JP2006053633A - コンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 コンテンツの自動配信を受ける利用者の端末内の記憶装置の記憶領域をあらかじめ確保しておくことが可能なコンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 本発明に係るコンテンツ配信システム100は,利用者が所有する利用者端末110と,利用者端末110の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ120と,がネットワークを介して接続されており,利用者端末110は,利用者端末110内の記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に少なくとも記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知するアラート通知手段と,を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は,コンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラムに関する。
近年,通信技術などの発達により,例えばインターネットなどのネットワークを介した情報提供サービスが可能となっており,文字情報,画像情報,音声情報などの様々な情報が提供されている。このような情報提供サービスを提供するシステム(情報提供システム)においては,文字情報や映像情報などの情報コンテンツが,例えば購入手続などのユーザによる情報提供の要求ごとに個々に提供される場合のほかに,定期購読などの形態で定期的に自動配信される場合もある。
このように自動配信される場合には,例えば就寝中などの間に,利用者端末にコンテンツが自動的に配信(ダウンロード)され,利用者端末の例えばハードディスク装置(Hard Disk Drive:以下,HDDという)などの記憶装置に記憶されることになる。このため,利用者は,コンテンツをダウンロードしている間,端末の前で待っている必要もなく,また,ダウンロードのための操作の必要もない。したがって,コンテンツを視聴等しようとする利用者にとっては,便利である。
ところが,コンテンツが自動配信される前に,例えば,利用者が,他の目的で作成した文書ファイルや画像ファイルを利用者端末の記憶装置(例えば,HDDなど)に保存したことなどにより,利用者端末の記憶装置の記憶容量がたまたま不足していたような場合には,配信が予定されていたコンテンツの全部または一部がダウンロードできないという問題があった。
一方,コンテンツをダウンロードあるいはアップロードする際には,そのコンテンツの容量に基づいて,あらかじめそのコンテンツを記憶装置に記憶することが可能か否かを判定してから,記憶可能な場合にダウンロード等することも行われている。これにより,ダウンロード等を開始した後に空き容量不足のためにダウンロード等できなかったというような事態を防止することができる(例えば,特許文献1参照)。
特開2003−108477号公報
しかしながら,例えば,コンテンツに対する課金処理がすでに行われてしまった後で,コンテンツの自動配信が行われるような場合には,利用者はすでにそのコンテンツに対する代金を支払っているため,問題となる。
すなわち,特許文献1に記載されたように,ダウンロード前に記憶可能か否かの判定を行ったとしても,実際にダウンロードできなかった場合には,利用者は,すでに代金を支払ったコンテンツの配信を受けることができないことになるため,問題となる。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,自動的に配信されるコンテンツの配信を確実に行うために,該コンテンツの配信を受ける利用者の端末内のHDDなどの記憶装置の記憶領域をあらかじめ確保しておくことが可能な新規かつ改良されたコンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,利用者が所有する利用者端末と,利用者端末の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバとがインターネット等のネットワークを介して接続されたコンテンツ配信システムが提供される。
本発明の第1の観点によるコンテンツ配信システムにおいては,コンテンツ配信サーバは,利用者端末に対して,配信予定のコンテンツの容量に関するデータを送信するデータ送信手段を備えている。また,利用者端末は,送信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて利用者端末内の記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に少なくとも記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知するアラート通知手段と,を備えている。
このように,上記コンテンツ配信システムにおいては,容量判断手段が配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合には,アラート通知手段によりアラートが通知される。一方,容量判断手段が配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断した場合には,利用者端末は,容量が確保されている旨を任意の通知手段によりコンテンツ配信サーバに通知する。そして,容量が確保されている旨の通知を受けたコンテンツ配信サーバは,利用者端末に配信予定のコンテンツを配信し,利用者端末は,該コンテンツを受信することができる。
また,上記コンテンツ配信システムにおいては,コンテンツ配信サーバは,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納するメタデータデータベースと,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に格納されたメタデータの更新を行うメタデータ更新手段と,をさらに備えていてもよい。
さらに,上記コンテンツ配信システムにおいては,利用者端末は,コンテンツ配信サーバに対し,メタデータの更新があったか否かを定期的にポーリングするポーリング手段をさらに備えていてもよい。この場合に,データ受信手段は,上記ポーリングの結果,メタデータの更新があった場合に,更新後のメタデータを受信し,容量判断手段は,受信された更新後のメタデータを読み込み,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断することもできる。
上記課題を解決するために,本発明の第2の観点によれば,利用者が所有する利用者端末と,利用者端末の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバとがインターネット等のネットワークを介して接続されたコンテンツ配信システムが提供される。
本発明の第2の観点によるコンテンツ配信システムにおいては,利用者端末は,コンテンツ配信サーバに対して利用者端末内の記憶装置の容量に関するデータを送信するデータ送信手段を備えている。また,コンテンツ配信サーバは,配信予定のコンテンツの容量と送信された利用者端末内の記憶装置の容量とに基づいて上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に利用者端末に少なくとも上記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを送信するアラート送信手段と,を備えている。
このように,上記コンテンツ配信システムにおいては,容量判断手段が配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合には,アラート送信手段によりアラートが送信される。一方,容量判断手段が配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断した場合には,その配信予定のコンテンツの配信が行われ,利用者端末は,該コンテンツを受信することができる。
また,上記コンテンツ配信システムにおいては,コンテンツ配信サーバは,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納するメタデータデータベースと,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に格納されたメタデータの更新を行うメタデータ更新手段と,をさらに備えていてもよい。
さらに,容量判断手段は,メタデータ更新手段によりメタデータの更新が行われた場合に,更新されたメタデータを読み込み,配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断することもできる。
このように,本発明に係るコンテンツ配信システム(本発明の第1の観点および第2の観点)によれば,利用者端末の記憶装置に,配信予定のコンテンツを記憶するための空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,空き容量がない場合には,アラートを通知または送信することにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となり,コンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
上記課題を解決するために,本発明の第3の観点によれば,要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバからコンテンツの配信を受ける利用者端末であって,配信予定のコンテンツの容量に関するデータを受信するデータ受信手段と,受信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて利用者端末内の記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に少なくとも記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知するアラート通知手段と,を備える利用者端末が提供される。
ここで,利用者端末内の記憶装置としては,ハードディスク装置(Hard Disk Drive:HDD)等の記憶装置を想定しているが,配信されるコンテンツを記憶することが可能な記憶媒体であれば,例えば,CD−ROMやDVD−ROMのような外部記憶媒体などであってもよい。
また,容量判断手段による判断は,例えば,配信予定のコンテンツの容量と,記憶装置の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。また,例えば,記憶装置の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの容量との合計を,記憶装置の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
また,アラート通知手段によりアラートを通知する方法としては,例えば,利用者端末の表示装置に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。
また,上記利用者端末は,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータの更新を行うコンテンツ配信サーバに対し,メタデータの更新があったか否かを定期的にポーリングするポーリング手段と,ポーリングの結果,メタデータの更新があった場合に,更新後のメタデータを受信するメタデータ受信手段と,をさらに備えていてもよい。
ここで,本発明におけるメタデータとは,コンテンツの属性を示すデータのことであって,例えば,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの属するジャンル,コンテンツの置かれている場所を示すURLおよびコンテンツの容量などから構成されている。このうち,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータが含まれることが好ましい。容量判断手段が利用者端末の記憶装置に容量が確保されているか否かを判断するために必要だからである。
また,メタデータの更新は,例えば,配信予定のコンテンツのうち一部のコンテンツが既に配信されたために配信予定のコンテンツが削除されたこと,利用者が新たなコンテンツを購入した等のために配信予定のコンテンツが新たに追加されたこと,コンテンツの置かれている場所が変更になったこと,あるいは配信予定のコンテンツの容量が変更になったことなどにより,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URL,容量等のメタデータが追加,削除,変更等された場合に行われる。
なお,メタデータの更新がされるためには,上記5つのメタデータのすべてが追加,変更等される必要はなく,このうちの1つ(例えば,コンテンツID)が追加,変更等されることにより,メタデータの更新が行われてもよい。特に,本発明においては,少なくともコンテンツの容量が変更になった場合にメタデータの更新が行われることが好ましい。配信予定のコンテンツの容量が変更になった場合には,記憶装置に確保しておくべき空き容量の大きさも変わってくるからである。
また,本発明におけるポーリングとは,コンテンツ配信サーバに対して,メタデータの更新があったか否かを問い合わせ,更新があった場合には,更新されたメタデータを利用者端末に送信するよう要求することをいう。
