JP2004102939A - 駐車状態監視装置及び駐車状態監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが車両から遠く離れている場合でも、ユーザが窓ガラスの閉め忘れ等の駐車に適さない車両状態を把握し、遠隔操作によって駐車に適した状態にすることができる駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムを提供する。
【解決手段】車両10に搭載される駐車状態監視装置100において、駐車中の車両10の各ドアの開閉状態やウィンドウの開閉状態等を検出し、ドアやウィンドウの開放状態を検出した場合には、ユーザによって指定された携帯電話20に対して、車両10が駐車に適さない状態であることを通報する。この通報を受けたユーザは、携帯電話20のディスプレイに表示される遠隔操作メニューから、遠隔操作を希望する項目を選択する。これにより、ユーザは、車両10から遠く離れている場合でも、駐車に適さない状態を把握し、遠隔操作により車両10を駐車に適した状態にすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両10に搭載される駐車状態監視装置100において、駐車中の車両10の各ドアの開閉状態やウィンドウの開閉状態等を検出し、ドアやウィンドウの開放状態を検出した場合には、ユーザによって指定された携帯電話20に対して、車両10が駐車に適さない状態であることを通報する。この通報を受けたユーザは、携帯電話20のディスプレイに表示される遠隔操作メニューから、遠隔操作を希望する項目を選択する。これにより、ユーザは、車両10から遠く離れている場合でも、駐車に適さない状態を把握し、遠隔操作により車両10を駐車に適した状態にすることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、降車時に窓ガラスの閉め忘れに気付いた際、車室外からワンタッチで窓ガラスを閉めることができる車両用電動窓の開閉制御装置がある。この車両用電動窓の開閉制御装置は、特許文献1に開示されているように、ユーザが車両を降りてから窓ガラスの閉め忘れに気付いたとき、窓ガラスを閉めるための信号を車室外から無線で送信すると、その信号はドアロック制御回路で受信された後、ドアロック制御回路から窓ガラス開閉制御回路に取り込まれる。
【0003】
これにより、窓ガラス開閉制御回路が作動して窓ガラスを遠隔操作で閉めることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−252877号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の車両用電動窓の開閉制御装置においては、ユーザが窓ガラスの閉め忘れに気付かない限り、窓ガラスを遠隔操作によって閉めることができない。そのため、ユーザが車両から遠く離れてしまった場合には、ユーザが車両に戻ってくるまで窓ガラスが開放され続けるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、ユーザが車両から遠く離れている場合でも、ユーザが窓ガラスの閉め忘れ等の駐車に適さない車両状態を把握し、遠隔操作によって駐車に適した状態にすることができる駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の駐車状態監視装置は、駐車中の車両の状態を検出する車両状態検出手段と、この検出された車両の状態が駐車に適さない状態であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段によって駐車に適さない状態であると判定された場合、駐車に適さない状態に係わる情報を通信モジュールを介して外部の通信機へ送信する駐車状態通報手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
このように、本発明の駐車状態監視装置は、駐車中の車両状態を検出して、この車両状態が駐車に適さない状態である場合に外部の通信機へ通報する。これにより、通信機を有するユーザは、例えば、ユーザが車両から遠く離れている場合でも、車両が駐車に適さない状態であることを知ることができる。
【0009】
請求項2に記載のように、駐車に適さない状態とは、少なくとも車両の各ドアのロック機構のアンロック、各ドアの開放、ウィンドウの開放、サンルーフの開放、ハザードランプの点灯、ヘッドライトの点灯のいずれかの状態であり、これらの状態を通信機へ通報することで、ユーザは車両の状態を把握することが可能となる。
【0010】
なお、駐車に適さない状態については、これらに限定されるものではなく、例えば、車両のボンネットの開放、ラゲージドアの開放、車室内のインテリアライトの点灯等を含んでもよい。
【0011】
請求項3に記載の駐車状態監視装置では、判定手段は、キーシリンダにキーが挿入されていない状態が所定時間以上継続した場合に判定することを特徴とする。これにより、例えば、キーシリンダからキーを抜いた直後など、ユーザが車両から遠く離れていない状態においては、車両状態の判定を実行しないようにすることができる。その結果、通信機への不要な通報を無くすことが可能となる。
【0012】
請求項4に記載の駐車状態監視システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の駐車状態監視装置と、表示画面を有する通信機とを備え、通信機は、駐車に適さない状態に係わる情報を受信した場合、駐車に適さない状態を表示画面に表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
