JP2006056009A - プリンタの設定方法およびプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリンタ自身が、2次元コードのプリンタ設定情報を読み取って、書式や制御条件、ステータス送信の設定を行うプリンタの設定方法およびプリンタを提供する。
【解決手段】 プリンタ1がスキャナ8を備えている。このプリンタ1の書式や制御条件、ステータス送信を設定するために、バーコードの形式で紙へ印刷されたプリンタ設定情報を取得する。取得したプリンタ設定情報をスキャナ8で取り込み、取り込んだプリンタ設定情報に基づいて、プリンタ1が自らの書式等を設定する。
【選択図】 図3

Description

プリンタの書式や印刷条件、ステータス送信の設定を、スキャナを備えたプリンタ単独で行えるプリンタの設定方法およびプリンタに関する。
従来、ラベルシート等に対応した印刷をプリンタで行うために、ラベルシートのパッケージ上へ、プリンタの書式情報を予め印刷しておいて添付する方法が知られている。プリンタの書式情報は、棒状パターンを配列してデジタル情報をあらわす2次元コードによって表示されている。パッケージ上に印刷されている2次元コードをスキャナで読み取り、読み取った2次元コードをプリンタ内のマイクロコンピュータによって書式情報へ変換する。変換された書式情報に基づいてプリンタへ書式設定が行われる。操作者は使用するラベルシートに対応して書式を設定し、設定した書式に従って印刷が行われる。また書式はディスプレイなどに表示され、書式内の所定位置には、キーボードにより文字が入力される。この方法によると、ラベルシートの書式を確認しながら、ホストコンピュータのアプリケーションの書式設定に従って設定する方法よりも、容易に書式設定ができる(例えば特許文献1)。
特開平8−183221号公報
しかし、従来の技術では、ラベルシート等のパッケージに添付されている書式情報を持つ2次元コードを読み取り、個々のプリンタの書式を設定している。そのため、POS(Point Of Sales)システムなどのように、システムの導入時やイベントなどで、ロゴを設定変更する場合や、紙を設定変更し最適な印刷制御にすることが必要な場合、紙無し状態をいつホストコンピュータに送信するかなどのステータス送信のタイミングの設定変更などの、プリンタの書式や制御に係わる設定を自由に行うことはできない。また従来のPOS用のプリンタでは、プリンタ制御に係わる設定を行うには、POS端末に接続してこれらの設定をPOS端末からコマンドとでデータにより設定する必要があった。これは、POS用のプリンタが多数ある場合には大変手間が掛かる。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、プリンタ自身が、書式や印刷条件、ステータス送信等の自由な設定情報を含んで生成された2次元コードを読み取って、書式やプリンタの制御に係わる設定を行うプリンタの設定方法およびプリンタを提供することを目的とする。
本発明のプリンタの設定方法は、プリンタの書式やプリンタの制御に係わる設定をするプリンタの設定方法であって、プリンタはスキャナを備えており、書式等を設定するためのプリンタ設定情報を、2次元コードの形式で取得する取得ステップと、2次元コードの形式で著されているプリンタ設定情報をスキャナで取り込むステップと、取り込んだプリンタ設定情報に基づいて、プリンタが自らの書式等を設定するステップとを有することを特徴とする。
このプリンタの設定方法によれば、プリンタはスキャナを備えており、このスキャナは、2次元コードを認識できるため、2次元コードで表示されている書式やプリンタの制御に係わる自由に設定可能なプリンタ設定情報を、プリンタへ取り込むことができる。プリンタは、取り込んだプリンタ設定情報に基づいて、プリンタの書式やプリンタの制御に係わる設定をする。従って、印刷されたプリンタ設定情報を取得しておけば、プリンタ単独で書式やプリンタの制御に係わる設定が行える。2次元コードは、棒状、ドット状などのパターンを配列してデジタル情報をあらわすコードであり、スキャナなどで認識し易い。プリンタ設定情報は、この2次元コードで著されており、スキャナで迅速に、そして確実に取り込め、プリンタの書式等を設定できる。
2次元コードを生成する場合、プリンタは、外部ネットワークと接続されており、取得ステップは、プリンタ設定情報が取得できるホームページのアドレスを、被印刷物へ2次元コードの形式で、プリンタが印刷するステップと、2次元コードで著されているアドレスを、スキャナで取り込むステップと、アドレスを基にホームページを開くステップと、ホームページから自由に設定可能なプリンタ設定情報を入手するステップと、入手したプリンタ設定情報を2次元コードの形式で被印刷物へ印刷するステップとを有することが好ましい。
この構成によれば、プリンタ設定情報をホームページから取得するために、まず、ホームページのアドレスを、プリンタのセルフテスト機能等により、2次元コードで被印刷物である紙へ印刷する。次に、アドレスが印刷されている紙から、2次元コードで著されたアドレスをスキャナで取り込む。そして、アドレスに該当するホームページを開く。開いたホームページから自由に設定可能なプリンタ設定情報を入手し、入手したプリンタ設定情報を2次元コードの形式で印刷する。このようにして、プリンタによって、ホームページから所望のプリンタ設定情報が取得できる。
また、プリンタは、ホストコンピュータと接続されていて、ホームページを開くステップでは、ホストコンピュータを介してホームページを開くことが好ましい。
この構成によれば、プリンタは、ホストコンピュータと接続されて使用される場合が大半であり、その場合、ホストコンピュータを介してホームページを開くことが望ましい。ホストコンピュータを介してホームページを開かせることにより、特別にホームページを開くための機能が不要であり、設定作業の負担が軽減できる。
