記吹出口3の上面27を正面視で逆V字状に形成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の空気調和システムに関し、更に詳しくは、自動車のインストルメントパネルの内部に設けた空調ダクト及び吹出口近傍の構造に関する。
一般の自動車用空気調和装置においては、ブロワからの空調風を空調ユニットのエバポレータやヒータコアによって所定温度に調整した後、空調ダクトを介して吹出口から車両室内に吹き出すようにしている(例えば、特許文献1,2参照)。
特公平4−59165号公報 特開昭59−149812号公報
しかしながら、インストルメントパネルの吹出口の下部に車両後方に延びる棚部が形成されている場合は、コアンダ効果によって、吹出口から出た空調風が棚部の棚面から角部に沿って下方に流れてしまい、風軸に沿って効率的に吹き出されないおそれがあった。
そこで、本発明は、吹出口の近傍に棚部が設けられていても、該棚部に沿って空調風が流れるコアンダ効果を好適に抑制することができる自動車の空気調和システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は、インストルメントパネルの外表面に吹出口を設け、該吹出口の下部に、車両後方に向けて延びる棚面を有する棚部を形成すると共に、前記インストルメントパネルの内部に、空調ユニットからの空調風を前記吹出口に送給する空調ダクトを設け、前記空調ユニットからの空調風を空調ダクトを介して吹出口から車両室内に向けて吹き出す自動車の空気調和システムにおいて、前記空調ダクトを車両前方側または上方側が凸になるように湾曲させ、前記吹出口の上面の少なくとも一部に、斜め上方に延びる傾斜部を設けたことを特徴としている。
本発明に係る自動車の空気調和システムによれば、吹出口から吹き出された空調風が棚部に沿って流れてしまうコアンダ効果を効率的に抑制することができるため、車両室内の後席側や乗員の体などの意図した風軸方向に、確実に空調風を送給することができる。
即ち、まず、空調ダクトが車両前方側または上方側が凸になるように湾曲しているため、空調ダクト内を流れる空調風の流量は、空調ダクトの径方向において、湾曲外周側から内周側に沿って徐々に空調風の流量や流速が減少するように分布している。従って、吹出口から吹き出される空調風は、上下方向で見た場合、上部から下部に向かうにつれて徐々に空調風の流量が小さくなるように分布している。よって、空調ダクトが湾曲していることによって、上下方向においては、吹出口近傍で棚部に近い部分の空調風の流量が小さくなる。
次いで、吹出口を車両後方から見た場合、吹出口の上面の少なくとも一部に傾斜部が形成されているため、該傾斜部の上面高さが最も高い頂部から吹き出す空調風の流量は、傾斜部の他の部位からの空調風の流量よりも大きくなる。このように、吹出口の車幅方向では、傾斜部の頂部側に空調風の流量が大きくなるように分布される。
以上より、吹出口からの空調風の流量が、上部側でかつ傾斜部の頂部側に偏って分布されるため、棚部に沿って空調風が流れるコアンダ効果を効率的に抑制することができ、本来の意図する方向に空調風を確実に吹き出すことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1実施形態による空気調和システムを適用したインストルメントパネルの要部を示す斜視図、図2は図1のA−A線による断面図、図3は図2の矢視P方向から見た吹出口の正面図である。
図1に示すように、車両室内の前部にはインストルメントパネル1が配設されている。このインストルメントパネル1の外表面1aにおける車幅方向中央部には、空気調和システムの吹出口3が設けられ、該吹出口3の下方には、インストルメントパネル1の縦壁面にオーディオユニット等の計器類5が配設されている。
図2に示すように、インストルメントパネル1の内部の前側下部には、空調ユニット7が配設されている。該空調ユニット7の上面には空調口9が開口しており、該空調口9は開閉ドア11によって開閉自在に構成されている。また、本発明に係る空気調和システム13は、空調ユニット7、空調ダクト15及び吹出口3を備えている。そして、空調ユニット7から送給された空調風は、空調口9で定まる速度を有している。
また、図1,2に示すように、インストルメントパネル1の外表面1aには、吹出口3が設けられている。この吹出口3の下部には、車両後方に向けて延びる棚部17が設けられている。即ち、該棚部17は、正面視逆V字状に形成されて後方斜め上方に向けて延びる棚面19と、該棚面19の後端に設けられた角部21と、該角部21から屈曲して下方に伸びる縦面25とから構成されている。さらに、図1に示すように、前記吹出口3の上面27は、車幅方向中央の頂部29が最も高く形成され、車幅方向外側に沿って徐々に低くなり、車幅方向両端が最も低くなっているため、吹出口3の全体形状は、吹出口3の面直方向から見た場合に正面視逆V字状に形成されている。