このように、通信機の表示画面へ駐車に適さない状態を表示することで、ユーザは、車両がどのような駐車状態であるのかを把握することができる。
【0014】
請求項5に記載の駐車状態監視システムでは、通信機は、駐車に適さない状態にかかわる情報を受信した場合、駐車に適さない状態を遠隔操作によって駐車に適した状態にすることができるか否かを判定する遠隔操作判定手段をさらに備え、表示制御手段は、遠隔操作判定手段によって駐車に適した状態にすることができると判定された場合、遠隔操作可能な操作項目を表示画面に表示することを特徴とする。
【0015】
これにより、例えば、車両に戻ってドアをロックするか、或いは、遠隔操作によってドアをロックする等、車両に戻る必要があるのか否かを判断することができる。
【0016】
請求項6に記載の駐車状態監視システムによれば、通信機は、表示画面に表示された遠隔操作可能な操作項目の中から任意の操作項目を選択する操作項目選択手段と、この操作項目選択手段によって操作項目が選択された場合、駐車に適した状態にすべく制御指令を駐車状態監視装置へ送信する遠隔操作指示手段を有し、駐車状態監視装置は、通信モジュールを介して受信した制御指令に従って所定の車載機器を作動させる車載機器制御手段を有することを特徴とする。
【0017】
これにより、例えば、ボンネットの開放やラゲージドアの開放等、ユーザの手動操作によって作動するものを除いて、ユーザは車両より遠く離れた場所であっても車両を駐車に適した状態にすることができる。
【0018】
請求項7に記載の駐車状態監視システムは、通信機は、携帯電話であることを特徴とする。このように、通信機として携帯電話を採用することによって、ユーザは携帯電話を携帯するだけで、車両が駐車に適さない状態であることを把握したり、遠隔操作によって車両を駐車に適した状態にしたりすることが可能となる。
【0019】
なお、通信機は携帯電話に限定されるものではない。例えば、携帯電話と同様に電話回線網への接続が可能なPDA(Personal Digital Assistants)やPC(Personal Computer)等であっても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムに関して、図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本実施形態の駐車状態監視システムの概略の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の駐車状態監視システムは、車両10に搭載された駐車状態監視装置100、及びユーザの所有する携帯電話20によって構成される。この駐車状態監視装置100と携帯電話20とは通信が可能となっている。
【0022】
携帯電話20は、周知のごとく、入力キー、液晶ディスプレイ、無線回路等から構成されるもので、携帯電話20の周辺の基地局から電話回線網を介して駐車状態監視装置100へ接続することができる。また、携帯電話20のディスプレイには、車両10の所定の車載機器を遠隔操作するための操作メニューが表示され、ユーザは、操作メニューの中から希望の操作項目を選択することで、車両10の所定の車載機器を遠隔操作できるようになっている。
【0023】
なお、本実施形態では、通信機として携帯電話20を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、携帯電話20と同様に、電話回線網への接続が可能なPDA(Personal Digital Assistants)やPC(Personal Computer)等であっても良い。なお、通信機としてPCを採用する場合には、PCは、ダイヤルアップ接続によりインターネット上の外部インフラ30へ接続し、この外部インフラ30を介して駐車状態監視装置100と接続される。
【0024】
図2に駐車状態監視装置100の構成図を示す。この駐車状態監視装置100は、モバイルセキュリティECU150を中心として、車両10の駐車状態を判定する処理を実行したり、車両10の所定の車載機器を作動させる処理を実行したりするように構成されている。このモバイルセキュリティECU150には、ドア/カーテシSW110、ボデーECU120、キーシリンダ130、及び通信モジュール140が接続されている。
【0025】
ドア/カーテシSW110は、車両10の各ドアやラッゲージドアの開閉を検出するもので、モバイルセキュリティECU150に対して、検出信号を送信する。
【0026】
ボデーECU120は、車両10の各ドアのロック・アンロック、ウィンドウの開閉、ボンネットの開閉、ヘッドライトの点灯・消灯、及び車室内のインテリアライトの点灯・消灯を検出し、これらの検出信号をモバイルセキュリティECU150に送信する。また、ボデーECU120は、モバイルセキュリティECU150から制御指令を受信すると、その制御指令に従って、各ドアのロック、ウィンドウの開閉、ヘッドライトの消灯、及び車室内のインテリアライトの消灯を実行させる制御指令を所定の車載機器へ送信する。この制御指令を受信した各車載機器は、制御指令に従って作動する。
【0027】
キーシリンダ130は、周知のごとく、車室内の運転席付近に設けられるもので、このキーシリンダ130に挿入されるキーの操作により、ステアリングロックの解除やエンジンの始動・停止等が行われる。また、キーシリンダ130は、キーの挿入有無を検出して、この検出信号をモバイルセキュリティECU150へ送信する。
【0028】
