JP2006060878A - チャージポンプ回路 - Google Patents

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紀昭 古賀
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Abstract

【課題】
動作開始時における電源電圧の一時的な低下を抑制することができ、この電源電圧により動作する周辺回路や周辺装置の誤動作の発生を未然に防止することができるチャージポンプ回路を提供する。
【解決手段】
チャージコンデンサを充電する充電電流の通電と遮断とを切替えるためのイネーブルスイッチを有するチャージポンプ回路において、イネーブルスイッチと並列に接続され、イネーブルスイッチを介してチャージコンデンサに通電される充電電流よりも小さい電流が流れる初期充電スイッチと、この初期充電スイッチがオン状態にされたことによりチャージコンデンサに所定量の電荷が充電されたことを検出した後に、イネーブルスイッチをオン状態にするスイッチ制御回路とを有する初期充電回路を設けることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャージポンプ回路に関するものである。
従来より、電源電圧よりも高い電圧を必要とする電子回路には、電源電圧を用いて所望する出力電圧を生成することが可能なチャージポンプ回路が内蔵されていた(たとえば、特許文献1参照。)。
このチャージポンプ回路100は、図3に示すように、電源電圧Viに対応した充電電流を通電することにより充電される第1のチャージコンデンサC101と、この第1のチャージコンデンサC101を充放電する際にスイッチとして機能する第1と第2のN型MOSトランジスタN101、N102及び第1と第2のP型MOSトランジスタP101、P102と、これら第1と第2のN型MOSトランジスタN101、N102及び第1と第2のP型MOSトランジスタP101、P102を駆動する駆動回路101と、第1のチャージコンデンサC101への電流の通電と遮断とを切替えるイネーブルスイッチとして機能する第3のP型MOSトランジスタP103と、このチャージポンプ回路100の出力電圧Voに対応した充電電流を通電することにより充電される第2のチャージコンデンサC102と、この第2のチャージコンデンサC102に充電した電荷を放電することによりチャージポンプ回路100の出力電圧Voを0Vに固定する第3のN型MOSトランジスタN103とによって構成していた。
このように構成したチャージポンプ回路100では、以下のようにして、出力電圧Voが電源電圧Viの2倍となるように制御していた。
まず、第1のチャージコンデンサC101及び第2のチャージコンデンサC102が充電されていない状態で、第3のP型MOSトランジスタP103と第3のN型MOSトランジスタN103とにイネーブル信号EN101を入力することによって第3のP型MOSトランジスタP103をオン状態にするとともに、第3のN型MOSトランジスタN103をオフ状態にする。
続いて、駆動回路101により、第1及び第2のN型MOSトランジスタN101、N102をオン状態にするとともに、第1及び第2のP型MOSトランジスタP101、P102をオフ状態にする。
ここで、第1のチャージコンデンサC101は、電源電圧Viに充電される。
このとき、この第1のチャージコンデンサC101には、オン状態となっている第3のP型MOSトランジスタP103と第2のN型MOSトランジスタN102とを介して充電電流が通電される。
次に、駆動回路101により、第1及び第2のN型MOSトランジスタN101、N102をオフ状態にするとともに、第1及び第2のP型MOSトランジスタP101、P102をオン状態にする。
ここで、電源電圧Viに充電されている第1のチャージコンデンサC101には、オン状態となっている第1のP型MOSトランジスタP101を介して充電電流が通電される。
これにより、この第1のチャージコンデンサC101は、先に充電された電源電圧Viに、電源電圧Viが加えられることとなり、電源電圧Viの2倍に昇圧された電圧になる。
その後、駆動回路101により第1及び第2のN型MOSトランジスタN101、N102と第1及び第2のP型MOSトランジスタP101、P102とのオンとオフとの切替え動作を繰り返し行うことによって、第2のチャージコンデンサC102に、この電源電圧Viを2倍に昇圧した電圧に対応する充電電流が通電される。
