JP2006053275A - 光学系 - Google Patents
光学系 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006053275A JP2006053275A JP2004233877A JP2004233877A JP2006053275A JP 2006053275 A JP2006053275 A JP 2006053275A JP 2004233877 A JP2004233877 A JP 2004233877A JP 2004233877 A JP2004233877 A JP 2004233877A JP 2006053275 A JP2006053275 A JP 2006053275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- variable
- optical system
- lens
- mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】光学特性可変光学素子409を含む光学素子群と少なくとも3つの光学素子群を有し、光学特性可変光学素子を含まぬ光学素子群のうち少なくとも3つの光学素子群804,805,806を動かすことにより変倍を行なうことを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
そして、モータ、ソレノイド等を用いてレンズ群の一部を移動させていたため、消費電力が大きい、音がうるさい、応答時間が長く、レンズの移動に時間がかかる等の欠点があった。
また、ブレ防止を行なう場合でも、レンズをモータ、ソレノイド等で機械的に移動させるため、消費電力が大きい、機械的構造が複雑でコストアップにつながる、等の欠点があった。
なお、光学素子群とは少なくとも1つ以上の光学素子群を含む群のことである。
図1は本発明の一実施形態にかかる可変ミラー409を用いたズーム撮像光学系の概略構成図である。
本実施形態のズーム撮像光学系809は、物体側から順に、凹レンズ801と、ミラー802と、反射型の光学特性可変光学素子としての可変ミラー409と、レンズ系803と、撮像素子408とで構成されている。
凹レンズ801,レンズ系803は、回転対称な光学面を備えて構成されている。
本実施形態のズーム撮像光学系809では、物体側から入射した光軸800上の光(つまり軸上主光線)は、凹レンズ801を経てミラー802でφだけ偏向されて可変ミラー409に入射する。
可変ミラー409によって光軸800はθだけ偏向されて後群のレンズ系803へ入射する。
レンズ系803は、レンズ群804と、レンズ群805と、レンズ群806と、レンズ群807と、フィルター群808とで構成され、レンズ群804と、レンズ群805と、レンズ群806が、独立して光軸方向(つまり、図の左右方向)に移動可能であり、これにより変倍(ズーミング)が行われるようになっている。また、光軸は、可変ミラー409とミラー802の2つの反射面により折り曲げられ交叉している。
なお、ミラー802は、可変ミラーで構成してもよい。
810は明るさ絞りである。
このようにレンズ群804,805,806を動かす構造にすることによって、凹レンズ801,ミラー802,可変ミラー409が1つのブロックとなる。これにより、後半のレンズ群804,805,806は可動群となるので機械的な構造が簡単になり、鏡枠の機械設計が容易になる、組立、調整がしやすい、等のメリットがある。
また、光学的には3つのレンズ群を動かすことで、変倍を行なうので光学的な自由度が増え、変倍比(ズーム比)を大きくとることができる、収差が良好に補正できる、等のメリットがある。
3つのレンズ群としては、凹レンズ801,ミラー802,可変ミラー409を1つの群と考え、これを動かし、かつ他に少なくとも2つの群を動かすことで変倍を行っても同様のメリットが得られる。要するに少なくとも3つの光学素子群を動かして変倍を行えば、光学系の自由度が増え、変倍比の大きい、結像性能の良い光学系が得られるのである。
なお、本願で光学素子群とは1つ以上の光学素子を含むものを言うことにする。従ってレンズ1枚でも光学素子群である。
またレンズ群804を正レンズ群、レンズ群805を負レンズ群とすることによりレンズ系803での光線高が下がり、鏡胴全体を小さく、細くするメリットがある。
レンズ群806は正レンズ群で変倍に寄与する。レンズ群806の最も像側のレンズは凹レンズであり、レンズ群806の主点を前方に出すことで、変倍時のレンズの衝突を防ぐ。
レンズ群807は正パワーのレンズ群で、それより前方の光学系による像を縮小結像し、収差を小さくする効果がある。
なお、レンズ群は光学素子群の一例である。
凹レンズ801は凹パワーのレンズ群で画角を広げる効果がある。広角状態ではズーム撮像光学系809全体はレトロフォーカスタイプのレンズ系となっている。
このように構成したので、フォーカシング時にレンズを駆動する必要がないので、消費電力が非常に小さく、動作音が静かで、機械的構造が簡単な、コンパクトかつ低コストの光学系及び光学装置を実現できる。
このように配置すると、形状可変ミラーはそのパワーが強くなるにつれて偏心収差の残存量が増大するが、そのような場合でも、良好な光学性能を得ることが可能となる。なお、本発明の光学装置及び光学装置に適用する光学系における偏心とは、シフト及びティルトのことを指す。
なお、レンズ群あるいは撮像面にシフト及びティルトを加えるのではなく、可変ミラー409が単独で偏心収差を補正するように、可変ミラー409の反射面の形状あるいは偏心を変化させるようにしてもよい。
このように構成したので、遠点から近点までの広範囲で良好にフォーカスすることができる。なお、本明細書において、パワーの符号は、収束作用を持つ場合をプラス、発散作用を持つ場合をマイナスとして定義する。つまり、形状可変ミラーでは凹面の変形量が大きいほど正のパワーを持つことになる。
このように構成すれば、機械的構造や電気的構造が簡単になり、低コストの形状可変ミラーを提供することができる。
このように構成すると、形状可変ミラーの偏心収差の発生を抑制し、且つ、良好な光学性能を得ることができる。即ち、形状可変ミラーは、パワーが増大するにつれて変形量が大きくなり、それにより偏心収差が発生し、光学性能が劣化してしまうが、形状可変ミラーが正のパワーと負のパワーの両方を持つことで変形量が抑えられて、偏心収差の発生を抑制し、且つ、良好な光学性能を得ることができる。
そして、ミラー面の中央付近が変位するように構成するとよい。
このように構成すれば、各レンズ群で発生する色収差を良好に補正することができ、さらに光学系のコンパクト化にも寄与することができる。
10° < θ < 120° …(1)
条件式(1)の下限値を下回ると、折り曲げられた光束同士が干渉して、光学設計が困難になる。一方、条件式(1)の上限値を上回ると、偏心収差が大きくなり結像性能が低下する。
なお、軸上主光線とは、物体中心を出て絞り中心を通り、像中心に到達する光線のことを指す。通常、軸上主光線を光軸と呼ぶ。
20° < θ < 110° …(1')
このように構成すれば、光学設計や結像性能に関しより良い結果が得られる。
30° < θ < 105° …(1")
このように構成すれば、光学設計や結像性能に関しさらに良い結果が得られる。
39° ≦ θ ≦ 46° …(2)
又は
39° ≦ φ ≦ 46° …(3)
を満足するように、θ、φを選べば、機械設計的に特に有利な光学系となる。
式(2),(3)の代わりに
30° ≦ θ ≦ 60° …(2')
又は
30° ≦ φ ≦ 60° …(3')
を満足するようにしてもかなりの効果がある。θ、φは反射面による光軸の偏向角である。
0.05 < |β1| < 1.3 …(4)
条件式(4)の下限値を下回ると、光学特性可変光学素子以降のレンズ群の倍率が低すぎるので、光学特性可変光学素子におけるフォーカス感度が低下し、フォーカシングに必要な光学特性可変光学素子の変形量、あるいは焦点距離変化量が増大してしまう。一方、条件式(4)の上限値を上回ると、レンズ群の倍率が高すぎるので光学特性可変光学素子で発生する偏心収差が拡大され、満足な光学性能を得ることが難しくなる。
0.1 < |β1| < 0.9 …(4')
このように構成すれば、光学性能を確保し、且つ、光学特性可変光学素子の変形量、あるいは焦点距離変化量を適正な範囲で抑えられるので、より良い結果が得られる。
0.17 < |β1| < 0.7 …(4")
このように構成すれば、さらに光学性能を確保し、且つ、光学特性可変光学素子の変形量、あるいは焦点距離変化量をより適正な範囲で抑えられるので、さらに良い結果が得られる。
さらに、
0.2 < |β1| < 0.35 …(4"')
とすれば、なお一層よい。なお式(4),(4'),(4"),(4"')は可変焦点レンズ等、他の光学特性可変素子を用いた場合でも成り立つ。
図1の例で、反射型の光学特性可変素子の枠または固定部又は非可動部又は非変形部と結像面の位置関係が固定されるようにすると、光学系が製作し易くて良い。
また、図1の例では、結像面と最も物体側の光学素子の位置関係が固定されている。このようにすると、光学装置が強固になるので良い。
なお、いずれかの光学素子の位置関係が結像素子に対して固定されていても同様の効果がある。