通信モジュール140は、電話回線網を介して携帯電話20との通信を行うもので、後述するモバイルセキュリティECU150からの駐車状態に係わる情報を携帯電話20へ送信したり、携帯電話20から受信した所定の車載機器を作動させる制御指令をモバイルセキュリティECU150へ送信したりする。
【0029】
モバイルセキュリティECU150は、ドア/カーテシSW110、ボデーECU120及びキーシリンダ130からの検出信号を受信し、これらの検出信号に基づいて、車両10が駐車に適さない状態であるか否かを判定する。そして、判定の結果、駐車に適さない状態である場合には、その駐車状態の内容(例えば、ドア開放等)をRAM(図示せず)に記憶するとともに、この記憶した駐車状態を含む情報(駐車状態情報)を携帯電話20へ送信する。
【0030】
なお、本実施形態では、駐車に適さない状態として、例えば車両10の各ドアのロック機構のアンロック、各ドアの開放、ウィンドウの開放、ボンネットの開放、ヘッドライトの点灯、ラゲージドアの開放、車室内のインテリアライトの点灯等としているが、これらに限定されるものではなく、サンルーフの開放、ハザードランプの点灯等を加えてもよい。
【0031】
また、モバイルセキュリティECU150は、携帯電話20からの制御指令を受信すると、その制御指令をボデーECU120へ送信する。これにより、この制御指令をボデーECU120を介して受信した車載機器は、制御指令に従った作動をする。
【0032】
次に、本実施形態の特徴部分に係わる、車両10が駐車に適さない状態である場合に携帯電話20へ通報し、この携帯機20からの遠隔操作によって車両10を駐車に適した状態にする動作について、図3〜図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図3〜図5は、駐車状態監視装置100の動作を示し、図6に携帯電話20における動作を示している。
【0033】
図3に示すステップS10では、キーシリンダ130にキーが挿入されていない状態が所定時間以上継続しているか否かを判定する。ここで、所定時間以上継続していると判定した場合には、ステップS20へ処理を進め、キーシリンダ130にキーが挿入されている、或いはキーは挿入されていないが所定時間に達していない場合には待機状態となる。
【0034】
これにより、例えば、キーシリンダからキーを抜いた直後など、ユーザが車両10から遠く離れていない状態においては、ステップS20以降の処理を実行しないようにすることができる。その結果、携帯機20への不要な通報を無くすことが可能となる。
【0035】
ステップS20では、車両10の各ドアは閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、各ドアが閉じた状態である場合には、ステップS40へ処理を進め、各ドアのうちのいずれかが開放状態である場合には、ステップS30において、ドアが開放状態であることを記憶する。なお、開放状態であるドアの場所(例えば、運転席のドア等)を加えて記憶しておくとよい。
【0036】
ステップS40では、車両10のウィンドウが閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、ウィンドウが閉じた状態である場合には、ステップS60へ処理を進め、ウィンドウが開放状態である場合には、ステップS50において、ウィンドウが開放状態であることを記憶する。なお、開放状態であるウィンドウの場所(例えば、運転席のウィンドウ等)を加えて記憶しておくとよい。
【0037】
ステップS60では、車両10の各ドアのロック機構がロック状態であるか否かを判定する。ここで、各ドアのロック機構がロック状態である場合には、ステップS80へ処理を進め、各ドアのロック機構がアンロック状態である場合には、ステップS70において、アンロック状態であることを記憶する。なお、アンロック状態であるドアの場所(例えば、運転席のドア等)を加えて記憶しておくとよい。
【0038】
ステップS80では、車両10のボンネットが閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、ボンネットが閉じた状態である場合には、ステップS100へ処理を進め、ボンネットが開放状態である場合には、ステップS90において、ボンネットが開放状態であることを記憶する。
【0039】
図4に示すステップS100では、車両10のラゲージドアが閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、ラゲージドアが閉じた状態である場合には、ステップS120へ処理を進め、ラゲージドアが開放状態である場合には、ステップS110において、ラゲージドアが開放状態であることを記憶する。
【0040】
ステップS120では、車両10のヘッドライトが消灯状態であるか否かを判定する。ここで、ラゲージドアが消灯状態である場合には、ステップS140へ処理を進め、ヘッドライトが点灯状態である場合には、ステップS130において、ヘッドライトが点灯状態であることを記憶する。
【0041】
ステップS140では、車両10のインテリアライトが消灯状態であるか否かを判定する。ここで、インテリアライトが消灯状態である場合には、ステップS160へ処理を進め、インテリアライトが点灯状態である場合には、ステップS150において、インテリアライトが点灯状態であることを記憶する。
【0042】
ステップS160においては、ステップS20〜ステップS150までの処理の結果、駐車に適さない状態が記憶されたか否かを判定する。ここで、駐車に適さない状態が記憶されている場合には、ステップS170へ処理を進め、これに該当しない、すなわち、車両10は駐車に適した状態である場合には、本処理を終了する。
