JP2009033277A - ビデオカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】目的の映像を探すための手がかりを得るために、記録内容の特徴的な部分にインデックスを付与する場合、従来複雑な画像解析やカメラアングルの予備知識が必要であったり、再生時に特定のダイジェスト再生しかできないという課題がある。
【解決手段】撮影時に、撮影した画像信号に基づいて、オート機能実行のために生成されるカメラパラメータを、パラメータフォーマット部105は、時系列データとしてタイムスタンプと共に、画像信号に対応させて記録部107に記録する。再生時は、パラメータ検出部108が記録部107から再生されたカメラパラメータに対して、設定されたテンプレート波形と所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする時系列データの位置のタイムスタンプを探索し、インデックス設定部109がそのタイムスタンプに対応して自動的にインデックスデータを記録部107に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明はビデオカメラに係り、特に撮影映像にインデックスを自動的に付与し、鑑賞時のダイジェスト視聴や目的映像のサーチ手段を提供する自動インデックス付与機能を有するビデオカメラに関する。
家庭用ビデオカメラによる撮影では、例えば1本の磁気テープや1枚のディスクに撮影時間や撮影場所の異なる比較的短時間のシーンを単位とする映像が多数記録されていることが一般的である。また、記録メディアの種類にもよるが、連続撮影可能時間が数時間に及ぶ一方で、撮影された映像の殆どが撮影後の視聴において関心の低い映像で占められていることが多い。このため、多くのシーンの中から必要な映像を探し出すことが困難になる問題がある。
このような背景から、記録内容の特徴的な部分にインデックスやチャプタを自動的に付与することで、目的の映像を探すための手がかりを得る機能を備えるシステムが求められている。
最も簡便な付与方法は、記録開始時に記録メディアにチャプタを保存し、記録の開始点から終了点までを1つのシーンとするチャプタ付与方法がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、この特許文献1記載のチャプタ付与方法では、撮影開始時の映像しかサーチできないため、記録内容を確認するには不十分である。
このため、記録画像や記録音声を直接分析し、特徴的な変化を捉えてインデックスやチャプタを記録する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、別の方法として、カメラパラメータやカメラアングルを解析してインデックスデータを生成する方法(例えば、特許文献3参照)や、ビデオカメラのオート機能の動作状態から特定のインデックス信号を記録メディアに映像信号と共に保存しておき編集に利用する方法(例えば、特許文献4参照)が従来から知られている。
このように、従来は、付与されたインデックス信号から所望のダイジェスト再生を行う場合には、画像データや音声データを直接解析し、予め明らかとなっているカメラパラメータやカメラアングルを解析するなどの方法が取られている。
特開2002−152636号公報 特開2002−344872号公報 特開2002−223375号公報 特開平7−143394号公報
しかしながら、特許文献2および特許文献3記載の方法では、複雑な画像解析やカメラアングルの予備知識が必要であるという課題がある。また、特許文献3および特許文献4記載の方法では、撮影時にインデックスを付与してしまうため、再生時に特定のダイジェスト再生しかできないという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、撮影映像音声を記録した記録媒体を再生するにあたり、使用者が複数のカメラパラメータの状態の組み合わせを指定し、その組み合わせ状態にマッチする位置を検出してインデックスを自動付与し得るビデオカメラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は被写体からレンズ機構を介して入射する光を撮像素子により光電変換し、得られた電気信号を信号処理して得た画像信号に基づきカメラパラメータを生成し、このカメラパラメータに基づいて、レンズ機構のフォーカス位置に応じてピントを被写体に合わせるオートフォーカス、レンズ機構の絞り値に応じて撮像素子への入射光量を制御するオートアイリス、露光時間に応じてシャッタースピードを調整するオートエクスポージャー、ホワイトバランス値に基づいて白色点を補正するオートホワイトバランス、及び手ブレ補正値に基づいて手ブレの影響を除去する手ブレ補正の各オート機能のうち、いずれか一以上のオート機能を備えたビデオカメラにおいて、
