JP2019106659A - 無線通信システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載されているシステムでは、ホームの柱又は天井等に取り付けられた複数の親機である複数の無線LAN基地局と、列車の屋根又は車体側面に取り付けられた複数の車載アンテナを有する複数の子機とで、通信が行われる。
図1は、実施の形態1に係る無線通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
無線通信システム100は、接続管理サーバ110と、駅101A、101Bに設置されている複数の親機130A、130B、130C、130Dと、車両基地102に設置されている複数の親機130E、130Fと、列車104A、104B、104Cに設置されている複数の子機160A、160B、160C、160D、160G、160Hとを有する。接続管理サーバ110は、親機130A〜130Fにインターネット等のネットワーク103を介して接続する。
親機130A〜130Fの各々を特に区別する必要がない場合には、親機130という。
列車104A〜104Cの各々を特に区別する必要がない場合には、列車104という。
1両目の車両105A#1〜105C#1を特に区別する必要がない場合には、1両目の車両105#1という。
2両目の車両105A#2〜105C#2を特に区別する必要がない場合には、2両目の車両105#2という。
1両目の車両105#1及び2両目の車両105#2を特に区別する必要がない場合には、車両105という。
子機160A〜160Hの各々を特に区別する必要がない場合には、子機160という。
また、1編成の列車104には、2つの子機160が設置されているが、1編成の列車104には、1つの子機160が設置されていてもよく、3つ以上の子機160が設置されていてもよい。
なお、実施の形態1では、1つの駅101に2つの親機130が設置されているが、1つの駅101に1つの親機130が設置されていてもよく、また、1つの駅101に3つ以上の親機130が設置されていてもよい。ここで、1つの駅101に設置される親機130の数は、1編成の列車104に設置される子機160の数と一致していることが望ましい。
また、列車104が駅101に停車した場合に、無線通信を行うことのできる電波圏に第1の子機が入るように、その駅101に設置されている親機130を第1の親機ともいう。第1の親機の電波圏を第1の電波圏ともいう。列車104が駅101に停車した場合に、無線通信を行うことのできる電波圏に第2の子機が入るように、その駅101に設置されている親機130を第2の親機ともいう。第2の親機の電波圏を第2の電波圏ともいう。
一方、第2の親機は、第2の子機が第2の電波圏に入った場合に、第2の子機と接続を確立するとともに、第1の子機が第2の電波圏に入った場合でも、第1の子機と接続を確立しない。
接続管理サーバ110は、サーバネットワーク通信部としてのネットワーク通信部111と、サーバ記憶部としての不揮発メモリ部112と、サーバプロセッサ部としてのプロセッサ部113とを備える。
不揮発メモリ部112は、接続管理サーバ110での処理に必要な情報を記憶する。不揮発メモリ部112は、子機情報120と、接続情報121と、親機設置情報122とを記憶する。なお、不揮発メモリ部112は、不揮発メモリにより構成することができる。
図3は、子機情報120の一例を示す概略図である。
図3に示されているように、子機情報120の一例は、列車ID列120bと、路線ID列120cと、1両目子機MAC列120dと、2両目子機MAC列120eとを有する子機テーブル120aである。
列車ID列120bの各々の行は、列車104を識別するための列車識別情報である列車IDを格納する。
路線ID列120cの各々の行は、同じ行に格納されている列車IDで識別される列車104が走る路線を識別するための路線識別情報である路線IDを格納する。
1両目子機MAC列120dの各々の行は、同じ行に格納されている列車IDで識別される列車104の1両目の車両105#1に設置されている子機160のMACアドレスを格納する。
2両目子機MAC列120eの各々の行は、同じ行に格納されている列車IDで識別される列車104の2両目の車両105#2に設置されている子機160のMACアドレスを格納する。
以上により、子機情報120は、子機160のMACアドレスと、子機160の設置位置である車両105を示す設置位置情報とを対応付けることができる。なお、第1の子機の設置位置を第1の設置位置ともいい、第1の子機の設置位置を示す設置位置情報を第1の設置位置情報ともいう。第2の子機の設置位置を第2の設置位置ともいい、第2の子機の設置位置を示す設置位置情報を第2の設置位置情報ともいう。
また、実施の形態1では、子機テーブル120aに、1両目及び2両目に設置されている子機160のMACアドレスが記載されているが、車両編成又は子機160の設置台数に合わせて、子機テーブル120aに格納されるMACアドレスの数は、変更されてもよい。
図4に示されているように、接続情報121の一例は、路線ID列121bと、SSID列121cと、接続パスワード列121dとを有する接続テーブル121aである。
路線ID列121bの各々の行は、路線IDを格納する。
SSID列121cの各々の行は、同じ行に格納されている路線IDで識別される路線に配置されている駅101に設置されている親機130のSSIDを格納する。
接続パスワード列121dの各々の行は、同じ行に格納されている路線IDで識別される路線に配置されている駅101に設置されている親機130との接続を確立するための接続パスワードを格納する。
図5は、親機設置情報122の一例を示す概略図である。
図5に示されているように、親機設置情報122の一例は、親機MAC列122bと、路線ID列122cと、設置位置列122dとを有する親機設置テーブル122aである。
親機MAC列122bの各々の行は、親機130のMACアドレスを格納する。
路線ID列122cの各々の行は、同じ行に格納されているMACアドレスを有する親機130が設置されている駅101が配置されている路線の路線IDを格納する。
設置位置列122dの各々の行は、同じ行に格納されているMACアドレスを有する親機130が、接続の確立を予定されている子機160が設置されている設置位置を示す設置位置情報を格納する。親機130は、駅101に停まる列車104の車両105#1、105#2毎に設置されている何れかの子機160と通信するようにされているため、設置位置は、子機160の設置位置を示すとともに、親機130の設置位置も示すことができる。なお、設置位置は、1両目又は2両目という設置位置情報により示されている。
なお、親機130のMACアドレスは、親機130を識別するための親機識別情報としても使用される。第1の親機のMACアドレスは、第1の親機識別情報としても使用され、第2の親機のMACアドレスは、第2の親機識別情報としても使用される。
例えば、プロセッサ部113は、親機設置情報122を参照することで、親機130からのMACアドレスを指定した取得要求に応じて、そのMACアドレスに対応する路線ID及び設置位置情報を応答する。
プロセッサ部113は、接続情報121を参照することで、親機130からの路線IDを指定した取得要求に応じて、その路線IDに対応するSSID及び接続パスワードを応答する。
プロセッサ部113は、子機情報120を参照することで、親機130からの路線ID及び設置位置情報を指定した取得要求に応じて、対応する子機160のMACアドレスを応答する。
プロセッサ部113は、子機情報120を参照することで、子機160からのMACアドレスを指定した取得要求に応じて、そのMACアドレスに対応する路線IDを応答する。
プロセッサ部113は、接続情報121を参照することで、子機160からの路線IDを指定した取得要求に応じて、その路線IDに対応するSSID及び接続パスワードを応答する。
親機130は、ネットワーク通信部131と、無線LAN通信部132と、不揮発メモリ部133と、プロセッサ部134とを備える。
ここで、第1の親機のネットワーク通信部131を第1の親機ネットワーク通信部ともいい、第1の親機の無線LAN通信部132を第1の親機無線通信部ともいい、第1の親機の不揮発メモリ部133を第1の親機不揮発メモリ部ともいい、第1の親機のプロセッサ部134を第1の親機プロセッサ部ともいう。
