JP2006050366A - ハンドオーバ方法、移動通信システムおよびアクセスポイント - Google Patents

ハンドオーバ方法、移動通信システムおよびアクセスポイント Download PDF

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Abstract

【課題】無線LANを電車等に応用しようとすると、電車の移動に伴い、通信中のSTAがAP間を移動することなり、短時間でのハンドオーバ処理が必要となる。従来の無線LAN装置ではこのハンドオーバ処理に時間がかかり、高速移動時に瞬断時間が長くなる、適切にハンドオーバできない、等の問題があった。
【解決手段】所定の順番で無線端末装置(130)を収容する複数のアクセスポイント(120)を含む移動通信システムにおいて、1のアクセスポイント(120a)が、隣接アクセスポイント情報を無線端末装置(130)に通知し、無線端末装置(130)がこの隣接アクセスポイント情報と自分の移動方向情報とに基づいて、上記アクセスポイント(120a)から隣接アクセスポイント(120b)へハンドオーバする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数のアクセスポイントと、アクセスポイントを跨って移動する1以上のステーションとを含む移動通信システムに関するものであり、特に、ステーションのハンドオーバに関するものである。
従来の無線LAN装置はIEEE802.11規格に準拠した動作を行っている。802.11ではAP−STA間の接続に必要な信号を規定しており、複数のセル間をまたがる再接ハンドオーバもこの規定範囲で行われる(例えば非特許文献1)。
ここでAPはアクセスポイント(Access Point)、STAはステーション(Station:無線端末装置)を表す。
また一般的な従来の無線LAN装置のハンドオーバ処理は下記のように動作する。
STAはハンドオーバ元APとの通信中に他APの探索を行う。同一チャネル周波数の他APであれば、ビーコン受信、プローブ送信により検索できる。別のチャネルを使用する他APであれば、通信中の信号をバッファリングするか廃棄し無線部を他チャンネルに切り替え、ビーコン受信、プローブ送信により検索し、またもとのチャネルに切り替え通信を再開する。これを複数のチャネル分繰り返し他APの検索を完了する。
STAはハンドオーバ元APとハンドオーバ先候補となる他APのビーコン/プローブACK受信強度情報よりハンドオーバする必要があるか判断する。
ハンドオーバする必要があると決定されると、ハンドオーバ元APとの通信を切断し、選択したハンドオーバ先APのチャネルに無線部を切り替え、認証、接続処理を実行し、ハンドオーバ先APと再接続する(例えば非特許文献2)。
IEEE 802.11 Wireless LAN Medium Access ControlMAC and Physical Layer PHY Specifications 1999 Edition 松江英明、守倉正博 監修「802.11高速無線LAN教科書」IDCジャパン,2003年3月29日、p.48−64
従来の無線LAN装置は、事務所で使用していたノートPCを出張先の駅のホットスポットサービスで使用する等の準静止環境で使用していたため上記動作でも特に問題は無かった。
しかし、無線LANを電車等に応用しようとすると、電車の移動に伴い、通信中のSTAがAP間を移動することなり、短時間でのハンドオーバ処理が必要となる。
従来の無線LAN装置ではこのハンドオーバ処理に時間がかかり、高速移動時に瞬断時間が長くなる、適切にハンドオーバできない、等の問題があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、高速移動環境に無線LANを適用した場合でも、短時間でハンドオーバ処理が実行でき、ユーザデータの瞬断時間を短くすることを目的とする。
この発明に係るハンドオーバ方法は、所定の線状経路上を移動する無線端末装置と、該無線端末装置の上記線状経路上における移動方向に応じて所定の順番で上記無線端末装置を収容する複数のアクセスポイント、とからなる移動通信システムにおけるハンドオーバ方法であって、1のアクセスポイントが、上記所定の順番において該1のアクセスポイントの順番に隣接する順番で上記無線端末装置を収容する隣接アクセスポイントに関する隣接アクセスポイント情報を該1のアクセスポイントが収容している無線端末装置に通知する隣接アクセスポイント情報通知ステップと上記無線端末装置が、上記1のアクセスポイントが通知した隣接アクセスポイント情報を受信する隣接アクセスポイント情報受信ステップと、上記無線端末装置が、上記受信した隣接アクセスポイント情報と、上記所定の線状経路上での該無線端末装置の移動方向情報とに基づいて、上記1のアクセスポイントから上記隣接アクセスポイントのいずれかへハンドオーバするハンドオーバステップとを備えるものである。
この発明によれば、短時間でハンドオーバ元からハンドオーバ先への切替を行うことができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図1はこの発明のハンドオーバ方法を適用する場合のシステム図であり、以後すべての実施の形態で共通である。
