JP2006058445A - 陳列商品用情報表示具 - Google Patents

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重博 長瀬
Akizo Kawamata
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Abstract

【課題】 商品の価格や商品名等の情報を表示するシート状部材の取付けや取り替えが便利であり、シート状部材が外れるおそれがなく、また、粘着部材を必要としない陳列商品用情報表示具を提供する。
【解決手段】 陳列商品用情報表示具Aは、表示具本体部10と、カバー部50とを有し、表示具本体部10は、板状本体部20と、上側係止部30と、下側係止部40とを有している。カバー部50は、係止爪60、62等が板状本体部20に係止することにより取り付けられており、カバー部50は、板状本体部10に対して横方向にスライド可能となっている。シート状部材は、このカバー部50と板状本体部20の間に保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、陳列商品用情報表示具に関するものである。
従来より、商品を陳列するための棚板に、陳列商品用情報表示具を取り付けて、この陳列商品用情報表示具に商品の価格や商品名等の情報を表示することが行われている。すなわち、棚板の上面の正面側に沿って溝部が設けられていて、該陳列商品用情報表示具を商品の価格や商品名等の情報を表示した上で、該溝部に陳列商品用情報表示具を係止させることにより、顧客等に陳列された商品の情報が認識されるようにしている。
従来からの陳列商品用情報表示具においては、陳列商品用情報表示具の表面に商品の価格や商品名を表示したシート状部材を貼り付けて使用するのが一般的であった。
なお、出願人は、先行技術文献の調査は行っておらず、記載すべき先行技術文献は存在しない。
しかし、従来の陳列商品用情報表示具では、上記のように、商品の価格や商品名を表示したシート状部材を陳列商品用情報表示具に貼り付けて使用するので、該シート状部材を取り替える場合には、貼り付けてあったシート状部材を剥がさなければならず、作業が面倒であった。また、シート状部材を貼り付ける作業が面倒となる。つまり、従来の陳列商品用情報表示具では、シート状部材の取付けや取り替えが不便であった。
さらには、シート状部材が陳列商品用情報表示具に貼り付けた状態とすると、貼り付けたシート状部材の粘着力が劣化するとシート状部材が陳列商品用情報表示具から剥がれてしまい、商品の価格や商品名を表示できないという問題があった。
また、シート状部材を陳列商品用情報表示具に貼り付ける場合には、シート状部材の裏面に粘着層を設ける等、粘着部材が必要となる。
そこで、本発明が解決しようとする問題点は、商品の価格や商品名を表示するシート状部材の取付けや取り替えが便利であり、シート状部材が外れるおそれがなく、また、粘着部材を必要としない陳列商品用情報表示具を提供することである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、陳列商品用情報表示具であって、表示具本体部で、板状に形成された板状部を有する板状本体部と、該板状本体部の裏面側に形成された係止部で、棚板に係止するための係止部と、を有する表示具本体部と、該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部と、を有し、該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることを特徴とする。
この第1の構成の陳列商品用情報表示具においては、表示具本体部に着脱自在なカバー部が設けられているので、表示部本体部の板状本体部とカバー部とでシート状部材を挟んだ状態にシート状部材を保持させる。そして、表示具本体部の係止部を棚板に係止させて陳列商品用情報表示具を棚板に係止させる。シート状部材を取り替える場合には、保持されているシート状部材を取り出すことができるように、カバー部を表示具本体部から取り外す等した上でシート状部材を取り出し、代わりのシート状部材を保持させる。
よって、粘着剤等によりシート状部材を貼り付けることがないので、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、板状本体部とカバー部とで挟んだ状態にしてシート状部材を保持させるので、シート状部材が外れるおそれがない。また、粘着部材を必要としないので、シート状部材にコストが掛からない。
また、第2には、上記第1の構成において、上記係止部が、該板状本体部の裏面の上側に形成された上側係止部と、該板状本体部の裏面の下側に形成された下側係止部と、を有することを特徴とする。よって、この上側係止部と下側係止部とによって、棚板に係止させることができる。
また、第3には、陳列商品用情報表示具であって、表示具本体部で、板状に形成された板状部を有する板状本体部と、該板状本体部の裏面の上側から突出して形成された上側係止部で、背面側に伸びるとともに、下方に鋭角に屈曲した形状を呈する上側係止部と、該板状本体部の裏面の下側から背面側に突出して形成された下側係止部で、その上面に突出部を有する下側係止部と、を有する表示部本体部と、該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部と、を有し、該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることをを特徴とする。
この第3の構成の陳列商品用情報表示具においては、表示具本体部に着脱自在なカバー部が設けられているので、表示部本体部の板状本体部とカバー部とでシート状部材を挟んだ状態にシート状部材を保持させる。そして、表示具本体部の上側係止部と下側係止部とを棚板に係止させて陳列商品用情報表示具を棚板に係止させる。つまり、棚板の底面に下側係止部の上面と突出部とを当接させるとともに、上側係止部を棚板の正面手前側に設けられた溝部に係止させることにより、陳列商品用情報表示具を棚板に係止させる。シート状部材を取り替える場合には、保持されているシート状部材を取り出すことができるように、カバー部を表示具本体部から取り外す等した上でシート状部材を取り出し、代わりのシート状部材を保持させる。