そして、他の取得ステップとして、プリンタ設定情報が取得できるホームページのアドレスを、被印刷物へ2次元コードの形式で、プリンタが印刷するステップと、2次元コードで著されているアドレスを、通信機能を備えるモバイル端末のカメラで読み取るステップと、モバイル端末がカメラで読み取ったアドレスを基にホームページを開くステップと、モバイル端末がホームページからプリンタ設定情報を入手するステップと、入手したプリンタ設定情報を2次元コードの形式でモバイル端末の表示部へ表示するステップとを有することが好ましい。
この構成によれば、プリンタ設定情報をホームページから取得するために、モバイル端末を用いる。まず、ホームページのアドレスを、プリンタのセルフテスト機能等により、2次元コードで被印刷物である紙へ印刷する。次に、紙に印刷されている2次元コードで著されているアドレスを、モバイル端末のカメラで読み取る。モバイル端末は、アドレスに該当するホームページを開き、ホームページからプリンタ設定情報を入手する。入手したプリンタ設定情報を2次元コードの形式で、モバイル端末の表示部へ表示する。このようにして、ホストコンピュータを用いずに、ホームページから所望のプリンタ設定情報が取得できる。
この場合、プリンタ設定情報が、POSシステム用のレシート書式や印刷条件、ステータス送信の設定等のプリンタの制御に係わる情報であることが好ましい。
この構成によれば、2次元コードで著されるプリンタ設定情報を、プリンタに備えるスキャナで取り込む構成は、POSシステムに最適なものである。プリンタで印刷するレシート書式やプリンタの制御に係わる設定が、プリンタのスキャナからプリンタ設定情報を取り込むだけで設定できる。設定は、ホストコンピュータを介さずに、プリンタ単独で行えるため、多くのPOS端末を保有するPOSシステムでは、POS端末に備えているプリンタの設定が容易となる。
本発明のプリンタは、印刷機構部と外部接続部とを備えるプリンタであって、2次元コードの形式で著されているプリンタ設定情報を光学的に取り込むスキャナと、スキャナで取り込んだプリンタ設定情報に関する処理を行う処理部と、2次元コードのデータからプリンタのコマンドやデータへの変換あるいはプリンタのコマンドやデータから2次元コードのデータへの変換を実施する変換部と、プリンタのコマンドやデータへ変換されたプリンタ設定情報を記憶する記憶部とを備えていることを特徴とする。
このプリンタによれば、スキャナから取り込んだ2次元コードのプリンタ設定情報を、処理部が変換部へ送りコマンドやデータへ変換する。変換されたプリンタ設定情報は、記憶部へ記憶される。以降、プリンタは、記憶されたプリンタ設定情報に従った書式等で印刷を行う。このように、スキャナからプリンタ設定情報を取り込むことにより、プリンタ単独で書式等の設定が行える。
この場合、処理部は、外部接続部を介してホストコンピュータへホームページのアドレスを送って当該ホームページを開かせる機能と、ホームページのプリンタ設定情報をホストコンピュータから取得する機能と、プリンタ設定情報を印刷制御部を介して印刷機構部に2次元コードの形式で印刷させる機能を有していることが好ましい。
この構成によれば、プリンタは、ホストコンピュータと接続されて使用される場合が大半であり、その場合、プリンタの処理部が、ホストコンピュータに指示してホームページを開かせることが望ましい。そして、ホストコンピュータが取得したホームページのプリンタ設定情報を、処理部が取得する。ホストコンピュータを介してホームページを開かせることにより、ホームページを開くための設定作業の負担が軽減できる。また、取得したプリンタ設定情報は、2次元コードで印刷される。必要時に、印刷されたプリンタ情報を、プリンタのスキャナで取り込むことにより、プリンタの書式等の設定ができる。
本発明のプリンタが備えているスキャナは、店舗の商品に著されている商品コードを読み取るスキャナとを兼ね、スキャナで取り込んだ商品コードに関する処理を行う処理部と、商品コードのデータから文字のデータへの変換を実施する変換部と、文字のデータへ変換された商品コード情報をホストコンピュータへ送信するインタフェース部とを備えていることを特徴とする。
このプリンタによれば、通常店舗で使用するときは、商品コードを読み取るスキャナとして機能し、プリンタ設定時はプリンタ設定情報を読み取るスキャナとして機能するため、1台のスキャナで済む。
以下に図面を参照して、本発明のプリンタの設定方法およびプリンタについての実施形態を説明する。プリンタは、店舗などで使用される販売管理機器のPOS(Point Of Sales)端末へ接続されている。従って、プリンタは、主に顧客へ渡すレシートの印刷用として用いられている。このレシートの書式や印刷条件、ステータス送信の設定等の設定方法を例にして、本発明の説明を行う。
(実施形態1)
図1は、POS端末に接続されて使用されるスキャナ付きのプリンタの斜視図である。プリンタ1は、下部外装2と上部外装3とから構成されている。上部外装3には、正面に配置されている電源スイッチ4と、図示していない被印刷用のロール紙を上部外装3内へセットするための開閉自在の上蓋部5と、上蓋部5を開けるための上蓋開ボタン6と、印刷されたロール紙が排出されるロール紙排出部7とが配置されている。上部外装3の上蓋部5には、スキャナ8が上蓋部5と一体となって備えられている。
図2は、プリンタの断面図である。スキャナ8は、スキャナ8で読み取る対象物の出し入れのために開閉する開閉部8aと、対象物を読み取るスキャン部8bとを備えている。対象物には、例えば、2次元コードで著されているプリンタ設定情報などが記されている。2次元コードは、例えば、棒状パターンを配列してデジタル情報をあらわすコードである。プリンタ設定情報は、スキャナ8で確実に取り込めるように、2次元コードで著されている。