また、第2の親機のネットワーク通信部131を第2の親機ネットワーク通信部ともいい、第2の親機の無線LAN通信部132を第2の親機無線通信部ともいい、第2の親機の不揮発メモリ部133を第2の親機不揮発メモリ部ともいい、第2の親機のプロセッサ部134を第2の親機プロセッサ部ともいう。
図8は、無線LAN通信部132の構成を概略的に示すブロック図である。
無線LAN通信部132は、アンテナ140と、RF(Radio Frequency)部141と、受信電力測定部142と、ベースバンド部143と、MAC部144と、IF(InterFace)部145と、記憶部146と、無線制御部147とを備える。
なお、アンテナ140、RF部141、受信電力測定部142、ベースバンド部143及びMAC部144を、フレームを電波に載せて送信し、電波に載せられたフレームを受信するフレーム通信部148ともいう。言い換えると、フレーム通信部148は、電波を用いてフレームの送受信を行う。
また、第2の親機のアンテナ140を第2の親機アンテナともいい、第2の親機のRF部141を第2の親機RF部ともいい、第2の親機の受信電力測定部142を第2の親機受信電力測定部ともいい、第2の親機のベースバンド部143を第2の親機ベースバンド部ともいい、第2の親機のMAC部144を第2の親機MAC部ともいい、第2の親機のIF部145を第2の親機IF部ともいい、第2の親機の記憶部146を第2の親機記憶部ともいい、第2の親機の無線制御部147を第2の親機無線制御部ともいい、第2の親機のフレーム通信部148を第2の親機フレーム通信部ともいう。
RF部141は、アンテナ140を介した無線周波数での信号の送受信処理を行う。具体的には、RF部141は、ベースバンド部143から入力される送信信号であるベースバンド信号及びアンテナ140から与えられる受信信号の周波数変換を行う。なお、周波数変換された受信信号は、ベースバンド信号として、ベースバンド部143に与えられる。
受信電力測定部142は、RF部141を介して、アンテナ140で受信した電波の強さを受信電力として測定し、特定された受信電力を無線制御部147に与える。
また、ベースバンド部143は、MAC部144から与えられたMACフレームを変調してベースバンド信号を生成し、RF部141に与える。
また、MAC部144は、IF部145から与えられるパケットにMACヘッダを付加する等のMAC処理を行って、MACフレームを生成して、ベースバンド部143に与える。
さらに、MAC部144は、無線制御部147から与えられる情報にMACヘッダを付加する等のMAC処理を行って、MACフレームを生成して、ベースバンド部143に与える。
また、IF部145は、プロセッサ部134から与えられるデータをパケットにして、MAC部144に与える。
ここで、MACフィルタ情報は、MACアドレスを用いてフィルタリングを行うためのフィルタ情報である。第1の親機で記憶されているMACフィルタ情報を第1のフィルタ情報ともいい、第2の親機で記憶されているMACアドレスを第2のフィルタ情報ともいう。
路線ID151、設置位置情報152、SSID153、接続パスワード154及びMACフィルタ情報155は、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ110から取得される情報である。
旧設定値156は、接続管理サーバ110から路線ID151、設置位置情報152、SSID153、接続パスワード154及びMACフィルタ情報155を取得する前に、不揮発メモリ部133に記憶されていたこれらの情報である。
例えば、プロセッサ部134は、MACアドレス150を、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ110に送ることにより、MACフィルタ情報等、子機160との接続の確立に必要となる情報を取得する。
また、プロセッサ部134は、路線ID151を指定した取得要求を、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ110に送ることにより、路線ID151に対応するSSID及び接続パスワードを取得する。そして、プロセッサ部134は、取得されたSSID及び接続パスワードを、SSID153及び接続パスワード154として不揮発メモリ部133に記憶させる。
また、プロセッサ部134は、路線ID151及び設置位置情報152を指定した取得要求を、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ110に送ることにより、路線ID151及び設置位置情報152に対応する、子機160のMACアドレスを取得する。そして、プロセッサ部134は、取得されたMACアドレスをMACフィルタ情報155として、不揮発メモリ部133に記憶させる。
さらに、プロセッサ部134は、SSID153、接続パスワード154及びMACフィルタ情報155を無線LAN通信部132に送り、記憶部146に記憶させる。
子機160は、無線LAN通信部162と、不揮発メモリ部163と、プロセッサ部164とを備える。
ここで、第1の子機の無線LAN通信部162を第1の子機無線通信部ともいい、第1の子機の不揮発メモリ部163を第1の子機不揮発メモリ部ともいい、第1の子機のプロセッサ部164を第1の子機プロセッサ部ともいう。
また、第2の子機の無線LAN通信部162を第2の子機無線通信部ともいい、第2の子機の不揮発メモリ部163を第2の子機不揮発メモリ部ともいい、第2の子機のプロセッサ部164を第2の子機プロセッサ部ともいう。
図8に示されているように、無線LAN通信部162は、アンテナ170と、RF部171と、受信電力測定部172と、ベースバンド部173と、MAC部174と、IF部175と、記憶部176と、無線制御部177とを備える。
なお、アンテナ170、RF部171、受信電力測定部172、ベースバンド部173及びMAC部174を、フレームを電波に載せて送信し、電波に載せられたフレームを受信するフレーム通信部178ともいう。言い換えると、フレーム通信部178は、電波を用いてフレームの送受信を行う。
また、第2の子機のアンテナ170を第2の子機アンテナともいい、第2の子機のRF部171を第2の子機RF部ともいい、第2の子機の受信電力測定部172を第2の子機受信電力測定部ともいい、第2の子機のベースバンド部173を第2の子機ベースバンド部ともいい、第2の子機のMAC部174を第2の子機MAC部ともいい、第2の子機のIF部175を第2の子機IF部ともいい、第2の子機の記憶部176を第2の子機記憶部ともいい、第2の子機の無線制御部177を第2の子機無線制御部ともいい、第2の子機のフレーム通信部178を第2の子機フレーム通信部ともいう。
RF部171は、アンテナ170を介した無線周波数での信号の送受信処理を行う。具体的には、RF部171は、ベースバンド部173から入力される送信信号であるベースバンド信号及びアンテナ170から与えられる受信信号の周波数変換を行う。なお、周波数変換された受信信号は、ベースバンド信号として、ベースバンド部173に与えられる。
受信電力測定部172は、RF部171を介して、アンテナ170で受信した電波の強さを受信電力として測定し、特定された受信電力を無線制御部177に与える。
また、ベースバンド部173は、MAC部174から与えられたMACフレームを変調してベースバンド信号を生成し、RF部171に与える。
また、MAC部174は、IF部175から与えられるパケットにMACヘッダを付加する等のMAC処理を行って、MACフレームを生成して、ベースバンド部173に与える。
さらに、MAC部174は、無線制御部177から与えられる情報にMACヘッダを付加する等のMAC処理を行って、MACフレームを生成して、ベースバンド部173に与える。
また、IF部175は、プロセッサ部164から与えられるデータをパケットにして、MAC部174に与える。
また、無線制御部177は、親機130との間の接続を解除する処理を行う。
車両基地用SSID181は、車両基地102に設置されている親機130E、130FのSSIDである。
