JP2006059555A - 車両用灯具 - Google Patents

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祐仁 永縄
Masao Kinoshita
雅夫 木下
Motohiro Komatsu
元弘 小松
Kenichi Takada
賢一 高田
Mitsuyuki Mochizuki
光之 望月
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Abstract

【課題】 配光パターンにおける所定箇所の照度を選択的に高めることが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】 車両用前照灯10は、光軸Ax上に配置された光源22aと、光源22aからの光を光軸Axに向けて反射するメインリフレクタ24と、メインリフレクタ24の前方に配置された投影レンズ28と、投影レンズ28の後方でメインリフレクタからの反射光を部分的に遮蔽するシェード34とを有する。車両用前照灯10では、投影レンズ28とメインリフレクタ24との間に、光源22aを一方の焦点F2として有し、そして投影レンズ28とメインリフレクタ24との間に他方の焦点F3を有する第1サブリフレクタ36が配置されている。また、投影レンズ28とメインリフレクタ24との間に、第1サブリフレクタ36の他方の焦点F3を一方の焦点として有し、光源22a近傍に他方の焦点F4,F5を有する第2サブリフレクタ38が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に光源や投影レンズを変更することなく大光量光学系を構成可能な車両用灯具に関する。
従来、プロジェクタ型の灯具ユニットにより車両前方へ向けて光照射を行うように構成された車両用灯具が知られている。
このプロジェクタ型の灯具ユニットは、車両前後方向に延びる光軸上近傍に配置された光源からの光を、リフレクタにより前方へ向けて光軸寄りに集光反射させ、この反射光をリフレクタの前方に設けられた投影レンズを介して灯具ユニット前方へ照射する。
そして、この灯具ユニットにより、上端部にカットオフラインを有する配光パターンを形成する場合には、投影レンズの後方側焦点近傍にシェードを設け、このシェードにより、リフレクタからの反射光の一部を遮蔽してカットオフラインを形成する。
この種の車両用灯具の中には、簡易な構成により前方への光量を増大させるようにした車両用灯具もある。例えば、リフレクタとは別に付加リフレクタを設け、この光源から出射した光を付加リフレクタでリフレクタに向けて反射させ、そして付加リフレクタからの反射光をリフレクタにて前方に反射して投影レンズを介して灯具ユニット前方に照射するように構成された車両用灯具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような車両用灯具においては、光源や投影レンズ等を変更することなく投影レンズから前方に出射する光量を増大させて大光量光学系を構成することができ、従来よりも明るい車両用灯具とすることが可能である。
特開2002−175709号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用灯具では、リフレクタの焦点から外れた位置に付加リフレクタからの反射光が集光されてしまうため、リフレクタ上で反射される付加リフレクタからの反射光は拡散してしまい、配光パターンにおける所定箇所の照度を選択的に高めることが難しい。
本発明は、上記を鑑みて為されたものであり、光源や投影レンズ等を変更することなく投影レンズから前方に出射する光量を増大させるとともに、配光パターンにおける所定箇所の照度を選択的に高めることが可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明の課題は、以下の構成により達成される。
(1) 車両前後方向に伸びる光軸上に配置された光源と、
前記光源からの光を前記光軸に向けて反射するメインリフレクタと、
前記メインリフレクタの前方に配置された投影レンズと、
前記投影レンズの後方で前記メインリフレクタからの反射光を部分的に遮蔽するシェードとを備えた車両用前照灯であって、
前記投影レンズと前記メインリフレクタとの間に配置され、前記光源を一方の焦点とし、前記投影レンズと前記メインリフレクタとの間に他方の焦点として有する略楕円面形状を備えた第1サブリフレクタと、
前記投影レンズと前記メインリフレクタとの間に配置され、前記第1サブリフレクタの他方の焦点を一方の焦点とし、前記光源近傍に他方の焦点を有する略楕円面形状を備えた第2サブリフレクタとを備えたことを特徴とする車両用灯具。
(2) 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として回転することを特徴とする(1)記載の車両用灯具。