−10.0 < f1/f < −0.15 …(5)
このように構成すれば、形状可変ミラーの小型化、低コスト化、及び良好な光学性能を得ることができる。即ち、条件式(5)の下限値を下回ると、レンズ群の負パワーが非常に弱くなり、広角端における形状可変ミラーの軸外光線高を小さくすることができず、形状可変ミラーの大型化につながり、コスト高を招く。一方、条件式(5)の上限値を上回ると、レンズ群の負パワーが強くなりすぎ、そのレンズ群で発生するコマ収差や倍率の色収差を補正することが困難になる。
−4.5 < f1/f < −0.4 …(5')
このように構成すれば、良好な光学性能を確保し、且つ、さらに形状可変ミラーの小型化を実現できる。
0 < |md/f| < 0.3 …(6)
但し、本発明では、光学系の焦点距離fは、形状可変ミラーの反射面が平面形状である場合における光学系の焦点距離として定義する。
このように構成すれば、形状可変ミラーの変形量を適正な範囲に抑えることができる。即ち、上記条件式(6)の上限値を上回ると、形状可変ミラーの変形量が大きくなりすぎて偏心収差の発生量が増大し、所望の光学性能を満足することが難しくなる。さらに、製造上の難易度が高くなる。
0 < |md/f| < 0.1 …(6')
このように構成すれば、さらに偏心収差の発生量を抑えることができる。
0 < |md/f| < 0.03 …(6")
このように構成すれば、さらに良好に偏心収差の発生量を抑えることができる。
0 < md2/Sm < 5.0×10-4 …(7)
このように構成すれば、形状可変ミラーの変形量を適正な範囲に抑えることができる。
0 < md2/Sm < 1.0×10-4 …(7')
このように構成すれば、さらに良好に形状可変ミラーの変形量を適正範囲に抑えることができる。
0 ≦ |Vm| < 500 …(8)
このように構成すれば、空気放電の危険性を低減させ、且つ、形状可変ミラーの変形量を大きくすることができる。
0 ≦ |Vm| < 300 …(8')
このように構成すれば、消費電力を低減させることができるので、さらに良い光学系及び光学装置を提供できる。
0 ≦ |φDM×f| < 1.00 …(9)
但し、前記形状可変ミラーのパワーに比例する量φDMは、前記形状可変ミラーの偏心方向(Y方向)面内でのパワーに比例する量φDMyと、それと直交する方向(X方向)面内でのパワーに比例する量φDMxとの平均値であり、φDM=(φDMx+φDMy)/2と定義される。なお、本願では、後述するパワー成分であるC4,C6を用いて、φDMx=C4,φDMy=C6で定義される。
このように構成すれば、形状可変ミラーのフォーカシング作用を満足に得ることができ、さらに形状可変ミラーで発生する偏心収差を適正な範囲で抑えることができる。
0 ≦ |φDM×f| < 0.50 …(9')
このように構成すれば、さらに形状可変ミラーで発生する偏心収差を抑えることができる。
0 ≦ |φDM×f| < 0.10 …(9")
このように構成すれば、さらに良好に形状可変ミラーで発生する偏心収差を抑えることができる。
このように構成すれば、コントラスト方式のオートフォーカスを行なうことが可能になる。即ち、可変ミラーが遠点合焦時よりも小さいパワーになることで、合焦位置検出時の遠点における像のボケ具合を調節することができる。
このように構成すれば、コントラスト方式のオートフォーカスを行なうことが可能になる。即ち、可変ミラーが近点合焦時よりも大きいパワーになることで、合焦位置検出時の近点における像のボケ具合を調節することができる。
このように構成すれば、可変ミラーから物体側のレンズが1枚だけとなるので、コンパクトで薄型の光学系を実現することができる。
またこの負パワーのレンズ群は像側の面の曲率半径の絶対値の方が物体側の曲率半径の絶対値より小さい非球面のレンズとすることが望ましい。
このようにすることで歪曲収差とコマ収差を良好に補正することができる。
1.0 < Cj/f < 60.0 …(10)
条件式(10)の上限値を上回ると、光学系の全長が長くなりすぎ、コンパクト化が困難になる。一方、条件式(10)の下限値を下回ると、コンパクト化は達成できるが、レンズ群の配置が制限され、十分な光学性能を得ることができない。
なお、Cjは折り曲げられた光軸を伸ばして計った最も物体側の光学素子から結像面までの距離である。尚、本発明の光学系はLCD等のディスプレイに現れた像を投影表示するための表示装置にも使用できるが、表示装置の場合は表示素子から最も像寄りの光学素子面までの距離である。
表示装置の場合は表示素子から最も像寄りの光学素子面までの距離である。
3.0 < Cj/f < 40.0 …(10')
このように構成すれば、コンパクトな光学系でありながら、より高い光学性能を得ることができる。
5.0 < Cj/f < 23.0 …(10")
このように構成すれば、コンパクトな光学系でありながら、さらに良い光学性能を得ることができる。
0 ≦ |δ/f| < 1.00 …(11)
このように構成すれば、レンズに加える偏心量を適正な範囲で抑えることができ、可変ミラーのパワーが弱い場合と強い場合の光学性能のバランスを取ることができる。ここでのシフト量δとは、シフトを加えたレンズの中心軸と光学系のZ軸との距離として定義される量である。
0 ≦ |δ/f| < 0.50 …(11')
このように構成すれば、遠点合焦時と近点合焦時の性能をさらに良くすることができる。
0 ≦ |δ/f| < 0.25 …(11")
このように構成すれば、遠点合焦時と近点合焦時の性能をさらにより一層良くすることができる。
0° ≦ |ε| < 20° …(12)
このように構成すれば、レンズに加える偏心量を適正な範囲で抑えることができ、形状可変ミラーのパワーが弱い場合と強い場合の光学性能のバランスを取ることができる。なお、ティルト量εとは、ティルトを加えたレンズあるいは撮像面の中心軸と光学系のZ軸との傾き角として定義される量である。
0° ≦ |ε| < 10° …(12')
このように構成すれば、遠点合焦時と近点合焦時の性能をさらに良くすることができる。
0° ≦ |ε| < 5.5° …(12")
このように構成すれば、遠点合焦時と近点合焦時の性能をさらにより一層良くすることができる。
このように構成すれば、軸上の色収差、倍率の色収差を良好に補正することができる。
また、可変ミラーより後方の凹レンズの枚数を2枚あるいは3枚以上とすれば、なお良い。
変倍のために移動する凹パワーのレンズ群の焦点距離をf3とすると
|f3/f| > 1.0 …(13)
をある状態で満たすことが望ましい。
|f3/f|の値が式(13)の下限を下回ると変倍のために移動する凹パワーのレンズ群の凹作用が強くなりすぎ、製造誤差で光学系の結像性能が低下しやすくなる。
ある状態で
|f3/f| > 3.0 …(13')
を満たせばなお良い。
また、可変ミラーより物体側に負のパワーを持つ光学素子群を設け、その物体側面の曲率半径をR1とする時、ある状態で
|R1/f| > 1.0 …(14)
を満たすことが望ましい。
R1の値が式(14)の下限を下回ると歪曲収差、あるいはコマ収差が発生し不利である。
ある状態で次式
|R1/f| > 3.0 …(14')
を満たすとなお良い。
軸上主光線とは、物体中心を出て絞り中心を通り、像中心に到達する光線のことを指す。通常、軸上主光線を光軸と呼ぶ。
球面項中、
c:頂点の曲率
k:コーニック定数(円錐定数)
r=√(X2+Y2)
N:2以上の自然数
m:0以上の整数
n:0以上の整数
である。
但し、Cj(jは2以上の整数)は係数である。
X=R×cos(A)
Y=R×sin(A)
Z=D2
+D3Rcos(A)+D4Rsin(A)
+D5R2cos(2A)+D6(R2−1)+D7R2sin(2A)
+D8R3cos(3A)+D9(3R3−2R)cos(A)
+D10(3R3−2R)sin(A)+D11R3sin(3A)
+D12R4cos(4A)+D13(4R4−3R2)cos(2A)
+D14(6R4−6R2+1)+D15(4R4−3R2)sin(2A)+D16R4sin(4A)
+D17R5cos(5A)+D18(5R5−4R3)cos(3A)
+D19(10R5−12R3+3R)cos(A)
+D20(10R5−12R3+3R)sin(A)
+D21(5R5−4R3)sin(3A) +D22R5sin(5A)
+D23R6cos(6A)+D24(6R6−5R4)cos(4A)
+D25(15R6−20R4+6R2)cos(2A)
+D26(20R6−30R4+12R2−1)
+D27(15R6−20R4+6R2)sin(2A)
+D28(6R6−5R4)sin(4A)+D29R6sin(6A)・・・・・・
・・・(b)
但し、Dm(mは2以上の整数)は係数である。なお、X軸方向に対称な光
学系として設計するには、D4,D5,D6,D10,D11,D12,D13,D14,D20,D21,D22・・・を利用する。
本発明の実施例においては、前記(a)式の中のXの奇数時の項を全て0とすることで、Y-Z面と平行な対称面を持つ自由曲面としている。
Z=(Y2/r)/[1+{1−(1+k)・(Y/r)2}1/2]
+ay4+by6+cy8+dy10・・・ ・・・(c)
なお、上記数値データに関する説明は、本発明の各実施の形態及び実施例の数値データに共通である。
