JP2006060393A - 通信端末制御モジュール、および前記モジュールを用いた遠隔機器ならびに無線通信システム - Google Patents

通信端末制御モジュール、および前記モジュールを用いた遠隔機器ならびに無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体情報機器から自宅などに設置した各種家電機器などと通信あるいは遠隔制御するようにしたホームオートメーションシステム、ホームセキュリティシステム、遠隔モニターリングシステムなどを低コストで実現するとともにシステム構築の融通性を向上し、同時に通信網利用に伴う通信費の削減が可能となるようにする。
【解決手段】無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報通信ネットワークを介して移動体情報機器などとのデータ通信(パケットデータの送受信)および遠隔機器へのアプリケーション処理の何れも実行できるようにした通信端末制御モジュール、および前記モジュールを用いた遠隔機器ならびに無線通信システムに関する。
近年、PHS(簡易型携帯電話機)やデータ通信機能を備えた携帯電話機あるいはPDA(Personal Digital Assistants)などの移動体情報機器が急速に普及し、外出先においてこの移動体情報機器から自宅などに設置した各種家電機器などと通信あるいは遠隔制御するようにしたホームオートメーションシステム、ホームセキュリティシステム、遠隔モニターリングシステムなどが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
このようなシステムにより、例えば、外出先において自宅に設置したモニターカメラから送られてくる画像を携帯電話機で確認したり、エアコンのスイッチを入れ、ビデオの録画予約などを行うことが可能となる。そして、このようなシステムを実現するための一般的な構成では、家庭内の遠隔機器、即ち、家電機器や警報機器に無線通信機能を付設し、この遠隔機器と通信事業者が構築した情報通信ネットワークの双方を無線通信により接続する中継ステーションを家庭内に設置する必要がある。
ところが、このようなシステムを構築するためには、通常、ADSLルータやパソコンまたはパソコンに相当する機器などを設置し、IP(Internet Protocol)通信に必要な各種設定を行う必要がある。しかしながら、このようなパソコンやインターネットに関する知識を一般家庭に期待することは困難であり、普及の妨げとなっているのが実情である。そこで、手軽にPHSや携帯電話機の通信機能を利用できるようにしたシステムが提案されている。これは、汎用通信モジュールとして構成されたPCカードを用いるもので、無線通信が可能となるようにしている。
図5は、かかるシステムの概要を示したもので、中継ステーションAに複数の遠隔機器B、例えば、モニターカメラB1、赤外線リモコンB2、防犯センサーB3がケーブルL1・L2・L3により接続されている。そして、前記中継ステーションAのスロットには、汎用通信モジュールとして構成されたPCカードCがスロットイン方式で接続される。これにより、中継ステーションAと、モニターカメラB1、赤外線リモコンB2、防犯センサーB3とは相互に信号の授受が可能となり、PCカードCにより外部との通信が可能となる。
図6は、このように構成されたシステムにおける機能構成のブロック図であり、中継ステーションAには、モニターカメラB1、赤外線リモコンB2、防犯センサーB3と信号の授受を司るインターフェース50aを備える。符号50bは遠隔機器であるモニターカメラB1、赤外線リモコンB2、防犯センサーB3を駆動するためのアプリケーションソフトウエアである。
そして、Telnetソフトウエア50c、TCP/IPプロトコルソフトウエア50d、PPPプロトコルソフトウエア50eを備え、インターネット上での通信が可能となるようにしている。また、ATコマンドモデム50f、UART(Universal Asynchronous Reciver Transmitter)50gを備え、データ通信が可能となる。なお、前記各機能はCPU50hにより制御され、遠隔機器Bのアプリケーション処理および通信制御がなされる。
つぎに、PCカードCには、前記中継ステーションAのUART50gとの信号の授受を整合するためのUART60aを備え、双方のUART50g・60aが例えば、シリアルインターフェース・RS232Cなどの規格にもとづくマルチコネクタにより相互に接続される。この他、PHSや携帯電話機の情報通信ネットワークとの接続処理などを行う通信アプリケーションソフトウエア60c、パケット信号を生成する無線パケットソフトウエア60d、L1/L2ソフトウエア60e、ベースバンド変換器60f、そしてRF変換器60gを備え、外部との無線通信が可能となるようにしている。なお、前記各機能はCPU60hにより制御され、無線によるデータ通信が可能となるようにしている。