また,容量判断手段は,データ受信手段により受信された更新後のメタデータを読み込み,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断することもできる。
ここで,配信予定のコンテンツの容量は,一定であることもある。「容量が一定」とは,例えば,毎月一定の容量のコンテンツが配信される場合,毎月配信されるコンテンツの容量があらかじめ設定されており,設定されたコンテンツの容量が変動しない場合,配信予定のコンテンツの追加や変更等が行われない場合(配信予定のコンテンツに関するメタデータの更新が行われない場合)などをいう。
このような場合には,例えばコンテンツの購入等のときに,1度配信予定のコンテンツの容量のデータを受信しておけば,その後その容量の値が変動することはないので,上述したようなポーリングをする必要がなくなる。したがって,配信予定のコンテンツの容量が一定の場合には,利用者端末は,必ずしもポーリング手段を備えている必要はない。
なお,本発明に係る利用者端末としては,デスクトップ型のパーソナルコンピュータ(Personal Computer:以下,「PC」とする)やノート型のPC,PDA(Personal Digital Assistant)などが考えられるが,これらには限られず,上述した構成を備えていれば,例えば,携帯電話機などであってもよい。
このように,本発明に係る利用者端末によれば,利用者端末の記憶装置に,配信予定のコンテンツを記憶するための空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,空き容量がない場合には,アラート通知をすることにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となり,コンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
上記課題を解決するために,本発明の第4の観点によれば,利用者端末の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバであって,利用者端末内の記憶装置の容量に関するデータを受信するデータ受信手段と,配信予定のコンテンツの容量と受信された上記記憶装置の容量とに基づいて上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に少なくとも上記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを利用者端末に送信するアラート送信手段と,を備えるコンテンツ配信サーバが提供される。
ここで,データ受信手段が受信する記憶装置の容量に関するデータとしては,例えば,利用者端末の記憶装置の空き容量に関するデータや,上記記憶装置の全容量のデータと上記記憶装置の使用領域の容量のデータとの組み合わせ等がある。
また,容量判断手段による判断は,例えば,配信予定のコンテンツの容量と,利用者端末の記憶装置の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。また,例えば,上記記憶装置の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの容量との合計を,上記記憶装置の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
また,アラート送信手段により送信されたアラートは,利用者端末において利用者に通知される。アラートを通知する方法としては,例えば,利用者端末の表示装置に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。
また,上記コンテンツ配信サーバは,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納するメタデータデータベースと,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に格納されたメタデータの更新を行うメタデータ更新手段と,をさらに備えていてもよい。
ここで,メタデータデータベースには,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの属するジャンル,コンテンツが置かれている場所を示すURL,コンテンツの容量等のメタデータが格納されている。なお,メタデータデータベースは,本発明においては,コンテンツ配信サーバに備えられているが,メタデータデータベースを備える独立のサーバが存在してもよい。
また,メタデータの更新は,上述したように,例えば,配信予定のコンテンツのうち一部のコンテンツが既に配信されたために配信予定のコンテンツが削除されたこと,配信予定のコンテンツの容量が変更になったこと等により,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URL,容量等のメタデータが追加,削除,変更等された場合に行われる。
なお,メタデータの更新がされるためには,上記5つのメタデータのすべてが追加,変更等される必要はなく,少なくともコンテンツの容量が変更になった場合にメタデータの更新が行われることが好ましい点も上述したのと同様である。
さらに,容量判断手段は,メタデータ更新手段によりメタデータの更新が行われた場合に,更新されたメタデータを読み込み,配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断することもできる。
このように,本発明に係るコンテンツ配信サーバによれば,利用者端末の記憶装置に,配信予定のコンテンツを記憶するための空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,空き容量がない場合には,アラートを送信することにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,配信をすることができなかったという事態を回避することが可能となり,コンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
上記課題を解決するために,本発明の第5の観点によれば,要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツの配信を受けるためのコンピュータプログラムであって,コンピュータを,配信予定のコンテンツの容量に関するデータを受信するデータ受信手段と,受信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて利用者端末内の記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に少なくとも記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知するアラート通知手段として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。
ここで,上記プログラムにおいて,記憶装置に容量が確保されているか否かの判断は,例えば,配信予定のコンテンツの容量と,記憶装置の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が配信予定のコンテンツの容量以上(空き容量≧配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されている(記憶可能)と判断し,空き容量が配信予定のコンテンツの容量より小さい(空き容量<配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されていない(記憶不可能)と判断される。また,例えば,記憶装置の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの容量との合計を,記憶装置の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
また,上記プログラムにおいて,アラートを通知する方法としては,例えば,利用者端末の表示装置に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知するよう制御してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示するよう制御してもよい。
また,上記プログラムは,さらに,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータの更新を行うコンテンツ配信サーバに対し,メタデータの更新があったか否かを定期的にポーリングするポーリング手段と,ポーリングの結果,メタデータの更新があった場合に,更新後のメタデータを受信するメタデータ受信手段と,して機能させるためのプログラムであってもよい。
ここで,本発明におけるメタデータとは,コンテンツの属性を示すデータのことであって,例えば,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの属するジャンル,コンテンツの置かれている場所を示すURLおよびコンテンツの容量などから構成されている。このうち,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータが含まれることが好ましい。容量判断手段が利用者端末の記憶装置に容量が確保されているか否かを判断するために必要だからである。
また,メタデータの更新は,例えば,配信予定のコンテンツのうち一部のコンテンツが既に配信されたために配信予定のコンテンツが削除されたこと,利用者が新たなコンテンツを購入した等のために配信予定のコンテンツが新たに追加されたこと,コンテンツの置かれている場所が変更になったこと,あるいは配信予定のコンテンツの容量が変更になったことなどにより,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URL,容量等のメタデータが追加,削除,変更等された場合に行われる。
なお,メタデータの更新がされるためには,上記5つのメタデータのすべてが追加,変更等される必要はなく,このうちの1つ(例えば,コンテンツID)が追加,変更等されることにより,メタデータの更新が行われてもよい。特に,本発明においては,少なくともコンテンツの容量が変更になった場合にメタデータの更新が行われることが好ましい。配信予定のコンテンツの容量が変更になった場合には,記憶装置に確保しておくべき空き容量の大きさも変わってくるからである。
また,本発明におけるポーリングとは,コンテンツ配信サーバに対して,メタデータの更新があったか否かを問い合わせ,更新があった場合には,更新されたメタデータを利用者端末に送信するよう要求することをいう。
また,上記プログラムにおいて,コンテンツ配信サーバから受信した更新後のメタデータを読み込み,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断することもできる。
上記課題を解決するために,本発明の第6の観点によれば,利用者端末の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するためのコンピュータプログラムであって,コンピュータを,利用者端末内の記憶装置の容量に関するデータを受信するデータ受信手段と,配信予定のコンテンツの容量と受信された上記記憶装置の容量とに基づいて上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する容量判断手段と,上記記憶装置に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に少なくとも記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを利用者端末に送信するアラート送信手段として機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。
ここで,上記記憶装置の容量に関するデータとしては,例えば,利用者端末の記憶装置の空き容量に関するデータや,上記記憶装置の全容量のデータと上記記憶装置の使用領域の容量のデータとの組み合わせ等がある。
また,上記プログラムにおいて,記憶装置に容量が確保されているか否かの判断は,例えば,配信予定のコンテンツの容量と,利用者端末の記憶装置の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が配信予定のコンテンツの容量以上(空き容量≧配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されている(記憶可能)と判断し,空き容量が配信予定のコンテンツの容量より小さい(空き容量<配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されていない(記憶不可能)と判断する。また,例えば,上記記憶装置の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの容量との合計を,上記記憶装置の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
また,アラート送信手段により送信されたアラートは,利用者端末において利用者に通知される。アラートを通知する方法としては,例えば,利用者端末の表示装置に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。
