JP2006057930A - 車両用ラジエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用ラジエータにおいて、関連部品取付け用をナットをろう材でタンク部材の壁部に取り付ける際、壁部の貫通孔及びその周辺に供給したろう材がつば部の当接面全体に広がり難かった。
【解決手段】車両用ラジエータは、冷却水が流れる複数のチューブ12が隔設されて成る扁平形状のコア10と、コアの一端部及び他端部に取り付けられた一方タンク部材20及び他方タンク部材25と、他方タンク部材25に取り付けられた関連部品取付け用ナット50とから成る。関連部品取付け用ナットは、中心にめねじ孔61が形成され一方タンク部材又は他方タンク部材の壁部26cに形成された貫通孔27を貫通した本体部52と、本体部の軸方向一端に形成され壁部に当接する当接面56にろう材案内溝57が形成されたつば部55とを含む。ナットのつば部がろう材でタンク部材の壁部にろう付けされている。
【選択図】図1
【解決手段】車両用ラジエータは、冷却水が流れる複数のチューブ12が隔設されて成る扁平形状のコア10と、コアの一端部及び他端部に取り付けられた一方タンク部材20及び他方タンク部材25と、他方タンク部材25に取り付けられた関連部品取付け用ナット50とから成る。関連部品取付け用ナットは、中心にめねじ孔61が形成され一方タンク部材又は他方タンク部材の壁部26cに形成された貫通孔27を貫通した本体部52と、本体部の軸方向一端に形成され壁部に当接する当接面56にろう材案内溝57が形成されたつば部55とを含む。ナットのつば部がろう材でタンク部材の壁部にろう付けされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、その内部を流れる冷却水とその周辺を流れる空気とで熱交換する車両用ラジエータに関する。
車両のエンジンが発生する熱を放散するためにエンジン冷却システムが配備され、ラジエータがその中心を成す。ラジエータは一般に、多数のチューブとフィンとが交互に配置された扁平なコアと、その両側の一対のタンク部材とから成り、コア及びタンク部材はアルミニウムで作製されることが多く、機械結合(ねじ止め)やろう付けで組み立てられている。
ラジエータに電動ファン等の関連部品を取り付けるために、取付け部を形成する必要がある。例えば、図5に示すように、コア(不図示)を取り囲む取付けブラケット72の上枠73a及び下枠73bに、電動ファン用取付け部75を形成することがある(特許文献1参照)。電動ファンの一部を締結部材(ボルト及びナット等)でこの取付け部75に取り付ける。
また、比較例として、取付け部としてのナットをタンク部材に形成することも考えられる。即ち、図6に示すように、ナット80の雌ねじ孔83を備えた本体部82をタンク部材85の一つの壁部86の貫通孔87に貫通させ、つば部84を壁部86の表面に当接させる。そして、壁部86とつば部84との間に供給したろう材で、ナット80をタンク部材85にろう付けする。ボルト(不図示)をナット80のめねじ孔83に螺合させて、電動ファンの一部をタンク部材85に固定する。
特開平8−247689号公報
ナット80をろう材でタンク部材85の壁部86に取り付ける場合、ろう材のしみ出しによる外観の低下を防止するため、壁部86の貫通孔87の内周面にろう材を供給し、半径方向外向きに広げる場合が多い。しかし、壁部86につば部84が密着しているため、ろう材が当接面全体に広がり難く、ナット80のタンク部材85への結合強度が不足し易い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ナットをろう材でタンク部材に取り付ける際、壁部の貫通孔及びその周辺に供給したろう材がつば部の当接面全体に広がり易く、ナットがタンク部材にしっかり結合される車両用ラジエータを提供することを目的とする。
本願の発明者は、上記ろう材の広がり難さはナット80のつば部84のタンク部材85の壁部86への密着に起因することを見い出し、ナットのつば部の当接面に、ろう材の流れを案内する溝を設けることを着想して、本発明を完成した。