特開2002−92767号公報 特開2001−155277号公報
上記のように構成される従来のシステムにおいては、中継ステーションとなる機器に予め設けられている通信プロトコル関係およびアプリケーション処理のためのソフトウエアを制御するためのCPUが設けられているが、これとは別に無線通信機能を補完するための外付け装置となるPCカードにもCPUを設ける必要がある。したがって、CPUおよびこれに付帯する構成が重複するとともにソフトウエアのコストが嵩み、システム全体のコスト削減の妨げとなっている。
また、上記従来のシステムでは、このシステムを稼働する前提としてPHSや携帯電話機の通信事業者と回線利用契約を締結する必要がある。特に遠隔機器が個々に通信を行うようにしたシステムの場合は、個々の遠隔機器毎に利用約款にもとづいて回線利用契約を締結することになり、低い通信頻度、データ量にも拘わらず通信できる状態を維持するためのランニングコストが上昇してしまうことになり、中継ステーションを採用する方式に比べ、実用化の大きな妨げとなっている。
本発明は、上記した課題、即ち、通信および遠隔機器のアプリケーション処理をするハードウエアおよびソフトウエアを共通のCPUで制御できるようにしたモジュール構成によりコストを削減するとともにシステム構築の融通性を向上し、同時に情報通信ネットワークの利用に伴う通信費の削減を目指すものである。
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1記載の発明では、無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるように通信端末制御モジュールを構成する。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の通信端末制御モジュールであり、情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理を実行するための機能部品が単一の配線基板上に実装され、各種の遠隔機器へ組み込み可能となるようにする。
請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の通信端末制御モジュールであり、通信手段に電子メール受信機能を備え、電子メールを受信することにより、待機モードが動作モードへ移行するようにする。
請求項4記載の発明では、上記請求項1記載の通信端末制御モジュールであり、通信手段に電子メール受信機能を備え、受信した電子メールに含まれる情報を判断して遠隔機器の動作モードにおけるアプリケーション処理の内容を指定するとともに、この指定にもとづいて遠隔機器において生成されたデータの送信先を指定するようにする。
請求項5記載の発明では、上記請求項1記載の通信端末制御モジュールであり、通信手段にトラフィック管理機能を備え、遠隔機器の発信頻度およびデータ量を監視し、この発信頻度およびデータ量が予め設定した管理設定値に達したとき、発信動作を禁止する保護手段(トラフィックヒューズ)が機能するようにする。
請求項6記載の発明では、上記請求項5記載の通信端末制御モジュールであり、通信頻度およびデータ量が管理設定値に達したとき、予め設定した送信先にトラフィックヒューズが機能したことを通知するようにする。
請求項7記載の発明では、上記請求項5記載の通信端末制御モジュールであり、トラフィックヒューズが機能している状態をサーバ管理者により解除できるようにする。
請求項8記載の発明では、上記請求項5記載の通信端末制御モジュールであり、トラフィックヒューズが機能する管理設定値をサーバ管理者により更新できるようにする。
請求項9記載の発明では、無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるようにした通信端末制御モジュールを実装して遠隔機器を構成する。
請求項10記載の発明では、無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるようにした通信端末制御モジュールを備えた遠隔機器がデータ通信のために接続する情報通信ネットワークと、データ通信機能を備えた移動体情報機器がデータ通信のために接続する情報通信ネットワークと、前記各情報通信ネットワーク間に介在するセンターサーバとを備え、前記センターサーバを中継して遠隔機器と移動体情報機器が相互にデータ通信可能となるように無線通信システムを構築する。
