JP2006060373A - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンデンサマイクロホンにおいて、きわめて簡単な構成によって固定極から信号を確実に取り出しできるようにする。
【解決手段】 振動板と固定極とをスペーサリングを介して対向的に配置してなるマイクロホンユニットを有するコンデンサマイクロホンにおいて、プリント配線基板150を備え、プリント配線基板150に固定極130と固定極から引き出された電極端子パッド132とを銅箔パターンにより一体に形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明はコンデンサマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、固定極をプリント配線基板上に銅箔パターンで形成してなるコンデンサマイクロホンに関するものである。
コンデンサマイクロホンは、音波による振動板の振動を固定極との間における静電容量の変化として電気信号(音声信号)に変換するするため、一般的に図4に示す構成のマイクロホンユニットを備えている。
振動板11には、例えば金属蒸着膜を有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの高分子フィルムが用いられる。振動板11は、振動板ホルダとしてのダイアフラムリング12に所定の張力を付与した状態で適当な接着材を介して張設される。ダイアフラムリング12は金属製で、ダイアフラムリング12に振動板11を張設したものを振動板アセンブリ(参照符号10)と言う。
固定極20には黄銅合金やアルミニウムなどの金属板であって、多くの場合、振動板11との対向面側に図示しないエレクトレット膜が貼着された固定極が用いられる。振動板アセンブリ10と固定極20は、それらの間に電気絶縁性のスペーサリング13を挟んだ状態で対向的に配置され、円筒状の例えばアルミニウムからなるユニット筐体(カートリッジケース)30内に収納される。
また、ユニット筐体30内には、固定極20の背面側を支持する合成樹脂製の絶縁座40が収納され、ロックリング50によって固定される。単一指向性の場合、固定極20および絶縁座40には、後部音響端子からの音波を振動板11の裏面に作用させるための複数の音連通孔20a,40aが穿設される。
このマイクロホンユニットは、図示しない例えばFETからなるインピーダンス変換器を含む音声信号出力回路と接続される。この場合、振動板11側はダイアフラムリング12およびユニット筐体30を介して音声信号出力回路のグランド(接地)側に接続されるが、固定極20については例えば特許文献1に記載されているようにコンタクトピン60を介して信号が取り出される。
図5に示すように、コンタクトピン60は絶縁座40の中央に穿設されているピン取付孔41内に圧入されるが、固定極20との導通をとるため、この例では中継リード線として平角線61を用い、平角線61を取付孔41内を通して絶縁座40の周縁にまで引き回し、その端部を固定極20と絶縁座40の間に挟み込むようにしている。
このようにして、コンタクトピン60と固定極20との導通がとられ、図4に示すように、コンタクトピン60には上記FETのゲート電極から引き出されたリード線Lがハンダ付けされる。なお、コンタクトピン60と上記FETのゲート電極とを板バネを介して接続する場合もある。
特開2004−200947号公報(図1)
しかしながら、上記従来例では次のような問題がある。すなわち、固定極20から信号を取り出すうえでコンタクトピン60と平角線(中継リード線)62を必要とするため、その分部品コストがかかるばかりでなく、また組立工数も増える。また、平角線61を固定極20と絶縁座40との間に挟み込む際、また、取付孔41内にコンタクトピン60を圧入する際に平角線61が断線することがある。
したがって、本発明の課題は、振動板と固定極とをスペーサを介して対向的に配置してなるコンデンサマイクロホンにおいて、きわめて簡単な構成によって固定極から信号を確実に取り出し得るようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、振動板ホルダに所定の張力をもって張設された振動板と固定極とを電気絶縁性のスペーサリングを介して対向的に配置してなるマイクロホンユニットを有するコンデンサマイクロホンにおいて、プリント配線基板を備え、上記プリント配線基板に上記固定極と上記固定極から引き出された電極端子パッドとが銅箔パターンにより一体に形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記プリント配線基板は、上記固定極が形成される円形の基板本体と、上記基板本体の周縁の一部分に連設された舌片とを有し、上記舌片に上記電極端子パッドが形成されていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記固定極が上記プリント配線基板の一方の面に形成され、上記電極端子パッドがスルーホール配線を介して上記プリント配線基板の他方の面に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、プリント配線基板に固定極とともに、その信号取り出し用の電極端子パッドが銅箔パターンにより一体に形成されているため、コンタクトピンや中継リード線などが不要であり部品点数の大幅な削減が図れ、また、組立作業性も改善される。さらには、断線などのおそれもなく接続の高い信頼性が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、固定極が形成される部分を円形の基板本体とし、その基板本体の周縁の一部分に舌片を連設して電極端子パッドを形成するようにしたことにより、無駄なスペースをなくすことができ、また、電極端子パッドに対するハンダ付け作業も容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、固定極がプリント配線基板の一方の面に形成され、電極端子パッドがスルーホール配線を介してプリント配線基板の他方の面に形成されるようにしたことにより、設計の自由度が高められる。