これにより、第2のチャージコンデンサC102は、電源電圧Viの2倍に充電され、このようにして出力電圧Voが電源電圧Viの2倍になるように制御していた。
特開2003−333831号公報
ところが、上記従来のチャージポンプ回路100は、動作を開始する際、第1と第2のチャージコンデンサC101、C102に比較的大きな充電電流が通電されていたため、この充電電流の通電に起因して電源電圧Viが一時的に低下することがあった。
このように電源電圧Viが一時的に低下すると、この電源電圧Viによって動作していた周辺回路や周辺装置が正常に動作しなくなるおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、チャージコンデンサを充電する充電電流の通電と遮断とを切替えるためのイネーブルスイッチを有するチャージポンプ回路において、チャージコンデンサの充電開始時に、イネーブルスイッチを介してチャージコンデンサに通電される充電電流よりも小さい電流でチャージコンデンサを充電する初期充電回路を有することとした。
また、請求項2に係る本発明では、初期充電回路は、イネーブルスイッチと並列に接続され、充電電流よりも小さい電流が流れる初期充電スイッチと、この初期充電スイッチがオン状態にされたことによりチャージコンデンサに所定量の電荷が充電されたことを検出した後に、イネーブルスイッチをオン状態にするスイッチ制御回路とを有することとした。
本発明では、以下に記載するような効果を奏する。
請求項1に係る本発明では、チャージコンデンサを充電する充電電流の通電と遮断とを切替えるためのイネーブルスイッチを有するチャージポンプ回路において、チャージコンデンサの充電開始時に、イネーブルスイッチを介してチャージコンデンサに通電される充電電流よりも小さい電流でチャージコンデンサを充電する初期充電回路を有することとしたため、チャージコンデンサを充電する際に、比較的大きな充電電流が充電されていない状態のチャージコンデンサにいきなり通電されることがなくなるので、チャージポンプ回路の動作開始時における電源電圧の一時的な低下を抑制することができ、この電源電圧により動作する周辺回路や周辺装置の誤動作の発生を未然に防止することができる。
また、請求項2に係る本発明では、初期充電回路は、イネーブルスイッチと並列に接続され、充電電流よりも小さい電流が流れる初期充電スイッチと、この初期充電スイッチがオン状態にされたことによりチャージコンデンサに所定量の電荷が充電されたことを検出した後に、イネーブルスイッチをオン状態にするスイッチ制御回路とを有することとしたため、比較的簡単な回路構成により充電開始時にチャージコンデンサへ通電する充電電流量を低減したチャージポンプ回路を提供することができる。
本発明に係るチャージポンプ回路は、充放電を繰り返すことによって電源電圧を昇圧する複数のチャージコンデンサと、このチャージコンデンサを充電する際に通電する充電電流の通電と遮断とを切替えるためのイネーブルスイッチとを有している。
さらに、このチャージポンプ回路は、イネーブルスイッチと並列に接続した初期充電スイッチと、外部から入力されるイネーブル信号に基づいてこの初期充電スイッチ及びイネーブルスイッチの動作を制御するスイッチ制御回路とを備えている。
特に、初期充電スイッチは、イネーブルスイッチを介してチャージコンデンサに通電される充電電流よりも小さい充電電流が流れるスイッチ回路により構成している。
また、スイッチ制御回路は、チャージポンプ回路の動作を開始させるためのイネーブル信号が入力されると、まず、イネーブルスイッチをオフ状態にしたまま初期充電スイッチのみをオン状態にする。
こうすることにより、初期充電スイッチを介してイネーブルスイッチを流れる充電電流よりも小さい充電電流によりチャージコンデンサの充電を開始する。
このとき、スイッチ制御回路は、チャージコンデンサに充電される電荷量に応じた電圧を逐次検出するようにしている。
そして、チャージコンデンサに所定量の電荷が充電されたことを検出した時点でイネーブルスイッチをオン状態にするように制御する。
このように、チャージコンデンサの充電開始時には、比較的小さな充電電流による初期充電を行い、その後、比較的大きな充電電流によりチャージコンデンサを充電するようにしているため、チャージポンプ回路の動作開始時における電源電圧の一時的な低下の発生を抑制して、周辺回路や周辺装置の誤作動の発生を未然に防止するようにしている。
