JP2006058218A - 車載用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要なディスプレイの減光制御を禁止することにより、ディスプレイのバックライト劣化を防止し、かつバッテリ劣化も防止することができる車載用表示装置を提供する。
【解決手段】車両盗難状態か否かを判定し(ステップ101)、車両盗難状態の場合は、ディスプレイの減光制御を禁止し(ステップ102)、車両盗難状態でない場合は、ディスプレイの減光制御の禁止を解除する(ステップ103)。次に、減光制御禁止状態か否かを判定し(ステップ104)、減光制御禁止状態でないと判定した場合には、ライトが点灯状態か否かを判定する(ステップ105)。そして、ライトが点灯状態の場合は、減光制御を行ってディスプレイの表示状態を夜画にし(ステップ106)、ライトが非点灯状態の場合は、減光を解除してディスプレイの表示状態を昼画にする(ステップ107)。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドライトやテールライト等の車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う車載用表示装置に関する。
近年、車載用表示装置によって表示する情報は増加の傾向にあり、カーナビゲーションシステム、テレビ、その他の車載用表示装置がインスツルメントパネルの中央上部に設置され、各種の情報が表示されるようになっている。そして、このような車載用表示装置では、夜間、トンネル内など、周囲が暗いときには昼間のように周囲の明るい時を考慮して設定された、いわゆる昼用画面と同じ明るさの画面では明るすぎてまぶしく見え、煩わしさを使用者に感じさせる。
このため、従来から周囲環境が暗いときには画面照度を落とす、減光制御を行って夜用画面に切り替える表示制御を行う対策をとっている。そして、この昼用画面(昼画)と夜用画面(夜画)との間の切り替えを行うため、車両に設置されている照度センサの出力あるいはヘッドライトやスモールランプなどの点灯状態をもとに、周囲の明るさを判断している。
近年の高級車では、ディスプレイ専用の照度センサを搭載し、日中や夜間の照度に合わせて自動的に昼画面、夜画面の切り替えを行っており、このように工場にて照度センサがライン装着される高級車については、問題は少ない。しかしながら、一般車に搭載する市販品のナビゲーション装置等の車載用表示装置では、照度センサのコストが高い、照度センサを搭載する場所がない、照度センサを搭載すると見た目が悪い、等の理由から、通常ではテールライト出力信号を車載用表示装置に接続し、テールライトの点灯、消灯状態に合わせて、昼画面、夜画面の切り替えや輝度変更を実施している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−147187号公報
すなわち、車載用表示装置の減光制御部は、図10のフローチャートに示すように、常時テールライトからの出力信号を監視することにより、ライトが点灯状態か否かを判定し(ステップ301)、ライトが点灯している時は、ディスプレイの減光制御を行い(ステップ302)、ライトが点灯していない時は、ディスプレイ減光を解除している(ステップ303)。
一方、近年の車両盗難防止装置は、高機能化、一般車への普及が加速し、車両盗難発生時に既存のライトを利用した光学警報が行われることが多い。この盗難防止装置は、例えば、キー以外の手段によりドアを開けたり、ウィンドウガラスを破壊して車内に侵入した場合、それを衝撃センサ等により検出して、警報装置を鳴らしたり、既存のライトを利用して光学警報を行うようになっている。
図11は車両盗難防止装置の上記光学警報を行うプログラムのフローチャートであり、車両盗難防止装置は、常時車両盗難が発生したか否かを判定し(ステップ401)、車両盗難が発生した場合には、例えば、5分間ライトを点滅させる(ステップ402)。
また、最近の車両盗難防止装置は、盗難を検知した場合、カーナビゲーション装置の通信装置を使用して車両の所有者に知らせるため、図12(b)に示すように、イグニッション(IG)スイッチのアクセサリ(ACC)スイッチをオンして、カーナビゲーション装置の電源を入れるようになっている。このように、車両盗難発生時にカーナビゲーション装置の電源が入り、ライトが点滅すると、上記のようにカーナビゲーション装置のディスプレイの減光制御、減光解除が繰り返えされるようになる。すなわち、図12(c)に示す、ライトのオン、オフの繰り返しと同期して、カーナビゲーション装置のディスプレイのバックライト状態が図12(e)に示すように、減光と非減光状態とで切り替えられるので、ディスプレイの画面は図12(d)に示すように、夜画と昼画が交互に切り換えられる状態となる。