図1において、100は各ネットワーク接続機器を相互接続するネットワーク、120は無線LANの基地局であるアクセスポイント(以後AP)、STA130は無線LANの移動無線端末装置であるステーション(以後STA)、110aはIPネットワーク100上の端末、110bはSTA配下に接続される端末である。
上記STA130は線状の経路140上を一方向に移動するものとする。便宜上経路140は直線で示してあるが、曲線であっても構わない。APa120a、APb120b、APc120cは例えばSTA130が図中右方向に移動しハンドオーバを行うことにより、この順番で順次STA130を収容する。
図2はAP120の内部機能を示す図である。
図2において、無線LANPHY300は無線LANの物理レイヤ処理部、ネットワークインタフェース(IF)310はネットワークとのインタフェース処理部、MACフレーム受信部320は受信の無線LANMAC処理を行い主信号と制御信号の分離を行う処理部、MACフレーム生成部330は制御信号と主信号を受取り送信の無線LANMAC処理を行う処理部、隣AP登録部340は隣接するAPの登録を行う記憶部、ビーコン送出部350は自AP情報および隣AP登録部からの隣接AP情報よりビーコン内容を生成する処理部、接続制御部360はSTAと制御情報の送受を行いSTAの接続処理およびハンドオーバ処理を行う処理部である。
図3はSTAの内部機能を示す図である。図中図2と同一番号のものは、同等の機能または相当する機能をもつものである。
図3において、ビーコン処理部390は受信したビーコン信号内容を接続制御に通知する処理部、移動方向登録部400はSTAの移動方向を登録する記憶部、チャネル制御部410はSTAのチャネル周波数を制御する機能部である。
次に動作について説明する。
各APには自APからハンドオーバする可能性のある隣接するAPをあらかじめ隣AP登録部340に登録しておく。
経路140に添う形で線的にAPを配置する場合、始発点方向、終着点方向の2つのAPを移動方向情報とともに登録する。登録方法は保守端末等を使用しAP装置への直接書き込みまたはネットワーク管理装置等からの遠隔書き込みが考えられる。書き込み内容としては、隣APの使用周波数、MACアドレス、ビーコン情報の一部が考えられる。隣AP登録部に登録されたこれらの情報は、ビーコン送出部に伝えられ、自局のビーコン情報とマージされ、MACフレーム生成部によりMACフレーム化され、無線LANPHY部により無線信号としてのビーコン信号として報知される。図4に本発明におけるビーコン信号の例を示す。
STAでは、電源ON後初めてのAPとの接続では、周りにどのようなAPが存在するかのAP探索を実施する。
AP探索ではチャネル制御部410に許可されているチャネル周波数に従い順次切り替え、そのチャネル内で検出できるビーコン信号を待つかまたはプローブ信号を送出しプローブACK信号としてビーコン受信と同様の内容を入手する。ビーコン信号は無線LANPHY、MACフレーム受信、ビーコン処理部と転送され接続制御部に通知される。
接続制御部360では探索できた複数のAPから、最適なAP例えば、受信電力が一番大きいAPを選択し無線LAN接続制御を行う。ここでの接続制御は標準通りの動作を行う。接続制御部360により、APとSTA間の接続が完了すると、STA配下の端末とネットワークIF部、MACフレーム生成部、MACフレーム受信部、無線LNAPHY部300経由でユーザデータの通信を開始する。ここで接続したAPをハンドオーバ元APとする(収容ステップ)。
ユーザデータの通信と並行し、STA130には一定周期(所定時間間隔)でハンドオーバ元APからのビーコン信号により始発点方向と終着点方向の2つのハンドオーバ先候補のAPの情報(隣接アクセスポイント情報)が送られてくる(隣接アクセスポイント情報通知ステップ)ので、STA130はこの隣接アクセスポイント情報を受信する(隣接アクセスポイント情報受信ステップ)。また、STAは移動方向登録部により自分が始発点方向、終着点方向のどちらに移動しているかの情報(移動方向情報)が登録されている。STA130はハンドオーバ元APより受信したビーコン信号と自分の移動方向情報により、これから移動する先のAPを特定し、ハンドオーバ先APの使用周波数、MACアドレス、ビーコン情報を入手することができる。
すなわち隣接アクセスポイント情報通知ステップにおいては、現在STA130を収容しているAPa120aの次にSTA130を収容する隣接APであるAPb120bに関する隣接アクセスポイント情報を、APa120aがSTA130に通知するので、隣接アクセスポイント情報受信ステップにおいてSTA130がこの隣接アクセスポイント情報を受信する。
STA130がハンドオーバ元APからハンドオーバ先APにハンドオーバしようとすると、始めのAP接続で行ったような、AP探索処理、ハンドオーバ先APからのビーコン受信またはプローブ信号送受の処理、最適AP選択処理を行うことなく、ハンドオーバを実行できる(ハンドオーバステップ)。