車両基地用接続パスワード182は、車両基地102に設置されている親機130E、130Fとの接続を確立するための接続パスワードである。
MACアドレス180、車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182は、予め不揮発メモリ部163に記憶されているものとする。例えば、MACアドレス180は、装置製造時に書き込まれる。車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182は、装置製造時に書込みしてもよいし、装置設置までに設定することにしてもよい。
旧設定値186は、接続管理サーバ110から路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を取得する前に、不揮発メモリ部163に記憶されていたこれらの情報である。
例えば、プロセッサ部164は、MACアドレス180を指定した取得要求を、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ110に送ることにより、MACアドレス180に対応する路線IDを取得する。そして、プロセッサ部164は、取得された路線IDを、路線ID183として不揮発メモリ部163に記憶させる。
プロセッサ部164は、路線ID183を指定した取得要求を、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ110に送ることにより、路線ID183に対応するSSID及び接続パスワードを取得する。そして、プロセッサ部164は、取得されたSSID及び接続パスワードを、それぞれ、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185として不揮発メモリ部163に記憶させる。
一方、プロセッサ部164は、駅101の親機130A〜130Cと通信を行う場合には、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を無線LAN通信部162に送り、記憶部176に記憶させる。
まず、プロセッサ部134は、不揮発メモリ部133に記憶されている路線ID151、設置位置情報152、SSID153、接続パスワード154及びMACフィルタ情報155を、旧設定値156として不揮発メモリ部133に記憶し直す(S10)。これにより、不揮発メモリ部133からは、路線ID151、設置位置情報152、SSID153、接続パスワード154及びMACフィルタ情報155が削除される。
そして、プロセッサ部134は、取得された路線ID及び設置位置情報を、路線ID151及び設置位置情報152として、不揮発メモリ部133に書き込む(S15)。
そして、プロセッサ部134は、取得されたSSID及び接続パスワードを、SSID153及び接続パスワード154として、不揮発メモリ部133に書き込む(S17)。
そして、プロセッサ部134は、取得されたMACアドレスの一覧を、MACフィルタ情報155として、不揮発メモリ部133に書き込む(S19)。
ステップS22では、ステップS13において接続管理サーバ110と通信ができない場合(S13でNo)、又は、ステップS20において必要な情報が正常に取得できていない場合(S20でNo)であるため、プロセッサ部134は、不揮発メモリ部133に記憶されている旧設定値156における路線ID151、設置位置情報152、SSID153、接続パスワード154及びMACフィルタ情報155を、不揮発メモリ部133に記憶し直すことにより、以前の設定を復旧する。これにより、例えば、ネットワーク103での通信異常が発生した場合でも、無線LAN通信部132は、旧設定にて起動することができる。
例えば、親機130が、MACアドレス150を接続管理サーバ110に送ることで、接続管理サーバ110が、図5に示されている親機設置テーブル122aを参照し、MACアドレス150に対応する路線ID及び設置位置情報を特定する。そして、接続管理サーバ110が、図4に示されている接続テーブル121aを参照し、特定された路線IDに対応するSSID及び接続パスワードを特定する。さらに、接続管理サーバ110が、図3に示されている子機テーブル120aを参照し、特定された路線ID及び特定された設置位置情報に対応するMACアドレスを特定する。最後に、接続管理サーバ110が、特定されたこれらの情報を、ネットワーク通信部111を介して、親機130に送信してもよい。
子機160の設定動作は、列車104が車両基地102に停止している際に、親機130E又は親機130Fを経由して、行われる。
まず、プロセッサ部164は、不揮発メモリ部163に記憶されている路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を、旧設定値186として不揮発メモリ部163に記憶し直す(S30)。これにより、不揮発メモリ部163からは、路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185が削除される。
プロセッサ部164は、読み出された車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を無線LAN通信部162に設定して、無線LAN通信部162を起動する。無線LAN通信部162は、設定された車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を用いて、車両基地102に設置されている親機130との接続を確立して、ネットワーク103に接続する(S32)。なお、無線LAN通信部162の無線制御部177は、プロセッサ部164から送られてくる車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を記憶部176に記憶させる。
そして、プロセッサ部164は、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ110に対して、MACアドレス180を含む取得要求を送ることで、自機が搭載されている列車104が走行する路線の路線IDを要求する。このような取得要求をネットワーク通信部111で受信した接続管理サーバ110では、プロセッサ部113が、図3に示されている子機テーブル120aを参照し、MACアドレス180に対応する路線IDを読み出す。そして、プロセッサ部113は、読み出された路線IDを、ネットワーク通信部111を介して、子機160に応答する。
そして、プロセッサ部164は、取得された路線IDを、路線ID183として、不揮発メモリ部163に書き込む(S36)。
そして、プロセッサ部164は、取得されたSSID及び接続パスワードを、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185として、不揮発メモリ部163に書き込む(S38)。
ステップS41では、ステップS33において接続管理サーバ110と通信ができない場合(S33でNo)、又は、ステップS39において必要な情報が正常に取得できていない場合(S39でNo)であるため、プロセッサ部164は、不揮発メモリ部163に記憶されている旧設定値186における路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を、不揮発メモリ部163に記憶し直すことにより、以前の設定を復旧する。これにより、例えば、ネットワーク103での通信異常が発生した場合でも、無線LAN通信部162は、旧設定にて起動することができる。
例えば、子機160が、MACアドレス180を接続管理サーバ110に送ることで、接続管理サーバ110が、図3に示されている子機テーブル120aを参照し、MACアドレス180に対応する路線IDを特定して、図4に示されている接続テーブル121aを参照し、特定された路線IDに対応するSSID及び接続パスワードを特定する。そして、接続管理サーバ110は、特定されたこれらの情報を、ネットワーク通信部111を介して、子機160に送信してもよい。
また、図13は、以上のようにして設定が行われた子機160A、160Bの不揮発メモリ部163に記憶されている設定値の一覧を示す概略図である。