(3) 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として第1の位置に配置されることにより、配光パターンのホットゾーンの照度を高めることを特徴とする(1)または(2)記載の車両用灯具。
(4) 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として第2の位置に配置されることにより、前記第1の位置に配置された状態よりも配光パターンのホットゾーンの照度を低下させることを特徴とする(3)記載の車両用灯具。
(5) 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を通る回転軸を基準として回転することを特徴とする(1)記載の車両用灯具。
(6) 前記第2サブリフレクタは、前記回転軸を基準として回転することにより、ホットゾーンの左右拡散角を変化させることを特徴とする(5)記載の車両用灯具。
本発明によれば、投影レンズとメインリフレクタとの間に、光源を一方の焦点として、そして投影レンズとリフレクタとの間に他方の焦点を有する略楕円面形状を備えた第1サブリフレクタと、第1サブリフレクタの他方の焦点を一方の焦点とし、光源近傍に他方の焦点を有する略楕円面形状を備えた第2サブリフレクタとを備えているので、光源から第1サブリフレクタに入射した光を第2サブリフレクタ及びメインリフレクタを介して前方に照射することができる。このように、本発明では、2枚のサブリフレクタを用いているため、光源近傍、すなわちメインリフレクタの焦点近傍に光を収束させた後に光をメインリフレクタに入射させることができる。したがって、メインリフレクタによって反射される第1サブリフレクタ及び第2サブリフレクタを経由した光は、比較的集光した状態で車両前方に投影される。よって、本発明では、光源や投影レンズ等を変更することなく投影レンズから前方に出射する光量を増大させるとともに、所望の領域の光量が向上した配光パターンの照度分布が適切で明るい車両用灯具を構成することができる。
また、本発明によれば、第2サブリフレクタは、第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として回転することが可能である。したがって、第2サブリフレクタの回転に応じて配光パターンの照度分布を可変とすることが可能であり、状況に応じた配光パターンを適切に形成することができる。例えば、第2サブリフレクタが、第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として第1の位置に配置されることにより、配光パターンのホットゾーンの照度を高めることが可能である。このような配光パターンは、例えば自動車専用道などで用いるモータウェイ配光等に適用することが可能である。
また、本発明によれば、第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として第2の位置に配置されることにより、第1の位置に配置された状態よりも配光パターンのホットゾーンの照度を低下させることが可能である。このような配光パターンは、一般道を走行する場合などのすれ違いビーム配光等に適用することが可能である。
次に、図面を参照しながら、本発明にかかる車両用灯具の実施形態を説明する。以下では、車両用灯具として車両用前照灯を例に挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る車両用灯具である車両用前照灯の光軸Axを通る側断面図であり、図2は、光源からメインリフレクタの反射面に向かった光の光路を示す側断面図であり、図3は、第1の位置における第1及び第2サブリフレクタを介した光の光路を示す側断面図であり、図4は、第2の位置における第1及び第2サブリフレクタを介した光の光路を示す側断面図であり、図5は、第1及び第2サブリフレクタを介した光の光路を示す斜視図であり、図6は、本実施形態の車両用前照灯の配光パターンを示す図である。
本実施形態の車両用前照灯10は、光透過性の透明カバー12とランプボディ14とによって形成される灯室10a内に、車両前後方向に延びる光軸Axを有する灯具ユニット20が収容されて構成されている。この灯具ユニット20は、エイミング機構50を介してランプボディ14に上下方向および左右方向に傾動可能に固定されている。
エイミング機構50は、主としてエイミングスクリュウ52とブラケット26aとエイミングナット54により構成されている。
エイミングスクリュウ52は、ランプボディ14に回転可能に取り付けられており、灯具ユニット20のブラケット26aに挿通され、エイミングナット54を介してブラケット26aに連結されている。エイミングスクリュウ52は、図示せぬ調整部材を介して回転することによりブラケット26aを前後に傾動させる。ブラケット26aの傾動により灯具ユニット20全体が傾動して灯具ユニット20の光軸Axの向きが調整される。なお、エイミング調整後における灯具ユニット20の光軸Axは、車前後方向に対して、例えば0.5度〜0.6度程度下向きの方向に延びるように調整されている。