また,上記プログラムは,さらに,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納する格納手段と,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に格納されたメタデータの更新を行うメタデータ更新手段と,して機能させるためのプログラムであってもよい。
また,メタデータの更新は,上述したように,例えば,配信予定のコンテンツのうち一部のコンテンツが既に配信されたために配信予定のコンテンツが削除されたこと,配信予定のコンテンツの容量が変更になったこと等により,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URL,容量等のメタデータが追加,削除,変更等された場合に行われる。
なお,メタデータの更新がされるためには,上記5つのメタデータのすべてが追加,変更等される必要はなく,少なくともコンテンツの容量が変更になった場合にメタデータの更新が行われることが好ましい点も上述したのと同様である。
さらに,上記プログラムにおいて,メタデータ更新手段によりメタデータの更新が行われた場合に,更新されたメタデータを読み込み,配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断することもできる。
このように,本発明に係るコンピュータプログラムによれば,利用者端末の記憶装置に,配信予定のコンテンツを記憶するための空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,空き容量がない場合には,アラートを通知または送信することにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,配信をすることができなかったという事態を回避することが可能となり,コンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
本発明によれば,自動的に配信されるコンテンツの配信を確実に行うために,該コンテンツの配信を受ける利用者の端末内のHDDなどの記憶装置の記憶領域をあらかじめ確保しておくことが可能なコンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
(コンテンツ配信システム100の構成)
まず,図1を参照しながら,本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム100の構成について説明する。なお,図1は,本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム100の概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示したように,本実施形態に係るコンテンツ配信システム100においては,主として,利用者端末110とコンテンツ配信サーバ120とライセンス認証サーバ130と課金サーバ140とが,例えばインターネットなどのネットワーク150を介して接続されている。
利用者端末110は,コンテンツ配信システム100の提供するコンテンツ配信サービスを利用する利用者の所有する端末であり,コンテンツ配信サーバ120から,利用者端末110の要求に応じてあるいは自動的に配信される1または複数のコンテンツを受信して,それを出力(表示など)する端末装置である。
なお,利用者端末110としては,デスクトップ型のパーソナルコンピュータ(Personal Computer:以下,「PC」とする)やノート型のPC,PDA(Personal Digital Assistant)などが考えられるが,これらには限られず,後述する本実施形態に係る利用者端末110の構成を備えていれば,例えば,携帯電話機などであってもよい。
本実施形態に係る利用者端末110は,図2に示したように,CPU1102と,HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置1104と,入力装置1106と,表示装置1108と,データ受信手段1110と,容量判断手段1112と,アラート通知手段1114と,コンテンツ受信手段1116とを備えている。なお,図2は,本実施形態に係る利用者端末110の概略的な構成を示したブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)1102は,利用者端末110が行う処理の全般を制御する装置である。記憶装置1104は,主に,HDDなどの記憶装置を想定しているが,配信されるコンテンツを記憶することが可能な記憶媒体であれば,例えばCD−ROMやDVD−ROMのような外部記憶媒体などでもよい。入力装置1106は,コンテンツ配信システム100の利用者が利用者端末110を操作するための装置で,例えば,マウスやキーボードなどのユーザインターフェース(User Interface:UI)のことである。表示装置1108は,配信されたコンテンツを視聴したり,後述するアラートを表示したりするために用いられる装置(ディスプレイ)である。
データ受信手段1110は,主に,コンテンツ配信サーバ120から送信された配信予定のコンテンツの容量に関するデータを受信するための手段である。
容量判断手段1112は,データ受信手段1110により受信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,記憶装置1104の記憶領域に,配信予定のコンテンツを記憶することが可能か否か,すなわち,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断するための手段である。この判断は,例えば,配信予定のコンテンツの容量と,記憶装置1104の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が配信予定のコンテンツの容量以上(空き容量≧配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されている(記憶可能)と判断し,空き容量が配信予定のコンテンツの容量より小さい(空き容量<配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されていない(記憶不可能)と判断する。また,例えば,記憶装置1104の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの容量との合計を,記憶装置1104の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
アラート通知手段1114は,容量判断手段1112が記憶装置1104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,少なくとも記憶装置1104の空き容量が不足している旨のアラートを利用者に通知するための手段である。アラートを通知する方法としては,例えば,表示装置1108に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。なお,利用者端末110が携帯電話機などである場合には,バイブレーション機能を使用してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。
コンテンツ受信手段1116は,容量判断手段1112が記憶装置1104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断した場合に,配信予定のコンテンツを受信するための手段である。
ここで,容量判断手段1112が配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断した場合には,利用者端末110は,容量が確保されている旨を任意の通知手段(図示せず)により,コンテンツ配信サーバ120に通知する。そして,容量が確保されている旨の通知を受けたコンテンツ配信サーバ120は,利用者端末110に,配信予定のコンテンツを実際に配信し,利用者端末110は,コンテンツ受信手段1116により,該コンテンツを受信する。
また,利用者端末110は,図2に示したように,ポーリング手段1118をさらに備えていてもよい。
ポーリング手段1118は,コンテンツ配信サーバ120に対し,配信予定のコンテンツの属性を示すデータ(メタデータ)について追加,変更等があったか否か,すなわち,更新があったか否かを定期的にポーリングするための手段である。本実施形態におけるメタデータには,少なくとも配信予定のコンテンツの容量に関するデータが含まれる。
ここで,図9を参照しながら,本実施形態に係るメタデータの構成について説明する。なお,図9は,本実施形態に係る配信予定のコンテンツのメタデータのデータ構造の例を示す説明図である。
本実施形態に係るメタデータは,図9に示したように,例えば,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URLおよびコンテンツの容量から構成されている。
各コンテンツには,固有のコンテンツIDが割り振られている。本実施形態においては,コンテンツIDは,001,123等の3桁の数字としているが,桁数は3桁に限られず,また,数字だけでなく,アルファベット,数字とアルファベットの組み合わせ等任意の方法で定めることができる。また,ジャンルは,例えば,洋画,スポーツ,車,グルメ,旅行等のそのコンテンツが属する情報のジャンルを示しており,URLは,そのコンテンツが置かれている場所を示している。
なお,本実施形態においては,コンテンツのメタデータとして,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URL,容量の5つを挙げたが,これらには限られず,再生時間,製作者,お勧め度,視聴のためのライセンスを取得済みか否か等が含まれていてもよい。
一方,本実施形態を実施するためには,必ずしも上記5つのメタデータを備えている必要はなく,少なくともコンテンツ名またはコンテンツIDのいずれか一方,およびコンテンツの容量が含まれていれば十分である。コンテンツ名またはコンテンツIDのいずれか一方がわかっていればコンテンツを特定することができ,コンテンツの容量がわかっていれば記憶装置1104に容量が確保されているか否か(記憶可能か否か)を判断することができるからである。
次に,再び図2を参照しながら,ポーリング手段1118の説明を続ける。上述したように,ポーリング手段1118は,コンテンツ配信サーバ120に対し,メタデータの更新があったか否かを定期的にポーリングするが,ここでいうポーリングの意味について以下に説明する。すなわち,本実施形態におけるポーリングとは,コンテンツ配信サーバ120に対して,メタデータの更新があったか否かを問い合わせ,更新があった場合には,更新されたメタデータを利用者端末110に送信するよう要求することをいう。
送信された更新後のメタデータは,データ受信手段1110により受信される。さらに,容量判断手段1112は,受信された更新後のメタデータを読み込み,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更されたコンテンツの容量に基づいて,記憶装置1104に容量が確保されているか否かの判断を行う。
ここで,配信予定のコンテンツの容量は一定であってもよい。「容量が一定」とは,例えば,毎月一定の容量のコンテンツが配信される場合,毎月配信されるコンテンツの容量があらかじめ設定されており,設定されたコンテンツの容量が変動しない場合,配信予定のコンテンツの追加や変更等が行われない場合(配信予定のコンテンツに関するメタデータの更新が行われない場合)などをいう。
このような場合には,例えばコンテンツの購入等のときに,1度配信予定のコンテンツの容量のデータを受信しておけば,その後その容量の値が変動することはないので,上述したようなポーリングをする必要がなくなる。したがって,配信予定のコンテンツの容量が一定の場合には,利用者端末110は,必ずしもポーリング手段1118を備えている必要はない。
次に,コンテンツ配信サーバ120の構成について説明する。コンテンツ配信サーバ120は,利用者端末110に対し,利用者端末110の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するサーバ装置である。
本実施形態に係るコンテンツ配信サーバ120は,図2に示したように,CPU1202と,コンテンツデータベース(DB)1204と,メタデータデータベース(DB)1206と,データ送信手段1208と,コンテンツ配信手段1210と,を備えている。
CPU(Central Processing Unit)1202は,コンテンツ配信サーバ120が行う処理の全般を制御する装置である。
コンテンツデータベース1204には,利用者端末110からの要求に応じて利用者端末110に例えば有償で提供される複数の映像コンテンツデータが格納されている。コンテンツ配信システム100の利用者は,コンテンツデータベース1204の格納されたコンテンツデータの中から所望のコンテンツ,例えば,視聴したい映像コンテンツを選択することができる。コンテンツ配信サーバ120は,利用者により選択されたコンテンツをコンテンツデータベース1204から抽出し,利用者端末110に配信することができる。
なお,コンテンツデータベース1204は,本実施形態においては,コンテンツ配信サーバ120に備えられているが,コンテンツデータベース1204を備える独立のサーバ(図示せず)がコンテンツ配信システム100に存在していてもよい。
メタデータデータベース1206には,図9に示すように,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの属するジャンル,コンテンツが保存されている場所を示すURL,容量等のメタデータが格納されている。なお,メタデータについては,上述したので,詳しい説明はここでは省略する。