なお、親機130の無線LAN通信部132と、子機160の無線LAN通信部162とは、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に対応しているものとする。
また、起動直後、親機130と子機160との間の接続は、確立されていないものとする。
ここで、ビーコンフレームは、SSIDを含む管理フレームである。なお、第1の親機が送信するビーコンフレームを第1の管理フレームともいい、第2の親機が送信するビーコンフレームを第2の管理フレームともいう。
そして、無線制御部177は、ビーコンフレームに含まれているSSIDが、記憶部176に記憶されているSSIDと一致する場合には、親機130の情報を収集するために、フレーム通信部178を介して、親機130に対して、プローブ要求フレームを電波に載せて送信する(S51)。ここで、記憶部176には、駅用SSID184が記憶されているものとする。プローブ要求フレームを接続要求フレームともいう。
実施の形態1では、親機130と子機160との接続を確立する制御に子機160のMACアドレスを使用しているが、実施の形態2では、同一駅101内で設置位置毎にSSIDと接続パスワードとを区別することで接続を確立する制御を行う。
子機260A〜260Hの各々を特に区別する必要がない場合には、子機260という。
ここで、1両目の車両105#1及び2両目の車両105#2の何れか一方に搭載されている子機260を、第1の子機ともいい、1両目の車両105#1及び2両目の車両105#2の何れか他方に搭載されている子機260を、第2の子機ともいう。
また、列車104が駅101に停車した場合に、無線通信を行うことのできる電波圏に第1の子機が入るように、その駅101に設置されている親機230を第1の親機ともいう。第1の親機の電波圏を第1の電波圏ともいう。列車104が駅101に停車した場合に、無線通信を行うことのできる電波圏に第2の子機が入るように、その駅101に設置されている親機230を第2の親機ともいう。第2の親機の電波圏を第2の電波圏ともいう。
実施の形態2における接続管理サーバ210のネットワーク通信部111は、実施の形態1における接続管理サーバ110のネットワーク通信部111と同様である。
図15に示されているように、接続情報221の一例は、路線ID列221bと、設置位置列221cと、SSID列221dと、接続パスワード列221eとを有する接続テーブル221aである。
路線ID列221bの各々の行は、対応する親機230が設置されている駅101が配置されている路線の路線IDを格納する。
設置位置列221cの各々の行は、対応する親機230が接続の確立を予定されている子機260が設置されている設置位置を示す設置位置情報を格納する。
SSID列221dは、対応する親機230のSSIDを格納する。
接続パスワード列221eは、対応する親機230の接続パスワードを格納する。
以上のように、接続情報221は、子機260の設置位置情報と、SSIDとを対応付けることができる。
例えば、プロセッサ部213は、親機設置情報122を参照することで、親機230からのMACアドレスを指定した取得要求に応じて、そのMACアドレスに対応する路線ID及び設置位置情報を応答する。
プロセッサ部213は、接続情報221を参照することで、親機230からの路線ID及び設置位置情報を指定した取得要求に応じて、対応するSSID及び接続パスワードを応答する。
プロセッサ部213は、子機情報120を参照することで、子機260からのMACアドレスを指定した取得要求に応じて、そのMACアドレスに対応する路線IDを応答する。
プロセッサ部213は、接続情報221を参照することで、子機260からの路線ID及び設置位置を指定した取得要求に応じて、その路線ID及び設置位置に対応するSSID及び接続パスワードを応答する。
親機230は、ネットワーク通信部131と、無線LAN通信部232と、不揮発メモリ部233と、プロセッサ部234とを備える。
実施の形態2における親機230のネットワーク通信部131は、実施の形態1における親機130のネットワーク通信部131と同様である。
図8に示されているように、無線LAN通信部232は、アンテナ140と、RF部141と、受信電力測定部142と、ベースバンド部143と、MAC部144と、IF部145と、記憶部246と、無線制御部247とを備える。また、アンテナ140、RF部141、受信電力測定部142、ベースバンド部143及びMAC部144により、フレーム通信部148が構成される。
実施の形態2における無線LAN通信部232のアンテナ140、RF部141、受信電力測定部142、ベースバンド部143、MAC部144及びIF部145は、実施の形態1における無線LAN通信部132のアンテナ140、RF部141、受信電力測定部142、ベースバンド部143、MAC部144及びIF部145と同様である。
無線制御部247は、無線LAN通信部232での処理を制御する。例えば、無線制御部247は、子機250との接続を確立する処理を行う。ここで、実施の形態2における無線制御部247は、子機260のMACアドレスによるフィルタリングを行わない他は、実施の形態1における無線制御部147と同様の処理を行う。
実施の形態2における不揮発メモリ部233に記憶されているMACアドレス150、路線ID151、設置位置情報152、SSID153及び接続パスワード154は、実施の形態1における不揮発メモリ部133に記憶されているMACアドレス150、路線ID151、設置位置情報152、SSID153及び接続パスワード154と同様である。
なお、実施の形態2における不揮発メモリ部233は、実施の形態1における不揮発メモリ部133に記憶されているMACフィルタ情報155を記憶していない。
例えば、プロセッサ部234は、MACアドレス150を指定した取得要求を、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ210に送ることにより、MACアドレス150に対応する路線ID及び設置位置情報を取得する。そして、プロセッサ部234は、取得された路線ID及び設置位置情報を、路線ID151及び設置位置情報152として不揮発メモリ部233に記憶させる。
また、プロセッサ部234は、路線ID151及び設置位置情報152を指定した取得要求を、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ210に送ることにより、路線ID151及び設置位置情報152に対応する、SSID及び接続パスワードを取得する。そして、プロセッサ部234は、取得されたSSID及び接続パスワードをSSID153及び接続パスワード154として、不揮発メモリ部233に記憶させる。
さらに、プロセッサ部234は、SSID153及び接続パスワード154を無線LAN通信部232に送り、記憶部246に記憶させる。
子機260は、無線LAN通信部162と、不揮発メモリ部263と、プロセッサ部264とを備える。
実施の形態2における子機260の無線LAN通信部162は、実施の形態1における子機160の無線LAN通信部162と同様である。なお、第1の子機の記憶部176に記憶されているSSIDを第1の無線ネットワーク識別情報ともいい、第2の子機の記憶部176に記憶されているSSIDを第2の無線ネットワーク識別情報ともいう。
実施の形態2における不揮発メモリ部263に記憶されているMACアドレス180、車両基地用SSID181、車両基地用接続パスワード182、路線ID183、駅用SSID184、駅用接続パスワード185及び旧設定値186は、実施の形態1における不揮発メモリ部163に記憶されているMACアドレス180、車両基地用SSID181、車両基地用接続パスワード182、路線ID183、駅用SSID184、駅用接続パスワード185及び旧設定値186と同様である。
例えば、プロセッサ部264は、設置位置情報287を、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ210に送ることで、接続管理サーバ210からSSIDを取得する。そして、取得されたSSIDを不揮発メモリ部263に記憶させる。
そして、プロセッサ部264は、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を、無線LAN通信部162に設定する。