さらに、最近は、車両用キーレスエントリー装置が装備され、携帯自在な発信器である遠隔指令手段を用いて車両より離れた位置からドアの施錠あるいは解錠を指令することができるが、このようなキーレスエントリー装置では、ドアの施錠あるいは解錠指令を受けると、これに応じてドアの施錠あるいは解錠を実行するとともに、ランプを点灯させたり、ホーンを吹鳴させることによって、車両から離れている運転者に施錠や解錠が行われたことがわかるようにする、いわゆるアンサバック(動作確認信号)機能を備えているものが多い。
また、リモートエンジンスタータ機能のリモート操作によるエンジンスタート時のアンサバック機能、車両盗難防止装置において、過去に盗難が発生したことをライトを点滅させて知らせるアラームメモリ機能、車の置き場所等を探すときにランプを点滅させるカーファインダー機能、あるいは、車両機能のカスタマイズ時や、ECUや製品等の取付後に行うテストモード時にランプを点滅させるアンサバック機能等により、ランプを点滅させることが多くなってきている。
上記のように、従来、様々な理由で車両のランプの点滅を行っているが、このようなランプの点滅時には、車載用表示装置は、上記のように、照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行うようになっている。
しかし、車両盗難時の光学警報では、テールライトやヘッドライトを短い周期で点滅させ、また、長時間にわたって光学警報を実施するため、光学警報時に発生する電源ノイズに加えて、ディスプレイの輝度調整を行っているパルス巾変調(PWM)制御を連続して実施するため、バックライトの寿命を短くする恐れのある波形が発生してしまうことがある。このため、バックライトの輝度変更を行わず、表示データの反転だけで昼画面、夜画面の切り替えを行うというような制御も提案されているが、ディスプレイの輝度変更を実施しないと、ディスプレイが見づらいものとなってしまうという問題があった。
また、上記のようなアンサバック時の車載用表示装置のディスプレイ減光制御は、ドライバが運転中等にディスプレイを見やすくするという本来の機能に反して、ドライバが不在にもかかわらず、かつ、日中や夜間に関わらず不要なディスプレイ減光制御を実施するため、バックライトの寿命を早めてしまうという問題や、バッテリが劣化してしまうという問題が発生していた。
さらに、ナビゲーション装置等の取り付け作業時や、取り付け確認時は通常、ワイヤレス操作などを頻繁に実施することが多いが、この際に発生するアンサバックに伴ってディスプレイの減光制御が行われ、昼画と夜画の切替が頻繁に行われるので、ディスプレイの表示に基づく動作確認が非常にやりにくい、という問題もあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、車両盗難発生時や各種機能のアンサバック制御時等の不要なディスプレイの減光制御を禁止することにより、ディスプレイのバックライト劣化を防止し、かつバッテリ劣化も防止することができる車載用表示装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る車載用表示装置(1)は、
車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う制御手段を備えた車載用表示装置であって、
上記制御手段が、車両盗難時の光学警報発生時に、ディスプレイの減光制御を禁止することを特徴とする。
また、本発明に係る車載用表示装置(2)は、車載用表示装置(1)において、
上記制御手段が、車両盗難時の光学警報終了によりディスプレイの減光制御禁止を解除することを特徴とする。
さらに、本発明に係る車載用表示装置(3)は、車載用表示装置(1)において、
上記制御手段が、車両盗難時、規定時間の光学警報終了後に所定の停止時間をおいて再警報を行う場合は、ディスプレイの減光制御禁止を解除しないことを特徴とする。
また、本発明に係る車載用表示装置(4)は、
車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う制御手段を備えた車載用表示装置であって、
上記制御手段が、光学機能を用いたアンサバック制御時に、ディスプレイの減光制御を禁止することを特徴する。
また、本発明に係る車載用表示装置(5)は、車載用表示装置(4)において、
上記アンサバック制御が、過去に盗難が発生したことを知らせる光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする。
さらに、本発明に係る車載用表示装置(6)は、車載用表示装置(4)において、
上記アンサバック制御が、テストモード時のアンサバック制御であることを特徴とする。
また、本発明に係る車載用表示装置(7)は、車載用表示装置(4)において、
上記アンサバック制御が、ドア施錠やドア開錠を知らせる光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする。
さらに、本発明に係る車載用表示装置(8)は、車載用表示装置(4)において、