そして、図2の一点鎖線に示すように、吹出口3における頂部29の外表面29aは、棚部17の角部21とほぼ同一高さに形成されている。よって、インストルメントパネル1の外表面1aの最大高さは、これらの吹出口3における頂部29の外表面29aと棚部17の角部21によって定められる。また、図2に示すように、空調ダクト15の上流端部23の底面と、該底面に続く棚面19とは、断面直線状に形成されている。
そして、図3に示すように、吹出口3の上面全体31は、上方側に凸に屈曲した逆V字状に形成されており、この上面全体31が、斜め上方に延びる傾斜部33に構成されている。
また、吹出口3には、吹出口3の上面27に沿った横グリル部35と上下方向に沿った縦グリル部37からなる複数のグリル(格子)39が設けられ、これらのグリル39によって吹出口3は、複数の平行四辺形のグリル穴41に分割されている。
図4は、空調ダクトを示す斜視図であり、前記空調ユニット7の空調口9と吹出口3とは、車両前方側が凸状に湾曲した空調ダクト15を介して連結されている。
図4に示すように、空調ダクト15は、下端部43が車幅方向に沿って細長く延びる矩形状に形成され、上方斜め後方に向けて湾曲しながら延び、途中から車幅方向中央部45を境にして車幅方向両側が車両後方側に折れ曲がって、吹出口3に接続される上端部47の開口部49の形状は逆V字状に形成されている。従って、車幅方向中央部45の上下方向に沿った曲率は、車幅方向両端51の曲率よりも大きく形成されており、経路長についても、車幅方向中央部45の方が車幅方向両端51の経路長よりも長く形成されている。
図5は、本発明の第1実施形態による空調ダクトと吹出口の近傍部における空調風の流量分布を示す断面図である。
図5に示すように、空調ダクト15は車両前方側が凸状になるように湾曲しているため、空調ユニット7から送給された空調風Eは空調ダクト15内を流れると、該空調ダクト15の湾曲外周側に空調風の流量が偏り、空調ダクト15内の空調風Eの流量は外周側から内周側に向かうにつれて徐々に低下する。また、吹出口3の近傍では、吹出口3の上端から棚面19にかけて上下方向に沿って徐々に空調風Eの流量が減少するように分布され、棚部17の角部21における空調風の流量も上部から下部にかけて徐々に小さくなっている。そして、吹出口3からの空調風Eは、矢印に示すように、棚面19とほぼ平行な方向に直線状に車両室内に向けて吹き出す。
図6は図5の空調ダクト内における空調風の流量を空調ダクトの径方向から見た概略図、図7は図5の吹出口近傍における空調風の流量を上方から見た概略図、図8は図5の棚部後端における空調風の流量を上方から見た概略図である。
まず、図6に示すように、空調ダクト15の内部においては、空調風の流量が車幅方向に沿ってほぼ同一大きさに分布されているが、吹出口3の近傍では、図7に示すように、車幅方向中央部の空調風の流量が最も大きく、車幅方向両端に向かうにつれて、徐々に小さくなると共に空調風Eの流れ方向が中央側に引き寄せられていく。これは、前述したように、吹出口3の形状が正面視逆V字状に形成されており、空調ダクト15の車幅方向中央部における曲率が、空調ユニット7から吹出口3の車幅方向両側に至る空調ダクト15の曲率よりも大きいため、空調ダクト15内の中央側を流れる空調風Eの方が両側よりも流れ抵抗が小さくなる。従って、吹出口3の車幅方向中央部から吹き出す空調風Eの流量は、車幅方向両端からの空調風Eの流量よりも大きくなっている。
なお、図8に示すように、棚部17の角部21においては、空調風Eが大気中に出ているため、車幅方向両端における空調風Eの方向は、吹出口近傍ほど寄せられずに、ほぼ車両後方に向いている。
前記第1実施形態によれば、以下の作用効果を有する。
まず、インストルメントパネル1の外表面1aに吹出口3を設け、該吹出口3の下部に車両後方に向けて延びる棚部17を形成すると共に、前記インストルメントパネル1の内部に、前記吹出口3と空調ユニット7とを連通する空調ダクト15を設け、前記空調ユニット7からの空調風Eを空調ダクト15を介して吹出口3から車両室内に向けて吹き出す自動車の空気調和システムにおいて、前記空調ダクト15を車両前方側が凸になるように湾曲させ、前記吹出口3の上面に、斜め上方に延びる傾斜部33を設けている。