図2に座標系を示す図と各軸の正方向を示した。
従って、反射面がXY多項式で表される自由曲面形状に変形している場合、パワー成分に対応するC4、C6が正のとき、凸面ミラーになる。つまり、負のパワーを持つミラーになる。逆に、パワー成分に対応するC4、C6が負のとき、凹面ミラーになる。つまり、正のパワーを持つミラーになる。
また、光線が反射面で反射された後の光学系の座標系は、反射前の座標系をX軸中心に180°回転させたものとして定義する。これによって、常に光学系のZ軸正方向に沿って光線が進行することになる。
なお、図3〜図5では便宜上、普通の平面ミラーによる光路の折り曲げを省略して示してあるが、この光学系では、図1に示した実施形態の光学系のように普通の平面ミラーで45度、可変ミラーで45度光路を折り曲げている。
また、後述するレンズデータにおいても、普通の平面ミラーを省略して示してあるが、実際には、平面ミラーは、可変ミラ−の前方9mmの位置に設けられている。
また、形状可変ミラーは、遠点から近点をフォーカシングするためにパワーを変えることができるが、コントラスト方式のオートフォーカスを行なうために遠点合焦時よりも弱いパワーの状態、及び近点合焦時よりも強いパワーの状態を取ることができるように設計されている。この実施例においては、遠点合焦時よりも弱いパワーの状態を遠点余裕、近点合焦時よりも強いパワーの状態を近点余裕と定義している。
つまり、この実施例における形状可変ミラーは、遠点余裕、遠点、近点、近点余裕の4状態それぞれに、変倍の広角端、中間状態、望遠端の3状態が存在するので、全部で12状態が存在することになる。
遠点余裕、遠点、近点、近点余裕の4状態では、物体距離、撮像面位置が異なる。
遠点余裕、近点余裕の状態では撮像面位置が、遠点、近点と異なるが、物理的に撮像面が移動しているのではない。
形状可変ミラーのパワーを変えるために便宜上撮像面位置の数値を変えているのである。
なお、この実施例における形状可変ミラーは、実際の製作時の製造誤差による像面のZ方向のずれ、及び温度変化による像面のZ方向のずれを考慮して、フォーカス範囲の前後に変形量の余裕を持たせた設計になっている。
また、図3〜図5における形状可変ミラーは、便宜上、ミラー面のみを図示してある。
固定レンズ群G1は、平凹レンズL1で構成されている。移動レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸レンズL22との接合レンズで構成されている。移動レンズ群G3は、両凹レンズL31と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32との接合レンズで構成されている。移動レンズ群G4は、両凸レンズL41と、両凸レンズL42と両凹レンズL43との接合レンズと、両凹レンズL44とで構成されている。固定レンズ群G5は、両凸レンズL5で構成されている。
数値データ
焦点距離 : 4.4mm(広角)〜13.2mm(望遠),7.6mm(標準)
開放Fナンバー : 2.7(広角)〜3.2(標準)〜5.2(望遠)
撮像面のサイズ : 4.0mm×3.0mm(X方向×Y方向)
動くレンズ間隔は (広角)−(標準)−(望遠)の順である。
物体距離:物体面間隔
像面距離:34面間隔
ズーム間隔:13面、16面、20面、27面の面間隔
普通の平面ミラーの(図1のミラー802の反射面に相当)データは省略してあるが、平面ミラーの位置は可変ミラ−の前方9mmのところである。普通の平面ミラーによる光軸の折り曲げ角は45度である。下表では状態ごとに変化する量は、第4状態のデータを示している。
なお、非球面係数中、例えば非球面[1]の a -1.0641e-004は、a -1.0641×10-4とも表示され得るが、本数値データ中では、全て前者の形式で表示してある。
物体面 ∞ ∞
1 ∞ 0.0000 偏心(1)
2 ∞ 1.0000 偏心(2) 1.6589 49.0
3 非球面[1] 0.0000
4 ∞ 22.3000
5 ∞ 0.0000
6 ∞ 0.0000
7 ∞ 0.0000 偏心(3)
8 FFS[1] 0.0000 偏心(4) DM
9 ∞ 0.0000 偏心(3)
10 ∞ 12.1000
11 ∞ 0.0000 偏心(5)
12 ∞ 0.0000 偏心(5)
13 ∞ 0.4899
14 25.4807 0.8500 偏心(6) 1.7015 34.7
15 8.8359 2.0281 偏心(6) 1.6533 55.1
絞り面 -33.3222 1.2490 偏心(6)
17 -25.0249 1.0000 偏心(7) 1.7977 38.7
18 6.8177 1.6958 偏心(7) 1.8066 25.1
19 39.9889 0.1288 偏心(7)
20 ∞ 16.0595 偏心(5)
21 非球面[2] 2.7500 偏心(8) 1.4900 70.0
22 -24.1491 0.5468 偏心(8)
23 11.8250 2.4000 偏心(8) 1.5229 65.5
24 -13.8039 7.2901 偏心(8) 1.7320 33.1
25 10.5189 2.4880 偏心(8)
26 -6.0535 0.6782 偏心(8) 1.8471 24.5
27 非球面[3] 0.1000 偏心(8)
28 ∞ 0.0000 偏心(5)
29 6.4662 2.3000 偏心(9) 1.4900 70.0
30 -17.3775 0.8507 偏心(9)
31 ∞ 1.4400 1.5477 62.8
32 ∞ 0.1000
33 ∞ 0.6000 1.5163 64.1
34 ∞ 0.5000
35 ∞ 0.0000
像 面 ∞ 0.0000 偏心(10)
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
他の係数C4〜C21はすべて0である。
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0602 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
他の係数C4〜C21はすべて0である。
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0543 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
他の係数C4〜C21はすべて0である。
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0490 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -2.5678e-004 C6 -2.1871e-004 C8 -1.9398e-006
C10 -1.8658e-006 C11 5.7489e-007 C13 3.4502e-006
C15 -2.4641e-007 C17 3.3480e-008 C19 1.9553e-007
C21 6.1678e-008
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0456 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0070
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -9.5412e-005 C6 -8.1036e-005 C8 -1.0513e-006
C10 -9.3690e-007 C11 -9.5520e-008 C13 3.6913e-009
C15 -1.3361e-007 C17 3.8928e-008 C19 1.1246e-007
C21 3.0972e-008
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0269 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0028
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -4.7027e-005 C6 -4.0175e-005 C8 -4.9570e-007
C10 -4.7836e-007 C11 1.1241e-007 C13 3.7133e-007
C15 8.9065e-008 C17 1.9088e-008 C19 4.1909e-008
C21 1.9635e-008
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0552 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0013
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -4.1026e-004 C6 -3.4715e-004 C8 -2.5854e-006
C10 -2.2649e-006 C11 1.2726e-006 C13 4.3888e-006
C15 -3.7666e-007 C17 2.9201e-008 C19 2.6454e-007