まず、プロセッサ部234は、不揮発メモリ部233に記憶されている路線ID151、設置位置情報152、SSID153及び接続パスワード154を、旧設定値256として不揮発メモリ部233に記憶し直す(S60)。これにより、不揮発メモリ部233からは、路線ID151、設置位置情報152、SSID153及び接続パスワード154が削除される。
そして、プロセッサ部234は、取得された路線ID及び設置位置情報を、路線ID151及び設置位置情報152として、不揮発メモリ部233に書き込む(S65)。
そして、プロセッサ部234は、取得されたSSID及び接続パスワードを、SSID153及び接続パスワード154として、不揮発メモリ部233に書き込む(S67)。
ステップS70では、ステップS63において接続管理サーバ210と通信ができない場合(S63でNo)、又は、ステップS68において必要な情報が正常に取得できていない場合(S68でNo)であるため、プロセッサ部234は、不揮発メモリ部233に記憶されている旧設定値256における路線ID151、設置位置情報152、SSID153及び接続パスワード154を、不揮発メモリ部233に記憶し直すことにより、以前の設定を復旧する。これにより、例えば、ネットワーク103での通信異常が発生した場合でも、無線LAN通信部232は、旧設定にて起動することができる。
例えば、親機130が、MACアドレス150を接続管理サーバ210に送ることで、接続管理サーバ210が、図5に示されている親機設置テーブル122aを参照し、MACアドレス150に対応する路線ID及び設置位置情報を特定する。そして、接続管理サーバ210が、図15に示されている接続テーブル221aを参照し、特定された路線及び特定された設置位置情報に対応するSSID及び接続パスワードを特定する。最後に、接続管理サーバ210が、特定されたこれらの情報を、ネットワーク通信部111を介して、親機230に送信してもよい。
子機260の設定動作は、列車104が車両基地102に停止している際に、親機230E又は親機230Fを経由して、行われる。
まず、プロセッサ部264は、不揮発メモリ部263に記憶されている路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を、旧設定値186として不揮発メモリ部263に記憶し直す(S80)。これにより、不揮発メモリ部263からは、路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185が削除される。
プロセッサ部264は、読み出された車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を無線LAN通信部162に設定して、無線LAN通信部162を起動する。無線LAN通信部162は、設定された車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を用いて、車両基地102に設置されている親機230との接続を確立して、ネットワーク103に接続する(S82)。なお、無線LAN通信部162の無線制御部177は、プロセッサ部264から送られてくる車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を記憶部176に記憶させる。
そして、プロセッサ部264は、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ210に対して、MACアドレス180及び設置位置情報287を含む取得要求を送ることで、自機が搭載されている列車104が走行する路線の路線IDを要求する。このような取得要求をネットワーク通信部111で受信した接続管理サーバ210では、プロセッサ部213が、図3に示されている子機テーブル120aを参照し、MACアドレス180及び設置位置情報287に対応する路線IDを読み出す。そして、プロセッサ部213は、読み出された路線IDを、ネットワーク通信部111を介して、子機260に応答する。
そして、プロセッサ部264は、取得された路線IDを、路線ID183として、不揮発メモリ部263に書き込む(S86)。
そして、プロセッサ部264は、取得されたSSID及び接続パスワードを、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185として、不揮発メモリ部263に書き込む(S88)。
ステップS91では、ステップS83において接続管理サーバ210と通信ができない場合(S83でNo)、又は、ステップS89において必要な情報が正常に取得できていない場合(S89でNo)であるため、プロセッサ部264は、不揮発メモリ部263に記憶されている旧設定値186における路線ID183、駅用SSID184及び駅用接続パスワード185を、不揮発メモリ部263に記憶し直すことにより、以前の設定を復旧する。これにより、例えば、ネットワーク103での通信異常が発生した場合でも、無線LAN通信部162は、旧設定にて起動することができる。
例えば、子機260が、MACアドレス180及び設置位置情報287を接続管理サーバ210に送ることで、接続管理サーバ210は、図3に示されている子機テーブル120aを参照し、MACアドレス180及び設置位置情報287に対応する路線IDを特定する。そして、接続管理サーバ210は、図15に示されている接続テーブル221aを参照し、特定された路線ID及び設置位置情報287に対応するSSID及び接続パスワードを特定する。そして、接続管理サーバ210は、特定されたこれらの情報を、ネットワーク通信部111を介して、子機260に送信してもよい。
また、図21は、以上のようにして設定が行われた子機260A、260Bの不揮発メモリ部263に記憶されている設定値の一覧を示す概略図である。
但し、図14のステップS52において、親機230の無線制御部247は、実施の形態1とは異なり、子機260のMACアドレスによるフィルタリングを行わない。
実施の形態2では、同一駅101内で設置位置毎にSSIDと接続パスワードを変えることで、接続を確立する制御を行っているが、実施の形態3では、全ての親機でSSID及び接続パスワードを変え、子機にて次に接続する親機を切り替えて接続を確立する制御を行う。
子機360A〜360Hの各々を特に区別する必要がない場合には、子機360という。
ここで、1両目の車両105#1及び2両目の車両105#2の何れか一方に搭載されている子機360を、第1の子機ともいい、1両目の車両105#1及び2両目の車両105#2の何れか他方に搭載されている子機360を、第2の子機ともいう。
また、列車104が駅101に停車した場合に、無線通信を行うことのできる電波圏に第1の子機が入るように、その駅101に設置されている親機330を第1の親機ともいう。第1の親機の電波圏を第1の電波圏ともいう。列車104が駅101に停車した場合に、無線通信を行うことのできる電波圏に第2の子機が入るように、その駅101に設置されている親機330を第2の親機ともいう。第2の親機の電波圏を第2の電波圏ともいう。
接続管理サーバ310は、ネットワーク通信部111と、不揮発メモリ部312と、プロセッサ部313とを備える。
実施の形態3における接続管理サーバ310のネットワーク通信部111は、実施の形態1における接続管理サーバ110のネットワーク通信部111と同様である。
図23は、列車経路情報323の一例を示す概略図である。
図23に示されているように、列車経路情報323の一例は、列車ID列323bと、1両目子機MAC列323cと、2両目子機MAC列323dと、経路情報列323eとを有する車両経路テーブル323aである。
列車ID列323bの各々の行は、列車104を識別するための列車識別情報である列車IDを格納する。
1両目子機MAC列323cの各々の行は、同じ行に格納されている列車IDで識別される列車104の1両目の車両105#1に設置されている子機360のMACアドレスを格納する。
2両目子機MAC列323dの各々の行は、同じ行に格納されている列車IDで識別される列車104の2両目の車両105#2に設置されている子機360のMACアドレスを格納する。