本発明による車両用ラジエータは、請求項1に記載したように、冷却水が流れる複数のチューブが隔設されて成る扁平形状のコアと、コアの一端部及び他端部に取り付けられた一方タンク部材及び他方タンク部材と、一方タンク部材及び/又は他方タンク部材に取り付けられた関連部品取付け用ナットと、から成る。
このラジエータにおいて、関連部品取付け用ナットは、中心にめねじ孔が形成され一方タンク部材又は他方タンク部材の壁部の貫通孔を貫通した本体部と、本体部の軸方向一端に形成され壁部に当接する当接面にろう材案内溝が形成されたつば部とを含む。関連部品取付け用ナットのつば部がろう材によりタンク部材の壁部にろう付けされている。
本発明にかかる車両用ラジエータによれば、少なくとも一方のタンク部材にろう付けされる関連部品取付け用ナットのつば部の当接面に、ろう材を案内するろう材案内溝を形成した。これにより、本体部の外周面や壁部の貫通孔の内周面に供給されたろう材がろう材案内溝に案内されて半径方向外向きに流れ、当接面全体に行き渡り易くなる。その結果、関連部品取付け用ナットがタンク部材にしっかりとろう付けされる。
また、請求項2のラジエータによれば、複数本のろう材案内溝を放射状に形成したので、ろう材がつば部の当接面全体により確実に行き渡る。
(イ)全体
本発明の車両用ラジエータは四輪自動車(乗用車)用のものでも良いし、二輪自動車用のものでも良い。少なくともコアと、その両側の一対のタンク部材とを含み、タンク部材に関連部品取付用ナット(以下、発明を実施するための最良の形態の欄で「ナット」と呼ぶ)がろう付けされている。「関連部品」とは例えば電動ファンであり、その他にもリザーブタンクやカバー(樹脂製又は鉄製)が含まれる。
本発明の車両用ラジエータは四輪自動車(乗用車)用のものでも良いし、二輪自動車用のものでも良い。少なくともコアと、その両側の一対のタンク部材とを含み、タンク部材に関連部品取付用ナット(以下、発明を実施するための最良の形態の欄で「ナット」と呼ぶ)がろう付けされている。「関連部品」とは例えば電動ファンであり、その他にもリザーブタンクやカバー(樹脂製又は鉄製)が含まれる。
(ロ)コア
コアは、その内部を流れる冷却水とその周辺を流れる空気との間で熱交換して冷却水の温度を下げるもので、アルミニウム製の多数本のチューブを所定間隔で配置し、隣接するチューブ間にフィンを配置して成る。チューブの一端開口側に一方タンク部材が、他端開口側に他方タンク部材が、それぞれ配置されている。
コアは、その内部を流れる冷却水とその周辺を流れる空気との間で熱交換して冷却水の温度を下げるもので、アルミニウム製の多数本のチューブを所定間隔で配置し、隣接するチューブ間にフィンを配置して成る。チューブの一端開口側に一方タンク部材が、他端開口側に他方タンク部材が、それぞれ配置されている。
コアは縦方向寸法及び横方向寸法に対して厚さが小さい扁平形状で、全体的には直方体形状を持つ。なお、縦方向又は横方向の中間部が屈曲した形状を持つこともできる。チューブが横方向に延びるように配置して横型で使用したり、縦方向に延びるように配置して縦型で使用したりできる。
(ハ)タンク部材
一対のタンク部材はアルミニウム製で、エンジンで温度が上昇した冷却水をコアに入れるとともに、コアでの熱交換により温度が下がった冷却水をコアからエンジンに戻すものである。一方タンク部材がコアの一端部に、他方タンク部材がコアの他端部に、それぞれ取り付けられている。冷却水の給水部及び排水部は両方を一方タンク部材又は他方タンク部材に形成しても良いし、何れか一方を一方タンク部材に、他方を他方タンク部材に形成しても良い。コアを縦型で使用する場合は一方タンク部材が上方に、他方タンク部材が下方に位置し、横型で使用する場合は一方タンク部材が左方に、他方タンク部材が右方に位置することになる。