灯具ユニット20は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、放電バルブ22と、メインリフレクタ24と、レンズホルダ26と、投影レンズ28と、シェード34と、を備えている。
放電バルブ22は、例えばメタルハライドバルブ等の放電バルブであり、その放電発光部により構成される光源22aが光軸Ax上に位置するとともに、バルブ軸線が光軸Axと同軸になるようにメインリフレクタ24の取付孔24bに取り付けられている。
メインリフレクタ24は、光軸Axを中心軸とする略楕円球面状の反射面24aを有している。この反射面24aは、光軸Axを含む断面形状が光源22aの略中心位置を第1焦点F1とする略楕円形に設定されており、光源22aからの光を光軸Ax寄りに反射集光させる。この反射面24aの離心率は、鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
レンズホルダ26は、メインリフレクタ24の前端開口部に取り付けられた略筒状部材である。レンズホルダ26は、その前端部に投影レンズ28が取り付け固定されている。ここで、投影レンズ28のレンズ中心軸は、レンズホルダ26によって光軸Axと略同軸となるように配置されている。
投影レンズ28は、前方側表面が凸面であり、後方側表面が平面の凸レンズである。投影レンズ28の焦点は、メインリフレクタ24の第2焦点とほぼ一致するように設計されており、図2に示すように、その後方側焦点F2を含む後方側焦点面上に形成される光源22aの像を、反転像として前方へ投影する。
レンズホルダ26とメインリフレクタ24に囲まれる内部空間には、図1に示すように、シェード34が配置されている。シェード34は、レンズホルダ26とメインリフレクタ24に囲まれる内部空間における下側の略半分を遮光するように設けられた遮光部材である。このシェード34は、水平方向に略平行に配置された上端縁34aが投影レンズ28の後方側焦点F2の近傍に配置されている。このシェード34の上端縁34aは、光軸Ax近傍にて段差が設けられシェード34の光軸Axを軸として左右で高さ位置が異なっている。本実施形態の車両用前照灯10は、この上端縁34aの形状に応じて形成されるカットオフライン102を備えた配光パターン101を前方に投影するように構成されている(図6参照)。
図2に示すように、光源22aから出射した光源光は、メインリフレクタ24の反射面24aにて反射する。反射面24aにて反射した光は、メインリフレクタ24の第2焦点F2近傍の光軸Axに向かって進む。ここで、反射面24aにおいて光軸Axを含む水平面よりも上方で反射された光は、ほぼシェード34の上方を通過してシェード34の前方側に進み、投影レンズ28の下方側に入射して屈折しながら投影レンズ28の前方にほぼ平行な光として照射される。
一方、反射面24aの光軸Axを含む水平面よりも下方で反射された光は、ほぼシェード34によって遮られる。このシェード34により遮られる光は、シェード34が無い場合に投影レンズ28の上方側から出射する光である。すなわち、シェード34は、メインリフレクタ24の反射面24aで反射した光源光を選択的に遮ることにより、前方に投影される配光パターン101の形状を規定する。具体的には、図6(a)及び図6(b)に示すように、このシェード34の上端縁34aの形状に応じたカットオフライン102を有する配光パターン101が車両用前照灯10の前方に投影される。
なお、図6(a)及び図6(b)において示されている配光パターン101は、それぞれ左側走行用車に取り付けられる車両用前照灯の場合の配光パターンを示しており、車両前方視界における鉛直中心線Vの右側よりも左側の方が高いカットオフライン102が形成されている。
本実施形態の灯具ユニット20は、さらに第1サブリフレクタ36と、第2サブリフレクタ38とを備えている。
第1サブリフレクタ36は、投影レンズ28の上端部とメインリフレクタ24の上端部との間に配置された反射板である。この第1サブリフレクタ36は、メインリフレクタ24の焦点F1(第1焦点)を一つの焦点とする略楕円形状の反射面36aを有している。反射面36aのもう一つの焦点F3は、図3及び図4に示すように、投影レンズ28とシェード34との間に位置するように設定されており、第1サブリフレクタ36は光源22a、すなわち光源22a(焦点F1)から出射した光を焦点F3に向かって反射する。