【0043】
図5に示すステップS170では、車両10が駐車に適さない状態であることをユーザに通報するため、予め登録された電話番号の携帯電話20へ駐車状態情報を通信モジュール140を介して送信する。
【0044】
ステップS180では、後述する携帯電話20から送信される遠隔操作の制御指令信号を受信したか否かを判定する。ここで、制御指令信号を受信した場合には、ステップS190へ処理を進め、制御指令信号を受信していない場合には、受信するまで待機状態となる。
【0045】
そして、ステップS190では、モバイルセキュリティECU150は、携帯電話20から送信された制御指令信号を通信モジュール140を介して受信し、この制御指令をボデーECU120へ送信する。そして、ボデーECU120では、モバイルセキュリティECU150からの制御指令を所定の車載機器に送信する。この制御指令を最終的に受けた車載機器は、制御指令に従った作動をする。
【0046】
続いて、ステップS170において、駐車状態監視装置100から送信された駐車状態情報を携帯電話20が受信した際の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】
同図のステップS200では、携帯電話20は、駐車状態監視装置100からの駐車状態情報を受信し、この受信した情報に基づいて車両10の駐車状態をディスプレイに表示する。例えば、ディスプレイには、「ドア開放状態(運転席)」等のように表示される。これにより、ユーザは、車両10がどのような駐車状態であるのかを把握することができる。
【0048】
ステップS210では、ステップS200において表示した駐車状態に対して、携帯電話20からの遠隔操作によって駐車に適した状態にすることが可能であるか否かを判定する。すなわち、ボデーECU120から送信される制御指令に従って作動する車載機器によって、駐車に適した状態することが可能であるか否かを判定する。そして、携帯電話20から遠隔操作可能であると判定された場合には、ステップS220へ処理を進め、これに該当しない場合には、本処理を終了する。
【0049】
この判定については、例えば、ユーザの手動操作によって作動するボンネットやラゲージドアの開放等、遠隔操作できない駐車状態を予め携帯電話20へ記憶しておき、ディスプレイに表示した駐車状態が、この記憶した駐車状態に該当するか否かを判定してもよい。
【0050】
ステップS220では、遠隔操作の操作メニューを携帯電話20のディスプレイに表示させ、ユーザに遠隔操作を希望する操作項目を選択させる。なお、この場合、駐車に適した状態にすることができる操作項目を強調して表示するとよい。
【0051】
これにより、例えば、ユーザは車両10に戻ってドアをロックするか、或いは、遠隔操作によってドアをロックする等、車両に戻る必要があるのか否かを判断することができる。
【0052】
ステップS230では、ユーザによって選択された操作項目に対応する遠隔操作の制御指令信号を車両10の通信モジュール140に対して送信する。そして、本処理を終了する。
【0053】
このように、本実施形態の駐車状態監視装置100及び駐車状態監視システムは、駐車中の車両状態を検出して、この車両状態が駐車に適さない状態である場合に通信機へ通報する。そして、遠隔操作可能な場合には、携帯機20を操作して車両10を駐車に適した状態にする。
【0054】
これにより、携帯機10を有するユーザは、例えば、ユーザが車両10から遠く離れている場合でも、車両10が駐車に適さない状態であることを知ることができる。また、例えば、ボンネットの開放やラゲージドアの開放等、ユーザの手動操作によって作動するものを除いて、ユーザは車両10より遠く離れた場所であっても車両10を駐車に適した状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる、駐車状態監視システムを示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態に係わる、車両10に設けられる駐車状態監視装置100を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係わる、車両10の駐車状態を検出する処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係わる、車両10の駐車状態を検出する処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係わる、車両10の駐車状態を通報する以降の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係わる、携帯電話20における遠隔操作処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車両
20 携帯電話
30 外部インフラ
100 駐車状態監視装置
110 ドア/カーテシSW
120 ボデーECU
130 キーシリンダ
140 通信モジュール
150 モバイルセキュリティECU
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、降車時に窓ガラスの閉め忘れに気付いた際、車室外からワンタッチで窓ガラスを閉めることができる車両用電動窓の開閉制御装置がある。この車両用電動窓の開閉制御装置は、特許文献1に開示されているように、ユーザが車両を降りてから窓ガラスの閉め忘れに気付いたとき、窓ガラスを閉めるための信号を車室外から無線で送信すると、その信号はドアロック制御回路で受信された後、ドアロック制御回路から窓ガラス開閉制御回路に取り込まれる。