このため、空調ダクト15内を流れる空調風Eの流量は、湾曲内周側よりも湾曲外周側に偏って大きくなるように分布する。また、吹出口3の近傍においては、傾斜部33のうち最も高さが高くなる頂部29からの空調風の流量が最も大きくなり、頂部以外の部位からの空調風Eは、前記頂部29からの空調風Eに引き寄せられて頂部側に向けて斜め方向に吹き出される。このように、高さ方向においては下部側である棚面19の空調風の流量が小さくなると共に、車幅方向においては頂部29に向けて空調風の流量が偏って大きく分布されるため、インストルメントパネル1に棚部17が設けられた場合でも、吹出口3からの空調風Eは、棚部17に沿って流れるコアンダ効果を生じることなく、吹出口3における所定の部位に空調風の流量が高まるようにして、意図した方向に空調風Eを確実に吹き出すことができる。
前記吹出口3の形状を、上面全体31が上方側に凸に屈曲した逆V字状に形成しているため、例えばアーチ状の吹出口よりも、吹出口3の頂部29の高さをより高く設定することができ、棚部17における空調風Eのコアンダ効果を更に効率的に抑制することができる。
前記空調ダクト15の上流端部23の底面から棚部17の棚面19に至る断面形状を略直線状に形成しているため、吹出口3からの空調風Eを棚面19に平行な方向に確実に吹き出すことができる。従って、空調風Eを吹き出す際の狙い方向の精度を更に高めることができる。
なお、図2にて説明したように、インストルメントパネル1の外表面1aの最大高さは、吹出口3における頂部29の外表面29aと棚部17の角部21の最も高い部位によって定められると共に、吹出口3がインストルメントパネル1に上方に大きく突出することなく設けられている。このため、インストルメントパネル1の高さを低めに抑えることができ、乗員の視界性能を高めることができる。また、吹出口3を空調風流れの上流側である車両前方側に配置することができるため、乗員に対する圧迫感を低減することができる。
[第2の実施形態]
次いで、第2の実施形態について説明するが、前述した第1の実施形態と同一構造の部位は同一符号を付して、その説明を省略する。
図9は、本発明の第2の実施形態による空気調和システムを適用したインストルメントパネルの要部を示す斜視図、図10は、本発明の第2の実施形態による吹出口を示す正面図である。
前記第1の実施形態の場合と同様に、インストルメントパネル61の外表面61aの車幅方向中央部には、吹出口63の面直方向から見た場合に正面視アーチ状(逆U字形状)の吹出口63が設けられている。この吹出口63は、車幅方向中央部が最も高い頂部65に形成され、左右両側に向かうにつれて徐々に湾曲しながら下方に延びており、吹出口63の全体として左右対称に形成されている。このように、吹出口63の上面67は、左右両端から中央側に向けて斜め上方に延びる傾斜部69に形成されている。また、吹出口63には、上面67に沿って湾曲しながら車幅方向に延びる横グリル部71と、上下方向に延びて横グリル部71に交差する縦グリル部73とからなるグリル75が設けられており、このグリル75によってグリル穴76が形成されている。なお、棚部81は、棚面83、角部85及び縦面87から構成されている。
図11は図10のB−B線による断面図、図12は図10のC−C線による断面図である。
これらの図11,12に示すように、空調ダクト77の上流端部79と棚面83とは、断面直線状に形成されている。また、吹出口63の車幅方向両端部の後方における棚部81の角部85の曲率Rs(図12参照)は、吹出口63の車幅方向中央部の後方における棚部81の角部85の曲率Rc(図11参照)よりも大きく形成されている。このように、棚部81の角部85は、車幅方向中央部から左右両側に向かうにつれて徐々に拡大するように設定されている。
前記第2実施形態によれば、以下の作用効果を有する。
前記吹出口63の形状を、上面全体が上方側に凸に湾曲した正面視アーチ状に形成しているため、棚面19におけるコアンダ効果を抑制すると共に、吹出口63の外観上の見栄え向上を図ることができる。また、外表面の形状が曲面状に形成されたインストルメントパネル61にも設けることができ、乗員への圧迫感の低減も図ることができる。
前記棚部81の後端に角部85を設け、前記吹出口63の傾斜部69のうち、上面高さの最も高い頂部65の後方側に配置された角部85の曲率を、前記頂部以外の部位の後方側に配置された角部85の曲率よりも小さく設定しているため、頂部65の後方側の角部85におけるコアンダ効果を防止して空調風Eの吹出方向の精度を高めることができる。