上部外装3内には、印刷に供されるロール紙(被印刷物)9と、ロール紙9をロール状に巻いたロール部10と、ロール部10から巻き出されたロール紙9へ印刷を行う印刷ヘッド11と、印刷ヘッド11へロール紙9を押し付けながら、ロール紙9をロール部10から印刷ヘッド11へ搬送するプラテン12とが収容されている。上蓋部5は、支持軸13を中心に開閉する。下部外装2内には、プリンタを制御する制御部14が収容されている。また、上部外装3内には、不図示の紙幅規制板が設置可能とされ、ロール部10の紙幅を可変できるようになっている。
これらの構成のプリンタ1は、通常、図1に示すように上蓋部5を閉じた状態で使用される。この場合、顧客の購入品名がロール紙9に印刷されてロール紙排出部7から排出される。排出されたロール紙9は、切断されてレシートとして顧客へ渡される。切断方法は、ロール紙排出部7に設けられている図示しないカッター刃を利用して、手で切断する。あるいは、切断装置が装着されていれば、カッター刃が自動的に動いてロール紙9を切断する。ロール紙9の補充あるいは印刷ヘッド11の保守を行う際は、上蓋開ボタン6の反対側面に配置されている図示しないボタンを押し、上蓋部5を開けて、補充あるいは保守を行う。
プリンタ1の印刷機構部は、図2に示すように、ロール紙9、ロール部10、印刷ヘッド11およびプラテン12で構成されている。ロール紙9は、ロール部10から巻き出されて、印刷ヘッド11とプラテン12との間を通るときに印刷され、ロール紙排出部7まで延在している。プラテン12は、印刷ヘッド11にロール紙9を押し付けるように位置している。ロール紙9は、熱を感知した部分が、熱に反応して黒く発色する白色の感熱紙である。印刷ヘッド11は、ロール紙9と接する表面が部分的に発熱するサーマル方式のヘッドである。また、ロール紙9の搬送経路の印刷ヘッド11よりやや下流に不図示の紙検出器を有し、紙が無くなったことを検出して、印刷ヘッド11の印刷を停止し、POS端末にステータスを送信して知らせる。さらにロール部10の近傍に、ロール部10の径の変化により駆動する不図示のスイッチから成るニアエンド検出器を有し、ロール部10の径が小さくなり終了が近づいたこと(ニアエンド)を検出して、POS端末にステータスを送信して知らせる。このとき、紙検出器が紙無しを検出したところで、ステータスを送信するか、ニアエンド検出器がニアエンドを検出したところで、ステータスを送信するかを、スキャナ8から取り込まれたプリンタ設定情報に基づいて設定する。POS用途では、イベントなどで特別に用意した紙を最後まで使い切りたい場合と、ニアエンドを知りレシートの印刷途中で紙がなくならないように、顧客が途切れたタイミングを見計らって交換しておきたい場合がある。他にも、不図示の上蓋部5の開閉ステータス等、プリンタ1の状態変化の送信有無などの設定も、プリンタ設定情報に基づいて設定することができる。
POS端末からの印刷指示を受けると、図示しないモータの駆動によりプラテン12が回転してロール紙9をロール部10から巻き出し、印刷ヘッド11へ供給する。ロール紙9は印刷ヘッド11とプラテン12により狭持されながら搬送され、印刷ヘッド11が発熱した部分に接する面が黒く発色し、文字等の印刷が行える。文字等の配置、文字種やサイズなどは、スキャナ8から取り込まれたプリンタ設定情報に基づいて設定される。さらに、印刷ヘッド11の通電分割数の設定、印字ヘッド11の通電時間の設定、印刷速度の設定、発色温度の異なる紙に対する印刷濃度の設定など、プリンタの制御に係わる設定も、プリンタ設定情報に基づいて設定される。これらの設定により特にイベントなどで、印刷パターンを変えた場合、欲する印刷速度にしたい場合、異なる紙に変えた場合等で、最適な制御条件で印刷を行うことができる。また、電源の故障などで容量の異なる電源に変えた場合、これらの制御条件を変えることが有効である。
印刷されたロール紙9は、さらにロール紙排出部7へ搬送される。そして、ロール紙排出部7で切断されて、プリンタ1から排出される。排出されたロール紙9は、既述したようにレシートとして顧客へ渡される。また、プリンタ1は、顧客に渡されたレシートと同じ内容のものを、販売した商品の商品データとして制御部14に記憶している。記憶されている商品データは、電子ジャーナルと呼ばれる。電子ジャーナルにより販売商品の記録が残り、税務対策や販売動向の把握に有効活用できる。なお、商品データの取り込みは、商品に貼付されているバーコード表示の値段を読み取るバーコードリーダによって行われる。バーコードリーダは、POS端末に備えられている。
図3は、プリンタ1が印刷するレシートの書式の一例を示す説明図である。レシート40は、ロール紙9へ顧客ごとの購入商品データを印刷したものである。ロール紙9へレシート40の書式を設定するための項目は、以下に挙げられる。これらの項目を設定することによって、プリンタ1がレシート40の印刷を正しく行える。
項目として、まず、レシート40へのレシート印刷領域41と、各レシート印刷領域41間の長さ42と、レシート40のカット位置43からレシート印刷領域41の先端までの長さ43aがある。これらの設定により、ロール紙9上に印刷するレシート40の印刷開始の位置およびカット位置43が設定できる。レシート印刷領域41のロール紙搬送方向の長さは、顧客の購入商品数に対応した長さである。
