JP2006060810A - 乗物におけるオーディオ信号構成のためのサウンド処理システム - Google Patents

乗物におけるオーディオ信号構成のためのサウンド処理システム Download PDF

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Abstract


【課題】 オーディオ出力の周波数範囲を好適に最大にするためのサウンドプロセッサを提供する。
【解決手段】 少なくとも1つのスピ−カーを駆動するために利用可能な少なくとも1つのオーディオ信号は、仮想出力信号とリアルオーディオ入力信号の結合を用いて形成され得る。仮想出力信号は、リアルオーディオ入力信号と結合される前に、後処理され得て、オーディオ信号の所定周波数範囲を形成する。オーディオ信号は、リアルオーディオ入力信号と後処理された仮想出力信号を混合することによって生成され得る。代替に、オーディオ信号は、リアルオーディオ出力信号を形成するためにリアルオーディオ入力信号を混合し、リアルオーディオ出力信号と後処理された仮想出力信号を合計することで形成され得る。混合は、サウンドプロセッサ(402)に含まれるクロスバーミキサー(302)を用いて実行され得る。
【選択図】 図4

Description

本発明書類は2001年5月7日に出願された米国特許出願シリアル番号09/850、500の一部継続出願である。上記の特許出願の開示はここに援用される。
本発明は一般的にサウンド処理システムに関連する。より特定的に、本発明は、オーディオ出力の周波数範囲を最大にするため、乗物においてスピ−カーを駆動するためにオーディオ信号を構成するサウンド処理システムに関連する。
オーディオまたはサウンドシステム設計は、多くのさまざまな要素を考慮に入れる必要がある。位置、スピーカーの数、それぞれのスピーカーの周波数応答、および他の要素が通常設計の際に考慮に入れられる。いくつかの要素はその他の要素よりも乗物内などのさまざまな適用の設計において言及されることが多い。たとえば、乗物のインストルメント・パネルに設置されるスピーカーの望ましい周波数応答は通常、後部ドアパネルのより低い部分に設置されるスピーカーの望ましい周波数応答と異なる。他の要素もまたより言及され得る。
音質に対する消費者の期待は増大している。乗物内等のいくつかの適用において、音質に対する消費者の期待は過去10年間で格段に増大した。消費者は今日、乗物内において高音質サウンドシステムを期待している。可能性のあるオーディオソースの数もまた増大し、ラジオ(AM、FM、衛星)、CD(compact disc)およびその派生商品、DVD(digital video disc)およびその派生商品、スーパーオーディオCD(SACD)およびその派生商品、テーププレーヤなどを含む。また、これらの要素のオーディオ品質は重要な特徴である。さらに、多くの乗物のオーディオシステムは高度な信号処理技術を用いてリスニング環境をカスタマイズする。いくつかの乗物のオーディオシステムは、ホームシアターシステムに提供されているサラウンドサウンドシステムに類似のオーディオまたはサウンド処理を組み込んでいる。
多くのデジタルサウンド処理フォーマットは直接エンコーディングおよび5つ以上の別々のチャンネルの再生を支持する。しかしながら、多くの記録済み材料は従来的な2チャンネルステレオモードで提供される。マトリクスサウンドプロセッサは、通常左右の入力信号の一対からの4つ以上の出力信号を合成する。多くのシステムは、中心、左前方、右前方、左周辺、右周辺の5つのチャンネルを有する。いくつかのシステムは、中心、左前方、右前方、左側、右側、左後方、右後方の7つ以上のチャンネルを有する。分離したサブウーファーなどの他の出力もまた含まれ得る。
一般的に、マトリクスデコーダは入力オーディオ信号のさまざまな組み合わせをN×2または他のマトリクスで数学的に記すかまたは表し、その場合、Nは望ましい出力の数である。マトリクスは通常2Nマトリクス係数を含み、これは特定の出力信号に対して左および/または右入力オーディオ信号の比率を限定する。典型的に、これらのサラウンドサウンドプロセッサは係数のM×Nマトリクスを用いてM入力チャンネルをN出力チャンネルに変換することができる。
乗物内のリスニング環境などの多くのオーディオ環境は、ホームシアター環境とは著しく異なる。大半のホームシアターシステムは乗物内のさらなる複雑性で動作するように設計されていない。複雑性は、交通騒音、風騒音などの外部の音の複雑性を含む。さらに、乗物リスニング環境は、さまざまな周波数応答範囲を有するスピ−カーと結合している非最適スピ−カー配置を有し得る。乗物および同様の環境は、ホームシアターシステムを含む部屋よりも典型的に限定されている。乗物でのスピ−カーは通常聞き手により近い。典型的に、聞き手からほぼ同じ距離にそれぞれのスピ−カーを設置することは比較的容易であるホームシアターまたは同様の環境と比べて、聞き手に関してスピ−カー設置に対する制御ができない。
その一方、前および後座席位置およびスピ−カーを含み得るドアならびにキックパネル、ダッシュボード、柱、他の内部乗物表面への近接を考慮する場合、乗物においてそれぞれのスピ−カーを聞き手から同じ距離に設置することはほぼ不可能である。乗物において、音が聞き手に到達する前に分散するのに利用可能な短距離を考慮するとこれらの設置制限は問題がある。さらに、設置制限はまた、設置されているスピ−カーの大きさおよび周波数範囲の最適な範囲を規定できる。従って、サウンド処理システムが必要とされる。そのサウンド処理システムは、スピ−カー位置を補償でき、また、乗物内でオーディオ出力の周波数範囲を最適化するために乗物内で動作条件が変化する状況でそれぞれの周波数範囲内でスピ−カーを駆動するための信号を提供することができる。
本発明は、少なくとも1つの仮想出力チャンネルに少なくとも1つの仮想出力信号を生成するため、リアルオーディオ入力信号を混合するために構成されるサウンドプロセッサを含むサウンド処理システムを提供する。さらに、サウンドプロセッサは、リアルオーディオ入力信号と仮想出力信号の少なくとも一方を用いてリアルオーディオ出力チャンネルにリアルオーディオ出力信号を生成するために構成される。
リアルオーディオ出力信号は、オーディオ信号として出力信号線に提供され得る。オーディオ信号は増幅され得て、スピ−カーなどのトランスデューサを駆動するために用いられ得て、乗物内のオーディオ出力の周波数範囲を最大にするオーディオ出力を生成する。
サウンドプロセッサは、プリプロセッサブロックおよび混合ブロックを含む。プリプロセッサブロックは入力リアルオーディオ入力信号を処理し得て、前処理されたリアルオーディオ入力信号を混合ブロックに提供する。混合ブロックは、クロスバーミキサー(すなわちクロスバーマトリクスミキサー)および後処理装置を含む。
クロスバーミキサーは、リアルオーディオ出力信号および出力として少なくとも1つの仮想出力信号を生成するために構成可能である。クロスバーミキサーは、1つ以上のリアルオーディオ入力信号を混合または結合することによって仮想出力信号を形成し得る。リアルオーディオ出力信号はまた、1つ以上のリアルオーディオ入力信号を混合または結合することでクロスバーミキサーによって形成され得る。代替に、クロスバーミキサーは、仮想出力信号と1つ以上のリアルオーディオ入力信号を混合することでリアルオーディオ出力信号を形成し得る。1つ以上のリアルオーディオ入力信号および/または1つ以上の他の仮想出力信号の混合に基づいて、クロスバーミキサーはまた複数の仮想出力信号を生成するために構成され得る。
ポストプロセッサブロックは、リアルポストプロセッサブロックおよび仮想ポストプロセッサブロックを含み得て、リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号をそれぞれ処理する。リアルポストプロセッサブロックおよび仮想ポストプロセッサブロックによる処理は、リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号それぞれのフィルタ処理、遅延などを含み得る。
クロスバーミキサーがリアルオーディオ入力信号と仮想出力信号を混合するために構成され、リアルオーディオ出力信号を形成する場合、仮想ポストプロセッサブロックは仮想出力信号を処理し得て、フィードバックチャンネルにフィードバック入力信号を生成する。フィードバック入力信号は入力としてクロスバーミキサーに提供され得る。クロスバーミキサーはフィードバック入力信号と1つ以上のリアルオーディオ入力信号を混合し得て、1つ以上のリアルオーディオ出力信号を形成する。リアルオーディオ出力信号はそれから後処理され得て、オーディオ信号としてスピ−カーを駆動するために提供され得る。
クロスバーマトリクスミキサーがリアルオーディオ入力信号を混合し、リアルオーディオ出力信号を形成する場合、リアルオーディオ出力信号はリアルポストプロセッサを用いて後処理され得る。さらに、仮想出力信号は仮想プロセッサブロックを用いて後処理され得る。後処理に続いて、後処理ブロックにまた含まれる1つ以上の加算器を用いてリアルオーディオ出力信号と仮想出力信号は結合され得る。加算器は、後処理された仮想出力信号と1つ以上の後処理されたリアルオーディオ出力信号を合計し得て、スピ−カーを駆動するのに利用可能なオーディオ信号を形成する。
ポストプロセッサブロックはまた信号振幅制御ブロックを含み得る。信号振幅制御ブロックは、仮想出力信号および/またはリアルオーディオ出力信号の、ゾーン制御および/またはボリューム制御を提供し得る。ゾーン制御はバランスおよびフェード制御を含み得る。
いくつかの適用において、サウンドプロセッサは低音加算機能を提供し得て、オーディオ出力の周波数範囲を最大にする。低音加算機能は、1つ以上のリアルオーディオ入力信号からの仮想出力信号を形成すること、また、仮想ポストプロセッサブロックを用いて仮想出力信号をフィルタ処理し、この場合は低周波数範囲信号である所定の周波数範囲を抽出することによって実行され得る。後処理された仮想出力信号はそれからリアルオーディオ出力信号に含まれ得る。
後処理された仮想出力信号はサウンドプロセッサによって次のように含まれ得る:スピ−カーを駆動するのに利用可能な1つ以上のオーディオ信号が減衰されない場合、仮想出力信号はオーディオ信号として依然提供され、減衰されたオーディオ信号の対象となるスピ−カーを駆動する。たとえば、信号振幅制御ブロックに含まれるゾーン制御が調節され、低音スピーカーである右後部スピ−カーをフェードする場合、右後部スピ−カーに提供されるオーディオ信号はフィードバック入力信号(または後処理された仮想出力信号)以外減衰され得る。従って、比較的低周波数オーディオ出力を生成するための唯一の仮想出力信号であるオーディオ信号によって、右後部スピ−カーが駆動され得る。
仮想出力信号は、それぞれの他のスピ−カーを駆動するのに依然利用可能な残りの非減衰オーディオ信号を生成する同じリアルオーディオ入力信号から生成される。このように、1つ以上の残りの非減衰オーディオ信号の所定周波数範囲は、右後部スピ−カーを駆動するオーディオ信号である。
他の適用において、サウンドプロセッサは、複数のトランスデューサを含む単一のスピ−カーを駆動するために用いられる単一のオーディオ信号の異なる周波数帯域に別の処理を提供し得る。たとえば、駆動される単一のスピ−カーは、低音スピ−カーのような低周波数トランスデューサおよび高音スピ−カーのような高周波数トランスデューサを含み得る。1つ以上のリアルオーディオ入力信号は処理され得て、1つ以上のリアルオーディオ出力信号および1つ以上の仮想出力信号を生成する。リアルオーディオ出力信号は、低周波数範囲のような所定の周波数範囲にフィルタ処理され得て、低音スピ−カーのようなトランスデューサを駆動する。仮想出力信号は、高周波数範囲のような所定の周波数範囲にフィルタ処理され得て、高音スピ−カーのようなトランスデューサを駆動する。リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号は別々に後処理され得る。後処理は、異なる遅延の実行を含み得る。後処理に続いて、リアルオーディオ出力信号と仮想出力信号は結合され得て、1つのオーディオ信号として1つのチャンネルに提供され得て、低音スピ−カーおよび高音スピ−カーのような複数のトランスデューサを含む単一のスピ−カーを駆動する。
異なる周波数帯域の別の処理が用いられ得て、オーディオ信号における異なる所定の周波数範囲の位相関係を制御する。従って、ユーザーのリスニング経験への影響が実行され得て、トランスデューサから発せられる可聴音の発生点などが別々に調節され得る。さらに、所定周波数帯域がユーザーに到達するタイミングが調整され得る。スピ−カーによって生成される音響信号の他の増大および調整もまた、スピ−カーを駆動するために用いられるオーディオ信号の周波数帯域間の位相遅延の別で無関係な調節によって提供され得る。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
第1のリアルオーディオ信号の所定周波数信号を獲得するために第1のリアルオーディオ信号をフィルタ処理するために構成される混合ブロックを備え、
該混合ブロックは、スピ−カーを駆動するために利用可能なオーディオ信号を生成するため、該第1のリアルオーディオ信号の該所定周波数範囲と第2のリアルオーディオ信号を結合するために構成され、
該第1のリアルオーディオ信号の該所定周波数範囲が該第2のリアルオーディオ信号の周波数範囲のサブセットである、サウンドプロセッサ。
(項目2)
上記混合ブロックが、上記第1のリアルオーディオ信号の上記所定周波数範囲と上記第2のリアルオーディオ信号を混合するために構成されるクロスバーミキサーを備える、項目1に記載のサウンドプロセッサ。
(項目3)
上記第1および第2のリアルオーディオ信号は複数のリアルオーディオ入力信号であって、上記クロスバーミキサーは、上記オーディオ信号を生成するために、該リアルオーディオ入力信号の少なくとも1つと少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号の所定周波数範囲とを混合するために構成される、項目2に記載のサウンドプロセッサ。
(項目4)
上記第1のリアルオーディオ信号は少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号であって、上記混合ブロックはクロスバーミキサーおよび加算器(summer)を備え、該クロスバーミキサーは上記第2のリアルオーディオ信号を混合するために構成され、該加算器は、上記オーディオ信号を生成するために、該第2のリアルオーディオ信号と該第1のリアルオーディオ信号の上記所定周波数範囲を結合するために構成される、項目1に記載のサウンドプロセッサ。
(項目5)
信号減衰調節を提供し、上記オーディオ信号が上記第1のリアルオーディオ信号の上記所定周波数範囲のみを含むように調整され得るようにするために構成されるゾーン制御をさらに備える、項目1に記載のサウンドプロセッサ。
(項目6)
上記オーディオ信号の上記第2のリアルオーディオ信号部分の減衰を可能にし、該オーディオ信号が上記第1のリアルオーディオ信号の上記所定周波数範囲のみを含むようにするように構成されるゾーン制御をさらに備える、項目1に記載のサウンドプロセッサ。
(項目7)
上記オーディオ信号の調整を可能にし、上記第2のリアルオーディオ信号が減衰される場合、該オーディオ信号は上記第1のリアルオーディオ信号の上記所定周波数範囲のみを含むようにするために構成されるゾーン制御をさらに備える、項目1に記載のサウンドプロセッサ。
(項目8)
上記第1のリアルオーディオ信号は、加算された所定周波数範囲を獲得するために上記混合ブロックによって加算され(summed)、フィルタ処理される複数のリアルオーディオ入力信号である、項目1に記載のサウンドプロセッサ。
(項目9)
上記加算された所定周波数範囲が約100ヘルツより小さい、項目8に記載のサウンドプロセッサ。
(項目10)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
第1の所定周波数範囲および第2の所定周波数範囲へのリアルオーディオ入力信号を分離するために構成された混合ブロックを備え、
該混合ブロックは、該第2の所定周波数範囲と関係なく該第1の所定周波数範囲をフィルタ処理するために構成され、
該混合ブロックは、スピ−カーを駆動する利用可能なオーディオ信号を生成するために、該第1および第2の所定周波数範囲を再結合するために構成される、サウンドプロセッサ。
(項目11)
上記第1の所定周波数範囲が上記第2の所定周波数範囲と異なる周波数範囲である、項目10に記載のサウンドプロセッサ。
(項目12)
上記第1の所定周波数範囲が上記オーディオ信号の周波数範囲の一部であり、上記第2の所定周波数範囲が該オーディオ信号の周波数範囲の残りの部分である、項目10に記載のサウンドプロセッサ。
(項目13)
上記オーディオ信号が単一のオーディオ信号で、上記スピ−カーが単一のスピ−カーである、項目10に記載のサウンドプロセッサ。
(項目14)
上記第1の所定周波数範囲がリアルオーディオ出力信号で、上記第2の所定周波数範囲が仮想オーディオ出力信号である、項目10に記載のサウンドプロセッサ。
(項目15)
上記スピ−カーが第1のトランスデューサおよび第2のトランスデューサを含み、上記第1の所定周波数範囲は該第1のトランスデューサを駆動するために構成され、上記第2の所定周波数範囲は該第2のトランスデューサを駆動するために構成される、項目10に記載のサウンドプロセッサ。
(項目16)
上記混合ブロックはクロスバーミキサー、ポストプロセッサ、加算器を備え、該クロスバーミキサーは上記リアルオーディオ入力信号を分離するために構成され、該ポストプロセッサは上記第1および第2の所定周波数範囲を異なって遅延するために構成され、加算器は該第1および第2の所定周波数範囲を再結合するために構成される、項目10に記載のサウンドプロセッサ。
(項目17)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
リアルオーディオ入力信号を受信し、処理するために構成される前処理ブロックと、
リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号を生成するために前処理された該リアルオーディオ入力信号を受信し、混合するために構成されるクロスバーミキサーと、
該リアルオーディオ出力信号および該仮想出力信号を受信し、処理するために構成される後処理ブロックとを備え、
該後処理ブロックは、該仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するために該仮想出力信号をフィルタ処理するために構成され、
後処理された仮想出力信号は、スピ−カーを駆動するためオーディオ信号を形成するために、該リアルオーディオ入力信号または該後処理されたリアルオーディオ出力信号のいずれかと結合される、サウンドプロセッサ。
(項目18)
上記後処理ブロックは、上記リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するために該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために構成される、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目19)
上記スピ−カーは第1のトランスデューサおよび第2のトランスデューサを含み、上記オーディオ信号の後処理された仮想出力信号部分は該第1のトランスデューサを駆動するために構成され、該オーディオ信号の後処理されたオーディオ出力信号部分は該第2のトランスデューサを駆動するために構成される、項目18に記載のサウンドプロセッサ。
(項目20)
上記リアルオーディオ入力信号が右および左のリアルオーディオ入力信号を備える、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目21)
上記クロスバーミキサーが、フィードバック入力信号として上記後処理された仮想出力信号を受信するように構成され、該後処理された仮想出力信号と上記リアルオーディオ入力信号を混合するためにさらに構成される、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目22)
上記後処理ブロックと結合された加算器をさらに備え、該加算器が上記後処理された仮想出力信号と上記後処理されたオーディオ出力信号を結合するために構成される、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目23)
信号振幅制御ブロックをさらに備え、上記リアルオーディオ入力信号または上記後処理されたリアルオーディオ出力信号が該信号振幅制御ブロックによって減衰され得て、上記後処理された仮想出力信号のみが用いられて上記スピ−カーを駆動するための上記オーディオ信号を形成する、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目24)
上記リアルオーディオ入力信号は複数の固定レベルのリアルオーディオ入力信号であり、上記信号振幅制御ブロックは、上記後処理されたリアルオーディオ出力信号のボリューム、フェードおよびバランスの制御、および上記後処理された仮想出力信号のボリューム制御のみを提供するために構成される、項目23に記載のサウンドプロセッサ。
(項目25)
上記リアルオーディオ入力信号は複数の固定レベルのリアルオーディオ入力信号であり、上記信号振幅制御ブロックは、上記後処理されたリアルオーディオ出力信号および上記後処理された仮想出力信号のボリューム、フェードおよびバランスの制御を提供するために構成される、項目23に記載のサウンドプロセッサ。
(項目26)
上記リアルオーディオ入力信号は複数の固定レベルのリアルオーディオ入力信号であり、上記信号振幅制御ブロックは、上記前処理の一部として該リアルオーディオ入力信号のみの上記フェードおよびバランスを制御するために構成され、また、上記後処理されたリアルオーディオ出力信号の上記ボリュームを制御するために構成される、項目23に記載のサウンドプロセッサ。
(項目27)
ボリュームおよびゾーン制御を有する信号振幅制御ブロックをさらに備え、上記後処理されたリアルオーディオ出力信号および上記後処理された仮想出力信号は該信号振幅制御ブロックによって別々に制御可能である、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目28)
信号振幅制御ブロックをさらに備え、上記オーディオ出力は、前方のスピ−カーを駆動するのに利用可能な前方のオーディオ出力および後部のスピ−カーを駆動するのに利用可能な後部オーディオ出力を備え、該信号振幅制御ブロックは該後部のオーディオ出力をフェードするために調整可能なように構成され、上記後処理された仮想出力信号のみが該後部スピ−カーを駆動するのに利用可能であるようにする、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目29)
信号振幅制御ブロックをさらに備え、上記オーディオ出力が、前方のスピ−カーを駆動するのに利用可能な前方オーディオ出力および後部のスピ−カーを駆動するのに利用可能な後部オーディオ出力を備え、該信号振幅制御ブロックは該前方オーディオ出力を該後部オーディオ出力にフェードするために調節可能なように構成され、上記後処理された仮想出力信号のみが該前方スピ−カーを駆動するのに利用可能であるようにする、項目17に記載のサウンドプロセッサ。
(項目30)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
第1のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成するために使用可能である第1のリアルオーディオ出力信号を形成するために構成されるクロスバーミキサーと、
第2のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成するために使用可能である第2のリアルオーディオ出力信号を形成するためにまた構成される該クロスバーミキサーと、
それぞれのサウンドゾーンにおいて該第1および第2のそれぞれのリアルオーディオ出力信号の信号強度を制御するために調節可能であるゾーン制御とを備え、
該クロスバーミキサーは、該第2のリアルオーディオ出力信号を有する該第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を含むために構成され、該ゾーン制御が該第2のリアルオーディオ出力信号のみの該信号強度を最小にするために調整される場合、該第1のリアルオーディオ出力信号の該所定周波数範囲は該第2のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成するのに利用可能である、サウンドプロセッサ。
(項目31)
上記クロスバーミキサーは入力として複数のリアルオーディオ入力信号を受信するように構成され、該リアルオーディオ入力信号は、上記第1のリアルオーディオ出力信号および該第1のリアルオーディオ出力信号の上記所定周波数範囲を形成するために、所定のゲインを用いて該クロスバーミキサーによって混合される、項目30に記載のサウンドプロセッサ。
(項目32)
上記第1のリアルオーディオ出力信号の上記所定周波数範囲は、上記第2のリアルオーディオ出力信号を生成するために上記クロスバーミキサーによってリアルオーディオ入力信号の少なくとも1つと混合される、項目31に記載のサウンドプロセッサ。
(項目33)
上記クロスバーミキサーと結合している後処理装置をさらに備え、該後処理装置が、入力信号として該クロスバーミキサーへの上記第1のリアルオーディオ出力信号の上記所定周波数範囲を抽出し、提供するために構成される、項目30に記載のサウンドプロセッサ。
(項目34)
上記第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は、上記クロスバーミキサーに提供されるフィードバック入力信号である、項目30に記載のサウンドプロセッサ。
(項目35)
上記ゾーン制御は、上記第1および第2のリアルオーディオ出力信号のバランスおよびフェード制御を実行するために構成される、項目30に記載のサウンドプロセッサ。
(項目36)
上記第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は、上記第2のリアルオーディオ出力信号の周波数範囲の一部である、項目30に記載のサウンドプロセッサ。
(項目37)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
第1のオーディオ信号は第1のスピ−カーを駆動するために使用可能であって、第2のオーディオ信号は第2のスピ−カーを駆動するために使用可能である、第1のオーディオ信号と第2のオーディオ信号を混合するために構成されるクロスバーミキサーと、
該第1のオーディオ信号または該第2のオーディオ信号またはその結合のうち少なくとも1つの所定周波数範囲を形成するために、該クロスバーミキサーを用いて動作可能である後処理ブロックと、
該所定周波数範囲と該第1のオーディオ信号および該第2のオーディオ信号の少なくとも1つと結合するために構成される加算器と、
該第1および第2それぞれのオーディオ信号の信号強度を制御するのに調節可能な信号振幅制御ブロックであって、該信号振幅制御ブロックは、含まれる該所定周波数範囲が減衰することなく該第1のオーディオ信号または該第2のオーディオ信号の少なくとも1つの信号振幅を減衰するために構成される、信号振幅制御ブロックと
を備える、サウンドプロセッサ。
(項目38)
上記クロスバーミキサーは入力として複数のリアルオーディオ入力信号を受信するように構成され、該リアルオーディオ入力信号は、上記第1のオーディオ信号、上記第2のオーディオ信号、上記所定周波数範囲を生成するために所定のゲインを用いて該クロスバーミキサーによって混合される、項目37に記載のサウンドプロセッサ。
(項目39)
上記加算器は、上記第1および第2のオーディオ信号ならびに上記所定周波数範囲を受信するために上記信号振幅制御ブロックと結合される、項目37に記載のサウンドプロセッサ。
(項目40)
上記ポストプロセッサは、上記第1のオーディオ信号および上記第2のオーディオ信号を後処理するために構成されたリアルポストプロセッサを備える、項目37に記載のサウンドプロセッサ。
(項目41)
上記クロスバーミキサーは仮想出力信号を混合するために構成され、該仮想出力信号は上記所定周波数範囲を形成するために上記後処理ブロックによって処理される、項目37に記載のサウンドプロセッサ。
(項目42)
上記クロスバーマトリクスは入力として複数のリアルオーディオ入力信号を受信するために構成され、該リアルオーディオ入力信号の少なくとも1つは上記仮想出力信号を形成するために該クロスバーミキサーによって混合される、項目41に記載のサウンドプロセッサ。
(項目43)
上記信号振幅制御ブロックがボリューム制御、フェード制御およびバランス制御を備える、項目37に記載のサウンドプロセッサ。
(項目44)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
第1のオーディオ信号は第1のスピ−カーを駆動するために利用可能であって、第2のオーディオ信号は第2のスピ−カーを駆動するために利用可能である、第1のオーディオ信号および第2のオーディオ信号を混合するための混合手段と、
該第1および第2それぞれのオーディオ信号の信号強度を調整するための制御手段とを備え、
該混合手段は、該第1のオーディオ信号と該第2の所定周波数範囲を結合するための結合手段を備え、該制御手段が該第2のオーディオ信号の信号振幅を最小にするために調整される場合、該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲が該第2のスピ−カーを駆動するのに利用可能である、サウンドプロセッサ。
(項目45)
上記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲と上記第2のオーディオ信号の周波数範囲が等しくない、項目44に記載のサウンドプロセッサ。
(項目46)
上記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲が上記第2のオーディオ信号の周波数範囲より小さい、項目44に記載のサウンドプロセッサ。
(項目47)
上記混合手段がクロスバーミキサーを備え、該クロスバーミキサーは上記第1のオーディオ信号と上記第2のオーディオ信号の所定周波数範囲を結合するために構成される、項目44に記載のサウンドプロセッサ。
(項目48)
上記混合手段が後処理ブロックを備え、上記クロスバーミキサーは上記第1および第2のオーディオ信号および仮想出力信号を形成するため、複数のリアルオーディオ入力信号を受信し、混合するために構成され、該仮想出力信号は、該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を形成するために該後処理ブロックによって処理される、項目47に記載のサウンドプロセッサ。
(項目49)
上記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲がフィードバック入力信号として上記クロスバーミキサーに提供され、該クロスバーミキサーは、該第1のオーディオ信号および上記第2のオーディオ信号の所定周波数範囲の結合を形成するために、該フィードバック入力信号と少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号を混合するために構成される、項目48に記載のサウンドプロセッサ。
(項目50)
上記結合手段が加算器であって、該加算器は、上記第1のオーディオ信号と上記第2のオーディオ信号の所定周波数範囲を結合するために構成される、項目44に記載のサウンドプロセッサ。
(項目51)
上記混合手段がクロスバーミキサーおよび後処理ブロックを備え、該クロスバーミキサーが上記第1のオーディオ信号および上記第2のオーディオ信号を形成するために構成され、該後処理ブロックは、該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を形成するため、該第1のオーディオ信号を後処理をするために構成される、項目50に記載のサウンドプロセッサ。
(項目52)
上記混合手段が、上記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を生成するために構成される第1のフィルタおよび第2のフィルタを備え、該第1のフィルタは、およそ100ヘルツの中心周波数を有するローパスフィルタである該第2のフィルタを用いて協働して動作可能な約20ヘルツの中心周波数を有するハイパスフィルタである、項目44に記載のサウンドプロセッサ。
(項目53)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
上記クロスバーミキサーに供給可能なリアルオーディオ入力信号からの仮想出力信号およびリアルオーディオ出力信号を生成するために構成されるクロスバーミキサーと、
該リアルオーディオ出力信号を処理するために構成可能なリアル後処理ブロックと、
該仮想出力信号を処理するために構成可能な仮想後処理ブロックと、
スピ−カーを駆動する性能のあるオーディオ出力を形成するために該仮想出力信号と該リアルオーディオ出力信号を加算するために構成される加算器であって、該仮想出力信号および該リアルオーディオ出力信号は、該後処理ブロックによって処理された後で加算される、加算器と
を備える、サウンドプロセッサ。
(項目54)
上記リアル後処理ブロックおよび上記仮想後処理ブロックは、上記リアルオーディオ出力信号と上記仮想出力信号をそれぞれフィルタ処理するために構成可能である、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目55)
上記仮想後処理ブロックは、上記リアルオーディオ出力信号の周波数範囲のサブセットである上記仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該仮想出力信号をフィルタ処理するために構成される、項目54に記載のサウンドプロセッサ。
(項目56)
上記仮想後処理ブロックは上記仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該仮想出力信号をフィルタ処理するために構成され、上記リアル後処理ブロックは上記リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために構成される、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目57)
上記仮想出力信号の所定周波数範囲は上記スピ−カーに含まれる第1のトランスデューサの周波数応答であり、上記リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は該スピ−カーに含まれる第2のトランスデューサの周波数応答である、項目56に記載のサウンドプロセッサ。
(項目58)
上記仮想後処理ブロックは、第1の所定時間によって上記仮想出力信号を遅延するために構成され、上記リアル後処理ブロックは、該第1の所定時間遅延とは異なる第2の所定時間遅延によって上記リアルオーディオ出力信号を遅延するために構成される、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目59)
上記ポストプロセッサと上記加算器との間に結合される信号振幅制御ブロックをさらに備え、該信号振幅制御ブロックは、上記仮想出力信号を減衰することなく上記リアルオーディオ出力信号を減衰するために調節可能であるように構成される、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目60)
信号振幅制御ブロックをさらに備え、上記リアルオーディオ出力信号のボリューム、フェードおよびバランスと、上記仮想出力信号のボリュームのみが、該信号振幅制御ブロックを用いて制御可能である、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目61)