一対のタンク部材はアルミニウム製で、エンジンで温度が上昇した冷却水をコアに入れるとともに、コアでの熱交換により温度が下がった冷却水をコアからエンジンに戻すものである。一方タンク部材がコアの一端部に、他方タンク部材がコアの他端部に、それぞれ取り付けられている。冷却水の給水部及び排水部は両方を一方タンク部材又は他方タンク部材に形成しても良いし、何れか一方を一方タンク部材に、他方を他方タンク部材に形成しても良い。コアを縦型で使用する場合は一方タンク部材が上方に、他方タンク部材が下方に位置し、横型で使用する場合は一方タンク部材が左方に、他方タンク部材が右方に位置することになる。
一方タンク部材及び/又は他方タンク部材に1つ又は2つ以上のナットがろう付けされている。ナットは一方タンク部材のみ、他方タンク部材のみ、又は一方タンク部材及び他方タンク部材の両方にろう付けできる。2つ以上のナットの大きさは同じでも、異なっても良い。ナットは円柱形状の本体部と、その軸方向一端の環状のつば部とを含む。つば部の外径は本体部の外径よりも大きい。
つば部がタンク部材の一つの壁部に当接する当接面に、つば部の内周部から外周縁まで半径方向に延びるろう材案内溝が形成されている。少なくとも1本のろう材案内溝を形成すれば良いが、複数本のろう材案内溝を放射状に形成することが望ましい。ろう材案内溝の本数や形状(幅、深さ)はつば部の大きさ等を考慮して決めれば良い。なお、ナットは冷間鍛造などにより作製され、その際ろう材案内溝も同時に形成されることが望ましいが、ろう材案内溝は別工程で形成しても良い。
(ニ)その他の部材
コアの一端部と一方タンク部材との間に一方コアプレートを、コアの他端部と他方タンク部材との間に他方コアプレートを、それぞれ配置することができる。また、コアの一側部に一方取付けブラケットを、他側部に他方取付けブラケットとを、それぞれ配置することができる。一方取付けブラケット及び他方取付けブラケットは上記ナットと共同して関連部品をラジエータに固定するための取付け部を備える。
コアの一端部と一方タンク部材との間に一方コアプレートを、コアの他端部と他方タンク部材との間に他方コアプレートを、それぞれ配置することができる。また、コアの一側部に一方取付けブラケットを、他側部に他方取付けブラケットとを、それぞれ配置することができる。一方取付けブラケット及び他方取付けブラケットは上記ナットと共同して関連部品をラジエータに固定するための取付け部を備える。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1,図2及び図3に示す自動二輪車用ラジエータはエンジンのウォータジャケットを循環し高温になった冷却水を空気と熱交換して冷却する熱交換器であり、コア10、一対のコアプレート15及び17、一対のタンク部材20及び25、及び一対の取付ブラケット41及び46等から成る。このうち、コア10は左右方向(横方向)に延びる多数のチューブ12が上下方向(縦方向)に積層されている。隣接するチューブ12間に波状のフィン13が配置されている。コア10は扁平な直方体形状を持ち、幅方向(図1及び図3で左右方向)中間部が屈曲している。
図1,図2及び図3に示す自動二輪車用ラジエータはエンジンのウォータジャケットを循環し高温になった冷却水を空気と熱交換して冷却する熱交換器であり、コア10、一対のコアプレート15及び17、一対のタンク部材20及び25、及び一対の取付ブラケット41及び46等から成る。このうち、コア10は左右方向(横方向)に延びる多数のチューブ12が上下方向(縦方向)に積層されている。隣接するチューブ12間に波状のフィン13が配置されている。コア10は扁平な直方体形状を持ち、幅方向(図1及び図3で左右方向)中間部が屈曲している。
コア10の左端部及び右端部に取り付けられた左方コアプレート15及び右方コアプレート17は、チューブ12の両端の開口に対応する多数の貫通孔(不図示)を備えている。左方タンク部材20は三つの壁部21a、21b及び21cから成り、左方コアプレート15に組み付けられる。壁部21cには、冷却水をエンジンに戻すパイプ部(排水部)23が形成されている。