請求項11記載の発明では、上記請求項10記載の無線通信システムであり、遠隔機器を中継する情報通信ネットワークの通信回線が予め特定されたセンターサーバに接続されるようにする。
請求項12記載の発明では、上記請求項10記載の無線通信システムであり、センターサーバに少なくともコマンドデータ、更新データを蓄積し、移動体情報機器から遠隔機器を遠隔制御できるようにする。
本発明によれば、通信および遠隔機器のアプリケーション処理をするハードウエアおよびアプリケーションソフトウエアを共通のCPUで制御できるようにモジュール構成するようにしたので、ハードウエアのコストを低減できるとともに、各種の遠隔機器への組み込みが容易となり、システム構築の融通性を向上することができる。そして、遠隔機器の無線通信システムを安価に構築することができ、通信費の削減が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。
図1において、符号1は本発明により構成された通信端末制御モジュールであり、その機能構成をブロック図で示したものである。符号1aはインターフェースであり、モニターカメラB1、赤外線リモコンB2、防犯センサーB3などの遠隔機器Bが接続され信号の授受を行う。符号1bは前記遠隔機器Bを駆動するためのアプリケーションソフトウエアであり、半導体メモリに記憶されるが、この半導体メモリは追記型であることが好ましく、書き込み、書き直しが可能となるようにしておくことにより、接続する遠隔機器Bの種類に対応させて任意のアプリケーションソフトウエアを記憶させることができる。
つぎに、通信手段として回路機能ブロックにより構成された通信プラットフォームには、インターネット上での通信が可能となるようにTelnetソフトウエア1d、TCP/IPプロトコルソフトウエア1e、PPPプロトコルソフトウエア1fを備え、API(Application Program Interface)を経由してアプリケーションソフトウエア1bから利用できる。
上記の他に通信処理を司る要素として、PHSや携帯電話機の情報通信ネットワークとの接続処理などの処理を行う通信アプリケーションソフトウエア1h、パケット信号を生成する無線パケットソフトウエア1i、L1/L2ソフトウエア1j、ベースバンド変換器1k、そしてRF変換器1lを備え、外部との通信が可能となるようにしている。
符号1gはトラフィック管理ソフトウエアであり、通信端末制御モジュール1の発信頻度およびデータ量を管理する。即ち、後述する情報通信ネットワークN2への発信頻度を時間単位、日単位、週単位、月単位など任意に定めた単位でそのデータ量とともに監視し、この数値が予め設定されている管理設定値を越えたとき、トラフィックヒューズが機能して発信を強制的に禁止し、センターサーバの負担を軽減するようにしている。なお、トラフィック管理ソフトウエア1gは、トラフィックヒューズが機能したとき、予め設定した送信先にこれを通知する機能、サーバ管理者によりトラフィックヒューズが機能している状態を解除できるようにする機能、サーバ管理者により管理設定値を更新できるようにする機能を併せて備える。
このように構成された本発明の通信端末制御モジュール1は、各機能要素が共通のCPU1mで制御され、遠隔機器のアプリケーション処理および通信制御がなされるので、両機能を達成するための部品構成を最小限とすることができ、製造コストを削減することが可能となる。また、このように構成した本発明の通信端末モジュール1は遠隔機器Bへ実装することが容易となり、図2に示すようにモニターカメラB1、赤外線リモコンB2、防犯センサーB3が情報通信ネットワークN2と直接通信することが可能となる。
図3は、上述した通信端末モジュール1を実装した遠隔機器B(B1・B2・B3)により構築した無線通信システムを示すもので、同図において、符号2は携帯電話機を代表例とする移動体情報機器であり、通信事業者が構築した情報通信ネットワークN1との間でデータの送受信が可能となるものを前提としている。一方、情報通信ネットワークN2も通信事業者により構築されたものであり、前記情報通信ネットワークN1・N2間にセンターサーバSを介在させ、このセンターサーバSの中継により遠隔機器Bと携帯電話機2が相互にデータ通信可能となるようにしている。