上記アンサバック制御が、車の位置を知らせる光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする。
さらに、本発明に係る車載用表示装置(9)は、車載用表示装置(4)において、
上記アンサバック制御が、リモート操作によるエンジンスタート時の光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴する。
また、本発明に係る車載用表示装置(10)は、
車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う制御手段を備えた車載用表示装置であって、
上記制御手段が、リモート操作によってエンジンスタートされてから車両内が無人状態にある場合には、ディスプレイの減光制御を禁止することを特徴とする。
また、本発明に係る車載用表示装置(11)は、車載用表示装置(1)〜(10)のいずれかにおいて、
ディスプレイの減光制御禁止時に、上記制御手段がディスプレイの電源をオフすることを特徴とする。
さらに、本発明に係る車載用表示装置(12)は、車載用表示装置(1)〜(10)のいずれかにおいて、
ディスプレイの減光制御禁止時に、上記制御手段がディスプレイのバックライト電源のみをオフすることを特徴とする。
本発明に係る車載用表示装置(1)〜(3)によれば、車両盗難時の光学警報発生時に、ディスプレイの減光制御が禁止され、ディスプレイの不要な昼画と夜画の切り替えが行われないので、ディスプレイのバックライトの寿命を延ばしたり、バッテリの劣化を防止することができる。
また、本発明に係る車載用表示装置(4)〜(9)によれば、過去に盗難が発生したことを知らせる光学装置を用いたアンサバック制御、ドア施錠やドア開錠を知らせる光学装置を用いたアンサバック制御、車の置き場所等を探すときに用いるカーファインダー機能、あるいはリモート操作によるエンジンスタート時等のアンサバック制御時にアンサバックに伴うディスプレイ減光制御が禁止されるので、ディスプレイやバッテリの寿命を延ばすことができるとともに、ナビゲーション装置等の取り付け作業時や、取り付け確認時のアンサバックに伴うディスプレイ減光制御も禁止されるので、ディスプレイによる動作確認を非常にやりやすいものとすることができる。
さらに、本発明に係る車載用表示装置(10)よれば、リモート操作によるエンジンスタート時の暖機状態において、ディスプレイの減光制御が禁止されるので、運転者がいない状態でのディスプレイの不要な昼画と夜画の切り替えを行わないようにすることができる。
また、本発明に係る車載用表示装置(11)、(12)によれば、ディスプレイの減光制御禁止時に、ディスプレイの電源のみあるいはディスプレイのバックライト電源のみがオフされるので、車載用表示装置のCPU等の動作を維持しながら簡単に減光制御を禁止することができる。
以下、本発明の車載用表示装置の実施例について、図面を用いて説明する。図1は車載用表示装置1の概略ブロック構成と、この車載用表示装置1と関連のある車両搭載機器を示すものであり、図に示すように、車載用表示装置1には、電源2から電力が供給されるとともに、セキュリティECU3、ボデーECU4、ランプ5から信号が入力されている。
車載用表示装置1は、CPU11、電源12及びディスプレイ13よりなり、ディスプレイ13は液晶パネル(LCD)21、冷陰極蛍光ランプ(CFL)よりなるバックライト22、LCDドライバ23及びCFLドライバ24により構成されている。
CPU11は操作者の指示やその他の回路からの信号に応じて液晶パネル21に表示するデータを生成するとともに、CFLドライバ24に供給するバックライト制御信号を、車両のライトの点灯を示すライトON信号に従って制御することによりディスプレイ13の減光制御を行う。また、このCPU11は電源12に電源コントロール信号としてON、OFF信号を供給することにより、電源12からディスプレイ13への電源供給を制御する。
LCDドライバ23は、CPU11によって生成された表示データで特定される表示内容を液晶パネル21に表示するように、液晶パネル21を表示駆動し、インバータにより構成されるCFLドライバ24はCPU11からのバックライト制御信号に基づいてバックライト22を制御する。
一方、セキュリティECU3には図示しないイグニッションスイッチ、ドアスイッチ、ドアキーによる操作状態を検出するドアロック装置、窓ガラス等を破壊して車内に侵入しようとして加えられた衝撃を検出するショックセンサ等からの信号が入力されており、このセキュリティECU3は、運転者がIGスイッチを切り、降車してドアをロックした時点から車両の異常を検知したかどうかの判断を開始し、車両の盗難等の異常を検知した場合には、CPU11とボデーECU4に盗難発生信号を送出する。