信号振幅制御ブロックをさらに備え、上記リアルオーディオ出力信号および上記仮想出力信号のボリューム、フェードおよびバランスは、該信号振幅制御ブロックを用いて制御可能である、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目62)
上記リアルオーディオ入力信号は複数のリアルオーディオ入力信号であり、スピ−カーを駆動する性能を有する上記オーディオ出力は、それぞれがそれぞれのスピ−カーを駆動する性能を有する等しい数のオーディオ出力である、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目63)
上記リアルオーディオ入力信号は第1の固定レベル入力および第2の固定レベル入力を備え、スピ−カーを駆動する性能を有する上記オーディオ出力は、それぞれのスピ−カーを駆動する性能を有する2つより大きなオーディオ出力を備える、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目64)
上記スピ−カーが第1のトランスデューサおよび第2のトランスデューサを備え、上記仮想出力信号は該第1のトランスデューサを駆動するため、所定周波数を獲得するために処理され、上記リアルオーディオ出力信号は該第2のトランスデューサを駆動するため、所定周波数範囲を獲得するために処理される、項目53に記載のサウンドプロセッサ。
(項目65)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
メモリ装置と、
リアルオーディオ入力信号を第1のリアルオーディオ出力信号と仮想出力信号に分けるために該メモリ装置に格納された命令と、
スピ−カーに含まれる第1のトランスデューサの周波数応答範囲を表す該リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
該スピ−カーに含まれる第2のトランスデューサの周波数応答範囲を表す該仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該仮想出力信号をフィルタ処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号を結合するためにメモリ装置に格納された命令と、
該スピ−カーを駆動するために、該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号の結合を利用可能にするために該メモリ装置に格納された命令と
を備える、サウンドプロセッサ。
(項目66)
上記リアルオーディオ出力信号と上記仮想出力信号のそれぞれに別々の位相遅延の無関係な割当を提供する上記メモリ装置に格納された命令をさらに備える、項目65に記載のサウンドプロセッサ。
(項目67)
上記フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と上記フィルタ処理された仮想出力信号の結合は、単一のオーディオチャンネルに提供されるオーディオ信号を形成する、項目65に記載のサウンドプロセッサ。
(項目68)
乗物のオーディオサウンド処理システムに使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
メモリ装置と、
第1のスピ−カーを駆動するため第1のオーディオ信号を処理し、第2のスピ−カーを駆動するため第2のオーディオ信号を処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を獲得するため、該第1のオーディオ信号をフィルタ処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
該第2のオーディオ信号が減衰される場合、該第2のスピ−カーが該所定周波数範囲によって駆動されるように、該第2のスピ−カーもまた駆動するため、該所定周波数範囲を処理するために該メモリ装置に格納された命令と
を備える、サウンドプロセッサ。
(項目69)
上記第2のオーディオ信号を形成するため、クロスバーマトリクスミキサーを用いて、上記所定周波数範囲とリアルオーディオ入力信号を混合するために上記メモリ装置に格納された命令をさらに備える、項目68に記載のサウンドプロセッサ。
(項目70)
加算器を用いて、上記所定周波数範囲と上記第2のオーディオ信号を加算するために上記メモリに格納された命令をさらに備える、項目68に記載のサウンドプロセッサ。
(項目71)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおけるサウンド処理の方法であって、該方法は、
第1のスピ−カーを駆動するため第1のオーディオ信号を処理し、第2のスピ−カーを駆動するため第2のオーディオ信号を処理することと、
該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を獲得するために該第1のオーディオ信号をフィルタ処理することと、
該第2のオーディオ信号が減衰される場合、該第2のスピ−カーが該所定周波数範囲によって駆動されるように、該第2のスピ−カーを駆動するために該所定周波数範囲を処理することと
を包含する、方法。
(項目72)
上記第1および第2のオーディオ信号を処理することは、第1および第2それぞれのスピ−カーを駆動するのに利用可能なオーディオ信号を形成するために所定のゲインにおいて該第1および第2のオーディオ信号の少なくとも1つを混合することを包含する、項目71に記載の方法。
(項目73)
上記第1のオーディオ信号のフィルタ処理は、該第1のオーディオ信号へのローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、およびその結合のうち少なくとも1つを適用することを包含する、項目71に記載の方法。
(項目74)
上記所定周波数範囲を処理することは、加算器を用いて、該所定周波数範囲と上記第2のオーディオ信号を加算することを包含する、項目71に記載の方法。
(項目75)
上記所定周波数範囲を処理することは、クロスバーミキサーを用いて、該所定周波数範囲と上記第2のオーディオ信号を混合することを包含する、項目71に記載の方法。
(項目76)
上記所定周波数範囲を処理することは、上記第2のオーディオ信号を形成するために、少なくとも1つのリアルオーディオ信号と該所定周波数範囲を混合することを包含する、項目71に記載の方法。
(項目77)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおけるサウンド処理の方法であって、該方法は、
第1のオーディオ信号を用いて第1のスピ−カーを駆動し、第2のオーディオ信号を用いて第2のスピ−カーを駆動することと、
該第1のスピ−カーを駆動することから該第1のオーディオ信号を取り除くことと、
該第2のオーディオ信号の低音成分を用いて該第1のスピ−カーを駆動し続けることと
を包含する、方法。
(項目78)
上記第1のオーディオ信号は右前方オーディオ信号および左前方オーディオ信号を包含し、上記第2のオーディオ信号は右後部オーディオ信号および左後部オーディオ信号を包含し、上記低音成分は該左および右後部オーディオ信号の結合の所定周波数範囲を包含する、項目77に記載の方法。
(項目79)
上記第1のオーディオ信号は右後部オーディオ信号および左後部オーディオ信号を含み、上記第2のオーディオ信号は右前方オーディオ信号および左前方オーディオ信号を含み、上記低音成分は該右および左前方オーディオ信号の結合の所定周波数範囲を含む、項目77に記載の方法。
(項目80)
上記第1のオーディオ信号は、右の第1のスピ−カーおよび左の第1のスピ−カーをそれぞれ駆動するために構成される右オーディオ信号および左オーディオ信号を含み、上記低音成分は、右および左それぞれのスピ−カーを駆動する周波数のそれぞれの所定範囲の右低音加算成分および左低音加算成分を含む、項目77に記載の方法。
(項目81)
上記第1のスピ−カーが前方スピ−カーであって、上記第2のスピ−カーが後部スピ−カーである、項目77に記載の方法。
(項目82)
上記第1のスピ−カーが後部スピ−カーであって、上記第2のスピ−カーが前方スピ−カーである、項目77に記載の方法。
(項目83)
乗物のオーディオサウンド処理システムにおけるサウンド処理方法であって、該方法は、
リアルオーディオ入力信号を第1のリアルオーディオ出力信号と仮想出力信号に分けることと、
スピ−カーに含まれる第1のトランスデューサの周波数応答の範囲を表す該リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するために、該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理することと、
該スピ−カーに含まれる第2のトランスデューサの周波数応答の範囲を表す該仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するために、該仮想出力信号をフィルタ処理することと、
該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号とを結合することと、
該スピ−カーを駆動するために、該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号との結合を利用可能にすることと
を包含する、方法。
(項目84)
上記リアルオーディオ出力信号および上記仮想出力信号をフィルタ処理することは、
リアル後処理ブロックを用いて該リアルオーディオ出力信号を遅延することと、
その間の位相を別々に制御するために、仮想後処理ブロックを用いて該仮想出力信号を無関係に遅延することとを包含する、項目83に記載の方法。
(項目85)
上記リアルオーディオ出力信号および上記仮想出力信号をフィルタ処理することは、該リアルオーディオ出力信号と該仮想出力信号との間の上記位相遅延を調節することを包含する、項目83に記載の方法。
(項目86)
上記結合を利用可能にすることは、単一のオーディオ信号を形成することを包含する、項目83に記載の方法。
(項目87)
単一のオーディオ信号を形成することは、単一のオーディオチャンネルに該単一のオーディオ信号を供給することを包含する、項目86に記載の方法。
(摘要)
乗物のサウンド処理システムは、少なくとも1つの仮想出力信号を形成するため、少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号を混合するために構成されるサウンドプロセッサを含む。少なくとも1つのスピ−カーを駆動するために利用可能な少なくとも1つのオーディオ信号は、仮想出力信号とリアルオーディオ入力信号の結合を用いて形成され得る。仮想出力信号は、リアルオーディオ入力信号と結合される前に、後処理され得て、オーディオ信号の所定周波数範囲を形成する。オーディオ信号は、リアルオーディオ入力信号と後処理された仮想出力信号を混合することによって生成され得る。代替に、オーディオ信号は、リアルオーディオ出力信号を形成するためにリアルオーディオ入力信号を混合し、それからリアルオーディオ出力信号と後処理された仮想出力信号を合計することで形成され得る。混合は、サウンドプロセッサに含まれるクロスバーミキサーを用いて実行され得る。
以下の図面および詳細な記載を検討すると、発明の他のシステム、方法、特徴、利点が当業者に明らかであるまたは明らかになるであろう。そのようなすべてのさらなるシステム、方法、特徴、利点は記載内に含まれ、発明の範囲内にあり、請求項によって保護されることが意図されている。
発明は以下の図および記載へ参照することでより良く理解されることができる。図における成分は、発明の原理を示して強調され、必ずしもスケールは正確ではない。さらに、図において、同一の参照数字は異なる図を通して対応する部分を示す。
図1は乗物(vehicle)100のブロック図であり、例としてオーディオまたはサウンド処理システム(AS)102を含む。AS102は以下に記載されるサウンド処理システムおよび方法の任意のものまたはそれらの組み合わせを含み得る。乗物100は、ドア104、運転席109、乗客席110、後部座席111を含む。ドア104−1、104−2、104−3、104−4を含む4ドア乗物が示される一方で、オーディオシステム(AS)102は、より多いまたはより少ないドアを有する乗物において用いられ得る。乗物100は、自動車、トラック、ボートなどであり得る。1つの後部座席のみが示されているが、より大きな乗物は複数の後部座席の列を有し得る。より小さな乗物は1つのみまたは2つ以上を有し得る。特定の例の構成が示される一方で、より少ないまたはさらなる成分を有する構成を含む他の構成が用いられ得る。
オーディオシステム102は、周囲のサウンドシステムの空間的特徴を改善し得る。オーディオシステム102は、ラジオ、CD、DVD、それらの派生製品などのようなさまざまなオーディオ成分の使用を補助する。オーディオシステム102は、直接左および右のような2チャンネルソース材料(source material)を使用し得る。5.1チャンネル、6.2チャンネル、7チャンネルおよび/またはデジタルにコード化/デコード化した別々のソース材料のマトリクスデコーダからの他のソース材料などである。ソース材料の振幅および位相特性、およびリスニング環境における特定のサウンドフィールド特性の再生は両方とも、周辺のサウンドフィールドの成功した再生において、重要な役割を果たす。
オーディオシステム102は、振幅と、位相と、サラウンド信号の別々のデコーダと受動デコーダとの間の混合比と、および/または直接の2チャンネル出力信号を制御することによって、サラウンドサウンドフィールドの再生を改善する。振幅、位相、混合比は、別々のデコーダ出力信号と受動デコーダ出力信号との間で制御され得る。空間的サウンドフィールド再生は、特に乗物環境において、直接混合、受動混合、能動混合、パラメータの操縦の再配向によってすべての座席位置にとって改善され得る。混合比および操縦比ならびにスペクトル特性は、ノイズおよび他の環境要因の関数として適応的に修正され得る。乗物において、データバス、マイクロフォン、他の伝達装置からの情報が用いられ得て混合パラメーターおよび操縦パラメーターを制御する。
乗物100は前方心スピーカー(CTRスピーカー)124、左前方スピーカー(LFスピーカー)113、右前方スピーカー(RFスピーカー)115、少なくとも一対のサラウンドスピーカーを有する。サウンドスピーカーは、左側スピーカー(LSスピーカー)117および右側スピーカー(RSスピーカー)119または、左後部スピーカー(LRスピーカー)129および右後部スピーカー(RRスピーカー)130または、スピーカーセットの組み合わせであり得る。他のスピーカーセットが用いられ得る。示されていないが、1つ以上の専用サブウーファーまたは他のドライバーが提示され得る。可能なサブウーファー実装位置は、トランク105、座席下(図示されず)、後部棚108を含む。乗物100はまた内部に実装された1つ以上のマイクロフォン150を有し得る。
CTRスピーカー、LFスピーカー、RFスピーカー、LSスピーカー、RSスピーカー、LRスピーカー、RRスピーカーのそれぞれは、高音スピ−カー(ツイーター)、中音域、低音スピ−カー(ウーファー)のような周波数応答の規定範囲の1つ以上のトランスデューサを含み得る。高音スピ−カー、中音域、低音スピ−カーは、本質的に同じ位置または異なる位置に互いに隣接して実装され得る。たとえば、LFスピーカー113は、ドア104−1に設置された高音スピ−カーであり得るか、またはおおよそドアミラーに等しい高さまたはそれより高いその他の位置に設置され得る。LFスピーカー113は同様の配置を有し得る。LRスピーカー129およびRRスピーカー130はそれぞれ、後部棚108に実装してある低音スピ−カーであり得る。CTRスピーカー124は前方ダッシュボード107に実装され得るが、バックミラーの上または近く、ルーフ内または乗物100のその他の位置に実装される可能性がある。他の例において、他の周波数応答範囲を有するスピ−カーの他の構成が可能である。
図2はサウンド処理システム202の例示的ブロック図またはフローチャートである。通常、ヘッドユニット204は、サウンドプロセッサ206に少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号を提供する。ヘッドユニット204は、ラジオ、CD、DVD、SACDなどのデジタルプレーヤーなどを含み得る。サウンドプロセッサ206はプリプロセッサブロック208、混合ブロック210、デジタル−アナログ変換器(DAC)211を含む。サウンドプロセッサ206はまた、RAM、ROM、FLASH、磁気および/またはデータおよび指示を格納する能力のある他の任意のメモリ装置のフォームなどのメモリを含む。サウンドプロセッサ206はメモリに格納される命令を実行し得て、記載された処理を実行する。
通常、リアルオーディオ入力信号は、前方処理ブロック208によってデコードされフィルタ処理されたデジタルドメインに変換され得て、明らかにデコードされた信号を生成する。前処理されたリアルオーディオ入力信号は、複数のリアルオーディオ入力チャンネルである混合線212上の混合ブロック210に提供され得る。デジタル形式で変換された前処理されたリアルオーディオ入力信号はまた、デコードされずに混合線212上の混合ブロック210に提供され得る。前処理されたリアルオーディオ入力信号はまた、デジタル変換されずに混合線212上の混合ブロック210に提供され得る。前処理されたリアルオーディオ入力信号は、フィルタ処理され得るかまたはフィルタ処理されない得ない。混合線212上に供給される前処理されたリアルオーディオ入力信号(デコードされたかまたはされていない、デジタル形式に変換されたかまたはされていない、フィルタ処理されたかまたはされていない)は混合ブロック210によってさまざまな割合に混合され得る。割合範囲は、1つ以上の前処理されたリアルオーディオ入力信号(デジタル形式に変換されたかまたはされていない、フィルタ処理されたかまたはされていない)から1つ以上のデコードされた信号で、変換された信号とデコードされた信号の結合を含む。