画像信号に基づいて、カメラパラメータであるズーム量、フォーカス位置、絞り値、露光時間、ホワイトバランス及び手ブレ補正値のうちの一以上のカメラパラメータを生成するカメラパラメータ生成手段と、カメラパラメータ生成手段により生成されたカメラパラメータに基づいて、レンズ機構を制御することにより、生成されたカメラパラメータに対応したオート機能を実行させるオート機能制御手段と、撮影時にカメラパラメータ生成手段により生成されたカメラパラメータを、時系列データとしてタイムスタンプと共に画像信号に対応させて記録媒体に記録する記録手段と、カメラパラメータの検出パターンであるテンプレート波形を任意に設定する設定手段と、記録媒体の記録信号の再生時に、記録媒体から再生されたカメラパラメータに対して、設定手段により設定されたテンプレート波形と所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする時系列データの位置のタイムスタンプを探索する探索手段と、探索手段で探索されたタイムスタンプに対応して自動的にインデックスデータを記録媒体に記録するインデックス付与手段とを有する特徴とする。
この発明では、画像解析結果(カメラパラメータ)を、撮影して得た画像データと共に記録媒体に記録しておき、その記録媒体の再生時に時系列情報として記録されているカメラパラメータから設定されたテンプレート波形の特徴的な状態を検出することで、インデックスを自動付与することができる。
ここで、本発明は記録媒体にインデックスデータが付与されて記録されている画像信号に対して、設定手段により任意の一のテンプレート波形を新たに設定したときは、インデックスデータを記録媒体から消去する消去手段を有してもよい。
また、本発明の設定手段は、予め複数用意されたテンプレート波形のうちから任意の一のテンプレート波形を選択して設定する手段であり、本発明は設定手段により新たにテンプレート波形が設定されたときは、探索手段により記録媒体から再生されたカメラパラメータに対して、新たに設定されたテンプレート波形と所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする時系列データの位置のタイムスタンプを探索し、インデックス付与手段により、探索手段で探索されたタイムスタンプに対応して自動的に新たなインデックスデータを記録媒体に記録するようにしてもよい。
また、本発明の設定手段は、予め複数用意されたテンプレート波形のうちから同時に二以上のテンプレート波形を選択して設定することが可能な手段であり、本発明は設定手段により二以上のテンプレート波形が同時に設定されたときは、探索手段は記録媒体から再生されたカメラパラメータに対して、同時に設定された二以上のテンプレート波形のそれぞれと所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする時系列データの位置のタイムスタンプを別々に探索し、インデックス付与手段は、探索手段で同時に設定された二以上のテンプレート波形のうちの少なくとも一のテンプレート波形又は全てのテンプレート波形とマッチングする時系列データの位置のタイムスタンプを探索できたときは、その探索されたタイムスタンプに対応して自動的に新たなインデックスデータを記録媒体に記録するようにしてもよい。
本発明によれば、カメラパラメータを利用することにより、画像内容を反映したインデックスを撮影映像に自動付与することが、複雑な処理を必要とせずに簡便に実現される。
また本発明によれば、撮影後の画像内容はカメラのオート機能により光源変化や手ブレなどの情報が希薄になっているのに比べ、カメラパラメータはそれら情報を直接的に感知しているため、より正確な情報を得ることができるという利点がある。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に詳細に説明する。