また、ボデーECU4は、方向指示灯やルームランプ等の点滅を制御するほか、ドアロック機構を制御し、施錠・開錠を行う等の機能を有するものであり、集中ドアロック制御、室内灯の制御、遠隔キースイッチの制御など、ボデー系の制御を司るための電子制御ユニットである。このボデーECU4には、ドア開閉を検出するカーテシスイッチ、ドアロック/アンロックを制御するドアロックリレー、ライトのON、OFFを制御するライトリレー等が接続され、ドアの開閉状態を検出するとともに、ドアのロック/アンロックを制御する。
例えば、運転者が車外からキーレスシステムの送信機を操作してドアの施錠または解錠を指示した場合、車両側に装着された受信装置がこれを受信して、ボデーECU4がドアの施錠あるいは解錠を行う。このとき、ボデーECU4は、予め設定されているライトON、OFF信号をランプ5に送信し、例えば、施錠時には350ミリ秒毎に2回点滅させたり、解錠時には350ミリ秒毎に3回点滅させるので、車両から離れている運転者が施錠や解錠が行われたことを知ることができる。ボデーECU4は、このアンサバック機能を実施している期間、同時にアンサバック信号をCPU11に送出する。
また、ボデーECU4はセキュリティECU3からの盗難発生信号によりライトON、OFF信号を発生してランプ5に入力することにより、例えば、5分間ランプ5を点滅させるが、これらのライトON、OFF信号はCPU11にも送出される。
次に、車載用表示装置1において行われる減光制御の作用について、図2のフローチャートにより説明する。
CPU11は、常時、図2のフローチャートに示す減光制御プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、CPU11はセキュリティECU2から盗難発生信号が出力されているか否かを判別することにより、車両盗難状態か否かを判定する(ステップ101)。車両盗難状態と判定した場合には、CPU11は、ディスプレイの減光制御を禁止し(ステップ102)、車両盗難状態でないと判定した場合には、ディスプレイの減光制御の禁止を解除する(ステップ103)。
なお、車両盗難発生時には、セキュリティECU3は、例えば、5分間盗難発生信号をボデーECU4に送信するので、上記のように、ボデーECU4が5分間ライトON、OFF信号を出力し、ランプ5が点滅を行う。
次に、CPU11は減光制御禁止状態か否かを判定し(ステップ104)、減光制御禁止状態の場合には、この減光制御プログラムを終了し、次の減光制御プログラムを開始する。
ステップ104で減光制御禁止状態でないと判定した場合には、CPU11はボデーECU4から入力されているライトON、OFF信号からライトが点灯状態か否かを判定する(ステップ105)。ライトが点灯状態と判定した場合には、CPU11はCFLドライバ24へのバックライト制御信号を減光制御信号に切り替える(ステップ106)。これにより、バックライト状態が減光状態に切り替えられるので、ディスプレイの表示状態は夜画に切り換えられる。
一方、ステップ105でライトが非点灯状態と判定した場合には、CPU11は減光を解除し、CFLドライバへのバックライト制御信号を通常時の制御信号に切り替える(ステップ107)。これにより、バックライト状態が非減光状態となりディスプレイの表示状態は昼画となる。
図3は光学警報状態での、ライトの状態やディスプレイの状態を説明する図であり、図3(c)に示すように、警報状態ではランプ5がON、OFFを繰り返すが、このとき、図3(d)に示すように、減光制御禁止状態となるので、図3(e)に示すようにディスプレイの昼画と夜画の切り替えは行われない。
なお、車両盗難発生前に、車載用表示装置1の電源がオフであっても、上記のように、盗難発生時にイグニッション(IG)スイッチのアクセサリ(ACC)スイッチが図3(b)に示すようにオンになり、電源2が車載用表示装置1に電源を供給するので、図3(e)に示すように、ディスプレイが表示状態になるとともに、図2に示すフローチャートのプログラムが開始される。
図3の状態図の実施例ではセキュリティECU3から盗難発生信号が5分間連続して出力され、盗難発生信号が消滅したとき、減光制御禁止が解除される例を説明したが、図4(a)に示すように、車両盗難発生時、規定時間、例えば、1分間盗難発生信号を出力し、5秒後に再度1分間盗難発生信号を出力し、これを5回繰り返すようにして警報を行う場合は、図4(c)に示すように、警報状態が終了しても、ディスプレイの減光制御禁止を解除しないようにし、セキュリティECU3から例えば、5分後に盗難警報終了信号がCPU11に入力された場合に、減光制御禁止を解除するようにすることもできる。
上記の実施例では、盗難警報時にディスプレイ減光制御を禁止する例について説明したが、過去に盗難が発生したことを知らせる光学装置を用いたアンサバック制御時に減光制御を禁止することもでき、以下過去に盗難が発生したことを知らせるアンサバック制御時の作用について、図5のフローチャート及び図6の状態図により説明する。