前処理ブロック208内で、前置フィルタ216は、混合線212上に提供されるリアルオーディオ入力信号にさらなるトーン、大きさおよび/またはクロスオーバーフィルタ処理を適用し得る。前置フィルタ216によって実行されるろ過は、入力信号線218上に提供される入力信号ブロック217からの入力信号に応じ得る。入力信号は次を含み得る:乗物速度および毎分のエンジン回転(RPM)のような乗物操作パラメーター;ヘッドユニット204からのトーンレベル、低音レベル、高音レベルのようなサウンド設定;内部マイクロフォン150−1、150−2および/または150−3(図1参照)からの入力音圧レベル(SPL);いくらかの組み合わせ。さらに、乗物入力信号は、乗物データバス(図示されず)によって提供される乗物速度を含み得る。別の局面において、乗物入力信号は、コンバーチブルトップアップ、コンバーチブルトップダウン、動き出した乗物、停止した乗物、窓が上がる、窓が下がる、リスニング位置近くに設置された内部マイクロフォン150−1(図1)からの周囲の乗物音(SPL)、ドアの内部に設置されたドアマイクロフォン150−2(図1)からのドア音(SPL)などの乗物状態信号を含み得る。ヘッドユニット204からのフェード、バランス、全体ボリュームなどの他の入力信号、ナビゲーションユニット246、携帯電話248、一つの組み合わせもまた用いられ得る。
リアルオーディオ入力信号が固定されたレベルの入力である場合、ゾーン制御(フェード制御およびバランス制御)およびボリューム制御が信号振幅制御ブロック220を用いて実行され得る。代替に、信号振幅制御ブロック220はゾーン制御のみを含み得て、ボリューム制御は混合ブロック210において実行され得る。さらに別の代替において、信号振幅制御ブロック220は後述されるように混合ブロック210において完全に含まれ得る。
混合ブロック210内で、サウンドプロセッサ206は、前処理されたリアルオーディオ入力信号を操作および/またはデコードする。DAC211は操作されたオーディオおよび/またはデコードされた信号をアナログドメインに変換し得る。アナログオーディオ出力は、増幅器224を用いて増幅され得て、図1に関して考察されるようにCTRスピーカー124、LFスピーカー113、RFスピーカー115、LSスピーカー117、RSスピーカー119、LRスピーカー129、RRスピーカー130などの1つ以上のスピーカー226にルートされ得る。特定の構成および操作が記載される一方で、より少ないまたはさらなる成分を有する構成および操作を含む他の構成および操作が用いられ得る。
動作において、例の主要ソース(source)ヘッドユニット204は、固定されたレベルの入力である左チャンネル230および右チャンネル232の上にリアルオーディオ入力信号を生成し得る。左右のチャンネル230、232の上の左右のオーディオ入力信号は、同様にまたは異なって処理され得る。左チャンネル230および右チャンネル232上のリアルオーディオ入力信号がデジタルである場合、オーディオ信号は、デジタルオーディオ入力線236上の前置フィルタ216、デコーダ234、混合ブロック210に直接移動する。左チャンネル230および右チャンネル232上のオーディオ信号がアナログの場合、オーディオ信号がアナログオーディオ入力線237上に提供され、1つ以上のアナログ−デジタル変換器(ADC)238および240を通過し、それから前置フィルタ216、デコーダ234、混合ブロック210に移動する。ヘッドユニット204はまた、プレプロセッサブロック208に対して可変レベル入力であるリアルオーディオ入力信号を生成し得る。
前置フィルタ216は1つ以上のフィルタ(図示されず)を含み得て、フィルタは、オールパス、ローパス、ハイパス、ピークまたはノッチ、高音勾配、ベース勾配および/または他のオーディオフィルタ機能などの従来的なフィルタ機能を提供し得る。一局面において、左チャンネル230および右チャンネル232は混合ブロック210への直接的入力である。別の局面において、左チャンネル230および右チャンネル232はデコーダ234への入力である。さらなる局面において、左チャンネル230および右チャンネル232は前置フィルタ216への入力である。同様に、任意の二次的ソース244はナビゲーションユニット246および携帯電話248からのソースをアナログ−デジタル変換器(ADC)252および254のそれぞれに提供する。これらのデジタルソース信号は混合ブロック210または前置フィルタ216への入力である。
ADC238およびADC240からの直接または前置フィルタ216からの間接的な主要ソースデジタル入力から、デコーダ234は、混合線212上の混合ブロック210への出力である複数のデコードされた信号を生成し得る。一局面において、5つのデコードされた信号がある。別の局面において、7つのデコードされた信号がある。サブウーファー(図示されず)のためのデコードされた信号を含む他の複数のデコードされた信号があり得る。デコーダ234はDOLBY DIGITAL(登録商標)またはDTS(登録商標)信号のようなデジタル入力をマルチチャンネル出力にデコードし得る。デコーダ234はまたDolby Pro Logic I(登録商標)、Dolby Pro Logic II(登録商標)、DTS Neos 6(登録商標)、MP4+、デジタルストリームなどのコード化された2チャンネル入力をマルチチャンネル出力にデコードし得る。
デコーダ234はまたアクティブ・マトリクスなどのような他のデコーディング方法を適用し得て、混合ブロック210への入力であるマルチチャンネル出力を生成する。デジタル入力の結果、LF(左前方)、CTR(中心)、RF(右前方)、LR(左後部)、RR(右後部)、LFE(低周波数)の5.1出力になる。デジタル入力の結果はまた、LF、CTR、RF、LS(左側)、RS(右側)、LR、RR、左LEF、右LEFの6.2出力になる。デジタル入力の結果はまた任意の他の出力構成になる。同様に、アクティブ・マトリクス処理された2チャンネル入力の結果、LF、CTR、RF、S(サラウンド)の4.0出力になる。他のマルチチャンネル出力もまた可能である。
オーディオおよび二次的ソース信号に加えて、デコーダ234からの出力は、混合ブロック210への混合線212上の入力であり得る。対応して、混合ブロック210は、出力信号線255上のサウンドプロセッサ206のオーディオ出力信号を生成し得る。一局面において、出力信号線255上に4つ以上のオーディオ信号があり得る。他の例において、出力信号線255上に他の複数のオーディオ信号があり得る。混合ブロック210によって生成された出力信号線255上のオーディオ信号は、DAC211によってアナログドメインおよび増幅した入力信号線256上の増幅器224への入力に変換される。出力線258上の増幅器224によって供給される増幅した出力は、スピーカー226などの1つ以上のトランスデューサを駆動し得る。
図3は、図2で示された混合ブロック210の一例を示すブロック図である。示される混合ブロック210は、クロスバーマトリクスミキサー302、後処理ブロック304を含む。後処理ブロック304は、後置フィルタブロック306、デジタルEQブロック308、入力信号ブロック217、信号振幅制御ブロック220、遅延ブロック316、リミッターブロック318、チップ検知ブロック320を含み得る。また、デジタル−アナログ(DAC)変換器ブロック211が示される。既に考察されたように、ヘッドユニット204(図2)からのリアルオーディオ入力信号および/または他の任意の二次的ソースは、前方フィルタ処理、デコーディングなどのように前処理される。前処理されたリアルオーディオ入力信号は、混合線212に提供され得る。混合線212は複数のリアル入力チャネルであり得て、前処理されたリアルオーディオ入力信号クロスバーマトリクスミキサー302に提供する。
クロスバーマトリクスミキサー302(またはクロスバーミキサー)は前処理されたリアルオーディオ入力信号を混合し得て、リアルオーディオ入力信号を生成する。クロスバーマトリクスミキサー302と混合することは、チャンネル間コヒーレンス因子および能動操縦信号パラメーターを用いて、リアルオーディオ入力信号の能動的混合および/または修正を含み得る。その結果、クロスバーマトリクスミキサー302の出力チャンネル326は、リアルオーディオ入力信号を処理することによって、イコライズおよび/またはさまざまな複雑なサウンド効果を提供し得る。
クロスバーマトリクスミキサー302の出力チャンネル326は、リアルオーディオ入力信号を運ぶリアルオーディオ入力チャンネルを含む。リアルオーディオ入力信号は後処理ブロック304においてさらに処理され得て、各々のスピーカー226(図2)を駆動するために用いられるオーディオ信号を生成する。さらに、出力チャンネル326は、仮想出力信号を運ぶ1つ以上の仮想出力チャンネルを含み得る。仮想出力信号は、クロスバーマトリクスミキサー302によって、混合線212に提供されたリアルオーディオ入力信号を混合することによって形成される。仮想出力信号はまた、後処理ブロック304によって処理され得る。任意数のリアルオーディオ入力信号がクロスバーマトリクスミキサー302によって用いられ得て、出力チャンネル326に存在する信号を混合する。
出力チャンネル326にあるリアルオーディオ入力信号は、クロスバーマトリクスミキサー302によって混合され、後置フィルタ306に出力される。後置フィルタ306は、オールパス、ローパス、ハイパス、バンドパス、ピークまたはノッチ、高音勾配、ベース勾配、他のオーディオフィルタ機能、一つの組み合わせなどの従来のフィルタ機能を提供する1つ以上のデジタルフィルタ(図示されず)を含むように構成され得る。
後置フィルタ306は、クロスバーマトリクスミキサー302から受信する出力チャンネル326のそれぞれに対応する1つ以上のフィルタ出力チャンネル330を有するマルチチャンネル後置フィルタであり得る。
フィルタ処理されたオーディオ信号はフィルタ出力チャンネル330への出力であり、この出力は信号振幅制御ブロック220に結合している。信号振幅制御ブロック220はボリュームゲイン、バランスおよび/またはフェード制御を含み得る。ボリュームゲインは、後置フィルタ306によってすべてのオーディオ信号出力に全体のボリューム減衰を適用し得るかまたは特定のチャンネルに存在する信号に局在的減衰を適用し得る。ボリュームゲインのゲインは手動で決定され得るか、またはすでに考察されたように乗物操作パラメーターを示す入力信号ブロック217からの乗物入力信号によって決定され得る。
バランスおよびフェード制御はゾーン制御である。ゾーン制御は、サウンドプロセッサ206によって処理されたオーディオ信号の振幅(または信号強度)を制御するように調整できる。ゾーン制御との調整は、複数のサウンドゾーンのそれぞれにおけるオーディオ信号を用いて生成されるサウンドに影響する。サウンドゾーンは乗物における1つ以上のスピ−カーに対応し得る。たとえば、図1に示されるLF、RF、LR、RR 113、115、129、130スピ−カーが乗物におけるサウンドゾーンを代表する場合、フェード制御は調整され得て、スピ−カーの前方(LFおよびRF)または後部対(LRまたはRR)を駆動するオーディオ信号を減衰する。バランス制御は、LFおよびLRまたはRFおよびRRスピ−カーを駆動するオーディオ信号を減衰し得る。従って、バランスおよび/またはフェード制御を用いて、乗物におけるサウンドゾーンにおいて生成されるサウンドは、それぞれのスピ−カーを駆動するオーディオ信号の信号強度の調整によって最小におよび/または最大にされ得る。
信号振幅制御ブロック220は信号出力線332にあるオーディオ信号を遅延ブロック316に出力する。遅延ブロック316は、オーディオ信号のさまざまな遅延を実行するために構成される。遅延は実行され得て、たとえば、サラウンドサウンドまたは任意の他の望ましい効果を実現する。遅延はすべてのオーディオ信号に均一に適用され得る。代替に、遅延は、グループおよび/または各々のオーディオ信号に各々設定され得る。遅延したオーディオ信号は、遅延出力線334のリミッター318に供給され得る。リミッター271の出力は、DAC211への入力のように、出力信号線255に提供される。リミッター318は、クリップ検知ブロック320を用いて、クリップ検知を使用し得る。DAC211からのアナログオーディオ出力信号は、スピ−カーを駆動するために図2へ参照してすでに考察されたように、スピ−カー入力信号線256へ提供される。
図4は、サウンド処理システム202を用いて仮想出力チャンネルの生成を一般的に示すブロック図である。サウンド処理システム202は、ヘッドユニット204および/または既に考察されたように他の任意の二次的ソースおよびサウンドプロセッサ402を含む。サウンドプロセッサ402はプリプロセッサブロック208および混合ブロック210を含む。左および右チャンネル(230および232)にある左および右オーディオ入力信号のようなヘッドユニット204からのリアルオーディオ入力信号は、プリプロセッサブロック208において前処理され得て、混合線212に複数の前処理されたリアルオーディオ入力信号を生成する。代替に、ヘッドユニット204(またはいくらかの他のソース)は、たとえば4つのリアルオーディオ入力チャンネル230、232、403、404(左()、右()、左()、右())において、4つ以上のリアルオーディオ入力信号を生成し得る。既に考察されたようにフィルタ処理、デコーディングなどのようなプリプロセッサブロック208による前処理は、混合線212の混合ブロック210に提供される前処理されたリアルオーディオ入力信号の前に発生し得る。
混合ブロック210内で、クロスバーマトリクスミキサー302は混合したオーディオ信号を出力チャンネル326のいくつかに生成し得る。混合したオーディオ信号はリアルオーディオ出力信号で、リアルオーディオ入力信号に基づいてクロスバーマトリクスミキサー302によって混合される。示される例において、LF信号、RF信号、RR信号、LR信号と同一の4つのリアルオーディオ出力信号は混合され、それぞれのリアルオーディオ出力チャンネル406に提供される。他の例において、リアルオーディオ出力信号の任意の他の数は、リアルオーディオ出力チャンネル406の任意数におけるクロスバーマトリクスミキサー302によって生成され得る。
リアルオーディオ出力チャンネル406におけるリアルオーディオ出力信号は、図1に示されるLFスピーカー113、RFスピーカー115、LRスピーカー129、RRスピーカー130のようなスピーカー226(図2)を駆動するために用いられ得る。さらに、クロスバーマトリクスミキサー302は、出力チャンネル326の一部に仮想出力信号を生成し得る。仮想出力信号を運ぶ出力チャンネル326の一部は仮想出力チャンネル408である。仮想出力チャンネル408は処理されたチャンネルとして限定され、ヘッドユニット204(またはいくつかの他のソース)からのリアルオーディオ入力信号の少なくとも1つを混合することから形成される仮想出力信号を提供する。1つのみの仮想出力信号および仮想出力チャンネル408が示されているが、クロスバーマトリクスミキサー302は、任意数の仮想チャンネル408における任意数の仮想出力信号を混合するために構成され得る。
リアルオーディオ出力チャンネル406および仮想出力チャンネル408にある信号は、既に考察された後処理ブロック304によって後処理され得る。特に、リアルオーディオ出力信号はリアルポストプロセッサブロック412を用いて後処理され得て、仮想出力信号は、仮想ポストプロセッサブロック414を用いて後処理され得る。図示された例において、第1のリアルポストプロセッサブロック416はLF信号を処理し、第2のリアルポストプロセッサブロック418はRF信号を処理し、第3のリアルポストプロセッサブロック420はLR信号を処理し、第4のリアルポストプロセッサブロック422はRR信号を処理する。
リアルポストプロセッサブロック412を用いる以下の後処理において、リアルオーディオ出力信号は信号振幅制御ブロック220を介して処理され得る。すでに考察されたように、信号振幅制御ブロック220は、リアルオーディオ出力信号のバランス、フェード、ボリュームを制御し得る。信号振幅制御ブロック220の後、後処理されたリアルオーディオ出力信号は、図2へ参照して既に考察されたように、スピ−カー出力信号線256のオーディオ信号としてスピ−カー284に提供され得る。
後処理に続いて、仮想出力チャンネル408の仮想出力信号はクロスバーマトリクスミキサー302にルートバックされ得る。この例示的構成において、仮想出力信号は信号振幅制御ブロック220を介してルートされないことに留意すべきである。後処理された仮想出力信号は、フィードバックチャンネル424のフィードバック入力信号として提供され得る。フィードバックチャンネル424は入力チャンネルで、混合線212に提供される前処理されたリアルオーディオ入力信号に類似のクロスバーマトリクスミキサー302への入力としてフィードバック入力信号を提供する。クロスバーマトリクスミキサー302内で、フィードバックチャンネル424に提供されるフィードバック入力信号は、前処理されたリアルオーディオ入力信号の1つ以上と混合され得て、リアルオーディオ出力チャンネル406に1つ以上のリアルオーディオ出力信号を形成する。
動作中、クロスバーマトリクスミキサー302は1つ以上の前処理されたリアルオーディオ入力信号を混合し得て、仮想出力チャンネル408に仮想出力信号を生成する。たとえば、1つ以上のリアルオーディオ入力信号は、仮想出力信号を形成するためにリアルオーディオ出力信号の1つを生成するために実行される混合と同様に、混合され得る。代替に、複数のリアルオーディオ入力信号はクロスバーマトリクスミキサー302によって共に混合され得て仮想出力信号を形成する。仮想出力信号は仮想ポストプロセッサ414を用いて後処理され得て、フィードバックチャンネル424に望ましいフィードバック入力信号を形成する。たとえば、仮想出力信号は仮想ポストプロセッサブロック414によってフィルタ処理され得て、フィードバック入力信号を形成するオーディオ信号の所定周波数範囲を獲得する。
フィードバック入力信号はクロスバーマトリクスミキサー302によって入力として受信され得て、前処理されたリアルオーディオ入力信号と混合され得て、リアル出力チャンネル406にリアルオーディオ出力信号を形成する。フィードバック入力信号は、前処理されたリアルオーディオ入力信号に関して遅延した1つのサンプルであり得る。仮想出力信号の後処理のために、フィードバック入力信号の周波数範囲はリアルオーディオ入力信号の周波数範囲のサブセットであり得る。従って、フィードバック入力信号の周波数範囲はリアルオーディオ入力信号の周波数範囲と等しくない可能性があり、リアルオーディオ入力信号の周波数範囲の一部のみをカバーし得る。