図1は本発明になるビデオカメラの一実施の形態のブロック図、図2は本発明になるビデオカメラの一実施例の外観図を示す。図1において、本実施の形態のビデオカメラは、被写体からレンズ機構を介して入射する光を撮像素子により光電変換するカメラモジュール101と、カメラモジュール101からの電気信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部102と、カメラモジュール101を電気的に又は機械的に制御するオート機能制御部103と、信号処理部102からの画像信号に対して画質調整を施す画質調整部104と、画質調整部104で使用したパラメータなどが入力されるパラメータフォーマット部105と、画像信号に対して圧縮符号化をして符号化データを生成するコーデック(CODEC)部106と、符号化データなどを記録する記録部107と、パラメータ検出部108と、インデックス設定部109と、画像信号出力端子110とからなる。図2のカメラ本体201には、撮影画像を記録するためのハードディスクが内蔵されており、さらにレンズ202や撮像素子を含むカメラモジュールも一体化されている。
また、本体側面には液晶モニタ205が取り付けられ、撮影中の画像表示や、内蔵されている各種機能を設定するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(以後、GUI)のメニュー画面などが表示される。撮影やGUIの操作は、カメラ本体201に取り付けられた操作ダイアル203や、液晶モニタ205の横に配置された操作ボタン204により行われる。
図1の本実施の形態のビデオカメラはカメラ本体201に内蔵され、液晶モニタ205や操作ダイアル203、操作ボタン204により構成されるGUIにより操作され、インデックスの自動付与が実行される。また、接続端子206を通じて、付与されたインデックスを利用した画像鑑賞や、外部メディアへのデータ転送ができる。なお、図1には液晶モニタ205、操作ダイアル203、操作ボタン204は図示していない。
次に、図1の本実施の形態による動作を説明する。先ず、撮影時には、図2のレンズ202を含む、図1のカメラモジュール101において、入射した光を撮像素子により光電変換し、電気信号として出力する。カメラモジュール101から出力された電気信号は、信号処理部102に入力され、デジタル画像信号フォーマットに変換され画像信号として出力される。
信号処理部102から出力された画像信号は、オート機能制御部103及び画質調整部104へ入力される。オート機能制御部103では、入力された画像信号に基づき、フォーカスやアイリスなどのカメラパラメータを生成し、画質を自動的に安定させるための制御信号を出力する。オート機能制御部103から出力された制御信号は、カメラモジュール101へ入力され、レンズなどを機械的または電気的に調整する。
ここで、民生用のカメラモジュール101は簡単な操作で、かつ、最適な画質の撮影が行えるように各種オート機能(例えば、オートフォーカス、オートアイリス、オートエクスポージャー、オートホワイトバランスなど)を内蔵している。オートフォーカスは被写体にピントを自動的に合わせる機能である。また、オートアイリスはカメラモジュール101に入射する光量を、オートエクスポージャー(露光時間)はシャッタースピードをそれぞれ自動的に調整する機能である。さらに、オートホワイトバランスは、光源色の変化に合わせて白色点を自動的に補正する機能である。また、ズーム量は撮影者の撮影意図を反映した操作に対応している。
また、オート機能として手ブレ補正機能が内蔵されている場合もある。この手ブレ補正機能の中には、ビデオカメラ内に角速度センサなど、ビデオカメラの振動を検出するセンサをカメラ本体に内蔵しており、そのセンサから検出された振動を補正するようにレンズ機構を動かし、手ブレの影響を除去するものがある。
これらオート機能は、被写体の動きや光源の変化など外界の変化に追従して動作する機能である。このため、自動制御で利用される各種カメラパラメータは、映像内の特徴的なシーンを探す画像内容解析による方法と強い相関関係にある。その理由は、カメラモジュール101を自動制御するという目的の違いはあるが、オート機能と画像内容解析による方法とは共に画像の内容を解析するという同じ手段を利用しているからである。
従って、オート機能を制御するためのカメラパラメータの変化を監視することで、画像の内容を解析することと同等の情報を取得することが可能となり、ひいては映像中から特徴的なシーンを抽出することが可能となる。例えば、上記手ブレ補正機能の場合は、上記センサからの信号を記録することで、記録画像の変化が撮影者自身のものであるか、被写体が動いたものによるかを分離するために利用できる。