レシート印刷領域41を構成する項目には、領域先端へ印刷するトップロゴ44と、領域後端へ印刷するボトムロゴ45と、背景デザイン46と、透かしマークであるウオーターマーク47とがある。これらは、必要に応じて選択的に印刷の要否を設定できる。トップロゴ44およびボトムロゴ45は、店舗名、店舗を示すロゴ、催事の案内、宣伝、連絡事項などを表示する領域である。背景デザイン46は、レシート印刷領域41に印刷される文字等の背景を構成する。レシート40に特徴を持たせて店舗のアピール度を高められる。ウオーターマーク47は、いわゆる透かし印刷であって、背景デザイン46とは異なるイメージで、レシート40を特徴づけることができる。トップロゴ44やボトムロゴ45、背景デザイン46、ウオーターマーク47は、イメージデータとして作成、設定される。2次元コードでは、プリンタ1が解釈できるイメージデータのコマンドとイメージデータ自身のデータの情報として構成される。
次に項目として、トップロゴ44とボトムロゴ45との間に、顧客の購入した商品名、個数、値段等を印刷する購入品一覧がある。購入品一覧の印刷に際して、印刷する文字48の種類、大きさ、装飾を設定する。また、印刷可能な最初の文字48の位置を、トップロゴ44の下端およびレシート印刷領域41の幅方向端部からのそれぞれの長さ49によって設定する。そして、最初の文字48を含め、印刷可能な一行の長さ50を設定する。各項目を設定して、レシート40の書式が決定する。
さらに、プリンタ1では、レシート40の書式の設定のほかに、トップロゴ44あるいはボトムロゴ45等の表示内容を時刻によって変更する設定、ロール紙9の紙幅51に対応した紙幅設定、設定した内容などを印刷して確認するセルフテスト機能の設定などが行える。
これらの項目は、プリンタ1が記憶しているいくつかのサンプルの中から選ぶ方法と、プリンタ1が接続しているホストコンピュータで新たに作成あるいはサンプルを修正する方法と、プリンタメーカー等のホームページから取得する方法などがある。
次に、プリンタ1の制御部14の構成について、図4を参照して説明する。プリンタ1は、POS端末21およびホストコンピュータ22と接続されて、販売管理を行うPOSシステムを構成している。
制御部14は、POS端末21と接続する入出力インタフェース(外部接続部)23と、ロール紙9へ印刷を行うために印刷ヘッド11、プラテン12およびプラテン12を駆動するモータ12aを制御する印刷制御部26と、スキャナ8を制御するスキャナ制御部28とを有する。また、プリンタ1の基本制御やコマンドの解釈と実行を行うための制御プログラム29を記憶する第一の記憶部30と、スキャナ8で取り込んだ情報を読み込んで処理する処理部31および2次元コードのデータとプリンタ1のコマンドやデータとを相互に変換する変換部32を有する実行部33と、プリンタ1の書式やプリンタ1の各制御条件、ステータス送信条件を設定する設定プログラム34および書式の各項目やプリンタ1の各制御条件、ステータス送信条件に該当する書式データ35を有する第二の記憶部36とを有する。ロール紙9、印刷ヘッド11、プラテン12、プラテン駆動用のモータ12aは、印刷機構部として機能する。
ここで、第一の記憶部30は、ROM(Read Only Memory)であり、第二の記憶部36は、フラッシュROMである。フラッシュROM36は、読み書きが自在で電源が停止されても記憶内容を保持できるメモリである。また、実行部33は、フラッシュROM36が記憶する設定プログラム34およびROM30が記憶する制御プログラム29を、CPU(Central Processing Unit)が、実行することにより、処理部31および変換部32としての機能を実現する。
フラッシュROM36が有する設定プログラム34は、レシート40の書式やプリンタ1の制御条件を設定するプログラムである。また、フラッシュROM36が有する書式データ35は、レシート40を構成するトップロゴ44、文字48などの各項目に該当するデータである。書式データ35には、印刷ヘッド11の通電分割数、印字ヘッド11の通電時間、印刷速度、印刷濃度の設定、ステータス送信などプリンタ1の各制御条件に該当するデータも含まれる。設定プログラム34および書式データ35は、多様な書式や制御条件、ステータス送信条件に対応できるように、選択可能な形式でフラッシュROM36へ記憶されている。スキャナ8から取り込まれたプリンタ設定情報には、選択すべき設定プログラム34および書式データ35の情報が含まれている。設定プログラム34および書式データ35の情報は、制御プログラム29で解釈できるコマンドとデータ形式で構成されており、制御プログラム29が実行時に参照しに行き、印刷制御部26で書式や制御条件として実行されたり、入出力インタフェース23からPOS端末21へステータス送信されたりする。
POS端末21からの印刷指示を受けてプリンタ1が印刷を行う場合、処理部31は、制御プログラム29に基づき、印刷制御部26へ指示して印刷を行う。その際の書式や制御条件、ステータス送信条件は、設定プログラム34が設定した書式や制御条件、ステータス送信条件に基づいて書式データ35から選択される。従って、書式や制御条件、ステータス送信条件を変更するときは、フラッシュROM36の設定プログラム34を更新する。設定プログラム34および書式データ35は、予め設定されて記憶されているものの他に、新規および修正して追加することができる。
設定プログラム34を更新するためには、更新する内容に該当する設定プログラム34を取得する。まず、処理部31によって、プリンタメーカー等のホームページのアドレスをPOS端末21を経由してホストコンピュータ22へ送る。ホストコンピュータ22は外部ネットワークと接続しており、外部ネットワークを通してホームページを開く。そして、ホームページから該当するプリンタ設定情報を取得する。取得したプリンタ設定情報は、ホストコンピュータ22からPOS端末21を経由してプリンタ1へ送信される。プリンタ1へ送信されたプリンタ設定情報は、印刷制御部26が印刷ヘッド11へ印刷を指示することにより、ロール紙9へ2次元コードの形式で印刷される。この印刷したプリンタ設定情報を、プリンタ1のスキャナ8で取り込んで取得し、プリンタ1の設定プログラム34の更新および書式の変更ができる。これはPOS端末21が外部ネットワークと接続していれば、ホストコンピュータ22でなく、POS端末21でも良い。