また、初期充電回路は、イネーブルスイッチに並列に接続させた初期充電スイッチと、この初期充電スイッチ及びイネーブルスイッチの動作を制御するスイッチ制御回路といった比較的単純な回路構成により形成しているため、製造コストを増大させることなく充電開始時にチャージコンデンサへ通電する充電電流量を効果的に低減させたチャージポンプ回路を提供することができる。
また、この初期充電回路には、イネーブルスイッチに並列接続させた複数個の初期充電スイッチを設けることもできる。
このように初期充電回路を構成した場合は、スイッチ制御回路により、チャージポンプ回路の動作開始時に、この複数の初期充電スイッチを1個ずつ段階的にオン状態にしていき、最後にイネーブルスイッチをオン状態になるように制御する。
こうすることによって、電源電圧の一時的な低下の発生をより確実に抑制することができる。
以下に、本発明に係るチャージポンプ回路1について図面を参照しながら具体的に説明する。
チャージポンプ回路1は、図1に示すように、第1〜第3のN型MOSトランジスタN1、N2、N3と、第1〜第4のP型MOSトランジスタP1、P2、P3、P4と、第1と第2のチャージコンデンサC1、C2と、駆動回路2と、スイッチ制御回路3とによって構成している。
直列に接続された第1のN型MOSトランジスタN1と第1のP型MOSトランジスタP1と、同じく直列に接続された第2のN型MOSトランジスタN2と第2のP型MOSトランジスタP2とは、第3のP型MOSトランジスタP3を介して直列に接続されている。
このうち、第1と第2のN型MOSトランジスタN1、N2及び第1と第2のP型MOSトランジスタP1、P2の各ゲートは駆動回路2に接続されており、この駆動回路2から入力される駆動信号Sdに基づいて第1及び第2のN型MOSトランジスタN1、N2と、第1及び第2のP型MOSトランジスタP1、P2とが交互にオン状態となるように制御される。
このように、第1と第2のN型MOSトランジスタN1、N2及び第1と第2のP型MOSトランジスタP1、P2は、このチャージポンプ回路1の充放電を行う際の充放電スイッチとして機能するものである。
また、第3のP型MOSトランジスタP3のゲートは、スイッチ制御回路3に接続されており、このスイッチ制御回路3から入力されるスイッチ制御信号Scに基づいてオン状態とオフ状態とを切替えるように制御される。
この第3のP型MOSトランジスタP3は、第1のチャージコンデンサC1に充電を行う際に、充電電流の通電と遮断とを切替えるイネーブルスイッチとして機能するものである。
また、第1のN型MOSトランジスタN1のソースは接地されており、第2のP型MOSトランジスタP2のソースは、第3のN型MOSトランジスタN3のドレインに接続されている。
また、直列に接続された第1のP型MOSトランジスタP1と第3のP型MOSトランジスタP3と第2のN型MOSトランジスタN2と並列に、第1のチャージコンデンサC1が接続されている。
そして、第1のP型MOSトランジスタP1と第3のP型MOSトランジスタP3との接続点には、電源電圧Vinが印加されている。
さらに、このチャージポンプ回路1では、第3のP型MOSトランジスタP3と並列に第4のP型MOSトランジスタP4が接続されており、この第4のP型MOSトランジスタP4のドレインにも電源電圧Vinが印加されている。
そして、この第4のP型MOSトランジスタP4は、ゲートに入力されるイネーブル信号ENに基づいてオン状態とオフ状態とを切替えるように制御される。
特に、この第4のP型MOSトランジスタP4は、第3のP型MOSトランジスタP3よりもトランジスタサイズの小さいP型MOSトランジスタにより構成することによって、オン状態のときに第3のP型MOSトランジスタP3に流れる充電電流よりも小さい初期充電電流が流れるようにしている。
そして、この第4のP型MOSトランジスタP4は、チャージポンプ回路1が動作を開始すると同時にオフ状態からオン状態に切替わる初期充電スイッチとして機能する。
また、このチャージポンプ回路1の出力側には、第2のチャージコンデンサC2が接続されている。
そして、この第2のチャージコンデンサC2は、充電が開始されると、現在充電されている電荷に応じて出力電圧Voutを出力するとともに、この出力電圧Voutをスイッチ制御回路3に印加するようにしている。