右方タンク部材25は三つの壁部26a、26b及び26cから成り、右方コアプレート17に組み付けられる。右方タンク25の右方肩部に冷却水の注入口31が形成され、壁部26cの上端寄りに水温センサを挿入するためのセンサ挿入部32が形成されている。壁部26bの中間部にリザーブタンク用取付け部33が形成され、壁部26cに電動ファンの取付け用ナット50がろう付けされ(詳細は後述する)、エンジンから冷却水を受けるパイプ部35(給水部)が形成されている。左方タンク部材20及び右方タンク部材25はアルミニウム製で、外壁面にはろう材はクラッドされておらず、内壁面のみにろう材がクラッドされている。
コア10の上端及び下端にそれぞれ上方取付ブラケット41及び下方取付ブラケット46が設けられている。上方取付ブラケット41には電動ファン(不図示)を取付けるための取付け部42、及びラジエータを車両に取り付けるための取付け部43が形成されている。下方取付ブラケット46には電動ファン(不図示)を取付けるための取付け部47、及びラジエータを車両に取り付けるための取付け部48が形成されている。電動ファンはボルト及びナットなどの締結手段により取付け部42及び47に取り付けられるとともに、ボルト(不図示)をナットに螺合させることにより右方タンク25に固定される。
次に、図4をもとに上記電動ファン取付用ナット50(以下、実施例の欄で「ナット」と呼ぶ)について説明する。ナット50はアルミニウム製で、円柱形状の本体部52と、その軸方向一端に形成されたつば部55とを有する。本体部52は横断面円形状で、所定の外径及び長さを持つ。環状のつば部55は本体部52の外径よりも大きい外径、及び所定の厚さを持つ。つば部55の端面に複数本(ここでは8本)のろう材案内溝57が放射状に形成され、各々のろう材案内溝57は所定の幅及び深さを持ち、つば部55の内周部から外周縁まで直線的に延びている。
つば部55及び本体部52の中心部に、所定の内径及び深さを持つめねじ孔61が形成されている。めねじ孔61の一端は本体部52の先端近くまで延び、他端はつば部55の中心部で開口している。このナット50は冷間鍛造で作製され、作製の際ろう材案内溝57を同時に形成される。めねじ孔61はその後別工程で形成される。
ナット50は本体部が右方タンク部材25の内部に突出するように、右方タンク部材25の壁部26cの貫通孔27を貫通して取り付けられる。その際、ナット50はそのつば部55の当接面56が壁部26cの外壁面に当接するように、取り付けられている。
(作用)
ラジエータはコア10、一対のコアプレート15及び17、一対のタンク部材20及び25、並びに一対の取付けブラケット41及び46が仮組みされた後、加熱されることによりこれらがろう付けされる。ろう付け時、右方タンク部材26の壁部26cの内壁面等にクラッドした溶融したろう材が、ナット50の本体部52の付け根の外周面や、壁部26cの貫通孔27及びその周囲に流れ込む。ろう材はつば部55の壁部26cへの当接に伴い、当接面56に沿って半径方向外向き及び円周方向に広がる。また、ろう材は当接面56に放射状に形成されたろう材案内溝57に沿って半径方向外向きに広がる。こうして、ナット50のつば部55と右方タンク25の壁部26cとの間にろう材が行き渡り、ナット50がろう材により右方タンク部材25にろう付けされる。
ラジエータはコア10、一対のコアプレート15及び17、一対のタンク部材20及び25、並びに一対の取付けブラケット41及び46が仮組みされた後、加熱されることによりこれらがろう付けされる。ろう付け時、右方タンク部材26の壁部26cの内壁面等にクラッドした溶融したろう材が、ナット50の本体部52の付け根の外周面や、壁部26cの貫通孔27及びその周囲に流れ込む。ろう材はつば部55の壁部26cへの当接に伴い、当接面56に沿って半径方向外向き及び円周方向に広がる。また、ろう材は当接面56に放射状に形成されたろう材案内溝57に沿って半径方向外向きに広がる。