【0003】
これにより、窓ガラス開閉制御回路が作動して窓ガラスを遠隔操作で閉めることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−252877号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の車両用電動窓の開閉制御装置においては、ユーザが窓ガラスの閉め忘れに気付かない限り、窓ガラスを遠隔操作によって閉めることができない。そのため、ユーザが車両から遠く離れてしまった場合には、ユーザが車両に戻ってくるまで窓ガラスが開放され続けるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、ユーザが車両から遠く離れている場合でも、ユーザが窓ガラスの閉め忘れ等の駐車に適さない車両状態を把握し、遠隔操作によって駐車に適した状態にすることができる駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の駐車状態監視装置は、駐車中の車両の状態を検出する車両状態検出手段と、この検出された車両の状態が駐車に適さない状態であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段によって駐車に適さない状態であると判定された場合、駐車に適さない状態に係わる情報を通信モジュールを介して外部の通信機へ送信する駐車状態通報手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
このように、本発明の駐車状態監視装置は、駐車中の車両状態を検出して、この車両状態が駐車に適さない状態である場合に外部の通信機へ通報する。これにより、通信機を有するユーザは、例えば、ユーザが車両から遠く離れている場合でも、車両が駐車に適さない状態であることを知ることができる。
【0009】
請求項2に記載のように、駐車に適さない状態とは、少なくとも車両の各ドアのロック機構のアンロック、各ドアの開放、ウィンドウの開放、サンルーフの開放、ハザードランプの点灯、ヘッドライトの点灯のいずれかの状態であり、これらの状態を通信機へ通報することで、ユーザは車両の状態を把握することが可能となる。
【0010】
なお、駐車に適さない状態については、これらに限定されるものではなく、例えば、車両のボンネットの開放、ラゲージドアの開放、車室内のインテリアライトの点灯等を含んでもよい。
【0011】
請求項3に記載の駐車状態監視装置では、判定手段は、キーシリンダにキーが挿入されていない状態が所定時間以上継続した場合に判定することを特徴とする。これにより、例えば、キーシリンダからキーを抜いた直後など、ユーザが車両から遠く離れていない状態においては、車両状態の判定を実行しないようにすることができる。その結果、通信機への不要な通報を無くすことが可能となる。
【0012】
請求項4に記載の駐車状態監視システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の駐車状態監視装置と、表示画面を有する通信機とを備え、通信機は、駐車に適さない状態に係わる情報を受信した場合、駐車に適さない状態を表示画面に表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
このように、通信機の表示画面へ駐車に適さない状態を表示することで、ユーザは、車両がどのような駐車状態であるのかを把握することができる。
【0014】
請求項5に記載の駐車状態監視システムでは、通信機は、駐車に適さない状態にかかわる情報を受信した場合、駐車に適さない状態を遠隔操作によって駐車に適した状態にすることができるか否かを判定する遠隔操作判定手段をさらに備え、表示制御手段は、遠隔操作判定手段によって駐車に適した状態にすることができると判定された場合、遠隔操作可能な操作項目を表示画面に表示することを特徴とする。
【0015】
これにより、例えば、車両に戻ってドアをロックするか、或いは、遠隔操作によってドアをロックする等、車両に戻る必要があるのか否かを判断することができる。
【0016】
請求項6に記載の駐車状態監視システムによれば、通信機は、表示画面に表示された遠隔操作可能な操作項目の中から任意の操作項目を選択する操作項目選択手段と、この操作項目選択手段によって操作項目が選択された場合、駐車に適した状態にすべく制御指令を駐車状態監視装置へ送信する遠隔操作指示手段を有し、駐車状態監視装置は、通信モジュールを介して受信した制御指令に従って所定の車載機器を作動させる車載機器制御手段を有することを特徴とする。
【0017】
これにより、例えば、ボンネットの開放やラゲージドアの開放等、ユーザの手動操作によって作動するものを除いて、ユーザは車両より遠く離れた場所であっても車両を駐車に適した状態にすることができる。
【0018】
請求項7に記載の駐車状態監視システムは、通信機は、携帯電話であることを特徴とする。このように、通信機として携帯電話を採用することによって、ユーザは携帯電話を携帯するだけで、車両が駐車に適さない状態であることを把握したり、遠隔操作によって車両を駐車に適した状態にしたりすることが可能となる。
【0019】