よって、粘着剤等によりシート状部材を貼り付けることがないので、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、板状本体部とカバー部とで挟んだ状態にしてシート状部材を保持させるので、シート状部材が外れるおそれがない。また、粘着部材を必要としないので、シート状部材にコストが掛からない。
なお、上記第3の構成において、上側係止部の下方に屈曲した部分の正面側に突状部を設けることにより、棚板との固着性を高めるようにしてもよい。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、上記カバー部が、表示具本体部における板状本体部に係止するための係止爪を複数有することを特徴とする。この係止爪により、カバー部を表示具本体部に取り付けることが可能となる。
また、第5には、陳列商品用情報表示具であって、表示具本体部で、板状に形成された板状部を有する板状本体部と、該板状本体部の裏面の上側から突出して形成された上側係止部で、背面側に向けて形成された板状の水平部と、該水平部の背面側の端部から下側に鋭角に傾斜して連設された板状の傾斜部と、を有する上側係止部と、該板状本体部の裏面の下側から背面側に突出して形成された下側係止部で、背面側に向けて形成された板状の水平部と、該水平部の上面に突状部とを有する下側係止部と、を有する表示部本体部と、該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部で、表示具本体部における板状本体部に係止するための係止爪を複数有するカバー部と、を有し、該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることを特徴とする。
この第5の構成の陳列商品用情報表示具においては、表示具本体部に着脱自在なカバー部が設けられているので、表示部本体部の板状本体部とカバー部とでシート状部材を挟んだ状態にシート状部材を保持させる。つまり、係止爪を板状本体部に係止させた状態において、板状本体部とカバー部間にシート状部材を保持させる。そして、表示具本体部の上側係止部と下側係止部とを棚板に係止させて陳列商品用情報表示具を棚板に係止させる。つまり、棚板の底面に下側係止部の水平部の上面と突状部とを当接させるとともに、上側係止部を棚板の正面手前側に設けられた溝部に係止させることにより、陳列商品用情報表示具を棚板に係止させる。シート状部材を取り替える場合には、保持されているシート状部材を取り出すことができるように、カバー部を表示具本体部から取り外す等した上でシート状部材を取り出し、代わりのシート状部材を保持させる。
よって、粘着剤等によりシート状部材を貼り付けることがないので、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、板状本体部とカバー部とで挟んだ状態にしてシート状部材を保持させるので、シート状部材が外れるおそれがない。また、粘着部材を必要としないので、シート状部材にコストが掛からない。
なお、上記第5の構成において、上側係止部の傾斜部の正面側に突状部を設けることにより、棚板との固着性を高めるようにしてもよい。
また、上記第5の構成において、上側係止部を、板状本体部の裏面から突出した板状の水平部と、該水平部の背面側から斜め上方に伸びた板状の傾斜部と、該傾斜部の背面側から水平に伸びた板状の第2水平部と、該第2水平部の背面側の端部から下側に鋭角に傾斜して連設された板状の第2傾斜部とを有する構成としてもよい。また、この構成において、該傾斜部から下方に帯板状の突状部が設けられているものとしてもよい。
また、第6には、上記第4又は第5の構成において、上記係止爪が略方形状を呈するカバー部の相対する辺部に設けられ、カバー部が板状本体部に対してスライド可能に形成されていることを特徴とする。よって、シート状部材を取り替える場合でも、カバー部を若干スライドさせてシート状部材を取り出し、その後、代わりのシート状部材をカバー部と板状本体部の間に差し込むようにすればよいので、シート状部材の取り替えを非常に容易に行なうことが可能となる。
また、第7には、上記第6の構成において、上記カバー部が、側方の端部に、カバー部の背面側に突出した突状部を有し、該突状部が、カバー部を所定位置よりもさらにスライドさせようとした場合に板状本体部に当接してストッパとして機能することを特徴とする。よって、カバー部を板状本体部に対して閉じた状態にしようとした場合に、必要以上にカバー部がスライドしてしまうのを防止することが可能となる。
また、第8には、上記第4又は第5の構成において、上記表示具本体部に上記カバー部に設けられた係止爪が嵌合するための嵌合部が設けられていて、上記カバー部が、表示具本体部の正面側から表示具本体部に対し押圧することにより、係止爪が該嵌合部に嵌合して表示部本体部に取り付けられることを特徴とする。
また、第9には、陳列商品用情報表示具であって、表示具本体部で、板状に形成された板状部を有する板状本体部と、該板状本体部の裏面の上側から突出して形成された上側係止部で、背面側に斜め上方に向けて形成された板状の傾斜部と、該傾斜部の背面側の端部から上方に向けて連設された板状の立設部と、を有する上側係止部と、該板状本体部の裏面の下側から突出して形成された下側係止部で、背面側に斜め下方に形成された板状の傾斜部を有する下側係止部と、を有する表示部本体部と、該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部で、表示具本体部における板状本体部に係止するための係止爪を複数有するカバー部と、を有し、上記上側係止部と下側係止部とに、該カバー部に設けられた係止爪が嵌合するための嵌合部が設けられていて、上記カバー部が、表示具本体部の正面側から表示具本体部に対し押圧することにより、係止爪が該嵌合部に嵌合して表示部本体部に取り付けられ、該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることを特徴とする。
この第9の構成の陳列商品用情報表示具においては、表示具本体部に着脱自在なカバー部が設けられているので、表示部本体部の板状本体部とカバー部とでシート状部材を挟んだ状態にシート状部材を保持させる。つまり、係止爪を板状本体部に係止させた状態において、板状本体部とカバー部間にシート状部材を保持させる。そして、表示具本体部の上側係止部と下側係止部とを棚板に係止させて陳列商品用情報表示具を棚板に係止させる。つまり、板状本体部にシート状部材を配置した状態で、表示具本体部の正面側からカバー部を表示具本体部に対し押圧することにより、係止爪が該嵌合部に嵌合してカバー部が表示部本体部に取り付けられる。そして、上側係止部と下側係止部を棚板に係止させることにより、陳列商品用情報表示具が棚板に取り付けられる。シート状部材を取り替える場合には、カバー部を表示具本体部から取り外してシート状部材を取り出し、代わりのシート状部材を配置して再度カバー部を取り付ける。