前記センターサーバSは、所謂、通信回線設備を保有しない通信事業者である仮想移動体サービス事業者(MVNO:Movile Virtual Network Operator)により構築され、このセンターサーバSに接続される情報通信ネットワークN2の通信回線は特定して制限されたもので、遠隔機器Bからの情報は必ずセンターサーバSを経由する。前記MVNOはこのような特徴を備える通信システムであるが、情報通信ネットワークN2に多数の遠隔機器Bが接続される状態においても、本発明のように通信頻度、データ量の小さい送受信を前提とする場合、合理的な無線通信システムとなる。
そして、前記のようにセンターサーバSと情報通信ネットワークN2との間の通信回線を特定して制限されたものとすることにより、センターサーバSのサーバ管理者と情報通信ネットワークN2の通信事業者との間で固有の契約が可能となることから、ユーザーが遠隔機器Bを設置するにあたり、回線利用契約を簡素化することができ、しかも通信費をきわめて安価なものとするこができる。即ち、本発明が目的とする遠隔機器Bの遠隔地からのアプリケーション処理、あるいは遠隔機器Bからのデータの送信は、通信頻度、データ量が少ないため、通信回線の単位毎に多数の利用者を収容できることになり、通信コストの削減が可能となる。
前記センターサーバSには、遠隔機器Bをアプリケーション処理し、情報の授受を行うためのコマンドデータを主体に蓄積されており、携帯電話機2のキー操作により指示信号を情報通信ネットワークN1を介してセンターサーバSへ送信すると、センターサーバSからコマンドデータが情報通信ネットワークN2を介して選択されている遠隔機器Bへ送信される。なお、携帯電話機2のキー操作により指示信号を送信する場合、特定の遠隔機器Bを選択するためのID番号を共に送信することにより、センターサーバSがこのID番号を判読し、確実に指定した遠隔機器Bとの接続が可能となる。また、防犯センサーB3のように能動的に情報を送信する場合は、送信対象の携帯電話機2の電話番号を特定できる情報が予め遠隔機器Bに設定されており、この情報を共に送信し、接続が可能となるようにする。
つぎに、以上のように構成された本発明の無線通信システムにおける通信処理の流れを図4を参照して説明する。図3に示す例による場合において、例えば、家庭内で飼育している動物(ペット)の状態を確認すべく、携帯電話機2を情報通信ネットワークN1を介してセンターサーバSへ接続し、キー操作により画像ファイルの送信を要求する指示信号を送信する(ST1)。前記指示信号を受信したセンターサーバSは、この指示信号からコマンドデータを含む電子メールが構成され(ST2)、この電子メールがセンターサーバSからモニターカメラB1へ送信される(ST3)。
モニターカメラB1は、電子メールの受信待機状態(ST4)において前記電子メールを着信すると(ST5)、通信端末制御モジュール1における通信プラットフォームにおいて受信制御がなされた後、アプリケーションソフトウエア1bが選択され、システム電源を起動するとともに電子メールの内容解析を開始する(ST6)。前記により電子メールの内容が解析され、これにもとづいてモニターカメラB1による画像収録および収録した画像のサイズ調整などの画像処理がなされ(ST7)、その画像データが通信端末制御モジュール1から情報通信ネットワークN2を介してセンターサーバSへ送信される(ST8)とともに、モニターカメラB1を電子メールの受信待機状態に復帰させる。
センターサーバSは画像データを受信すると(ST9)、画像データを電子メールで送信できるように構成し(ST10)、この画像データの受信を促すメッセージに画像ファイルの保存場所を示す情報(URL)を付加した電子メールを携帯電話機2へ送信し(ST11)、画像ファイルを記憶手段に蓄積する(ST12)。携帯電話機2がこの電子メールを受信すると(ST13)、ユーザーはその電子メールに付されたURLによりセンターサーバSにアクセスする(ST14)。センターサーバSは、携帯電話機2から画像ファイル転送の要求を受けると(ST12)、当該画像ファイルを情報通信ネットワークN1を介して送信し(ST15)、これを受信した携帯電話機2はその画像をディスプレィに表示し、ユーザーによる確認が可能となる。
上記と同様の操作手順により、家庭内にある家電機器(エアコン、照明、ビデオなど)のアプリケーション処理を行う場合は、これらの機器に通信端末制御モジュール1を直接組み込むか、赤外線リモコンB1に通信端末制御モジュール1を組み込むことによっても可能となる。この場合、前述と同様に携帯電話機2のキー操作により所望の家電機器を指定してアプリケーションソフトウエア1bを選択し、さらに所望の動作を要求する指示信号を携帯電話機2から送信する。
