JP2006060732A - 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム、ならびに、記録装置、記録方法および記録プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法および撮像プログラム、ならびに、記録装置、記録方法および記録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 編集時に所望の映像カットをより迅速に検索できるようにする。
【解決手段】 撮影中のATWによる調整値の変化が検出され、ホワイトバランス変化検出回路16に供給される。また、撮影中のシャッタ速度、ゲイン、フィルタ、絞りの変化が検出され、検出結果が被写体の明るさを示し、屋外と屋内の何方で撮影が行われたかを示す情報として、回路16に供給される。回路16は、少なくともATWによる調整値の変化、又は、撮影場所の屋内/屋外の変化の何れか一方が検出されたら、ホワイトバランス変化点として電子マークデータ発生回路40に供給する。回路40は、ホワイトバランス変化点を示す時刻情報に基づき電子マークデータを生成する。電子マークデータは、撮影者の意図の変化や撮影環境、被写体の変化を反映しており、このデータを用いることで、編集時に所望のカットを迅速に検索できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、撮影された撮像信号を記録すると共に、撮影時のビデオカメラの動作情報を記録するようにした撮像装置、撮像方法および撮像プログラム、ならびに、記録装置、記録方法および記録プログラムに関する。
ビデオカメラで撮影されて得られた映像信号は、ビデオテープやディスク状記録媒体、半導体メモリといった記録媒体に記録され、後に、必要に応じて編集がなされて用いられる。編集作業は、概略的には、記録媒体から再生された映像信号による撮像映像を見ながら所望の映像カットを抽出し、当該映像カットの開始点(IN点)および終了点(OUT点)をマークする。そして、それぞれのIN点およびOUT点に基づき複数の映像カットを所望に接続し、例えば他の記録媒体に記録し、最終的な映像である所謂完パケ映像を得る。
この編集作業において所望の映像カットを抽出する作業は、実際に映像を見ながら行う必要がある。そのため、例えば多数の映像から1乃至数映像カットを抽出して完パケ映像を作成するような場合など、必要な映像カットを抽出するために多数の映像を全て再生しなければならず、作業に多大な時間を要してしまう。
そこで、従来から、撮影映像の特徴点を抽出し、この特徴点に基づき映像を検索することで、所望の映像カットを容易に抽出できるようにする方式が提案されている。特徴点としては、撮影時のビデオカメラにおける動作状態の変化点を用いることができる。例えば、絞り、ズーム、フォーカス、ホワイトバランス、アンプゲイン、シャッタ速度といったビデオカメラの動作状態が変化した点では、被写体や撮影環境に何らかの変化が生じたり、撮影者の意図的な操作が行われた可能性があるため、映像の特徴点として用いることができる。
特に、周囲の色温度に合わせて自動的にホワイトバランスの制御を追従させるオートトラッキングホワイトバランス(ATW)の変化点は、撮影場所の屋外から屋内(または屋内から屋外)への移動、部屋間の移動(白熱電灯による照明の部屋から、蛍光灯による証明の部屋への移動など)といった、撮影環境に大きな変化が生じた時点に対応していることが考えられ、映像カットの抽出を行う際に非常に有用である。
特許文献1には、上述のような、ビデオカメラの動作状態の変化をを撮影時に随時取得し、カメラ動作情報として、映像信号と共に記録媒体に記録する構成が記載されている。特許文献1によれば、撮影時にカメラ動作情報を随時取得して、映像信号と共にフレーム毎に記録媒体に記録する。編集時には、カメラ動作情報に基づきコマ単位で検索を行う。この特許文献1の構成を用いることで、カメラ動作状態に基づき所望の場面を迅速に検索することが可能となる。
特開平9−198849号公報
ところが、この特許文献1の構成によれば、カメラ動作情報をフレーム毎に取得して記録するために、記録媒体の記録容量の消費量が大きいという問題点があった。これは、より多数の項目についてカメラ動作情報を取得し記録する場合に、特に問題となる。
また、カメラ動作情報に基づき場面を検索するためには、例えばカメラ動作情報における対象の項目について、閾値判断などを行う必要がある。上述の特許文献1の構成では、カメラ動作情報について閾値判断を行うためには、編集時にカメラ動作情報を一度サーチする必要があり、処理に時間を要するという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、編集時に所望の映像カットをより迅速に検索できるようにすると共に、記録媒体をより有効に利用することができる撮像装置、撮像方法および撮像プログラム、ならびに、記録装置、記録方法および記録プログラムを提供することにある。
この発明は、上述した課題を解決するために、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、撮像信号に対するホワイトバランス調整を撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整手段と、撮像手段による撮像中に、少なくともホワイトバランス調整による調整値に基づき、ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出手段と、変化点検出手段で検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成手段とを有することを特徴とする撮像装置である。
また、この発明は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、撮像信号に対するホワイトバランス調整を撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、撮像手段による撮像中に、少なくともホワイトバランス調整による調整値に基づき、ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、変化点検出のステップで検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップとを有することを特徴とする撮像方法である。
また、この発明は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、撮像信号に対するホワイトバランス調整を撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、撮像手段による撮像中に、少なくともホワイトバランス調整による調整値に基づき、ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、変化点検出のステップで検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップとを有する撮像方法をマイクロプロセッサに実行させることを特徴とする撮像プログラムである。
また、この発明は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、撮像信号に対するホワイトバランス調整を撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整手段と、撮像手段による撮像中に、少なくともホワイトバランス調整による調整値に基づき、ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出手段と、変化点検出手段で検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成手段と、ホワイトバランス調整手段でホワイトバランス調整された撮像信号を記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする記録装置である。