よって、粘着剤等によりシート状部材を貼り付けることがないので、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、板状本体部とカバー部とで挟んだ状態にしてシート状部材を保持させるので、シート状部材が外れるおそれがない。また、粘着部材を必要としないので、シート状部材にコストが掛からない。なお、この第9の構成において、下側係止部が、傾斜部の背面側の端部に、傾斜部の厚みよりも大きさ厚みを有する突状部を設けるようにしてもよい。
また、第10には、上記第1から第9までのいずれかの構成において、上記表示具本体部の板状本体部には、切欠部が設けられていることを特徴とする。このように切欠部が設けられているので、シート状部材を取り出す場合に便利である。なお、この切欠部は、カバー部がスライドする場合には、板状本体部のスライド方向のいずれかの側に設けられていることが好ましく、特に、ストッパとしての突状部が設けられている場合には、該突状部が設けられている側とは反対側に切欠部が設けられているのが好ましい。
また、第11には、上記第1から第10までのいずれかの構成において、上記カバー部が、透明な素材又は透明性を有する素材により形成されていることを特徴とする。
本発明に基づく陳列商品用情報表示具によれば、粘着剤等によりシート状部材を貼り付けることがないので、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、板状本体部とカバー部とで挟んだ状態にしてシート状部材を保持させるので、シート状部材が外れるおそれがない。また、粘着部材を必要としないので、シート状部材にコストが掛からない。
本発明においては、商品の価格や商品名を表示するシート状部材の取付けや取り替えが便利であり、シート状部材が外れるおそれがなく、また、粘着部材を必要としない陳列商品用情報表示具を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明の実施例1に基づく陳列商品用情報表示具Aは、図1〜図10に示すように構成され、表示具本体部10と、カバー部50とを有している。
ここで、表示具本体部10は、板状本体部20と、上側係止部30と、下側係止部40とを有している。なお、上側係止部30と下側係止部40とで上記係止部を構成する。
この板状本体部20は、商品の価格や商品名等の情報を表示するシート状部材を設置するとともにカバー部50を取り付けるものであり、板状部22と、突状部24、26とを有している。
板状部22は、方形状(具体的には、横長の長方形状)の板状を呈し、その正面側にシート状部材80を配置できるスペースを有している。なお、この板状部22の上面側の端面と下面側の端面は、板状部22の正面側の面や裏面側の面に対して直角とはなっておらず、正面側の面に向けて傾斜している。この板状部22の正面視における右側には、半円形状の切欠部22aが設けられている。また、突状部24は、板状部22の正面側の面の上端辺に沿って正面側に突出して形成されている。また、突状部26は、板状部22の正面側の面の下端辺に沿って正面側に突出して形成されている。この突状部24と突状部26は、板状部22とカバー部50との間にシート状部材を配置するための十分なスペースを得るために形成されている。なお、陳列商品用情報表示具Aを水平面に載置した状態では、板状部22の正面側の面は水平方向でなくやや上側を向くように、板状本体部20が設けられている。
また、上側係止部30は、板状本体部20の裏面の上側から連設され、係止部本体32と、突状部34と、突状部36とを有している。
ここで、係止部本体32は、水平部32aと、傾斜部32bと、水平部32cと、傾斜部32dとを有する構成である。すなわち、水平部32aは、板状部22の上側の裏面側に水平に短く形成されている。この水平部32aは、水平方向、すなわち、X1−X2方向に板状部22の右側の端部から左側の端部にまで細長に帯状に形成されている。また、傾斜部32bは、水平部32aの背面側からやや上方に向けて傾斜して形成されている。この傾斜部32bもX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に帯状に形成されている。また、水平部32cは、傾斜部32bの背面側から水平方向(つまり、Y1−Y2方向)に板状に形成されている。この水平部32cもX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に帯状に形成されている。なお、この水平部32cのY1−Y2方向の長さとしては、図10に示すように、棚板90の板状部92における立設部92aがこの上側係止部30で囲まれた空間内に十分入り込めるだけ十分な長さに形成されている。また、傾斜部32dは、水平部32cの背面側から下方に正面側にやや傾斜して板状に形成されている。この傾斜部32dもX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に帯状に形成されている。つまり、傾斜部32dと水平部32cは、側面視において鋭角に屈曲して形成されている。なお、この係止部本体32は、方形状の板状部材を上記の形状となるように屈曲させた形状を呈しているといえる。
また、突状部34は、上記傾斜部32bの底面から下方、すなわち、Z1方向に突出して形成されている。この突状部34もX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に帯状に形成されている。
また、突状部36は、傾斜部32dの正面側(つまり、Y1側の面)から突出しており、その断面形状は、図2等に示すように、略三角形状を呈している。この突状部36もX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に帯状に形成されている。
また、下側係止部40は、板状本体部20の裏面の下側から連設され、係止部本体42と、突状部44とを有している。