なお、通信機は携帯電話に限定されるものではない。例えば、携帯電話と同様に電話回線網への接続が可能なPDA(Personal Digital Assistants)やPC(Personal Computer)等であっても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における駐車状態監視装置及び駐車状態監視システムに関して、図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本実施形態の駐車状態監視システムの概略の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の駐車状態監視システムは、車両10に搭載された駐車状態監視装置100、及びユーザの所有する携帯電話20によって構成される。この駐車状態監視装置100と携帯電話20とは通信が可能となっている。
【0022】
携帯電話20は、周知のごとく、入力キー、液晶ディスプレイ、無線回路等から構成されるもので、携帯電話20の周辺の基地局から電話回線網を介して駐車状態監視装置100へ接続することができる。また、携帯電話20のディスプレイには、車両10の所定の車載機器を遠隔操作するための操作メニューが表示され、ユーザは、操作メニューの中から希望の操作項目を選択することで、車両10の所定の車載機器を遠隔操作できるようになっている。
【0023】
なお、本実施形態では、通信機として携帯電話20を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、携帯電話20と同様に、電話回線網への接続が可能なPDA(Personal Digital Assistants)やPC(Personal Computer)等であっても良い。なお、通信機としてPCを採用する場合には、PCは、ダイヤルアップ接続によりインターネット上の外部インフラ30へ接続し、この外部インフラ30を介して駐車状態監視装置100と接続される。
【0024】
図2に駐車状態監視装置100の構成図を示す。この駐車状態監視装置100は、モバイルセキュリティECU150を中心として、車両10の駐車状態を判定する処理を実行したり、車両10の所定の車載機器を作動させる処理を実行したりするように構成されている。このモバイルセキュリティECU150には、ドア/カーテシSW110、ボデーECU120、キーシリンダ130、及び通信モジュール140が接続されている。
【0025】
ドア/カーテシSW110は、車両10の各ドアやラッゲージドアの開閉を検出するもので、モバイルセキュリティECU150に対して、検出信号を送信する。
【0026】
ボデーECU120は、車両10の各ドアのロック・アンロック、ウィンドウの開閉、ボンネットの開閉、ヘッドライトの点灯・消灯、及び車室内のインテリアライトの点灯・消灯を検出し、これらの検出信号をモバイルセキュリティECU150に送信する。また、ボデーECU120は、モバイルセキュリティECU150から制御指令を受信すると、その制御指令に従って、各ドアのロック、ウィンドウの開閉、ヘッドライトの消灯、及び車室内のインテリアライトの消灯を実行させる制御指令を所定の車載機器へ送信する。この制御指令を受信した各車載機器は、制御指令に従って作動する。
【0027】
キーシリンダ130は、周知のごとく、車室内の運転席付近に設けられるもので、このキーシリンダ130に挿入されるキーの操作により、ステアリングロックの解除やエンジンの始動・停止等が行われる。また、キーシリンダ130は、キーの挿入有無を検出して、この検出信号をモバイルセキュリティECU150へ送信する。
【0028】
通信モジュール140は、電話回線網を介して携帯電話20との通信を行うもので、後述するモバイルセキュリティECU150からの駐車状態に係わる情報を携帯電話20へ送信したり、携帯電話20から受信した所定の車載機器を作動させる制御指令をモバイルセキュリティECU150へ送信したりする。
【0029】
モバイルセキュリティECU150は、ドア/カーテシSW110、ボデーECU120及びキーシリンダ130からの検出信号を受信し、これらの検出信号に基づいて、車両10が駐車に適さない状態であるか否かを判定する。そして、判定の結果、駐車に適さない状態である場合には、その駐車状態の内容(例えば、ドア開放等)をRAM(図示せず)に記憶するとともに、この記憶した駐車状態を含む情報(駐車状態情報)を携帯電話20へ送信する。
【0030】
なお、本実施形態では、駐車に適さない状態として、例えば車両10の各ドアのロック機構のアンロック、各ドアの開放、ウィンドウの開放、ボンネットの開放、ヘッドライトの点灯、ラゲージドアの開放、車室内のインテリアライトの点灯等としているが、これらに限定されるものではなく、サンルーフの開放、ハザードランプの点灯等を加えてもよい。
【0031】
また、モバイルセキュリティECU150は、携帯電話20からの制御指令を受信すると、その制御指令をボデーECU120へ送信する。これにより、この制御指令をボデーECU120を介して受信した車載機器は、制御指令に従った作動をする。
【0032】
次に、本実施形態の特徴部分に係わる、車両10が駐車に適さない状態である場合に携帯電話20へ通報し、この携帯機20からの遠隔操作によって車両10を駐車に適した状態にする動作について、図3〜図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図3〜図5は、駐車状態監視装置100の動作を示し、図6に携帯電話20における動作を示している。
【0033】
図3に示すステップS10では、キーシリンダ130にキーが挿入されていない状態が所定時間以上継続しているか否かを判定する。ここで、所定時間以上継続していると判定した場合には、ステップS20へ処理を進め、キーシリンダ130にキーが挿入されている、或いはキーは挿入されていないが所定時間に達していない場合には待機状態となる。