また、この発明は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、撮像信号に対するホワイトバランス調整を撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、撮像のステップによる撮像中に、少なくともホワイトバランス調整による調整値に基づき、ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、変化点検出のステップで検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップと、ホワイトバランス調整のステップでホワイトバランス調整された撮像信号を記録媒体に記録する記録のステップとを有することを特徴とする記録方法である。
また、この発明は、被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、撮像信号に対するホワイトバランス調整を撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、撮像のステップによる撮像中に、少なくともホワイトバランス調整による調整値に基づき、ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、変化点検出のステップで検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップと、ホワイトバランス調整のステップでホワイトバランス調整された撮像信号を記録媒体に記録する記録のステップとを有する記録方法マイクロプロセッサに実行させることを特徴とする記録プログラムである。
上述したように、この発明は、被写体を撮像して得られた撮像信号に対するホワイトバランス調整を、撮像信号の変化に追従して自動的に行うようにされ、撮像中にホワイトバランス調整による調整値に基づきホワイトバランスの変化点を検出し、検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成するようにしているため、撮像信号を記録媒体に記録して再生し編集する際に、電子マークデータを用いることで、撮影環境や被写体の変化、撮影者の意図の変化があった場面を迅速に検索することができる。
また、この発明は、被写体を撮像して得られた撮像信号に対するホワイトバランス調整を、撮像信号の変化に追従して自動的に行うようにされ、撮像中にホワイトバランス調整による調整値に基づきホワイトバランスの変化点を検出し、検出された変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成するようにし、ホワイトバランス調整された撮像信号を記録媒体に記録するようにしているため、記録媒体に記録された撮像信号を再生して編集する際に、電子マークデータを用いることで、撮影環境や被写体の変化、撮影者の意図の変化があった場面を迅速に検索することができる。
この発明によれば、ビデオカメラ装置に対してなされるユーザの操作や、ビデオカメラ装置の動作情報の変化は、被写体や撮影意図の変化を反映しているため、これらの情報をディジタル映像信号と対応付けて記録することで、再生時に、所望の映像を迅速に検索することが容易になるという効果がある。
また、ユーザ操作やビデオカメラ装置の動作情報の変化を自動的に記録するため、上述の効果を、撮影時にユーザに負担をかけずに得ることができるという効果がある。
さらに、記録時にユーザ操作やビデオカメラ装置の動作情報の変化を検出し、検出された変化を、変化があった時刻を示す時刻情報と関連付けて記録するようにしているため、記録情報量が少なくて済むという効果がある。
さらにまた、この発明の実施の一形態によれば、オートトラッキングホワイトバランス動作を検出して、ビデオカメラ装置の動作情報の変化として記録するようにしているため、再生時に、撮影が屋内および屋外の何れで行われたかを容易に知ることができ、所望の映像を迅速に検索できるという効果がある。
また、オートトラッキングホワイトバランス動作の検出の際に、シャッタ速度、ゲイン調整およびフィルタ選択の変化を考慮しているため、これらの変化によりホワイトバランス自体の変化が相殺されても、撮影時の被写体の色温度の変化を記録することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態について説明する。この発明では、ビデオカメラ装置において、撮影中のビデオカメラ装置の動作状態の変化点を検出し、対応する時刻情報と関連付けて記録するようにしている。このビデオカメラ装置により記録されたディジタル映像信号の編集時に、このビデオカメラ装置の動作の変化点情報を用いることで、被写体の明るさや撮影環境が大きく変化した点や、撮影者の意図が変化した点を容易に検索することができ、効率的に編集作業を行うことができる。
図1は、この発明を適用可能なビデオカメラ装置1の一例の構成を示す。図示しないが、このビデオカメラ装置1は、CPU(Central Processing Unit)などのマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)、ならびに、これらを互いに接続するためのバスなどによる、プログラムに基づき所定に制御信号を発生する制御手段を有する。CPUは、ROMに予め格納されたプログラムやデータに基づき各種の制御信号などを生成する。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。このビデオカメラ装置1の各部は、この制御手段により全体的に制御される。
被写体からの光が光学系10を介して撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)11に入射される。なお、撮像素子は、CCDに限定されない。CCD11は、入射光に応じて画素毎に電荷を蓄積し、蓄積した電荷を電気信号に変換して出力する。このとき、シャッタ22により、CCD11に対する電荷の蓄積時間(シャッタ速度)がフィールド毎に一定時間に制御される。フィールド毎の電荷の蓄積時間は、このビデオカメラ装置1のユーザインターフェイスの一つであるシャッタ選択メニュー23からユーザにより選択されるシャッタ速度に応じて生成される、シャッタ制御情報により制御される。シャッタ制御情報は、シャッタ22に供給されると共に、オートホワイトバランス回路14にも供給される。
なお、この実施の一形態によるビデオカメラ装置1は、R(赤色)、G(緑色)およびB(青色)のそれぞれに対応する3個のCCD11を有する、所謂3板式を採用しており、図示しないが、CCD11からは、R、GおよびBの3本の映像信号がそれぞれ出力される。以下では、特に記載がない限り、映像信号は、R、GおよびBの各色による3本の映像信号からなるものとする。
CCD11から出力された映像信号は、A/D変換回路12でディジタル変換されディジタル映像信号とされる。A/D変換回路12から出力されたディジタル映像信号は、ゲイン制御情報に基づき所定にゲインが設定されるゲイン調整回路13を介してオートホワイトバランス回路14および輝度検出・絞り制御回路21に供給される。ゲイン制御情報は、このビデオカメラ装置1のユーザインターフェイスの一つであるゲインスイッチ24に対する操作に応じて生成される。ゲイン制御情報は、オートホワイトバランス回路14にも供給される。
輝度検出・絞り制御回路21は、供給されたディジタル映像信号の輝度成分に基づき当該ディジタル映像信号の輝度を求める。求められた輝度情報は、オートホワイトバランス回路14に供給される。また、輝度検出・絞り制御回路21は、求められた輝度情報に基づき光学系10における絞りを制御するための絞り制御情報を生成する。この絞り制御情報は、レンズ絞り機構20に供給される。レンズ絞り機構20は、供給された絞り制御情報に基づき光学系10における絞りを調節し、CCD11に対する入射光量を所定に制限する。
なお、図示しないが、光学系10より入射側に、複数の光学フィルタを有する光学フィルタ機構が設けられる。光学フィルタ機構は、例えば、光学系10に対する入射光の光量を段階的に落とすための複数の光学フィルタと、入射光の色温度を補正するための複数の光学フィルタとを有する。光学フィルタ機構は、複数の光学フィルタのうち使用する光学フィルタを、フィルタ選択機構25に対するユーザの操作に応じて切り換えられる。フィルタ選択機構25によるフィルタの選択情報は、フィルタ情報としてオートホワイトバランス回路14に供給される。
オートホワイトバランス回路14は、入力されたR、GおよびB各色のディジタル映像信号のホワイトバランスを調整し、ホワイトバランスの取れたR、GおよびB各色のディジタル映像信号を出力する。オートホワイトバランス回路14は、入力されたディジタル映像信号の変化に応じてホワイトバランス調整を自動的に追従させる、所謂オートトラッキングホワイトバランス動作を行う。