スイッチ制御回路3は、イネーブル信号ENがLow状態(アクティブ状態)であり、かつ、出力電圧Voutが所定の電圧よりも高くなったことによって第2のチャージコンデンサC2に所定量の電荷が充電されたことを検出した場合に、第3のP型MOSトランジスタP3をオン状態にするスイッチ制御信号Scを生成するようにしている。
第3のN型MOSトランジスタN3は、ドレインが第2のチャージコンデンサC2に接続されており、ソースが接地されている。
そして、チャージポンプ回路1が動作を停止している期間は、ゲートに入力されるイネーブル信号ENに基づいてオン状態となり、第2のチャージコンデンサC2に充電されている電荷を全て放電することにより出力電圧Voutを0Vに固定するようにしている。
以下に、このチャージポンプ回路1の動作について、図2に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
チャージポンプ回路1が動作を停止している期間では、Highレベルのイネーブル信号EN(非アクティブ状態のイネーブル信号EN)がスイッチ制御回路3と、第4のP型MOSトランジスタP4と、第3のN型MOSトランジスタN3とに入力される。
このとき、イネーブル信号ENがHighレベルであるため、第3のN型MOSトランジスタN3はオン状態となり、第4のP型MOSトランジスタP4はオフ状態となる。
そのため、第2のチャージコンデンサC2に充電されている電荷は全て放電されて出力電圧Voutが0V固定されるとともに、第4のP型MOSトランジスタP4では初期充電電流が遮断されている状態となっている。
このとき、スイッチ制御回路3は、第2のチャージコンデンサC2に充電されている電荷量に応じた出力電圧Voutを逐次検出しており、ここでは、第2のチャージコンデンサC2が完全に放電されている状態であるため、Highレベルのスイッチ制御信号Sc(非アクティブ状態のスイッチ制御信号Sc)を第3のP型MOSトランジスタP3に入力する。
第3のP型MOSトランジスタP3は、入力されるスイッチ制御信号ScがHighレベルであるためオフ状態となり、充電電流が遮断されている状態となっている。
その後、イネーブル信号ENがHighレベルからLowレベル(アクティブ状態)に切替わると同時に、このチャージポンプ回路1は動作を開始する。
イネーブル信号ENがHighレベルからLowレベルに切替わったことによって、第4のP型MOSトランジスタP4がオン状態になり、この第4のP型MOSトランジスタP4に初期充電電流が通電される。なお、このとき第3のN型MOSトランジスタN3はオフ状態を保持している。
特に、この第4のP型MOSトランジスタP4は、上記したように、第3のP型MOSトランジスタP3よりもトランジスタサイズの小さいP型MOSトランジスタにより構成しているため、この第4のP型MOSトランジスタP4には、比較的小さな初期充電電流が流れるようになっている。
また、イネーブル信号ENがHighレベルからLowレベルに切替わると同時に駆動回路2は、第1と第2のP型MOSトランジスタP1、P2及び第1と第2のN型MOSトランジスタN1、N2のそれぞれに、所定のタイミングでHighレベルとLowレベルとに切替わる駆動信号Sdを入力する。
なお、この駆動信号Sdは、Highレベルのときに第1及び第2のN型MOSトランジスタN1、N2がアクティブ状態になるとともに、第1及び第2のP型MOSトランジスタP1、P2が非アクティブ状態になる。一方、この駆動信号SdがLowレベルのときに第1及び第2のN型MOSトランジスタN1、N2が非アクティブ状態になるとともに、第1及び第2のMOSトランジスタP1、P2がアクティブ状態になる。
この駆動信号Sdの入力により、まず、第1と第2のP型MOSトランジスタP1、P2がオフ状態になると同時に、第1と第2のN型MOSトランジスタN1、N2がオン状態になる。
ここで、第1のチャージコンデンサC1は、第4のP型MOSトランジスタP4と第2のN型MOSトランジスタN2とを介して通電される初期充電電流により初期充電電圧に充電される。
このとき、第2のN型MOSトランジスタN2及び第2のP型MOSトランジスタP2には寄生ダイオードが形成されているため、初期充電電流が第2のチャージコンデンサC2にも通電されることとなるが、上記したように、この初期充電電流は、第3のP型MOSトランジスタP3を流れる充電電流よりも小さい電流であるため電源電圧の一時的な低下を招くことがない。