ハンドオーバ先のAPの使用周波数が事前にわかっているので、接続制御部がハンドオーバすると決定したら使用チャネルをチャネル制御部に通知しハンドオーバ先の周波数に設定を変更する。また、接続制御部はハンドオーバ先のMACアドレス、SSIDも事前にわかっているので、ビーコンまたはプローブACK信号を待つことなくSTAからすぐにAPへ接続要求を出すことができる。
ハンドオーバ先のAPへの接続が完了すると、ハンドオーバ先APをハンドオーバ元APとし、次のハンドオーバに備える。以後、同様の動作を繰り返し高速ハンドオーバを実現する。
また、上記では1本線の例を説明したが、3方向に分岐するような場合でも、APのビーコンに例えば、大阪方向、東京方向、長野方向というように3つの隣接AP情報を載せ、STAでこの3つのどの方向に動いているかの設定ができていれば、同様な高速ハンドオーバが実現できる。
なお上記接続制御部360がハンドオーバすると決定するための判断基準については後述の実施の形態6において説明する。
上記AP120においては、隣AP登録部340、ビーコン送出部350、MACフレーム生成部330、無線LANPHY部300によりこの発明における隣接アクセスポイント情報通知手段が構成される。
またSTA130においては、無線LANPHY部300、MACフレーム受信部340、より、この発明における隣接アクセス情報受信手段が形成され、接続制御部360、チャネル制御部410、無線LANPHY部300によりこの発明におけるハンドオーバ手段が形成される。
以上のように、この実施の形態によれば、STAがハンドオーバ元との通信中にハンドオーバ先APへの接続の為に必要な情報を事前入手できるので、ハンドオーバ先候補のAP探索、ハンドオーバ先APからのビーコン受信の時間のかかる処理を行う必要が無く、短時間でハンドオーバ元からハンドオーバ先への切替を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2を図5を用いて説明する。
実施の形態1においては、移動方向登録部400にSTAの移動方向が登録されている例を示したが、この実施の形態においては、予め移動方向が登録されていない例を示す。
図5は実施の形態2におけるSTA130の内部構成を示す図である。
図5において、移動方向検出部410は接続制御部360からの移動結果情報をもとに自STAの移動方向を特定する処理部である。
実施の形態2ではAPの構成は実施の形態1と同様である。
次に動作について説明する。
実施の形態2のSTAでは移動方向登録部400に予め移動方向は登録されていない。
電源ON後、初めのAPとの接続までの動作は実施の形態1と同様である。
初めのAPとの接続が完了すると接続制御部360は接続したAPから受信したビーコンまたはプローブACKよりの接続しているAPのMACアドレス、始発点方向のAPのMACアドレス、および終点方向のAPのMACアドレスを移動方向検出部410に通知する。
ここまでの動作では、STA130はハンドオーバ先のAPを特定することができない。接続制御部360はハンドオーバ元APより受信した実施の形態1と同様のビーコン情報により2つのハンドオーバ先AP候補を把握できるので、ユーザデータの通信を一旦停止し、チャネル制御部で2つの候補APの使用するチャネルを順次切り替えAP探索動作を行う。
STA130は例えば列車に搭載されている場合は線路上を一方向に移動しているので、候補2つのAPのうちどちらかのビーコンが受信できるかまたは2つ受信できたとしてもどちらかの受信強度が小さくなっている。これを元に接続制御部360はAP選択処理をおこない、ハンドオーバ先APを特定し、接続処理をおこなう。ハンドオーバ先APとの接続が完了すると、接続制御部は移動方向検出部に接続した(受信した)APのMACアドレス(所定の信号である接続アクセスポイント情報)を通知する(接続アクセスポイント情報受信ステップ)。
すなわち接続アクセスポイント情報受信ステップにおいては、STA130はそのSTA130を収容しているAPのMACアドレスを受信する。
移動方向検出部410ではハンドオーバ元のAPより入手した始発点方向のAPのMACアドレス、および終点方向のAPのMACアドレスとハンドオーバ先APより入手したハンドオーバ先APのMACアドレスを比較し、自STAの移動方向を特定する。特定した移動方向(移動方向情報)は移動方向登録部400に登録する(移動方向情報生成ステップ)。
すなわち、移動方向情報生成ステップにおいては、STA130はビーコンまたはプローブACK情報とMACアドレスの遷移から移動方向情報を生成する。
移動方向登録部に移動方向が登録された後の動作は実施の形態1と同様である。
移動方向検出部410による移動方向の特定処理は、上記のように2回のAP接続だけで移動方向登録部に登録する場合と、N回の移動が同様の移動方向だったことを確認してから移動方向登録部に登録する場合が考えられる。
また、移動方向登録部に移動方向を登録完了した後も移動方向を確認し続け、移動方向に変化があった場合は、移動方向登録を変更することも可能である。
以上のようにこの実施の形態2では、上記のように構成するので短時間でハンドオーバ元からハンドオーバ先への切替を行うことができ、予め移動方向を登録すること無しに、列車の移動方向に応じて自動設定することが可能となる。また、列車の移動方向が変化した場合も自動で柔軟に更新が可能となる。
実施の形態3.