設定プログラム34の更新は、最初に、プリンタ1のスキャナ8の開閉部8aを開いて、2次元コード形式のプリンタ設定情報が印刷されているロール紙9をセットする。次いで、スキャナ制御部28に制御されたスキャナ8によって、ロール紙9へ印刷されている2次元コード形式のプリンタ設定情報を取り込む。スキャナ8は、開閉部8aが閉じられると不図示の開閉部8aの開閉スイッチの状態変化を認識して読み取り動作に入り、2次元コード形式の情報の有無を認識し、2次元コード形式の情報を認識すると、その情報を取り込む。取り込んだ確認は、プリンタ1に備えられた不図示のLEDの点滅や不図示のブザーの鳴動により行うことができる。情報の取り込みが確認できない場合は、再度行う。取り込んだ情報であるプリンタ設定情報を、変換部32でコマンドやデータとなる文字データへ変換し、設定プログラム34および書式データ35としてフラッシュROM36へ記憶する。このように、印刷されたプリンタ設定情報を取得保管しておけば、プリンタ1の書式の設定が、POS端末21やホストコンピュータ22の介在なしに、直接プリンタ1自身で行える。さらに、多数のプリンタを設置している店舗では、プリンタの導入時やイベントで設定を変える時など、2次元コード形式のプリンタ設定情報が印刷されているロール紙9を読み込ませることにより、簡単に短時間でプリンタの設定が終了し、設定変更の負担を減少させることができる。また、プリンタの導入時、プリンタ1はPOS端末21と通信できるように通信設定をする必要があるが、プリンタ1の通信設定はPOS端末21から行うことができない。そのため、2次元コードで通信設定条件を印刷したロール紙9をスキャナ8で読み取ることにより、プリンタ1に通信条件を設定することができる。
次に、プリンタ設定情報の取得方法およびプリンタ設定情報による書式の設定方法について、図5、図6を用いて詳しく説明する。図5は、プリンタに関するプリンタ設定情報の取得方法を示すフローチャートである。ステップS1において、プリンタ1のセルフテスト機能を用いて、プリンタメーカーのホームページのアドレスを、2次元コードで印刷する。印刷実行するために必要なセルフテスト機能プログラムは、制御プログラム29が有し、不図示の紙送りスイッチを押しながら電源スイッチ4をONにすると開始する。ホームページのアドレスは、書式データ35が有している。この印刷は、プリンタ1が単独で行え、ロール紙9へ印刷されたホームページのアドレスを著す2次元コードが入手できる。ホームページのアドレスを著す2次元コードは、何度も印刷する必要がないので、予めこのステップで1枚だけ印刷しておくことが望ましい。
ステップS1でホームページのアドレスを入手してから、ステップS2において、プリンタ1のスキャナ8でホームページのアドレスを取り込む。ホームページのアドレスは、2次元コードで著されていて、スキャナ8で迅速に且つ確実に取り込める。
次に、ステップS3において、取り込んだホームページのアドレスを基に、POSシステムを構成するPOS端末21を経由してホストコンピュータ22を介してネットワークへ接続し、プリンタメーカーのホームページを開く。ここで、ホームページを開くためには、まず、処理部31が、取り込んだ2次元コードを変換部32へ送る。変換部32は、送られた2次元コードを文字データのアドレスへ変換する。処理部31は、文字データのホームページのアドレスをPOS端末21を経由してホストコンピュータ22へ送り、ホストコンピュータ22にホームページを開かせる。なお、ホームページのアドレスは文字列のデータに限定されるものではなく、バイナルデータ等を用いてもよい。
ホームページが開かれると、ステップS4において、プリンタ設定情報を生成するプログラムが、ホストコンピュータ22にインストールされているかどうかを確認する。インストールされていれば、ステップS5へ進み、一方インストールされていなければステップS6へ進む。確認は、ホストコンピュータ22とホームページ間で行う。つまり、ホストコンピュータ22が、ホームページからの情報取得に必要なプログラム等を有しているかどうかを確認する。必要なプログラム等は、ホームページからダウンロードされる。プリンタ設定情報を生成するプログラムは、ホームページに用意されているプリンタ設定情報を、2次元コードの形式で読み込むためのものである。また、プリンタ設定情報を、ホームページ上で修正加工等してから読み込むためにも必要である。
ステップS5では、ホームページからプリンタ設定情報を、ホストコンピュータ22が取得する。
ステップS6では、ホームページからプリンタ設定情報を生成するプログラムをダウンロードする。そして、ダウンロードを実行してからステップS5へ進む。
プリンタ設定情報として取得できるのは、図3を用いて説明したレシート40を構成するトップロゴ44、ボトムロゴ45、背景デザイン46、文字48、印刷開始位置49などの書式情報、印刷ヘッド11の通電分割数、印字ヘッド11の通電時間、印刷速度、印刷濃度の設定、ステータス送信などの各制御条件等の各項目についてである。レシート40は、ホームページに掲載されているレシートサンプルをそのまま採用することで、簡単に構成できる。あるいは、ホームページ上でレシートサンプルの一部項目を修正して構成することや、独自の設定で構成することも可能である。また、書式や各制御条件はメニューで用意されていて、その中から選ぶことが可能である。また、紙の修理を選択すると自動的に最適な制御条件を生成することもできる。