第2サブリフレクタ38は、灯具ユニット20の下方側に配置された反射板である。第2サブリフレクタ38は、図5に示すように、その長手方向が光軸Axに対して直角以外の角度を為すように傾けられて配置されている。この第2サブリフレクタ38は、第1サブリフレクタ36の焦点F3を一つの焦点とする略楕円形状の反射面38aを有しており、図示せぬ回転手段により焦点F3を回転中心として鉛直面に沿って回転可能である。この回転により、第2サブリフレクタは、第1の反射位置P1と第2の反射位置P2との間を移動することができる。
図3に示すように、第2サブリフレクタ38が第1の反射位置P1にある状態では、第2サブリフレクタ38は、第2サブリフレクタ38のもう一つの焦点(F4)がメインリフレクタ24の焦点F1の下方に位置するように位置決めされている。また、第2サブリフレクタ38は傾けられて配置されているため、焦点F4は、光軸Axを通る鉛直面からずれた位置、すなわち焦点F1の近傍であってメインリフレクタ正面視で光源22a左側下方に設けられている。このように、第2サブリフレクタ38が第1の反射位置P1に配置された状態では、第1サブリフレクタ36から焦点F3に向かって出射した光は、第2サブリフレクタ38の反射面38aにて焦点F4に向かって反射する。
焦点F4に向かった光は、メインリフレクタ24の反射面24a上にて投影レンズ28側に反射される。焦点F4は、メインリフレクタ24の第1焦点である光源22aとずれた位置に配置されているため、反射光は多少拡散するが、焦点F1と焦点F4の距離が近いため比較的集光した状態で、シェード34の上端縁34aと同等の高さにおいて投影レンズ28に入射する。また、焦点F4は、光源22aの下方に配置されているため、第2サブリフレクタ38の反射面38aにて反射された光は反射面24aの光軸Ax近傍(放電バルブ22の取付孔24b近傍)の領域にて反射され、投影レンズ28から出射する光は、車両用前照灯10の前方の光軸Ax近傍左側にほぼ集光した状態で照射される。
一方、図4に示すように、第2サブリフレクタ38が第2の反射位置P2にある状態では、第2サブリフレクタ38は、第2サブリフレクタ38のもう一つの焦点(F5)がメインリフレクタ24の焦点F1の上方に位置するように位置決めされている。また、第2サブリフレクタ38は傾けられて配置されているため、焦点F5は、光軸Axを通る鉛直面からずれた位置、すなわち焦点F1の近傍であってメインリフレクタ正面視で光源22a左側上方に設けられている。このように、第2サブリフレクタ38が第2の反射位置P2に配置された状態では、第1サブリフレクタ36から焦点F3に向かって出射した光は、第2サブリフレクタ38の反射面38aにて焦点F5に向かって反射する。
焦点F5に向かった光は、メインリフレクタ24の反射面24a上にて投影レンズ28側に反射される。焦点F5は、メインリフレクタ24の第1焦点である光源22aと多少ずれた位置に配置されているため、反射光は多少拡散するが、焦点F1と焦点F5の距離が近いため比較的集光した状態で、シェード34の上端縁34aよりも低い位置において投影レンズ28に入射する。また、焦点F5は、光源22aの上方に配置されているため、第2サブリフレクタ38の反射面38aにて反射された光は、焦点F4を介して反射面24aに入射する光よりも、反射面24aの光軸Ax上方の広い領域にて反射される。したがって、投影レンズ28から出射した光は、焦点F4を介して前方に照射される光よりも多少拡散した状態で、車両用前照灯10の前方の光軸Ax近傍左側に照射される。
最終的に投影レンズ28から出射した光は、図6(a)、図6(b)に示すように、カットオフライン102近傍にそれぞれスポット領域103,104として投影され光強度の強い領域が形成される。
図6(a)に示すように、第2サブリフレクタ38を第1の位置に配置した場合には、カットオフライン102とほぼ重なる位置であって、水平線Hと鉛直線Vが交わる左側、いわゆるホットゾーンにスポット領域103が形成される(左配光の場合。右配光の場合には左右逆。)。このスポット領域103は、車両用前照灯10から照射される光量の増大に寄与し、このようなスポット領域103を配光パターン102に重ね合わせた配光は、例えば自動車専用道などで遠方を明るく照らす場合等のいわゆるモータウェイ配光として用いることができる。
一方、図6(b)に示すように、第2サブリフレクタ38を第2の位置に配置した場合には、スポット領域103、すなわちホットゾーンの若干下方にスポット領域103よりも照射領域が拡散したスポット領域104が形成される(同じく左配光の場合。右配光の場合には左右逆。)。このスポット領域104は、車両用前照灯10から照射される光量の増大に寄与し、特にスポット領域104を配光パターン102に重ね合わせた配光は、例えば一般道などでの通常走行時における、いわゆるすれ違いビーム配光として用いることができる。
