JP2006055149A

JP2006055149A - 犬、猫給薬用えさ

Info

Publication number: JP2006055149A
Application number: JP2004270526A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Sato; 義徳佐藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-08-20
Filing date: 2004-08-20
Publication date: 2006-03-02

Abstract

【課題】犬、猫等のペットに所定の量の薬やサプリメントを、簡単に飲み込ませ、また万が一飲み残しても、飲み残した薬の種類、量を薬をやった人間が把握できるようにすることが課題である。
【解決手段】犬、猫が好んで食べるジャーキーの形状を、中空構造とし、その空洞部分にペットに飲ませようとする薬もしくはサプリメントを入れ、空洞部分がちょうど埋まる形状となっているふた用のジャーキーでこの空洞をふさぐ。薬を飲ませようとしている犬や猫に対して、中に薬の入ったこの状態のジャーキーをやると、吐き出すこと無く、すんなりと飲み込んでくれる。
【選択図】「図１」

Description

犬や猫等の愛玩動物に薬やサプリメントを与える場合に使用するジャーキー等のケーシング製品の構造に関する。

犬や猫等のペットに薬やサプリメントを飲ませようとしても、ペットはそれらを異物として認識してしまい、飲み込ますことが極めて困難だった。このため、錠剤状の物は砕いてペットの好む食物や飲み水に混ぜ込んで与えたりする場合も有るが、食べ残し、飲み残し等があるため、飲み込んだ量の正確な把握が極めて困難で、病気の動物においては薬物服用による治療を難しいものとしていた。

犬、猫等のペットに所定の量の薬やサプリメントを、簡単に飲み込ませ、また万が一飲み残しても、飲み残した薬の種類、量を薬をやった人間が把握できるようにすることが課題である。

本発明の「犬、猫給薬用えさ」の例を図１に示す。
犬、猫が好んで食べるジャーキーの形状を、１の様に中空構造とし、その空洞部分３にペットに飲ませようとする薬もしくはサプリメント４を入れ、空洞部分がちょうど埋まる形状となっているふた用のジャーキー２でこの空洞をふさぐ。薬を飲ませようとしている犬や猫に対して、中に薬の入ったこの状態のジャーキーをやると、吐き出すこと無く、すんなりと飲み込んでくれる。

従来動物に薬をやる場合には、薬剤を単独で飲み込ませたり、食事、飲み物に混ぜてやったりしていたが、異物と思って吐き出したり、食事の味が混入した薬によって変ってしまったりするため、薬を所定の量だけ飲み込ませることは非常に難しかった。
しかし、この犬、猫給薬用えさを使用すれば、所定の量をきわめて容易にのませることが出来るようになる。また、嫌がるのを無理やり飲ませることが無くなるために、病気の動物が、不必要に体力を消耗させることも無くなる。
また、薬は錠剤のまま、空洞部分に入れることが出来るので、粉末状にして飲み水や食事に混合させる必要が無いため、薬を飲み込まずに口中から出してしまった場合でも、人間がそれを確認でき、改めて本発明のジャーキーに吐き出した薬を詰めなおして、再度飲み込ませるようにすることにより、動物に対して確実に薬を飲み込ませることが出来るようになる。
このようにして、確実な投薬の管理が出来るようになるため、薬の効能がより確実なものとなる。

これらを与えた動物が１〜２回噛んだだけでは中に仕込んだ薬が飛び出してこないように、しっかりと薬が中に保持される必要があるが、その具体的な方法としては図１に示したように中空状の物にふたをする方式の他に、ジャーキーで出来た二つ折のがまぐち状のもので薬を挟み込む方式のもの、中空の半球状のジャーキーを２個はめ合わせる方式等があるが、飲ませる薬の量や形状、動物の好みによってそれらは選択される。

この給薬用えさを使用すれば、薬を簡単に飲み込んでくれるようになるが、更に確実な方法として、薬を仕込んだ給薬用えさを与えた後、直ちに薬の入っていない給薬用えさを与える方法や、薬を仕込んだ給薬用えさを飲み込んだのを確認した後で、通常の食事を与える方法、等を取ることにより薬を飲み込むことがより確実な物となる。
また、よりスムーズに薬を飲み込ませるためには、普段から薬の仕込まれていない、この給薬用えさを断続的に与えておくことにより、薬を仕込んだ場合にも動物はストレスなしに、飲み込んでくれるように習慣づけする方法もある。

犬、猫等の愛玩動物に対して薬、サプリメントを容易に、確実に飲み込ませることが出来るようになるため、ペット愛好者、動物病院等で広範に使われる可能性がある。

「犬、猫給薬用えさ」

符号の説明

１は中空状のジャーキー
２は空洞部分をふさぐ蓋状のジャーキー
３は薬等を入れ込む空洞部分
４はペットに飲み込ませようとしている薬

Claims

犬、猫等の愛玩動物が好んで食べる、ジャーキーなどのケーシング製品に於いて、内部に薬あるいはサプリメントを入れ込むための、隙間もしく空洞が存在すること。
これらの隙間もしく空洞は入れ込んだ薬やサプリメントがこぼれ落ちないように、ふたとして機能する別のジャーキーで密閉できる構造となっていること。