ホームページからダウンロードできるレシート40に関するプリンタ設定情報は、プリンタ1の書式を設定する設定プログラム34の選択情報と、レシート40の各項目に該当する書式データ35の選択情報とから成る。これらのプリンタ設定情報は、2次元コードになるイメージデータとして、ホームページからホストコンピュータ22へダウンロードされる。そして、ホストコンピュータ22からPOS端末21を経由してプリンタ1へ送信され、プリンタ1がプリンタ設定情報を取得できる。
ステップS5において、プリンタ設定情報を取得すると、ステップS7へ進む。ステップS7では、プリンタ1の印刷制御部26によって、取得したプリンタ設定情報を2次元コードの形式でロール紙9へ印刷する。なお、イメージデータとして取得したプリンタ設定情報は、印刷前に、変換部32によって2次元コードのデータへ変換される。これにより、2次元コードで印刷されたプリンタ設定情報を取得することができる。この印刷は何度も行う必要がないので、予めここで1枚だけ印刷しておくことが望ましい。
次に、取得したプリンタ設定情報に従い、プリンタ1へ書式を設定する方法について説明する。図6は、プリンタの書式設定方法を示すフローチャートである。
ステップS21において、2次元コードで印刷されているプリンタ設定情報を、プリンタ1のスキャナ8で取り込む。この場合、プリンタ設定情報が印刷されているロール紙9を、スキャナ8へセットする。スキャナ8は、スキャナ制御部28によって制御されて、2次元コードで著されているプリンタ設定情報を取り込む。
そして、ステップS22において、プリンタ設定情報が正しく設定されたかどうかを処理部31が判断する。正しく設定されていればフローを終了し、一方正しく設定されていなければステップS21へ戻る。
ここでは、取り込んだ2次元コードのデータを、まず、処理部31が変換部32へ送る。変換部32では、2次元コードのプリンタ設定情報を、プリンタ1のコマンドやデータを含む文字データに変換する。処理部31は、変換したプリンタ設定情報に基づき、設定プログラム34と書式データ35との中から設定に該当する選択を行う。この選択によりプリンタ1の書式が設定され、書式は、設定プログラム34へ記憶される。設定プログラム34が必要とする書式データが書式データ35にない等の理由で、レシート40の書式が設定できない場合は、その旨を印刷して、ステップS21へ戻る。
レシート40の書式が設定が正常に行えた場合は、レシート40のテスト印刷を行って、書式の設定を終了する。このあとは、新しい設定プログラム34に準じた書式で、レシート40の印刷が行える。
同様にして、他のスキャナ8付きプリンタ1に対しても、予め印刷した同じ2次元コード形式のプリンタ設定情報の印刷されているロール紙9をスキャナ8にセットするだけで、書式の設定が容易に変更できる。
以下に、実施形態1の効果を記載する。
(1)2次元コード形式のプリンタ設定情報の印刷されているロール紙9が一枚あれば、それをプリンタ1のスキャナ8に取り込ませるだけで、プリンタ1にプリンタ設定情報を設定できる。よって、設定が同じであれば、他のプリンタ1についても同様にスキャナ8で取り込ませるだけで設定が済み、プリンタ1に対応するPOS端末21から個々に設定する必要がない。
(2)2次元コードは、棒状パターンを配列したコードであり、スキャナ8で認識し易い。プリンタ設定情報を、この2次元コードで著すことにより、スキャナ8で迅速に、そして確実に取り込むことができる。さらに、書式の設定が簡単に且つ短時間で行える。
(3)プリンタ1のセルフテスト機能により、プリンタメーカーのホームページのアドレスが印刷できる。アドレス取得のための特別な設定や、プリンタ1以外の機器等が不要で、容易にアドレス取得ができる。
(4)POSシステムのアプリケーションを変更せずに、プリンタ1が印刷するレシートの書式の設定が変更できる。従って、アプリケーション変更の費用、手数がかからない。
(5)プリンタ1の書式が変更されると、確認のため、新しい設定のレシートが、サンプルとしてその場で印刷される。従って、設定内容の確認が直ちに行える。
(6)プリンタ1とスキャナ8とが一体であり、別体の場合、それぞれに必要になる電源および入出力インタフェースが一つで済む。そのため、配線が不要で、コストも抑えられる。
(7)スキャナ8を商品の値段を読み取るバーコードリーダとして使用すれば、スキャナ8をより有効に活用できる。
(実施形態2)
次に、ハンディスキャナを備えたプリンタにおいて、モバイル端末からプリンタ設定情報を取得して書式を設定する方法について説明する。図7は、ハンディスキャナ付きのプリンタの断面図とモバイル端末として用いている携帯電話の斜視図である。実施形態1のプリンタ1との相違点は、プリンタ1の備えているスキャナ8に替えて、バーコード表示の商品の値段等を取り込むバーコードリーダを、ハンディスキャナ61として備えていることである。ほかの構成は、プリンタ1と同様である。
プリンタ設定情報の取得は、この場合、モバイル端末62から取得する。モバイル端末62は、プリンタ設定情報等を表示する表示部63と、表示部63の背面のカメラ64とを備えている。また、このモバイル端末62は、2次元コード等の読み取り、外部ネットワークとの接続ができる機能、およびホームページ閲覧に必要なプログラムを備えている。
まず、モバイル端末62によって、プリンタ設定情報を取得する方法について、図8を用いて説明する。図8は、プリンタに関するプリンタ設定情報の取得方法を示すフローチャートである。
ステップS11において、プリンタ60のセルフテスト機能を用いて、プリンタメーカーのホームページのアドレスを、2次元コードで印刷する。この印刷は、プリンタ60が単独で行え、ロール紙9へ印刷されたホームページのアドレスを著す2次元コードが入手できる。ホームページのアドレスを著す2次元コードは、予め印刷しておくことが望ましい。
ステップS11でホームページのアドレスを入手してから、ステップS12において、モバイル端末62のカメラ64で2次元コードで著されたホームページのアドレスを読み取る。