前処理されたリアルオーディオ入力信号の所定周波数範囲を用いて形成されたフィードバック入力信号を用いる適用の一例は、低音加算適用の範囲内である。この例において、リアルオーディオ入力信号のフィルタ処理の結果生じる所定周波数範囲は、0〜50Hz、0〜100Hz、20〜100Hzなどの低周波数範囲であり得る。たとえば、第1のリアルオーディオ入力信号は混合され得て、それからフィルタ処理されて所定周波数範囲を用いてフィードバック入力信号(仮想出力信号)を形成する。同一の第1のリアルオーディオ入力信号はまた同様に混合され、第1のリアルオーディオ入力信号を形成する。第2のリアルオーディオ入力信号はフィードバック入力信号と混合され得て、第2のリアルオーディオ出力信号を形成する。このように、第1のリアルオーディオ信号の所定周波数範囲は第2のリアルオーディオ出力信号に含まれる。
フィードバック入力信号は混合され得てリアルオーディオ入力信号の任意の組み合わせを含む。後述されるように、1つ以上のリアルオーディオ入力信号が減衰されるかまたは最小にされる場合、リアルオーディオ入力信号からの混合されたフィードバック信号は減衰を反映する。そのように、同一の減衰されたリアルオーディオ入力信号からの混合された第1のリアルオーディオ出力信号およびフィードバック入力信号は、フィードバック入力信号を介して提供される1つ以上の非減衰リアルオーディオ入力信号の所定の周波数範囲を依然含む。非減衰リアルオーディオ入力信号から混合された他のリアルオーディオ入力信号は減衰されることはない。従って、第1のリアルオーディオ出力信号は1つ以上の他のリアルオーディオ入力信号の所定の周波数範囲を含む。
図5は、複数の前処理されたリアルオーディオ入力信号502とクロスバーマトリクスミキサー302を混合する例示的構成を描く表500である。リアルオーディオ入力信号502は、既に考察されたように混合線212(図4)のリアルオーディオ入力チャンネルに提供される。さらに、例示的構成は、フィードバックチャンネル424(図4)のクロスバーマトリクスミキサー302に提供されるフィードバック入力信号504を含む。示された例において、4つのリアルオーディオ入力信号502(加算のための入力)があり、これはプリプロセッサブロック208(図4)によって前処理され得る。示される例のリアルオーディオ入力信号502は、第1のリアルオーディオ入力信号506、第2のリアルオーディオ入力信号508、第3のリアルオーディオ入力信号510、第4のリアルオーディオ入力信号512と、右前方(RF)、左前方(LF)、右後部(RR)、左後部(LR)とそれぞれ同一の信号を含む。他の例において、より少ないまたはさらなる入力信号が含まれ得る。
また、4つのリアルオーディオ出力チャンネル406(図4)に提供される4つのリアルオーディオ出力信号および仮想出力チャンネル408(図4)に提供される仮想出力信号が例示的クロスバーマトリクスミキサー302(図4)構成に表される。リアルオーディオ出力信号は、クロスバーマトリクスミキサー302(図4)の右前方出力チャンネル構成520、左前方出力チャンネル構成522、右後部出力チャンネル構成524、左後部出力チャンネル構成526を含む出力チャンネル構成によって表される。
出力チャンネル構成は、それぞれ各々に構成され得て、リアルオーディオ入力信号502および/またはそれぞれのリアルオーディオ出力チャンネル406(図4)にそれぞれのリアルオーディオ出力信号を生成するフィードバック入力信号504との混合を規定する。仮想チャンネル408(図4)の仮想出力信号を限定する構成は、仮想出力チャンネル構成528を用いて表される。仮想出力チャンネル構成528は、1つ以上のリアルオーディオ入力信号502および/または他のフィードバック入力信号504の結合からのフィードバックチャンネル424(図4)におけるフィードバック入力信号504を規定する。
出力チャンネル構成520、522、524、526、528によって、クロスバーマトリクスミキサー302(図4)を用いてそれぞれの入力信号502および504にゲインが構成される。たとえば、左後部出力チャンネル構成526は左後部出力チャンネルの左後部リアルオーディオ出力信号(LR)に対応する。ゲイン設定選択532によって、左後部出力チャンネルにそれぞれの入力信号502および504のゲインが選択される。ゲイン設定選択532が空白にされる場合、−100dBのような決定されたデフォルトゲインが用いられ得る。図5に示される例において、左後部出力チャンネル構成526が左後部リアルオーディオ入力信号512に2.0のゲインを有し、フィードバック入力信号504に0.0のゲインを有する。他の例において、入力信号502および504の任意の他のゲインが決定され得て構成され得て、リアルオーディオ出力チャンネル406および仮想出力チャンネル408(図4)に信号を形成する。
それぞれの出力チャンネル構成はまた、フィルタ選択534を用いて、後置フィルタブロック306(図3)の後処理フィルタ構成の構成を提供する。それぞれのチャンネルにおけるフィルタ処理された信号応答は、プロット選択536を用いてプロットされ得る。さらに、遅延ブロック316(図3)は遅延選択538を用いて構成され得る。その構成はまた、ダウンロード選択540を用いて構成コンピュータ(図示されず)からサウンドプロセッサにダウンロードされ得る。特定の出力チャンネル326(図4)へのリアルオーディオ出力信号を形成するために混合されるリアルオーディオ入力信号はまた、各々のミュート選択542を用いて各々ミュートされ得る。代替に、すべての入力信号はミュートオール選択544を用いてミュートされ得る。受動混合選択546はまた選択され得て、1つ以上の出力信号を駆動するための割合を用いて2つ以上の入力信号を手動で加算するための受動マトリクスを使用して入力信号を混合する。
リアルオーディオ出力チャンネル構成520、522、524、526はまた速度ゲイン選択548を用いて速度ゲイン補償機能を提供する性能を有し得る。速度ゲイン補償機能は乗物の速度を補償し得る。たとえば、乗物の速度が増すにつれて、速度ゲイン選択548に基づいて1つ以上のゲインが動的に増大され得る。ゲインは動的に増大され得て、交通騒音、風騒音などを補償する。
示された例において、フィードバック入力信号(処理された仮想出力信号)は、それぞれのリアルオーディオ入力信号502に−2.51ゲインを有するゲイン設定選択532を設定することによって仮想出力チャンネル構成528を用いて形成される。1より大きなフィードバック入力信号504が存在する場合、決定されたゲインはまた、別の仮想出力信号から発生したフィードバック入力信号504に対してゲイン設定選択532において設定され得ることが留意されるべきである。仮想出力信号が仮想ポストプロセッサブロック414(図4)において処理され得て、既に考察されたようにフィードバック入力信号を形成する。この例において、仮想チャンネル構成528は、後処理の一部として実行されるフィルタ選択534を介して選択されるフィルタを用いてさらに構成され得る。所定の低周波数範囲が望ましい低音加算適用において、選択されたフィルタは、約20ヘルツの中心周波数を有する第4次のハイパスフィルタおよび約100ヘルツの中心周波数を有する第8次のローパスフィルタを含み得る。
既に考察されたように、例示的仮想出力チャンネル構成528は、フィードバック入力信号504の所定周波数範囲を提供し得る。図5に描かれる例において、フィードバックチャンネル424のフィードバック入力信号504はそれぞれのリアルオーディオ入力信号502の低音信号部分を結合することによって低音加算を提供し、フィードバックチャンネル424(図4)にフィードバック入力信号504を形成する。それぞれのリアルオーディオ入力信号502は、リアルオーディオ入力信号502の加算された低音信号部分を混合され得る。たとえば、右前方出力チャンネル構成520は、2.0ゲインを有する右前方オーディオ入力信号506および0.0ゲインを有するフィードバック入力信号504を含む。
示された例において、それぞれのリアルオーディオ入力信号502はフィードバック入力信号504と混合し、対応するオーディオ信号を形成する。たとえば、左および右前方リアルオーディオ入力信号506および508はそれぞれ所定のゲインにおいてフィードバック入力信号504と混合し、それぞれの右および左前方オーディオ信号を形成する。このように、右前方オーディオ信号は、フィードバック入力信号504のために左前方オーディオ信号の所定周波数範囲を含む。実際、図5に示される例においてスピ−カーを駆動するのに利用可能なすべてのリアルオーディオ信号は、フィードバック入力信号504のために他のオーディオ信号の所定周波数範囲を含む。
再び図4および図5を説明すると、例示的低音加算適用がさらに記載されている。既に考察されたように、オーディオ出力チャンネル306の全体的なボリューム制御は、オーディオ出力チャンネル406のための後処理ブロック304の信号処理において実行され得る。たとえば、クロスバーマトリクスミキサー302(図4)へのリアルオーディオ入力信号502が固定された入力の場合、全体的ボリュームは後処理ブロック304を用いて減衰され得る。より特定的に、信号振幅制御ブロック220はスピ−カー入力信号線256のリアルオーディオ出力信号を減衰し得る。従って、ボリュームが増大するにつれ、リアルオーディオ出力チャンネル406のリアルオーディオ出力信号のみの減衰が減少され得る。同様に、信号振幅制御ブロック220のゾーン制御部分を用いるリアルオーディオ出力チャンネル406のフェードおよびバランス制御が、後処理ブロック304におけるチャンネル処理を用いて実行され得る。フィルタ処理、乗物操作パラメーター調整などの他の処理はまた、既に考察されたように、リアル後処理ブロック412におけるリアルオーディオ出力チャンネル406のリアルオーディオ出力信号で実行され得る。
仮想後処理ブロック414を介して仮想出力信号が処理され得て、フィルタ処理、乗物操作パラメーター調整などを実行し、フィードバックチャンネル424のフィードバック入力信号504を形成する。しかしながら、フィードバック入力信号504は、信号振幅制御ブロック220による減衰の可能性の対象でない。フィードバック入力信号504が減衰の対象でないのは、フィードバック入力信号504が信号振幅制御ブロック220を介して処理される代わりに、入力信号としてクロスバーマトリクスミキサー302に入れられるからである。従って、リアルオーディオ入力信号502、またはフィードバック入力信号504を形成するその一部は減衰されない。さもなければ、信号振幅制御ブロック220がスピ−カー入力信号線256の入力信号の信号強度を修正するために調整される場合、信号強度は調整される。
低音加算適用のためにフィードバック入力信号504を用いる適用において、フィードバック入力信号504は、信号振幅制御ブロック220によって減衰されることなく、1つ以上の後処理された(フィルタ処理された)リアルオーディオ入力信号502の合計を含む。しかしながら、リアルオーディオ入力信号502とフィードバック入力信号504を混合することで形成されるリアルオーディオ入力信号は、信号振幅制御ブロック220によって減衰され得る。従って、低音加算は1つ以上のリアルオーディオ出力チャンネル406に含まれ得て、信号振幅制御ブロック220を用いて減衰され得る。
さらに図4および図5の説明をすると、別の例において、クロスバーマトリクスミキサー302はヘッドユニット204(他のソース)からの可変レベル入力を用いて使用され得る。この構成において、ゾーン制御(バランスおよびフェード制御)がプリプロセッサブロック208の信号振幅制御ブロック220内で実行され、全体的ボリューム制御のみが後処理ブロック304の信号振幅制御ブロック220にある場合、例示的低音加算適用が実行され得る。
例のため、図1のLFスピーカー113およびRFスピーカー115は中および高周波数応答トランスデューサ(中音域および高音域スピ−カー)であり得る。LFスピーカー113およびRFスピーカー115(図1)は、左前方出力チャンネル構成522および右前方出力チャンネル構成520それぞれの構成に基づくクロスバーマトリクスミキサー302によって混合されるリアルオーディオ出力チャンネル406からのオーディオ信号によって駆動され得る。図1のLRスピーカー129およびRRスピーカー130は低周波数応答トランスデューサ(低音域スピ−カー)であり得て、左後部出力チャンネル構成526および右後部出力チャンネル構成528それぞれの構成に基づいて混合されるリアルオーディオ出力チャンネル406からのオーディオ信号によって駆動される。他の例において、クロスバーマトリクスミキサー302の加算構成はまたさらなるリアルオーディオ出力チャンネル406からのオーディオ信号の形成を含み得る。リアルオーディオ出力チャンネル406は、LSスピーカー117、RSスピーカー119、CTRスピーカー124など(図1)の他のスピ−カーを駆動するために混合される。
図2、3、4、5を参照する動作中、バランスおよび/またはフェード制御は、プリプロセッサブロック204内で信号振幅制御ブロック220と調整され得て、左後部リアルオーディオ入力信号510および右後部リアルオーディオ入力信号512をゼロに減衰する。図5の例示的構成において、この場合、左前方および右前方リアルオーディオ入力信号506および508に対応する前処理されたリアルオーディオ入力信号は、クロスバーマトリクスミキサー302に入力信号を提供し続け得る。そのように、仮想出力チャンネル408の仮想出力信号は、フィードバックチャンネル424にフィードバック入力信号504を提供し続ける。
図5の例示的仮想チャンネル構成528の混合に基づいて、フィードバック入力チャンネル504は右および左前方リアル入力信号506および508の合計の低音成分を含む。右および左前方リアル入力信号504および506の合計の低音成分のみが含まれるのは、前処理されたリアルオーディオ入力信号510および512がゼロに減衰されるからである。従って、低音成分は右および左後部リアル入力信号の結合の所定周波数範囲である。
他の例において、前方リアル入力信号506および508は減衰され得て、後部リアル入力信号510および512は提供され続け得る。バランス制御を用いる減衰に関与する他の例においては、減衰されたリアル入力信号は左リアル入力信号506であり得て、右リアル入力信号504は提供され続ける可能性がある。従って、低音加算成分は右低音加算成分および左低音加算成分であり得て、それぞれの所定周波数範囲は、右および左それぞれのリアル入力信号504および506のいずれかが減衰される場合でさえ、右および左それぞれのスピ−カーを駆動する。
フィードバック入力信号504は、右および左後方出力チャンネル構成524および526に基づいてリアルオーディオ出力チャンネル406のリアルオーディオ出力信号と混合されるため、クロスバーマトリクスミキサー302によって提供される左および右後部リアルオーディオ出力信号はフィードバック入力信号504のみを含み得る。このように、フィードバック入力信号504はLRスピーカー129およびRRスピーカー130(図1)を駆動するために利用可能なオーディオ信号であり得て、右および左後方リアル出力チャンネル508および510に基づくリアルオーディオ出力信号がゼロにフェードされおよび/またはバランス制御される場合でさえ、低周波数オーディオ出力を生成する。この条件において、LFスピーカー113およびRFスピーカー115はそれぞれのオーディオ信号によって駆動され得て高および中周波数オーディオサウンドを生成する一方、低範囲オーディオサウンドがLRスピーカー129およびRRスピーカー130(図1)から依然生成され得る。従って、LRスピーカー129およびRRスピーカー130は、現在LFスピーカー113およびRFスピーカー115を駆動するオーディオ信号の所定周波数範囲によって駆動される。リアルオーディオ出力信号がゼロより大きなある振幅に減衰される場合、動作が類似していると認められるべきである。他の例において、減衰に関連するバランス制御または減衰に関連するバランスおよびフェード制御の結合はまた同様の動作を生成し得る。
図6は低音加算機能性の別の例示的実行である。図示されたサウンド処理システム202は、ヘッドユニット204(または他の既に考察されたソース)、プリプロセッサ208、クロスバーマトリクスミキサー302、後処理ブロック304を含む。ヘッドユニット204は左チャンネル230および右チャンネル232それぞれに固定された入力左リアルオーディオ入力信号および固定された入力右リアルオーディオ入力信号を提供し得る。代替に、ヘッドユニット204は、L、R,L,Rチャンネル230、232、604、606のような4つのさらなるリアルオーディオ入力信号を有する可変入力を提供し得る。別の代替において、他のリアルオーディオ信号ソースはリアルオーディオ入力信号を提供し得る。
サウンドプロセッサ602はプリプロセッサブロック208および混合ブロック210を含み得る。混合ブロック210はクロスバーマトリクスミキサー302および後処理ブロック304を含み得る。後処理ブロック304はリアルポストプロセッサブロック412および仮想ポストプロセッサブロック414を含み得る。さらに、信号振幅制御ブロック220が用いられ得て、ボリューム、バランス、フェードを制御する。しかしながらこの例において、信号振幅制御ブロック220は後処理されたリアルオーディオ出力信号の減衰を制御し得る。さらに、信号振幅制御ブロック220がフィードバック入力信号(後処理された仮想出力信号)を制御し得る。
後処理ブロック304はまた複数の加算器(summer)608を含む。加算器608は信号振幅制御ブロック220の出力側であり得る。分離した加算器608は図示されるようにそれぞれのオーディオ出力信号(LF、RF、LR、RR)に提供され得る。加算器608の出力はそれぞれのスピ−カー入力信号線256に供給されるオーディオ信号であり得る。オーディオ信号は後処理されたリアルオーディオ出力信号であり、既に考察されたようにスピーカー226(図2)を駆動するために利用可能である。それぞれの加算器608への1つの入力はそれぞれのオーディオ信号であり得て、信号振幅制御ブロック220を介してリアルポストプロセッサ412から提供される。それぞれの加算器608への別の入力は後処理された仮想出力信号であり得て、フィードフォワード線610の信号振幅制御ブロック220を介して仮想ポストプロセッサブロック414から提供される。