次に、図1ないし図3により本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。ここで説明する実施形態は、可変指向性コンデンサマイクロホンに一対として含まれる単一指向性マイクロホンユニットに本発明を適用した場合のもので、図1は可変指向性コンデンサマイクロホンの一方の音響端子側を示す正面図,図2はその内部構造を分解して示す断面図,図3は本発明による固定極を示す平面図である。
まず、図1および図2を参照して、可変指向性コンデンサマイクロホンには、電極支持体としての支持基板200の両側に配置される左右一対の単一指向性マイクロホンユニット100が含まれるが、その構成は同一であるため、図2にその一方の単一指向性マイクロホンユニット100のみを示す。
単一指向性マイクロホンユニット100は、振動板111を所定の張力をもってダイアフラムリング112に張設してなる振動板アセンブリ110,電気絶縁性のスペーサリング120,固定極130およびカバープレート140を備えている。振動板111には例えば金属蒸着膜を有する高分子フィルムが用いられてよい。
振動板アセンブリ110はスペーサリング120を介して固定極130と対向した状態で支持基板200のユニット収納凹部210内に配置され、その上からカバープレート140が被せられる。固定極130には多数の音連通孔131が穿設されている。
支持基板200の各ユニット収納凹部210は、それらの間に所定容積の音響空間を形成するため板厚の薄い仕切壁220によって仕切られているが、仕切壁220には左右の各単一指向性マイクロホンユニット100の間を連通する音連通孔221が穿設されている。カバープレート140には複数の音響端子孔141が穿設されている。
カバープレート140は支持基板200に対する固定フランジ142をこの例では4個所に備え、固定フランジ142を支持基板200にねじ止めすることにより、各単一指向性マイクロホンユニット100がそれぞれ支持基板200のユニット収納凹部210内にほぼ密閉した状態で配置される。
図3に示すように、本発明はプリント配線基板150を備え、プリント配線基板150に固定極130と、その信号取り出し用の電極端子パッド132とがともに銅箔パターンにより一体に形成されている。固定極130の音連通孔131はプリント配線基板150に対する貫通孔として穿設されている。
この例において、プリント配線基板150は円形の基板本体151と、基板本体151の周縁の一部分に連設された舌片152とを有し、基板本体151に固定極130が形成され、舌片152に引き出しリードパターン(リード配線部)132aを介して固定極130から引き出された電極端子パッド132が形成されている。このように舌片152を設けて、そこに電極端子パッド132を配置することにより、プリント配線基板150を必要最小限の大きさとすることができる。
なお、この例では固定極130と電極端子パッド132とをプリント配線基板150の同じ面側に形成しているが、電極端子パッド132を反対側の面に形成し、その電極端子パッド132を図示しないスルーホール配線を介して固定極130と接続するようにしてもよく、これによれば設計の自由度を高めることができる。
この例によると、舌片152は、図1および図2に示すように、カバープレート140の外側に引き出されるようにしてユニット収納凹部210に連なる溝211内に配置される。したがって、単一指向性マイクロホンユニット100から信号を取り出すには、図示しない音声信号出力回路側からのリード線を電極端子パッド132にハンダ付けするだけでよい。
このように、本発明によれば、図4および図5で説明した従来例におけるコンタクトピン60や平角線(中継リード線)62などの信号引き出し部品を不要であり、また、これに伴って組立作業性も大幅に改善することができる。
以上、可変指向性コンデンサマイクロホンに含まれる単一指向性マイクロホンユニットを例にして本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものてなく、図4に示す単一指向性マイクロホンユニットはもとより、無指向性マイクロホンユニットを含めてコンデンサマイクロホン全般について適用可能である。
本発明による単一指向性マイクロホンユニットの一例を含む可変指向性コンデンサマイクロホンの一方の音響端子側を示す正面図。 上記可変指向性コンデンサマイクロホンの内部構造を示す分解断面図。 本発明が備える固定極の一例を示す平面図。 コンデンサマイクロホンの従来例を示す断面図。 上記従来例における固定極側の構成を示す分解断面図。
符号の説明
100 単一指向性マイクロホンユニット
110 振動板アセンブリ
111 振動板
112 ダイアフラムリング
120 スペーサリング
130 固定極
132 電極端子パッド
140 カバープレート
150 プリント配線基板
151 基板本体
152 舌片
200 支持基板
210 ユニット収納凹部

Claims (3)

  1. 振動板ホルダに所定の張力をもって張設された振動板と固定極とを電気絶縁性のスペーサリングを介して対向的に配置してなるマイクロホンユニットを有するコンデンサマイクロホンにおいて、
    プリント配線基板を備え、上記プリント配線基板に上記固定極と上記固定極から引き出された電極端子パッドとが銅箔パターンにより一体に形成されていることを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 上記プリント配線基板は、上記固定極が形成される円形の基板本体と、上記基板本体の周縁の一部分に連設された舌片とを有し、上記舌片に上記電極端子パッドが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 上記固定極が上記プリント配線基板の一方の面に形成され、上記電極端子パッドがスルーホール配線を介して上記プリント配線基板の他方の面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサマイクロホン。
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