図6、8を用いて実施の形態3を説明する。
この実施の形態におけるシステムは実施の形態1で説明した図1に、図示しない認証サーバを設けたものである。
図6は実施の形態3におけるAP120の内部機能を示す図である。
図6において、AP間情報送信部370はハンドオーバに先立ち隣APにSTA情報等を送出する処理部、AP間情報受信部380はハンドオーバに先立ち隣APからSTA情報等を受信する処理部である。
この実施の形態3ではSTAの構成は実施の形態1と同様とする。
図8は実施の形態3におけるシーケンス例の概要を示す図である。図8は動作概要を説明するシーケンス例で詳細な信号内容等は省略している。
次に動作について説明する。
実施の形態1,2に記載した動作はここでも同様の動作とする。STA130は初めて接続するAPもしくは適当な間隔でAPと認証、接続アソシエーションを行い、これを例えばハンドオーバ元APaとする。 ここでの接続は、STA130はビーコンの受信を待つか、プローブ要求しプローブACKを受信しAPa120aの情報を入手する。STAはAPaに接続要求を送出しAPa120aとの接続処理を行う。ここでは複数の信号が受け渡しされ(接続要求/応答)、STA−APa間の接続が確立する。STA130はこの接続処理時に移動方向登録部400から移動方向情報を読み出し、APa120aへ自分の移動方向を通知しておく。
STA130は次に認証サーバとの間で認証処理を行う。認証関連信号はAPa120a経由で認証サーバに転送される。ここでも複数の信号が認証サーバとの間で受け渡しされ(認証要求/応答)、認証サーバによるSTA130の認証が完了する。STA130の認証が完了すると、認証サーバはAPa120aとSTA130に鍵生成の元となる事前鍵情報を渡す。
事前鍵情報が通知されると、APa120aはAPa情報をSTA130に通知し、STA130はSTA情報をAPa120aに通知し鍵の生成を行う。その後、生成された鍵を通信に使用するために鍵の導入処理を実施し暗号通信が開始される。
ここまでの処理で一定の時間がかかってしまう。通常のハンドオーバではハンドオーバする毎にこの動作を繰すため、ハンドオーバ時間が長くなる。
この実施の形態では、ハンドオーバ元APa120a経由でSTA130の認証が完了したら、STA130がAPb120bにハンドオーバしてもそこでは認証処理、鍵の生成は行わないようにし、ハンドオーバ時間を短縮する。これを実現するため、事前にAPa120aからAPb120bにSTA130の接続情報および認証情報を渡しておく(接続ステップ)。接続情報としてはSTAのMACアドレス、AID、認証情報としては、PMK(Pairwise Master Key)、乱数、APのMACアドレス等が考えられる。
上記接続情報と認証情報の総称がこの発明における接続用情報であるが、接続用情報はここに挙げたものに限定されるものではない。
前記のように、STA130は接続処理時にAPa120aへ自分の移動方向を通知しておくので、APa120aはSTA130との接続処理時にSTA130の移動方向情報を入手している。また、APa120aは予め始発点方向、終着点方向の2つの隣接APが隣AP登録部340に登録されている。APa120aはこのSTA130の移動方向情報と隣接AP情報を照らし合わせ、STA130のハンドオーバ先のAPを特定し特定されたAPをハンドオーバ先アクセスポイントAPbとする。
APa120aはSTA130とユーザデータ通信が開始されるとその通信中に有線回線経由でAPb120bに上記のようなSTAの接続情報および認証情報を事前に通知する。APb120bではAPa120aがSTA130とのユーザデータ通信開始前に行った、鍵生成までの処理を事前に行っておく。鍵生成の処理とはPMKの登録まで、PTK(Pairwise Transient Key)の生成まで、等ということが考えられる。
上記接続情報と認証情報がこの発明における「接続用情報」である。またこの「接続用情報」は接続情報と認証情報以外の一方であってもよいし、他の情報であっても構わない。
その後、STA130の移動に伴いSTA130がAPa120aとの接続が続けられない状況となり、APb120bにハンドオーバすると判断する。実施の形態1の動作と同様にSTAはAPbの情報を事前に知っているので、自分の使用チャネル周波数をAPb120bの使用するチャネルに切替える。切替が完了すると、やはり予め知っているAPb情報を元に、ビーコン等を待つことなくAPb120bに接続要求信号を送出する。APb120bも事前にSTA情報を有線回線経由で入手しているため時間のかかる処理無くSTA130に接続完了の応答を送出できる。 次にAPbが事前に生成していた鍵とSTA130がAPaとの通信で使用していた鍵で、STAとAPb間で鍵導入処理を行う。この後はSTA130−APb120b間でユーザデータの通信が開始される。
STA130−APb120b間のユーザデータ通信が開始された後、ユーザデータ通信と並行して、有線回線経由でAPbからAPaへ対応するSTA130の切断指示を出す。APa120aはAPb120bからの切断指示受信により対応するSTA130との接続を解放する。
また、ハンドオーバ元のAPのSTA切断処理は、対応するSTAとの通信トラヒックがなくなったことを監視するタイマ等で切断しても同様の効果となる。
ここまでの処理が完了したら、APb120bをハンドオーバ元APとしさらに次のAPに同様の方式で繰り返しハンドオーバする。
この実施の形態3では、上記のように構成するので、通常のハンドオーバではユーザデータの瞬断時間はチャネル切替、接続制御、認証制御、鍵制御と長い時間が必要だったところが、チャネル切り替と接続制御の一部、鍵制御の一部の時間ですみ、ユーザデータの瞬断時間を短縮することができる。
また上記の例では、はじめの認証情報を最後まで使用することになるが、例えばAPxと通常通信中にAPxと認証込みの再接続を実行しある間隔例えば10分毎で認証情報を更新することも可能である。
さらに以上の説明ではSTA130の構成を実施の形態1と同様としたが、実施の形態2と同様に移動方向検出部410により移動方向を検出して移動方向登録部400に登録するようにしてもよい。
また上記実施の形態では移動元APであるAPa120aはSTA130の移動方向を獲得しておき、その移動方向のAPに認証情報、接続情報を予め通知しておく例を示したが、移動元APはSTAの移動情報を獲得せずに、両隣のAPに予め認証情報、接続情報を通知しておくようにしてもよい。
実施の形態4.