ここで、ホワイトバランスについて概略的に説明する。先ず、色温度について説明する。色温度は、完全黒体を熱したときに完全黒体から放射される放射光の色であり、その色と温度とは、1:1の関係で定義づけられる。ある色の放射光を完全黒体に放射させるために必要な温度が色温度の単位であり、熱力学的温度の単位である"K"(ケルビン)で表現される。完全黒体からの放射光の色は、完全黒体の温度が高くなるにつれて、色度が赤から白、さらに青の方向に変化する。そのため、全体的に赤みが強い画面を「色温度が低い」と表現し、全体的に青みが強い画面を「色温度が高い」と表現することが可能となる。一般的な光源の色温度は、60Wタングステン白熱電灯で約2800K、昼光太陽光で約5600K、昼光色の蛍光灯で約6500Kなどとなっている。
ホワイトバランスは、ビデオカメラなどの調整機能の一つであり、ある色温度の光源下で撮影された白い物体の色が、偏りのない白色に撮影されるように、赤色(R)、緑色(G)および青色(B)各色のバランスを調節する機能である。
ビデオカメラで、例えば60Wタングステン白熱電灯のような色温度が低い光源下でホワイトバランスの調整を行った場合、その光源下では、白い物体は白色に撮影される。しかしながら、そのホワイトバランス設定のままで、より色温度の高い、例えば昼光太陽光下に移動して撮影を行った場合、白色の物体は、青みがかった白として撮影されてしまうことになる。そのため、色温度が異なる光源の元で撮影を行う際には、その都度、ホワイトバランス調整を行う必要がある。
図2は、オートホワイトバランス回路14の一例の構成を示す。なお、以下では、赤色(R)のディジタル映像信号をR信号と呼ぶ。緑色(G)および青色(B)のディジタル映像信号についても同様とする。オートホワイトバランス回路14に入力されたR信号、G信号およびB信号のうち、R信号は、ゲインが可変なアンプ50を介して積分回路52に供給される。G信号は、積分回路53に供給される。B信号は、ゲインが可変なアンプ51を介して積分回路54に供給される。
積分回路52、53および54は、それぞれ供給されたR、GおよびB信号を1画面分で積分して出力する。積分回路52、53および54の出力は、比較回路55に供給され、R、GおよびB信号が1画面分で積分されたレベルが比較される。比較結果に基づき、R信号、G信号およびB信号のレベルが互いに等しくなるように、アンプ50およびアンプ51のゲインを調整する。換言すれば、アンプ50およびアンプ51のゲインをそれぞれ調整することで、G信号に対してRおよびB信号のレベルを相対的に変化させ、R、GおよびB信号のレベルを等しくすることで、ホワイトバランスを取る。オートホワイトバランス回路14では、この処理をフィールド単位や、所定間隔で連続的に行うことでホワイトバランス動作をR、GおよびB信号の変動に追従させ、オートトラッキングホワイトバランス動作を行うことができる。
オートホワイトバランス回路14のディジタル映像信号出力は、積分回路52、53および54の入力側から取られる。また、比較回路55の比較結果に基づきアンプ50のゲインを調整するための調整値Rと、アンプ51のゲインを調整するための調整値Bとがそれぞれ出力される。
また、オートホワイトバランス回路14は、上述した、輝度検出・絞り制御回路21から供給される輝度情報および絞り制御情報、シャッタ選択メニュー23から供給されるシャッタ制御情報、ゲインスイッチ24から供給されるゲイン制御情報、ならびに、フィルタ選択機構25から供給されるフィルタ情報を用いてディジタル映像信号の明るさ情報を求め、この明るさ情報に基づき、ディジタル映像信号の変化に対するホワイトバランス調整の追従速度を制御する。
すなわち、被写体の明るさが急激に変化したら、撮影場所が屋内から屋外、あるいは、屋外から屋内に移動したとして、オートトラッキングホワイトバランス動作の追従速度を上げ、被写体の色温度の急激な変化に対応できるようにする。オートトラッキングホワイトバランス動作によるホワイトバランス調整が収束したと判断されれば、オートトラッキングホワイトバランス動作の追従速度を下げる。
一例として、日中、屋内から屋外に撮影場所が移動する場合について考える。日中の屋内は、屋外に比べて非常に暗く光量が少ない。そのため、例えば撮影場所が屋内から屋外に移動した場合、輝度情報に大きな変化が現れることが考えられる。輝度情報が大きく変化すると、その変化を小さくする方向に絞りを設定するような絞り制御情報が輝度検出・絞り制御回路21により生成される。この場合、撮影状況などによっては、撮影者がシャッタ速度をより速くしたり、ゲインスイッチ24を操作してゲイン調整回路13のゲインを下げたり、フィルタ選択機構25を操作して、光量の減衰度の高いフィルタを選択したりすることが考えられる。このように、被写体の明るさが大きく変化すると、輝度情報、絞り制御情報、シャッタ制御情報、ゲイン制御情報および/またはフィルタ情報にも変化が現れる。
また、場合によっては、屋内から屋外に移動すると同時に、シャッタ速度調整、ゲイン調整、フィルタ選択などを行うことも考えられる。この場合には、輝度情報に大きな変化が現れず、それに伴い絞り制御情報にも大きな変化は現れないことになる。この場合でも、シャッタ制御情報、ゲイン制御情報および/またはフィルタ情報には変化が現れるため、撮影場所が屋内か屋外かを判断する情報として用いることができる。
このように、絞り制御情報、シャッタ制御情報、ゲイン制御情報およびフィルタ情報の変化は、被写体の明るさの変化に対応させることができ、これらの情報を、被写体の明るさの変化を示す情報として用いることができる。
例えば、輝度情報、絞り制御情報、シャッタ制御情報、ゲイン制御情報およびフィルタ情報は、それぞれ比較回路55に供給され、比較回路55は、供給されたそれぞれの値について閾値判断を行う。各情報による閾値判断の結果、何れか一つでも閾値を越えていたと判断されれば、被写体の明るさが大きく変化し撮影場所が屋内から屋外(または屋外から屋内)へと変化したと判断する。これに限らず、複数の所定の情報が閾値を越えていた場合に、撮影場所が屋内から屋外(または屋外から屋内)へと変化したと判断してもよい。
撮影場所が屋内から屋外(または屋外から屋内)へと変化したと判断されれば、アンプ50および51に供給する調整値Rおよび調整値Bを、アンプ50および/または51と、比較回路55とからなるフィードバックループの時定数が小さくなるように所定に制御して、オートトラッキングホワイトバランス動作の追従速度を上げる。比較回路55は、積分回路52、53および54の出力を監視し、変動が閾値以下になったら、ホワイトバランス調整が収束したと判断し、調整値RおよびBを、フィードバックループの時定数が大きくなるように所定に制御して、オートトラッキングホワイトバランス動作の追従速度を下げる。
説明は図1に戻り、オートホワイトバランス回路14から出力されたR、GおよびB各色のディジタル映像信号は、記録再生部2に送り出される。記録再生部2は、ビデオカメラ装置1と一体をなすものでもよいし、ビデオカメラ装置1とケーブルなどで接続されて用いられる、ビデオカメラ装置1に対して独立した装置でもよい。
図3は、記録再生部2の一例の構成を示す。スピンドルモータ112は、サーボ制御部115からのスピンドルモータ駆動信号に基づいて、光ディスク100をCLV(Constant Linear Velocity)またはCAV(Constant Angler Velocity)で回転駆動する。
ピックアップ部113は、信号処理部116から供給される記録信号に基づきレーザ光の出力を制御して、光ディスク100に記録信号を記録する。ピックアップ部113はまた、光ディスク100にレーザ光を集光して照射すると共に、光ディスク100からの反射光を光電変換して電流信号を生成し、RF(Radio Frequency)アンプ114に供給する。なお、レーザ光の照射位置は、サーボ制御部115からピックアップ部113に供給されるサーボ信号により所定の位置に制御される。
RFアンプ114は、ピックアップ部113からの電流信号に基づいて、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号、ならびに、再生信号を生成し、トラッキング誤差信号およびフォーカス誤差信号をサーボ制御部115に供給し、再生信号を信号処理部116に供給する。