盗難が発生した後、最初にIGスイッチをONした場合、セキュリティECU3は図6(a)に示すように、セキュリティセット動作の後、アンサバック信号をボデーECU4に供給し、ボデーECU4が、例えば、テールランプの2秒間点灯を5回繰り返す等のアンサバックを行い、図6(b)に示すようにライトが点滅するとともに、この間ボデーECU4からCPU11にアンサバック信号が出力される。
一方、CPU11は、常時、図5のフローチャートに示す減光制御プログラムを実行しており、このプログラムを開始すると、CPU11はボデーECU4からアンサバック信号が出力されているか否かを判別することにより、アンサバック状態か否かを判定する(ステップ201)。
そして、アンサバック状態と判定した場合には、CPU11は、図6(c)に示すように、ディスプレイの減光制御を禁止し(ステップ202)、アンサバック状態でないと判定した場合には、ディスプレイの減光制御の禁止を解除する(ステップ203)。
次に、上記と同様に、CPU11は減光制御禁止状態か否かを判定し(ステップ204)、減光制御禁止状態の場合には、この減光制御プログラムを終了して次の減光制御プログラムを開始する。また、ステップ204で減光制御禁止状態でないと判定した場合には、CPU11はボデーECU4から入力されているライトON、OFF信号からライトが点灯状態か否かを判定する(ステップ205)。ライトが点灯状態と判定した場合には、CPU11はCFLドライバ24へのバックライト制御信号を減光制御信号に切り替え(ステップ206)、ライトが非点灯状態と判定した場合には、CPU11は減光を解除し、CFLドライバへのバックライト制御信号を通常時の制御信号に切り替える(ステップ207)。
これにより、過去に盗難が発生したことを知らせる光学装置を用いたアンサバック制御時に減光制御が禁止されるので、ディスプレイの不要な昼画と夜画の切り替えを防止することができる。
上記の実施例では、盗難発生後のアンサバック制御時の動作について説明したが、ドア施錠やドア開錠を知らせる光学装置を用いたアンサバック制御、車の置き場所等を探すときに用いるカーファインダー機能にて行われる光学装置を用いたアンサバック制御、あるいはリモート操作によるエンジンスタート時の光学装置を用いたアンサバック制御等のアンサバック時に減光制御を禁止することもでき、図7はこのようなアンサバック時の状態を示す図であり、図7(b)に示すような、アンサバック時のライト点滅時(点滅回数は各機能により異なる)には、ディスプレイの減光制御が禁止されるので、同様に、ディスプレイの不要な昼画と夜画の切り替えを防止することができる。
なお、ドア施錠・解錠時やカーファインダー機能動作時は、通常、車載用表示装置の電源はオフとなっているが、最近レーダセンサ等を用いて人が車両から所定距離以内に接近した場合に、車載用表示装置の電源をオンにしてディスプレイに「お帰りなさい」等の表示を行うスマートエントリー機能等の開発が進められており、このような機能を備えた車両では、上記のようなアンサバック時の減光制御禁止が有効となる。
さらに、車両機能のカスタマイズ時やECU、製品の取付後に行うテストモード時に用いるアンサバック制御時にもディスプレイの減光制御を禁止することが可能である。例えば、リモコンの登録時、セキュリティ装置の警報時間の設定時、ナビゲーション装置の取付作業時には、車載用表示装置のディスプレイを見て動作確認を行うことが多いが、このような動作確認のアンサバック時にディスプレイの減光制御禁止を行えば、ディスプレイが見やすくなるので動作確認が非常にやり易いものとなる。
また、リモート操作によるエンジンスタート時の光学装置を用いたアンサバック時に減光制御を禁止するだけでなく、リモートスタート制御装置(図示せず)から暖機状態信号をCPU11に供給し、エンジンが暖機状態か否かを判定するようにすれば、図8に示すように、リモートエンジンのスタータ状態でのディスプレイの減光制御を禁止することもできる。このような、リモートエンジンスタータ状態では、乗員が不在となることが多いため、ディスプレイの減光制御を禁止しても不都合は生じない。
以上の実施例では、減光制御禁止時に、ディスプレイの状態はそのままで、減光制御のみを禁止したが、図9(d)に示すように、減光制御禁止状態になった場合に、CPU11により電源12を制御し、ディスプレイへの電源供給を停止するようにすることもできる。また、ディスプレイ全体への電源供給停止ではなく、図9(e)に示すように、バックライト22またはCFLドライバ24への電源供給のみを停止するようにすることも可能である。
また、上記の実施例では、ボデーECU4からのライトON、OFF信号によりライトが点灯しているか否かを判定したが、ボデーECUを備えていない車両等の場合には、ランプ5からのライト状態信号によりライトが点灯しているか否かを判定することができる。