このようなカメラパラメータを利用する方法は、オート機能により画質が一定に調整された後の記録映像を解析する従来の方法に比べ、ダイレクトに外界の変化が反映されている点にも特徴がある。すなわち、オート機能により画質が一定に保たれた後の画像を解析するよりも、より外界の変化に敏感なデータを取得することができる。
そこで、本実施の形態では、カメラパラメータを利用するため、オート機能制御部103は、上記制御信号をデジタル信号として正規化(例えば、0〜255の8ビット)したパラメータ信号を出力し、パラメータフォーマット部105へ入力する。
一方で、信号処理部102から出力された画像信号は、画質調整部104へ入力され、ホワイトバランスやノイズ除去など、カメラモジュール101だけでは調節できない画質調整された後、その画質調整後の画像信号がパラメータフォーマット部105とコーデック(CODEC)部106へそれぞれ供給される。また、画質調整部104は、画質を調整するために使用した内部パラメータを正規化したパラメータ信号を生成し、パラメータフォーマット部105へ供給する。
パラメータフォーマット部105では、オート機能制御部103及び画質調整部104から入力された各種パラメータ信号を同時刻のパラメータにタイムスタンプに相当するフレームナンバーを付与したフォーマットとして、1つにまとめたパラメータデータを生成して記録部107に出力する。
図3は上記のパラメータデータのフォーマットを模式的に示す。同図に示すように、フレームナンバーがパラメータデータの先頭に配置されており、続いてフレームナンバーの存在時刻と同時期に発生されたパラメータ群がパラメータリストとして配置されている。
再び図1に戻って説明する。CODEC部106では、画像情報中の冗長な部分や視覚的に劣化を感じ難い情報を削除する圧縮符号化(例えば、MPEG2:Moving Picture Experts Group 2)を行い、それにより得られた符号化データを記録部107へ出力する。記録部107は、カメラ本体201に内蔵されたハードディスクなどのデータ記録装置により構成され、CODEC部106から出力された符号化データと共に、パラメータフォーマット部105から入力されるパラメータデータを記録保存し、記録保存された符号化データをCODEC部106へ出力し、記録保存されたパラメータデータをパラメータ検出部108へ出力する。
再生時には、CODEC部107が記録部107から符号化データを読み込み、元の画像信号に復号し、出力端子110から外部へ画像信号を出力する。出力端子110から出力された画像信号は、図2の液晶モニタ205や接続端子206に接続されたテレビモニタに映され鑑賞される。
次に、本実施の形態による自動インデックス付与の動作を説明する。パラメータ検出部108は、記録部107からパラメータデータを読み出し、取得する。パラメータ検出部108では、フレームナンバー順(時系列)にパラメータデータを並べ、予め設定された検出パターンにパラメータデータの時間変化が合致する位置を探索する。
このパラメータ検出部108による上記の探索方法の一例を、図4を用いて説明する。図4では、説明の簡単のため、正規化されたフォーカス、アイリス、ホワイトバランスの3つのパラメータの例を(A)、(B)、(C)に示して説明する。図3のパラメータデータに登録されている上記の3つのパラメータを、それぞれ横軸を時間として、フレームナンバー順に並べてプロットしたグラフが図4である。図4において、規定された時間幅を持つ探索範囲を設定し、図4のグラフ上で時間軸に沿ってスライドさせながら、予め設定された検出パターン(テンプレート波形)に設定された許容範囲の誤差以下で合致する(マッチングする)位置を探索する。
予め設定された検出パターンの一例として、ホワイトバランスの状態に関わらず、フォーカスのパラメータ値が増加し、かつ、アイリスのパラメータ値が減少する位置にインデックスを付与するものであったとすると、図4の探索範囲401の位置がこれに相当する。パラメータ検出部108は探索の結果、予め設定された検出パターンに合致する部分を発見すると、その発見位置のフレームナンバーを出力する。
パラメータ検出部108から出力されたフレームナンバーは、図1のインデックス設定部109に供給される。インデックス設定部109は、予め規定されたインデックス管理方法に従い、入力されたフレームナンバーの位置にインデックスを自動付与する。ここで、記録部107には、撮影された画像データそのものが記録されている領域と、記録映像に関連する情報を記録する領域とが設けられており、関連する情報を記録する領域に、インデックスに複数の種類があるとすれば、インデックス設定部109は、インデックスの種類と対応するフレームナンバーが対になるかたちで記録部107に記録する。