この他、留守宅におけるドア、窓など開閉を検知する防犯センサーB3では、本発明の通信端末制御モジュール1を組み込むことにより、留守中にドア、窓などが侵入者により開けられると、防犯センサーB3が起動して情報通信ネットワークN2と無線接続され、ユーザーの携帯電話機2へのアラームメッセージの送信が可能となるようにすることができる。また、同様の手段により、乗用車の盗難予防、車内監視カメラによるセキュリティの確認、GPSを利用した場合は、乗用車の移動先の携帯電話機2のディスプレィ上での確認などが可能となる。さらに、子供や老人の異常状態の緊急通報の自動発信、GPSを利用した子供やペットの現在位置確認、保育園などの保育室内の確認、自動販売機の商品残数の確認作業など遠隔の状況を把握するシステムを容易に構築することができる。
以上のように構築した本発明の無線通信システムにおいて、通信端末制御モジュール1が携帯電話機2からの要求で送られたメールを受信することにより遠隔機器Bの待機モードを動作モードとなるようにすることが可能であり、節電効果が得られる。また、受信したメールを解析することにより遠隔機器Bで生成された情報の転送先の決定、また、遠隔機器Bが作動することにより生成された情報の転送先の設定、そして遠隔機器Bへアクセスするためのパスワード設定などが通信端末制御モジュール1において可能となる。
また、本発明の通信端末制御モジュール1は、トラフィック管理ソフトウエア1gを備えており、発信頻度およびデータ量を監視し、この発信頻度およびデータ量が予め設定した管理設定値に達したとき、発信動作を禁止するトラフィックヒューズが機能するようにしている。これは前述したように、センターサーバSと接続される情報通信ネットワークN2の通信回線は特定して制限されたものであるが、携帯電話機2と遠隔機器Bとの間の送受信の頻度およびそのデータ量が少ないものとする前提のシステムであり、通信回線の単位毎に多数の利用者を収容して安定に運用することが可能である。
ところが、遠隔機器Bを設置したユーザーが非定常的な利用形態、例えば、モニターカメラB1を頻繁に作動して画像ファイルを多量に取り込むようなことが同一の通信回線上で同時に多発した場合、通信処理に不具合が発生する。トラフィック管理ソフトウエア1gは、このような不具合を未然に防止しようとするもので、発信頻度およびデータ量の許容できる上限値を管理設定値として設定可能となるようにし、この管理設定値にもとづいて監視(時間単位、日単位、週単位、月単位など)し、この管理設定値以上の利用があった場合、トラフィックヒューズを機能させ、当該遠隔機器Bの極端な利用が制限されるようにしてある。
この場合、ある特定の遠隔機器Bにトラフィックヒューズが機能したとき、携帯電話機2からこの遠隔機器Bへの遠隔指示が不能となる。かかる状態に対応するため、本発明では、センターサーバSにトラフィックヒューズが機能した特定の遠隔機器Bを一時的に記憶する記憶手段を備え、当該遠隔機器Bがアクセスされたとき、トラフィックヒューズが機能していることを意味するメッセージを携帯電話機2へ送出するようにしてある。
さらに、センターサーバSのサーバ管理者は、トラフィックヒューズが機能している遠隔機器Bをアクセスし、通信端末制御モジュール1のトラフィック管理ソフトウエア1gの解除ルーチンによりトラフィックヒューズが機能している状態を解除することができる。また、センターサーバSのサーバ管理者は、遠隔機器Bを個々にアクセスし、通信端末制御モジュール1のトラフィック管理ソフトウエア1gの更新ルーチンにより管理設定値の更新ができ、センターサーバSと情報通信ネットワークN1との通信状態などから判断して管理設定値を変更することができる。
以上説明した実施例においては、遠隔機器Bに通信端末制御モジュール1を直接組み込むか、赤外線リモコンのような遠隔操作器に組み込んだ状態のシステムを例として説明したが、中継ステーションを設け、これに通信端末制御モジュール1を組み込み、通信処理およびアプリケーション処理の集中的処理が可能となるようにしてもよい。
本発明の通信端末制御モジュールのブロック図である。 本発明を遠隔機器へ組み込んだ状態を示す図である。 本発明の無線通信システムを示す構成図である。 本発明の無線通信システムにおける処理の流れを示す図である。 従来の無線通信システムを示す構成図である。 従来の通信端末装置のブロック図である。
符号の説明
1・・・・・・通信端末制御モジュール
2・・・・・・携帯電話機(移動体情報機器)
A・・・・・・中継ステーション
B・・・・・・遠隔機器
B1・・・・・モニターカメラ
B2・・・・・赤外線リモコン
B3・・・・・防犯センサー
N1・・・・・情報通信ネットワーク
N2・・・・・情報通信ネットワーク
S・・・・・・センターサーバ(MVNO)

Claims (12)

  1. 無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、