経路情報列323eの各々の行は、同じ行に格納されている列車IDで識別される列車104が走る経路を示す経路情報を格納する。経路情報は、列車104が停まる駅101の順番を示す情報である。具体的には、経路情報は、駅101を識別するための駅識別情報である駅名を、列車104が停まる順番に並べた情報である。
図24に示されているように、接続情報321の一例は、親機MAC列321bと、設置駅列321cと、設置位置列321dと、SSID列321eと、接続パスワード列321fとを有する接続テーブル321aである。
親機MAC列321bの各々の行は、親機330のMACアドレスを格納する。
設置駅列321cの各々の行は、対応する親機330が設置されている駅101の駅名を格納する。
設置位置列321dの各々の行は、対応する親機330が接続の確立を予定されている子機360が設置されている設置位置を示す設置位置情報を格納する。
SSID列321eは、対応する親機330のSSIDを格納する。
接続パスワード列321fは、対応する親機330の接続パスワードを格納する。
例えば、プロセッサ部313は、接続情報321を参照することで、親機330からのMACアドレスを指定した取得要求に応じて、そのMACアドレスに対応するSSID及び接続パスワードを応答する。
プロセッサ部313は、列車経路情報323を参照することで、子機360からのMACアドレス及び設置位置を指定した取得要求に応じて、そのMACアドレス及び設置位置に対応する経路情報を応答する。
プロセッサ部313は、接続情報321を参照することで、子機360からの経路情報及び設置位置情報を指定した取得要求に応じて、その経路情報及び設置位置情報に対応するSSID及び接続パスワードを応答する。
親機330は、ネットワーク通信部131と、無線LAN通信部232と、不揮発メモリ部333と、プロセッサ部334とを備える。
実施の形態3における親機330のネットワーク通信部131は、実施の形態1における親機130のネットワーク通信部131と同様である。
実施の形態3における親機330の無線LAN通信部232は、実施の形態2における親機330の無線LAN通信部232と同様である。
実施の形態3における不揮発メモリ部333に記憶されているMACアドレス150、SSID153及び接続パスワード154は、実施の形態1における不揮発メモリ部133に記憶されているMACアドレス150、SSID153及び接続パスワード154と同様である。
例えば、プロセッサ部334は、MACアドレス150を指定した取得要求を、ネットワーク通信部131を介して、接続管理サーバ310に送ることにより、MACアドレス150に対応するSSID及び接続パスワードを取得する。そして、プロセッサ部334は、取得されたSSID及び接続パスワードを、SSID153及び接続パスワード154として不揮発メモリ部333に記憶させる。
子機360は、無線LAN通信部162と、不揮発メモリ部363と、プロセッサ部364とを備える。
実施の形態3における子機360の無線LAN通信部162は、実施の形態1における子機160の無線LAN通信部162と同様である。
実施の形態3における不揮発メモリ部363に記憶されているMACアドレス180、車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182は、実施の形態1における不揮発メモリ部163に記憶されているMACアドレス180、車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182と同様である。
また、実施の形態3における不揮発メモリ部363に記憶されている設置位置情報287は、実施の形態2における不揮発メモリ部263に記憶されている設置位置情報287と同様である。
ここで、経路順駅用SSID384及び経路順駅用接続パスワード385は、列車104が走る経路に設置されている複数の親機330の各々との接続を確立するための接続確立情報であるSSID及び接続パスワードを、その経路に配置された複数の駅101に列車104が停車する順番で示す経路順接続確立情報である。ここで、第1の子機に記憶されている経路順接続確立情報を第1の経路順接続確立情報ともいい、第2の子機に記憶されている経路順接続確立情報を第2の経路順接続確立情報ともいう。
例えば、プロセッサ部364は、MACアドレス180及び設置位置情報287を、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ310に送ることで、接続管理サーバ310から経路順接続確立情報である経路順駅用SSID及び経路順駅用接続パスワードを取得する。そして、プロセッサ部364は、取得された経路順駅用SSID及び経路順駅用接続パスワードを、経路順駅用SSID384及び経路順駅用接続パスワード385として、不揮発メモリ部363に記憶させる。
まず、プロセッサ部334は、不揮発メモリ部333に記憶されている、SSID153及び接続パスワード154を、旧設定値356として不揮発メモリ部333に記憶し直す(S100)。これにより、不揮発メモリ部333からは、SSID153及び接続パスワード154が削除される。
そして、プロセッサ部334は、取得されたSSID及び接続パスワードを、SSID153及び接続パスワード154として、不揮発メモリ部333に書き込む(S105)。
ステップS108では、ステップS103において接続管理サーバ310と通信ができない場合(S103でNo)、又は、ステップS106において必要な情報が正常に取得できていない場合(S106でNo)であるため、プロセッサ部334は、不揮発メモリ部333に記憶されている旧設定値356におけるSSID153及び接続パスワード154を、不揮発メモリ部333に記憶し直すことにより、以前の設定を復旧する。これにより、例えば、ネットワーク103での通信異常が発生した場合でも、無線LAN通信部232は、旧設定にて起動することができる。
子機360の設定動作は、列車104が車両基地102に停止している際に、親機330E又は親機330Fを経由して、行われる。
まず、プロセッサ部364は、不揮発メモリ部363に記憶されている、経路情報388、経路順駅用SSID384及び経路順駅用接続パスワード385を、旧設定値386として不揮発メモリ部363に記憶し直す(S110)。これにより、不揮発メモリ部363からは、経路情報388、経路順駅用SSID384及び経路順駅用接続パスワード385が削除される。
プロセッサ部364は、読み出された車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を無線LAN通信部162に設定して、無線LAN通信部162を起動する。無線LAN通信部162は、設定された車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を用いて、車両基地102に設置されている親機330との接続を確立して、ネットワーク103と接続する(S112)。なお、無線LAN通信部162の無線制御部177は、プロセッサ部364から送られてくる車両基地用SSID181及び車両基地用接続パスワード182を記憶部176に記憶させる。
そして、プロセッサ部364は、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ310に対して、MACアドレス180及び設置位置情報287を含む取得要求を送ることで、自機が搭載されている列車104が走行する経路を示す経路情報を要求する。このような取得要求をネットワーク通信部111で受信した接続管理サーバ310では、プロセッサ部313が、図23に示されている車両経路テーブル323aを参照し、MACアドレス180及び設置位置情報287に対応する経路情報を読み出す。そして、プロセッサ部313は、読み出された経路情報を、ネットワーク通信部111を介して、子機360に応答する。
そして、プロセッサ部364は、取得された経路情報を、経路情報388として、不揮発メモリ部363に書き込む(S116)。
そして、プロセッサ部364は、取得された経路順駅用SSID及び経路順駅用接続パスワードを、経路順駅用SSID384及び経路順駅用接続パスワード385として、不揮発メモリ部363に書き込む(S118)。