C21 7.4872e-008
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0599 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0110
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -2.4692e-004 C6 -2.0605e-004 C8 -2.5695e-006
C10 -2.8078e-006 C11 4.6822e-007 C13 1.1357e-007
C15 -4.4573e-007 C17 5.7484e-008 C19 1.6067e-007
C21 9.2821e-008
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0773 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0068
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -1.9874e-004 C6 -1.6635e-004 C8 -2.3552e-006
C10 -2.7779e-006 C11 6.3614e-007 C13 5.4796e-007
C15 2.4565e-009 C17 4.9993e-008 C19 8.3921e-008
C21 9.1830e-008
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0862 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0052
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -6.6104e-004 C6 -5.5774e-004 C8 -5.0196e-006
C10 -4.4272e-006 C11 1.8910e-006 C13 5.8910e-006
C15 -1.0867e-006 C17 8.6615e-008 C19 5.7741e-007
C21 1.4635e-007
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0807 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0181
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -3.4397e-004 C6 -2.8613e-004 C8 -3.7082e-006
C10 -4.1393e-006 C11 8.1732e-007 C13 1.5055e-007
C15 -6.5743e-007 C17 7.7129e-008 C19 2.1546e-007
C21 1.3684e-007
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0835 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0095
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
非球面[1]
曲率半径 10.0000
k 0.0000e+000
a -1.0641e-004 b 4.1079e-007 c -4.3269e-008
d 4.0273e-010
非球面[2]
曲率半径 8.2793
k 0.0000e+000
a -1.7023e-004 b -9.4716e-007 c -1.0243e-008
d -8.5213e-010
非球面[3]
曲率半径 805.0880
k 0.0000e+000
a 1.1980e-003 b 1.4699e-004 c -2.2725e-005
d 1.6892e-006 e -1.1754e-019 f -9.2349e-022
g -7.2572e-024 h -5.7046e-026
FFS[1]
曲率半径 ∞
C4 -2.4699e-004 C6 -2.0590e-004 C8 -2.8803e-006
C10 -3.4975e-006 C11 8.5301e-007 C13 5.7313e-007
C15 -6.8244e-008 C17 5.8524e-008 C19 8.9189e-008
C21 1.1562e-007
偏心[1] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α -0.0873 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[2] DEO
X 0.0000 Y 0.0287 Z 0.0000
α -0.1303 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[3] DEO
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 22.5000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[4] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0065
α -0.0363 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[5] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[6] DAR
X 0.0000 Y -0.0002 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[7] DAR
X 0.0000 Y 0.0135 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[8] DAR
X 0.0000 Y -0.0404 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[9] DAR
X 0.0000 Y 0.0215 Z 0.0000
α 0.0000 β 0.0000 γ 0.0000
偏心[10] DAR
X 0.0000 Y 0.0000 Z 0.0000
α 0.1305 β 0.0000 γ 0.0000
遠点余裕 遠点 近点 近点余裕
広角 状態1 ∞ 状態4 ∞ 状態7 300 状態10 300
標準 状態2 ∞ 状態5 ∞ 状態8 300 状態11 300
望遠 状態3 ∞ 状態6 ∞ 状態9 300 状態12 300
物体距離D34
広角 状態1 0.605 状態4 0.500 状態7 0.500 状態10 0.395
標準 状態2 0.620 状態5 0.500 状態8 0.500 状態11 0.380
望遠 状態3 0.675 状態6 0.500 状態9 0.500 状態12 0.320
ズーム間隔
広角 標準 望遠
D13 0.4899 0.0000 0.0000
D16 1.2490 7.7097 10.7217
D20 16.0595 7.7838 0.1000
D27 0.1000 2.4050 7.0768
DIはI面とI+1面の間隔を表わす。Iは0〜36の整数である。
条件式(1),(1'),(1"),(2),(2'),(3),(4),(3'),(4),(4'),(4"),(4"'),(5),(5'),(6),(6'),(6"),(7),(7'),(8),(8'),(9),(9'),(9"),(10),(10'),(10"),(11),(11'),(11"),(12),(12'),(12"),(13),(13'),(14),(14')
可変ミラーの最大変形量mdの値(mm)は、第8面の偏心量Zの値に等しい。
条件式(7),(7')の形状可変ミラーにおける光学的に有効な反射面の面積Smの値は、72mm2 (半径4.8mmのほぼ円形)である。
条件式(8),(8')の形状可変ミラーに印加する電圧Vmの値は、状態によって変化するが、0〜200Vである。
条件式(9),(9'),(9")の形状可変ミラーΦDMの値は、ΦDM=(1/2)(C4+C6)である。また、φDMx=C4,φDMy=C6である。
条件式(5),(5')の可変ミラーの物体側に配置された負パワーのレンズ群の焦点距離f1の値は、−15.184である。
可変ミラーにおける軸上主光線の折り曲げ角θの値は、45°である。
条件式(4)〜(4")の可変ミラーの直後の光学面から最終面までのレンズ群の倍率β1は、広角−0.29、標準−0.51、望遠−0.87である。
条件式(10)〜(10")の光学系の全長Cj(折り曲げた光路を伸ばした長さ)は、80.05mmである。
なお、上述のように、本発明の各条件式は、光学系の少なくとも一つの状態で満たされていればよい。
fw=4.40
θ=45°
φ=45°
f1/f=−3.45 (広角)
=−2.0 (標準)
=−1.15 (望遠)
md=18.1ミクロン(広角近点余裕)
9.5ミクロン(標準近点余裕)
6.5ミクロン(望遠近点余裕)
md/f=0.0041(広角近点余裕)
md2/Sm=0.00000454(広角近点余裕)
Cj/f=18.19(広角)
f3=−19.361
|f3/f|=4.40(広角)
R1=∞
|R1/f|=∞(望遠)
以上の実施例に示したように、撮像素子を除けば光学素子のシフト量δ、ティルト量εの値は小さいので、これらを0として製作しても実用上は問題にならない場合もある。
なお、以上の説明では、光学系として撮像光学系を想定しているが、物体面と像面を入れ替えた構成とすることにより、プロジェクター等の投影光学系として使用することができ、この投影光学系を用いた光学装置を作製することができる。
図6は上記本発明の光学装置に用いる光学系に適用可能な光学特性可変光学素子として形状可変ミラーの一構成例を示す概略図である。
図6の構成例では、形状可変ミラー409は、変形する基板409jの上に形成されたアルミコーティング等で作られた薄膜(反射面)409aと、基板409jの下側に設けられた電極409kとの3層構造の周辺部が輪帯状の支持台423に支持されるとともに、電極409kとは間隔を設けて支持台423に取付けられた複数の電極409bと、各電極409bにそれぞれ接続されて駆動回路として機能する複数の可変抵抗器411aと、可変抵抗器411bと電源スイッチ413を介して電極409kと電極409b間に接続された電源412と、複数の可変抵抗器411aの抵抗値を制御するための演算装置414とで構成されており、演算装置414には、さらに温度センサー415、湿度センサー416及び距離センサー417が接続されて、これらは図示のように1つの光学装置の一部を構成している。なお、変形する基板409jは、薄膜でもよいし、板状でもよい。
なお、電極409bの形は、例えば図8、図9に示すように、薄膜409aの変形のさせ方に応じて、同心分割、矩形分割にして、選べばよい。
図6の構成例では変形する基板409jをはさんで反射面としての薄膜409aと変形する電極409kを別に設けて一体化しているので、製造法がいくつか選べるメリットがある。また反射面としての薄膜409aを導電性の薄膜としてもよい。このようにすると、変形する電極409kを兼ねることができ、両者が1つになるので、構造が簡単になるメリットがある。
可変ミラーの反射面の形状は自由曲面にするのが良い。なぜなら収差補正が容易にでき、有利だからである。
本構成例の可変ミラーは、反射面としての薄膜409aと電極409bとの間に圧電素子409cが介装されていて、これらが支持台423上に設けられている。そして、圧電素子409cに加わる電圧を各電極409b毎に変えることにより、圧電素子409cに部分的に異なる伸縮を生じさせて、薄膜409aの形状を変えることができるようになっている。電極409bの形は、図8に示すように、同心分割であってもよいし、図9に示すように、矩形分割であってもよく、その他、適宜の形のものを選択することができる。図7中、424は演算装置414に接続された振れ(ブレ)センサーであって、例えばこの構成例の光学装置をデジタルカメラに用いる場合には、デジタルカメラの振れを検知し、振れによる像の乱れを補償するように薄膜409aを変形させるべく、演算装置414及び可変抵抗器を内蔵した駆動回路411を介して電極409bに印加される電圧を変化させる。このとき、温度センサー415、湿度センサー416及び距離センサー417からの信号も同時に考慮され、ピント合わせ、温湿度補償等が行われる。この場合、薄膜409aには圧電素子409cの変形に伴う応力が加わるので、薄膜409aの厚さはある程度厚めに作られて相応の強度を持たせるようにするのがよい。
なお、駆動回路411は、電極409bの数に対応して複数配置する構成に限らず、1つの駆動回路でもって複数の電極409bを制御する構成にしてもよい。
本構成例の可変ミラーは、薄膜409aと電極409bの間に介置される圧電素子が逆方向の圧電特性を持つ材料で作られた2枚の圧電素子409c及び409c’で構成されている。すなわち、圧電素子409cと圧電素子409c’が強誘電性結晶で作られ、結晶軸の向きが互いに逆になるように配置される。この場合、圧電素子409cと圧電素子409c’は電圧が印加されると逆方向に伸縮するので、薄膜409aを変形させる力が、図7に示した1層構造の場合よりも強くなり、結果的にミラー表面の形を大きく変えることができるという利点がある。
圧電性を有する有機材料や、圧電性を有する合成樹脂、圧電性を有するエラストマー等を用いると可変ミラー面の大きな変形が実現できてよい。
本構成例の可変ミラーは、圧電素子409cが薄膜409aと電極409dとにより挟持され、薄膜409aと電極409dとの間に演算装置414により制御される駆動回路425aを介して電圧が印加されるようになっており、さらにこれとは別に、支持台423上に設けられた電極409bにも演算装置414により制御される駆動回路425bを介して電圧が印加されるように構成されている。したがって、本構成例では、薄膜409aは電極409dとの間に印加される電圧と電極409bに印加される電圧による静電気力とにより二重に変形され得、上記実施例に示した何れのものよりもより多くの変形パターンが可能であり、かつ、応答性も速いという利点がある。
本構成例の可変ミラーは、電磁気力を利用して反射面の形状を変化させ得るようにしたもので、支持台423の内部底面上には永久磁石426が、頂面上には窒化シリコン又はポリイミド等からなる基板409eの周縁部が載置固定されており、基板409eの表面にはアルミニウム等の金属コートで作られた薄膜409aが付設されていて、可変ミラー409を構成している。基板409eの下面には複数のコイル427が配設されており、これらのコイル427はそれぞれ駆動回路428を介して演算装置414に接続されている。したがって、各センサー415,416,417,424およびその他からの信号によって演算装置414において求められる光学系の変化に対応した演算装置414からの出力信号により、各駆動回路428から各コイル427にそれぞれ適当な電流が供給されると、永久磁石426との間に働く電磁気力で各コイル427は反発又は吸引または吸着され、基板409e及び反射面として機能する薄膜409aを変形させる。
本構成例の可変ミラーでは、基板409eは鉄等の強磁性体で作られており、反射膜としての薄膜409aはアルミニウム等からなっている。この場合、薄膜409a側にコイルを設けなくても、磁力によって薄膜409aを変形させることができるから、構造が簡単で、製造コストを低減することができる。また、電源スイッチ413を、各コイル427の電流の流れる方向を切換え可能にする切換え兼用の電源開閉用スイッチで置換すれば、コイル427に流れる電流の方向を変えることができ、基板409e及び薄膜409aの形状を自由に変えることができる。
本実施例の撮像系は、可変ミラー409と、レンズ902と、固体撮像素子408と、制御系103とで一つの撮像ユニット104を構成している。本実施例の撮像ユニット104では、レンズ102を通った物体からの光は可変ミラー409で集光され、固体撮像素子408の上に結像する。可変ミラー409は、光学特性可変光学素子の一種であり、可変焦点ミラーとも呼ばれている。
なお、図18では、制御系103にコイルを用いたトランスの昇圧回路を含む制御系の構成例を示している。特に積層型圧電トランスを用いると、小型化できてよい。昇圧回路は電気を用いる可変ミラー、可変焦点レンズに用いることができるが、特に静電気力、圧電効果を用いる場合の可変ミラー、可変焦点レンズに有用である。なお可変ミラー409でピント合わせを行なうためには、たとえば固体撮像素子408に物体像を結像させ可変ミラー409の焦点距離を変化させつつ物体像の高周波成分が最大になる状態を見つければよい。高周波成分を検出するには、たとえば固体撮像素子408にマイクロコンピュータ等を含む処理装置を接続し、その中で高周波成分を検出すればよい。
なお、レンズ902を後述の可変焦点レンズで置き換えても良い。同様に上記の効果が得られる。この場合、可変ミラー409は通常のミラーでも良い。
またレンズ902と可変焦点レンズを併用しても良い。
マイクロポンプ180は、例えば、マイクロマシンの技術で作られた小型のポンプで、電力で動くように構成されている。
マイクロマシンの技術で作られたポンプの例としては、熱変形を利用したもの、圧電材料を用いたもの、静電気力を用いたものなどがある。
本構成例のマイクロポンプ180では、振動板181は静電気力、圧電効果等の電気力により振動する。図20では静電気力により振動する例を示しており、図20中、182,183は電極である。また、点線は変形した時の振動板181を示している。振動板181の振動に伴い、2つの弁184,185が開閉し、流体161を右から左へ送るようになっている。
また、反射面を形成する薄膜409a又は膜189は、支持台423あるいは支持台189aなどの輪帯状部分の上部などの変形しない部分に設けておくと、可変ミラーの反射面の形状を干渉計等で測定する場合に、基準面として使うことができ便利である。
2nm≦D≦λ/5 …(15)
とする。すなわち、液晶分子517の大きさは、2nm程度以上であるので、平均の直径Dの下限値は、2nm以上とする。また、Dの上限値は、可変焦点レンズ511の光軸方向における高分子分散液晶層514の厚さtにも依存するが、λに比べて大きいと、高分子の屈折率と液晶分子517の屈折率との差により、高分子セル518の境界面で光が散乱して高分子分散液晶層514が不透明になってしまうため、後述するように、好ましくはλ/5以下とする。可変焦点レンズが用いられる光学製品によっては高精度を要求しない場合もあり、そのときDはλ以下でよい。なお、高分子分散液晶層514の透明度は、厚さtが厚いほど悪くなる。
nox=noy=no …(16)
である。但し、noは常光線の屈折率を示し、noxおよびnoyは、常光線を含む面内での互いに直交する方向の屈折率を示す。
(nox+noy+nz)/3≡nLC' …(17)
となる。また、上記(16)式が成り立つときの平均屈折率nLCは、nzを異常光線の屈折率neと表して、
(2no+ne)/3≡nLC …(18)
で与えられる。このとき、高分子分散液晶層514の屈折率nAは、高分子セル518を構成する高分子の屈折率をnPとし、高分子分散液晶層514の体積に占める液晶分子517の体積の割合をffとすると、マックスウェル・ガーネットの法則により、
nA=ff・nLC'+(1−ff)nP …(19)
で与えられる。
1/f1=(nA−1)(1/R1−1/R2) …(20)
で与えられる。なお、R1およびR2は、曲率中心が像点側にあるとき、正とする。また、レンズ512aおよび512bの外側の面による屈折は除いている。つまり、高分子分散液晶層514のみによるレンズ512cの焦点距離が、(20)式で与えられる。
(nox+noy)/2=no' …(21)
とすれば、図23に示す状態、すなわち高分子分散液晶層514に電圧を印加した状態での、高分子分散液晶層514の屈折率nBは、
nB=ff・no'+(1−ff)nP …(22)
で与えられるので、この場合の高分子分散液晶層514のみによるレンズ512cの焦点距離f2は、
1/f2=(nB−1)(1/R1−1/R2) …(23)
で与えられる。なお、高分子分散液晶層514に、図23に示す状態における電圧よりも低い電圧を印加する場合の焦点距離は、(20)式で与えられる焦点距離f1と、(23)式で与えられる焦点距離f2との間の値となる。
|(f2−f1)/f2|=|(nB−nA)/(nA−1)| …(24)
で与えられる。したがって、この変化率を大きくするには、|nB−nA|を大きくすればよい。ここで、
nB−nA=ff(no'−nLC') …(25)
であるから、|no'−nLC'|を大きくすれば、変化率を大きくすることができる。実用的には、nBが、1.3〜2程度であるから、
0.01≦|no'−nLC'|≦10 …(26)
とすれば、ff=0.5のとき、高分子分散液晶層514による焦点距離を、0.5%以上変えることができるので、効果的な可変焦点レンズを得ることができる。
なお、|no'−nLC'|は、液晶物質の制限から、10を超えることはできない。
D・t≦λ・15μm …(27)
であれば、τは70%〜80%以上となり、レンズとして十分実用になる。したがって、例えば、t=75μmの場合は、D≦λ/5で、十分な透過率が得られることになる。
nP=(no'+nLC')/2 …(28)
を満足するときである。
no'≦nP≦nLC' …(29)
とすればよい。
D・t≦λ・60μm …(30)
であれば良いことになる。なぜなら、フレネルの反射則によれば、反射率は屈折率差の2乗に比例するので、高分子セル518を構成する高分子と液晶分子517との境界での光の反射、すなわち高分子分散液晶層514の透過率の減少は、およそ上記の高分子と液晶分子517との屈折率の差の2乗に比例するからである。
D・t≦λ・15μm・(1.585−1.45)2/(nu−nP)2 …(31)
であればよい。但し、(nu−nP)2は、(nLC'−nP)2と、(no'−nP)2のうち、大きい方である。
0.1≦ff≦0.999 …(32)
とする。一方、ffは、小さいほど透過率τは向上するので、上記(31)式は、好ましくは、
4×10-6〔μm〕2≦D・t≦λ・45μm・(1.585−1.45)2/(nu−nP)2 …(33)
とする。なお、tの下限値は、図21から明らかなように、t=Dで、Dは、上述したように2nm以上であるので、D・tの下限値は、(2×10-3μm)2、すなわち4×10-6〔μm〕2となる。
7nm≦D≦500λ …(34)
とする。
本構成例の可変焦点回折光学素子531は、平行な第1,第2の面532a,532bを有する第1の透明基板532と、光の波長オーダーの溝深さを有する断面鋸歯波状のリング状回折格子を形成した第3の面533aおよび平坦な第4の面533bを有する第2の透明基板533とを有し、入射光を第1,第2の透明基板532,533を経て出射させるものである。第1,第2の透明基板532,533間には、図21に示した構成例において説明したのと同様に、透明電極513a,513bを介して高分子分散液晶層514を設け、透明電極513a,513bをスイッチ515を経て交流電源516に接続して、高分子分散液晶層514に交流電圧を印加するようにする。
psinθ=mλ …(35)
を満たす角度θだけ偏向されて出射される。また、溝深さをh、透明基板33の屈折率をn33とし、kを整数とすると、
h(nA−n33)=mλ …(36)
h(nB−n33)=kλ …(37)
を満たせば、波長λで回折効率が100%となり、フレアの発生を防止することができる。
h(nA−nB)=(m−k)λ …(38)
が得られる。したがって、例えば、λ=500nm、nA=1.55、nB=1.5とすると、
0.05h=(m−k)・500nm
となり、m=1,k=0とすると、
h=10000nm=10μm
となる。この場合、透明基板533の屈折率n33は、上記(36)式から、n33=1.5であればよい。また、可変焦点回折光学素子531の周辺部における格子ピッチpを10μmとすると、θ≒2.87°となり、Fナンバーが10のレンズを得ることができる。
0.7mλ≦h(nA−n33)≦1.4mλ …(39)
0.7kλ≦h(nB−n33)≦1.4kλ …(40)
0.7(m−k)λ≦h(nA−nB)≦1.4(m−k)λ …(41)
を満たせば良い。
2nm≦P≦2λ/3 …(42)
とする。なお、この条件式の下限値は、液晶分子の大きさで決まり、上限値は、入射光が自然光の場合に、図27の状態でツイストネマティック液晶層554が等方媒質として振る舞うために必要な値である。また、この条件式の上限値を満たさないと、可変焦点レンズ551は偏光方向によって焦点距離の異なるレンズとなり、そのために二重像が形成されてぼけた像しか得られなくなる。但し、それほど高精度を要求しない場合には式(42)の上限値は3λとして良い。
さらに精度を要求しない用途では上限値を5λとして良い。
本構成例の可変焦点ミラー565は、第1,第2の面566a,566bを有する第1の透明基板566と、第3,第4の面567a,567bを有する第2の透明基板567とを有する。第1の透明基板566は、平板状またはレンズ状に形成して、内面(第2の面)566bに透明電極513aを設け、第2の透明基板567は、内面(第3の面)567aを凹面状に形成して、該凹面上に反射膜568を施し、さらにこの反射膜568上に透明電極513bを設ける。透明電極513a,513b間には、図21に示した構成例において説明したのと同様に、高分子分散液晶層514を設け、これら透明電極513a,513bをスイッチ515および可変抵抗器519を経て交流電源516に接続して、高分子分散液晶層514に交流電圧を印加するようにする。なお、図31では、液晶分子の図示を省略してある。
以上、図21から図31の構成例で述べたような、媒質の屈折率が変化することで光学素子の焦点距離等が変化するタイプの光学素子は、形状が変化しないため機械設計が容易である、機械的構造が簡単になる等のメリットがある。
本構成例では、レンズ102と可変焦点レンズ140とで、撮像レンズを構成している。そして、この撮像レンズと撮像素子408とで撮像ユニット141を構成している。可変焦点レンズ140は、透明部材142と一対の透明電極145との間に密閉された圧電性のある合成樹脂等の柔らかい透明物質143とで、光を透過する流体あるいはゼリー状物質144を挟んで構成されている。
従って、本構成例によれば、物体距離が変わった場合でも光学系をモータ等で動かすことなくフォーカスができ、小型、軽量、消費電力が少ない点で優れている。
圧電性を有する有機材料や、圧電性を有する合成樹脂、圧電性を有するエラストマー等を用いると可変焦点レンズ面の大きな変形が実現できてよい。
可変焦点レンズには透明な圧電材料を用いるとよい。
図33の構成例では、支援部材147と透明部材142との間には、一対の透明電極145間に密閉された透明物質143と、外周側が変形可能な部材148で覆われた流体あるいはゼリー状物質144とが介挿されており、透明物質143に電圧をかけることによって、透明物質143が変形しても、図34に示すように、可変焦点レンズ140全体の体積が変わらないように変形するため、シリンダー146が不要になる。なお、図33、図34中、148は変形可能な部材で、弾性体、アコーディオン状の合成樹脂または金属等でできている。
なお、透明物質143に電歪材料、例えば、アクリルエラストマー、シリコンゴム等を用いる場合は、透明物質143を透明基板と電歪材料を貼り合わせた構造にするとよい。
マイクロポンプ160は、例えば、マイクロマシンの技術で作られた小型のポンプで、電力で動くように構成されている。流体161は、透明基板163と、弾性体164との間に挟まれている。図35中、165は弾性体164を保護するための透明基板で、設けなくてもよい。
マイクロマシンの技術で作られたポンプの例としては、熱変形を利用したもの、圧電材料を用いたもの、静電気力を用いたものなどがある。
特に積層型圧電トランスを用いると小型化できてよい。
圧電材料200には透明物質143と同様の材料が用いられており、圧電材料200は、柔らかい透明基板202の上に設けられている。なお、透明基板202には、合成樹脂、有機材料を用いるのが望ましい。
本構成例においては、2つの透明電極59を介して電圧を圧電材料200に加えることで圧電材料200は変形し、図36に示す状態においては凸レンズとしての作用を持っている。
このとき透明基板202は、流体161の体積が変化しないように変形するので、液溜168が不要になるというメリットがある。
なお、図35に示した構成例にも言えることであるが、透明基板163,165はレンズとして構成しても、或いは平面で構成してもよい。
本構成例の可変焦点レンズによれば、薄板200Aと200Bの材料の方向性を反転させることで、変形量を大きくし、大きな可変焦点範囲が得られるというメリットがある。
なお、図38中、204はレンズ形状の透明基板である。
本構成例においても、紙面の右側の透明電極59は透明基板202よりも小さく形成されている。
そのようにすれば、レンズの収差補正等もすることができ、便利である。
本構成例の可変焦点レンズ207は、例えばシリコンゴムやアクリルエラストマー等の電歪材料206を用いて構成されている。
このように構成された可変焦点レンズ207は、電圧が低いときには、図39に示すように、凸レンズとして作用し、電圧を上げると、図40に示すように、電歪材料206が上下方向に伸びて左右方向に縮むので、焦点距離が伸びる。従って、可変焦点レンズとして動作する。
従って、本構成例の可変焦点レンズによれば、大電源を必要としないので消費電力が小さくて済むというメリットがある。
以上述べた図32〜図40に示した可変焦点レンズに共通して言えるのは、レンズとして作用する媒質の形状が変化することで、可変焦点を実現していることである。屈折率が変化する可変焦点レンズに比べて、焦点距離変化の範囲が自由に選べる、大きさが自由に選べる、等のメリットがある。
本構成例の可変焦点レンズ214は、透明弾性体208,209でアゾベンゼン210が挟まれており、アゾベンゼン210には、透明なスペーサー211を経由して紫外光が照射されるようになっている。
図41中、212,213はそれぞれ中心波長がλ1,λ2の例えばLED、半導体レーザ等の光源である。
一方、中心波長がλ2の可視光がシス型のアゾベンゼン210に照射されると、アゾベンゼン210はシス型からトランス型に変化して、体積が増加する。このため、可変焦点レンズ214の形状は厚くなり、凸レンズ作用が増加する。
このようにして、本構成例の光学素子214は可変焦点レンズとして作用する。
また、可変焦点レンズ214では、透明弾性体208,209の空気との境界面で光が全反射するので外部に光がもれず、効率がよい。
本構成例の可変ミラー45は、支持台423で外周側が支持されたアクリルエラストマー等の有機材料からなる電歪材料453と間を隔てて分割電極409bを設け、電歪材料453の上に順に電極452、変形可能な基板451を設け、さらにその上に入射光を反射するアルミニウム等の金属の薄膜からなる反射膜450を設けた4層構造として構成されている。
このように構成すると、分割電極409bを電歪材料453と一体化した場合に比べて、反射膜450の面形状が滑らかになり、光学的に収差を発生させにくくなるというメリットがある。
なお、変形可能な基板451と電極452の配置は逆でも良い。
また、図43中、449は光学系の変倍を行なう釦であり、可変ミラー45は、釦449を使用者が押すことで反射膜450の形を変形させて、変倍をすることができるように演算装置414を介して制御されている。
なお、アクリルエラストマー等の有機材料からなる電歪材料のかわりに既に述べたチタン酸バリウム等の圧電材料を用いてもよい。
図44(b)は反射膜の反対側から見た図であり、変形部材にコイル(電極)が設けられて駆動回路から電流を流すことで永久磁石の磁場とで電磁力を生じ、ミラー形状が変化するようになっている。
コイルは薄膜コイル等を用いると製作が容易で、かつ、剛性を下げられるのでミラーが変形し易くて良い。
撮像装置のついたテレビモニター、パソコンのモニター、ディスプレイも含むものとする。
情報発信装置は、信号処理装置の中に含まれる。
球面、平面、回転対称非球面のほか、光軸に対して偏心した球面、平面、回転対称非球面、あるいは対称面を有する非球面、対称面を1つだけ有する非球面、対称面のない非球面、自由曲面、微分不可能な点、線を有する面等、いかなる形をしていても良い。反射面でも、屈折面でも、光になんらかの影響を与えうる面ならば良い。
本発明では、これらを総称して拡張曲面と呼ぶことにする。
要するに、光学素子で、光の反射、屈折、回折等の光偏向作用が変化しうるものを光学特性可変光学素子と呼ぶ。
−10.0 < f1/f < −0.15 …(5)
|R1/f| > 1.0 …(14)
0.05 < |β1| < 1.3 …(4)
0.0 ≦ |δ/f| < 1.00 …(11)
0.0° ≦ |ε| < 20° …(12)
1.0 < Cj/f < 60.0 …(10)
0 < |md/f| < 0.3 …(6)
0 < md2/Sm < 5.0×10-4 …(7)
0 ≦ |Vm| < 500 …(8)
0 ≦ |φDM×f| < 1.00 …(9)
10° < θ < 120° …(1)
30° ≦ θ ≦ 60° …(2')
30° ≦ φ ≦ 60° …(3')
59、145、513a、513b 透明電極
102、512a、512b、512c、522、552、538、553、871、902 レンズ
103 制御系
103’ 回路
104,141 撮像ユニット
140、162、201、207、214、511、551 可変焦点レンズ
142 透明部材
143 透明物質
144 ゼリー状物質
146 シリンダー
147 支援部材
148 変形可能な部材
160、180 マイクロポンプ
161 流体
163、165、202、204、532、533、562、563、566、
567 透明基板
164 弾性体
168 制御装置
181 振動板
182、183、409b、409d、409k、452 電極
184、185 弁
189 膜
189a、423 支持台
200 圧電材料
200A、200B 薄板
206、409c−2,453 電歪材料
208、209 透明弾性体
210 アゾベンゼン
211 スペーサー
212、213 光源
303 画像処理装置
304、411、425、425a、425b、428 駆動回路
408、523、IS 撮像素子
409a 薄膜
409c、409c’ 圧電素子
409c−1、409e、409j、451 基板
411a、411b、519 可変抵抗器
412,516 電源
413 電源スイッチ
414 演算装置
415 温度センサー
416 湿度センサー
417 距離センサー
424 振れセンサー
426 永久磁石
427、428’ コイル
449 釦
450、568 反射膜
508a、508b、509a、509b レンズ面
514 高分子分散液晶層
515 スイッチ
517、555 液晶分子
518 高分子セル
521、810 明るさ絞り
531 可変焦点回折光学素子
533a、533b、562a、563a、563b、566a、567b 面
539a、539b 配向膜
550 可変焦点眼鏡
554 ツイストネマティック液晶層
561 可変偏角プリズム
562b 透明基板562の内面
565 可変焦点ミラー
566b 透明基板566の内面
567a 透明基板567の内面
800 光軸
801 凹レンズ
802 ミラー
803 レンズ系
804、805、806、807 レンズ群
808、FL フィルター群
809 ズーム撮像光学系
DM 形状可変ミラー
G1、G3 負のパワーを有する固定レンズ群
G2、G4 正のパワーを有する移動レンズ群
G5 正のパワーを有する固定レンズ群
I 像面
L1 平凹レンズ
L21 物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
L22、L41、L42、L5 両凸レンズ
L31、L43、L44 両凹レンズ
L32 物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
S 絞り
Claims (3)
- 光学特性可変光学素子を含む光学素子群と少なくとも2つの光学素子群を有し、少なくとも3つの光学素子群を動かすことにより変倍を行うことを特徴とする光学系。
- 光学特性可変光学素子を含む光学素子群と少なくとも2つの光学素子群を有し、光学特性可変光学素子を含む群と少なくとも前記2つの光学素子群を動かすことにより変倍を行うことを特徴とする光学系。
- 光学特性可変光学素子を含む光学素子群と少なくとも3つの光学素子群を有し、光学特性可変光学素子を含まぬ光学素子群のうち少なくとも3つを動かすことにより変倍を行うことを特徴とする光学系。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004233877A JP2006053275A (ja) | 2004-08-10 | 2004-08-10 | 光学系 |
US11/079,095 US7131740B2 (en) | 2004-03-17 | 2005-03-15 | Optical system and optical apparatus provided with the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004233877A JP2006053275A (ja) | 2004-08-10 | 2004-08-10 | 光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006053275A true JP2006053275A (ja) | 2006-02-23 |
JP2006053275A5 JP2006053275A5 (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=36030805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004233877A Pending JP2006053275A (ja) | 2004-03-17 | 2004-08-10 | 光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006053275A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009033709A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Samsung Electronics Co Ltd | アクチュエータ及びその製造方法、並びにそれを用いたモジュール変位調整装置 |
JP2010533370A (ja) * | 2007-07-23 | 2010-10-21 | カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー | マイクロリソグラフィ投影露光装置の光学システム |
WO2014061595A1 (ja) * | 2012-10-15 | 2014-04-24 | 株式会社ニコン | 反射屈折撮影レンズ |
WO2023071955A1 (zh) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | 维沃移动通信有限公司 | 摄像装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000089114A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-31 | Olympus Optical Co Ltd | ズームレンズ |
JP2002277736A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2003043354A (ja) * | 2001-05-14 | 2003-02-13 | Olympus Optical Co Ltd | 電子撮像装置 |
-
2004
- 2004-08-10 JP JP2004233877A patent/JP2006053275A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000089114A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-31 | Olympus Optical Co Ltd | ズームレンズ |
JP2002277736A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2003043354A (ja) * | 2001-05-14 | 2003-02-13 | Olympus Optical Co Ltd | 電子撮像装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533370A (ja) * | 2007-07-23 | 2010-10-21 | カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー | マイクロリソグラフィ投影露光装置の光学システム |
US8294991B2 (en) | 2007-07-23 | 2012-10-23 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Interference systems for microlithgraphic projection exposure systems |
JP2009033709A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Samsung Electronics Co Ltd | アクチュエータ及びその製造方法、並びにそれを用いたモジュール変位調整装置 |
WO2014061595A1 (ja) * | 2012-10-15 | 2014-04-24 | 株式会社ニコン | 反射屈折撮影レンズ |
JP2014081414A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Nikon Corp | 反射屈折撮影レンズ |
US10228548B2 (en) | 2012-10-15 | 2019-03-12 | Nikon Corporation | Catadioptric photographic lens |
WO2023071955A1 (zh) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | 维沃移动通信有限公司 | 摄像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4311905B2 (ja) | 光学系 | |
US7269344B2 (en) | Optical apparatus | |
US6791741B2 (en) | Optical apparatus | |
US6961187B2 (en) | Imaging device | |
US7131740B2 (en) | Optical system and optical apparatus provided with the same | |
US6801370B2 (en) | Imaging optical system | |
US20040027684A1 (en) | Optical system, and optical apparatus | |
JP2002243918A (ja) | 可変焦点レンズ、光学特性可変光学素子及び光学装置 | |
JP2002214662A (ja) | 光学装置の振れ補正装置 | |
US6924944B2 (en) | Optical system, and optical apparatus | |
JP4685907B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2004077921A (ja) | ズーム光学系及びそれを用いた撮像装置 | |
JP2003233007A (ja) | ズーム光学系及びそれを用いた撮像装置 | |
JP2006072267A (ja) | 光学特性可変光学素子 | |
JP2004198636A (ja) | 光学系及びそれを用いた光学装置 | |
JP2007108791A (ja) | 光学装置 | |
JP2006138950A (ja) | 光学特性可変光学素子、その光偏向作用を検出する検出装置及び光学特性可変光学素子を用いた光学装置 | |
JP2005266128A (ja) | 光学系及びそれを備えた光学装置 | |
JP2006053275A (ja) | 光学系 | |
JP2006072266A (ja) | 光学特性可変光学素子 | |
JP2006053274A (ja) | 光学系及びそれを備えた光学装置 | |
JP2002303783A (ja) | 撮像装置の焦点調節ユニット | |
JP2005106855A (ja) | 屈曲光学系用レンズ筐体 | |
JP2005084655A (ja) | 屈曲光学系用レンズ筐体 | |
JP2007121944A (ja) | 撮像光学系および観察光学系 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070730 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100803 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101207 |