このように、本実施の形態は、カメラモジュール101と記録部107等の録画機能モジュールとが一体化されているという特徴に着目してなされたものであり、カメラモジュール101の画像解析結果(カメラパラメータ)を、撮影して得た画像データと共に記録部107に記録しておき、再生時に時系列情報として記録されているカメラパラメータから特徴的な状態を検出することでインデックスを自動付与するようにしたので、画像内容を反映したインデックスを撮影映像に自動付与することが、複雑な処理を必要とせずに簡便に実現される。また、撮影後の画像内容はカメラのオート機能により光源変化が希薄になっているのに比べ、カメラパラメータはそれら情報を直接的に感知しているため、本実施の形態では、より正確な情報を得ることができるという利点がある。
なお、上記の実施の形態で撮影映像(画像データ)に自動付与されたインデックスは、ホワイトバランスの状態に関わらず、フォーカスのパラメータ値が増加し、かつ、アイリスのパラメータ値が減少する撮影映像の位置であるが、この場合は、例えば、フォーカスの当たっている乗り物が遠ざかっていき、画面に占める背景と被写体の割合が変化するため、明るさが変化した結果、フォーカスとアイリスの値とが変化するようなシーンに対応してインデックスが付与されるため、インデックスの付与されたシーン(フレーム)から5秒間ずつ再生しては、次のインデックスのフレームを再生するようにすると、このようなシーンのダイジェスト視聴や編集ができる。
また、本実施の形態により撮影映像(画像データ)に自動付与されたインデックスデータを利用することで、自動編集を行いながら、DVD(Digital Versatile Disk)などの別メディアへインデックスデータと共に撮影映像をコピーすることで、インデックス付きDVDを作成することも可能である。すなわち、ダイジェスト再生と同様にインデックスのフレームから所定の時間ずつDVDへ撮影映像をコピーする際に、対応するフレームにインデックスを付与するように記録しておく。その後、通常のDVDと同様に、再生中にDVDプレーヤのスキップボタンを押せば、次にインデックスの付与されたフレームへスキップすることができる。これは、通常のインデックス付きのDVDソフトと同様な使い方である。
次に、ソフトウェアにより自動インデックス付与機能を有する構成の本発明のビデオカメラの他の実施の形態について説明する。図5は本発明になるビデオカメラの他の実施の形態のシステム構成図を示す。この実施の形態は、ソフトウェアにより自動インデックス付与機能を有する構成であり、図5のカメラ部501は図1のカメラモジュール101と信号処理部102に相当し、図5のカメラ制御部502は図1のオート機能制御部103と画質調整部104に相当する。また、図5の操作ボタン503は図2の操作ダイアル203と操作ボタン204に相当し、図5の画面表示部505は図2の液晶モニタ205に相当する。さらに、図5の入出力端子511は図2の接続端子206に相当し、図5のCODEC部510は図1のCODEC部106に相当する。
図5のデータ記憶装置504には、本実施の形態によるプログラムが格納されると共に、図1の記憶部107の役割を受け持つ。以上の機能ブロックは、システムバス506により中央処理装置(CPU)507、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)508、リード・オンリ・メモリ(ROM)509と接続され、CPU507が本実施の形態によるプログラムを実行することで撮影と自動インデックス設定、及びインデックスを利用した再生機能が提供される。
次に、本実施の形態のプログラムによる、撮影時の動作を図6のフローチャートと共に説明する。まず、撮影が開始されると(ステップS601)、CPU507が図5のカメラ制御部502から制御パラメータを取得し、データ記憶装置504に記録する(ステップS602)。同時に、図5のカメラ部501から画像データを取得し、データ記憶装置504に記録する(ステップS603)。撮影終了がシステムに通知されると撮影が終了する(ステップS604)。
次に、本発明によるパラメータデータの時系列変化の検出パターン(テンプレート波形)の設定方法を図7のフローチャートを用いて説明する。ビデオカメラの使用者が、検出パターンの設定を行おうとすると、図7のフローチャートに従ったプログラムが起動される。この際、検出パターンの設定に関わる一連の操作は、図2の操作ダイアル203、操作ボタン204及び、液晶モニタ205により構成されるGUIを用いて行う。