後処理された仮想出力信号は加算器608からの後処理されたリアルオーディオ出力信号と結合し得て、低音加算機能を提供する。この構成において、仮想出力信号はクロスバーマトリクスミキサー302内の1つ以上のリアルオーディオ入力信号によって形成される。混合された1つ以上のリアルオーディオ入力信号は仮想ポストプロセッサブロック414を用いて処理され得る。この例示的低音加算適用において、混合された1つ以上のリアルオーディオ入力信号は後処理の間フィルタ処理され得て、スピ−カーを駆動するのに利用可能な1つ以上のオーディオ信号の所定低周波数部分を獲得する。リアルオーディオ出力信号はまたクロスバーマトリクスミキサー302によって混合され、それぞれのリアルポストプロセッサブロック416、418、420、422によって後処理される。
後処理された仮想出力信号および後処理されたリアルオーディオ出力信号は、それから信号振幅制御ブロック220の対象となる。この構成の信号振幅制御ブロック220は、後処理された仮想出力信号および後処理されたリアルオーディオ信号に対して分離したボリューム制御およびゾーン制御と構成され得る。たとえば、ボリューム制御およびゾーン制御は、後処理された仮想出力信号と後処理されたリアルオーディオ出力信号を同じく減衰し得る。代替に、ボリューム制御減衰が同じであり得る一方で、後処理されたリアルオーディオ出力信号のみがゾーン制御の対象となる。別の代替において、ボリューム制御およびゾーン制御は別々であり得て、後処理された仮想出力信号および後処理されたリアルオーディオ出力信号に対して非依存的であり得る。
動作中、後処理された仮想出力信号および後処理されたリアルオーディオ出力信号の両方がボリュームおよびゾーンともに制御されている場合、後処理された仮想出力信号および後処理されたリアルオーディオ信号の減衰は同じである。従って、LF、RF、LR、RRスピーカーなどのようなスピーカー226は、同様に減衰されたそれぞれの後処理されたリアルオーディオ出力信号と結合した後処理された仮想出力信号との組み合わせによって駆動され得る。しかしながら、後処理された仮想出力信号および後処理されたリアルオーディオ出力信号がボリュームおよびゾーンともに制御されていない場合、後処理された仮想出力信号は後処理されたリアルオーディオ出力信号とは異なって減衰され得る。
たとえば、LFおよびRFスピーカー226が中および高範囲トランスデューサ(中音域または高音域スピ−カー)であって、LRおよびRRスピーカー226が低範囲トランスデューサ(低音域スピ−カー)である図5に示される構成を用いて、低音加算は実行され得る。この例において、後処理されたリアルオーディオ出力信号が減衰された場合、後処理された仮想出力信号はスピーカー226を駆動し続し得る。動作中、ゾーン制御が、LRおよびRRスピーカー226を駆動するオーディオ信号を形成するなどのいくつかのリアルオーディオ出力信号をゼロに減衰した場合、それぞれの加算器608は後処理された仮想出力信号を結合し、LRおよびRRスピーカー226が後処理された仮想出力信号のみに駆動されるようにする。つまり、ゾーン制御が動作されてLRおよびRRスピーカー226がゼロ出力にフェードされる場合、LRおよびRRスピーカー226は後処理された仮想出力チャンネルによって駆動され続けて低周波数オーディオサウンドを出力する。既に考察されたように、同一のリアルオーディオ入力信号が用いられて仮想およびリアルオーディオ出力信号を形成する。このように、LRおよびRRスピーカー226は、後処理された仮想出力信号を介した非減衰の後処理済みリアルオーディオ出力信号の少なくとも1つの所定周波数範囲によって駆動される。
この例において、後処理された仮想出力信号は減衰されないか、さもなければ後処理されたリアルオーディオ出力信号に関して信号振幅制御ブロック220の動作によって影響を受ける。同様に、リアルオーディオ出力信号は減衰されないか、さもなければ後処理された仮想出力信号に関して信号振幅制御ブロック220の動作によって影響を受ける。先の例のように、単一仮想出力信号のみが示されるが、任意数の仮想出力信号がクロスバーマトリクスミキサー302によって混合され得て、リアルオーディオ出力信号を用いて加算され、スピ−カーを駆動するために利用可能なオーディオ信号を形成する。代替に、既に考察されたように、フィードバック入力信号がリアルオーディオ出力信号と結合され得て、低音加算を実行する。
さらに図6を説明すると、別の例において、リアルオーディオ入力信号はクロスバーマトリクスミキサー302によって混合され得て、オーディオ信号を生成し、複数のトランスデューサを有するスピ−カーを駆動する。クロスバーマトリクスミキサー302はリアルオーディオ入力信号を混合し得て、少なくとも1つのリアルオーディオ出力信号と少なくとも1つの仮想出力信号を生成する。リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号はそれぞれリアルポストプロセッサブロック412および仮想ポストプロセッサブロック414によって独立的に処理され得る。リアルポストプロセッサブロック412内でのフィルタ処理は、第1の所定周波数範囲へのリアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために実行され得る。第1の所定周波数範囲は、スピ−カーに含まれる高音スピ−カーのようなトランスデューサの周波数応答であり得る。仮想ポストプロセッサブロック414内でのフィルタ処理は第2の所定周波数範囲への仮想出力信号をフィルタ処理するために実行され得る。第2の所定周波数範囲は中音域のようなスピ−カーにおける第2のトランスデューサの周波数応答であり得る。
第1の所定周波数範囲は第2の所定周波数範囲とは異なる周波数範囲である。たとえば、低音スピ−カートランスデューサの典型的な周波数範囲は20ヘルツから200〜250ヘルツであり、中音域トランスデューサの典型的な周波数範囲は200〜250ヘルツから3000〜5000ヘルツであり、高音域スピ−カートランスデューサの典型的な周波数範囲は3000〜5000ヘルツから20キロヘルツである。他の例において、任意数の異なる所定周波数範囲が用いられ得てスピ−カーを駆動するためのオーディオ信号を生成する。
リアルポストプロセッサブロック412および仮想ポストプロセッサブロック414内でのフィルタ処理はまたリアルオーディオ出力信号および仮想出力信号を独立的に遅延するために実行され得る。リアルオーディオ出力信号は第1の所定の時間遅延によって遅延され得て、仮想出力信号は第1の所定の時間遅延とは異なる第2の所定の時間遅延によって遅延され得る。リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号を独立的に遅延することによって、別々で無関係な位相制御が第1および第2の所定周波数範囲において実行され得る。
独立的にフィルタ処理され遅延されたリアルオーディオ出力信号および仮想出力信号は信号振幅制御ブロック220を介して加算器608に提供され得る。加算器608において、リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号は結合され得てオーディオ信号を形成する。オーディオ信号は単一のオーディオチャンネルにある単一のオーディオ信号であり得て、単一のスピ−カーを駆動するのに利用可能であり得る。より特定的に、オーディオ信号の後処理されたリアルオーディオ出力信号は高音スピ−カーなどのスピ−カーに含まれる第1のトランスデューサを駆動し得る。オーディオ信号の後処理された仮想出力信号は、低音スピ−カーなどのスピ−カーに含まれる第2のトランスデューサを駆動し得る。
従って、オーディオチャンネルの単一のオーディオ信号出力は受動的クロスオーバーを有するスピ−カーにおけるいくつかのトランスデューサを駆動することが可能である。オーディオ信号のローパス部分およびオーディオ信号のハイパス部分はそれぞれ異なる遅延を有する可能性がある。リアルポストプロセッサブロック412および仮想ポストプロセッサブロック414内のフィルタ処理を用いて、オーディオ信号の周波数帯域間の望ましい位相遅延が達成され得る。別々に調整可能な周波数依存位相遅延はまたオーディオ信号における異なる周波数帯域のより良い遅延制御を提供でき、さもなければ可能である。従って、オーディオ信号の周波数帯域間の遅延はより大きな感受性を有して調節され得る。たとえば、フィルタの典型である遅延の20マイクロ秒インクリメントに制限される代わりにより良い遅延が達成され得る。このように、たとえば、オーディオ信号の高周波数部分は5マイクロ秒などのより良い遅延の対象であり得る。
図7は、図1〜図6へ参照するサウンド処理システム内の低音加算動作を示すプロセス線図である。ブロック702において、第1および第2のオーディオ入力信号506および508(RFおよびLF)のようなリアルオーディオ入力信号は、ヘッドユニット204またはリアルオーディオ入力信号のいくつかの他のソースによって生成される。リアルオーディオ入力信号506および508はブロック704におけるプリプロセッサブロック208によって受信され、前処理される。ブロック706において、前処理されたリアルオーディオ入力信号506および508は混合ブロック210によって受信され、クロスバーマトリクスミキサー302によって混合され、少なくとも1つの仮想出力信号を生成する。仮想出力信号は、それぞれの所定のゲインを用いて、前処理された第1および第2の入力信号506および508を結合することによって混合され得る。代替に、第1および第2の入力信号506および508のいずれかがそれぞれの所定のゲインと混合され得て、仮想出力信号を生成する。
ブロック708において、仮想出力信号は仮想ポストプロセッサブロック414を用いて後処理される。後処理は、フィルタ選択534で選択された1つ以上のフィルタを用いて仮想出力信号をフィルタ処理することを含み得て、所定周波数範囲を獲得する。後処理された仮想出力信号が、ブロック714においてクロスバーマトリクスミキサー302へのフィードバック入力信号504として提供されるか否か決定される。後処理された仮想出力信号がフィードバックチャンネル424に提供される場合、ブロック718においてフィードバック入力信号504はクロスバーマトリクスミキサー302によって受信される。ブロック720において、フィードバック入力信号504は所定のそれぞれのゲインを用いて、第2のリアルオーディオ入力信号508のような1つ以上のリアルオーディオ入力信号502と混合する。フィードバック入力信号504が所定周波数範囲にフィルタ処理された場合、フィードバック信号入力504は、混合する第2のリアルオーディオ信号入力508の周波数範囲のサブセットである。
第1および第2のリアルオーディオ入力信号506および508とフィードバック入力信号504との混合の結果、ブロック722においてクロスバーマトリクスミキサー302はリアルオーディオ出力信号を生成する。この例において、フィードバック入力信号504は所定のゲインにおいて前処理された第1のリアルオーディオ入力信号506と混合し得るかまたは結合し得て第1のリアルオーディオ出力信号を生成し、またフィードバック入力信号504は所定のゲインにおいて前処理された第2のリアルオーディオ入力信号508と混合し、第2のリアルオーディオ出力信号を生成する。フィードバック入力信号504を含むために、第1のリアルオーディオ出力信号の所定の周波数範囲は第2のリアルオーディオ出力信号に含まれ、第2のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は第1のリアルオーディオ出力信号に含まれる。他の例において、他の混合が可能である。
ブロック724において、リアルオーディオ出力信号はリアルポストプロセッサブロック412を用いて後処理される。後処理されたリアルオーディオ出力信号はオーディオ信号としてブロック726において増幅器入力信号線256に提供される。この例において、オーディオ信号はそれぞれ第1および第2のオーディオ信号で、それぞれ第1および第2のスピ−カーを駆動するのに利用可能であって、それぞれ第1および第2のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成する。第1のオーディオ信号は第2のオーディオ信号の所定周波数範囲を含み、第2のオーディオ信号は第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を含む。
プリプロセッサブロック204における信号振幅制御ブロック220はユーザーなどによってブロック728で調整され得て、バランス制御を調整するなどして第2のリアルオーディオ入力信号508の信号強度を減衰するかまたは最小にする。動作中または他の任意の時間に処理が初期化される場合、そのような調整は実行され得る。その結果、第2のリアルオーディオ入力信号508はもはや利用可能でなくなり、ブロック730において第2のリアルオーディオ入力信号を減衰することなくクロスバーマトリクスミキサー302は混合を実行する。従って、この例において、第2のリアルオーディオ入力信号508を含むために仮想出力信号は混合されておらず、第2のリアルオーディオ出力信号はそれぞれの所定のゲインにおいて混合されるフィードバック入力信号を含むのみである。仮想出力信号が第1のリアルオーディオ入力信号506のみから混合されるので、第2のリアルオーディオ出力信号は第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲のみを含む。第2のリアルオーディオ入力信号は他の例において完全に減衰され得ない。
図8を説明すると、ブロック732において、リアルオーディオ入力信号(第2のリアルオーディオ入力信号508)が減衰されることなくリアルオーディオ出力信号が生成される。リアルオーディオ出力信号はブロック734において後処理される。ブロック736において、オーディオ信号が提供され、減衰されたリアルオーディオ入力信号の効果がない。この例において、第1のオーディオ信号派フィードバック入力信号504と第1のリアルオーディオ入力信号506の結合から形成されるが、第2のオーディオ信号はフィードバック入力信号504のみから形成される。なぜなら第2のリアルオーディオ入力信号508は減衰されるからである。従って、第2のサウンドゾーンにおける第2のスピ−カーは、フィードバック入力信号504の所定周波数範囲によってのみ駆動される。フィードバック入力信号504は、減衰された第2のオーディオ信号の周波数範囲のサブセットである第1のオーディオ信号の所定周波数範囲である。
再び図7のブロック714を説明すると、フィードバック入力信号は使用されず、リアルオーディオ入力信号は図8のブロック740においてクロスバーマトリクスミキサー302によって混合される。ブロック742において、クロスバーマトリクスミキサー302はリアルオーディオ出力チャンネル406にリアルオーディオ出力信号を生成する。リアルオーディオ出力信号はブロック744においてリアルポストプロセッサブロック412を用いて後処理される。ブロック746において、後処理されたリアルオーディオ出力信号は、加算器608によって、後処理された仮想出力信号と合計される。加算器608は、ブロック748における増幅器入力信号線256のオーディオ出力信号として、後処理されたリアルオーディオ出力信号と後処理された仮想出力信号の合計を提供する。オーディオ信号はそれぞれのスピ−カーを駆動するのに利用可能である。
後処理ブロック304における信号振幅制御ブロック220はブロック752において、ユーザーなどによって、バランス制御を調整するなどして、調整され得て、第2のリアルオーディオ入力信号508の信号強度を減衰するかまたは最小にする。動作中または任意の他の時間に処理が初期化される場合にそのような調整が実行され得る。その結果、第2のリアルオーディオ入力信号508はもはや利用可能ではなく、クロスバーマトリクスミキサー302によって混合された第2のリアルオーディオ出力信号がゼロに減衰される。さらに、仮想出力信号は第2のリアルオーディオ入力信号508なしで混合される。この例の信号振幅制御ブロック220は仮想出力信号に影響を及ぼさず、ブロック754において加算器608は、減衰された第2のリアルオーディオ出力信号508に基づいてゼロを有する後処理された仮想出力信号を加算するかまたは結合する。他の例において、第2のリアルオーディオ入力信号508は完全に減衰され得ない。
ブロック756において、加算器608によって提供される出力信号は後処理された仮想出力信号を含むが、第2のリアルオーディオ出力信号は含まない。従って、その出力信号によって駆動されるスピ−カーは、後処理された仮想出力信号のみか、または、他のスピ−カーを駆動するために利用可能な非減衰のオーディオ信号の少なくとも1つの所定周波数範囲によって駆動される。この例において、後処理された仮想出力信号は、フィルタ処理された、第1のリアルオーディオ入力信号506のみから形成された所定の低周波数範囲オーディオ信号である。従って、バランス制御はスピ−カーからのオーディオ出力を最小にするために調整されたとしても、スピ−カーは駆動され、低周波数オーディオ出力を生成する。
既に考察されたサウンドプロセッサは、クロスバーマトリクスミキサー302を用いて前処理されたリアルオーディオ入力信号から仮想出力信号およびリアルオーディオ出力信号を生成する。仮想出力信号は後処理され、フィードバック入力信号としてクロスバーマトリクスミキサー302に提供されるかまたは後処理された仮想出力信号として加算器602に提供される。例示的適用において、後処理された仮想出力信号はリアルオーディオ入力信号から混合され、後処理中にフィルタ処理され、所定周波数範囲信号を提供する。所定周波数は低周波数範囲であり得て、低音加算を提供する。信号振幅制御ブロック220がスピ−カーを駆動する1つ以上のリアルオーディオ出力信号を最小にするために調整される場合、スピ−カーは所定周波数範囲範囲信号によって駆動され続け得る。従って、スピ−カーへのオーディオ信号が減衰されないような場合、スピ−カーは低周波数オーディオ出力を生成し続け得る。