ステップS121では、ステップS113において接続管理サーバ310と通信ができない場合(S113でNo)、又は、ステップS119において必要な情報が正常に取得できていない場合(S119でNo)であるため、プロセッサ部364は、不揮発メモリ部363に記憶されている旧設定値386における経路情報388、経路順駅用SSID384及び経路順駅用接続パスワード385を、不揮発メモリ部363に記憶し直すことにより、以前の設定を復旧する。これにより、例えば、ネットワーク103での通信異常が発生した場合でも、無線LAN通信部162は、旧設定にて起動することができる。
例えば、子機360は、MACアドレス180及び設置位置情報287を指定した取得要求を、無線LAN通信部162を介して、接続管理サーバ310に送る。接続管理サーバ310は、図23に示されている車両経路テーブル323aを参照し、MACアドレス180及び設置位置情報287に対応する経路情報を特定する。そして、接続管理サーバ310は、図24に示されている接続テーブル321aを参照し、特定された経路情報で示されている経路に含まれ、取得された設置位置情報287で示されている設置位置に設置されている子機360と接続を確立する親機330のSSID及び接続パスワードを読み出し、特定された経路情報で示されている経路に含まれている駅の順番に並べることで、経路順駅用SSID及び経路順駅用接続パスワードを生成する。さらに、接続管理サーバ310は、生成された経路順駅用SSID及び経路順駅用接続パスワードを、ネットワーク通信部111を介して、子機360に送信してもよい。
また、図30は、以上のようにして設定が行われた子機360A、360Bの不揮発メモリ部363に記憶されている設定値の一覧を示す概略図である。
列車104が駅101に進入してきている場面では、子機360の無線制御部177は、記憶部146に記憶されているSSIDを送信している親機330に対して、フレーム通信部178を介して、記憶部146に記憶されている接続パスワードを送信することで、親機330と接続を確立する(S130)。親機330は、列車104が駅101に停車した際の子機360の位置に対応して設けられているため、子機360と親機330とは、列車104が停車した状態で、安定的に通信することができる。
以上のように設定が行われた親機330と子機360との間で接続を確立するシーケンスは、実施の形態2と同様である。
Claims (8)
- 列車に搭載され、電波を用いて無線通信を行う第1の子機と、
前記列車に搭載され、電波を用いて無線通信を行う第2の子機と、
無線通信を行うことのできる第1の電波圏を有し、前記列車が駅に停車した場合に前記第1の子機が前記第1の電波圏に入るように、前記駅に設置された第1の親機と、
無線通信を行うことのできる第2の電波圏を有し、前記列車が前記駅に停車した場合に前記第2の子機が前記第2の電波圏に入るように、前記駅に設置された第2の親機と、を備える無線通信システムであって、
前記第1の親機は、前記第1の子機が前記第1の電波圏に入った場合に、前記第1の子機と接続を確立するとともに、前記第2の子機が前記第1の電波圏に入った場合でも、前記第2の子機と接続を確立せず、
前記第2の親機は、前記第2の子機が前記第2の電波圏に入った場合に、前記第2の子機と接続を確立するとともに、前記第1の子機が前記第2の電波圏に入った場合でも、前記第1の子機と接続を確立しないこと
を特徴とする無線通信システム。 - 前記第1の親機は、
電波を用いてフレームの受信を行う第1の親機フレーム通信部と、
前記第1の子機を識別するための第1の子機識別情報を含み、前記第2の子機を識別するための第2の子機識別情報を含まない第1のフィルタ情報を記憶する第1の親機記憶部と、
前記第1のフィルタ情報に基づいてフィルタリングを行うことで、前記第1の親機フレーム通信部が前記第1の子機から前記第1の子機識別情報を含む接続要求フレームを受信した場合に、前記第1の子機との接続を確立するとともに、前記第1の親機フレーム通信部が前記第2の子機から前記第2の子機識別情報を含む接続要求フレームを受信した場合に、前記第2の子機との接続を確立しない第1の親機無線制御部と、を備え、
前記第2の親機は、
電波を用いてフレームの受信を行う第2の親機フレーム通信部と、
前記第2の子機識別情報を含み、前記第1の子機識別情報を含まない第2のフィルタ情報を記憶する第2の親機記憶部と、
前記第2のフィルタ情報に基づいてフィルタリングを行うことで、前記第2の親機フレーム通信部が前記第2の子機から前記第2の子機識別情報を含む接続要求フレームを受信した場合に、前記第2の子機との接続を確立するとともに、前記第2の親機フレーム通信部が前記第1の子機から前記第1の子機識別情報を含む接続要求フレームを受信した場合に、前記第1の子機との接続を確立しない第2の親機無線制御部と、を備えること
を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - ネットワークに接続されるサーバネットワーク通信部と、
前記第1の親機を識別するための第1の親機識別情報と、前記第1の子機の設置位置である第1の設置位置を示す第1の設置位置情報とを対応付けるとともに、前記第2の親機を識別するための第2の親機識別情報と、前記第2の子機の設置位置である第2の設置位置を示す第2の設置位置情報とを対応付ける親機設置情報、及び、前記第1の設置位置情報と、少なくとも前記第1の子機識別情報とを対応付けるとともに、前記第2の設置位置情報と、少なくとも前記第2の子機識別情報とを対応付ける子機情報、を記憶するサーバ記憶部と、
を備える接続管理サーバをさらに備え、
前記第1の親機は、
前記ネットワークに接続される第1の親機ネットワーク通信部と、
前記第1の親機ネットワーク通信部を介して、前記第1の親機識別情報を前記接続管理サーバに送ることで、前記接続管理サーバから前記第1のフィルタ情報を取得して、取得された前記第1のフィルタ情報を前記第1の親機記憶部に記憶させる第1の親機プロセッサ部と、を備え、
前記第2の親機は、
前記ネットワークに接続される第2の親機ネットワーク通信部と、
前記第2の親機ネットワーク通信部を介して、前記第2の親機識別情報を前記接続管理サーバに送ることで、前記接続管理サーバから前記第2のフィルタ情報を取得して、取得された前記第2のフィルタ情報を前記第2の親機記憶部に記憶させる第2の親機プロセッサ部と、を備え、
前記接続管理サーバは、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第1の親機識別情報を取得して、前記親機設置情報を参照して、前記第1の親機識別情報に対応する前記第1の設置位置情報を特定し、前記子機情報を参照して、特定された前記第1の設置位置情報に対応する前記第1の子機識別情報を特定し、特定された前記第1の子機識別情報を少なくとも含む前記第1のフィルタ情報を生成して、前記サーバネットワーク通信部を介して、生成された前記第1のフィルタ情報を前記第1の子機に送るとともに、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第2の親機識別情報を取得して、前記親機設置情報を参照して、前記第2の親機識別情報に対応する前記第2の設置位置情報を特定し、前記子機情報を参照して、特定された前記第2の設置位置情報に対応する前記第2の子機識別情報を特定し、特定された前記第2の子機識別情報を少なくとも含む前記第2のフィルタ情報を生成して、前記サーバネットワーク通信部を介して、生成された前記第2のフィルタ情報を前記第2の子機に送るサーバプロセッサ部をさらに備えること
を特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。 - 前記第1の親機は、電波を用いて、前記第1の親機が無線通信を行う無線ネットワークを識別するための第1の無線ネットワーク識別情報を含む第1の管理フレームを周期的に送信する第1の親機フレーム通信部を備え、
前記第2の親機は、電波を用いて、前記第2の親機が無線通信を行う無線ネットワークを識別するための第2の無線ネットワーク識別情報を含む第2の管理フレームを周期的に送信する第2の親機フレーム通信部を備え、
前記第1の子機は、
電波を用いてフレームの受信を行う第1の子機フレーム通信部と、