この係止部本体42は、湾曲部42aと、水平部42bとを有している。すなわち、湾曲部42aは、板状部22の下側の裏面側に設けられ、板状部22と同じ方向(つまり、Z1方向からやや正面側に傾斜した方向)から水平方向(つまり、Y2方向)に湾曲した形状を呈していて、X1−X2方向に板状部22の右側の端部から左側の端部にまで細長に帯状に形成されている。これにより、板状本体部20の下端と湾曲部42aとの間には、切欠部Kが形成された状態となっている。また、水平部42bは、湾曲部42aの背面側から水平方向(つまり、Y1−Y2方向)に板状に形成されている。この水平部42bもX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に帯状に形成されている。なお、この水平部42bの背面側(Y2側)の端部は、上側係止部30の背面側の端部よりも背面側に突出している。つまり、係止部本体42のY1−Y2方向の長さは、係止部本体42の背面側の端部が上側係止部30の背面側の端部よりも背面側に突出するだけの長さとなっている。また、突状部44は、水平部42bの上面に突出して設けられている。この突状部44はX1−X2方向に板状部22と同じ幅に細長に形成されており、突状部44の背面側の面は、水平部42bの上面の水平面から徐々に上方に湾曲してその上端では直角方向に向く湾曲面となっている。また、突状部44の上面及び正面側の面は、水平方向から正面側に徐々に直角方向に湾曲する湾曲面となっている。
なお、上側係止部30の傾斜部32dの下端の正面側と、下側係止部40の突状部44の上端の背面側の端部間の距離αは、棚板90の板状部92における立設部92aの厚みよりも長く形成されている。
なお、上記表示具本体部10は、合成樹脂により形成され、全体に一体に形成されている。
次に、カバー部50について説明する。カバー部50は、板状本体部20の表側の面をカバーする部材であり、板状本体部20に着脱自在に取り付けられる。このカバー部50は、板状部52と、係止爪60、62、64、66(以下「係止爪60〜66」と表記する場合もある)と、突状部70と、突状部72とを有している。このカバー部50は透明な部材により構成されている。
ここで、板状部52は、方形状(具体的には長方形状)の板状を呈する部材であり、横方向(X1−X2方向)には、板状本体部20と略同一の幅を有し、縦方向には、板状本体部20よりも若干大きく形成されている。また、この板状部52には、上側の左右両側と下側の左右両側に計4つの開口部が形成されている。つまり、正面視における左上側に開口部52aが形成され、右上側に開口部52bが形成され、左下側に開口部52cが形成され、右下側に開口部52dが形成されている。これら開口部52a〜52dは、板状部52の表側から裏側にまで貫通しており、正面視において横長の長方形状を呈している。
また、係止爪60〜66は、カバー部50を表示具本体部10に取り付けるための部材であり、係止爪60〜66は板状部52の裏面に設けられている。つまり、係止爪60は板状部52の裏面における正面視において左上側に設けられ、係止爪62は板状部52の裏面における正面視において右上側に設けられ、係止爪64は板状部52の裏面における正面視において左下側に設けられ、係止爪66は板状部52の裏面における正面視において右下側に設けられている。
ここで、係止爪60〜66における各係止爪の構成は同様の構成であるので、係止爪60を例に取って説明すると、係止爪60は、横方向部材60aと縦方向部材60bとを有している。この横方向部材60aは、板状部52の裏面から板状部52に対して直角の方向に設けられ、図6、図7に示すように、台形形状の板状を呈している。また、縦方向部材60bは、横方向部材60aの端部から下側に向けて設けられている。つまり、この縦方向部材60bは、板状部52と平行に設けられた板状を呈し、図7に示すように、その先端が斜めに形成されている。なお、板状部52の裏面側と縦方向部材60bの表面側間の距離βは、板状本体部20における突状部24の部分の厚みと同様に形成されている。
また、係止爪62は、横方向部材62aと縦方向部材62bとを有しているが、各部の構成は上記係止爪60と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。また、係止爪64も横方向部材64aと縦方向部材64bとを有しているが、縦方向部材64bが横方向部材64aの端部から直角に上側に向けて形成されている点を除いて上記係止爪60と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、係止爪64は、係止爪60に対して対称形状となっていて、係止爪64と係止爪60とは対向して設けられている。また、係止爪66は、横方向部材66aと縦方向部材66bとを有しているが、各部の構成は係止爪64と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
次に、突状部70は、板状部52の正面視における左下側の角部に設けられた板状の部材であり、板状部52から左側に突出するとともに背面側にも突出するように形成されている。なお、この突状部70の底面は板状部52の底面と面一となっている。この突状部70が設けられていることにより、カバー部50を表示具本体部10の正面視における左側からスライドさせて係止爪60〜66を板状本体部20に係止させてカバー部50を表示具本体10に取り付けた場合に、この突状部70が板状本体部20に接触してストッパーとしての機能を果たすこととなる。
また、突状部72は、板状部52の正面視における右下側の角部に設けられた板状の部材であり、突状部72の底面は板状部52の底面と面一となっている。この突状部72は、板状部52の横方向に突出しているが、背面方向には突出していない。
なお、上記カバー部50は、透明な合成樹脂により形成され、全体に一体に形成されている。
上記構成の陳列商品用情報表示具Aの使用状態について説明する。この陳列商品用情報表示具Aの使用に当たっては、商品の価格等の情報を表示したシート状部材80を取り付けるとともに、カバー部50を表示具本体部10に取り付ける。
すなわち、シート状部材80は、商品の価格や商品名等の情報を表示するシート状部材であり、例えば、紙材により形成されている。このシート状部材80を表示具本体部10の板状本体部20の板状部22の表面側に配置し、その後、カバー部50を表示具本体部10の正面視における左側からスライドさせながら、係止爪60〜66を係止させてカバー部50を表示具本体部10に取り付ける。つまり、まず、係止爪62と係止爪66を係止させ、その後、さらにカバー部50をスライドさせて係止爪60と係止爪64を係止させる。そして、突状部70が板状本体部20に当接するまでスライドさせてカバー部50が閉じた状態とすることにより、カバー部50の表示具本体部10への取付けが完了する。このように、ストッパとしての突状部70が設けられているので、カバー部50を閉じた状態にするに当たり、カバー部50が必要以上に右側にスライドしてしまうことがない。