代替に、リアルオーディオ入力信号が混合され得て、リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号を生成する。リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号は後処理の間、別々にフィルタ処理され、および遅延され得て、異なる周波数帯域が無関係に位相遅延され得るようにする。別々に処理されたリアルオーディオ出力信号および仮想出力信号は加算器608によって組み合わされ得て、複数のトランスデューサを有する単一のスピ−カーを駆動するために利用可能な単一のオーディオ出力信号を形成する。
発明のさまざまな実施形態が記載されてきたが、発明の範囲にあるより多くの実施形態および実行が可能であることは、当業者に明らかとなるであろう。
サウンド処理システムを含む乗物のブロック図である。 サウンド処理システムのブロック図またはフローチャートである。 図2に示されるサウンド処理システムの一部のブロック図である。 図2に示される混合ブロックの局面を示すサウンド処理システムのブロック図である。 図3および図4に示されるクロスバーマトリクスミキサーの構成を示す表である。 図2に示される混合ブロックの局面を示すサウンド処理システムのブロック図である。 図2〜図6に示されるサウンド処理システムを用いて低音加算を実行するための方法のフローチャートである。 図7のフローチャートの第2の部分である。
符号の説明
202 サウンド処理システム
204 ヘッドユニット
206、402 サウンドプロセッサ
208 前処理ブロック
210 混合ブロック
211 DAC
212 混合線
216 前置フィルタ
217 入力信号
218 入力信号線
220 信号振幅制御ブロック
224 増幅器
226 スピーカー
234 デコーダ
236 デジタルオーディオ入力線
237 アナログオーディオ入力線
238、240 ADC
244 二次的ソース
246 ナビゲーションユニット
252、254 ADC
255 出力信号線
256 オーディオ信号
304 後処理ブロック
316 遅延ブロック
330 後置フィルタ
412 リアルポストプロセッサブロック
414 仮想ポストプロセッサ
608 加算器

Claims (87)

  1. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    第1のリアルオーディオ信号の所定周波数信号を獲得するために第1のリアルオーディオ信号をフィルタ処理するために構成される混合ブロックを備え、
    該混合ブロックは、スピ−カーを駆動するために利用可能なオーディオ信号を生成するため、該第1のリアルオーディオ信号の該所定周波数範囲と第2のリアルオーディオ信号を結合するために構成され、
    該第1のリアルオーディオ信号の該所定周波数範囲が該第2のリアルオーディオ信号の周波数範囲のサブセットである、サウンドプロセッサ。
  2. 前記混合ブロックが、前記第1のリアルオーディオ信号の前記所定周波数範囲と前記第2のリアルオーディオ信号を混合するために構成されるクロスバーミキサーを備える、請求項1に記載のサウンドプロセッサ。
  3. 前記第1および第2のリアルオーディオ信号は複数のリアルオーディオ入力信号であって、前記クロスバーミキサーは、前記オーディオ信号を生成するために、該リアルオーディオ入力信号の少なくとも1つと少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号の所定周波数範囲とを混合するために構成される、請求項2に記載のサウンドプロセッサ。
  4. 前記第1のリアルオーディオ信号は少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号であって、前記混合ブロックはクロスバーミキサーおよび加算器を備え、該クロスバーミキサーは前記第2のリアルオーディオ信号を混合するために構成され、該加算器は、前記オーディオ信号を生成するために、該第2のリアルオーディオ信号と該第1のリアルオーディオ信号の前記所定周波数範囲を結合するために構成される、請求項1に記載のサウンドプロセッサ。
  5. 信号減衰調節を提供し、前記オーディオ信号が前記第1のリアルオーディオ信号の前記所定周波数範囲のみを含むように調整され得るようにするために構成されるゾーン制御をさらに備える、請求項1に記載のサウンドプロセッサ。
  6. 前記オーディオ信号の前記第2のリアルオーディオ信号部分の減衰を可能にし、該オーディオ信号が前記第1のリアルオーディオ信号の前記所定周波数範囲のみを含むようにするように構成されるゾーン制御をさらに備える、請求項1に記載のサウンドプロセッサ。
  7. 前記オーディオ信号の調整を可能にし、前記第2のリアルオーディオ信号が減衰される場合、該オーディオ信号は前記第1のリアルオーディオ信号の前記所定周波数範囲のみを含むようにするために構成されるゾーン制御をさらに備える、請求項1に記載のサウンドプロセッサ。
  8. 前記第1のリアルオーディオ信号は、加算された所定周波数範囲を獲得するために前記混合ブロックによって加算され、フィルタ処理される複数のリアルオーディオ入力信号である、請求項1に記載のサウンドプロセッサ。
  9. 前記加算された所定周波数範囲が約100ヘルツより小さい、請求項8に記載のサウンドプロセッサ。
  10. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    第1の所定周波数範囲および第2の所定周波数範囲へのリアルオーディオ入力信号を分離するために構成された混合ブロックを備え、
    該混合ブロックは、該第2の所定周波数範囲と関係なく該第1の所定周波数範囲をフィルタ処理するために構成され、
    該混合ブロックは、スピ−カーを駆動する利用可能なオーディオ信号を生成するために、該第1および第2の所定周波数範囲を再結合するために構成される、サウンドプロセッサ。
  11. 前記第1の所定周波数範囲が前記第2の所定周波数範囲と異なる周波数範囲である、請求項10に記載のサウンドプロセッサ。
  12. 前記第1の所定周波数範囲が前記オーディオ信号の周波数範囲の一部であり、前記第2の所定周波数範囲が該オーディオ信号の周波数範囲の残りの部分である、請求項10に記載のサウンドプロセッサ。
  13. 前記オーディオ信号が単一のオーディオ信号で、前記スピ−カーが単一のスピ−カーである、請求項10に記載のサウンドプロセッサ。
  14. 前記第1の所定周波数範囲がリアルオーディオ出力信号で、前記第2の所定周波数範囲が仮想オーディオ出力信号である、請求項10に記載のサウンドプロセッサ。
  15. 前記スピ−カーが第1のトランスデューサおよび第2のトランスデューサを含み、前記第1の所定周波数範囲は該第1のトランスデューサを駆動するために構成され、前記第2の所定周波数範囲は該第2のトランスデューサを駆動するために構成される、請求項10に記載のサウンドプロセッサ。
  16. 前記混合ブロックはクロスバーミキサー、ポストプロセッサ、加算器を備え、該クロスバーミキサーは前記リアルオーディオ入力信号を分離するために構成され、該ポストプロセッサは前記第1および第2の所定周波数範囲を異なって遅延するために構成され、加算器は該第1および第2の所定周波数範囲を再結合するために構成される、請求項10に記載のサウンドプロセッサ。
  17. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    リアルオーディオ入力信号を受信し、処理するために構成される前処理ブロックと、
    リアルオーディオ出力信号および仮想出力信号を生成するために前処理された該リアルオーディオ入力信号を受信し、混合するために構成されるクロスバーミキサーと、
    該リアルオーディオ出力信号および該仮想出力信号を受信し、処理するために構成される後処理ブロックとを備え、
    該後処理ブロックは、該仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するために該仮想出力信号をフィルタ処理するために構成され、
    後処理された仮想出力信号は、スピ−カーを駆動するためオーディオ信号を形成するために、該リアルオーディオ入力信号または該後処理されたリアルオーディオ出力信号のいずれかと結合される、サウンドプロセッサ。
  18. 前記後処理ブロックは、前記リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するために該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために構成される、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  19. 前記スピ−カーは第1のトランスデューサおよび第2のトランスデューサを含み、前記オーディオ信号の後処理された仮想出力信号部分は該第1のトランスデューサを駆動するために構成され、該オーディオ信号の後処理されたオーディオ出力信号部分は該第2のトランスデューサを駆動するために構成される、請求項18に記載のサウンドプロセッサ。
  20. 前記リアルオーディオ入力信号が右および左のリアルオーディオ入力信号を備える、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  21. 前記クロスバーミキサーが、フィードバック入力信号として前記後処理された仮想出力信号を受信するように構成され、該後処理された仮想出力信号と前記リアルオーディオ入力信号を混合するためにさらに構成される、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  22. 前記後処理ブロックと結合された加算器をさらに備え、該加算器が前記後処理された仮想出力信号と前記後処理されたオーディオ出力信号を結合するために構成される、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  23. 信号振幅制御ブロックをさらに備え、前記リアルオーディオ入力信号または前記後処理されたリアルオーディオ出力信号が該信号振幅制御ブロックによって減衰され得て、前記後処理された仮想出力信号のみが用いられて前記スピ−カーを駆動するための前記オーディオ信号を形成する、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  24. 前記リアルオーディオ入力信号は複数の固定レベルのリアルオーディオ入力信号であり、前記信号振幅制御ブロックは、前記後処理されたリアルオーディオ出力信号のボリューム、フェードおよびバランスの制御、および前記後処理された仮想出力信号のボリューム制御のみを提供するために構成される、請求項23に記載のサウンドプロセッサ。
  25. 前記リアルオーディオ入力信号は複数の固定レベルのリアルオーディオ入力信号であり、前記信号振幅制御ブロックは、前記後処理されたリアルオーディオ出力信号および前記後処理された仮想出力信号のボリューム、フェードおよびバランスの制御を提供するために構成される、請求項23に記載のサウンドプロセッサ。
  26. 前記リアルオーディオ入力信号は複数の固定レベルのリアルオーディオ入力信号であり、前記信号振幅制御ブロックは、前記前処理の一部として該リアルオーディオ入力信号のみの前記フェードおよびバランスを制御するために構成され、また、前記後処理されたリアルオーディオ出力信号の前記ボリュームを制御するために構成される、請求項23に記載のサウンドプロセッサ。
  27. ボリュームおよびゾーン制御を有する信号振幅制御ブロックをさらに備え、前記後処理されたリアルオーディオ出力信号および前記後処理された仮想出力信号は該信号振幅制御ブロックによって別々に制御可能である、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  28. 信号振幅制御ブロックをさらに備え、前記オーディオ出力は、前方のスピ−カーを駆動するのに利用可能な前方のオーディオ出力および後部のスピ−カーを駆動するのに利用可能な後部オーディオ出力を備え、該信号振幅制御ブロックは該後部のオーディオ出力をフェードするために調整可能なように構成され、前記後処理された仮想出力信号のみが該後部スピ−カーを駆動するのに利用可能であるようにする、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  29. 信号振幅制御ブロックをさらに備え、前記オーディオ出力が、前方のスピ−カーを駆動するのに利用可能な前方オーディオ出力および後部のスピ−カーを駆動するのに利用可能な後部オーディオ出力を備え、該信号振幅制御ブロックは該前方オーディオ出力を該後部オーディオ出力にフェードするために調節可能なように構成され、前記後処理された仮想出力信号のみが該前方スピ−カーを駆動するのに利用可能であるようにする、請求項17に記載のサウンドプロセッサ。
  30. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    第1のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成するために使用可能である第1のリアルオーディオ出力信号を形成するために構成されるクロスバーミキサーと、
    第2のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成するために使用可能である第2のリアルオーディオ出力信号を形成するためにまた構成される該クロスバーミキサーと、
    それぞれのサウンドゾーンにおいて該第1および第2のそれぞれのリアルオーディオ出力信号の信号強度を制御するために調節可能であるゾーン制御とを備え、
    該クロスバーミキサーは、該第2のリアルオーディオ出力信号を有する該第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を含むために構成され、該ゾーン制御が該第2のリアルオーディオ出力信号のみの該信号強度を最小にするために調整される場合、該第1のリアルオーディオ出力信号の該所定周波数範囲は該第2のサウンドゾーンにおいてサウンドを生成するのに利用可能である、サウンドプロセッサ。
  31. 前記クロスバーミキサーは入力として複数のリアルオーディオ入力信号を受信するように構成され、該リアルオーディオ入力信号は、前記第1のリアルオーディオ出力信号および該第1のリアルオーディオ出力信号の前記所定周波数範囲を形成するために、所定のゲインを用いて該クロスバーミキサーによって混合される、請求項30に記載のサウンドプロセッサ。
  32. 前記第1のリアルオーディオ出力信号の前記所定周波数範囲は、前記第2のリアルオーディオ出力信号を生成するために前記クロスバーミキサーによってリアルオーディオ入力信号の少なくとも1つと混合される、請求項31に記載のサウンドプロセッサ。
  33. 前記クロスバーミキサーと結合している後処理装置をさらに備え、該後処理装置が、入力信号として該クロスバーミキサーへの前記第1のリアルオーディオ出力信号の前記所定周波数範囲を抽出し、提供するために構成される、請求項30に記載のサウンドプロセッサ。
  34. 前記第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は、前記クロスバーミキサーに提供されるフィードバック入力信号である、請求項30に記載のサウンドプロセッサ。
  35. 前記ゾーン制御は、前記第1および第2のリアルオーディオ出力信号のバランスおよびフェード制御を実行するために構成される、請求項30に記載のサウンドプロセッサ。
  36. 前記第1のリアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は、前記第2のリアルオーディオ出力信号の周波数範囲の一部である、請求項30に記載のサウンドプロセッサ。
  37. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    第1のオーディオ信号は第1のスピ−カーを駆動するために使用可能であって、第2のオーディオ信号は第2のスピ−カーを駆動するために使用可能である、第1のオーディオ信号と第2のオーディオ信号を混合するために構成されるクロスバーミキサーと、
    該第1のオーディオ信号または該第2のオーディオ信号またはその結合のうち少なくとも1つの所定周波数範囲を形成するために、該クロスバーミキサーを用いて動作可能である後処理ブロックと、
    該所定周波数範囲と該第1のオーディオ信号および該第2のオーディオ信号の少なくとも1つと結合するために構成される加算器と、
    該第1および第2それぞれのオーディオ信号の信号強度を制御するのに調節可能な信号振幅制御ブロックであって、該信号振幅制御ブロックは、含まれる該所定周波数範囲が減衰することなく該第1のオーディオ信号または該第2のオーディオ信号の少なくとも1つの信号振幅を減衰するために構成される、信号振幅制御ブロックと
    を備える、サウンドプロセッサ。
  38. 前記クロスバーミキサーは入力として複数のリアルオーディオ入力信号を受信するように構成され、該リアルオーディオ入力信号は、前記第1のオーディオ信号、前記第2のオーディオ信号、前記所定周波数範囲を生成するために所定のゲインを用いて該クロスバーミキサーによって混合される、請求項37に記載のサウンドプロセッサ。
  39. 前記加算器は、前記第1および第2のオーディオ信号ならびに前記所定周波数範囲を受信するために前記信号振幅制御ブロックと結合される、請求項37に記載のサウンドプロセッサ。
  40. 前記ポストプロセッサは、前記第1のオーディオ信号および前記第2のオーディオ信号を後処理するために構成されたリアルポストプロセッサを備える、請求項37に記載のサウンドプロセッサ。
  41. 前記クロスバーミキサーは仮想出力信号を混合するために構成され、該仮想出力信号は前記所定周波数範囲を形成するために前記後処理ブロックによって処理される、請求項37に記載のサウンドプロセッサ。