サーボ制御部115は、フォーカスサーボ動作やトラッキングサーボ動作の制御を行う。具体的には、サーボ制御部115は、RFアンプ114からのフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号に基づいてフォーカスサーボ信号とトラッキングサーボ信号をそれぞれ生成し、ピックアップ部113のアクチュエータ(図示しない)に供給する。またサーボ制御部115は、スピンドルモータ112を駆動するスピンドルモータ駆動信号を生成して、光ディスク100を所定の回転速度で回転させるスピンドルサーボ動作の制御を行う。
さらにサーボ制御部115は、ピックアップ部113を光ディスク1の径方向に移動させてレーザ光の照射位置を変えるスレッド制御を行う。なお、光ディスク100の信号読み出し位置の設定は、制御部120によって行われ、設定された読み出し位置から信号を読み出すことができるように、ピックアップ部113の位置が制御される。
信号処理部116は、メモリコントローラ117から入力される記録データを変調して記録信号を生成し、ピックアップ部113に供給する。信号処理部116はまた、RFアンプ114からの再生信号を復調して再生データを生成し、メモリコントローラ117に供給する。
メモリコントローラ117は、データ変換部119からの記録データを、後述するように、適宜、メモリ118に記憶すると共に、それを読み出し、信号処理部116に供給する。メモリコントローラ117はまた、信号処理部116からの再生データを、適宜、メモリ118に記憶すると共に、それを読み出し、データ変換部119に供給する。
ビデオカメラ装置1から出力されたディジタル映像信号がデータ変換部119に供給される。また、上述の図1では省略されているが、ビデオカメラ装置1では、例えばマイクロフォンにより音声が集音され、ディジタル音声信号に変換され出力される。このディジタル音声信号も、ビデオカメラ装置1から記録再生部2に送り出され、データ変換部119に供給される。
データ変換部119では、供給されたディジタル映像信号を、例えばMPEG2などの圧縮符号化方式を用い、制御部120に指示されたモードで圧縮符号化し、記録ディジタル映像信号を生成する。また、データ変換部119では、供給されたディジタル音声信号を、制御部120に指示された方式で圧縮符号化し、記録ディジタル音声信号として出力する。ディジタル音声信号の場合は、圧縮符号化せずにリニアPCM(Pulse Code Modulation)ディジタル音声信号のまま出力してもよい。
データ変換部119で上述のようにして処理された記録ディジタル映像信号および記録ディジタル音声信号は、メモリコントローラ117に供給される。
データ変換部119はまた、メモリコントローラ117から供給される再生ディジタル映像信号および再生ディジタル音声信号を、必要に応じて復号化し、所定のフォーマットの出力信号に変換して出力する。
制御部120は、CPU、ROMやRAMなどのメモリ、これらを接続するためのバスなどからなり、この記録再生部2全体を制御する。記録再生部2が上述のビデオカメラ装置1と一体的に構成される場合、ビデオカメラ装置1が有する図示されない制御部とこの制御部120とを共通して用いるようにもできる。ROMは、CPUの起動時に読み込まれる初期プログラムや、記録再生部2を制御するためのプログラムなどが予め記憶される。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。また、制御部120により、ビデオカメラ部の制御もなされる。
さらに、制御部120により、ROMに予め記憶されたプログラムに従い、光ディスク100にデータを記録し、記録されたデータを再生する際のファイルシステムが提供される。すなわち、この記録再生部2において、データの光ディスク100に対する記録、光ディスク100からのデータの再生は、制御部120の管理下において行われる。
操作部121は、例えば、ユーザによって操作され、その操作に対応する操作信号を制御部120に供給する。制御部120は、操作部121からの操作信号などに基づき、サーボ制御部115、信号処理部116、メモリコントローラ117およびデータ変換部119を制御し、記録再生処理を実行させる。
また、操作部121からの操作信号に基づき、例えば記録ディジタル映像信号に対するビットレート、フレームレート、画像サイズ、画像アスペクト比の設定などが行われる。さらに、記録オーディオデータに対する圧縮符号化処理のON/OFFやビット解像度の設定を、操作部121から行うようにしてもよい。これらの設定に基づく制御信号がメモリコントローラ117およびデータ変換部119に供給される。
次に、この発明の実施の一形態による電子マークデータの生成および記録について説明する。この発明の実施の一形態によるビデオカメラ装置1は、撮影時のカメラの諸動作を検出し、該諸動作を示すカメラ動作情報を、電子マークデータとして記録媒体に記録する。
図1を参照し、フォーカス変化検出回路27は、フォーカス機構26によるフォーカス調整値を閾値判断し、フォーカスの変化点を検出する。例えば、フォーカス変化検出回路27は、フォーカス調整値を微分して調べ、微分値が閾値を越えたら、検出結果としてパルスを出力する。フォーカス変化検出回路27による検出結果は、電子マークデータ発生回路40に供給される。電子マークデータ発生回路40は、供給された検出結果を示す電子マークを発生させ、時刻情報と対応付けて電子マークリスト42に記述する。電子マークリスト42は、例えば図示されないCPUのワークメモリであるRAMに記憶される。
時刻情報は、この実施の一形態では、フレーム番号発生回路41で発生されたフレーム番号が用いられる。すなわち、フレーム番号発生回路41は、このビデオカメラ装置1で撮影されたディジタル映像信号のフレーム番号を発生させる。このフレーム番号を電子マークデータに対応する時刻情報として用いることで、電子マークデータとディジタル映像信号との対応関係を容易に把握することができる。なお、時刻情報は、フレーム番号に限られず、例えば実際の時刻を示す情報を用いてもよいし、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に規定されるタイムコードを用いることもできる。その他、独自の時刻情報を用いることも可能である。
他の変化点についても、同様である。ズーム変化検出回路29は、ズーム機構28によるズーム調整値を閾値判断し、ズームの変化点を検出する。ズーム変化検出回路29による検出結果は、電子マークデータ発生回路40に供給され、時刻情報と対応付けられて電子マークリスト42に記述される。絞り変化検出回路30は、レンズ絞り機構20による絞り調整値を閾値判断し、絞りの変化点を検出する。絞り変化検出回路30の検出結果は、電子マークデータ発生回路40に供給され、時刻情報と対応付けられて電子マークリスト42に記述される。
変化検出回路15Rおよび15Bは、オートホワイトバランス回路14によるホワイトバランス調整結果の調整値Rおよび調整値Bをそれぞれ閾値判断し、調整値Rおよび調整値Bの変化点をそれぞれ検出する。調整値Rおよび調整値Bの変化点検出結果は、それぞれホワイトバランス変化検出回路16に供給される。
一方、上述したように、オートホワイトバランス回路14では、輝度情報、絞り制御情報、シャッタ制御情報、ゲイン制御情報およびフィルタ制御情報を用いて被写体の明るさの変化を調べ、撮影場所が屋内から屋外(または屋外から屋内)へと変化したか否かを検出している。そして、この検出結果に基づき、オートトラッキングホワイトバランス回路14によるホワイトバランス調整の、ディジタル映像信号に対する追従速度を制御している。この検出結果の屋内・屋外変化情報は、ホワイトバランス変化検出回路16に供給される。
ホワイトバランス変化検出回路16は、変化検出回路15Rによる変化検出結果および変化検出回路15Bによる変化点検出結果、ならびに、オートホワイトバランス回路14から供給された屋内・屋外変化情報の何れかで変化が検出されていれば、ホワイトバランスの変化が検出されたとして、検出結果を電子マークデータ発生回路40に供給する。
すなわち、シャッタ速度やゲイン調整回路13のゲイン、フィルタの変更などが行われるような場合は、既に述べたように、撮影場所が屋内から屋外(または屋外から屋内)へと変化した場合であると考えられるので、その環境下では色温度も変化しているものと考えられる。このときに、その色温度の変化に対応するようにシャッタ速度やゲイン、フィルタの変更などを行うと、被写体の色温度の変化がこれらシャッタ速度やゲイン、フィルタの変更に相殺され、オートホワイトバランス回路14によるR信号、G信号およびB信号のバランスに基づくホワイトバランス検出に反映されない可能性がある。そこで、この実施の一形態のように、シャッタ速度やゲイン、フィルタの変更が検出されると、撮影場所が屋内から屋外(または屋外から屋内)へと変化したものと考え、ホワイトバランス変化検出の対象として用いる。