なお、上記の説明では、シート状部材80を表示具本体部10に設置した状態でカバー部50を取り付けるものとして説明したが、これとは異なり、カバー部50を表示具本体部10に取り付けた後に、シート状部材80を取り付けるようにしてもよい。つまり、カバー部50をスライドさせて表示具本体部10に取り付けた後に、カバー部50を正面視において若干表示具本体部10から左側にスライドさせて、板状部52の右側をカバー部50から露出した状態とする。そして、板状部22と板状部52の間の位置にシート状部材80を差し込むようにして板状部52の表面側にシート状部材80を配置させる。その後、カバー部50を右側にスライドさせてカバー部50が板状本体部20をカバーした状態とする。以上のようにしてシート状部材80を取り付けるようにしてもよい。
そして、陳列商品用情報表示具Aを棚板に取り付ける場合には、図10に示すように取り付ける。この陳列商品用情報表示具Aを取り付ける棚板90は、図10に示すように、板状部92と、板状部94とを有していて、板状部92は、断面L字状を呈していて、板状部材の正面側の所定幅を折曲して立設させた形状を呈し、立設部92aと、水平部92bとを有している。また、板状部94は、所定の厚みを有する板状部材であり、板状部92における水平部92bの上面に固定して設けられている。この板状部94の厚みとしては、板状部94の上面の高さが立設部92aの上端よりも若干低いか、あるいは、同じ高さとなるような厚みとなっている。
上記のような構成の棚板90に陳列商品用情報表示具Aを取り付けるには、立設部92aの上端に上側係止部30を係止させ、水平部92bと立設部92a間の角部に下側係止部40を係止させて、陳列商品用情報表示具Aを棚板90に係止させる。例えば、まず、上側係止部30を立設部92aに係止させ、その後、下側係止部40の係止部本体42を水平部92bの底面側に押し込んで、突状部44の背面側が立設部92aに当接する位置にまで押し込むことにより、陳列商品用情報表示具Aが棚板90に取り付けられる。陳列商品用情報表示具Aの棚板90への取付け状態では、傾斜部32dの下端の正面側が立設部92aの背面側に当接し、突状部36が立設部92aの背面側に当接し、傾斜部32dの背面側が板状部94の上端の角部に当接し、さらに、水平部32cの下面が立設部92aの上端に当接した状態となり、また、係止部本体42の上面が水平部92bの底面に当接し、突状部44の背面側が板状部92の正面下側の角部に当接することにより、陳列商品用情報表示具Aが確実に棚板90に固定されることになる。
以上のように陳列商品用情報表示具Aが棚板90に取り付けられた状態では、シート状部材80が表示具本体部10とカバー部50とによって挟まれた状態で表示されるので、顧客は、透明なカバー部50を介してシート状部材80に表示された情報を視認することができる。特に、シート状部材80は斜め情報を向いて表示されるので、顧客にとってはシート状部材80を見やすくなっている。
このように陳列商品用情報表示具Aが棚板90に取り付けられた状態でシート状部材80を取り替える場合には、カバー部50を表示具本体部10に対して正面視において左側にずらしてシート状部材80の右側の一部を露出させる。そして、シート状部材80を取り出す。この場合、表示具本体部10の板状部22には切欠部22aが設けられているので、シート状部材80の取出しには便利である。
そして、代わりのシート状部材80を板状部22と板状部52の間に差し込み、板状部22の表面側に配置させ、その後、カバー部50を右側にスライドさせてもとに戻す。
以上のように、本実施例の陳列商品用情報表示具Aによれば、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、シート状部材はカバー部50でカバーされた状態となっているので、シート状部材が外れるおそれがない。また、表示具本体部10とカバー部50とによって挟んだ状態でシート状部材80を保持するので、粘着部材を必要としない。
なお、上記の陳列商品用情報表示具Aにおいては、表示具本体部10の上側係止部30において、突状部34が下方に向けて設けられていて、水平部32cと傾斜部32dとともに断面略逆U字状を呈した状態となっているので、この上側係止部30を横方向に伸びた棒状部材に掛止させることもできる。
なお、上記の説明において、カバー部50に設けられる係止爪は計4つであるとして説明したが、これには限られず、例えば、板状部の上辺に1つ設けられ、下辺に2つ設ける構成でもよい。また、表示具本体部10の板状本体部20において正面視で右側に切欠部22aが設けられているとしたが、左側でもよい。この場合には、突状部72は、突状部70のようにストッパの機能を果たすように構成し、突状部70は突状部72のようにストッパの機能を持たないようにする。
また、上側係止部30において、係止部本体32は、水平部32aと、傾斜部32bと、水平部32cと、傾斜部32dとを有する構成であるとしたが、水平部32aと、傾斜部32bと、水平部32cとを1つの板状部材で水平方向に設けられた部材により構成してもよい。
また、上記実施例1の構成において、カバー部50を表示具本体部10に横方向からスライドさせて取り付ける構成とは異なり、表示具本体部10の正面側から係止爪60〜66を嵌合させるようにして取り付ける構成としてもよい。
次に、実施例2について説明する。本発明の実施例2に基づく陳列商品用情報表示具Bは、図11〜図15に示すように構成され、表示具本体部110と、カバー部150とを有している。
ここで、表示具本体部110は、板状本体部120と、上側係止部130と、下側係止部140とを有している。
この板状本体部120は、商品の価格や商品名等の情報を表示するシート状部材を設置するとともにカバー部150を取り付けるものであり、板状部122と、突状部124、126とを有している。