【0034】
これにより、例えば、キーシリンダからキーを抜いた直後など、ユーザが車両10から遠く離れていない状態においては、ステップS20以降の処理を実行しないようにすることができる。その結果、携帯機20への不要な通報を無くすことが可能となる。
【0035】
ステップS20では、車両10の各ドアは閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、各ドアが閉じた状態である場合には、ステップS40へ処理を進め、各ドアのうちのいずれかが開放状態である場合には、ステップS30において、ドアが開放状態であることを記憶する。なお、開放状態であるドアの場所(例えば、運転席のドア等)を加えて記憶しておくとよい。
【0036】
ステップS40では、車両10のウィンドウが閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、ウィンドウが閉じた状態である場合には、ステップS60へ処理を進め、ウィンドウが開放状態である場合には、ステップS50において、ウィンドウが開放状態であることを記憶する。なお、開放状態であるウィンドウの場所(例えば、運転席のウィンドウ等)を加えて記憶しておくとよい。
【0037】
ステップS60では、車両10の各ドアのロック機構がロック状態であるか否かを判定する。ここで、各ドアのロック機構がロック状態である場合には、ステップS80へ処理を進め、各ドアのロック機構がアンロック状態である場合には、ステップS70において、アンロック状態であることを記憶する。なお、アンロック状態であるドアの場所(例えば、運転席のドア等)を加えて記憶しておくとよい。
【0038】
ステップS80では、車両10のボンネットが閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、ボンネットが閉じた状態である場合には、ステップS100へ処理を進め、ボンネットが開放状態である場合には、ステップS90において、ボンネットが開放状態であることを記憶する。
【0039】
図4に示すステップS100では、車両10のラゲージドアが閉じた状態であるか否かを判定する。ここで、ラゲージドアが閉じた状態である場合には、ステップS120へ処理を進め、ラゲージドアが開放状態である場合には、ステップS110において、ラゲージドアが開放状態であることを記憶する。
【0040】
ステップS120では、車両10のヘッドライトが消灯状態であるか否かを判定する。ここで、ラゲージドアが消灯状態である場合には、ステップS140へ処理を進め、ヘッドライトが点灯状態である場合には、ステップS130において、ヘッドライトが点灯状態であることを記憶する。
【0041】
ステップS140では、車両10のインテリアライトが消灯状態であるか否かを判定する。ここで、インテリアライトが消灯状態である場合には、ステップS160へ処理を進め、インテリアライトが点灯状態である場合には、ステップS150において、インテリアライトが点灯状態であることを記憶する。
【0042】
ステップS160においては、ステップS20〜ステップS150までの処理の結果、駐車に適さない状態が記憶されたか否かを判定する。ここで、駐車に適さない状態が記憶されている場合には、ステップS170へ処理を進め、これに該当しない、すなわち、車両10は駐車に適した状態である場合には、本処理を終了する。
【0043】
図5に示すステップS170では、車両10が駐車に適さない状態であることをユーザに通報するため、予め登録された電話番号の携帯電話20へ駐車状態情報を通信モジュール140を介して送信する。
【0044】
ステップS180では、後述する携帯電話20から送信される遠隔操作の制御指令信号を受信したか否かを判定する。ここで、制御指令信号を受信した場合には、ステップS190へ処理を進め、制御指令信号を受信していない場合には、受信するまで待機状態となる。
【0045】
そして、ステップS190では、モバイルセキュリティECU150は、携帯電話20から送信された制御指令信号を通信モジュール140を介して受信し、この制御指令をボデーECU120へ送信する。そして、ボデーECU120では、モバイルセキュリティECU150からの制御指令を所定の車載機器に送信する。この制御指令を最終的に受けた車載機器は、制御指令に従った作動をする。
【0046】
続いて、ステップS170において、駐車状態監視装置100から送信された駐車状態情報を携帯電話20が受信した際の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】
同図のステップS200では、携帯電話20は、駐車状態監視装置100からの駐車状態情報を受信し、この受信した情報に基づいて車両10の駐車状態をディスプレイに表示する。例えば、ディスプレイには、「ドア開放状態(運転席)」等のように表示される。これにより、ユーザは、車両10がどのような駐車状態であるのかを把握することができる。
【0048】
ステップS210では、ステップS200において表示した駐車状態に対して、携帯電話20からの遠隔操作によって駐車に適した状態にすることが可能であるか否かを判定する。すなわち、ボデーECU120から送信される制御指令に従って作動する車載機器によって、駐車に適した状態することが可能であるか否かを判定する。そして、携帯電話20から遠隔操作可能であると判定された場合には、ステップS220へ処理を進め、これに該当しない場合には、本処理を終了する。
【0049】