実施の形態4を図5、6、9を用いて説明する。
図9は実施の形態4におけるシーケンス例の概要を示す図である。図9は動作概要を説明するシーケンス例で詳細な信号内容等は省略している。
次に動作について説明する。
この実施の形態4において、STA130がはじめのAPa120aと接続してから、APa120aがAPb120bに有線回線経由でSTA情報、認証情報を通知するまでの動作は実施の形態3と同様である。
実施の形態4では、STA情報、認証情報を受取ったAPb120bはこの時点で対応するSTA130の接続処理を完了させる。STA130に接続完了信号は送出しないが、STA130がAPb120b配下に接続されている状態と同様の状態まで処理を進める。鍵の処理に関しても、APb120bではこの時点で鍵の生成、鍵の導入までの処理を完了させる。
その後、移動に伴いSTA130がAPa120aとの接続が続けられない状況となり、APb120bにハンドオーバすると判断する。STA130はAPb120bの情報を事前に知っているので、自分の使用チャネル周波数をAPbの使用するチャネルに切替える。切替が完了すると、STA130は自分の信号の送出先をAPb120bに切替えて、APb120bとの接続処理、鍵導入処理無しで、直接ユーザデータの通信に入る。
その後の、ハンドオーバ元APa120aの切断処理は実施の形態3と同様である。
この実施の形態4では、上記のように構成するので、実施の形態3よりもさらにユーザデータの瞬断時間を短縮することができる。
また、上記では、ハンドオーバ先APにて鍵の生成、鍵の導入までの処理を予め行う例を説明したが、ハンドオーバ元APの生成した鍵そのものをハンドオーバ先APに事前送付することも考えられる。
実施の形態5.
実施の形態5を図7を用いて説明する。
実施の形態1においては、隣AP登録部340に隣接するAP情報が登録されている例を示したが、この実施の形態においては、予め隣AP情報が登録されていない例を示す。
図7は実施の形態5におけるAP120の内部構成を示す図である。
図7において、隣AP登録部340は接続制御部360からのSTA移動結果情報をもとにSTAの移動方向に対応する隣AP情報を保存する記憶部である。
実施の形態5ではSTAの構成は実施の形態1と同様である。
次に動作について説明する。
実施の形態5のAPでは隣AP登録部340に予め隣AP情報は登録されていない。
電源ON後、STAの初めのAP120aとの接続までの動作は実施の形態1と同様である。この時点ではAP120aの隣AP登録部340には隣AP情報が登録されていない。その後、STA130が移動し次のハンドオーバ先AP120bと接続しようとする場合は、ハンドオーバ元AP120aから受信したビーコンまたはプローブACKには隣AP情報が載っていないで、通常のハンドオーバ処理を行う。ハンドオーバ先AP120bとの接続が完了すると、STA130はハンドオーバ先AP120bに、移動方向登録部400に登録されている移動方向情報とハンドオーバ元AP120aのMACアドレス等のAP情報を通知する。ハンドオーバ先AP120bでは接続制御部360より情報の通知を受け、隣AP登録部340にSTA130の移動方向と反対方向の隣AP情報を登録する。さらに、AP間情報送信部370を介して、ハンドオーバ元AP120aに有線回線経由でSTA130のMACアドレス、移動方向情報、AP120bのMACアドレス等を通知する。通知を受けたハンドオーバ元AP120aは、STAとの接続を解除すると共に、隣AP登録部340にSTA130の移動方向の隣AP情報を登録する。隣AP登録部340に内容が登録されたAPは、自局の送出するビーコンまたはプローブACK信号に隣AP情報を追加して送出する。
以降、ハンドオーバ元APとハンドオーバ先APが順次更新されていく。隣AP登録部340に内容が登録され、ビーコンまたはプローブACK信号に隣AP情報が追加された後の動作は実施の形態1と同様である。
上記では、1回のハンドオーバで隣AP情報を更新する例を説明したが、複数回のハンドオーバ実績をもって隣AP情報を更新することも考えられる。
また、隣AP登録部340に隣AP情報を登録完了した後もハンドオーバ状況を確認し続け、内容に変化があった場合は、移動方向登録を変更することも可能である。
以上のようにこの実施の形態5では、上記のように構成するので短時間でハンドオーバ元からハンドオーバ先への切替を行うことができ、予め隣AP情報を登録すること無しに、列車の移動方向に応じて自動設定することが可能となる。また、列車の移動方向が変化した場合も自動で柔軟に更新が可能となる。
実施の形態6.
実施の形態6の動作について説明する。
実施の形態1〜5において、ハンドオーバ元APと接続中のSTAは何らかの方法によりAPb120bにハンドオーバをする決定をする処理が必要となる。この実施の形態6ではハンドオーバをすることを決定する方法を示す。このハンドオーバ決定の動作は実施の形態1〜4におけるSTA130の接続制御部360により行われる。
通常のハンドオーバ方式では、STA130はAPa120aとの通信を一旦止めて、他のAPの使用周波数に切り替えビーコンを待つか、プローブによりAP信号を受信する。STA130はこの動作を繰り返し、ビーコンの受信強度を集め、受信強度から最適なハンドオーバ先APを決定する。しかし、この方法ではハンドオーバ候補のビーコンを受信している間ユーザデータの通信ができない。
この実施の形態6では、下記のような判断をすることによりハンドオーバ開始の決定をする。
・ハンドオーバ元のAPのビーコン信号の受信レベルが一定レベルより低くなることが規定回数発生した時。
・通信中の主信号の受信レベルが一定レベルより低くなることが規定回数発生した時。
・通信中の主信号の伝送速度が一定レベルより低くなることが規定回数発生した時。
上記条件のANDまたはOR条件にてハンドオーバ先APbにハンドオーバすることを決定する。またANDとORを組み合わせてもよく、例えば
条件A AND 条件B OR 条件C
のようにしてもよい。条件A、B、Cを上記条件のいずれとするかは任意であり、さらに2つの条件のANDと他の1条件のORをとるなど、ANDとORの組み合わせも任意である。
言い換えると、この実施の形態において、STA130はハンドオーバステップにおいて、APから受信する信号の品質(ビーコン信号の受信レベル、主信号の受信レベル、主信号の伝送速度等)を参酌してハンドオーバのタイミングを決定していることになる。
このように実施の形態6によるハンドオーバ方式では、線的にAPが配置されている無線LANシステムにおいて、ハンドオーバ先APのビーコン情報を受信することなくハンドオーバ開始決定ができ、ハンドオーバ先APのビーコン情報収集のための時間のユーザデータの瞬断を起こすことなく、ハンドオーバが行える。
実施の形態7.
図10は実施の形態7におけるSTAの構成図である。
図において、データコピー部420は必要に応じて送信信号をコピーし2つの無線LANPHY部300a、300bに送出する処理部、データ合成部430は必要に応じて2つの無線LANPHYからの受信信号の両方をMACフレーム受信部340に送出する処理部である。
次に動作について説明する。
実施の形態7では図10のSTA130と図6のAP120と図8のシーケンスを参照し動作を説明する。
STA130がハンドオーバを行うことを決定するまでの動作は上記実施の形態1〜5と同様である。STA130がハンドオーバをしようとし、ハンドオーバ先APb120bに接続処理またはデータ通信しようとする。ハンドオーバ先APb120bと通信が可能であれば、STA130からの無線信号に対して、APb120bから無線ACK信号が返ってくる。しかし、APb120bと正常に接続ができず無線ACK信号が受信できなかった場合は、STA130はハンドオーバ元APとの接続を維持しながらハンドオーバ先APへの接続処理またはデータ通信を行うように動作する。このSTA130は2つの無線LANPHYをもつのでこの動作が可能となる。
2重接続時は、STAからAP方向では、STA配下の端末からSTAに入力された上りデータはデータコピー部にてコピーされ、ハンドオーバ元APaとハンドオーバ先APbへそれぞれの無線LANPHYを経由し送出される。ハンドオーバ先APbが接続処理中の場合は、ハンドオーバ元APaのみにデータを送出する。 APからSTA方向では、2つの無線LANPHYからの信号がデータ合成部に入力される。データ合成部では2つの無線LANPHYからの受信信号の両方をMACフレーム受信部に送出する。
ハンドオーバ先のAPbから無線ACK信号が返ってきたら、2重接続動作を停止する。データコピー部はハンドオーバ先APb対応の無線LANPHYのみにデータを転送する。データ合成部はハンドオーバ先APb対応の無線LANPHYからの信号のみをMACフレーム受信部に送出する。
実施の形態7によるハンドオーバ方式では、上記のように構成するので、ハンドオーバ動作時に新たなAPとすぐにはつながらなかった場合でもデータ瞬断時間を少なくすることができる。また、新たなAPとすぐにつながった場合でも、データ瞬断時間を少なくすることができる。
実施の形態8.
実施の形態8の動作について説明する。図5のSTAと図6のAPと図8のシーケンスを参照し動作を説明する。
実施の形態8ではハンドオーバ元APaからハンドーバ先APbへのシーケンスは実施の形態1〜7のいずれかと同様である。実施の形態8では、APから送出するビーコン(報知情報)の送出間隔を制御するものである。
この実施の形態においても実施の形態1と同様に、STAは電源ON後初めてのAP接続では、周りにどのようなAPが存在するかのAP探索を実施する。
APはビーコンを送出しており、このビーコン信号をSTAが受信する(アクセスポイント情報通知ステップ)。
AP探索ではチャネル制御部410を許可されているチャネル周波数に従い順次切り替え、そのチャネル内で検出できるビーコン信号を待つかまたはプローブ信号を送出しプローブACK信号としてビーコン受信と同様の内容を入手する。ビーコン信号は無線LANPHY、MACフレーム受信、ビーコン処理部と転送され接続制御部に通知される。
接続制御部360では探索できた複数のAPから、最適なAP例えば、受信電力が一番大きいAPを選択し無線LAN接続制御を行う。ここでの接続制御は標準通りの動作を行う。接続制御部360により、APとSTA間の接続が完了すると、STA配下の端末とネットワークIF部、MACフレーム生成部、MACフレーム受信部、無線LNAPHY部300経由でユーザデータの通信を開始する。ここで接続したAPをハンドオーバ元APとする(収容ステップ)。
線的にAPが連続配置されていて隣り合うAPが同一チャネル周波数を使用している場合、実施の形態1のようにハンドオーバ元APaのビーコン信号でハンドオーバ先APbの使用チャネルを教えなくてもよい場合も考えられる。この場合、STAはハンドオーバ元APaと通信中に同一周波数でハンドオーバ先APbのビーコンを検出できる。
ビーコンは一定周期で発信されているが、ユーザデータの使用帯域を圧迫しないように周期が長めに設定されている(例えば100mS周期)。STAがハンドオーバ先APbの配下に入ってビーコンを発見するのは最悪100mSの時間がかかってしまう。
一方、列車等に無線LANを応用した場合、隣のAPにSTA(列車)がある可能性が少ない。このような状況では、ハンドオーバ先APbではユーザデータの帯域を圧迫することを考えなくてもよい。
よって、実施の形態8ではハンドオーバ先APbにSTAが接続されていない場合はビーコンの送出周期を短く例えば10mSし、STAのハンドオーバ先APbのビーコン検出時間を短くする。
ハンドオーバ先APbにSTAが接続したら(ハンドオーバステップ)、ハンドオーバ先APbはビーコン送出周期をもとの長い周期に戻す。
この実施の形態8では、上記のように構成するので、ユーザデータの帯域を圧迫することなくハンドオーバ処理におけるビーコン検出時間を短縮できる。
実施の形態9.