ここで,メタデータデータベース1206は,本実施形態においては,コンテンツ配信サーバ120に備えられているが,メタデータデータベース1206を備える独立のサーバ(図示せず)がコンテンツ配信システム100に存在していてもよい。
データ送信手段1208は,主に,配信予定のコンテンツの容量に関するデータをメタデータデータベース1206から抽出して,利用者端末110に送信するための手段である。データ送信手段1208が配信予定のコンテンツの容量を利用者端末110に送信することにより,利用者端末110は,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が記憶装置1104に確保されているか否かを判断することができる。
コンテンツ配信手段1210は,利用者端末110から記憶装置1104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されている旨の通知を受けた場合に,利用者端末110にそのコンテンツを配信するための手段である。
また,本実施形態に係るコンテンツ配信サーバ120は,メタデータ更新手段1212をさらに備えていてもよい。メタデータ更新手段1212は,メタデータデータベース1206に格納されたメタデータの更新を行うための手段である。
ここで,メタデータの更新について詳細に説明する。本実施形態においては,メタデータの更新は,コンテンツ配信サーバ120において行われ,具体的には以下のような場合に行われる。すなわち,例えば,図9に示したコンテンツのうち一部のコンテンツ(例えば,「ワールドカップスキー(第1戦)〜(第3戦)」)が既に配信されたために配信予定のコンテンツが削除されたこと,利用者が新たなコンテンツを購入した等のために配信予定のコンテンツが新たに追加されたこと,コンテンツの置かれている場所が変更になったこと,あるいは配信予定のコンテンツの容量が変更になったことなどにより,コンテンツID,コンテンツ名,ジャンル,URL,容量等のメタデータが追加,削除,変更等された場合に,メタデータの更新が行われる。
ここで,メタデータの更新がされるためには,上記5つのメタデータのすべてが追加,変更等される必要はなく,このうちの1つ(例えば,コンテンツID)が追加,変更等されることにより,メタデータの更新が行われるようにしてもよい。特に,本実施形態においては,少なくともコンテンツの容量が変更になった場合にメタデータの更新が行われることが好ましい。配信予定のコンテンツの容量が変更になった場合には,記憶装置1104に確保しておくべき空き容量の大きさも変わってくるからである。
本実施形態に係るライセンス認証サーバ130は,利用者が利用者端末110を介して例えば動画コンテンツ等のコンテンツを視聴等するために必要なライセンス登録情報(図示せず)が格納されているサーバ装置である。このライセンス登録情報は,例えば,動画を視聴することが可能な利用者端末が,視聴可能な期間とともに登録されている。そして,ライセンス認証サーバ130によるライセンス認証により,利用者は動画像を視聴することができる。
課金サーバ140は,コンテンツの配信料などの課金データに基づいて請求書金額情報を検索した後,これを印刷または電子的に出力するサーバ装置である。また,課金サーバ140は,利用者ごとに請求すべき当期間の請求情報を計算してその結果を利用者端末110に送信する。
なお,本実施形態では,コンテンツ配信システム100を構成する装置として,利用者端末110,コンテンツ配信サーバ120,ライセンス認証サーバ130および課金サーバ140を挙げたが,本実施形態の適用のためには,少なくとも利用者端末110およびコンテンツ配信サーバ120が備わっていれば十分である。
(コンテンツ配信システム100における処理のフロー)
次に,本実施形態に係るコンテンツ配信システム100において,どのようにコンテンツの配信が行われるかについて説明する。
(1:コンテンツ配信システム100用のアプリケーションのダウンロード)
まず,コンテンツ配信システム100を利用しようとする利用者は,ネットワークを介して,コンテンツ配信システム100を利用するためのアプリケーションのダウンロードを行う。利用者は,上記アプリケーションをダウンロードした後,コンテンツ配信システム100用に使用するための記憶装置1104(ここでは,理解を容易にするため,ハードディスク装置とする)の容量をあらかじめ設定しておくことができる。
このように,コンテンツ配信システム100に使用する分の容量をあらかじめ設定しておくことで,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となる。
ここで,図10を参照しながら,記憶装置1104(例えば,ハードディスク装置)の容量の設定について説明する。この容量設定の説明においては,理解を容易にするために,記憶装置1104はハードディスク装置であるものとして説明する。なお,図10は,本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムにおけるハードディスク装置の容量設定変更画面の表示例を示す説明図である。
ハードディスク装置の容量設定変更画面は,例えば,図10に示したように表示される。ラベル502は,本画面のタイトルを示したもので,本画面が設定を変更する画面であることを示している。タブ504は,ハードディスクに関する設定を変更する画面であることを示している。アイコン506,508,510,512,514,516,518および520は,コンテンツ配信システム100に使用する分のハードディスク容量を,それぞれ,6GB,8GB,10GB,12GB,14GB,16GB,18GBおよび20GBに設定するボタンを表示したものである。アイコン522は,コンテンツ配信システム100に使用する分のハードディスク容量を利用者が指定した容量に設定するボタンを表示したものである。容量の指定は,例えば,キーボードの上下キーや数字キー等により入力することができる。また,ラベル524は,コンテンツ配信システム100に使用するために容量(領域)を確保した場所を表示したものであり,図10においては,C:ドライブに領域が確保されているということが表示されている。アイコン526は,「決定」ボタンであり,利用者がこれを選択することにより,設定変更完了画面(図示せず)に移行する。アイコン528は,「戻る」ボタンであり,利用者がこれを選択すると,設定処理を行わずに,直前の画面に戻る。
利用者は,コンテンツ配信システム100に使用するためのハードディスク容量の設定を変更したい場合には,タブ2を選択すると,図10に示した画面に移行する。現在の設定容量はデフォルト表示でチェックされている。例えば,図10においては,アイコン506がチェックされており,この場合は,6GBの容量に設定してあるということになる。
利用者は,設定容量を変更したい場合には,アイコン506〜522のうちのいずれか一つを選択すればよい。この際,容量を増加させる場合には,ドライブ全体の残りのハードディスク容量を考慮して,容量不足等で設定できない値のボタンは,グレー表示し,押下できないようになっている。また,容量を減少させる場合には,現在コンテンツ配信システム100に使用している容量よりも少ない値のボタンは,押下できないようになっている。
利用者は,設定容量を変更した後に「決定」ボタン(アイコン526)を押下すると,設定変更完了画面(図示せず)に移行する。一方,利用者が「戻る」ボタン(アイコン528)を押下すると,設定変更の処理は行わずに,直前の画面に戻る。
(2:コンテンツの購入時等における利用者端末110の処理)
次に,図3を参照しながら,利用者端末110が上記アプリケーションをダウンロードした後に行う,コンテンツの購入等の申し込み時における処理について詳細に説明する。なお,図3は,利用者端末110におけるコンテンツの購入時の処理の概略を示したフローチャートである。
なお,コンテンツの配信の形式としては,定期購読などの形態で,定期的にコンテンツが自動で配信される形式と,利用者の要求に応じて個別にコンテンツが配信される形式とが考えられるが,ここでは,前者の形式でコンテンツが配信される場合について説明することとする。
利用者端末110は,上記アプリケーションをダウンロードした後,コンテンツ配信サーバ120に対し,例えば,コンテンツの購入の申し込みにより,所望のコンテンツの配信を要求することができる。
利用者端末110から購入の申し込みを受けたコンテンツ配信サーバ120は,その購入の申し込みに係るコンテンツの容量に関するデータ(容量データ)をメタデータデータベース1206から抽出し,抽出した容量データをデータ送信手段1208により利用者端末110に送信する。利用者端末110は,送信された容量データをデータ受信手段1110により受信する(S102)。
次に,利用者端末110は,容量判断手段1112により,受信した容量データに基づいて,記憶装置1104に,少なくとも上記購入に係るコンテンツの総容量に相当する分の空き容量があるか否かを判断する(S104)。この判断は,例えば,購入に係るコンテンツの容量と,記憶装置1104の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が購入に係るコンテンツの容量以上(空き容量≧購入に係るコンテンツの容量)の場合には,空き容量がある(記憶可能)と判断し,空き容量が購入に係るコンテンツの容量より小さい(空き容量<購入に係るコンテンツの容量)の場合には,空き容量がない(記憶不可能)と判断する。また,例えば,記憶装置1104の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と購入に係るコンテンツの容量との合計を,記憶装置1104の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
ステップS104における判断の結果,空き容量があると判断された場合には,利用者端末110は,記憶装置1104に上記購入に係るコンテンツを記憶するための容量を確保する(S106)。具体的には,本実施形態においては,利用者端末110は,上記確保した容量の値を所定の記憶手段により記憶させておく。なお,購入に係るコンテンツを記憶するための容量を確保しておく方法としては,確保した容量の値を記憶しておく方法の他にも,記憶装置1104に確保した容量分のデータ量を有するダミデータを記憶させておく方法など様々な方法が考えられる。
ステップS106において記憶装置1104に容量が確保された場合には,コンテンツ配信サーバ120に購入の申し込みが受け付けられた状態で終了し(終了(1)),後述するように,この購入の申し込みに係るコンテンツの自動配信が行われる。
一方,ステップS104における判断の結果,空き容量がないと判断された場合には,利用者端末110は,アラート通知手段1114により,例えば,購入ができない旨のアラート通知を表示装置1108にさせる(S108)。この場合に,購入ができない旨の通知と共に,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。
次に,このアラート通知を受けて,記憶装置1104に空き容量が確保されたか否かの判断が行われる(S110)。この判断は,ステップS104における場合と同様の方法で行うことができる。
ステップS110における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に応じて不要なファイルを削除したこと等により,記憶装置1104に空き容量が確保されたと判断された場合には,ステップS106における場合と同様に,利用者端末110は,記憶装置1104に上記購入に係るコンテンツを記憶するための容量を確保する(S112)。
一方,ステップS110における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に対して何らの処理も行わなかったこと等により,記憶装置1104に空き容量が確保されなかったと判断された場合には,コンテンツ配信サーバ120に購入の申し込みが受け付けられない状態で終了する(終了(2))。この場合には,終了(1)の場合と異なり,購入の申し込みが受け付けられていないので,この購入の申し込みに係るコンテンツの自動配信は行われない。
このように,コンテンツの購入の申し込み等の時点で,利用者端末110の記憶装置1104に,そのコンテンツを記憶するための十分な空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,十分な空き容量がない場合には,アラート通知をすることにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となり,後述するコンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
(3:コンテンツの自動配信時における利用者端末110の処理)
次に,図4を参照しながら,コンテンツの自動配信時において利用者端末110で行われる処理について詳細に説明する。なお,図4は,利用者端末110におけるコンテンツの自動配信時の処理の概略を示したフローチャートである。
上述したコンテンツの購入申し込みにおいて,該申し込みが受け付けられた状態で終了した(図3の終了(1))場合には,以下に説明するコンテンツの自動配信が行われる。
まず,利用者端末110のポーリング手段1118は,コンテンツ配信サーバ120に対し,ポーリングを行う(S152)。利用者端末110のCPU1102は,ポーリングの結果,購入に係るコンテンツ,すなわち,これから配信される予定のコンテンツ(以下,単に「配信予定のコンテンツ」という)についてのメタデータ(例えば,コンテンツID,コンテンツ容量など)が更新されているか否かの判断を行う(S154)。