こうして、ナット50のつば部55と右方タンク25の壁部26cとの間にろう材が行き渡り、ナット50がろう材により右方タンク部材25にろう付けされる。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。ナット50のつば部55がろう材により右方タンク部材25の壁部26cにしっかりと結合される。これは、つば部55の当接面56に放射状のろう材案内溝57を形成したことによる。即ち、貫通孔27及びその周囲に供給されたろう材は、ろう材案内溝57を半径方向外向きに流れ、つば部56の全面に行き渡ることにより、つば部56と壁部26cとを確実にろう付けすることができる。このように、ろう材案内溝57の形成により、右方タンク部材25の内壁面にクラッドされたろう材をつば部56の全面に行き渡らせることができ、ろう付けが確実になる。
この実施例によれば、以下の効果が得られる。ナット50のつば部55がろう材により右方タンク部材25の壁部26cにしっかりと結合される。これは、つば部55の当接面56に放射状のろう材案内溝57を形成したことによる。即ち、貫通孔27及びその周囲に供給されたろう材は、ろう材案内溝57を半径方向外向きに流れ、つば部56の全面に行き渡ることにより、つば部56と壁部26cとを確実にろう付けすることができる。このように、ろう材案内溝57の形成により、右方タンク部材25の内壁面にクラッドされたろう材をつば部56の全面に行き渡らせることができ、ろう付けが確実になる。
また、十分な量のろう材が右方タンク部材25の外壁面とつば部55の当接面56との間に供給されろう付けが確実に行われた場合、ろう材がつば部55の外周縁から若干はみ出し、つば部55の外周縁にろう付け部が形成される。そのため、特にタンク部材25の外壁面及びナット50にろう材がクラッドされていない場合、つば部55の外周縁のろう付け部の形成に基づき、作業者が目視でろう付けの良否判定を容易に行うことができる。
更に、右方タンク部材25のコア10と平行な壁部26cにナット50をろう付けしたことは、上方取付けブラケット41の取付け部42及び下方取付けブラケット46の取付け部47と共同して、電動ファンをコア10と平行に取り付ける上で好都合である。また、ナット50を冷間鍛造で作製する際、つば部55のろう材案内溝57が同時に形成できるので、コストが低減できる。
なお、上述した実施例では、コア10のチューブ12が上下方向に積層されていたが、チューブ12の積層方向はこれに限定されない。また、ナット50の冷間鍛造時にろう材案内溝57を形成したが、ろう材案内溝57はナットの作製後別工程で形成しても良い。
10:コア 20:一方タンク部材
25:他方タンク部材 26c:壁部
27:貫通孔 50:関連部品取付け用ナット
52:本体部 55:つば部
56:当接面 57:ろう材案内溝
61:めねじ孔
25:他方タンク部材 26c:壁部
27:貫通孔 50:関連部品取付け用ナット
52:本体部 55:つば部
56:当接面 57:ろう材案内溝
61:めねじ孔
Claims (2)
- 冷却水が流れる複数のチューブ(12)が隔設されて成る扁平形状のコア(10)と、
前記コアの一端部及び他端部に取り付けられた一方タンク部材(20)及び他方タンク部材(25)と、
前記一方タンク部材及び/又は他方タンク部材に取り付けられた関連部品取付け用ナット(50)と、から成る車両用ラジエータであって、
前記関連部品取付け用ナットは、中心にめねじ孔(61)が形成され前記一方タンク部材又は他方タンク部材の壁部(26c)の貫通孔(27)を貫通した本体部(52)と、該本体部の軸方向一端に形成され該壁部に当接する当接面(56)にろう材案内溝(57)が形成されたつば部(55)とを含み、該つば部がろう材で該壁部にろう付けされていることを特徴とする車両用ラジエータ。 - 前記関連部品取付け用ナットのつば部の当接面に、複数本の前記ろう材案内溝が放射状に形成されている請求項1に記載の車両用ラジエータ。
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