また、第1のチャージコンデンサC1に関しても、同じく比較的小さい初期充電電流により充電が開始されるため、電源電圧の一時的な低下を招くことがない。
その後、スイッチ制御回路3は、この初期充電電流の通電により第2のチャージコンデンサC2に所定量の電荷が充電されたことを出力電圧Voutに基づいて検出すると、第3のP型MOSトランジスタP3に入力しているスイッチ制御信号ScをHighレベルからLowレベル(アクティブ状態)へ切替える。
第3のP型MOSトランジスタP3は、このスイッチ制御信号Scに基づいてオン状態になり、比較的大きな充電電流を通電する。
このとき、第1のチャージコンデンサC1は、この充電電流の通電により瞬時に電源電圧Vinに充電されるが、予め初期充電されている状態で充電電流が通電されるため、電源電圧の一時的な低下を招くことがない。
また、第2のチャージコンデンサにも、第3のP型MOSトランジスタP3と、第2のN型MOSトランジスタN2及び第2のP型MOSトランジスタP2に形成される寄生ダイオードとを介して充電電流が通電されるが、この第2チャージコンデンサC2も、既に所定量の電荷が充電された状態であるため、電源電圧Vinの一時的な低下を招くことがない。
その後、駆動信号Sdに基づいて第1と第2のP型MOSトランジスタP1、P2がオン状態になると同時に、第1と第2のN型MOSトランジスタN1、N2がオフ状態になる。
ここで、電源電圧Vinに充電されている第1のチャージコンデンサC1には、オン状態となっている第1のP型MOSトランジスタP1を介して充電電流が通電される。
こうして、この第1のチャージコンデンサC1は、先に充電された電源電圧Vinに、電源電圧Vinが加えられることとなり、電源電圧Vinの2倍に昇圧された電圧になる。
その後、駆動回路2により第1及び第2のN型MOSトランジスタN1、N2と第1及び第2のP型MOSトランジスタP1、P2とのオンとオフとの動作を繰り返し行うことによって、第2のチャージコンデンサC2に、この電源電圧Vinの2倍の電圧に対応した充電電流が通電される。
これにより、第2のチャージコンデンサC2は、電源電圧Vinの2倍の電圧に充電され、出力電圧Voutが電源電圧Vinの2倍になるように制御される。
このように、本発明に係るチャージポンプ回路1は、予め第1と第2のチャージコンデンサC1、C2をイネーブルスイッチに流れる充電電流よりも小さい初期充電電流によって初期充電した後に昇圧動作を行うようにしているため、チャージポンプ回路1の動作開始時に、電源電圧Vinが一時的に低下することを抑制することができる。
本発明に係るチャージポンプ回路を示す回路図である。 同チャージポンプ回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のチャージポンプ回路を示す回路図である。
符号の説明
1 チャージポンプ回路
N1 第1のN型MOSトランジスタ
N2 第2のN型MOSトランジスタ
N3 第3のN型MOSトランジスタ
P1 第1のP型MOSトランジスタ
P2 第2のP型MOSトランジスタ
P3 第3のP型MOSトランジスタ
P4 第4のP型MOSトランジスタ
C1 第1のチャージコンデンサ
C2 第2のチャージコンデンサ
2 駆動回路
3 スイッチ制御回路
Vin 電源電圧
Vout 出力電圧
Sd 駆動信号
Sc スイッチ制御信号
EN イネーブル信号

Claims (2)

  1. チャージコンデンサを充電する充電電流の通電と遮断とを切替えるためのイネーブルスイッチを有するチャージポンプ回路において、
    前記チャージコンデンサの充電開始時に、前記イネーブルスイッチを介して前記チャージコンデンサに通電される前記充電電流よりも小さい電流で前記チャージコンデンサを充電する初期充電回路を有することを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 前記初期充電回路は、前記イネーブルスイッチと並列に接続され、前記充電電流よりも小さい電流が流れる初期充電スイッチと、この初期充電スイッチがオン状態にされたことにより前記チャージコンデンサに所定量の電荷が充電されたことを検出した後に、前記イネーブルスイッチをオン状態にするスイッチ制御回路とを有することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
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