板状部122は、方形状(具体的には、横長の長方形状)の板状を呈し、その正面側にシート状部材80を配置できるスペースを有している。なお、この板状部122の上面側の端面と下面側の端面は、板状部122の正面側の面や裏面側の面に対して直角とはなっておらず、正面側の面に向けて傾斜している。この板状部122の正面視における右側には、半円形状の切欠部122aが設けられている。また、突状部124は、板状部122の正面側の面の上端辺に沿って正面側に突出して形成されている。また、突状部126は、板状部122の正面側の面の下端辺に沿って正面側に突出して形成されている。この突状部124と突状部126は、板状部122とカバー部150との間にシート状部材を配置するための十分なスペースを得るために形成されている。
また、上側係止部130は、板状本体部120の裏面の上側から連設され、係止部本体132と、突状部138aと、突状部138bとを有している。
ここで、係止部本体132は、傾斜部134と、立設部136とを有している。この傾斜部134は、板状部122の上側の裏面側から背面側に突出して形成されており、帯状の板状を呈している。この傾斜部134は、板状部122に対して直角ではなく、やや上側に傾斜した方向に向けて形成されている。また、立設部136は、傾斜部134の背面側の端部から上方に向けて連設され、帯状の板状を呈し、板状部122と略平行に形成されている。なお、傾斜部134と立設部136の境界位置には、開口部(嵌合部)137aと開口部(嵌合部)137bが形成されている。つまり、開口部137aと開口部137bとは正面視における左右両側に設けられ、開口部137aは左側に設けられ、開口部137bは右側に設けられている。この開口部137a、137bは、図12に示すように、その背面視においては横長の長方形状を呈し、また、図13に示すように、水平方向、すなわち、板状部122の形成方向とは直角の方向に形成されている。また、突状部138aと突状部138bとは、立設部136の両端の両側に形成されている。突状部138aは、立設部136の上端の正面視における左端に設けられ、立設部136の形成方向と同じ方向に向けて形成されている。また、突状部138bも、立設部136の上端の正面視における右端に設けられ、立設部136の形成方向と同じ方向に向けて形成されている。突状部138a、138bはともに半円形状の板状を呈している。
また、下側係止部140は、板状本体部120の裏面の下側から連設され、傾斜部142と、突状部144とを有している。
この傾斜部142は、板状部122の下側の裏面側から背面側に突出して形成されており、帯状の板状を呈している。この傾斜部142は、板状部122に対して直角ではなく、やや下側に傾斜した方向に向けて形成されている。また、傾斜部142の上下方向における途中位置には、開口部145aと開口部145bが形成されている。つまり、開口部145aと開口部145bとは正面視における左右両側に設けられ、開口部145aは左側に設けられ、開口部145bは右側に設けられている。この開口部145a、145bは、図12に示すように、その背面視においては横長の長方形状を呈し、また、図13に示すように、水平方向、すなわち、板状部122の形成方向とは直角の方向に形成されている。
また、突状部144は、傾斜部142の背面側の端部から連設され、その断面形状としては、図13に示すように、傾斜部142の厚みよりも大きな厚みを有していて、下面側には湾曲面部144aを有し、上面側には、略平面の上面部144bと、背面側には、略平面の背面部144cとを有している。つまり、突状部144は、傾斜部142よりも肥大した形状となっている。この突状部144は、棚板190に嵌合する部分となる。
なお、上記表示具本体部110は、合成樹脂により形成され、全体に一体に形成されている。
次に、カバー部150について説明する。カバー部150は、板状本体部120の表側の面をカバーする部材であり、板状本体部120に着脱自在に取り付けられる。このカバー部150の構成は、上記カバー部50の構成とほぼ同様である。すなわち、カバー部150は、板状部152と、4つの係止爪(そのうちの3つが、係止爪160、162、166となる)と、突状部170と、突状部172とを有している。このカバー部150は透明な部材により構成されている。
ここで、板状部152の構成は上記板状部52の構成と同様であるので、詳しい説明を省略するが、板状部152は、方形状(具体的には長方形状)の板状を呈する部材であり、この板状部152には、上側の左右両側と下側の左右両側に計4つの開口部、つまり、開口部152a、152b、152c、152dが形成されている。
また、係止爪160等の4つの係止爪は、カバー部150を表示具本体部110に取り付けるための部材であり、各係止爪は板状部152の裏面に設けられている。つまり、係止爪160は板状部152の裏面における正面視において左上側に設けられ、係止爪162は板状部152の裏面における正面視において右上側に設けられ、係止爪166は板状部152の裏面における正面視において右下側に設けられ、他の係止爪は板状部152の裏面における正面視において左下側に設けられている。
ここで、4つの係止爪における各係止爪の構成は同様の構成であるので、係止爪162を例に取って説明すると、係止爪162は、横方向部材162aと縦方向部材162bとを有している。この横方向部材162aは、板状部152の裏面から板状部152に対して直角の方向に設けられ、図11に示すように、台形形状の板状を呈している。また、縦方向部材162bは、横方向部材162aの端部から下側に向けて設けられている。つまり、この縦方向部材162bは、板状部152と平行に設けられた板状を呈し、表示具本体部110に取り付けた際に開口部137bに嵌合するように所定の厚みに形成されている。
また、係止爪160は、上記係止爪162と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。また、係止爪166は、横方向部材166aと縦方向部材166bとを有しているが、縦方向部材166bが横方向部材166aの端部から直角に上側に向けて形成されている点を除いて上記係止爪162と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。つまり、係止爪166は、係止爪162に対して対称形状となっていて、係止爪166と係止爪162とは対向して設けられている。また、カバー部の下側に設けられた他の係止爪(つまり、正面視においては、板状部152の下端の左側に設けられた係止爪)は、係止爪166と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
次に、突状部170は、板状部152の正面視における左下側の角部に設けられた板状の部材であり、板状部152から左側に突出するように形成されている。なお、この突状部170の底面は板状部152の底面と面一となっている。
また、突状部172は、板状部152の正面視における右下側の角部に設けられた板状の部材であり、突状部172の底面は板状部152の底面と面一となっている。この突状部172は、板状部152の横方向に突出しているが、背面方向には突出していない。
なお、このカバー部150は、上記カバー部50とは異なり、表示具本体部110の正面側から嵌め込んで取り付けるものである。
なお、上記カバー部150は、透明な合成樹脂により形成され、全体に一体に形成されている。
上記構成の陳列商品用情報表示具Bの使用状態について説明する。この陳列商品用情報表示具Bの使用に当たっては、商品の価格等の情報を表示したシート状部材80を取り付けるとともに、カバー部150を表示具本体部110に取り付ける。
すなわち、シート状部材80は、商品の価格や商品名等の情報を表示するシート状部材であり、例えば、紙材により形成されている。このシート状部材80を表示具本体部110の板状本体部120の板状部122の表面側に配置し、その後、カバー部150を表示具本体部110の正面側から押しつける。すると、カバー部150の各係止爪が表示具本体部110に設けられた開口部に嵌合してカバー部150が表示具本体部110に取り付けられる。なお、シート状部材80は、表示具本体部110とカバー部150により挟んだ状態で保持される。
そして、陳列商品用情報表示具Bを棚板に取り付ける場合には、図15に示すように取り付ける。この陳列商品用情報表示具Bを取り付ける棚板190は、図15に示すように、板状部192と、三角柱状部194と、取付け部材196とを有している。この板状部192は、所定の厚みの板状を呈した部材であり、また、三角柱状部材194は、図15に示すように、断面三角柱状を呈する部材であり、板状部192の正面側の端部に固定されている。また、取付け部材196は、その上端と下端とが湾曲した板状の部材であり、板状の板状部196aと、該板状部196aの上端に設けられた湾曲部196bと、該板状部196aの下端に設けられた湾曲部196cとを有している。板状部196aと、湾曲部196bと、湾曲部196cとは一体に形成されている。湾曲部196bは、板状部196aの上端から正面側に向かって緩やかに折り返すように湾曲しており、表示具本体部110の上側係止部130の上端が嵌合できるような形状に形成されている。また、湾曲部196cは、板状部196aの下端から正面側に向かって緩やかに折り返すように湾曲しており、表示具本体部110の下側係止部140の突状部144が嵌合できるような形状に形成されている。なお、この取付け部材196は、合成樹脂等若干の弾性を有する部材により形成されている。
上記のような構成の棚板190に陳列商品用情報表示具Bを取り付けるには、上側係止部130を湾曲部196bに嵌合させるとともに、下側係止部140を湾曲部196cに嵌合させることにより、陳列商品用情報表示具Bを棚板190に取り付ける。つまり、上側係止部130を湾曲部196bに嵌合させた後に、下側係止部140を湾曲部196c側に押しつけることにより、表示具本体部110と取付け部材196の弾性によって、突状部144が湾曲部196cに嵌合される。以上のようにして、陳列商品用情報表示具Bが棚板190に取り付けられる。
以上のように陳列商品用情報表示具Bが棚板190に取り付けられた状態では、シート状部材80が表示具本体部110とカバー部150とによって挟まれた状態で表示されるので、顧客は、透明なカバー部150を介してシート状部材80に表示された情報を視認することができる。特に、シート状部材80は斜め上方を向いて表示されるので、顧客にとってはシート状部材80を見やすくなっている。
このように陳列商品用情報表示具Bが棚板190に取り付けられた状態でシート状部材80を取り替える場合には、カバー部150を表示具本体部110から取り外して、シート状部材80を取り出す。この場合、表示具本体部110の板状部122には切欠部122aが設けられているので、シート状部材80の取出しには便利である。そして、代わりのシート状部材80を表示具本体部110の板状部122に配置させて、カバー部150を表示具本体部110に取り付ける。
以上のように、本実施例の陳列商品用情報表示具Bによれば、シート状部材の取付けや取り替えが便利であり、また、シート状部材はカバー部150でカバーされた状態となっているので、シート状部材が外れるおそれがない。また、表示具本体部110とカバー部150とによって挟んだ状態でシート状部材80を保持するので、粘着部材を必要としない。
なお、上記の説明において、カバー部150に設けられる係止爪は計4つであるとして説明したが、これには限られず、例えば、板状部の上辺に1つ設けられ、下辺に2つ設ける構成でもよい。この場合には、表示具本体部110に設けられる開口部も係止爪に対応した位置に設ける必要がある。また、表示具本体部10の板状本体部20において正面視で右側に切欠部22aが設けられているとしたが、左側でもよい。
なお、上記実施例1の説明においては、表示具本体部10において、板状本体部20の裏面に上側係止部30と下側係止部40とを設けるものとして説明し、また、上記実施例2においても、表示具本体部110において、板状本体部120の裏面に上側係止部130と下側係止部140とを設けるものとして説明したが、板状本体部の裏面に設けられる係止部は、棚板に係止できる形状であれば任意であり、上側係止部と下側係止部とを有する構成でなくてもよい。
また、カバー部50やカバー部150は透明であるとして説明したが、カバー部を通してシート状部材を視認できるものであれば透明でなくても透明性を有すればよい。
本発明の実施例1に基づく陳列商品用情報表示具の構成を示す斜視図である。 表示具本体部の構成を示す側面図である。 表示具本体部の構成を示す正面図である。 表示具本体部の構成を示す背面図である。 カバー部の構成を示す正面図である。 カバー部の構成を示す平面図である。 カバー部の構成を示す側面図である。 カバー部の構成を示すX−X断面図である。 陳列商品用情報表示具の構成と使用状態を示す分解斜視図である。 陳列商品用情報表示具を棚板に取り付けた状態を示す断面図である。 本発明の実施例2に基づく陳列商品用情報表示具の構成を示す斜視図である。 表示具本体部の構成を示す背面図である。 表示具本体部の構成を示すY−Y断面図である。 陳列商品用情報表示具の構成と使用状態を示す分解斜視図である。 陳列商品用情報表示具を棚板に取り付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
A、B 陳列商品用情報表示具
10、110 表示具本体部
20、120 板状本体部
22、52、122、152 板状部
24、26、34、36、44、70、72、124、126、138a、138b、144、170、172 突状部
30、130 上側係止部
32、42、132 係止部本体
32a、32c、42b 水平部
32b、32d、134、142 傾斜部
50、150 カバー部
52、152 板状部
60、62、64、66、160、162、166 係止爪

Claims (11)

  1. 陳列商品用情報表示具であって、
    表示具本体部で、
    板状に形成された板状部を有する板状本体部と、
    該板状本体部の裏面側に形成された係止部で、棚板に係止するための係止部と、を有する表示具本体部と、
    該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部と、
    を有し、
    該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることを特徴とする陳列商品用情報表示具。
  2. 上記係止部が、該板状本体部の裏面の上側に形成された上側係止部と、該板状本体部の裏面の下側に形成された下側係止部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の陳列商品用情報表示具。
  3. 陳列商品用情報表示具であって、
    表示具本体部で、
    板状に形成された板状部を有する板状本体部と、
    該板状本体部の裏面の上側から突出して形成された上側係止部で、背面側に伸びるとともに、下方に鋭角に屈曲した形状を呈する上側係止部と、
    該板状本体部の裏面の下側から背面側に突出して形成された下側係止部で、その上面に突出部を有する下側係止部と、を有する表示部本体部と、
    該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部と、
    を有し、
    該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることをを特徴とする陳列商品用情報表示具。
  4. 上記カバー部が、表示具本体部における板状本体部に係止するための係止爪を複数有することを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の陳列商品用情報表示具。
  5. 陳列商品用情報表示具であって、
    表示具本体部で、
    板状に形成された板状部を有する板状本体部と、
    該板状本体部の裏面の上側から突出して形成された上側係止部で、背面側に向けて形成された板状の水平部と、該水平部の背面側の端部から下側に鋭角に傾斜して連設された板状の傾斜部と、を有する上側係止部と、
    該板状本体部の裏面の下側から背面側に突出して形成された下側係止部で、背面側に向けて形成された板状の水平部と、該水平部の上面に突状部とを有する下側係止部と、を有する表示部本体部と、
    該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部で、表示具本体部における板状本体部に係止するための係止爪を複数有するカバー部と、
    を有し、
    該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることを特徴とする陳列商品用情報表示具。
  6. 上記係止爪が略方形状を呈するカバー部の相対する辺部に設けられ、カバー部が板状本体部に対してスライド可能に形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の陳列商品用情報表示具。
  7. 上記カバー部が、側方の端部に、カバー部の背面側に突出した突状部を有し、該突状部が、カバー部を所定位置よりもさらにスライドさせようとした場合に板状本体部に当接してストッパとして機能することを特徴とする請求項6に記載の陳列商品用情報表示具。
  8. 上記表示具本体部に上記カバー部に設けられた係止爪が嵌合するための嵌合部が設けられていて、上記カバー部が、表示具本体部の正面側から表示具本体部に対し押圧することにより、係止爪が該嵌合部に嵌合して表示部本体部に取り付けられることを特徴とする請求項4又は5に記載の陳列商品用情報表示具。
  9. 陳列商品用情報表示具であって、
    表示具本体部で、
    板状に形成された板状部を有する板状本体部と、
    該板状本体部の裏面の上側から突出して形成された上側係止部で、背面側に斜め上方に向けて形成された板状の傾斜部と、該傾斜部の背面側の端部から上方に向けて連設された板状の立設部と、を有する上側係止部と、
    該板状本体部の裏面の下側から突出して形成された下側係止部で、背面側に斜め下方に形成された板状の傾斜部を有する下側係止部と、を有する表示部本体部と、
    該板状本体部に着脱自在に設けられたカバー部で、表示具本体部における板状本体部に係止するための係止爪を複数有するカバー部と、
    を有し、
    上記上側係止部と下側係止部とに、該カバー部に設けられた係止爪が嵌合するための嵌合部が設けられていて、上記カバー部が、表示具本体部の正面側から表示具本体部に対し押圧することにより、係止爪が該嵌合部に嵌合して表示部本体部に取り付けられ、
    該板状本体部と該カバー部とで商品の価格等の情報を表示したシート状部材を挟んだ状態で保持することができることを特徴とする陳列商品用情報表示具。
  10. 上記表示具本体部の板状本体部には、切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9に記載の陳列商品用情報表示具。
  11. 上記カバー部が、透明な素材又は透明性を有する素材により形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10に記載の陳列商品用情報表示具。
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