また、頂部以外の部位の後方側に配置された棚部81の角部85を、頂部65の後方側の角部85よりも大きく設定することができるため、吹出口63の近傍の外観を向上させることができる。即ち、一般的には、棚部81の角部85の曲率をできるだけ大きく設定した方がインストルメントパネル61の外観上の見栄えが向上するが、曲率を大きくすると、角部85に沿って空調風Eが流れるコアンダ効果が生じやすくなる。しかし、前述したように、空調風Eの流量は吹出口63の頂部近傍に偏って分布され、頂部以外の部位の空調風E流量は相対的に小さくなるため、頂部以外の部位の後方側に配置された棚部81の角部85においては、曲率を大きく設定してもコアンダ効果が生じにくくなる。
なお、吹出口63において、前記頂部65から頂部以外の部位に沿って連続的に曲率を変化させることによって、造形面での見栄え向上を図ることができる。
[第3の実施形態]
次いで、第3の実施形態について説明するが、前述した第1及び第2の実施形態と同一構造の部位は同一符号を付して、その説明を省略する。
図13は、本発明の第3実施形態による吹出口を示す正面図、図14は、第3の実施形態による吹出口から吹き出す空調風の流れを示す概略図である。
本実施形態においては、インストルメントパネル91の車幅方向中央部に、2つの空調ダクト93,95に連通する吹出口97,99を左右に分割して設けている。即ち、図13の左側に配置された左側吹出口97には、図14に示す左側空調ダクト93が接続されており、右側に配置された右側吹出口99には、右側空調ダクト95が接続されている。
また、第1実施形態と第2実施形態においては、吹出口が左右対称な形状に形成されているが、第3実施形態においては、図13に示すように、左側吹出口97と右側吹出口99とが非対称な形状に形成されている。左側吹出口97は、上面97aと下面97bとが平行に形成され、上面97aは左側端から車幅方向中央に向けて斜め上方に傾斜して傾斜部101を構成している。また、右側吹出口99においては、上面99aが中央に向かうにつれて徐々に上方に傾斜して傾斜部103を構成しているが、下面99bは、右側端部が略水平状に形成され、左側端部は上面99aに平行に形成されている。このように、吹出口97,99の下面97b,99bは、上面97a,99aに平行に形成されていなくても良い。
そして、図14に示すように、左側空調ダクト93は車両後方に向けて延びているため、左側吹出口97からは、空調風Eが車両後方の後席に向けて吹き出される。一方、右側空調ダクト95は、右側に向けて斜めに指向されているため、運転席に向けて空調風Eが吹き出される。
前記第3実施形態によれば、吹出口97,99の形状が左右非対称であっても、吹出口97,99の上面97a,99aが斜め上方に傾斜していれば、コアンダ効果を抑制する効果を奏する。
なお、左側吹出口97の上面97aにおいては、右側端部に頂部97cが設けられており、右側吹出口99の上面99aには左側端部に頂部99cが設けられている。
また、吹出口97,99の下面97b,99bの形状が上面97a,99aに平行でなくとも、上面97a,99aに傾斜部101,103が設けられていれば、コアンダ効果を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による空気調和システムを適用したインストルメントパネルの要部を示す斜視図である。 図1のA−A線による断面図である。 図2の矢視P方向から見た吹出口の正面図である。 本発明の第1の実施形態による空調ダクトの斜視図である。 本発明の第1の実施形態による空調ダクトと吹出口の近傍部における空調風の流量分布を示す断面図である。 図5の空調ダクト内における空調風の流量を空調ダクトの径方向から見た概略図である。 図5の吹出口近傍における空調風の流量を上方から見た概略図である。 図5の棚部後端における空調風の流量を上方から見た概略図である。 本発明の第2の実施形態による空気調和システムを適用したインストルメントパネルの要部を示す斜視図である。 図9の吹出口近傍を示す正面図である。 図10のB−B線による断面図である。 図10のC−C線による断面図である。 本発明の第3の実施形態による吹出口近傍を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態による吹出口から吹き出す空調風の流れを上方から見た概略図である。
符号の説明
1,61,91…インストルメントパネル
3,63,97,99…吹出口
7…空調ユニット
13…空気調和システム
15,77,93,95…空調ダクト
17,81…棚部
19,83…棚面
21,85…角部
23,79…上流端部
27,33,67,97a,99a…上面
29,65,97c,99c…頂部
31,69…上面全体
101,103…傾斜部
E…空調風
Rc,Rs…曲率

Claims (5)