電子マークデータ発生回路40では、供給されたホワイトバランス変化検出結果に対して時刻情報を対応付けて、電子マークリスト42に記述する。
なお、シャッタ制御情報、ゲイン制御情報およびフィルタ情報は、それぞれ図示されない検出回路で閾値判断され、変化点を検出される。検出結果は、それぞれ電子マークデータ発生回路40に供給され、時刻情報と対応付けられてそれぞれ電子マークリスト42に記述される。
電子マークリスト42は、撮影されたディジタル映像信号のクリップが記録再生部2により光ディスク100に記録されると、当該クリップに対応する1つのテイクメタデータファイルに記述され、光ディスク100に記録される。なお、ここでいうクリップは、例えば撮影が開始されてから停止されるまでの、ひとまとまりのデータである。例えば、ビデオカメラ装置1の操作において、図示されない操作開始ボタンが押されてから操作停止ボタンが押される(操作開始ボタンが解放される)までのディジタル映像信号(およびディジタル音声信号)により、1つのクリップが形成される。
また、テイクメタデータファイルは、1つのクリップを撮影する際に発生する、少なくとも1つの電子マークデータを含むファイルである。メタデータは、あるデータに関する上位データであり、各種データの内容を表すためのインデックスとして機能する。テイクメタデータファイルは、クリップ毎に撮影されたコンテンツデータ(ディジタル映像信号およびディジタル音声信号)のインデックスを表すメタデータである。
クリップを構成するディジタル映像信号(およびディジタル音声信号)がビデオカメラ装置1から記録再生部2に送り出され、データ変換部119に供給されると共に、テイクメタデータファイルがビデオカメラ装置1から出力され、例えば記録再生部2の制御部120に供給される。制御部120は、このテイクメタデータファイルをメモリコントローラ117に供給する。メモリコントローラ117は、テイクメタデータファイルを適宜、メモリ118に記憶すると共に、それを読み出し、記録データとして信号処理部116に供給する。
なお、テイクメタデータファイルは、このように、記録再生部2によりクリップと同一の記録媒体上に記録するようにしてもよいし、クリップと異なる記録媒体または記憶媒体に記録または記憶するようにしてもよい。例えば、クリップは、記録再生部2により光ディスク100に記録し、テイクメタデータファイルは、ビデオカメラ装置1に装填された、フラッシュメモリなどの、着脱可能な不揮発性半導体メモリに記憶するようにできる。
次に、テイクメタデータについて、より詳細に説明する。図4は、電子マークデータを定義するために用いられる予約語の例を示す。この図4に示される予約後により定義される項目の電子マークデータを、テイクメタデータファイルに記述することができる。項目名は、アンダースコア「_」の直後に、当該項目が表す内容を端的に表す文字列(「Flash」、「WhiteBalanceChange」など)を記述して示される。なお、この図4の例は一例であって、さらに他の電子マークデータを追加定義することも可能である。また、電子マークデータを定義するための予約語の規則も、この限りではない。
"_RecStart"は、記録の開始位置を示す撮影開始マークである。"_RecEnd"は、記録の終了位置を示す撮影終了マークである。"_ShotMark1"および"_ShotMark2"は、注目すべき時点などの任意の位置を示すショットマークである。"_Cut"は、カット位置を示すカットマークである。"_Flash"は、フラッシュが発光された位置を検出したフラッシュ検出位置を示すフラッシュマークである。
"_FilterChange"は、撮像装置においてレンズフィルタを変更した位置を示すフィルタ変更マークであり、上述したフィルタ情報の変化点の検出結果に対応する。"_ShutterSpeedChange"は、撮像装置においてシャッタ速度を変更した位置を示すシャッタ速度変更マークであり、上述したシャッタ制御情報の変化点の検出結果に対応する。"_GainChange"は、ゲインを変更した位置を示すゲイン変更マークであり、上述したフィルタ制御情報の変化点の検出結果に対応する。"_WhiteBalanceChange"は、ホワイトバランスを変更した位置を示すホワイトバランス変更マークであり、上述したホワイトバランス変化検出結果に対応する。
なお、"_FilterChange"、"_ShutterSpeedChange"および"_GainChange"について、これらのマークは、それぞれ単独で記録してもよいし、屋内・屋外変化情報として"_WhiteBalanceChange"に変換してもよい。また、単独および変換されたものを共に記録してもよい。
"_OverBrightness"は、ビデオ信号の出力レベルが限界値を超えた位置を示すマークである。"_OverAudioLimiter"は、オーディオ信号の出力レベルが限界値を超えた位置を示す大音量マークである。上述の"_FilterChange"からこの"_OverAudioLimiter"までの各マークは、ディジタル映像信号の連続記録中に発生した変化が対象とされている。
"_In-XXX"は、カットまたは素材の切り出し開始位置を示す編集開始マークである。"_Out-XXX"は、カットまたは素材の切り出し終了位置を示す編集終了マークである。編集開始マークおよび編集終了マークは、編集開始点(IN点)や編集終了点(OUT点)が追加される毎に、数字やアルファベットなどが"XXX"の部分にシーケンシャルにナンバリングされる。例えば、"_In-001"、"_In-002"、・・・のようになる。"_KeyFrame"は、素材の代表的なフレーム位置を示すキーフレームマークである。
上述のように定義された電子マークデータを、粗編集処理時にインデックス情報として用いることで、目的とする映像シーンを効率的に選択することが可能とされる。
図5は、電子マークデータの一例のデータ構造を示す。電子マークデータは、図4を用いて説明したように、映像シーンの特徴などがテキストデータにより表され、ディジタル映像信号と関連付けられたメタデータである。電子マークデータは、KLV(Key Length Value)符号化することで、例えばSDI(Serial Data Interface)フォーマットに準じた形式で記録や伝送を行うことができる。図5は、このKLV符号化された電子マークデータのフォーマットを示す。このフォーマットは、SMPTE 335M/RP210Aのメタデータ辞書に準拠したものである。
KLV符号化された電子マークデータは、16バイトのデータ長を有する「Key」部と、1バイトのデータ長を有する「L(length)」部と、最大32バイトのデータ長を有する「Value」部とからなる。「Key」部は、SMPTE 335M/RP210Aに準拠した、KLV符号化されたデータ項目を示す識別子であり、この例では、電子マークデータであることを示す値とされる。「L」部は、「L」部以降に続くデータ長をバイト単位で表す。最大で32バイトのデータ長が表現される。「Value」部は、電子マークデータが格納されるテキストデータからなる領域である。
図6は、テイクメタデータファイルの一例の記述を示す。この実施の一形態では、XML(Extensible Markup Language)を用いてテイクメタデータファイルを記述する。XMLは、独自の定義が可能なタグを用いて情報を記述するようにした言語である。XMLを用いることで、記述された情報に対して、タグにより特定の意味を持たせることができる。XMLは、XMLファイルの各タグにパラメータの意味情報を埋め込むことができるので、新たなパラメータの定義などを容易に行うことが可能で、拡張性に優れている。
XMLファイルのタグについて、概略的に説明する。タグは、一般的には、範囲の開始および終了をそれぞれ示す一対の記号からなり、テキスト中に埋め込んで任意の範囲を指定することができる。例えば、範囲の開始を示すタグは、予め定義された文字列を記号「<」と「>」とで囲んで表現され(開始タグと称する)、終了を示すタグは、開始を示すタグ中に記される文字列と同一の文字列が記号「</」と「>」とで囲んで表現される(終了タグと称する)。一対のタグによって指定された範囲に対して、記号「<」と「>」(あるいは記号「</」と「>」)とで囲まれた文字列によって、任意の意味を持たせることが可能である。また、タグ中に、所定のパラメータの記述を含ませることができる。タグは、入れ子構造を取ることが可能である。通常、XMLファイルの記述において、入れ子のレベルは、各行のインデントの深さで表現される。