この判定については、例えば、ユーザの手動操作によって作動するボンネットやラゲージドアの開放等、遠隔操作できない駐車状態を予め携帯電話20へ記憶しておき、ディスプレイに表示した駐車状態が、この記憶した駐車状態に該当するか否かを判定してもよい。
【0050】
ステップS220では、遠隔操作の操作メニューを携帯電話20のディスプレイに表示させ、ユーザに遠隔操作を希望する操作項目を選択させる。なお、この場合、駐車に適した状態にすることができる操作項目を強調して表示するとよい。
【0051】
これにより、例えば、ユーザは車両10に戻ってドアをロックするか、或いは、遠隔操作によってドアをロックする等、車両に戻る必要があるのか否かを判断することができる。
【0052】
ステップS230では、ユーザによって選択された操作項目に対応する遠隔操作の制御指令信号を車両10の通信モジュール140に対して送信する。そして、本処理を終了する。
【0053】
このように、本実施形態の駐車状態監視装置100及び駐車状態監視システムは、駐車中の車両状態を検出して、この車両状態が駐車に適さない状態である場合に通信機へ通報する。そして、遠隔操作可能な場合には、携帯機20を操作して車両10を駐車に適した状態にする。
【0054】
これにより、携帯機10を有するユーザは、例えば、ユーザが車両10から遠く離れている場合でも、車両10が駐車に適さない状態であることを知ることができる。また、例えば、ボンネットの開放やラゲージドアの開放等、ユーザの手動操作によって作動するものを除いて、ユーザは車両10より遠く離れた場所であっても車両10を駐車に適した状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる、駐車状態監視システムを示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態に係わる、車両10に設けられる駐車状態監視装置100を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係わる、車両10の駐車状態を検出する処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係わる、車両10の駐車状態を検出する処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係わる、車両10の駐車状態を通報する以降の処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係わる、携帯電話20における遠隔操作処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車両
20 携帯電話
30 外部インフラ
100 駐車状態監視装置
110 ドア/カーテシSW
120 ボデーECU
130 キーシリンダ
140 通信モジュール
150 モバイルセキュリティECU
Claims (7)
- 駐車中の車両の状態を検出する車両状態検出手段と、
該検出された車両の状態が駐車に適さない状態であるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段によって駐車に適さない状態であると判定された場合、前記駐車に適さない状態に係わる情報を通信モジュールを介して外部の通信機へ送信する駐車状態通報手段とを備えることを特徴とする駐車状態監視装置。 - 前記駐車に適さない状態とは、少なくとも車両の各ドアのロック機構のアンロック、前記各ドアの開放、ウィンドウの開放、サンルーフの開放、ハザードランプの点灯、ヘッドライトの点灯のいずれかの状態であることを特徴とする請求項1記載の駐車状態監視装置。
- 前記判定手段は、キーシリンダにキーが挿入されていない状態が所定時間以上継続した場合に判定することを特徴とする請求項1又は2記載の駐車状態監視装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の駐車状態監視装置と、
表示画面を有する通信機とを備え、
前記通信機は、前記情報を受信した場合、前記駐車に適さない状態を前記表示画面に表示する表示制御手段を有することを特徴とする駐車状態監視システム。 - 前記通信機は、前記情報を受信した場合、前記駐車に適さない状態を遠隔操作によって駐車に適した状態にすることができるか否かを判定する遠隔操作判定手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記遠隔操作判定手段によって駐車に適した状態にすることができると判定された場合、遠隔操作可能な操作項目を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項4記載の駐車状態監視システム。 - 前記通信機は、前記表示画面に表示された遠隔操作可能な操作項目の中から任意の操作項目を選択する操作項目選択手段と、該操作項目選択手段によって操作項目が選択された場合、前記駐車に適した状態にすべく制御指令を前記駐車状態監視装置へ送信する遠隔操作指示手段を有し、
前記駐車状態監視装置は、前記通信モジュールを介して受信した前記制御指令に従って所定の車載機器を作動させる車載機器制御手段を有することを特徴とする請求項4又は5記載の駐車状態監視システム。 - 前記通信機は、携帯電話であることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の駐車状態監視システム。
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