実施の形態9の動作について説明する。図5のSTAと図6のAPと図8のシーケンスを参照し動作を説明する。
実施の形態9ではハンドオーバ元APaからハンドーバ先APbへのシーケンスは実施の形態3と同様である。実施の形態9では、ハンドオーバ時のSTA−AP間の無線通信の信頼度を上げるように制御する。
ハンドオーバを実施するときは、ハンドオーバ元APa、ハンドオーバ先APbともセルの周辺部での動作となり、AP−STA間の無線伝送は厳しい状況にあることが多い(図1参照)。このような状況では無線伝送エラーが発生し、再送処理が動作し、ハンドオーバ時間が長時間化してしまう。
一方、無線LANは複数の物理速度をサポートしている。例えば802.11aでは54Mbps、48Mbps、36Mbps、・・・・12Mbps、9Mbps,6Mbps。一般的には物理速度が遅いほど無線劣化に対して耐性が高い。
このため、実施の形態9では、ハンドオーバに関する無線信号送受は無線劣化に対して耐性の高い低い物理速度を使用する。例えば、ハンドオーバ元との最後の通信は24Mbpsで通信していたとしても、APbと接続するための接続要求信号、接続応答信号、鍵導入信号は6Mbpsで通信する。
別の実施方法として、実施の形態4の図9のシーケンスのように、ハンドオーバ先APbとは接続信号のやり取りをせず、直接ユーザデータ送信から行う場合は、ハンドオーバ先APbにはじめて送信するデータは低レートで送信し、エラー無く通信が可能であれば、順次伝送速度を上げていく方法が考えられる。
実施の形態9では、上記のように構成するので、ハンドオーバ時の無線環境劣化した状態でも、データエラーによる再送処理などハンドオーバ時間の長時間化する可能性を低くすることができる。
以上のように、この発明に係るハンドオーバ方法および移動通信システムは、複数のアクセスポイントと、アクセスポイントを跨って移動する1以上のステーションとを含む移動通信システムにおけるステーションのハンドオーバに関して有効であり、特にアクセスポイントが所定の順番でステーションを収容する移動通信システムに適している。
この発明におけるハンドオーバ方法を適用するシステムの1例を示す図。 この発明におけるアクセスポイントの内部機構の1例を示す図。 この発明におけるステーションの内部機構の1例を示す図。 この発明におけるビーコン信号の1例を示す図。 この発明におけるステーションの内部構成の1例を示す図。 この発明におけるアクセスポイントの内部機構の1例を示す図。 この発明におけるアクセスポイントの内部機構の1例を示す図。 この発明におけるシーケンス例の概要を示す図。 この発明におけるシーケンス例の概要を示す図。 この発明におけるステーションの内部機構の1例を示す図。
符号の説明
100 ネットワーク、 110 端末、 120 アクセスポイント、 130 ステーション、 140 経路、 300 無線LANPHY部、 310 ネットワークインタフェース、 320 MACフレーム受信部、 330 MACフレーム生成部、 340 隣AP登録部、350 ビーコン送出部、 360 接続制御部、 370 AP間情報送信部、 380 AP間情報受信部、 390 ビーコン処理部、 400 移動方向登録部、 410 チャネル制御部、 410 移動方向検出部、 420 データコピー部、 データ合成部。

Claims (12)

  1. 所定の線状経路上を移動する無線端末装置と、該無線端末装置の上記線状経路上における移動方向に応じて所定の順番で上記無線端末装置を収容する複数のアクセスポイント、とからなる移動通信システムにおけるハンドオーバ方法であって、
    1のアクセスポイントが、
    上記所定の順番において該1のアクセスポイントの順番に隣接する順番で上記無線端末装置を収容する隣接アクセスポイントに関する隣接アクセスポイント情報を該1のアクセスポイントが収容している無線端末装置に通知する隣接アクセスポイント情報通知ステップと
    上記無線端末装置が、
    上記1のアクセスポイントが通知した隣接アクセスポイント情報を受信する隣接アクセスポイント情報受信ステップと、
    上記無線端末装置が、
    上記受信した隣接アクセスポイント情報と、上記所定の線状経路上での該無線端末装置の移動方向情報とに基づいて、上記1のアクセスポイントから上記隣接アクセスポイントのいずれかへハンドオーバするハンドオーバステップ
    とを備えることを特徴とするハンドオーバ方法。
  2. 上記隣接アクセスポイント情報通知ステップにおいて、上記1のアクセスポイントは、上記隣接アクセスポイント情報を所定時間間隔で該1のアクセスポイントが収容している無線端末装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  3. 上記無線端末装置が、
    該無線端末装置を収容しているアクセスポイントの所定の信号である接続アクセスポイント情報を受信する接続アクセスポイント情報受信ステップと、
    上記無線端末装置が、上記受信した接続アクセスポイント情報と、その遷移とから上記移動方向情報を生成する移動方向情報生成ステップ
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  4. 上記アクセスポイントが、該アクセスポイントが収容する無線端末装置と接続するための所定の接続用情報を該無線端末装置と交換して接続処理を行う接続ステップと、
    上記アクセスポイントが、上記接続ステップにおいて上記無線端末装置から獲得した上記接続用情報を上記移動方向情報に基づいて上記隣接アクセスポイントのいずれかに通知する接続情報通知ステップ
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  5. 上記接続用情報は、接続情報と認証情報であり、上記隣接アクセスポイントは、上記無線端末装置を収容するアクセスポイントから該接続情報と認証情報とを通知されると、上記無線端末装置と接続処理を開始する前から上記通知された接続情報と認証情報により暗号鍵を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載のハンドオーバ方法。
  6. 上記無線端末装置が、ハンドオーバを実施した時、アクセスポイントにハンドオーバ元AP情報と移動方向を通知するステップと、
    上記アクセスポイントが、該無線端末装置から通知された情報を元に、隣接AP情報を更新するステップと、
    上記アクセスポイントが、更新された隣接AP情報を元に隣接アクセスポイント情報を通知するステップと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  7. 上記ハンドオーバステップにおいて、
    上記無線端末装置は、上記1のアクセスポイントから受信する信号の品質を参酌してハンドオーバするタイミングを決定する
    ことを特徴とする
    請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  8. 上記ハンドオーバステップにおいて、上記無線端末装置は同時に複数のアクセスポイントと通信可能であることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  9. 所定の線状経路上を移動する無線端末装置と、該無線端末装置の上記線状経路上における移動方向に応じて所定の順番で上記無線端末装置を収容する複数のアクセスポイント、とからなる移動通信システムにおけるハンドオーバ方法であって、
    各アクセスポイントが無線端末装置に該アクセスポイントの存在を報知情報を報知するアクセスポイント情報報知ステップと
    上記無線端末装置が、
    1の上記アクセスポイントからの報知情報を受信し該報知情報を発信したアクセスポイントに収容される収容ステップと、
    上記無線端末装置が、
    上記1のアクセスポイントに隣接するアクセスポイントからの報知情報を受信し、該隣接するアクセスポイントへハンドオーバするハンドオーバステップ
    とを備えるハンドオーバ方法において、
    上記アクセスポイント情報報知ステップにおいて、各アクセスポイントが上記報知情報を報知する時間間隔は、該アクセスポイントが無線端末装置を収容しているか否かにより変化することを特徴とするハンドオーバ方法。
  10. 上記ハンドオーバステップにおいて、無線端末装置とハンドオーバ元である上記1のアクセスポイントとの通信速度より、該無線端末装置とハンドオーバ先である上記1のアクセスポイントに隣接するアクセスポイントとの通信速度を遅くすることを特徴とする請求項1または請求項9に記載のハンドオーバ方法。
  11. 所定の線状経路上を移動する無線端末装置と、該無線端末装置の上記線状経路上における移動方向に応じて所定の順番で上記無線端末装置を収容する複数のアクセスポイント、とからなる移動通信システムにおいて、
    上記アクセスポイントは、
    上記所定の順番において当該アクセスポイントの順番に隣接する順番で上記無線端末装置を収容する隣接アクセスポイントに関する隣接アクセスポイント情報を当該アクセスポイントが収容している無線端末装置に通知する隣接アクセスポイント情報通知手段を備え、
    上記無線端末装置は、
    上記アクセスポイントが通知した隣接アクセスポイント情報を受信する隣接アクセスポイント情報受信手段と、
    上記受信した隣接アクセスポイント情報と、上記所定の線状経路上での該無線端末装置の移動方向情報とに基づいて、上記1のアクセスポイントから上記隣接アクセスポイントのいずれかへハンドオーバするハンドオーバ手段
    とを備える
    ことを特徴とする移動通信システム。
  12. 所定の線状経路上を移動する無線端末装置と、該無線端末装置の上記線状経路上における移動方向に応じて所定の順番で上記無線端末装置を収容する複数のアクセスポイント、とからなる移動通信システムにおけるアクセスポイントであって、
    上記所定の順番において当該アクセスポイントの順番に隣接する順番で上記無線端末装置を収容する隣接アクセスポイントに関する隣接アクセスポイント情報を当該アクセスポイントが収容している無線端末装置に通知する隣接アクセスポイント情報通知手段を備える
    ことを特徴とする移動通信システム。
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