  42. 前記クロスバーマトリクスは入力として複数のリアルオーディオ入力信号を受信するために構成され、該リアルオーディオ入力信号の少なくとも1つは前記仮想出力信号を形成するために該クロスバーミキサーによって混合される、請求項41に記載のサウンドプロセッサ。
  43. 前記信号振幅制御ブロックがボリューム制御、フェード制御およびバランス制御を備える、請求項37に記載のサウンドプロセッサ。
  44. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    第1のオーディオ信号は第1のスピ−カーを駆動するために利用可能であって、第2のオーディオ信号は第2のスピ−カーを駆動するために利用可能である、第1のオーディオ信号および第2のオーディオ信号を混合するための混合手段と、
    該第1および第2それぞれのオーディオ信号の信号強度を調整するための制御手段とを備え、
    該混合手段は、該第1のオーディオ信号と該第2の所定周波数範囲を結合するための結合手段を備え、該制御手段が該第2のオーディオ信号の信号振幅を最小にするために調整される場合、該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲が該第2のスピ−カーを駆動するのに利用可能である、サウンドプロセッサ。
  45. 前記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲と前記第2のオーディオ信号の周波数範囲が等しくない、請求項44に記載のサウンドプロセッサ。
  46. 前記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲が前記第2のオーディオ信号の周波数範囲より小さい、請求項44に記載のサウンドプロセッサ。
  47. 前記混合手段がクロスバーミキサーを備え、該クロスバーミキサーは前記第1のオーディオ信号と前記第2のオーディオ信号の所定周波数範囲を結合するために構成される、請求項44に記載のサウンドプロセッサ。
  48. 前記混合手段が後処理ブロックを備え、前記クロスバーミキサーは前記第1および第2のオーディオ信号および仮想出力信号を形成するため、複数のリアルオーディオ入力信号を受信し、混合するために構成され、該仮想出力信号は、該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を形成するために該後処理ブロックによって処理される、請求項47に記載のサウンドプロセッサ。
  49. 前記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲がフィードバック入力信号として前記クロスバーミキサーに提供され、該クロスバーミキサーは、該第1のオーディオ信号および前記第2のオーディオ信号の所定周波数範囲の結合を形成するために、該フィードバック入力信号と少なくとも1つのリアルオーディオ入力信号を混合するために構成される、請求項48に記載のサウンドプロセッサ。
  50. 前記結合手段が加算器であって、該加算器は、前記第1のオーディオ信号と前記第2のオーディオ信号の所定周波数範囲を結合するために構成される、請求項44に記載のサウンドプロセッサ。
  51. 前記混合手段がクロスバーミキサーおよび後処理ブロックを備え、該クロスバーミキサーが前記第1のオーディオ信号および前記第2のオーディオ信号を形成するために構成され、該後処理ブロックは、該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を形成するため、該第1のオーディオ信号を後処理をするために構成される、請求項50に記載のサウンドプロセッサ。
  52. 前記混合手段が、前記第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を生成するために構成される第1のフィルタおよび第2のフィルタを備え、該第1のフィルタは、およそ100ヘルツの中心周波数を有するローパスフィルタである該第2のフィルタを用いて協働して動作可能な約20ヘルツの中心周波数を有するハイパスフィルタである、請求項44に記載のサウンドプロセッサ。
  53. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    前記クロスバーミキサーに供給可能なリアルオーディオ入力信号からの仮想出力信号およびリアルオーディオ出力信号を生成するために構成されるクロスバーミキサーと、
    該リアルオーディオ出力信号を処理するために構成可能なリアル後処理ブロックと、
    該仮想出力信号を処理するために構成可能な仮想後処理ブロックと、
    スピ−カーを駆動する性能のあるオーディオ出力を形成するために該仮想出力信号と該リアルオーディオ出力信号を加算するために構成される加算器であって、該仮想出力信号および該リアルオーディオ出力信号は、該後処理ブロックによって処理された後で加算される、加算器と
    を備える、サウンドプロセッサ。
  54. 前記リアル後処理ブロックおよび前記仮想後処理ブロックは、前記リアルオーディオ出力信号と前記仮想出力信号をそれぞれフィルタ処理するために構成可能である、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  55. 前記仮想後処理ブロックは、前記リアルオーディオ出力信号の周波数範囲のサブセットである前記仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該仮想出力信号をフィルタ処理するために構成される、請求項54に記載のサウンドプロセッサ。
  56. 前記仮想後処理ブロックは前記仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該仮想出力信号をフィルタ処理するために構成され、前記リアル後処理ブロックは前記リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために構成される、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  57. 前記仮想出力信号の所定周波数範囲は前記スピ−カーに含まれる第1のトランスデューサの周波数応答であり、前記リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲は該スピ−カーに含まれる第2のトランスデューサの周波数応答である、請求項56に記載のサウンドプロセッサ。
  58. 前記仮想後処理ブロックは、第1の所定時間によって前記仮想出力信号を遅延するために構成され、前記リアル後処理ブロックは、該第1の所定時間遅延とは異なる第2の所定時間遅延によって前記リアルオーディオ出力信号を遅延するために構成される、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  59. 前記ポストプロセッサと前記加算器との間に結合される信号振幅制御ブロックをさらに備え、該信号振幅制御ブロックは、前記仮想出力信号を減衰することなく前記リアルオーディオ出力信号を減衰するために調節可能であるように構成される、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  60. 信号振幅制御ブロックをさらに備え、前記リアルオーディオ出力信号のボリューム、フェードおよびバランスと、前記仮想出力信号のボリュームのみが、該信号振幅制御ブロックを用いて制御可能である、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  61. 信号振幅制御ブロックをさらに備え、前記リアルオーディオ出力信号および前記仮想出力信号のボリューム、フェードおよびバランスは、該信号振幅制御ブロックを用いて制御可能である、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  62. 前記リアルオーディオ入力信号は複数のリアルオーディオ入力信号であり、スピ−カーを駆動する性能を有する前記オーディオ出力は、それぞれがそれぞれのスピ−カーを駆動する性能を有する等しい数のオーディオ出力である、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  63. 前記リアルオーディオ入力信号は第1の固定レベル入力および第2の固定レベル入力を備え、スピ−カーを駆動する性能を有する前記オーディオ出力は、それぞれのスピ−カーを駆動する性能を有する2つより大きなオーディオ出力を備える、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  64. 前記スピ−カーが第1のトランスデューサおよび第2のトランスデューサを備え、前記仮想出力信号は該第1のトランスデューサを駆動するため、所定周波数を獲得するために処理され、前記リアルオーディオ出力信号は該第2のトランスデューサを駆動するため、所定周波数範囲を獲得するために処理される、請求項53に記載のサウンドプロセッサ。
  65. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおいて使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    メモリ装置と、
    リアルオーディオ入力信号を第1のリアルオーディオ出力信号と仮想出力信号に分けるために該メモリ装置に格納された命令と、
    スピ−カーに含まれる第1のトランスデューサの周波数応答範囲を表す該リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
    該スピ−カーに含まれる第2のトランスデューサの周波数応答範囲を表す該仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するため、該仮想出力信号をフィルタ処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
    該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号を結合するためにメモリ装置に格納された命令と、
    該スピ−カーを駆動するために、該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号の結合を利用可能にするために該メモリ装置に格納された命令と
    を備える、サウンドプロセッサ。
  66. 前記リアルオーディオ出力信号と前記仮想出力信号のそれぞれに別々の位相遅延の無関係な割当を提供する前記メモリ装置に格納された命令をさらに備える、請求項65に記載のサウンドプロセッサ。
  67. 前記フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と前記フィルタ処理された仮想出力信号の結合は、単一のオーディオチャンネルに提供されるオーディオ信号を形成する、請求項65に記載のサウンドプロセッサ。
  68. 乗物のオーディオサウンド処理システムに使用されるサウンドプロセッサであって、該サウンドプロセッサは、
    メモリ装置と、
    第1のスピ−カーを駆動するため第1のオーディオ信号を処理し、第2のスピ−カーを駆動するため第2のオーディオ信号を処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
    該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を獲得するため、該第1のオーディオ信号をフィルタ処理するために該メモリ装置に格納された命令と、
    該第2のオーディオ信号が減衰される場合、該第2のスピ−カーが該所定周波数範囲によって駆動されるように、該第2のスピ−カーもまた駆動するため、該所定周波数範囲を処理するために該メモリ装置に格納された命令と
    を備える、サウンドプロセッサ。
  69. 前記第2のオーディオ信号を形成するため、クロスバーマトリクスミキサーを用いて、前記所定周波数範囲とリアルオーディオ入力信号を混合するために前記メモリ装置に格納された命令をさらに備える、請求項68に記載のサウンドプロセッサ。
  70. 加算器を用いて、前記所定周波数範囲と前記第2のオーディオ信号を加算するために前記メモリに格納された命令をさらに備える、請求項68に記載のサウンドプロセッサ。
  71. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおけるサウンド処理の方法であって、該方法は、
    第1のスピ−カーを駆動するため第1のオーディオ信号を処理し、第2のスピ−カーを駆動するため第2のオーディオ信号を処理することと、
    該第1のオーディオ信号の所定周波数範囲を獲得するために該第1のオーディオ信号をフィルタ処理することと、
    該第2のオーディオ信号が減衰される場合、該第2のスピ−カーが該所定周波数範囲によって駆動されるように、該第2のスピ−カーを駆動するために該所定周波数範囲を処理することと
    を包含する、方法。
  72. 前記第1および第2のオーディオ信号を処理することは、第1および第2それぞれのスピ−カーを駆動するのに利用可能なオーディオ信号を形成するために所定のゲインにおいて該第1および第2のオーディオ信号の少なくとも1つを混合することを包含する、請求項71に記載の方法。
  73. 前記第1のオーディオ信号のフィルタ処理は、該第1のオーディオ信号へのローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、およびその結合のうち少なくとも1つを適用することを包含する、請求項71に記載の方法。
  74. 前記所定周波数範囲を処理することは、加算器を用いて、該所定周波数範囲と前記第2のオーディオ信号を加算することを包含する、請求項71に記載の方法。
  75. 前記所定周波数範囲を処理することは、クロスバーミキサーを用いて、該所定周波数範囲と前記第2のオーディオ信号を混合することを包含する、請求項71に記載の方法。
  76. 前記所定周波数範囲を処理することは、前記第2のオーディオ信号を形成するために、少なくとも1つのリアルオーディオ信号と該所定周波数範囲を混合することを包含する、請求項71に記載の方法。
  77. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおけるサウンド処理の方法であって、該方法は、
    第1のオーディオ信号を用いて第1のスピ−カーを駆動し、第2のオーディオ信号を用いて第2のスピ−カーを駆動することと、
    該第1のスピ−カーを駆動することから該第1のオーディオ信号を取り除くことと、
    該第2のオーディオ信号の低音成分を用いて該第1のスピ−カーを駆動し続けることと
    を包含する、方法。
  78. 前記第1のオーディオ信号は右前方オーディオ信号および左前方オーディオ信号を包含し、前記第2のオーディオ信号は右後部オーディオ信号および左後部オーディオ信号を包含し、前記低音成分は該左および右後部オーディオ信号の結合の所定周波数範囲を包含する、請求項77に記載の方法。
  79. 前記第1のオーディオ信号は右後部オーディオ信号および左後部オーディオ信号を含み、前記第2のオーディオ信号は右前方オーディオ信号および左前方オーディオ信号を含み、前記低音成分は該右および左前方オーディオ信号の結合の所定周波数範囲を含む、請求項77に記載の方法。
  80. 前記第1のオーディオ信号は、右の第1のスピ−カーおよび左の第1のスピ−カーをそれぞれ駆動するために構成される右オーディオ信号および左オーディオ信号を含み、前記低音成分は、右および左それぞれのスピ−カーを駆動する周波数のそれぞれの所定範囲の右低音加算成分および左低音加算成分を含む、請求項77に記載の方法。
  81. 前記第1のスピ−カーが前方スピ−カーであって、前記第2のスピ−カーが後部スピ−カーである、請求項77に記載の方法。
  82. 前記第1のスピ−カーが後部スピ−カーであって、前記第2のスピ−カーが前方スピ−カーである、請求項77に記載の方法。
  83. 乗物のオーディオサウンド処理システムにおけるサウンド処理方法であって、該方法は、
    リアルオーディオ入力信号を第1のリアルオーディオ出力信号と仮想出力信号に分けることと、
    スピ−カーに含まれる第1のトランスデューサの周波数応答の範囲を表す該リアルオーディオ出力信号の所定周波数範囲を獲得するために、該リアルオーディオ出力信号をフィルタ処理することと、
    該スピ−カーに含まれる第2のトランスデューサの周波数応答の範囲を表す該仮想出力信号の所定周波数範囲を獲得するために、該仮想出力信号をフィルタ処理することと、
    該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号とを結合することと、
    該スピ−カーを駆動するために、該フィルタ処理されたリアルオーディオ出力信号と該フィルタ処理された仮想出力信号との結合を利用可能にすることと
    を包含する、方法。
  84. 前記リアルオーディオ出力信号および前記仮想出力信号をフィルタ処理することは、
    リアル後処理ブロックを用いて該リアルオーディオ出力信号を遅延することと、
    その間の位相を別々に制御するために、仮想後処理ブロックを用いて該仮想出力信号を無関係に遅延することとを包含する、請求項83に記載の方法。
  85. 前記リアルオーディオ出力信号および前記仮想出力信号をフィルタ処理することは、該リアルオーディオ出力信号と該仮想出力信号との間の前記位相遅延を調節することを包含する、請求項83に記載の方法。
  86. 前記結合を利用可能にすることは、単一のオーディオ信号を形成することを包含する、請求項83に記載の方法。
  87. 単一のオーディオ信号を形成することは、単一のオーディオチャンネルに該単一のオーディオ信号を供給することを包含する、請求項86に記載の方法。
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