以上説明したように、本実施形態の車両用前照灯1は、車両前後方向に伸びる光軸Ax上に配置された光源22aと、光源22aからの光を光軸Axに向けて反射するメインリフレクタ24と、メインリフレクタ24の前方に配置された投影レンズ28と、投影レンズ28の後方でメインリフレクタからの反射光を部分的に遮蔽するシェード34とを備えた車両用前照灯であって、投影レンズ28とメインリフレクタ24との間に配置され、光源22aを一方の焦点F2として有し、そして投影レンズ28とメインリフレクタ24との間に他方の焦点F3を有する略楕円面形状を備えた第1サブリフレクタ36と、投影レンズ28とメインリフレクタ24との間に配置され、第1サブリフレクタ36の他方の焦点F3を一方の焦点として有し、光源22a近傍に他方の焦点F4,F5を有する略楕円面形状を備えた第2サブリフレクタ38とを備えている。
本実施形態の車両用前照灯1では、第1サブリフレクタ36と第2サブリフレクタ38によって反射された光は、焦点F1の近傍に集光され、メインリフレクタ24の反射面24aによって前方に照射される。したがって、第1サブリフレクタ36と第2サブリフレクタ38を経由して投影レンズ28から照射される光は、比較的集光した状態で前方に照射され、車両の前方に形成される配光パターンにスポット光を重ね合わせて、配光パターンの所定領域の光量をスポット的に高めることができる。このように、本実施形態の車両用前照灯1によれば、簡易な構成を従来の灯具ユニットに追加してやることにより光量の大きい大光量光学系を容易に実現することが可能となる。
また、本実施形態の車両用前照灯1では、第2サブリフレクタ38が第2サブリフレクタ38の一方の焦点F3を基準として回転可能である。本実施形態では、第2サブリフレクタ尾38を回転させて、第2サブリフレクタ38の配置を変化させることにより、第2サブリフレクタ38のもう一方の焦点を焦点F4と焦点F5の間で可変とすることができる。したがって、本実施形態では、車両前方に照射される光のスポットの位置を変化させることができ、状況に応じて複数の配光パターンを形成することが可能となる。
また、本実施形態の車両用前照灯1では、第2サブリフレクタ38が第2サブリフレクタ38の一方の焦点F3を基準として第1の位置に配置されることにより、配光パターンのホットゾーンの照度を高めることが可能である。このように、ホットゾーンにスポットを形成し、ホットゾーンの照度を高めることは、たとえば自動車専用道等を走行する場合のように一般道を通行する通常走行時よりも走行スピードが速い高速走行時に、車両の遠方をはっきりと照らしたい場合に特に有効である。
また、本実施形態の車両用前照灯1では、第2サブリフレクタ38が第2サブリフレクタ38の一方の焦点F3を基準として第2の位置に配置されることにより、第1の位置に配置された状態よりも配光パターンのホットゾーンの照度を低下させることが可能である。例えば、通常走行時には、ホットゾーンの照度を高めすぎると、対向車を運転するドライバー等が照明を眩しく感じてしまいドライバーの運転を妨げる虞があるため、高速走行時よりもホットゾーンの照度を低下させることが好ましい。この場合には、第2サブリフレクタ38を第2の位置に配置することによりホットゾーンの下方にスポットを形成するようにし、対向車を運転するドライバーを気にかけることなく、照度の高いスポットを配光パターンに重ね合わせて形成することが可能である。
なお、上記実施形態では、第2サブリフレクタ38は、焦点F3を回転中心として鉛直面に沿って回転可能であり、回転により第1の反射位置P1と第2の反射位置P2との間を移動可能であるとして説明をおこなったが、これに限られることはなく、焦点F3以外を基準として回転を行わせるようにしてもよい。たとえば、焦点F2を通る鉛直線を回転軸として第2サブリフレクタ38を回転させることも考えられる。
図7は、本実施形態の変形例として、この焦点F2を通る鉛直線を回転軸として第2サブリフレクタ38を回転させる形態を示す水平断面図であり、図8は、本変形例の車両用前照灯の配光パターンを示す図である。本変形例では、第2サブリフレクタ以外の構成要素については、基本的に図1〜図6に上述したものと同様である。
第2サブリフレクタ38は、焦点F2を通る鉛直線を回転軸として回転可能に構成されており、その長手方向が光軸Axに対して直角以外の角度を為すように傾けられて配置される第3の位置P3と、その長手方向が光軸Axに対して直角を為すように配置される第4の位置P4とに選択的に配置可能である。
本変形例では、第2サブリフレクタ38は、第2サブリフレクタ38が第4の位置P4に配置されたときに、第2サブリフレクタ38の他方の焦点F5が光源22a、すなわちメインリフレクタ24の第1焦点F1と一致するような角度で配置されており、一方第2サブリフレクタ38が第3の位置P3に配置されたときに、第2サブリフレクタ38の他方の焦点F6が光源22aと水平高さがほぼ同じで光源22aからずれた位置に配置されている。
本変形例の構成において、最終的に投影レンズ28から出射した光は、図8(a)、図8(b)に示すように、カットオフライン102近傍にそれぞれスポット領域105,106として投影され光強度の強い領域が形成される。