読み込んだホームページのアドレスを基に、ステップS13において、モバイル端末62からプリンタメーカーのホームページを開く。ここでは、ホームページを開くために、モバイル端末62において、読み込んだ2次元コードをプリンタ1のコマンドやデータを含む文字データへ変換する操作が行われる。変換した文字データのホームページのアドレスによって、モバイル端末62がホームページを開く。直接モバイル端末62のキー65から文字データのアドレスを入力して、ホームページを開く場合と同様にホームページへ接続できる。なお、ホームページのアドレスは、文字データ以外の表示形式のものであっても良い。
ホームページが開かれると、ステップS14において、プリンタ設定情報を生成するプログラムが、モバイル端末62にインストールされているかどうかを確認する。インストールされていればステップS15へ進み、一方インストールされていなければステップS16へ進む。確認は、モバイル端末62とホームページ間で行ない、必要なプログラム等は、ホームページからダウンロードされる。プリンタ設定情報を生成するプログラムは、ホームページに用意されているプリンタ設定情報を、ホームページ上で修正加工、新規追加してから読み込むためのものである。
次に、ステップS15において、ホームページからプリンタ設定情報を、モバイル端末62が取得する。
また、ステップS16においては、ホームページからプリンタ設定情報を生成するプログラムをダウンロードする。ダウンロードを実行して後、ステップS15へ進む。
プリンタ設定情報として取得できるのは、図3を用いて説明したレシート40を構成するトップロゴ44、ボトムロゴ45、背景デザイン46、文字48、印刷開始位置49などの書式情報、印刷ヘッド11の通電分割数、印字ヘッド11の通電時間、印刷速度、印刷濃度の設定、ステータス送信などの各制御条件等の各項目についてである。レシート40の構成は、ホームページに掲載されているレシートサンプルをそのまま採用することで、簡単に構成できる。あるいは、レシートサンプルの一部項目を修正して構成することや、独自の設定で構成することも可能である。
ホームページからダウンロードできるレシート40に関するプリンタ設定情報は、プリンタ60の書式を設定する設定プログラム34の選択情報と、レシート40の各項目に該当する書式データ35の選択情報とから成る。これらのプリンタ設定情報は、2次元コードのデータとして、ホームページからモバイル端末62へダウンロードされ、モバイル端末62がプリンタ設定情報を取得する。
ステップS15において、プリンタ設定情報を取得すると、ステップS17へ進む。ステップS17では、取得したプリンタ設定情報が、2次元コードの形式でモバイル端末62の表示部63へ表示される。これにより、2次元コードで表示されたプリンタ設定情報の取得が終了する。
次に、取得したプリンタ設定情報に従い、プリンタ60へ書式を設定する方法について説明する。図9は、プリンタ60の書式設定方法を示すフローチャートである。
ステップS31において、2次元コードで表示されているプリンタ設定情報を、プリンタ60のハンディスキャナ61で取り込む。この場合、プリンタ設定情報が表示されているモバイル端末62の表示部63に正対して、ハンディスキャナ61をセットし、2次元コードを読み込む。
そして、ステップS32において、プリンタ設定情報が正しく設定されたかどうかを、プリンタ60の処理部31が判断する。正しく設定されていればフローを終了し、一方正しく設定されていなければステップS31へ戻る。
ここでは、取り込んだ2次元コードのデータを、まず、処理部31が変換部32へ送る。変換部32では、2次元コードのプリンタ設定情報を、文字データに変換する。処理部31は、変換したプリンタ設定情報に基づき、設定プログラム34と書式データ35との中から設定に該当する選択を行う。この選択によりプリンタ1の書式が設定され、書式は、設定プログラム34へ記憶される。設定プログラム34が必要とする書式データが書式データ35にない等の理由で、レシート40の書式が設定できない場合は、その旨を印刷して、ステップS31へ戻る。
レシート40の書式が設定が正常に行えた場合は、レシート40のテスト印刷を行って、書式の設定を終了する。このあとは、新しい設定プログラム34に準じた書式で、レシート40の印刷が行える。同様にして、他のハンディスキャナ61付きプリンタ60に対しても、モバイル端末62の表示部63に表示されている2次元コード形式のプリンタ設定情報を、ハンディスキャナ61で読み取って、書式の設定が容易に変更できる。
以下、実施形態2の効果を記載する。
(1)モバイル端末62によってホームページを開くことにより、ホストコンピュータ22を用いることなしに、ホームページから所望のプリンタ設定情報が取得でき、モバイル端末62の表示部63に表示できる。また、モバイル端末62の表示部63に表示される2次元コードを、ハンディスキャナ61で読み取らせることで、プリンタ60にプリンタ設定情報を設定できるため、ホストコンピュータ22から個々に設定する必要がない。
また、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、次のような変形例が挙げられる。
(変形例1)コードは2次元コードに限定されない。バーコードであっても良い。
(変形例2)予め、プリンタ設定情報、ホームページのアドレスなどを2次元コードで印刷した用紙をプリンタ1、60へセットして販売することも可能である。所望する2次元コードの取得が、より容易になる。
(変形例3)ステップS2およびステップS12において、ホームページのアドレスを、ホストコンピュータ22あるいはモバイル端末62のキーから入力しても良い。