ステップS154における判断の結果,メタデータの更新がされていないと判断された場合には,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(3))。
一方,ステップS154における判断の結果,メタデータの更新がされていると判断された場合には,ポーリング手段1118は,コンテンツ配信サーバ120に更新後のメタデータを送信するように要求し,データ受信手段1110は,コンテンツ配信サーバ120から更新後のメタデータを受信する(S156)。
次に,利用者端末110の容量判断手段1112は,受信された更新後のメタデータに基づいて,少なくとも配信予定のコンテンツの総容量に相当する分の空き容量が記憶装置1104に確保されているか否かの判断を行う(S158)。具体的には,受信された更新後のメタデータを読み込み,その更新後のメタデータに含まれるデータ(例えば,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの置かれている位置を示すURL,コンテンツ容量等)のうち,どのデータが更新(変更)されているか否かを判断する。その判断の結果,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,例えば,変更された配信予定のコンテンツの総容量と,記憶装置1104の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が変更された配信予定のコンテンツの総容量以上(空き容量≧配信予定のコンテンツの総容量)の場合には,確保されている(記憶可能)と判断し,空き容量が変更された配信予定のコンテンツの容量より小さい(空き容量<配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されていない(記憶不可能)と判断する。また,例えば,記憶装置1104の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの総容量との合計を,記憶装置1104の記憶領域の総容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
ステップS158における判断の結果,記憶装置1104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断された場合には,その配信予定のコンテンツのダウンロードが行われる(S160)。そして,コンテンツ受信手段1116がダウンロードされたコンテンツを受信することにより,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(4))。
一方,ステップS158における判断の結果,記憶装置1104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断された場合には,アラート通知手段1114は,少なくとも記憶装置1104の空き容量が不足している旨のアラートを利用者に通知する(S162)。アラートを通知する方法としては,例えば,表示装置1108に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。なお,利用者端末110が携帯電話機などである場合には,バイブレーション機能を使用してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。さらに,配信予定のコンテンツを記憶するために必要な容量や現在の記憶装置1104の空き容量などを共に表示してもよい。
ここで,アラート通知手段1114により,利用者端末110の表示装置1108にアラートが表示される場合の表示例を図11に示した。なお,図11は,本実施形態に係るコンテンツ配信システムにおけるアラート通知の表示例を示す説明図である。
図11には,アラート通知の表示例として,記憶装置1104の空き容量が不足している旨,不要なファイルを削除すべき旨,配信予定のコンテンツを記憶するために必要な容量,および現在の記憶装置1104の空き容量を表示した例を示した。
また,本実施形態において,上述したようなアラート通知が行われるタイミングとしては,コンテンツ配信システム100を利用するためのアプリケーション(例えば,配信されたコンテンツを視聴等するためのアプリケーション)が起動していない場合には,アプリケーションの起動時にアラートが通知される。また,上記アプリケーションが起動している場合であって,各種設定(例えば,ハードディスク容量の設定)が行われている場合または配信されたコンテンツが再生等されている場合には,その処理,すなわち,各種設定またはコンテンツの再生等が終了した後に通知される。また,上記アプリケーションが起動している場合であって,各種設定もコンテンツの再生等も行われていない場合には,随時アラートが通知される。ただし,アラートの通知が行われるタイミングは上述したタイミングに限られず,例えば,PCの起動時などにアラートの通知が行われるようにしてもよい。
再び図4に戻って,コンテンツの自動配信時の利用者端末110の処理についての説明を続ける。ステップS162において上述したようなアラート通知が行われた後に,このアラート通知を受けて,記憶装置1104に空き容量が確保されたか否かの判断が行われる(S164)。この判断は,ステップS158における場合と同様の方法で行うことができる。
ステップS164における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に応じて不要なファイルを削除したこと等により,記憶装置1104に空き容量が確保されたと判断された場合には,ステップS160における場合と同様に,配信予定のコンテンツのダウンロードが行われる(S166)。そして,コンテンツ受信手段1116がダウンロードされたコンテンツを受信することにより,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(4))。
一方,ステップS164における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に対して何らの処理も行わなかったこと等により,記憶装置1104に空き容量が確保されなかったと判断された場合には,配信予定のコンテンツのダウンロードは行われない(S168)。そして,配信予定のコンテンツのダウンロードが行われないまま,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(5))。
このように,コンテンツの自動配信処理は,メタデータの更新がない場合にいったん終了するか(終了(3)),配信予定のコンテンツをダウンロードした場合にいったん終了するか(終了(4)),あるいは記憶装置1104の容量が確保されないために配信予定のコンテンツをダウンロードできない場合にいったん終了する(終了(5))。しかし,ステップS152のポーリングは,定期的に,例えば1時間ごとに行われている。したがって,ステップS152〜S168の処理は,配信予定のコンテンツが存在しなくなるまで,例えば,配信予定のコンテンツをすべてダウンロードするまで,あるいは配信予定のコンテンツのダウンロードを中止等するまで繰り返される。
なお,上記ポーリングは,定期的に行う場合に限られず,例えば,コンテンツを新たに購入したとき,コンテンツ配信システム100を利用するためのアプリケーションを起動したとき,またはPCを起動したとき等に行ってもよい。
また,ステップS158の判断も,上記ポーリングに応じて,例えば,コンテンツを新たに購入したとき,コンテンツ配信システム100を利用するためのアプリケーションを起動したとき,またはPCを起動したとき等に行ってもよい。
さらに,ステップS158の判断は,必ずしもポーリングに応じて行われる必要はなく,ポーリングとは関係なく,独立してステップS158の判断が行われてもよい。
ここで,配信予定のコンテンツの容量は一定である場合もある。「容量が一定」とは,例えば,毎月一定の容量のコンテンツが配信される場合,毎月配信されるコンテンツの容量があらかじめ設定されており,設定されたコンテンツの容量が変動しない場合,配信予定のコンテンツの追加や変更等が行われない場合(配信予定のコンテンツに関するメタデータの更新が行われない場合)などをいう。
このような場合には,例えばコンテンツの購入等のときに,1度配信予定のコンテンツの容量のデータを受信しておけば,その後その容量の値が変動することはないので,ステップS152においてポーリングをする必要がなくなる。よって,その後のメタデータの更新がされているか否かの判断(S154)や更新後のメタデータの受信(S156)を行う必要もなくなる。
このように,配信予定のコンテンツの容量が一定である場合には,ステップS152〜S156は行われず,容量が確保されているか否かの判断(S158)が定期的および/またはアプリケーションやPCの起動等のときに行われる。したがって,ステップS158〜S168の処理が,配信予定のコンテンツが存在しなくなるまで,例えば,配信予定のコンテンツをすべてダウンロードするまで,あるいは配信予定のコンテンツのダウンロードを中止等するまで繰り返される。
以上説明したように,利用者端末110の記憶装置1104に,そのコンテンツを記憶するための空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,空き容量がない場合には,アラート通知をすることにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となり,後述するコンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
特に,利用者が定期的(例えば,毎月)に配信されるコンテンツを購入したような場合については,容量をあらかじめ確保しておく意味は大きい。すなわち,通常は,例えば,6月に配信予定のコンテンツは6月中に,7月に配信予定のコンテンツは7月中に配信されるが,コンテンツ配信サーバ120の負担を軽減するために,7月に配信予定のコンテンツの一部を6月中に配信するような場合もある。したがって,利用者端末110は,6月に配信予定のコンテンツ(例えば,3GB)と7月に配信予定のコンテンツの一部(例えば,1.5GB)の両方を記憶するための領域(例えば,4.5GB)を確保しておく必要がある。ところが,利用者端末110側では,7月に配信予定のコンテンツの分は6月の時点では確保されておらず,6月に配信予定の3GB分だけ確保してあるのが通常である。そこで,このような場合に,本実施形態に係るコンテンツ配信システム100によれば,6月分と7月の分の一部を合わせた4.5GB分を確保するようアラートを通知することができる。これにより,利用者端末110は,4,5GB分を確保しておくことができるため,配信予定のコンテンツのダウンロードを確実に行うことが可能となり,コンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
なお,本実施形態においては,S158における判断の結果,配信予定のコンテンツを記憶するための空き容量が確保されていないと判断された場合には,配信予定のコンテンツのダウンロードを行う前にアラートが通知されることとしたが,アラートを通知する前に,記憶装置1104に記憶できる分だけダウンロードを行い,ダウンロードした容量が記憶装置1104の空き容量を超えた時点でアラート通知がされるようにすることも可能である。この場合には,アラート通知により空き容量が確保された後は,アラート通知前のダウンロードの続きを継続できるようにすることが望ましい。そうすることにより,アラート通知前にダウンロードした分が無駄にならないからである。
ただし,途中までダウンロードした後にアラート通知を行うこととすると,アラート通知によっても空き容量が確保することができなかった場合には,アラート通知前のダウンロードが無駄になる可能性もある。したがって,本実施形態におけるように,ダウンロードが開始される前に空き容量が確保されているか否かの判断を行い(S158),確保されていない場合にはあらかじめアラート通知をすることとすれば,途中までダウンロードした分が無駄になるという事態を回避することができ,より確実に配信予定のコンテンツのダウンロードを行うことができる。
<第2の実施形態>
(コンテンツ配信システム200の構成)
次に,図5を参照しながら,本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム200の構成について説明する。なお,図5は,本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム200の概略的な構成を示すブロック図である。
図5に示したように,本実施形態に係るコンテンツ配信システム200においては,主として,利用者端末210とコンテンツ配信サーバ220とライセンス認証サーバ230と課金サーバ240とが,例えばインターネットなどのネットワーク250を介して接続されている。
利用者端末210は,コンテンツ配信システム200の提供するコンテンツ配信サービスを利用する利用者の所有する端末であり,コンテンツ配信サーバ220から,利用者端末210の要求に応じてあるいは自動的に配信される1または複数のコンテンツを受信して,それを出力(表示など)する端末装置である。
なお,利用者端末210としては,デスクトップ型のパーソナルコンピュータ(Personal Computer:以下,「PC」とする)やノート型のPC,PDA(Personal Digital Assistant)などが考えられるが,これらには限られず,後述する本実施形態に係る利用者端末210の構成を備えていれば,例えば,携帯電話機などであってもよい。