検出パターンの設定時には、まず、図7のステップS701で、検出パターンの提示が行われる。この検出パターンの提示は、図2の液晶モニタ205に、例えば図8に模式的に示すように行われる。図8の選択ボタン802が、予め用意されている検出パターンの候補を選択するためのもの(換言すると、テンプレート波形を指定するためのもの)である。図8は、6種類のボタン、すなわち、6種類のデフォルト検出パターン(デフォルトのテンプレート波形)が予め用意されている例である。
続いて、図7のステップS702に移行し、ビデオカメラの使用者に、図8の6種類の選択ボタン802の中から一つを選択させる。この選択のために、使用者が図8の詳細設定の移動ボタン803を押すと、図9に示す詳細設定画面が表示される。ビデオカメラの使用者は図9の詳細設定画面を用い、検出パターンの組み合わせ選択を行う。
図9の設定枠901〜903には、図8の6種類の選択ボタン802の中から選択されたボタンに応じた初期値が設定されている。枠内の記号(上下矢印)は、各パラメータの時間変化における増加、減少またはワイルドカードのパターンを意味しており、記号の数の多少が時間変化の大きさを表現している。
例えば、図9の設定枠901は上矢印が3つ表示されており、フォーカスパラメータが、大きく増加する位置を検出することを意味している。また、設定枠902は下矢印が2つ表示されており、アイリスパラメータが、中程度に減少する位置を検出することを意味している。さらに、設定枠903は、*マークが表示されており、ホワイトバランスの変化の有無を検出しない(ワイルドカード)ことを意味している。
設定枠901〜903には、図8の6種類の選択ボタン802から選択されたボタンに対応した初期値が表示されるが、ビデオカメラの使用者は、これらの値(矢印の上下や数)を自由に変更し、新たな検出パターンを作成することができる。
更に、図9の設定枠904により、検出パターンのパラメータの増減と強度だけでなく、検出パターンの組み合わせを設定することができる。図9に示した例では、設定枠904は、(A&B)のように、Aの検出とBの検出が同時に発生する組み合わせ位置を検出する指定を行っている。
続いて、図7のステップS703により検出範囲の設定が行われ、図4の検出範囲401の時間枠を決定する。時間枠の設定は、図9の設定枠905により行われる。図7のステップS703が終了すると、ステップS704が実行され、ステップS702及びステップS703で設定された情報を、図5のデータ記憶装置504に保存し、処理を終了する。
次に、インデックスの自動探索及び設定を行う処理を、図10のフローチャートを用いて説明する。探索方法の詳細は、図1のパラメータ検出部108及びインデックス設定部109で述べた方法と同一であるため省略する。
インデックスの自動探索及び設定を行う処理においては、まず、対象ファイルの設定が行われる(図10のステップS1001)。この対象ファイルの設定では、図8の液晶モニタ205に表示された移動ボタン804を選択し、図11のファイル選択設定画面を液晶モニタ205に表示させる。図11の例では、ビデオカメラに内蔵されたハードディスクに保存されている画像データの撮影日の範囲を指定することで、自動的にインデックスを付与する対象となる画像データを設定している。
図11は、設定枠1101に設定された撮影日から、設定枠1102に設定された撮影日の間に撮影された画像データを対象として指定する方法を示している。設定が終了すると、図8の表示が行われ、実行ボタン801を選択することで、既存パラメータの読み出し処理に移行する(図10のステップS1002)。
図10のステップS1002では、図5のデータ記憶装置504からインデックス付与の対象となる画像データに対応するパラメータデータを読み出し、図4に示す時系列データを構成する。続いて、検出時間幅を時間軸に沿って移動させながら、図7の処理で設定された条件に合致するパターンを探索する(図10のステップS1003)。
続いて、検出パターンに合致するパラメータパターンが発見されたかどうか判断する(図10のステップS1004)。すなわち、ステップS1004では使用者が指定する検出パターンであるテンプレート波形と設定された許容範囲の誤差以下でマッチングする時系列データが発見されるかどうか判断し、発見された場合には、ステップS1005へ移行し、マッチングした時系列データの位置のタイムスタンプから、記録された画像データに対してインデックスデータを付与した後、ステップS1006へ移行する。また、ステップS1004で検出パターンに合致するパラメータパターンが発見されなかったと判断された場合には、ステップS1006へ移行する。