本発明の車載用表示装置の概略ブロック構成と関連車両搭載機器を示す図である。 車載用表示装置において行われる減光制御の作用を示すフローチャートである。 光学警報状態での、ライトの状態やディスプレイの状態を示す図である。 光学警報状態での、ライトの状態やディスプレイの状態の他の例を示す図である。 アンサバック制御時の車載用表示装置の作用を示すフローチャートである。 過去に盗難が発生したことを知らせる光学装置を用いたアンサバック制御時の状態を示す図である。 アンサバックの他の例の状態を示す図である。 リモートエンジンのスタータ状態での状態を示す図である。 減光制御禁止時にディスプレイへの電源供給を停止する場合の状態を示す図である。 従来の車載用表示装置の減光制御の作用を示すフローチャートである。 車両盗難防止装置の光学警報の作用を示すフローチャートである。 従来の車載用表示装置の光学警報状態での、ライトの状態やディスプレイの状態を示す図である。
符号の説明
1 車載用表示装置
2 電源
3 セキュリティECU
4 ボデーECU
5 ランプ
11 CPU
12 電源
13 ディスプレイ
21 液晶パネル(LCD)
22 バックライト(CFL)
23 LCDドライバ
24 CFLドライバ

Claims (12)

  1. 車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う制御手段を備えた車載用表示装置であって、
    上記制御手段が、車両盗難時の光学警報発生時に、ディスプレイの減光制御を禁止することを特徴とする車載用表示装置。
  2. 請求項1に記載の車載用表示装置において、
    上記制御手段が、車両盗難時の光学警報終了によりディスプレイの減光制御禁止を解除することを特徴とする車載用表示装置。
  3. 請求項1に記載の車載用表示装置において、
    上記制御手段が、車両盗難時、規定時間の光学警報終了後に所定の停止時間をおいて再警報を行う場合は、ディスプレイの減光制御禁止を解除しないことを特徴とする車載用表示装置。
  4. 車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う制御手段を備えた車載用表示装置であって、
    上記制御手段が、光学機能を用いたアンサバック制御時に、ディスプレイの減光制御を禁止することを特徴とする車載用表示装置。
  5. 請求項4に記載の車載用表示装置において、
    上記アンサバック制御が、過去に盗難が発生したことを知らせる光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする車載用表示装置。
  6. 請求項4に記載の車載用表示装置において、
    上記アンサバック制御が、テストモード時のアンサバック制御であることを特徴とする車載用表示装置。
  7. 請求項4に記載の車載用表示装置において、
    上記アンサバック制御が、ドア施錠やドア開錠を知らせる光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする車載用表示装置。
  8. 請求項4に記載の車載用表示装置において、
    上記アンサバック制御が、車の位置を知らせる光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする車載用表示装置。
  9. 請求項4に記載の車載用表示装置において、
    上記アンサバック制御が、リモート操作によるエンジンスタート時の光学装置を用いたアンサバック制御であることを特徴とする車載用表示装置。
  10. 車両の照明装置に連動してディスプレイの減光制御を行う制御手段を備えた車載用表示装置であって、
    上記制御手段が、リモート操作によってエンジンスタートされてから車両内が無人状態にある場合には、ディスプレイの減光制御を禁止することを特徴とする車載用表示装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の車載用表示装置において、
    ディスプレイの減光制御禁止時に、上記制御手段がディスプレイの電源をオフすることを特徴とする車載用表示装置。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の車載用表示装置において、
    ディスプレイの減光制御禁止時に、上記制御手段がディスプレイのバックライト電源のみをオフすることを特徴とする車載用表示装置。
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JP2009241629A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd 車両の盗難防止装置
JP2015168384A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 設定報知装置
CN113271330A (zh) * 2020-01-29 2021-08-17 丰田自动车株式会社 代理装置、代理系统以及非暂时性记录介质

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