本実施形態に係る利用者端末210は,図6に示したように,CPU2102と,HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置2104と,入力装置2106と,表示装置2108と,データ送信手段2110と,コンテンツ受信手段2112とを備えている。なお,図6は,本実施形態に係る利用者端末210の概略的な構成を示したブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)2102は,利用者端末210が行う処理の全般を制御する装置である。記憶装置2104は,主に,HDDなどの記憶装置を想定しているが,配信されるコンテンツを記憶することが可能な記憶媒体であれば,例えばCD−ROMやDVD−ROMのような外部記憶媒体などでもよい。入力装置2106は,コンテンツ配信システム200の利用者が利用者端末210を操作するための装置で,例えば,マウスやキーボードなどのユーザインターフェース(User Interface:UI)のことである。表示装置2108は,配信されたコンテンツを視聴したり,後述するアラートを表示したりするために用いられる装置(ディスプレイ)である。
データ送信手段2110は,主に,コンテンツ配信サーバ220に,利用者端末210内の記憶装置2104の容量に関するデータを送信するための手段である。ここで,記憶装置2104の容量に関するデータとしては,例えば,記憶装置2104の空き容量に関するデータや,記憶装置2104の全容量のデータと記憶装置2104の使用領域の容量のデータとの組み合わせ等が挙げられる。データ送信手段2110が記憶装置2104の容量に関するデータをコンテンツ配信サーバ220に送信することにより,コンテンツ配信サーバ220は,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が記憶装置2104に確保されているか否かを判断することができる。
コンテンツ受信手段2112は,後述するコンテンツ配信サーバ220の容量判断手段2210が記憶装置2104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断した場合に,配信予定のコンテンツを受信するための手段である。
次に,コンテンツ配信サーバ220の構成について説明する。コンテンツ配信サーバ220は,利用者端末210に対し,利用者端末210の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するサーバ装置である。
本実施形態に係るコンテンツ配信サーバ220は,図6に示したように,CPU2202と,コンテンツデータベース(DB)2204と,メタデータデータベース(DB)2206と,データ受信手段2208と,容量判断手段2210と,アラート送信手段2212と,コンテンツ配信手段2214と,を備えている。
CPU(Central Processing Unit)2202は,コンテンツ配信サーバ220が行う処理の全般を制御する装置である。
コンテンツデータベース2204には,利用者端末210からの要求に応じて利用者端末210に例えば有償で提供される複数のコンテンツデータ(例えば,映像コンテンツ)が格納されている。コンテンツ配信システム200の利用者は,コンテンツデータベース2204の格納されたコンテンツデータの中から所望のコンテンツ,例えば,視聴したい映像コンテンツを選択することができる。コンテンツ配信サーバ220は,利用者により選択されたコンテンツをコンテンツデータベース2204から抽出し,利用者端末210に配信することができる。
なお,コンテンツデータベース2204は,本実施形態においては,コンテンツ配信サーバ220に備えられているが,コンテンツデータベース2204を備える独立のサーバ(図示せず)がコンテンツ配信システム200に存在していてもよい。
メタデータデータベース2206には,図9に示すように,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの属するジャンル,コンテンツが保存されている場所を示すURL,容量等のメタデータが格納されている。なお,メタデータについては,上述した第1の実施形態の場合と同様なので,詳しい説明はここでは省略する。
ここで,メタデータデータベース2206は,本実施形態においては,コンテンツ配信サーバ220に備えられているが,メタデータデータベース2206を備える独立のサーバ(図示せず)がコンテンツ配信システム200に存在していてもよい。
データ受信手段2208は,主に,利用者端末210から送信された利用者端末210内の記憶装置2104の容量に関するデータを送信するための手段である。ここで,記憶装置2104の容量に関するデータとしては,上述したように,例えば,記憶装置2104の空き容量に関するデータや,記憶装置2104の全容量のデータと記憶装置2104の使用領域の容量のデータとの組み合わせ等が挙げられる。
容量判断手段2210は,データ受信手段2208により受信された記憶装置2104の容量に関するデータに基づいて,記憶装置2104の記憶領域に,配信予定のコンテンツを記憶することが可能か否か,すなわち,配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断するための手段である。この判断は,例えば,配信予定のコンテンツの容量と,記憶装置2104の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が配信予定のコンテンツの容量以上(空き容量≧配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されている(記憶可能)と判断し,空き容量が配信予定のコンテンツの容量より小さい(空き容量<配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されていない(記憶不可能)と判断する。また,例えば,記憶装置2104の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの容量との合計を,記憶装置2104の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
アラート送信手段2212は,容量判断手段2210が記憶装置2104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,少なくとも記憶装置2104の空き容量が不足している旨のアラートを利用者端末210に送信するための手段である。送信されたアラートは,利用者端末210において利用者に通知される。アラートを通知する方法としては,例えば,表示装置2108に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。なお,利用者端末210が携帯電話機などである場合には,バイブレーション機能を使用してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。
コンテンツ配信手段2214は,容量判断手段2210が記憶装置2104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断した場合に,利用者端末210にそのコンテンツを配信するための手段である。
また,本実施形態に係るコンテンツ配信サーバ220は,メタデータ更新手段2216をさらに備えていてもよい。メタデータ更新手段2216は,メタデータデータベース2206に格納されたメタデータの更新を行うための手段である。なお,メタデータの更新については,上述した第1の実施形態の場合と同様であるので,詳しい説明は省略する。
メタデータ更新手段2216によりメタデータの更新が行われた場合には,容量判断手段2210は,更新後のメタデータを読み込み,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,変更されたコンテンツの容量に基づいて,記憶装置2104に容量が確保されているか否かの判断を行う。
本実施形態に係るライセンス認証サーバ230は,利用者が利用者端末210を介して例えば動画コンテンツ等のコンテンツを視聴等するために必要なライセンス登録情報(図示せず)が格納されているサーバ装置である。このライセンス登録情報は,例えば,動画を視聴することが可能な利用者端末が,視聴可能な期間とともに登録されている。そして,ライセンス認証サーバ230によるライセンス認証により,利用者は動画像を視聴することができる。
課金サーバ240は,コンテンツの配信料などの課金データに基づいて請求書金額情報を検索した後,これを印刷または電子的に出力するサーバ装置である。また,課金サーバ240は,利用者ごとに請求すべき当期間の請求情報を計算してその結果を利用者端末210に送信する。
なお,本実施形態では,コンテンツ配信システム200を構成する装置として,利用者端末210,コンテンツ配信サーバ220,ライセンス認証サーバ230および課金サーバ240を挙げたが,本実施形態の適用のためには,少なくとも利用者端末210およびコンテンツ配信サーバ220が備わっていれば十分である。
(コンテンツ配信システム200における処理のフロー)
次に,本実施形態に係るコンテンツ配信システム200において,どのようにコンテンツの配信が行われるかについて説明する。
(1:コンテンツ配信システム200用のアプリケーションのダウンロード)
まず,コンテンツ配信システム200を利用しようとする利用者は,ネットワークを介して,コンテンツ配信システム200を利用するためのアプリケーションのダウンロードを行う。利用者は,上記アプリケーションをダウンロードした後,コンテンツ配信システム200用に使用するための記憶装置2104(ここでは,理解を容易にするため,ハードディスク装置とする)の容量をあらかじめ設定しておくことができる。
このように,コンテンツ配信システム200に使用する分の容量をあらかじめ設定しておくことで,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となる。
なお,記憶装置2104(例えば,ハードディスク装置)の容量の設定については,第1の実施形態に係る記憶装置1104の容量の設定と同様であるので,詳しい説明は省略する(図10参照)。
(2:コンテンツの購入時等におけるコンテンツ配信サーバ220の処理)
次に,図7を参照しながら,利用者端末210が上記アプリケーションをダウンロードした後に行う,コンテンツの購入等の申し込み時におけるコンテンツ配信サーバ220の処理について詳細に説明する。なお,図7は,コンテンツ配信サーバ220におけるコンテンツの購入時の処理の概略を示したフローチャートである。
なお,コンテンツの配信の形式としては,定期購読などの形態で,定期的にコンテンツが自動で配信される形式と,利用者の要求に応じて個別にコンテンツが配信される形式とが考えられるが,ここでは,前者の形式でコンテンツが配信される場合について説明することとする。
利用者端末210は,上記アプリケーションをダウンロードした後,コンテンツ配信サーバ220に対し,例えば,コンテンツの購入の申し込みにより,所望のコンテンツの配信を要求することができる。
コンテンツ配信サーバ220に対し購入の申し込みをした利用者端末210は,記憶装置2104の容量に関するデータ,例えば,記憶装置2104の空き容量に関するデータ(空き容量データ)をデータ送信手段2110によりコンテンツ配信サーバ220に送信する。コンテンツ配信サーバ220は,送信された空き容量データをデータ受信手段2208により受信する(S202)。
次に,コンテンツ配信サーバ220は,容量判断手段2210により,受信した空き容量データと,上記購入に係るコンテンツの容量データとに基づいて,利用者端末210の記憶装置2104に,少なくとも購入に係るコンテンツの総容量に相当する分の空き容量があるか否かを判断する(S204)。この判断は,例えば,購入に係るコンテンツの容量と,記憶装置2104の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が購入に係るコンテンツの容量以上(空き容量≧購入に係るコンテンツの容量)の場合には,空き容量がある(記憶可能)と判断し,空き容量が購入に係るコンテンツの容量より小さい(空き容量<購入に係るコンテンツの容量)の場合には,空き容量がない(記憶不可能)と判断する。また,コンテンツ配信サーバ220は,ステップS202において,利用者端末210から,例えば,記憶装置2104の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と記憶装置2104の記憶領域の全容量に関するデータを受信し,記憶装置2104の使用領域の容量と購入に係るコンテンツの容量との合計を,記憶装置2104の記憶領域の全容量と比較するなど,他の任意の方法により判断することもできる。
ステップS204における判断の結果,空き容量があると判断された場合には,コンテンツ配信サーバ220は,記憶装置2104に上記購入に係るコンテンツを記憶するための容量を確保する旨の要求を利用者端末210に送信する(S206)。具体的には,本実施形態においては,コンテンツ配信サーバ220は,利用者端末210に,上記確保した容量の値を所定の記憶手段により記憶させておく旨の要求を送信する。なお,購入に係るコンテンツを記憶するための容量を確保しておく方法としては,確保した容量の値を記憶させておく方法の他にも,記憶装置2104に確保した容量分のデータ量を有するダミデータを記憶させておく方法など様々な方法が考えられる。
ステップS206において記憶装置2104に容量が確保された場合には,コンテンツ配信サーバ220に購入の申し込みが受け付けられた状態で終了し(終了(1)),後述するように,この購入の申し込みに係るコンテンツの自動配信が行われる。
一方,ステップS204における判断の結果,空き容量がないと判断された場合には,コンテンツ配信サーバ220は,アラート送信手段2212により,例えば,購入ができない旨のアラートを利用者端末210に送信する(S208)。送信されたアラートは,例えば,利用者端末210の表示装置2108に表示されることなどにより,利用者に通知される。この場合に,アラート送信手段2212は,購入ができない旨のアラートと共に,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に送信してもよい。
次に,このアラートの通知を受けて,記憶装置2104に空き容量が確保されたか否かの判断が行われる(S210)。この判断は,ステップS204における場合と同様の方法で行うことができる。
ステップS210における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に応じて不要なファイルを削除したこと等により,記憶装置2104に空き容量が確保されたと判断された場合には,ステップS206における場合と同様に,コンテンツ配信サーバ220は,記憶装置2104に上記購入に係るコンテンツを記憶するための容量を確保する旨の要求を利用者端末210に送信する(S212)。
一方,ステップS210における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に対して何らの処理も行わなかったこと等により,記憶装置2104に空き容量が確保されなかったと判断された場合には,コンテンツ配信サーバ220に購入の申し込みが受け付けられない状態で終了する(終了(2))。この場合には,終了(1)の場合と異なり,購入の申し込みが受け付けられていないので,この購入の申し込みに係るコンテンツの自動配信は行われない。
このように,コンテンツの購入の申し込み等の時点で,利用者端末210の記憶装置2104に,そのコンテンツを記憶するための十分な空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,十分な空き容量がない場合には,アラート通知をすることにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となり,後述するコンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
(3:コンテンツの自動配信時におけるコンテンツ配信サーバ220の処理)
次に,図8を参照しながら,コンテンツの自動配信時においてコンテンツ配信サーバ220で行われる処理について詳細に説明する。なお,図8は,コンテンツ配信サーバ220におけるコンテンツの自動配信時の処理の概略を示したフローチャートである。
上述したコンテンツの購入申し込みにおいて,該申し込みが受け付けられた状態で終了した(図7の終了(1))場合には,以下に説明するコンテンツの自動配信が行われる。
まず,コンテンツ配信サーバ220のCPU2202は,購入に係るコンテンツ,すなわち,これから配信される予定のコンテンツ(以下,単に「配信予定のコンテンツ」という)についてのメタデータ(例えば,コンテンツID,コンテンツ容量など)がメタデータ更新手段2216により更新されているか否かの判断を行う(S252)。
ステップS252における判断の結果,メタデータの更新がされていないと判断された場合には,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(3))。
一方,ステップS252における判断の結果,メタデータの更新がされていると判断された場合には,コンテンツ配信サーバ220は,利用者端末210に利用者端末210の記憶装置2104の容量に関するデータ,例えば,記憶装置2104の空き容量に関するデータ(空き容量データ)を送信するように要求し,データ受信手段2208は,利用者端末210から空き容量データを受信する(S254)。
次に,コンテンツ配信サーバ220の容量判断手段2210は,受信された空き容量データと,配信予定のコンテンツの容量データとに基づいて,少なくとも配信予定のコンテンツの総容量に相当する分の空き容量が利用者端末210の記憶装置2104に確保されているか否かの判断を行う(S256)。具体的には,更新されたメタデータを読み込み,その更新後のメタデータに含まれるデータ(例えば,コンテンツID,コンテンツ名,コンテンツの置かれている位置を示すURL,コンテンツ容量等)のうち,どのデータが更新(変更)されているか否かを判断する。その判断の結果,少なくとも配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,例えば,変更された配信予定のコンテンツの総容量と,受信された記憶装置2104の記憶領域の空き容量とを比較することにより行う。すなわち,空き容量が変更された配信予定のコンテンツの総容量以上(空き容量≧配信予定のコンテンツの総容量)の場合には,確保されている(記憶可能)と判断し,空き容量が変更された配信予定のコンテンツの容量より小さい(空き容量<配信予定のコンテンツの容量)の場合には,確保されていない(記憶不可能)と判断する。また,例えば,記憶装置2104の記憶領域のうち現在使用している領域の容量と配信予定のコンテンツの総容量との合計を,記憶装置2104の記憶領域の総容量と比較するなど,他の任意の方法により判断してもよい。
ステップS256における判断の結果,記憶装置2104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていると判断された場合には,その配信予定のコンテンツの配信が行われる(S258)。そして,利用者端末210のコンテンツ受信手段2112が配信されたコンテンツを受信することにより,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(4))。
一方,ステップS256における判断の結果,記憶装置2104に配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断された場合には,アラート送信手段2212は,少なくとも記憶装置2104の空き容量が不足している旨のアラートを利用者端末210に送信する(S260)。送信されたアラートは,所定の通知手段により,利用者に通知される。アラートを通知する方法としては,例えば,表示装置2108に空き容量が不足している旨の文字を表示することにより行う方法があるが,画像により空き容量が不足している旨を表す方法,音声により通知する方法,あるいはこれらを組み合わせた方法等,任意の方法により通知してもよい。なお,利用者端末210が携帯電話機などである場合には,バイブレーション機能を使用してもよい。また,アラートを通知する場合には,空き容量が不足している旨に加えて,不要なファイルを削除すべき旨,一部のファイルを他の記憶装置(例えば,CD−ROM,DVD−ROMなど)に移動すべき旨,他の記憶領域に転送(例えば,HDDのC:ドライブからD:ドライブに転送)すべき旨等を共に表示してもよい。さらに,配信予定のコンテンツを記憶するために必要な容量や現在の記憶装置2104の空き容量などを共に表示してもよい。
なお,アラート通知手段2112により利用者端末210の表示装置2108にアラートが表示される場合の表示例については,第1の実施形態の場合と同様であるので,説明を省略する(図11参照)。
また,本実施形態において,上述したようなアラート通知が行われるタイミングとしては,コンテンツ配信システム200を利用するためのアプリケーション(例えば,配信されたコンテンツを視聴等するためのアプリケーション)が起動していない場合には,アプリケーションの起動時にアラートが通知される。また,上記アプリケーションが起動している場合であって,各種設定(例えば,ハードディスク容量の設定)が行われている場合または配信されたコンテンツが再生等されている場合には,その処理,すなわち,各種設定またはコンテンツの再生等が終了した後に通知される。また,上記アプリケーションが起動している場合であって,各種設定もコンテンツの再生等も行われていない場合には,随時アラートが通知される。ただし,アラートの通知が行われるタイミングは上述したタイミングに限られず,例えば,PCの起動時などにアラートの通知が行われるようにしてもよい。
次に,ステップS260において上述したようなアラートが送信され,利用者端末210において通知が行われた後に,このアラート通知を受けて,記憶装置2104に空き容量が確保されたか否かの判断が行われる(S262)。この判断は,ステップS256における場合と同様の方法で行うことができる。
ステップS262における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に応じて不要なファイルを削除したこと等により,記憶装置2104に空き容量が確保されたと判断された場合には,ステップS258における場合と同様に,配信予定のコンテンツの配信が行われる(S264)。そして,利用者端末210のコンテンツ受信手段2112が配信されたコンテンツを受信することにより,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(4))。
一方,ステップS262における判断の結果,例えば,利用者がアラート通知に対して何らの処理も行わなかったこと等により,記憶装置2104に空き容量が確保されなかったと判断された場合には,配信予定のコンテンツの配信は行われない(S266)。そして,配信予定のコンテンツの配信が行われないまま,コンテンツの自動配信処理はいったん終了する(終了(5))。
このように,コンテンツの自動配信処理は,メタデータの更新がない場合にいったん終了するか(終了(3)),配信予定のコンテンツを配信した場合にいったん終了するか(終了(4)),あるいは記憶装置2104の容量が確保されないために配信予定のコンテンツを配信しない場合にいったん終了する(終了(5))。しかし,ステップS252におけるメタデータの更新があるか否かの判断は,定期的に,例えば1時間ごとに行われている。したがって,ステップS252〜S266の処理は,配信予定のコンテンツが存在しなくなるまで,例えば,配信予定のコンテンツをすべて配信するまで,あるいは配信予定のコンテンツの配信を利用者端末210の要求により中止等するまで繰り返される。
なお,上記ステップS252の判断は,定期的に行う場合に限られず,例えば,利用者がコンテンツを新たに購入したとき,利用者端末210がコンテンツ配信システム200を利用するためのアプリケーションを起動したとき,または利用者端末210がPCを起動したとき等に行ってもよい。
また,ステップS256の判断も,上記ステップS252の判断に応じて,例えば,利用者がコンテンツを新たに購入したとき,利用者端末210がコンテンツ配信システム200を利用するためのアプリケーションを起動したとき,または利用者端末210がPCを起動したとき等に行ってもよい。
以上説明したように,利用者端末210の記憶装置2104に,そのコンテンツを記憶するための空き容量があるか否かの判断を行い,さらに,空き容量がない場合には,アラート通知をすることにより,購入等した後に配信されるコンテンツを記憶するための容量を確保しておくことができる。したがって,他のアプリケーションなどで使用したことにより,コンテンツを記憶するための容量がたまたま不足していたため,ダウンロードをすることができなかったという事態を回避することが可能となり,後述するコンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
特に,利用者が定期的(例えば,毎月)に配信されるコンテンツを購入したような場合については,容量をあらかじめ確保しておく意味は大きい。すなわち,通常は,例えば,6月に配信予定のコンテンツは6月中に,7月に配信予定のコンテンツは7月中に配信されるが,コンテンツ配信サーバ220の負担を軽減するために,7月に配信予定のコンテンツの一部を6月中に配信するような場合もある。したがって,利用者端末210は,6月に配信予定のコンテンツ(例えば,3GB)と7月に配信予定のコンテンツの一部(例えば,1.5GB)の両方を記憶するための領域(例えば,4.5GB)を確保しておく必要がある。ところが,利用者端末210側では,7月に配信予定のコンテンツの分は6月の時点では確保されておらず,6月に配信予定の3GB分だけ確保してあるのが通常である。そこで,このような場合に,本実施形態に係るコンテンツ配信システム200によれば,6月分と7月の分の一部を合わせた4.5GB分を確保するようアラートを通知することができる。これにより,利用者端末210は,4,5GB分を確保しておくことができるため,配信予定のコンテンツのダウンロードを確実に行うことが可能となり,コンテンツの自動配信を円滑に行うことができる。
なお,本実施形態においては,S256における判断の結果,配信予定のコンテンツを記憶するための空き容量が確保されていないと判断された場合には,配信予定のコンテンツの配信を行う前にアラートが送信されることとしたが,アラートを送信する前に,記憶装置2104に記憶できる分だけ配信を行い,配信した容量が記憶装置2104の空き容量を超えた時点でアラートが送信されるようにすることも可能である。この場合には,アラートの送信(および利用者端末210による送信されたアラートの通知)により空き容量が確保された後は,アラート送信前の配信の続きを継続できるようにすることが望ましい。そうすることにより,アラート送信前に配信した分が無駄にならないからである。
ただし,途中まで配信した後にアラートの送信を行うこととすると,アラート送信(および送信されたアラートの通知)によっても空き容量が確保することができなかった場合には,アラート送信前の配信が無駄になる可能性もある。したがって,本実施形態におけるように,配信が開始される前に空き容量が確保されているか否かの判断を行い(S256),確保されていない場合にはあらかじめアラートを送信することとすれば,途中まで配信した分が無駄になるという事態を回避することができ,より確実に配信予定のコンテンツの配信を行うことができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上述した実施形態においては,記憶装置の空き容量の確保されているか否かの判断やアラートの通知は,コンテンツが自動配信(自動ダウンロード)される場合について主に説明したが,自動の場合だけでなく,利用者がコンテンツを手動でダウンロードするような場合にも,本発明を適用することができる。
本発明は,コンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラムに利用可能であり,特に,コンテンツの配信が自動的に行われるコンテンツ配信システム,利用者端末,コンテンツ配信サーバおよびコンピュータプログラムに利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム100の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る利用者端末110の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る利用者端末110におけるコンテンツの購入時の処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る利用者端末110における自動ダウンロード時の処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム200の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信サーバ220の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信サーバ220におけるコンテンツの購入時の処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信サーバ220における自動ダウンロード時の処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るコンテンツのメタデータのデータ構造の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムにおける設定変更画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムにおけるアラート通知の表示例を示す説明図である。
符号の説明
100,200 コンテンツ配信システム
110,210 利用者端末
120,220 コンテンツ配信サーバ
130,230 ライセンス認証サーバ
140,240 課金サーバ
1104 記憶装置(HDD)
1112,2210 容量判断手段
1114 アラート通知手段
2212 アラート送信手段
1210,2214 コンテンツ配信手段
1116,2112 コンテンツ受信手段

Claims (11)

  1. 利用者が所有する利用者端末と,前記利用者端末の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと,がネットワークを介して接続された,コンテンツ配信システムであって:
    前記コンテンツ配信サーバは,前記利用者端末に対して,配信予定のコンテンツの容量に関するデータを送信する,データ送信手段を備え,
    前記利用者端末は,
    前記送信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記利用者端末内の記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,容量判断手段と;
    前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,少なくとも前記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知する,アラート通知手段と;
    を備えることを特徴とする,コンテンツ配信システム。
  2. 前記コンテンツ配信サーバは,
    少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納する,メタデータデータベースと;
    少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に,前記格納されたメタデータの更新を行う,メタデータ更新手段と;
    をさらに備え,
    前記利用者端末は,前記コンテンツ配信サーバに対し,前記メタデータの更新があったか否かを定期的にポーリングする,ポーリング手段をさらに備え,
    前記データ受信手段は,前記ポーリングの結果,前記メタデータの更新があった場合に,更新後の前記メタデータを受信し,
    前記容量判断手段は,受信された前記更新後の前記メタデータを読み込み,少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,前記変更された前記配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,
    ことを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 利用者が所有する利用者端末と,前記利用者端末の要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと,がネットワークを介して接続された,コンテンツ配信システムであって:
    前記利用者端末は,前記コンテンツ配信サーバに対して,前記利用者端末内の記憶装置の容量に関するデータを送信する,データ送信手段を備え,
    前記コンテンツ配信サーバは,
    配信予定のコンテンツの容量と前記送信された前記記憶装置の容量とに基づいて,前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,容量判断手段と;
    前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,前記利用者端末に,少なくとも前記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを送信する,アラート送信手段と;
    を備えることを特徴とする,コンテンツ配信システム。
  4. 前記コンテンツ配信サーバは,
    少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納する,メタデータデータベースと;
    少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に,前記格納されたメタデータの更新を行う,メタデータ更新手段と;
    をさらに備え,
    前記容量判断手段は,前記メタデータの更新があった場合に,前記更新された前記メタデータを読み込み,前記配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,前記変更された前記配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,
    ことを特徴とする,請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 要求に応じてあるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバから,前記コンテンツの配信を受ける利用者端末であって:
    配信予定のコンテンツの容量に関するデータを受信する,データ受信手段と;
    前記受信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記利用者端末内の記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,容量判断手段と;
    前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,少なくとも前記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知する,アラート通知手段と;
    を備えることを特徴とする,利用者端末。
  6. 少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に,少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータの更新を行う前記コンテンツ配信サーバに対し,前記メタデータの更新があったか否かを定期的にポーリングする,ポーリング手段と;
    前記ポーリングの結果,前記メタデータの更新があった場合に,更新後の前記メタデータを受信する,メタデータ受信手段と;
    をさらに備え,
    前記容量判断手段は,受信された前記更新後の前記メタデータを読み込み,少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,前記変更された前記配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,
    ことを特徴とする,請求項5に記載の利用者端末。
  7. 前記配信予定のコンテンツの容量は,一定であることを特徴とする,請求項6に記載の利用者端末。
  8. 利用者端末の要求に応じて,あるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバであって:
    前記利用者端末内の記憶装置の容量に関するデータを受信する,データ受信手段と;
    配信予定のコンテンツの容量と前記受信された前記記憶装置の容量とに基づいて,前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,容量判断手段と;
    前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,前記利用者端末に,少なくとも前記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを送信する,アラート送信手段と;
    を備えることを特徴とする,コンテンツ配信サーバ。
  9. 少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に関するデータを含むメタデータを格納する,メタデータデータベースと;
    少なくとも前記配信予定のコンテンツの容量に変更があった場合に,前記格納されたメタデータの更新を行う,メタデータ更新手段と;
    をさらに備え,
    前記容量判断手段は,前記メタデータの更新があった場合に,前記更新された前記メタデータを読み込み,前記配信予定のコンテンツの容量が変更されていると判断した場合には,前記変更された前記配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,
    ことを特徴とする,請求項8に記載のコンテンツ配信サーバ。
  10. 要求に応じて,あるいは所定の条件により自動的に,コンテンツの配信を受けるためのコンピュータプログラムであって:
    コンピュータを,
    配信予定のコンテンツの容量に関するデータを受信する,データ受信手段と;
    前記受信された配信予定のコンテンツの容量に基づいて,前記利用者端末内の記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,容量判断手段と;
    前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,少なくとも前記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを通知する,アラート通知手段と;
    して機能させるための,コンピュータプログラム。
  11. 利用者端末の要求に応じて,あるいは所定の条件により自動的にコンテンツを配信するためのコンピュータプログラムであって:
    コンピュータを,
    前記利用者端末内の記憶装置の容量に関するデータを受信する,データ受信手段と;
    配信予定のコンテンツの容量と前記受信された前記記憶装置の容量とに基づいて,前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されているか否かを判断する,容量判断手段と;
    前記記憶装置に前記配信予定のコンテンツを記憶するための容量が確保されていないと判断した場合に,前記利用者端末に対し,少なくとも前記記憶装置の空き容量が不足している旨のアラートを送信する,アラート送信手段と;
    して機能させるための,コンピュータプログラム。
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