  1. インストルメントパネルの表面に吹出口を設け、該吹出口の下部に、車両後方に向けて延びる棚面を有する棚部を形成すると共に、前記インストルメントパネルの内部に、前記吹出口と空調ユニットとを連通する空調ダクトを設け、前記空調ユニットからの空調風を空調ダクトを介して吹出口から車両室内に向けて吹き出す自動車の空気調和システムにおいて、
    前記空調ダクトを車両前方側または上方側が凸になるように湾曲させ、前記吹出口の上面の少なくとも一部に、斜め上方に延びる傾斜部を設けたことを特徴とする自動車の空気調和システム。
  2. 前記吹出口の形状を、上面全体が上方側に凸に屈曲した逆V字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の空気調和システム。
  3. 前記吹出口の形状を、上面全体が上方側に凸に湾曲したアーチ状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の空気調和システム。
  4. 前記空調ダクトの上流端部の底面から棚部の棚面に至る断面形状を略直線状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車の空気調和システム。
  5. 前記棚部の後端に角部を設け、前記吹出口の傾斜部のうち、上面高さの最も高い頂部の後方側に配置された角部の曲率を、前記頂部以外の部位の後方側に配置された角部の曲率よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車の空気調和システム。
JP2004246755A 2004-08-26 2004-08-26 自動車の空気調和システム Expired - Fee Related JP4525248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246755A JP4525248B2 (ja) 2004-08-26 2004-08-26 自動車の空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246755A JP4525248B2 (ja) 2004-08-26 2004-08-26 自動車の空気調和システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006062500A true JP2006062500A (ja) 2006-03-09
JP4525248B2 JP4525248B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=36109354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004246755A Expired - Fee Related JP4525248B2 (ja) 2004-08-26 2004-08-26 自動車の空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4525248B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1920955A1 (en) * 2006-11-08 2008-05-14 C.R.F. Societa' Consortile per Azioni Device for distribution of air within the passenger compartment of a vehicle
EP2149465A1 (en) * 2008-07-31 2010-02-03 C.R.F. Società Consortile per Azioni Motor-vehicle dashboard with main central portion having no outflow apertures for the ventilation air
CN102133850A (zh) * 2010-01-22 2011-07-27 F·波尔希名誉工学博士公司 一件式覆盖元件
JP2018203088A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 豊和化成株式会社 レジスタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01172909U (ja) * 1988-05-25 1989-12-07
JP2000135922A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Inoac Corp 車両用エアコンユニット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01172909U (ja) * 1988-05-25 1989-12-07
