JP2006053245A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の現像器を回転体の周方向に配置した画像形成装置において、各現像器に配設された現像ローラの保護カバーを簡単な操作で取り外すことができるようにする。
【解決手段】 回転軸部材41の周方向に沿って4つの現像器5Y,5M,5C,5Kが搭載されており、現像ローラ48が露出した開口部48Aに保護カバー100Y,100M,100C,100Kが取り付けられている。これらの保護カバー100Y,100M,100C,100Kには、回転軸部材41の周方向に沿って保護カバーのそれぞれを繋ぐようにテープ部材116がたるみを持たせて接着されている。保護カバー100Yに接着されたテープ部材116の終端は、保護カバー100Yを回転方向に引っ張るための操作部116Aとなっている。操作部116Aを引っ張ると、回転軸部材41が回転して現像器5Y,5M,5C,5Kが移動し、保護カバー100Y,100M,100C,100Kが順番に外れる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、現像ローラが配設された複数の現像器を回転体の周方向に沿って配置し、現像器を順次現像領域に移動して像担持体の静電潜像を現像する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を適用したフルカラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置としては、単一の感光体ドラムに隣接させて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の各色に対応した複数の現像器を回転体の周方向に沿って配置し、これらの現像器を回転駆動して順次感光体ドラムと対向する現像領域に移動させる回転式現像装置を搭載したものがある。このような画像形成装置は、複数の現像器を現像領域に順次移動させ、感光体ドラム上に順次イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の各色のトナー像を形成し、これらのトナー像を記録用紙上に直接転写したり、中間転写ベルト等を介して記録用紙上に二次転写することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した所謂4サイクル方式のものである。この4サイクル方式の画像形成装置は、感光体ドラムが1つで済み、小型化が可能であるという特徴を有している。
このような画像形成装置においては、複数の現像器のそれぞれに、感光体ドラム上の静電潜像を現像する現像ローラが配設されており、この現像ローラが現像器の開口部に露出している。画像形成装置の組立て時や運搬時等には、開口部から現像剤が漏れ出したり、現像ローラが傷つかないようにするため、各現像器の開口部に保護カバーが取り付けられている。そして、画像形成装置の本体カバーを開放し、回転体に現像剤カートリッジを取り付けるときに、保護カバーを取り外すように構成されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2000−19839号公報
しかし、上記のような画像形成装置では、回転体に複数の現像器が装着されているため、各現像ローラの保護カバーを現像ローラの長手方向側から取り外そうとすると、回転体を回転させて保護カバーを画像形成装置の本体カバーの開放部に移動させる必要がある。そして、保護カバーを取り外した後、次の現像器を移動させて保護カバーを取り外す必要があり、操作が煩雑になるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、回転体に設けられた複数の現像ローラの離脱カバーを取り外すときの操作を簡便に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る画像形成装置は、画像形成装置本体に回転自在に設けられた回転体と、前記回転体の回転方向に沿って複数設けられ、像担持体の潜像を現像剤で現像させる現像ローラが配設された現像器と、を備えた画像形成装置であって、複数の現像器の前記現像ローラが露出する開口部に離脱可能に設けられ、前記開口部を塞ぐ複数の離脱部材と、前記回転体の回転方向に沿って前記離脱部材を繋ぐように配置された連結部材と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、回転体の周方向に沿って配設された複数の現像器には、現像ローラが露出する開口部に離脱部材が脱離可能に設けられている。これらの離脱部材には、連結部材が回転体の回転方向に沿って離脱部材を繋ぐように取り付けられている。連結部材を回転体の回転方向に引っ張ると、回転体が回転する。そして、連結部材と離脱部材の角度が大きくなると、回転体の略半径方向に引張力が作用し、その引張力によって離脱部材が現像器から外れる。さらに連結部材を引っ張ると、回転体が周方向に回転して次の現像器が引っ張られ、その引張力によってその現像器に取り付けられた離脱部材が外れる。これにより、回転体の回転方向に沿って配置された複数の離脱部材を順次現像器から取り外すことができる。このため、複数の離脱部材を簡単な操作で取り外すことができ、作業が簡便になる。
請求項2に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記連結部材の終端に設けられ、前記離脱部材を前記回転体の回転方向に引っ張るための操作部と、前記現像器に現像剤を供給する現像剤カートリッジを前記回転体に対して着脱する開口を開閉する本体カバーと、を備え、前記本体カバーが開放されたときに、前記連結部材の終端を前記開口に位置させることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、本体カバーを開放したとき、開口に連結部材の終端が位置しているため、その終端の操作部を引っ張ると、回転体が回転する。そして、本体カバーの開口に離脱部材が移動すると、回転体の略半径方向に引張力が作用し、その引張力によって離脱部材が現像器から外れる。さらに連結部材を引っ張ると、回転体が回転して次の現像器が開口に移動し、その引張力によって離脱部材が現像器から外れる。これにより、本体カバーを開放し、連結部材の終端を引っ張ることにより、複数の現像器の離脱部材を順次取り外すことができる。このため、離脱部材の取り外し作業がよりいっそう簡便になる。
請求項3に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記離脱部材同士を繋ぐ前記連結部材にたるみを設けたことを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、取り外し対象となる離脱部材に引張力が作用しているときに、次の取り外し対象となる離脱部材に力が伝達されないので、離脱部材が順番に外れる。
請求項4に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の構成において、前記離脱部材には、前記現像器に形成された第1係止部に係止されるとともに、前記離脱部材が長手方向に沿って撓むと前記第1係止部から離れる第1被係止部材と、前記現像器に形成された第2係止部に係止されるとともに、前記第1被係止部材が前記第1係止部から離れた状態で、前記離脱部材の前記現像器からの脱落を阻止する第2被係止部材と、が設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の画像形成装置によれば、離脱部材の第1被係止部材が第1係止部に係止され、第2被係止部材が第2係止部に係止されることで、離脱部材が現像器に装着されており、現像ローラを保護すると共に、開口部をシールして現像剤漏れを防止している。そして、連結部材を引っ張って離脱部材を長手方向に沿って撓ませると、第1被係止部が第1係止部から離れて係止解除される。
このとき、瞬間的に見ると、第2被係止部材は係止解除されず、離脱部材の現像器からの脱落を阻止している。このため、外れた離脱部材が現像ローラに当たり、現像ローラの表面を傷つけるようなことがない。また、離脱部材を長手方向に沿って撓ませることにより、回転体の半径方向へ取り外すことができるため、本体カバーが回転体の半径方向に開放される形式の画像形成装置に好適に用いることができる。
本発明に係る画像形成装置は、上記のように構成したので、回転体に装着された複数の現像器から、各現像ローラの離脱部材を簡便に取り外すことができ、操作性が向上する。
以下、本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、最初に画像形成装置の構成の概要を説明し、次に、本発明の要部について説明する。
図1は、この実施形態の画像形成装置であるフルカラープリンタ1を示す概略構成図である。
このフルカラープリンタ1の内部には、中央よりもやや右上部に、像担持体としての感光体ドラム2が回転可能に配設されている。この感光体ドラム2は表面に感光体層が被覆されており、図示しない駆動手段により、矢印方向に回転駆動される。この感光体ドラム2の表面は、感光体ドラム2の略真下に配置された帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、この感光体ドラム2の真下の離れた位置に配置された露光手段としてのROS4(Raster Output Scanner)によって、レーザービーム(LB)が露光され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置した回転式現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。
その際、感光体ドラム2の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。回転式現像装置5は、対応する色の現像器5Y、5M、5C、5Kが、感光体ドラム2と対向する現像領域に移動する。例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して4回繰り返され、感光体ドラム2の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。
感光体ドラム2上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム2の外周に中間転写ベルト6が巻き付けられた一次転写位置において、中間転写ベルト6上に互いに重ね合わされた状態で、一次転写ロール7によって一次転写される。この中間転写ベルト6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像は、所定のタイミングで給紙される記録用紙9上に、二次転写ロール8によって一括して二次転写される。記録用紙9は、フルカラープリンタ1の下部に配置された給紙カセット10から、ピックアップロール11によって送り出されるとともに、フィードロール12及びリタードロール13によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、レジストロール14によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト6の二次転写位置へと搬送される。
この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2における回動方向の上流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップインロール15と、先述の一次転写ロール7と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップアウトロール16と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール17と、中間転写ベルト6のクリーニング装置18に対向する第1のクリーニングバックアップロール19と、第2のクリーニングバックアップロール20とによって、所定の張力で張架されている。この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2の回転に伴って従動される。
なお、この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2や帯電ロール3などを含めて、一体的に像形成ユニット21を構成しており、フルカラープリンタ1の上部カバー22を開くことによって、像形成ユニット21の全体がフルカラープリンタ1に対して着脱自在となるように構成されている。また、中間転写ベルト6の上部には、中間転写ベルト6上に形成されたトナーのパッチを検出する反射型フォトセンサからなる位置センサ23が配設されている。
また、中間転写ベルト6のクリーニング装置18は、第1のクリーニングバックアップロール19によって張架された中間転写ベルト6の表面に当接するように配置されたスクレーパ24と、第2のクリーニングバックアップロール20によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置されたクリーニングブラシ25とを備え、これらのスクレーパ24やクリーニングブラシ25によって除去された残留トナーや紙粉は、クリーニング装置18の内部に回収されるようになっている。なお、クリーニング装置18は、揺動軸26を中心にして、図中反時計周り方向に揺動可能に配置されており、最終色のトナー像の二次転写が終了するまでは、中間転写ベルト6の表面から離間した位置に退避しているとともに、最終色のトナー像の二次転写が終了すると、中間転写ベルト6の表面に当接するように構成されている。
さらに、中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、定着器27へと搬送され、この定着器27によって熱及び圧力でトナー像が記録用紙9上に定着され、片面プリントの場合には、排出ロール28によってフルカラープリンタ1の上部に設けられた排出トレイ29上にそのまま排出される。
一方、両面プリントの場合には、定着器27によりトナー像が定着された記録用紙9を、排出ロール28によって排出トレイ29上にそのまま排出せずに、排出ロール28によって記録用紙9の後端部を挟持した状態で、排出ロール28を逆転させるとともに、記録用紙9の搬送径路を両面用の用紙搬送路30に切り替え、この両面用の用紙搬送路30に配設された搬送ロール31によって、記録用紙9の表裏を反転した状態で、再度、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送して、記録用紙9の裏面に画像を形成するようになっている。
さらに、フルカラープリンタ1には、オプションによって、フルカラープリンタ1の側面に手差しトレイ32が開閉自在に装着可能となっている。この手差しトレイ32上に載置された任意のサイズ及び種類の記録用紙9は、給紙ロール33によって給紙され、搬送ロール31及びレジストロール14を介して、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送されることにより、任意のサイズ及び種類の記録用紙9にも画像を形成することが可能となっている。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の斜め下方に配置されたクリーニング装置34のクリーニングブレード35によって、残留トナーなどが除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
図3は、この実施形態に係るフルカラープリンタ1に適用される回転式現像装置5を示す断面図である。また、図4は、現像剤カートリッジ45Y、45M、45C、45Kが装着される前の回転式現像装置5を示す外観斜視図である。
この回転式現像装置5は、図3及び図4に示すように、中心部に長手方向に沿って配設された円筒状の回転軸部材41と、回転軸部材41の長手方向の両端部に配設されたフランジ部材42及びギア部材43と、フランジ部材42及びギア部材43によって形成される円筒形状の空間を90度毎に4つに仕切る仕切り部材44とを備えている。
この回転式現像装置5は、図3に示すように、回転軸部材41を中心にして、矢印方向(反時計回り)に回転可能にフルカラープリンタ1に取り付けられている。この回転式現像装置5には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの現像器5Y、5M、5C、5Kが、周方向に沿って実装されているとともに、これらの現像器5Y、5M、5C、5Kに対応してイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの現像剤カートリッジ45Y、45M、45C、45Kが、周方向に沿って実装されている。これらの現像器5Y、5M、5C、5Kは、すべて同様に構成されているので、ここでは、イエロー(Y)の現像器5Yを例にして説明する。
現像器5Yの内部には、図3に示すように、現像器5Yに形成された開口部48Aに一部が露出するように配置された現像ローラ48と、この現像ローラ48の斜め下方の背面側に位置し、現像ローラ48と平行に延びる2本のスパイラルオーガ49、50が配設されている。スパイラルオーガ50の背面側には、現像剤カートリッジ45Yから補給された現像剤150を攪拌しながら搬送するスパイラル状のアジテータ51が配設されている。スパイラルオーガ50は、アジテータ51によって搬送されて現像器5Y内に収容されている現像剤150を一方向に攪拌しながら搬送する。スパイラルオーガ49は、スパイラルオーガ50の搬送方向とは逆方向に現像剤150を攪拌しながら搬送し、現像剤を現像ローラ48に均等に供給する。現像ローラ48の表面に供給された現像剤150は、層厚規制部材53によって層厚が規制され、現像ローラ48の回転に伴って、感光体ドラム2と対向する現像領域へと搬送される。なお、この実施形態では、現像剤として、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用しているが、現像剤150としては、少なくともトナーを含んでいればよく、トナーのみからなる一成分の現像剤を使用しても勿論良い。
図2及び図4に示すように、イエロー(Y)の現像器5Yには、イエロー(Y)の現像剤が収容された現像剤カートリッジ45Yが着脱可能に配置されている。すなわち、この現像剤カートリッジ45Yは、フルカラープリンタ1の側部の開口37Aに取り付けられた本体カバー37を開放することによって、現像器5Yに対して着脱が可能であり、現像剤カートリッジ45Yを交換できるようになっている。
図4及び図5に示すように、現像器5Y,5M,5C,5Kには、フルカラープリンタ1の組立て時や運搬時などに、現像剤漏れを防止すると共に現像ローラ48を保護するため、現像ローラ48が露出する開口部48Aに保護カバー100Y,100M,100C,100Kが取り付けられている。これらの保護カバー100Y,100M,100C,100Kはすべて同じ形状であるので、図6に示す現像器5Yの保護カバー100Yを例に説明する。なお、説明の便宜上、図6において、矢印U方向を保護カバー100Yにおいて上方向とし、矢印D方向を下方向とする。
図6に示すように、保護カバー100Yは、現像ローラ48が露出する開口部48Aを閉塞可能な長形の薄板状部材であり、現像ローラ48の周面に沿って湾曲する円弧部101Aを備えている。この保護カバー100Yは、長手方向の両端部から現像剤カートリッジ45Y(図4参照)の収容部114の上方へ張り出す略台形状の張出片101Bを備えている。
保護カバー100Yの上端部で、かつ両端部には、第1被係止部材としての第1爪102が長手方向の外側に向かうように突設されている。また、保護カバー100Yの下端部における張出片101Bの内側には、第2被係止部材としての第2爪103が、上方(U方向)に向かうように突設されている。さらに、保護カバー100Yの下端部における張出片101Bの間にも、所定間隔を隔てて2つの第2爪103が、上方(U方向)に向かうように突設されている。保護カバー100Yは、例えばポリプロピレン等の合成樹脂で一体成形されている。また、保護カバー100Yの長手方向中央部には、上端部(U方向端部)付近にテープ部材116が接着されている(後に詳述する)。
一方、現像器5Yには、開口部48Aの周縁で、かつ上部(U方向)両側の所定位置には、第1爪102が係止される第1係止部としての略矩形状の切欠部110が形成されている。また、開口部48Aの周縁下部(D方向)には、各第2爪103が係止される第2係止部としてのリブ112が、開口部48Aの周縁の長手方向に沿って所定高さ突設されている。このリブ112の両端は、張出片101B側にずれた第2爪103に対応して、その位置が下方にずれるように屈曲連設され、その高さも中央部分よりも高くなるように形成されている。
図5に示すように、各現像器5Y,5M,5C,5Kに取り付けられた保護カバー100Y,100M,100C,100Kの表面には、回転軸部材41の回転方向上流側の端部付近(第1爪102の側)に、テープ部材116の一端が接着剤118で接着されている。すなわち、図7に示すように、現像器5Mの保護カバー100Mには、テープ部材116の一端が接着剤118で接着されており、そのテープ部材116の他端は、回転方向下流側の保護カバー100Yに接着されたテープ部材116の上から、接着剤119で接着されている(図5参照)。また、保護カバー100Cに接着されたテープ部材116の他端は、回転方向下流側の保護カバー100Mに接着されたテープ部材116の上から、接着剤119で接着されている。さらに、図5に示すように、保護カバー100Kに接着されたテープ部材116の他端は、回転方向下流側の保護カバー100Cに接着されたテープ部材116の上から、接着剤119で接着されている。
図4及び図5に示すように、回転方向下流側の保護カバー100Yに接着されたテープ部材116の終端は、保護カバー100Yを回転軸部材41の周方向に引っ張るための操作部116Aとなっている。また、保護カバー100Kと保護カバー100Yとは、テープ部材116で連結されていない。4つのテープ部材116は、たるみを設けた状態で各保護カバー100Y,100M,100C,100Kに接着されている。これらのテープ部材116は、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂で形成されている。なお、各保護カバー100Y,100M,100C,100Kが取り付けられた状態では、回転軸部材41に現像剤カートリッジ45Y,45M,45C,45Kは装着されていない。
次に、この実施形態のフルカラープリンタ1の作用について説明する。
フルカラープリンタ1の運搬時等においては、各現像器5Y,5M,5C,5Kの開口部48Aに保護カバー100Y,100M,100C,100Kが取り付けられている。すなわち、各第2爪103をリブ112に係止した後、第1爪102を切欠部110に押し込んで係止させることにより、保護カバー100Y,100M,100C,100Kを各現像器5Y,5M,5C,5Kに装着している。従って、運搬時等においては、保護カバー100Y,100M,100C,100Kによって現像ローラ48が保護されると共に、現像剤漏れが防止される。
フルカラープリンタ1の運搬等が終了した後、図5に示すように、本体カバー37を開放し、各現像器5Y,5M,5C,5Kに取り付けられた保護カバー100Y,100M,100C,100Kの取り外し操作を行う。そのとき、回転軸部材41のギア部材43(図4参照)はロックされておらず、フリーの状態となっており、回転軸部材41が回転可能である。
図5に示すように、本体カバー37を開放した開口37Aには、現像器5Yの保護カバー100Yに設けられたテープ部材116の操作部116Aが位置している。図8(A)に示すように、操作部116Aを引っ張ると、回転軸部材41が矢印方向に回転し、その時の引張力によって保護カバー100Yの中央部が外方に向かって隆起するように撓む。そして、保護カバー100Yの撓み変形により切欠部110から第1爪102が外れる(図6参照)。さらに、テープ部材116を引っ張ると、第2爪103がリブ112から脱離することで、保護カバー100Yが現像器5Yから外れる。すなわち、第1爪102が切欠部110から外れた瞬間には、第2爪103がリブ112に係止されており、第1爪102と第2爪103が外れる時間差があるので、現像器5Yから保護カバー100Yが脱落して現像ローラ48を傷つけることがない。また、テープ部材116には、たるみが設けられているので、保護カバー100Yを取り外すときの引張力が、回転方向上流側に繋がれた保護カバー100M等に伝わることがない。
さらにテープ部材116を引っ張ると、図8(B)に示すように、回転軸部材41の回転により現像器5Mが本体カバー37の開放位置(開口37Aの位置)へ回転する。これに伴い、保護カバー100Mの第1爪102と第2爪103が順番に外れ、保護カバー100Mが現像器5Mから外れる。さらに、テープ部材116を引っ張ると、回転軸部材41の回転により現像器5Cが本体カバー37の開放位置へ回転し、保護カバー100Cが現像器5Cから外れる。さらに、テープ部材116を引っ張ると、図8(C)に示すように、回転軸部材41の回転により現像器5Kが本体カバー37の開放位置へ回転し、これに伴い保護カバー100Kが現像器5Kから外れる。これにより、図9に示すように、すべての保護カバー100Y,100M,100C,100Kが取り外された状態となる。この状態で、図1及び図2に示すように、各現像器5Y,5M,5C,5Kに現像剤カートリッジ45Y,45M,45C,45Kが装着され、本体カバー37が閉止される。
このようなフルカラープリンタ1では、テープ部材116を引っ張ることで、各現像器5Y,5M,5C,5Kの保護カバー100Y,100M,100C,100Kを順次簡単に取り外すことができる。このため、取り外し時の操作性が良く、組立て等の作業が簡便となる。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図10及び図11に示すように、このフルカラープリンタ120では、テープ部材126の一端が保護カバー100Y,100M,100C,100Kの円弧部101Aに接着剤128で接着されている。そして、テープ部材126の他端は、回転方向下流側で隣り合う保護カバー100の円弧部101Aに接着剤129で接着されている。例えば、保護カバー100Mに接着されたテープ部材126の他端は、回転方向下流側の保護カバー100Yに接着されたテープ部材126の上から接着剤129で接着されている。また、保護カバー100Yに接着されたテープ部材126の他端は、操作部126Aとなっている。4つのテープ部材126は、撓んだ状態で保護カバー100Y,100M,100C,100Kに接着されている。
次に、この実施形態のフルカラープリンタ120の作用について説明する。
図12(A)に示すように、保護カバー100Yに設けられたテープ部材126の操作部126Aを引っ張ると、回転軸部材41が矢印方向に回転し、その時の引張力によって保護カバー100Yの第1爪102が切欠部110から外れ、その後、第2爪103がリブ112から外れる(図6参照)。これにより、保護カバー100Yが現像器5Yから外れる。さらにテープ部材126を引っ張ると、図12(B)に示すように、回転軸部材41の回転により現像器5Mが本体カバー37の開放位置(開口37Aの位置)へ回転し、これと共に、保護カバー100Mが現像器5Mから外れる。さらにテープ部材126を引っ張ると、図12(C)に示すように、現像器5Cが本体カバー37の開放位置へ回転し、これと共に保護カバー100Cが現像器5Cから外れ、さらに現像器5Kが本体カバー37の開放位置へ回転し、これと共に保護カバー100Kが外れる。これにより、すべての保護カバー100Y,100M,100C,100Kが取り外された状態となり、取り外し作業が簡便になる。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図13に示すように、このフルカラープリンタ130では、1本のテープ部材136が用いられている。このテープ部材136は、各保護カバー100Y,100M,100C,100Kの外面の回転方向下流側付近に、周方向に隣り合う順に、接着剤138で撓んだ状態で接着されている。保護カバー100Yに接着されたテープ部材136の端部は操作部136Aとなっており、保護カバー100Yと保護カバー100Kとはテープ部材で連結されていない。
このようなフルカラープリンタ130でも、テープ部材136の操作部126Aを引っ張ることで、回転軸部材41を回転させ、各保護カバー100Y,100M,100C,100Kを周方向の順に現像器5Y,5M,5C,5Kから取り外すことができる。このため、取り外し作業が簡便であり、操作性が良い。また、1本のテープ部材136を複数の保護カバー100Y,100M,100C,100Kに接着すればよく、製造が容易で低コスト化が可能となる。
本発明の第1実施形態に係るフルカラープリンタを示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るフルカラープリンタを示す概略構成図であって、現像剤カートリッジを取り出した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るフルカラープリンタの回転式現像装置を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係るフルカラープリンタの回転式現像装置の保護カバー及びテープ部材を示す斜視図である。 図4に示す回転式現像装置の保護カバー及びテープ部材を示す構成図である。 図4に示す回転式現像装置の現像器に取り付けられる保護カバーの構成を示す斜視図である。 図4に示す回転式現像装置の現像器付近の構成を示す部分断面図である。 図4に示す回転式現像装置の保護カバーの取り外し操作を説明する図である。 図4に示す回転式現像装置の保護カバーを取り外した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るフルカラープリンタの回転式現像装置の保護カバー及びテープ部材を示す構成図である。 図10に示す回転式現像装置の現像器付近の構成を示す部分断面図である。 図10に示す回転式現像装置の保護カバーの取り外し操作を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係るフルカラープリンタの回転式現像装置の保護カバー及びテープ部材を示す構成図である。
符号の説明
1 フルカラープリンタ(画像形成装置)
5 回転式現像装置
5Y,5M,5C,5K 現像器
37 本体カバー
37A 開口
41 回転軸部材
45Y,45M,45C,45K 現像剤カートリッジ
48A 開口部
48 現像ローラ
100Y 保護カバー(離脱部材)
100M 保護カバー(離脱部材)
100C 保護カバー(離脱部材)
100K 保護カバー(離脱部材)
102 第1爪
103 第2爪
110 切欠部
112 リブ
116 テープ部材(連結部材)
116A 操作部
120 フルカラープリンタ(画像形成装置)
126 テープ部材
126A 操作部
130 フルカラープリンタ(画像形成装置)
136 テープ部材(連結部材)
136A 操作部

Claims (4)

  1. 画像形成装置本体に回転自在に設けられた回転体と、
    前記回転体の回転方向に沿って複数設けられ、像担持体の潜像を現像剤で現像させる現像ローラが配設された現像器と、
    を備えた画像形成装置であって、
    複数の現像器の前記現像ローラが露出する開口部に離脱可能に設けられ、前記開口部を塞ぐ複数の離脱部材と、
    前記回転体の回転方向に沿って前記離脱部材を繋ぐように配置された連結部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連結部材の終端に設けられ、前記離脱部材を前記回転体の回転方向に引っ張るための操作部と、
    前記現像器に現像剤を供給する現像剤カートリッジを前記回転体に対して着脱する開口を開閉する本体カバーと、を備え、
    前記本体カバーが開放されたときに、前記連結部材の終端を前記開口に位置させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記離脱部材同士を繋ぐ前記連結部材にたるみを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記離脱部材には、
    前記現像器に形成された第1係止部に係止されるとともに、前記離脱部材が長手方向に沿って撓むと前記第1係止部から離れる第1被係止部材と、
    前記現像器に形成された第2係止部に係止されるとともに、前記第1被係止部材が前記第1係止部から離れた状態で、前記離脱部材の前記現像器からの脱落を阻止する第2被係止部材と、
    が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013130672A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および回転式現像装置

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