図8(a)に示すように、第2サブリフレクタ38を第3の位置に配置した場合には、カットオフライン102とほぼ重なる位置であって、水平線Hと鉛直線Vが交わる左側、いわゆるホットゾーンにスポット領域105が形成される(左配光の場合。右配光の場合には左右逆。)。このスポット領域105は、車両用前照灯10から照射される光量の増大に寄与し、このようなスポット領域105を配光パターン102に重ね合わせた配光は、例えば自動車専用道などで遠方を明るく照らす場合等のいわゆるモータウェイ配光として用いることができる。
一方、図8(b)に示すように、第2サブリフレクタ38を第4の位置に配置した場合には、ホットゾーンを中心とした鉛直線V近傍にスポット領域106が形成される。この拡散光領域106は、車両用前照灯10から照射される光量の増大に寄与し、特にスポット領域106を配光パターン102に重ね合わせた配光は、カットオフライン102に追加光を重ね合わせることにより、カットオフライン102を明確に形成する必要がないような通常走行時に(例えば、対向車がいないような状態)遠方をよりよく照らし出すことが可能である。
このように、本実施形態によれば、2枚のサブリフレクタ36,38を用い、このうちサブリフレクタ38の取り付け角度を可変に構成することにより、様々なトータル配光パターンを形成することができる。これにより、様々な用途に応じた配光を一つの光源を備えた前照灯のみで構成することができ車両内部の省スペース化やローコスト化に寄与することができる。
本発明に係る車両用灯具である車両用前照灯の光軸Axを通る側断面図である。 光源からメインリフレクタの反射面に向かった光の光路を示す側断面図である。 第1の位置における第1及び第2サブリフレクタを介した光の光路を示す側断面図である。 第2の位置における第1及び第2サブリフレクタを介した光の光路を示す側断面図である。 第1及び第2サブリフレクタを介した光の光路を示す斜視図である。 本実施形態の車両用前照灯の配光パターンを示す図である。 本実施形態の変形例として、焦点F2を通る鉛直線を回転軸として第2サブリフレクタを回転させる形態を示す水平断面図である。 本実施形態の変形例の車両用前照灯の配光パターンを示す図である。
符号の説明
10 車両用前照灯
12 透明カバー
14 ランプボディ
20 灯具ユニット
22 放電バルブ
22a 光源
24 メインリフレクタ
26 レンズホルダ
28 投影レンズ
34 シェード
36 第1サブリフレクタ
38 第2サブリフレクタ

Claims (6)

  1. 車両前後方向に伸びる光軸上に配置された光源と、
    前記光源からの光を前記光軸に向けて反射するメインリフレクタと、
    前記メインリフレクタの前方に配置された投影レンズと、
    前記投影レンズの後方で前記メインリフレクタからの反射光を部分的に遮蔽するシェードとを備えた車両用前照灯であって、
    前記投影レンズと前記メインリフレクタとの間に配置され、前記光源を一方の焦点とし、前記投影レンズと前記メインリフレクタとの間に他方の焦点として有する略楕円面形状を備えた第1サブリフレクタと、
    前記投影レンズと前記メインリフレクタとの間に配置され、前記第1サブリフレクタの他方の焦点を一方の焦点とし、前記光源近傍に他方の焦点を有する略楕円面形状を備えた第2サブリフレクタとを備えたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として回転することを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として第1の位置に配置されることにより、配光パターンのホットゾーンの照度を高めることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用灯具。
  4. 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を基準として第2の位置に配置されることにより、前記第1の位置に配置された状態よりも配光パターンのホットゾーンの照度を低下させることを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
  5. 前記第2サブリフレクタは、前記第2サブリフレクタの一方の焦点を通る回転軸を基準として回転することを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  6. 前記第2サブリフレクタは、前記回転軸を基準として回転することにより、ホットゾーンの左右拡散角を変化させることを特徴とする請求項5記載の車両用灯具。

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