JP2000135922A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Inoac Corp 車両用エアコンユニット

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1920955A1 (en) * 2006-11-08 2008-05-14 C.R.F. Societa' Consortile per Azioni Device for distribution of air within the passenger compartment of a vehicle
US7815498B2 (en) 2006-11-08 2010-10-19 C.R.F. Societa Consortile Per Azioni Device for distribution of air within the passenger compartment of a vehicle
EP2149465A1 (en) * 2008-07-31 2010-02-03 C.R.F. Società Consortile per Azioni Motor-vehicle dashboard with main central portion having no outflow apertures for the ventilation air
US8292704B2 (en) 2008-07-31 2012-10-23 C.R.F. Societa Consortile Per Azioni Motor-vehicle dashboard with main central portion having no outflow apertures for the ventilation air
CN102133850A (zh) * 2010-01-22 2011-07-27 F·波尔希名誉工学博士公司 一件式覆盖元件
CN102133850B (zh) * 2010-01-22 2014-06-11 F·波尔希名誉工学博士公司 一件式覆盖元件
JP2018203088A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 豊和化成株式会社 レジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4525248B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010095116A (ja) 車両用空調の吹出口構造
JP4525248B2 (ja) 自動車の空気調和システム
JP5163282B2 (ja) デフロスタノズル構造
JP2015044506A (ja) ベントダクト連結構造
JP2010023540A (ja) 車両用デフロスタ装置
JP6627976B2 (ja) 車両用空調装置
US11648820B2 (en) Vehicle instrument panel structure
JP2007331743A (ja) デフロスタ用送風ダクト
JP2009061949A (ja) 車両用空調装置
JP3820182B2 (ja) 空調装置のルーバー及び空調装置の気流制御構造、並びに空調装置
EP2240337B1 (en) Air duct for an air conditioning system
JP3747816B2 (ja) 車両用空調ダクト
JP6399286B2 (ja) 車両の空調装置
JP2011168141A (ja) 車両用空調装置のエア吹出構造体
JP2013075662A (ja) 車両用空調装置
JP4353844B2 (ja) ベンチレータ
JP4106322B2 (ja) 鉄道車両
JP2023102363A (ja) 車両のデフロスタ装置
JP2004224197A (ja) 車両の空調ダクト構造
JP4328232B2 (ja) 鉄道車両
JP7427403B2 (ja) デフロスタダクト構造
JP2007153089A (ja) 車両用デフロスタ装置
JP4579751B2 (ja) 鉄道車両
JP2004114816A (ja) 自動車のインストルメントパネル
JP6569599B2 (ja) 車載用サーキュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4525248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees