JP2006054641A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーが普段撮影している撮影条件を一時的に変更して撮影する場合に、電源を再投入した時点では通常の撮影パラメータで初期化されていることが望ましい。例えば画像サイズなどで通常Sサイズの画像を撮像しているが、特別な使用環境においてLサイズに変更する場合である。このとき、撮影後再び画像サイズを元に戻すのはユーザーに煩雑なイメージを与えると共に、設定忘れによって不必要にLサイズの画像を撮影したために記録媒体の容量が極端に減ってしまう、というような問題がある。そこで、本発明では撮影画像サイズ用撮影回数カウンタと撮影画像サイズ設定手段を持ち、撮影回数カウンタが最大の撮影画像サイズを電源投入時の初期値となるように不揮発性メモリに記憶する。
【解決手段】少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段を備えることを特徴とした撮像装置。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段を備えることを特徴とした撮像装置。
【選択図】 図1
Description
この発明は、少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置に関する。
従来の撮像装置ではユーザーの趣向に応じた様々な撮影条件、例えばシャッター速度や絞り値、または感度、デジタルカメラでは撮影した画像のサイズや圧縮率、を設定することができる。これらの撮影条件の設定値はいずれもユーザーが設定した時点で撮像装置に内蔵する不揮発性メモリに記憶し、一度電源を切って再投入する場合でも設定値を初期値として読み出し、撮影を行うことができる。このとき初期値として読み出しが可能な設定値はユーザーが起動前に最後に設定した値である。
特開平10−042175号公報
上記の状況において以下に説明するような不都合が生じる。ここで撮影条件の例として、L(Large),M(Medium),S(Small)の3種類の撮影画像のサイズを選択することが可能なデジタルカメラの例を挙げる。通常ユーザーが画像の記録媒体に対してより多くの画像を記録することを目標として画像サイズをSに選択している場合を想定する。この場合時々ユーザーが特別な画像を撮影するためにLサイズで記録する機会も存在する。このとき最後にLサイズの設定で撮影を行い、電源を切ると、再起動時の画像サイズの初期値は“Lサイズ”になってしまう。これは従来の撮像装置では最後に設定した設定値を内蔵する不揮発性メモリに記憶する仕組みになっているからである。
ユーザーにとってみれば、特別な状況においてLサイズの画像を1度だけ選択して撮影したいだけであり、電源を切って再起動する際には通常の撮影画像サイズ、つまりSサイズでの撮影モードに戻っていることが好ましい。従来の撮像装置では再起動後、撮影画像サイズを“Lサイズ”から“Sサイズ”に変更し直すという操作をユーザーに強いることになるので、操作が煩雑なイメージを与えることになる。またユーザーが撮像装置の再起動時に以前撮影画像サイズを変更したことを忘れ、Lサイズのまま撮影を続けた場合に不必要にサイズの大きい画像を撮影して記録媒体の容量が極端に減ってしまう、という問題がある。
すなわちユーザーが通常の、撮影条件の設定の組み合わせで撮影することが多い場合に、特別な状況での撮影で撮影条件の設定を変更して電源を切ると、次の電源投入時にはその設定を戻す操作をユーザーに強いる、或いはユーザーがその設定を戻す操作を忘れたために通常意図した撮影条件とは異なる条件で撮影してしまう、という問題を生じる。このような問題を解決する方法として撮像装置には撮影条件の設定の組み合わせを記録するカスタムモードに常に設定して撮影する方法が存在する。しかしAUTOモード、プログラムモード、シャッター速度優先モード等、複数の撮影モードがあるのに対し、カスタムモードは上記撮影モードを含む設定であると同時に、カスタムモードの記録領域は限られているため、各モードにおける撮影条件の設定の組み合わせを最適化することができない。またカスタムモードの設定はユーザーの登録操作が必要である。以上のことからユーザーの撮影条件の設定状態に応じて、電源投入時に与える撮影条件の初期化データを自動的に最適化する手法が求められている。
特開2001−186406号公報では過去の撮影条件の履歴をカスタムモードとして複数世代記憶しておき、ユーザーはカスタムモードに変更するだけで頻繁に使用する撮影条件を設定する提案がなされている。しかし、本発明においては過去の撮影条件そのものを記憶対象としていることに重点を置くのではなく、特定の撮影条件を使用した撮影回数を基にユーザーの趣向に合わせた撮像装置の撮影条件の初期設定を行うことに言及している。また画像サイズやTv,Av等、個別の撮影条件の組み合わせも対象としており、上記の公知の発明においては言及されていない内容である。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、本出願の発明の目的は、ユーザーの使用状況、設定状態を基に、少なくとも一つ以上の撮影条件の初期設定値を最適化する撮像装置を提案することである。
少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、
各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段、
を備えることを特徴とする。
各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段、
を備えることを特徴とする。
少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、
各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段、
を備えたアルゴリズムを有するソフトウェア及びそれを記憶した媒体を備えていることを特徴とする。
各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段、
を備えたアルゴリズムを有するソフトウェア及びそれを記憶した媒体を備えていることを特徴とする。
前記設定状態は、少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせで撮影した回数であることを特徴とする。
前記記憶手段は少なくとも一つ以上の、撮影条件の組み合わせの撮影回数を不揮発性、或いは揮発性のメモリに格納することを特徴とする。
前記変更手段は少なくとも一つ以上の、撮影条件の組み合わせで、前記記憶手段で記憶した撮影回数が最大の、撮影条件の設定の組み合わせに変更することを特徴とする。
請求項1によると少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶し、その設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更することによって、ユーザーが最も頻繁に使用する設定を初期値とした撮影開始を可能とし、一時的に撮影条件を変更したあとの再変更操作の煩雑さを削減することができる。
請求項2によると、請求項1記載のアルゴリズムを搭載することにより、他の撮像装置で上記機能を実現することができる。
請求項3によると、撮影条件の設定状態を撮影した累積回数とすることによりユーザーが撮影に最も使用する撮影条件を判定することができる。
請求項4によると、少なくとも一つ以上の、撮影条件の組み合わせの撮影回数を不揮発性、或いは揮発性のメモリに格納することによって、設定状態の記憶が可能となる。
請求項5によると、少なくとも一つ以上の、撮影条件の組み合わせで記憶した累積撮影回数が最大の、撮影条件に変更することによりユーザーが最も頻繁に使用する撮影条件で撮影を開始することができる。
以下、この発明の実施例を図面と共に詳述する。
本実施例ではデジタルカメラのプログラムモードにおいて撮影画像データサイズの初期設定値をその各設定値の累積撮影回数を基に設定する手法について説明する。
本実施例におけるデジタルカメラのシステム構成を図1に示す。ここで,1はデジタルカメラ全体、2は撮影光学系、3はレンズ、4はCCD、5はCDS/AGC、6はA/Dコンバータ、7は信号処理装置A、8はV−ドライブ、9はタイミングジェネレータ(以下TGと略す)、10は信号処理装置B、11はデータバス、12はCPUバス、13はROM等の不揮発性メモリ、14はCPU、15は画像データの記録を行うコンパクトフラッシュ(登録商標)(以下CFと略す)、16は操作部材を持つユーザーインターフェース、17はディスプレイコントローラ、18はVRAM、19はDRAM等の揮発性メモリ、20は液晶モニタである。
さらに本発明において、撮影画像サイズ用撮影回数カウンタ21、撮影画像サイズ設定手段22をプログラムとして不揮発性メモリ内に含む。
まず、デジタルカメラ1の撮影表示に関する動作について説明する。以下の制御は全て揮発性メモリ19のプログラムメモリ上にCF15或いは不揮発性メモリ13からロードしたソフトウェアをCPU14上で起動することで行う。まず撮影光学系2のレンズ3によってCCD4に結像した画像をCDS/AGC5によって電気信号の振幅やゲインを調整する。さらにA/Dコンバータ6を用いてアナログ信号からデジタル信号に変換する。次にこのデジタル信号を、信号処理装置A7を用いて、画像の色座標系上の値に変換する。ここで色座標系にはY−C座標系のほか、RGB座標系等、様々な色空間の座標系が存在するが、本発明中では限定されるものではない。
信号処理装置A7からはCCD4の撮影画素数に応じたデータが画素クロックに同期して出力する。すなわち図1において信号処理装置A7から出力する制御線上の値は画素クロックであり、データ線上の値は実際に撮影光学系2から取得した実画像データとなる。さらに、同様に信号処理装置A7の制御線上には画素クロックと同時にCCD4の撮影エリアのサイズに対応した制御信号を出力する。すなわち撮影エリアの1ラインが始まる度にHDの信号を、撮影エリアの1フィールドおきにVDの信号を出力する。
このようにして、撮影光学系2によって撮影して色変換した信号を信号処理装置A7の発生する制御信号と同期して出力し、信号処理装置B10に入力する。信号処理装置B10は主に揮発性メモリ19とのデータの読み書き、CF15とのデータの読み書き、ディスプレイコントローラ17の駆動、液晶モニタ20画像表示用データのVRAM18への書き込み、CPU14からの信号の変換、撮影光学系への制御信号の送信、デジタルカメラ1外部への画像データの送信を制御する。信号処理装置B10によって作成した画像データは静止画撮影の場合はJPEG画像フォーマットに、動画撮影の場合はMPEG画像フォーマットに、従った圧縮処理を行って記録データを生成し、CF15に書き込み記録する。また、撮影時のプレビューや再生時に画像を液晶モニタ20に表示するためには、画像データを、データバス11を通じてVRAM18に書き込み、同時にCPUバス12を通じてディスプレイコントローラ17を駆動する。ディスプレイコントローラ17はVRAM18のデータを液晶モニタ20に表示する。その他ユーザーインターフェース16はユーザーからの撮影、再生、モード設定、液晶モニタ20 ON/OFF、CF15カードの着脱を行う。以上のようにしてユーザーは画像の撮影、記録、再生を行うことができる。
次に撮影画像サイズの設定情報を説明する。図2に設定情報のテーブルを示す。但し、このテーブルは本システムで用いるデータ構造そのものではなく、特定の形態に限定されるものではない。撮影画像サイズはL(Large:1280*1024),M(Medium:1024*768),S(Small:640*480)の3種類が存在し、AUTOモード、プログラムモード、シャッター速度優先モード、絞り優先モード、マニュアルモードの各撮影モードに設定値を持つ。このテーブルは不揮発性メモリ13に記憶する。電源投入時の撮影条件は図2のテーブルを不揮発性メモリ13から読み出した値を初期値として与える。
次にユーザーによる撮影画像サイズの変更方法について説明する。図3にデジタルカメラ1の裏面の液晶モニタ20に表示される撮影メニューの様子を示す。ここで201はデジタルカメラ、202はモード表示画面、203はモードダイヤル、204はシャッターボタン、205は光学ファインダ、206はスクロールボタン、207はメニューボタン、208はセットボタン、209は液晶ディスプレイである。図2の操作部材による入力は全て図1のユーザーインターフェース16を通じて入力される。まず203のモードダイヤルはカメラの動作モードを決定するために用いる。AUTO、プログラム、マニュアル、シャッター速度優先、絞り優先等の撮影モードがある。ユーザーは209の液晶ディスプレイ上の撮影画像を見るか光学ファインダ205を覗きながらシャッターボタン204を押して撮像する。またメニューボタン207で撮影画像サイズ等の撮影設定を行うための画面を液晶ディスプレイ209に表示しスクロールボタン206で画像サイズ、圧縮率の設定項目と各項目のパラメータ設定を選択することができる。図3ではそのメニューを表示し、画像サイズの項を表示している状態である。ここでスクロールボタン206を押して所定のパラメータを選択し、セットボタン208を押下して決定する。
ところで一般ユーザーはデジタルカメラで撮影する画像に応じて撮影画像サイズは頻繁に変更することは少ない。つまり個人が装着可能なメモリ容量と想定する撮影画像枚数に応じて必要十分だと思われる画像サイズに一度設定すると、特別な用途がない限り変更しないことが多いからである。
しかし、一方で撮影画像サイズを変更して撮影したい特別な状況も発生する。例えば、通常画像サイズを小さくして撮影しているが、プリンタによる高精細出力したい被写体を撮影したい場合、或いは搭載する記録媒体の残量を考慮した場合に現在の設定よりもより小さいサイズで撮影したい場合、などである。このとき、一時的に撮影画像サイズを変更して撮影することになる。
さて、図3で設定した撮影画像サイズパラメータは従来のシステムでは一度揮発性メモリ19に記憶し、システム終了までの間に不揮発性メモリ13に記憶する。従って前述したように撮影終了後にシステムを終了すると、一時的に変更した撮影画像サイズが撮影画像サイズテーブルに設定され、再び電源を投入した場合には、その設定値が初期値となる。ユーザーは通常の設定で撮影するためには撮影メニューを操作して、その設定値を戻さなければならない。また、もしその設定値を戻すことを忘れた場合には通常ユーザーが意図している撮影条件とは異なる条件で撮影してしまうことになる。例えば、通常より画像サイズの設定が大きいまま撮影を継続したために、記録媒体の残量が予定より早く少なくなってしまった、や通常必要と考えている分解能に満たない粗い画像ばかりを撮影してしまった、等である。
以上のことから一時的に撮影画像サイズを変更するようなことがあっても、電源投入後の初期設定はユーザーが通常設定している撮影画像サイズであることが望ましい。
そこで、本発明において撮影画像サイズ用撮影回数カウンタ21と撮影画像サイズ設定手段22を備え、上記の要求を達成する。まず始めに本発明において新たに定義すべきデータを図4に説明する。図4は撮影画像サイズの設定項目、すなわちL(Large),M(Medium),S(Small)とその設定項目での累積撮影回数を示すテーブルである。これらのテーブルはプログラムモードやシャッター速度優先モード等の各撮影モードに対応して持っている。このテーブルをデータ構造として図2の撮影画像サイズテーブルと同様に不揮発性メモリ13に記憶する。
次に撮影画像サイズ用撮影回数カウンタ21の動作について説明する。この動作のフローチャートを図5に示す。まずシャッターボタンを押すことで撮影動作を開始すると(S401)、図4のテーブルデータを不揮発性メモリ13から揮発性メモリ19に読み出す(S402)。次に現在の撮影モードと撮影画像サイズ設定を読み出して(S403,S404)、該当するテーブル中のカウンタ値を1だけインクリメントする(S405)。更新したテーブルを再び不揮発性メモリに書き込み(S406)、終了する(S407)。これにより各撮影画像サイズでの累積撮影回数を計測することができる。
今度は撮影画像サイズ設定手段22の動作について説明する。この動作のフローチャートを図6に示す。撮影画像サイズ用撮影回数カウンタ21において更新した累積撮影回数テーブルを不揮発性メモリ13への書き込みを開始すると(S501)、撮影画像サイズ設定手段22は現在の撮影モードを読み出す(S502)。そして累積撮影回数テーブル中で、S502で読み出した撮影モードに対応する各撮影画像サイズのカウンタ値を比較してカウンタ値が最大の撮影画像サイズD1を算出する(S503)。同様に図2の撮影画像サイズ設定テーブルから該当する撮影モードに対応する画像サイズD2を読み出す(S504)。ここでD1とD2を比較して(S505)、もし同じであれば設定を変更する必要がないのでそのまま終了する(S508)。もし同じでない場合は撮影画像サイズテーブルの該当する撮影モードに対応するサイズデータをD2からD1に変更して(S506)、再び不揮発性メモリ13に書き込んで(S507)、終了する。
以上の処理によりシステム終了時に不揮発性メモリ13に記憶する撮影画像サイズはユーザーが直前に設定したサイズではなく、累積撮影回数を基に更新した撮影画像サイズとなる。従って次の電源投入時にはパラメータの復帰動作を必要とせずに通常設定している画像サイズでの撮影を開始することができ、ユーザーの負担を軽減する。
ところで、本実施例において撮影パラメータとして撮影画像サイズについて述べたが、これに限定されるものではなく撮影画像のフォーマット及び記録圧縮率、感度、絞り値、シャッター速度等についても同様である。また撮影パラメータに限らず、操作部材の操作音、音量、メニューの言語仕様等のシステム動作としてのパラメータについても同様である。
本実施例では電源投入時に撮影画像サイズとISO感度の初期値を累積撮影回数が最大の組み合わせに設定する手法について説明する。本実施例の構成を図11に示す。図11は実施例1で示す図1とほぼ同様であり、同一の部材には同一の番号を付与している。但し図1と異なる点は不揮発性メモリに含まれるプログラムとして撮影画像サイズ用撮影回数カウンタの代わりに撮影パラメータ用撮影回数カウンタ23を、そしてISO感度設定手段24を備えていることである。デジタルカメラの撮影、記録、再生動作は実施例1と同様であるが、撮影パラメータ用撮影回数カウンタとISO感度設定手段の動作が加わる。
始めに本発明において新たに定義すべきデータを図7に説明する。図7は撮影画像サイズの設定項目、すなわちL(Large),M(Medium),S(Small)とISO感度の設定項目、本実施例の例では、ISO50,ISO100,ISO200,ISO400の組み合わせに対応した累積撮影回数を示すテーブルである。このテーブルはプログラムモードやシャッター速度優先モード等の各撮影モードに対応してそれぞれ持っており、このテーブルをデータ構造として不揮発性メモリ13に記憶する。
次に撮影パラメータ用撮影回数カウンタ23の動作について説明する。この動作のフローチャートを図8に示す。まずシャッターボタンを押すことで撮影動作を開始すると(S701)、現在の撮影モードを取得する(S702)。そして図7のテーブルデータを不揮発性メモリ13から揮発性メモリ19に読み出す(S703)。次に撮影画像サイズ設定値とISO設定値を読み出して(S704,S705)、該当するテーブル中のカウンタ値を1だけインクリメントする(S706)。更新したテーブルを再び不揮発性メモリに書き込み(S707)、終了する(S708)。これにより各撮影画像サイズでの累積撮影回数を計測することができる。
今度は撮影画像サイズ設定手段22、ISO感度設定手段24の動作について説明する。この動作のフローチャートを図10に示す。撮影画像パラメータ用撮影回数カウンタ23において更新した累積撮影回数テーブルを不揮発性メモリ13への書き込みを開始すると(S901)、撮影画像サイズ設定手段22は該当する撮影モードを読み出す(S902)。そして累積撮影回数テーブル中で、S902で読み出した撮影モードに対応する各撮影画像サイズとISO感度値の組み合わせのカウンタ値を比較してカウンタ値が最大の撮影画像サイズD1とISO感度の組み合わせC1を算出する(S903)。次に図2の撮影画像サイズ設定テーブルから該当する撮影モードに対応する画像サイズD2を読み出す(S904)。ここでD1とD2を比較して(S905)、もし同じであれば設定を変更する必要がないのでS908にそのまま遷移する。もし同じでない場合は撮影画像サイズテーブルの該当する撮影モードに対応するサイズデータをD2からD1に変更して(S906)、再び不揮発性メモリ13に書き込む(S907)。次にS908で該当する撮影モードでのISO感度設定値C2を読み出す。撮影モードとISO感度の設定値を記憶するテーブルを図9に示す。そこでC1とC2を比較して(S909)、もし同じであれば設定を変更する必要がないので処理を終了する(S912)。もし同じでない場合はISO感度設定テーブルの該当する撮影モードに対応するサイズデータをC2からC1に変更して(S910)、再び不揮発性メモリ13に書き込む(S911)。
以上の処理によりシステム終了時に不揮発性メモリ13に記憶する撮影画像サイズとISO感度を、累積撮影回数を基に更新したパラメータに設定する。次の電源投入時にはパラメータの復帰動作を必要とせずに通常設定している撮影パラメータでの撮影を開始することができ、ユーザーの負担を軽減する。
ところで、本実施例において撮影パラメータとして撮影画像サイズとISO感度設定の組み合わせについて述べたが、これに限定されるものではなく絞り値、シャッター速度の組み合わせ、或いは3つ以上のパラメータの組み合わせにについても同様のことが言える。また撮影パラメータに限らず、操作部材の操作音、音量、メニューの言語仕様等のシステム動作としてのパラメータについても同様である。
1 デジタルカメラ
2 撮影光学系
3 レンズ
4 CCD
5 CDS/AGC
6 A/Dコンバータ
7 信号処理装置A
8 Vドライブ
9 タイミングジェネレータ
10 信号処理装置B
11 データバス
12 CPUバス
13 不揮発性メモリ
14 CPU
15 CF
16 ユーザーインターフェース
17 ディスプレイコントローラ
18 VRAM
19 メモリ
20 液晶モニタ
2 撮影光学系
3 レンズ
4 CCD
5 CDS/AGC
6 A/Dコンバータ
7 信号処理装置A
8 Vドライブ
9 タイミングジェネレータ
10 信号処理装置B
11 データバス
12 CPUバス
13 不揮発性メモリ
14 CPU
15 CF
16 ユーザーインターフェース
17 ディスプレイコントローラ
18 VRAM
19 メモリ
20 液晶モニタ
Claims (5)
- 少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、
各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段、
を備えることを特徴とした撮像装置。 - 少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせによる撮影が可能な撮像装置において、
各撮影条件の設定の組み合わせとその設定状態を併せて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段による設定状態に応じて撮像装置の撮影条件を変更するする変更手段、
を備えたアルゴリズムを有するソフトウェア及びそれを記憶した媒体。 - 請求項1における前記設定状態は、少なくとも一つ以上の、撮影条件の設定の組み合わせで撮影した回数であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 請求項1における前記記憶手段は少なくとも一つ以上の、撮影条件の組み合わせの撮影回数を不揮発性、或いは揮発性のメモリに格納することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 請求項1における前記変更手段は少なくとも一つ以上の、撮影条件の組み合わせで、前記記憶手段で記憶した撮影回数が最大の、撮影条件の設定の組み合わせに変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004234338A JP2006054641A (ja) | 2004-08-11 | 2004-08-11 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004234338A JP2006054641A (ja) | 2004-08-11 | 2004-08-11 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006054641A true JP2006054641A (ja) | 2006-02-23 |
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ID=36031830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004234338A Withdrawn JP2006054641A (ja) | 2004-08-11 | 2004-08-11 | 撮像装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015041907A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | カシオ計算機株式会社 | 撮像装置、撮像方法及びプログラム |
US9131425B2 (en) | 2008-06-09 | 2015-09-08 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for PCC enhancement for flow based mobility |
US9460482B2 (en) | 2013-10-02 | 2016-10-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System on chip including configurable image processing pipeline and system including the same |
-
2004
- 2004-08-11 JP JP2004234338A patent/JP2006054641A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015041907A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | カシオ計算機株式会社 | 撮像装置、撮像方法及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |