JP2006052734A - 噴射ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】 内燃機関に用いられる改良された可変オリフィス噴射ノズルを提供すること。
【解決手段】 内燃機関用の噴射ノズル4は、第1ノズル出口12、第2ノズル出口18及び燃料用の第1送達チャンバー50を有するノズル本体6と、 第1ノズル出口12を通る燃料噴射を制御するために、外側弁シート24と係合可能な外側弁ニードル10と、第2ノズル出口18を通る燃料噴射を制御するために、内側弁シート25と係合可能な内側弁ニードル14を備え、外側弁ニードル10は、軸方向孔16を備え、内側弁ニードル14がこの軸方向穴16内において摺動可能であり、噴射ノズル4は、内側弁ニードル14に連結されたスリーブ部材82と、外側弁ニードル10に連結されたリング部材80をさらに備えており、リング部材80は、外側弁ニードル10が所定距離Lよりも大きい距離にわたって軸方向に移動するとき、スリーブ部材82と係合され、内側弁ニードル14の軸方向移動をもたらしている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関用の燃料噴射システムに用いられる噴射ノズルに関する。さらに詳細には、制限はされないが、本発明は、第1及び第2弁ニードルが、複数のノズル出口を介する燃焼空間への燃料噴射を制御するように、操作可能である圧縮点火内燃機関に用いられる噴射ノズルに関する。
ますます厳しくなる環境規制によって、例えば、炭化水素、酸化窒素(NOx)及び一酸化炭素のような車両排気物質のレベルを低減するように、大きな圧力が自動車製造業者に課せられている。よく知られているように、排気物質を低減させる有効な方法は、燃料を高噴射圧力(例えば、約2000バール)で燃焼空間に供給すること、及び燃料の噴霧を最適化し、それによって、効率を改善し、かつ排ガス中の炭化水素のレベルを低減するために、小径のノズル出口を採用することにある。上記の手法は、燃料効率を改良し、有害なエンジンの排気物質を低減するのに有効であるが、関連する欠点は、ノズル出口の直径の縮小が、高エンジン負荷時における高噴射流量の要件と相反し、車両性能を損なうことである。
いわゆる「可変オリフィスノズル」(VONノズル)は、燃料を燃焼空間に噴射するのに用いられるオリフィスの数(従って、全オリフィス面積)を、異なるエンジン負荷に対して変更することを可能とする。典型的には、このような噴射ノズルは、少なくとも2つのノズル出口の組を有し、第1及び第2弁ニードルが、燃料噴射を1つの出口の組のみを介して行うか又は両方の出口の組を介して同時に行うかのいずれかを制御するように、操作可能である。本出願人による同時係属中の欧州特許出願第04250928号に記載されているようなこの種の既知の噴射ノズルでは、第1(上側)ノズル出口の組への燃料流れは、外側弁ニードルによって制御され、第2(下側)ノズル出口の組への燃料流れは、内側弁ニードルによって制御されている。第1ノズル出口の組を通る燃料の流れが十分な量に達した後にのみ、内側弁ニードルが外側弁ニードルによって持上げられる。この種の噴射ノズルは、比較的低エンジン負荷においてエンジン排気物質を最適化するために、小さい全ノズル出口面積を選択することを可能とする。一方、比較的高エンジン負荷において全燃料流量を増大させるために、大きい全ノズル出口面積が選択されてもよい。
このようなノズルは、多くの点で有益であるが、関連する問題も有している。例えば、外側弁ニードルが、内側弁ニードルと係合してそれを持ち上げる前に、持ち上がる距離を予め決定するために、複雑な形状の弁ニードルを製造することが必要である。この増大された複雑さは、増大された製造コストを伴い、これは、製造原価に対する厳しい引き下げ圧力を受けやすい業界において、望ましくない。さらに、ノズルを介する高い流れ効率を維持するのが、先行技術によるノズル設計の目的であるが、最近の噴射ノズルに利用されている高噴射圧力によって生じる高い横方向負荷が、内側ニードルの位置決めを妨げる傾向にある。
上記の問題に対処する目的で、本発明は、内燃機関に用いられる改良された可変オリフィス噴射ノズルを提供している。この噴射ノズルは、第1ノズル出口と、第2ノズル出口と、燃料用の送達チャンバーとを有するノズル本体を備えている。外側弁ニードルは、第1ノズル出口を通る燃料噴射を制御するために、外側弁シートと係合可能であり、内側弁ニードルは、第2ノズル出口を通る燃料噴射を制御するために、内側弁シートと係合可能である。外側弁ニードルは、軸方向孔を備えており、内側弁ニードルは、この軸方向孔内において滑動可能となっている。噴射ノズルは、内側弁ニードルに連結されたスリーブ部材と、外側弁ニードルと連結されたリング部材とをさらに備えている。リング部材は、外側弁ニードルが所定距離「L」よりも大きい距離にわたって軸方向に移動するとき、スリーブ部材と係合され、内側弁ニードルに軸方向移動をもたらしている。
好ましくは、スリーブ部材は、摩擦係合によって内側弁部材に連結されている。また、リング部材は、摩擦係合によって外側弁ニードルに連結されているのが好ましい。
本発明の1つの利点は、製造中や、内側及び外側弁ニードルのノズル本体への挿入の前に、所定距離「L」が簡単な手法で確立され得ることである。これによって、製造技術が簡素化され、その結果として、コストが低減されることになる。さらに、2つの部品、すなわち、スリーブ部材とリング部材を利用することによって、内側弁ニードルの形状を複雑にしないようにすることができる。何故なら、所定距離「L」は、スリーブ部材に対するリング部材の間隔によって確立されるからである。さらに、コスト低減は、より都合よく製造され得るニードルの簡素化された形態の結果として、達成されるものである。
リング部材とスリーブ部材は、それぞれ、第1及び第2端面を有しているとよい。リング部材の第1端面は、スリーブ部材の第2端面と向き合って離間している。リング部材の第1端面とスリーブ部材の第2端面との間隔の最大距離は、所定距離「L」に等しい。
好ましくは、スリーブ部材とリング部材は、実質的に管状である。
好ましくは、リング部材の第2端面は、内側弁ニードルに設けられた肩と当接している。従って、この肩は、組立操作中、リング部材を外側弁ニードルの孔に付勢する手段をもたらすことになる。
さらに、リング部材は、内側弁ニードルを付勢し、内側弁シートに係合させるように働いている。
本発明の特徴は、送達チャンバーから、外側弁シートを越え、第1ノズル出口に通じる燃料用の主流路に加えて、好ましくは、加圧燃料用の補助流路が、軸方向孔の領域によって、部分的に画成されていることにある。補助流路は、外側弁ニードルに画成された少なくとも1つの径方向通路によって、さらに画成されているとよい。この径方向通路は、軸方向孔と送達チャンバーに流体連通されている。
以下、例を挙げて、添付の図面に基づいて、本発明を説明する。
以下の説明において、「上側」及び「下側」という用語は、図面に示される噴射ノズルの方向に対して用いられている。同様に、「上流」及び「下流」という用語は、燃料入口ラインから燃料出口に向かってノズルを通る燃料の流れの方向に対して用いられている。
図1は、本発明の噴射ノズルが組み込まれ得る、総称的に2で表示される圧電燃料噴射器を示している。総称的に4で表示される噴射ノズルは、可変オリフィスノズル式である。この噴射ノズルは、行き止まり軸方向孔8を有するノズル本体6を備えている。この行き止まり軸方向孔8内には、ノズル本体6内に設けられた第1及び第2ノズル出口の組(図1には示されない)の各々を通る噴射を制御するために、外側弁ニードル10が摺動自在に収容されている。
燃料は、例えば、1つ以上の異なる噴射器に燃料を供給するように配置されたコモンレール又は他の適切な加圧燃料源から、入口39を介して噴射器2に供給されるようになっている。従って、加圧燃料は、入口39から、入口通路38と溜め容積部34を介して、ノズル本体6と外側弁ニードル10の上端領域10aとの間で孔8内に画成される環状チャンバー7に通じている。上端領域10aは、ノズル本体の孔8の直径と実質的に等しい直径を有し、これらの部分は、その協働作用によって、使用時に、外側弁ニードル10が孔8内において往復運動するとき、外側弁ニードル10の運動を案内するものである。上端領域10a内に機械加工によって形成された螺旋溝は、燃料が環状チャンバー7から穴8を通って第1送達チャンバー50に通じる流路をもたらすものである。この送達チャンバー50は、外側弁ニードル10の外面と出口の上流領域におけるノズル本体の孔8との間に画成されている。
外側弁ニードル10は、第1閉鎖バネ26により外側弁シート24に向かって付勢され、圧電アクチェータ30により付勢バネ26で与えられた力に抗して、外側弁シート24から離れる方向に移動するように操作可能となっている。圧電アクチェータ30は、溜め容積部34内に配置された圧電要素の積層体32と、電圧を積層体32の両端に印加させることが可能な電気コネクター40とを備えている。使用時において、溜め容積部34は、高圧燃料によって満たされ、積層体32に静圧負荷を印加している。圧電アクチェータ30は、油圧増幅器装置42を介して、外側弁ニードル10に連結されている。従って、外側弁ニードル10の移動は、積層体32を伸長及び収縮させるため、積層体32に印加される電圧を変化させることによって制御されるようになっている。
図2を参照すると、孔8は、行き止まり端に向かって、嚢容積部20で終端する円錐形のシート面22を画成している。シート面22は、外側弁シート24を画成し、外側弁ニードル10の下端領域10bは、第1出口12の組を通る燃料噴射を制御するために、この外側弁シート24と係合可能となっている。また、噴射ノズル4は内側弁ニードル14も備え、この内側弁ニードル14は、外側弁ニードル10の下側領域10bに設けられた軸方向孔16内に摺動可能に取り付けられ、シート面22によって画成された内側弁シート25と係合可能となっている。内側弁ニードル14の内側弁シート25に向かう運動及びそこから離れる運動によって、第2出口18の組を通る燃料噴射が制御されている。内側弁ニードル14は、直接作動されず、後述するように、外側弁ニードル10が所定量を超えて移動したあと、この外側弁ニードル10と協働して移動するようにされている。
第1出口12の組の入口端は、シート面22から半径方向に離れるように延在し、第2出口18の組の入口端は、嚢容積部20と連通し、そこから半径方向に離れるように延在している。図2において、第1出口12の組及び第2出口18の組は、各組ごとに2つ以上の出口を有し、各組は、ノズル本体6内において異なる軸方向位置に配置されるように示されている。しかし、同様に、出口12,18の組の各々は、単一の出口を備えていてもよい。従って、この明細書の趣旨として、「出口」という用語は1つ以上の出口に適用される、と考えられるべきである。
外側弁ニードル10内に設けられた軸方向孔16の行き止まり端は、内側弁ニードル14の上端を収容するのに用いられるチャンバー62を画成している。チャンバー62は、径方向通路53を介して、ノズル本体の孔8に連通されている。この径方向通路53は、外側弁ニードル10内に設けられた横断穿孔の形態にあり、チャンバー62に対して通気機能をもたらしている。さらに、チャンバー62内の加圧燃料は、内側弁ニードル14に作用し、内側弁ニードル14をその弁シート25に付勢する力を付与している。
外側弁ニードル10の下端領域10bは、横断穿孔の形態にあるさらに他の径方向通路52を備えている。ここで、各通路52の一端は送達チャンバー50と連通し、他端は軸方向穴16と連通している。径方向通路52は、第1(上側)送達チャンバー50と第1出口12の下方で軸方向に位置する第2(下側)送達チャンバー56との間で、燃料用の補助流路を部分的に画成している。従って、外側弁ニードル10が外側弁シート24から持ち上がると、燃料は、第2送達チャンバー56から第1出口12内に流れることが可能となり、内側弁ニードル14が内側弁シート25から持ち上がると、燃料は、第2送達チャンバー56から第2出口18内に流れることが可能となる。
図3(明確にするために、尺度は誇張されている)は、外側弁ニードル10が着座しているとき、外側弁ニードル10のシート領域10bが、第1出口12の上流で第1(上側)シートライン11を画成し、第1出口12の下流で第2(下側)シートライン13を画成するよう作成されていることを示している。外側弁ニードル10は、溝又は凹部領域を備え、この領域は、その上縁と下縁のそれぞれにおいて、上側シートライン11及び下側シートライン13を画成している。
さらに具体的には、図3は、外側弁ニードル10の下端領域10bが、4つの異なる領域、すなわち、上側領域10c、上側シート領域10d、下側シート領域10e及び端領域10fを備えていることを示している。領域10c〜10fは、明確にするために、図1又は図2に示されていない。
上側シート領域10dと下側シート領域10eは、連携して、外側弁ニードル10に凹部領域又は溝を形成し、シート面22の隣接領域と連携して、第1出口12の各々の入口端において、燃料用の環状容積部又は環状チャンバー64を画成している。上側シート領域10dの上縁は第1シートライン11を画成し、下側シート領域10eの下縁は下側シートライン13を画成している。上側シートライン11及び下側シートライン13は、それぞれ、第1シート点24a及び第2シート点24bにおいて、外側弁シート24と係合している。
図2を再び参照すると、内側弁ニードル14は、3つの領域、すなわち、上側ステム領域14a、下側領域14c、及び中間に位置し、ステム領域14aと下側領域14cを分離する段領域14bを備えるように作成されている。段領域14bは、外側弁ニードル10に設けられている孔16と実質的に同一の直径を有する円筒形状を有している。その結果、段領域14bは、内側弁ニードル14が第2出口18を通る燃料噴射を制御するために内側弁シート25と係合及び離脱するように移動するときに、その内側弁ニードル14の移動を案内するように働くことになる。
内側弁ニードル14の付加的な案内をもたらすために、下側領域14cは、孔16と実質的に等しい直径を有している。図4に示されるように、下側領域14cは3つの平面70を備え、これらの平面70は、孔16と連携して、3つの燃料用のチャンバー72を画成している。下側領域14cが内側弁ニードル14の移動を案内している間、チャンバー72は、補助流路を通る燃料流れの絞りを許容レベルに制限するように機能している。使用時において、補助流路内を流れる高圧燃料による下側領域14cの横方向移動は、実質的に排除されることになる。図4では、3つの平面が示されているが、下側領域14cは、さらに多くの平面、あるいは溝又は通路、さらに平面、溝、及び/又は通路の組み合わせを有するように機械加工されてもよいことが理解されるだろう。しかし、これらの平面を設ける目的は、補助流路を通る燃料流れの絞りを可能な限り小さくしながら、下側領域14cの十分な案内を達成することにある。下側領域14cは、部分的に球形状を有し、テーパが付され、すなわち、円錐先端で終端する実質的に円錐状のシート領域14dと滑らかな勾配で一体になる。内側弁ニードル14が比較的わずかな量だけそのシート25から持ち上がるので、前述のニードル先端構造は、シート25を越えた箇所に、効率的な燃料用の流路をもたらすことになる。
リング80の形態にある環状部材80が、外側弁ニードル10の孔16内に収容されている。このリング部材80は別体の部品であり、リング部材80の外面と外側弁ニードル10の孔16の面との間の摩擦接触によって、外側弁ニードル10に連結されている。すなわち、リング部材80は、孔16に締まり嵌めされている。
リング部材80は、第1上端面80aと第2下端面80bを備え、下端面80bは、内側弁ニードル14の段領域14bによって画成された段又は肩15と当接している。リング部材80の内径は、ステム領域14aの直径よりも大きい。従って、ステム領域14aは、リング部材80内を通り、それと隙間嵌めされている。図2に示される位置において、内側弁ニードル14は、外側弁ニードル10に連結されたリング部材80によって、そのシートに保持されていることが理解されるだろう。
リング部材80の上端面80aは、スリーブの形態にある第2環状部材82の第1下端面82aと向き合っている。スリーブ部材82は、内側弁ニードル14とは別体の部品であり、孔16の直径よりも小さい外径と、ステム領域14aの直径と実質的に等しい内径を有している。換言すれば、スリーブ部材82は、ステム領域14aに締まり嵌めされ、従って、摩擦接触によって、ステム領域14aに連結されている。
図2に示されるように、スリーブ部材82の下端面82aとリング部材80の上端面80aは、製造時に予め定められた距離「L」だけ離れている。この距離「L」は、外側弁ニードル10が内側弁ニードル14と係合して共に移動する前に、外側弁シート24から持ち上がるのに必要な量を決定するものである。スリーブ部材82の下端面82aとリング部材80の上端面80aは、内側弁ニードル14と外側弁ニードル10の両方が着座しているとき、最大間隔(すなわち、所定距離「L」)の状態にある。
以下、噴射器2の操作について説明する。高圧下の燃料が、高圧燃料源(例えば、コモンレール)からノズル孔8(従って、上側送達チャンバー50及び下側送達チャンバー56)に、入口39、入口通路38及び積層容積部34を介して送達される。初期状態では、圧電アクチェータ30は、積層体32が伸長した状態にあるように通電され、この時点において、外側弁ニードル10は、バネ26の付勢力によって、そのシート24に保持されている。内側弁ニードル14は、段領域14bと当接しているリング部材80によって、そのシートに保持されている。この非噴射状態において、アクチェータ30は、比較的高い通電レベルで保持されている。圧電アクチェータ30が第1通電レベルに減電されると、積層体32は収縮され、その結果、持上げ力が、油圧増幅器装置42を介して、外側弁ニードル10に伝達される。従って、外側弁ニードル10は、外側弁シート24から離れる方向に移動するように付勢され、上側シートライン11を上側シート点24aから離脱させ、下側シートライン13を下側シート点24bから離脱させる。これは、図5に示される位置である。
アクチェータ30のこの初期の減電中、外側弁ニードル10は、距離「L]よりも小さい距離だけ移動される。この初期の移動中、リング部材80は、外側弁ニードル10との間の摩擦係合によって、この外側弁ニードル10と共に運ばれ、従って、リング部材80の上端面80aは、スリーブ部材82の対向する端面82aに接近、すなわち、そこに向かって移動する。同時に、リング部材80の下端面80bは、段領域14bの肩15から離脱することになる。外側弁ニードル10の移動する距離が所定距離「L」よりも小さい場合、リング部材80の上端面80aは、スリーブ部材82の下端面82aと係合しない。従って、内側弁ニードル14は、その内側弁ニードル14の上端に作用するチャンバー62内の加圧された燃料の影響によって、内側弁シート25に着座したままの状態にある。
外側弁ニードル10がこの初期の量だけ移動したとき、加圧燃料は、第1流路に沿って、上側送達チャンバー50から、上側シートライン11を越えて環状容積部64に流れ、第1出口12を通って、燃焼室(図示せず)内に流れることが可能となる。また、燃料は、補助流路に沿って、送達チャンバー50から、径方向通路52と軸方向孔16を通って、下側送達チャンバー56に流れることが可能となる。次いで、下側送達チャンバー56内の燃料は、下側シートライン13を越えて環状容積部64に流れ、第2出口12を通って、燃焼室内に流れることが可能となる。従って、外側弁ニードル10のみが外側弁シート24から持ち上がると、第1出口への加圧燃料の2つの流路が確立されることになる。すなわち、上側送達チャンバー50から直接上側シート点24aを越える(矢印Aによって表される)第1流路と、上側送達チャンバー50から、間接的に、下側送達チャンバー56を介して、下側弁シート点24bを越える(矢印Bによって表される)第2流路が確立されることになる。
外側弁ニードル10が外側弁シート24から離れる方向に距離「L」よりも小さい距離だけ移動する限り、内側弁ニードル14は、内側弁シート25に着座したままの状態にある。何故なら、リング部材80の上端面80aは、スリーブ部材の下端面82aと係合されないからである。従って、噴射器の操作のこの段階では、外側弁ニードル10の移動は、内側弁ニードル14から分断された状態で行われる。内側弁ニードル14が内側弁シート25に着座している間、燃料は、下側送達チャンバー56から、内側弁シート25を越えて、第2出口18に流れることができない。前述の状態は、比較的低動力の用途に最適化された燃料噴射を表している。何故なら、比較的少量の燃料が比較的小さい第1出口組12のみから噴射されているからである。
もし、この時点において、第1出口12を通る噴射を終了させる必要がある場合、圧電アクチェータ30は、その初期の通電レベルに再通電され、積層体32を伸長させる。その結果、外側弁ニードル10は、閉鎖バネ26の付勢力の影響下において、第1シート点24a及び第2シート点24bにおいて、外側弁シート24と再係合されることになる。
図6は、圧電アクチェータ30がさらに第2通電レベルに減電され、積層体の長さがさらに短縮される上記の段階に続く又は代替的な段階における噴射ノズルを示している。その結果、外側弁ニードル10は、所定距離「L」よりも大きい更なる量だけ外側弁シートから離れる方向に付勢されることになる。このような状況では、リング部材80の上端面80aは、スリーブ部材82の下端面82aと係合され、これによって、外側弁ニードル10の移動が内側弁ニードル14に伝達又は連結され、内側弁ニードル14をそのシート25から持ち上げている。
内側弁ニードル14が内側弁シート25から離れる方向に持ち上げられると、下側送達チャンバー56内の燃料は、第2出口18を通って、燃焼室内に流れることが可能となり、外側弁シート24を越えて第1出口12内に流れる燃料を補助することになる。初期の状態では、燃料は主に軸方向孔16によって部分的に画成された補助流路Bから引込まれる。しかし、内側弁ニードル14がより大きい距離にわたって内側弁シート25から離れる方向に持ち上げられると、第2出口18は、燃料を補助流路Bから引込むのに加えて、燃料を外側弁ニードル10を包囲する流路(流路A)からも引込む傾向にある。
本発明の利得は、内側弁ニードル14の堅固な案内が達成されることにある。段領域14bは、内側弁ニードル14の中間領域を案内している。何故なら、段領域14bの直径は、穴16の直径と実質的に同じだからである。これに加えて、たぶん、実際面において最も重要なことであるが、下側領域14cは、内側弁ニードル14の先端を案内し、弁先端の同心性が改良され、高い信頼性のシールが内側弁シート25によって達成されることを確実にしている。
さらに、下側領域14cの表面に機械加工で形成された平面70によって確立されたチャンバー72の存在は、補助流路を通る燃料流れが著しく絞られないことを確実にするものである。換言すれば、燃料の流れに対する抵抗が制限される。その結果、補助流路を通る燃料流れに生じる高い横方向力の影響に対する内側弁ニードル14の抵抗力が増大されることになる。従って、さらに効果的かつ確実なシールが、内側弁ニードル14と内側弁シート25との間に確立され得ることになる。
以下、内側弁ニードル14及び外側弁ニードル10をノズル本体6内に組み込む方法について、説明する。最初に、リング部材80の下側面80bが段領域14bと当接するまで、内側弁ニードル14のステム領域14aがリング部材80内に嵌入される。リング部材80が適切な位置に配置された状態で、ステム領域14aがスリーブ部材82内に嵌入され、リング部材80は、内側弁ニードル14に保持される。所定距離「L」を設定するために、厚み「L」(図示せず)のシムのようなスペーサ工具が、リング部材80の上端面80aに配置され、スリーブ部材82がシムと係合するように押圧される。このシムが取り除かれると、必要な間隔である距離「L」が、リング部材80の上端面80aとスリーブ部材82の下端面82aとの間に確立される。
内側弁ニードル14、リング部材80及びスリーブ部材82の組立に続いて、組み合わされた内側弁ニードル14とリング/スリーブ組立体80,82は、外側弁ニードル10の孔16内に押し込められる。次いで、内側弁ニードル14及び外側弁ニードル10は、外側弁ニードル10のシートライン11,13がそれぞれのシート点24a,24bと係合し、内側弁ニードル14が内側弁シート25と係合するように、ノズル本体の孔8内に一緒に挿入される。ノズルの組立に続いて、内側シート24及び外側シート25において有効なシートを得るために、シートの載置操作がなされる。シートの載置操作は、一定の予め定められた軸方向力を外側弁ニードル10に加え、上側シートライン11及び下側シートライン13を、それぞれ、上側シート点24a及び下側シート点24b上に載置させる段階を含む。予め定められた一定の軸方向力を外側弁ニードル10に加えることの代替形態として、シートの載置操作は、動的になされてもよい。
種々の修正及び改良が、請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明に対してなされ得ることが、本発明を実施する者及び当業者によって理解されるべきである。従って、本発明の範囲を決定する上で、前述の具体的な説明よりもむしろ請求項及びここでの他の概念的な記述が参照されるべきである。
例えば、内側弁ニードル14は、段領域14bの肩と当接しているリング部材80によって、そのシート25と係合されるようになっているが、使用時において、リング部材80の下端面80bが磨耗し、内側弁ニードル14及び外側弁ニードル10が着座したとき、下端面80bと肩15との間に隙間が生じることがあり得る。これは、内側弁ニードル14によって得られたシールを損なう可能性がある。従って、更なる付勢力を内側弁ニードル14に付与するために、螺旋バネ(図示せず)のような弾性部材がチャンバー62内に配置されているとよい。このようなバネは、スリーブ部材82の上端面82bと当接し、これらの部分間の摩擦連結を介して、付勢力が内側弁ニードル14に伝達されるとよい。あるいは、バネは、別の当接部材と当接してもよい。
さらに、リング部材80とスリーブ部材82は、それぞれ、摩擦接触によって、外側弁ニードル10と内側弁ニードル14に連結されているが、連結は、例えば、接着又は半田付けのような代替的手段によって、達成されてもよいことが理解されるだろう。さらに、リング部材80は、横方向弾性を有する「C」字状のピン部材の形態であってもよく、この手段によって、リング部材80は、孔16との摩擦接触を維持することになる。
本発明の噴射ノズル4は、圧電アクチェータを有する噴射器内において用いられると適切であるとして説明したが、噴射器は、ニードル10,14を移動させる代替的形態のアクチェータを備えることも十分に可能であることが理解されるべきである。例えば、圧電アクチェータの代わりに、外側弁ニードル10は、電磁アクチェータによって移動されてもよい。さらに、圧電アクチェータ30は、水圧増幅器装置を介して、外側弁ニードル10に連結されるとして説明したが、代替形態として、アクチェータは、外側弁ニードル10に機械的に連結されてもよい。
本発明による噴射ノズルを含む燃料噴射器の部分断面図である。 非噴射位置にあるときの図1の噴射ノズルの拡大部分断面図である。 図2の噴射ノズルの一部の拡大部分断面図である。 図2の線A−Aに沿った噴射ノズルの断面図である。 第1噴射位置にあるときの図2の噴射ノズルの断面図である。 第2噴射位置にあるときの図2の噴射ノズルの断面図である。
符号の説明
2 圧電燃料噴射器
4 噴射ノズル
6 ノズル本体
10 外側弁ニードル
11 第1シートライン
12 第1出口
13 第2シートライン
14 内側弁ニードル
15 肩
16 軸方向孔
18 第2出口
24 外側弁シート
24a 第1シート点
24b 第2シート点
25 内側弁シート
30 圧電アクチェータ
32 積層体
50 第1送達チャンバー
52 径方向通路
53 径方向通路
56 第2送達チャンバー
80 リング部材
80a 第1上端面
80b 第2下端面
82 スリーブ部材
82a 第1下端面
82b 第2上端面
L 所定距離
A 第1流路
B 第2流路

Claims (12)

  1. 内燃機関用の噴射ノズル(4)において、
    第1ノズル出口(12)、第2ノズル出口(18)及び燃料用の第1送達チャンバー(50)を有するノズル本体(6)と、
    前記第1ノズル出口(12)を通る燃料噴射を制御するために、外側弁シート(24)と係合可能な外側弁ニードル(10)と、
    前記第2ノズル出口(18)を通る燃料噴射を制御するために、内側弁シート(25)と係合可能な内側弁ニードル(14)であって、前記外側弁ニードル(10)は、軸方向孔(16)を備え、前記内側弁ニードル(14)が前記軸方向穴(16)内において摺動可能であるような内側弁ニードル(14)と、
    を備え、さらに
    前記内側弁ニードル(14)に連結されたスリーブ部材(82)と、前記外側弁ニードル(10)に連結されたリング部材(80)であって、前記リング部材(80)は、前記外側弁ニードル(10)が所定距離(L)よりも大きい距離にわたって軸方向に移動するとき、前記スリーブ部材(82)と係合され、前記内側弁ニードル(14)に軸方向移動をもたらすようなスリーブ部材(82)及びリング部材(80)、
    を備えていることを特徴とする噴射ノズル。
  2. 前記リング部材(80)と前記スリーブ部材(82)は、それぞれ、第1及び第2端面(80a,80b;82a,82b)を有し、前記外側弁ニードル(10)と前記内側弁ニードル(14)が着座したとき、前記リング部材(80)の前記第1面(80a)は、前記スリーブ部材(82)の前記第2端面(82a)と向き合って前記所定距離(L)だけ離間していることを特徴とする請求項1に記載の噴射ノズル。
  3. 前記スリーブ部材(82)は、実質的に管状であることを特徴とする請求項1または2に記載の噴射ノズル。
  4. 前記リング部材(80)は、実質的に管状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の噴射ノズル。
  5. 前記リング部材(80)の前記第2端面(80b)は、前記内側弁ニードル(14)に設けられた肩(15)に当接するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の噴射ノズル。
  6. 前記スリーブ部材(82)は、摩擦係合によって、前記内側弁ニードル(14)に連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の噴射ノズル。
  7. 前記リング部材(80)は、摩擦係合によって、前記外側弁ニードル(10)に連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の噴射ノズル。
  8. 前記外側弁ニードル(10)は、前記外側弁シート(24)によって画成された第1及び第2シート点(24a、24b)と係合する第1及び第2シートライン(11、13)を画成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の噴射ノズル。
  9. 前記第1シートライン(11)と前記第1シート点(24a)との間の協働作用によって、前記第1送達チャンバー(50)と前記第1ノズル出口(12)との間の燃料流れが制御され、前記第2シートライン(13)と前記第2シート点(24b)との間の協働作用によって、第2送達チャンバー(56)と前記第1ノズル出口(12)との間の燃料流れが制御され、前記第1送達チャンバー(50)は、前記軸方向孔(16)の領域によって少なくとも部分的に画成された補助流路(B)を介して、前記第2送達チャンバー(56)と連通していることを特徴とする請求項8に記載の噴射ノズル。
  10. 前記補助流路(B)は、前記外側弁ニードル(10)内に画成された少なくとも1つの径方向通路(52)によってさらに画成され、前記径方向通路(52)は、前記軸方向孔(16)及び前記第1送達チャンバー(50)と流体連通していることを特徴とする請求項9に記載の噴射ノズル。
  11. 内燃機関に用いられる噴射器(2)であって、請求項1〜10のいずれか1項に記載の噴射ノズル(4)と、前記外側弁ニードル(10)の軸方向運動を制御するためのアクチェータ(30)とを備えていることを特徴とする噴射器。
  12. 前記アクチェータは、圧電アクチェータ(30)であることを特徴とする請求項11に記載の噴射器。
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