図10のステップS1006では、ステップS1001で設定した複数の画像データの全てに自動インデックス付与の操作が終了していなければ、ステップS1002へ戻り、操作の終了していない画像データに対して、自動インデックス付与の操作を繰り返す。また、対象となる画像データの全てに対して自動インデックス付与の操作が終了している場合には、ステップS1006は処理の終了へと進む。
また、既に画像データに付与されているインデックスデータを消去する場合には、前記インデックスデータを付与するときと同様の手順で、消去対象となるインデックスデータが付与されている画像データを指定した後、図8の液晶モニタ205の表示中の消去ボタン805を操作することで、指定されている画像データに付与されているインデックスデータを消去することができる。インデックスデータが消去された記録されている画像データは、その後、前記した方法で新たなインデックスデータを付与することができる。なお、消去ボタン805を操作しなくても、新たに検出パターン(テンプレート波形)を設定したときに、指定されている画像データに既に付与されているインデックスデータを自動的に消去してから、前記した方法で新たなインデックスデータを付与してもよい。
なお、予め用意された複数種類の検出パターン(テンプレート波形)を同時に二以上設定することも可能であり、その場合は、同時に設定された二以上の検出パターン(テンプレート波形)の少なくとも一つがマッチングした場合に、対応する画像データのタイムスタンプの位置にインデックスデータを記憶してもよいし、同時に設定された二以上の検出パターン(テンプレート波形)のすべてがマッチングした場合に、対応する画像データのタイムスタンプの位置にインデックスデータを記憶してもよい。
なお、以上の実施の形態では記録媒体をハードディスクとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、テープメディアや、DVDなどのディスクメディア、不揮発性メモリなどにも記録可能であり、記録媒体の種類を限定するものではない。
更に、以上の実施の形態では記録フォーマットをパラメータ専用のフォーマットとしたが、本発明は圧縮画像音声の伝送方式である国際標準MPEG2システム(Moving Picture Experts Group 2 Systems)で規定されるトランスポートストリーム中にデータをマルチプレクスするように規定することも可能であり、記録フォーマットを限定するものでもない。
本発明になるビデオカメラの一実施の形態のブロック図である。 本発明になるビデオカメラの一実施例の外観図である。 本発明におけるパラメータデータの一例の記録フォーマットである。 本発明において時系列制御パラメータから検出パターンを探索する説明図である。 本発明になるビデオカメラの他の実施の形態のシステム構成図である。 本発明による撮影時の動作説明用フローチャートである。 本発明による検出パターンの設定時のフローチャートである。 検出パターンの選択画面の一例を示す図である。 検出パターシの詳細設定及び検出範囲設定画面の一例を示す図である。 本発明によるインデックスの自動付与の動作説明用フローチャートである。 自動インデックス付与の対象となる画像データの選択画面の一例を示す図である。
符号の説明
101 カメラモジュール
102 信号処理部
103,203 オート機能制御部
104,204 画質調整部
105 パラメータフォーマット部
106、510 コーデック(CODEC)部
107 記録部
108 パラメータ検出部
109 インデックス設定部
110 出力端子
201 カメラ本体
202 レンズ
203 操作ダイアル
204 操作ボタン
205 液晶モニタ
206 接続端子
401 検出範囲
501 カメラ部
502 カメラ制御部
503 操作ボタン
504 データ記憶装置
505 画像表示部
506 システムバス
507 中央処理装置(CPU)
508 RAM
509 ROM
511 入出力端子
801 実行ボタン
802 選択ボタン
803,804 移動ボタン
901〜905,1201,1202 設定枠

Claims (4)