(変形例4)印刷ヘッド11はサーマル方式ではなくインクジェット方式あるいはインパクト方式であっても良い。感熱紙であるロール紙9に印刷するサーマル方式に比して、普通紙等の種々の印刷紙が選択でき保存性も向上する。
(変形例5)書式の設定は、設定プログラム34と書式データ35とに分けずに、設定プログラム34あるいは書式データ35のうち、どちらか一方で設定できるものであっても良い。
実施形態1におけるスキャナ付きプリンタの斜視図。 プリンタの断面図。 レシートの書式の一例を示す説明図。 プリンタの制御部を示すブロック図。 プリンタに関するプリンタ設定情報の取得方法を示すフローチャート。 プリンタの書式設定方法を示すフローチャート。 実施形態2におけるハンディスキャナ付きのプリンタの断面図とモバイル端末の斜視図。 プリンタに関するプリンタ設定情報の取得方法を示すフローチャート。 プリンタの書式設定方法を示すフローチャート。
符号の説明
1…プリンタ、8…スキャナ、9…被印刷物としてのロール紙、11…印刷ヘッド、12…プラテン、14…制御部、21…POS端末、22…ホストコンピュータ、23…外部接続部としての入出力インタフェース、26…印刷制御部、28…スキャナ制御部、29…制御プログラム、30…ROM、31処理部、32…変換部、33…CPU、34…設定プログラム、35…書式データ、36…記憶部としてのフラッシュROM、40…レシート、60…プリンタ、61…ハンディスキャナ、62…モバイル端末、63…表示部、64…カメラ。

Claims (8)

  1. プリンタの書式や印刷条件、ステータス送信条件を設定するプリンタの設定方法であって、
    前記プリンタはスキャナを備えており、
    前記書式や印刷条件、ステータス送信条件を設定するためのプリンタ設定情報を、2次元コードの形式で取得する取得ステップと、
    2次元コードの形式で著されている前記プリンタ設定情報を前記スキャナで取り込むステップと、
    取り込んだ前記プリンタ設定情報に基づいて、前記プリンタが自らの書式や印刷条件、ステータス送信条件を設定するステップとを有することを特徴とするプリンタの設定方法。
  2. 請求項1に記載のプリンタの設定方法において、
    前記プリンタは、外部ネットワークと接続されており、
    前記取得ステップは、
    前記プリンタ設定情報が取得できるホームページのアドレスを、被印刷物へ2次元コードの形式で、前記プリンタが印刷するステップと、
    前記2次元コードで著されている前記アドレスを、前記スキャナで取り込むステップと、
    前記アドレスを基に前記ホームページを開くステップと、
    前記ホームページから前記プリンタ設定情報を入手するステップと、
    入手した前記プリンタ設定情報を2次元コードの形式で前記被印刷物へ印刷するステップとを有することを特徴とするプリンタの設定方法。
  3. 請求項2に記載のプリンタの設定方法において、
    前記プリンタは、ホストコンピュータと接続されていて、
    前記ホームページを開くステップでは、前記ホストコンピュータを介して前記ホームページを開くことを特徴とするプリンタの設定方法。
  4. 請求項1に記載のプリンタの設定方法において、
    前記取得ステップは、
    前記プリンタ設定情報が取得できるホームページのアドレスを、被印刷物へ2次元コードの形式で、前記プリンタが印刷するステップと、
    前記2次元コードで著されている前記アドレスを、通信機能を備えるモバイル端末のカメラで読み取るステップと、
    前記モバイル端末が前記カメラで読み取った前記アドレスを基に前記ホームページを開くステップと、
    前記モバイル端末が前記ホームページから前記プリンタ設定情報を入手するステップと、
    入手した前記プリンタ設定情報を2次元コードの形式で前記モバイル端末の表示部へ表示するステップとを有することを特徴とするプリンタの設定方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のプリンタの設定方法において、
    前記プリンタ設定情報が、POSシステム用のレシート書式や印刷条件、ステータス送信条件を設定する情報であることを特徴とするプリンタ設定方法。
  6. 印刷機構部と外部接続部とを備えるプリンタであって、
    2次元コードの形式で著されているプリンタ設定情報を光学的に取り込むスキャナと、
    前記スキャナで取り込んだ前記プリンタ設定情報に関する処理を行う処理部と、
    前記2次元コードのデータから文字のデータへの変換あるいは前記文字のデータから前記2次元コードのデータへの変換を実施する変換部と、
    文字のデータへ変換された前記プリンタ設定情報を記憶する記憶部とを備えていることを特徴とするプリンタ。
  7. 請求項6に記載のプリンタにおいて、
    前記処理部は、
    前記外部接続部を介してホストコンピュータへホームページのアドレスを送って当該ホームページを開かせる機能と、
    前記ホームページの前記プリンタ設定情報を前記ホストコンピュータから取得する機能と、
    前記プリンタ設定情報を印刷制御部を介して前記印刷機構部に2次元コードの形式で印刷させる機能とを有していることを特徴とするプリンタ。
  8. 請求項6に記載のプリンタにおいて、
    商品に著されている商品コードを読み取る前記スキャナと、
    前記スキャナで取り込んだ前記商品コードに関する処理を行う前記処理部と、
    前記商品コードのデータから文字のデータへの変換を実施する変換部と、
    文字のデータへ変換された前記商品コード情報を前記ホストコンピュータへ送信するインタフェース部とを備えていることを特徴とするプリンタ。
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