図6に一例が示されるように、テイクメタデータファイルは、少なくとも、ビデオカメラ装置1の撮像情報を表す撮像情報部301と、ディジタル映像信号やディジタル音声信号といったコンテンツデータファイルのファイル名を示す映像ファイル名部302と、電子マークデータが実際に記述されるマーク部302とが含まれる。なお、各タグにおける定義名は、図6の例に限らず、他の定義名を用いてもよい。
撮像情報部301は、タグ「<Device>」とタグ「</Device>」との間に定義される。例えば、タグ「<Model name="ABC-0123" serial No="12-34-56-78"/>」では、ビデオカメラ装置1のモデル形式が定義されている。また、映像ファイル名部301は、タグ「<ComponentMaterial>」とタグ「</ConponentMaterial>」との間に定義される。例えば、コンテンツデータファイルのうちディジタル映像信号ファイルのファイル名「video1.mxf」は、タグ「<Video src="video1.mxf">などと定義され、ディジタル音声信号ファイルのファイル名「audio1.mxf」は、タグ「<Audio src="audio1.mxf">などと定義される。なお、ディジタル映像信号およびディジタル音声信号のファイル名の拡張子「.mxf」は、これらのファイルのフォーマットがフォーマット「material exchange format」に準ずることを示す。
マーク部303は、タグ「<EssenceMarkTable>」とタグ「</EssenceMarkTable>」との間に、電子マークデータと、当該電子マークデータに対応する時刻情報とが定義される。例えば、タグ「<EssenceMark value="_XXXXXX">」において、文字列「value」の後ろのダブルクォーテーションマーク「"」で囲まれた部分に、電子マークデータの項目名が記述される。項目名は、図4に例示したように、アンダースコア「_」の直後に内容を端的に表す文字列(「Flash」、「WhiteBalanceChange」など)を記述して示される。そして、タグ「<EssenceMark value="_XXXXXX">」とタグ「</EssenceMark>」との間に、当該タグにより示される電子マークデータに対応する時刻情報が記述される。
なお、図6では、時刻情報として対応するディジタル映像信号のフレーム番号が用いられているが、これはこの例に限定されない。例えば、時刻情報として日時を含む実時間情報を用いてもよい。
図7は、テイクメタデータファイルの一例の生成方法を示すフローチャートである。ビデオカメラ装置1でクリップの撮影が開始されると(ステップS10)、電子マークデータが生成される事由が検出されたか否かが判断される(ステップS11)。電子マークデータが生成される事由が検出されたと判断されれば、処理はステップS12に移行され、当該事由に対応する電子マークデータが生成される。そして、ステップS13で、ステップS12で生成された電子マークデータがメモリなどに記憶される。
例えば、シャッタ選択メニュー23においてシャッタ速度が変更されると、その旨示すシャッタ制御情報が電子マークデータ発生回路40に供給され、対応する電子マークデータが生成される。この電子マークデータは、シャッタ速度変化に対応する予約語(図4の例では「_ShutterSpeedChange」)と、当該変化が検出された時刻情報とが対応付けられて、メモリなどに記憶される。また、シャッタ制御情報は、オートホワイトバランス回路14にも供給され、シャッタ速度の変更に対応するように、屋内・屋外変化情報が生成され、これがホワイトバランス変化検出回路16に供給され、ホワイトバランスの変化を示す電子マークデータが生成される。電子マークデータは、ホワイトバランス変化に対応する予約語(図4の例では「_WhiteBalanceChange」)と、当該変化が検出された時刻情報とが対応付けられて、メモリなどに記憶される。
ステップS14でディジタル映像信号やディジタル音声信号といったコンテンツデータがディスク100に記録される。次のステップS15で、コンテンツデータの記録が終了したか否かが判断され、終了していないと判断されれば、処理はステップS11に戻される。なお、実際には、ステップS11〜ステップS13の電子マークデータ生成に関する処理と、ステップS14のコンテンツデータの記録処理とは、並列的に行われ、コンテンツデータの記録中に、電子マークデータの生成および記憶がなされる。
ステップS15で、クリップの記録が終了したと判断されれば、処理はステップS16に移行し、上述のステップS11〜ステップS13の処理によりメモリ上に記憶されている電子マークデータに基づき、テイクメタデータファイルを生成する。そして、次のステップS17で、テイクメタデータファイルが記録媒体に記録される。
図8は、この発明の実施の一形態に適用される光ディスク100のデータ管理構造を概略的に示す。図8に一例が示されるように、この実施の一形態では、光ディスク100において、データは、ディレクトリ構造を用いて階層的に管理される。ディレクトリ"ROOT"の下に、各クリップに対応するディレクトリが作成される。各クリップのディレクトリの下には、そのクリップに関連するファイル、すなわち、少なくとも当該クリップのコンテンツデータファイルと、当該クリップのテイクメタデータファイルとが置かれる。
図8の例では、ディレクトリ"ROOT"の下に、各クリップに対応するディレクトリ"CLIP a"、"CLIP b"、・・・が作成される。ディレクトリ"CLIP a"の下に、当該クリップのコンテンツデータファイルとして、ディジタル映像信号ファイル"VIDEO a"と、当該コンテンツデータファイルに対応するテイクメタデータファイル"TAKE METADATA a"とが記録される。ディレクトリ"CLIP b"、・・・についても、同様である。
図9は、光ディスク100に対するコンテンツデータおよびテイクメタデータファイルの一例の記録方法を示す。光ディスク100は、記録領域として複数のトラックを有する。なお、図9では、複数のトラックが同心円状に描かれているが、実際には、複数のトラックが螺旋状に形成される。データは、螺旋状のトラックに対して、光ディスク100の内側から外側に向けて順次、記録される。
図7を参照し、ステップS10でクリップの記録が開始され、ステップS14で例えば光ディスク100上の位置Aからコンテンツデータが光ディスク100に対して書き込まれる。記録が継続されている間、記録ポイントは螺旋状のトラックを外周側に向けて移動する。そして、ステップS14で記録が終了としたとされたとき、光ディスク100上の位置Bまで記録ポイントが移動しているものとする。クリップの記録が終了すると、テイクメタデータファイルが光ディスク100に記録される(ステップS17)。図9の例では、テイクメタデータファイルは、対応するクリップの記録終了位置Bより記録順で後ろの、位置Cから記録が開始され、位置Dで記録が終了される。
なお、上述では、テイクメタデータファイルがコンテンツデータの外周側に記録されるように説明したが、これはこの例に限定されず、例えばテイクメタデータをコンテンツデータの内周側に記録するようにしてもよい。また、上述では、1つのコンテンツデータを記録したら、当該コンテンツデータに対応するテイクメタデータを記録するように説明したが、これはこの例に限定されず、複数のコンテンツデータの記録が終了したら、当該複数のコンテンツデータにそれぞれ対応する複数のテイクメタデータファイルを記録するようにしてもよい。
また、上述では、ディジタル映像信号が記録される記録媒体が記録可能な光ディスクであるとして説明したが、これはこの例に限定されない。ディジタル映像信号を記録する記録媒体は、磁気テープでもよいし、半導体メモリを用いることもできる。
この発明を適用可能なビデオカメラ装置の一例の構成を示すブロック図である。 オートホワイトバランス回路の一例の構成を示すブロック図である。 記録再生部の一例の構成を示すブロック図である。 電子マークデータを定義するために用いられる予約語の例を示す略線図である。 電子マークデータの一例のデータ構造を示す略線図である。 テイクメタデータファイルの一例の記述を示す略線図である。 テイクメタデータファイルの一例の生成方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の一形態に適用される光ディスクのデータ管理構造を概略的に示す略線図である。 光ディスクに対するコンテンツデータおよびテイクメタデータファイルの一例の記録方法を示す略線図である。
符号の説明
1 ビデオカメラ装置
2 記録再生部
13 ゲイン調整回路
14 オートホワイトバランス回路
15R,15B 変化検出回路
16 ホワイトバランス変化検出回路
22 シャッタ
23 シャッタ選択メニュー
24 ゲインスイッチ
25 フィルタ選択機構
40 マークデータ発生回路
41 フレーム番号発生回路
42 電子マークリスト
55 比較回路
100 光ディスク

Claims (34)

  1. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、
    上記撮像信号に対するホワイトバランス調整を上記撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整手段と、
    上記撮像手段による撮像中に、少なくとも上記ホワイトバランス調整による調整値に基づき、上記ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出手段と、
    上記変化点検出手段で検出された上記変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、上記ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記変化点検出手段は、上記撮像手段による撮像中に上記被写体の明るさが変化したことを示す情報をさらに用いて、上記ホワイトバランスの変化点を検出するようにしたことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記撮像手段のシャッタ速度を制御するシャッタ速度制御手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさが変化したことを示す情報は、上記シャッタ制御手段によるシャッタ制御情報であることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記撮像信号に対するゲインを制御するゲイン制御手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさが変化したことを示す情報は、上記ゲイン制御手段によるゲイン制御信号であることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記撮像手段に入射する入射光を制限または補正する1または複数の光学フィルタを選択可能なフィルタ選択手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさが変化したことを示す情報は、上記フィルタ選択手段によるフィルタ選択情報であることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記被写体の明るさの変化点は、上記撮像信号の輝度成分に基づく情報であることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記撮像手段に入射する入射光を光路を絞ることで制限する絞り手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさの変化点は、上記絞り手段による絞りの変化点であることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記明るさが変化したことを示す情報に基づき、上記オートホワイトバランス調整手段による上記撮像信号の変化に上記追従する追従速度を制御するようにしたことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記時刻情報は、上記撮像信号のフレーム番号であることを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記撮像手段のシャッタ速度を切り換えるシャッタ速度切り換え手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記シャッタ速度の切り換え点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき上記シャッタ速度に対する電子マークデータをさらに生成することを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記撮像信号に対するゲインを切り換えるゲイン切り換え手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記ゲイン切り換え点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき上記ゲインに対する電子マークデータをさらに生成することを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記撮像手段に入射する入射光を制限または補正する1または複数の光学フィルタを選択可能なフィルタ選択手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記フィルタ選択手段による上記光学フィルタの切り換え点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき上記光学フィルタに対する電子マークデータをさらに生成することを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記撮像手段による撮像を開始する指示が与えられてから該撮像を終了する指示が与えられるまでに生成された上記電子マークデータをひとまとまりとすることを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記撮像信号を記録媒体に記録する記録手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段で生成された上記電子マークデータを上記撮像信号が記録される上記記録媒体にさらに記録することを特徴とする撮像装置。
  15. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記撮像信号を記録媒体に記録する記録手段と、
    上記電子マークデータ生成手段で生成された上記電子マークデータを上記記録媒体とは異なる記録または記憶媒体に記録または記憶するようにしたことを特徴とする撮像装置。
  16. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、
    上記撮像信号に対するホワイトバランス調整を上記撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、
    上記撮像手段による撮像中に、少なくとも上記ホワイトバランス調整による調整値に基づき、上記ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、
    上記変化点検出のステップで検出された上記変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、上記ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップと
    を有することを特徴とする撮像方法。
  17. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、
    上記撮像信号に対するホワイトバランス調整を上記撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、
    上記撮像手段による撮像中に、少なくとも上記ホワイトバランス調整による調整値に基づき、上記ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、
    上記変化点検出のステップで検出された上記変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、上記ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップと
    を有する撮像方法をマイクロプロセッサに実行させることを特徴とする撮像プログラム。
  18. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、
    上記撮像信号に対するホワイトバランス調整を上記撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整手段と、
    上記撮像手段による撮像中に、少なくとも上記ホワイトバランス調整による調整値に基づき、上記ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出手段と、
    上記変化点検出手段で検出された上記変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、上記ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成手段と、
    上記ホワイトバランス調整手段でホワイトバランス調整された上記撮像信号を記録媒体に記録する記録手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  19. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記電子マークデータ生成手段で生成された上記電子マークデータを、上記記録手段で上記撮像信号と共に、上記記録媒体に記録することを特徴とする記録装置。
  20. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記電子マークデータ生成手段で生成された上記電子マークデータを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする記録装置。
  21. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記記録媒体に対する上記撮像信号の記録が開始されてから終了されるまでの間に上記電子マークデータ生成手段で生成された上記電子マークデータを1つのファイルに格納するようにしたことを特徴とする記録装置。
  22. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記変化点検出手段は、上記撮像手段による撮像中に上記被写体の明るさが変化したことを示す情報をさらに用いて、上記ホワイトバランスの変化点を検出するようにしたことを特徴とする記録装置。
  23. 請求項22に記載の記録装置において、
    上記撮像手段のシャッタ速度を制御するシャッタ速度制御手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさが変化したことを示す情報は、上記シャッタ制御手段によるシャッタ制御情報であることを特徴とする記録装置。
  24. 請求項22に記載の記録装置において、
    上記撮像信号に対するゲインを制御するゲイン制御手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさが変化したことを示す情報は、上記ゲイン制御手段によるゲイン制御信号であることを特徴とする記録装置。
  25. 請求項22に記載の記録装置において、
    上記撮像手段に入射する入射光を制限または補正する1または複数の光学フィルタを選択可能なフィルタ選択手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさが変化したことを示す情報は、上記フィルタ選択手段によるフィルタ選択情報であることを特徴とする記録装置。
  26. 請求項22に記載の記録装置において、
    上記被写体の明るさの変化点は、上記撮像信号の輝度成分に基づく情報であることを特徴とする記録装置。
  27. 請求項22に記載の記録装置において、
    上記撮像手段に入射する入射光を光路を絞ることで制限する絞り手段をさらに有し、
    上記被写体の明るさの変化点は、上記絞り手段による絞りの変化点であることを特徴とする記録装置。
  28. 請求項22に記載の記録装置において、
    上記明るさが変化したことを示す情報に基づき、上記オートホワイトバランス調整手段による上記撮像信号の変化に上記追従する追従速度を制御するようにしたことを特徴とする記録装置。
  29. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記時刻情報は、上記撮像信号のフレーム番号であることを特徴とする記録装置。
  30. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記撮像手段のシャッタ速度を切り換えるシャッタ速度切り換え手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記シャッタ速度の切り換え点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき上記シャッタ速度に対する電子マークデータをさらに生成することを特徴とする記録装置。
  31. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記撮像信号に対するゲインを切り換えるゲイン切り換え手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記ゲイン切り換え点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき上記ゲインに対する電子マークデータをさらに生成することを特徴とする記録装置。
  32. 請求項18に記載の記録装置において、
    上記撮像手段に入射する入射光を制限または補正する1または複数の光学フィルタを選択可能なフィルタ選択手段をさらに有し、
    上記電子マークデータ生成手段は、上記フィルタ選択手段による上記光学フィルタの切り換え点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき上記光学フィルタに対する電子マークデータをさらに生成することを特徴とする記録装置。
  33. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、
    上記撮像信号に対するホワイトバランス調整を上記撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、
    上記撮像のステップによる撮像中に、少なくとも上記ホワイトバランス調整による調整値に基づき、上記ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、
    上記変化点検出のステップで検出された上記変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、上記ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップと、
    上記ホワイトバランス調整のステップでホワイトバランス調整された上記撮像信号を記録媒体に記録する記録のステップと
    を有することを特徴とする記録方法。
  34. 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像のステップと、
    上記撮像信号に対するホワイトバランス調整を上記撮像信号の変化に追従して自動的に行うオートホワイトバランス調整のステップと、
    上記撮像のステップによる撮像中に、少なくとも上記ホワイトバランス調整による調整値に基づき、上記ホワイトバランスの変化点を検出する変化点検出のステップと、
    上記変化点検出のステップで検出された上記変化点に対応する時刻を示す時刻情報に基づき、上記ホワイトバランス調整に対する電子マークデータを生成する電子マークデータ生成のステップと、
    上記ホワイトバランス調整のステップでホワイトバランス調整された上記撮像信号を記録媒体に記録する記録のステップと
    を有する記録方法マイクロプロセッサに実行させることを特徴とする記録プログラム。
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