    各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、
    を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、
    情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるようにしたことを特徴とする通信端末制御モジュール。
  2. 情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理を実行するための機能部品が単一の配線基板上に実装され、各種の遠隔機器へ組み込み可能となるようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信端末制御モジュール。
  3. 通信手段に電子メール受信機能を備え、電子メールを受信することにより、待機モードが動作モードへ移行するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信端末モジュール。
  4. 通信手段に電子メール受信機能を備え、受信した電子メールに含まれる情報を判断して遠隔機器の動作モードにおけるアプリケーション処理の内容を指定するとともに、この指定にもとづいて遠隔機器において生成されたデータの送信先を指定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信端末制御モジュール。
  5. 通信手段にトラフィック管理機能を備え、発信頻度およびデータ量を監視し、この発信頻度およびデータ量が予め設定した管理設定値に達したとき、発信動作を禁止するトラフィックヒューズが機能するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信端末制御モジュール。
  6. 通信頻度およびデータ量が管理設定値に達したとき、予め設定した送信先にトラフィックヒューズが機能したことを通知するようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末制御モジュール。
  7. トラフィックヒューズが機能している状態をサーバ管理者により解除できるようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末制御モジュール。
  8. トラフィックヒューズが機能する管理設定値をサーバ管理者により更新できるようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末制御モジュール。
  9. 無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、
    各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、
    を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、
    情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるようにした通信端末制御モジュールを実装したことを特徴とする遠隔機器。
  10. 無線によるデータ通信が可能となるようにする通信プロトコルを備えた通信手段と、各種の遠隔機器に対しアプリケーション処理を行うためのアプリケーションソフトウエアを搭載する記憶手段と、を共通のCPUで制御可能となるようにすることにより、情報通信ネットワークを介するデータ通信および遠隔機器に対するアプリケーション処理の何れも実行できるようにした通信端末制御モジュールを備えた遠隔機器がデータ通信のために接続する情報通信ネットワークと、
    データ通信機能を備えた移動体情報機器がデータ通信のために接続する情報通信ネットワークと、
    前記各情報通信ネットワーク間に介在するセンターサーバとを備え、
    前記センターサーバを中継して遠隔機器と移動体情報機器が相互にデータ通信可能となるようにしたことを特徴とする無線通信システム。
  11. 遠隔機器を接続する情報通信ネットワークの通信回線が予め特定されたセンターサーバに接続されるようにしたことを特徴とする請求項10記載の無線通信システム。
  12. センターサーバに少なくともコマンドデータ、更新データを蓄積し、移動体情報機器から遠隔機器を遠隔制御できるようにしたことを特徴とする請求項10記載の無線通信システム。
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