  1. 被写体からレンズ機構を介して入射する光を撮像素子により光電変換し、得られた電気信号を信号処理して得た画像信号に基づきカメラパラメータを生成し、このカメラパラメータに基づいて、前記レンズ機構のフォーカス位置に応じてピントを前記被写体に合わせるオートフォーカス、前記レンズ機構の絞り値に応じて前記撮像素子への入射光量を制御するオートアイリス、露光時間に応じてシャッタースピードを調整するオートエクスポージャー、ホワイトバランス値に基づいて白色点を補正するオートホワイトバランス、及び手ブレ補正値に基づいて手ブレの影響を除去する手ブレ補正の各オート機能のうち、いずれか一以上のオート機能を備えたビデオカメラにおいて、
    前記画像信号に基づいて、カメラパラメータであるズーム量、フォーカス位置、絞り値、露光時間、ホワイトバランス、及び手ブレ補正値のうちの一以上のカメラパラメータを生成するカメラパラメータ生成手段と、
    前記カメラパラメータ生成手段により生成された前記カメラパラメータに基づいて、前記レンズ機構を制御することにより、生成された前記カメラパラメータに対応した前記オート機能を実行させるオート機能制御手段と、
    撮影時に前記カメラパラメータ生成手段により生成された前記カメラパラメータを、時系列データとしてタイムスタンプと共に前記画像信号に対応させて記録媒体に記録する記録手段と、
    前記カメラパラメータの検出パターンであるテンプレート波形を任意に設定する設定手段と、
    前記記録媒体の記録信号の再生時に、前記記録媒体から再生された前記カメラパラメータに対して、前記設定手段により設定された前記テンプレート波形と所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする前記時系列データの位置のタイムスタンプを探索する探索手段と、
    前記探索手段で探索された前記タイムスタンプに対応して自動的にインデックスデータを前記記録媒体に記録するインデックス付与手段と
    を有することを特徴とするビデオカメラ。
  2. 前記記録媒体に前記インデックスデータが付与されて記録されている前記画像信号に対して、前記設定手段により任意の一のテンプレート波形を新たに設定したときは、前記インデックスデータを前記記録媒体から消去する消去手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 前記設定手段は、予め複数用意された前記テンプレート波形のうちから任意の一のテンプレート波形を選択して設定する手段であり、
    前記設定手段により新たにテンプレート波形が設定されたときは、前記探索手段により前記記録媒体から再生された前記カメラパラメータに対して、前記新たに設定されたテンプレート波形と前記所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする前記時系列データの位置のタイムスタンプを探索し、前記インデックス付与手段により、前記探索手段で探索された前記タイムスタンプに対応して自動的に新たなインデックスデータを前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項2記載のビデオカメラ。
  4. 前記設定手段は、予め複数用意された前記テンプレート波形のうちから同時に二以上のテンプレート波形を選択して設定することが可能な手段であり、
    前記設定手段により二以上のテンプレート波形が同時に設定されたときは、前記探索手段は前記記録媒体から再生された前記カメラパラメータに対して、前記同時に設定された二以上のテンプレート波形のそれぞれと前記所定の許容範囲の誤差以下でマッチングする前記時系列データの位置のタイムスタンプを別々に探索し、
    前記インデックス付与手段は、前記探索手段で前記同時に設定された二以上のテンプレート波形のうちの少なくとも一のテンプレート波形又は全てのテンプレート波形とマッチングする前記時系列データの位置のタイムスタンプを探索できたときは、その探索された前記タイムスタンプに対応して自動的に新たなインデックスデータを前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項2記載のビデオカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010212821A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Hitachi Ltd 記録再生装置
JP2011060391A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Canon Inc 再生装置

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