前記第1の無線ネットワーク識別情報を記憶する第1の子機記憶部と、
前記第1の子機フレーム通信部が前記第1の親機から前記第1の管理フレームを受信した場合に、前記第1の管理フレームに含まれている前記第1の無線ネットワーク識別情報と、前記第1の子機記憶部に記憶されている前記第1の無線ネットワーク識別情報とが一致することを確認して、前記第1の親機との接続を確立するとともに、前記第1の子機フレーム通信部が前記第2の親機から前記第2の管理フレームを受信した場合に、前記第2の管理フレームに含まれている前記第2の無線ネットワーク識別情報と、前記第1の子機記憶部に記憶されている前記第1の無線ネットワーク識別情報とが一致しないことを確認して、前記第2の親機との接続を確立しない第1の子機無線制御部と、を備え、
前記第2の子機は、
電波を用いてフレームの受信を行う第2の子機フレーム通信部と、
前記第2の無線ネットワーク識別情報を記憶する第2の子機記憶部と、
前記第2の子機フレーム通信部が前記第2の親機から前記第2の管理フレームを受信した場合に、前記第2の管理フレームに含まれている前記第2の無線ネットワーク識別情報と、前記第2の子機記憶部に記憶されている前記第2の無線ネットワーク識別情報とが一致することを確認して、前記第2の親機との接続を確立するとともに、前記第2の子機フレーム通信部が前記第1の親機から前記第1の管理フレームを受信した場合に、前記第1の管理フレームに含まれている前記第1の無線ネットワーク識別情報と、前記第2の子機記憶部に記憶されている前記第2の無線ネットワーク識別情報とが一致しないことを確認して、前記第1の親機との接続を確立しない第2の子機無線制御部と、を備えること
を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - ネットワークに接続される接続管理サーバと、
前記ネットワークに接続し、前記第1の子機と前記接続管理サーバとの間の通信を中継する第3の親機と、
前記ネットワークに接続し、前記第2の子機と前記接続管理サーバとの間の通信を中継する第4の親機と、をさらに備え、
前記接続管理サーバは、
前記ネットワークに接続するサーバネットワーク通信部と、
前記第1の子機の設置位置である第1の設置位置を示す第1の設置位置情報と、前記第1の無線ネットワーク識別情報とを対応付けるとともに、前記第2の子機の設置位置である第2の設置位置を示す第2の設置位置情報と、前記第2の無線ネットワーク識別情報とを対応付ける接続情報を記憶するサーバ記憶部と、を備え、
前記第1の子機は、前記第1の子機フレーム通信部を介して、前記第3の親機を経由して、前記第1の設置位置情報を前記接続管理サーバに送ることで、前記接続管理サーバから前記第1の無線ネットワーク識別情報を取得して、取得された前記第1の無線ネットワーク識別情報を前記第1の子機記憶部に記憶させる第1の子機プロセッサ部を備え、
前記第2の子機は、前記第2の子機フレーム通信部を介して、前記第4の親機を経由して、前記第2の設置位置情報を前記接続管理サーバに送ることで、前記接続管理サーバから前記第2の無線ネットワーク識別情報を取得して、取得された前記第2の無線ネットワーク識別情報を前記第2の子機記憶部に記憶させる第2の子機プロセッサ部を備え、
前記接続管理サーバは、
前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第1の設置位置情報を取得して、前記接続情報を参照することで、前記第1の設置位置情報に対応する前記第1の無線ネットワーク識別情報を、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第1の子機に送るとともに、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第2の設置位置情報を取得して、前記接続情報を参照することで、前記第2の設置位置情報に対応する前記第2の無線ネットワーク識別情報を、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第2の子機に送ること
を特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。 - 列車に搭載され、電波を用いて無線通信を行う第1の子機と、
前記列車に搭載され、電波を用いて無線通信を行う第2の子機と、
複数の駅に一つずつ設置され、無線通信を行うことのできる複数の第1の電波圏を有する複数の第1の親機と、
前記複数の駅に一つずつ設置され、無線通信を行うことのできる複数の第2の電波圏を有する複数の第2の親機と、を備える無線通信システムであって、
前記複数の第1の親機の内の一つの第1の親機は、前記複数の第1の電波圏の内の一つの第1の電波圏を有し、前記一つの第1の親機が設置されている前記駅に前記列車が停車した場合に、前記第1の子機が前記一つの第1の電波圏に入るように設置されており、
前記複数の第2の親機の内の一つの第2の親機は、前記複数の第2の電波圏の内の一つの第2の電波圏を有し、前記一つの第2の親機が設置されている前記駅に前記列車が停車した場合に、前記第2の子機が前記一つの第2の電波圏に入るように設置されており、
前記一つの第1の親機は、前記第1の子機が前記一つの第1の電波圏に入った場合に、前記第1の子機と接続を確立するとともに、前記第2の子機が前記一つの第1の電波圏に入った場合でも、前記第2の子機と接続を確立せず、
前記一つの第2の親機は、前記第2の子機が前記一つの第2の電波圏に入った場合に、前記第2の子機と接続を確立するとともに、前記第1の子機が前記一つの第2の電波圏に入った場合でも、前記第1の子機と接続を確立しないこと
を特徴とする無線通信システム。 - 前記第1の子機は、
前記複数の第1の親機の各々と無線通信を行う第1の子機無線通信部と、
前記複数の第1の親機の各々との接続を確立するための第1の接続確立情報を、前記列車が前記複数の駅に停車する順番で示す第1の経路順接続確立情報を記憶する第1の子機不揮発メモリ部と、
前記複数の第1の親機の内、前記複数の駅の内の一つの駅に設置されている接続済みの第1の親機との接続が解除された場合に、前記第1の経路順接続確立情報を参照することで、前記複数の駅の内の前記一つの駅の次の駅に対応する前記第1の接続確立情報を前記第1の子機無線通信部に設定する第1の子機プロセッサ部と、を備え、
前記第2の子機は、
前記複数の第2の親機の各々と無線通信を行う第2の子機無線通信部と、
前記複数の第2の親機の各々との接続を確立するための第2の接続確立情報を、前記列車が前記複数の駅に停車する順番で示す第2の経路順接続確立情報を記憶する第2の子機不揮発メモリ部と、
前記複数の第2の親機の内、前記一つの駅に設置されている接続済みの第2の親機との接続が解除された場合に、前記第2の経路順接続確立情報を参照することで、前記次の駅に対応する前記第2の接続確立情報を前記第2の子機無線通信部に設定する第2の子機プロセッサ部と、を備えること
を特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。 - ネットワークに接続する接続管理サーバと、
前記ネットワークに接続し、前記第1の子機と前記接続管理サーバとの間の通信を中継する第3の親機と、
前記ネットワークに接続し、前記第2の子機と前記接続管理サーバとの間の通信を中継する第4の親機と、をさらに備え、
前記接続管理サーバは、
前記ネットワークに接続するサーバネットワーク通信部と、
前記第1の子機を識別するための第1の子機識別情報と、前記順番を示す経路情報と、を対応付けるとともに、前記第2の子機を識別するための第2の子機識別情報と、前記経路情報とを対応付ける列車経路情報、及び、前記複数の駅の各々と、前記第1の子機が設置されている第1の設置位置を示す第1の設置位置情報と、前記第1の接続確立情報と、を対応付けるとともに、前記複数の駅の各々と、前記第2の子機が設置されている第2の設置位置を示す第2の設置位置情報と、前記第2の接続確立情報と、を対応付ける接続情報、を記憶するサーバ記憶部と、を備え、
前記第1の子機プロセッサ部は、前記第1の子機無線通信部を介して、前記第3の親機を経由して、前記第1の子機識別情報及び前記第1の設置位置情報を前記接続管理サーバに送ることで、前記接続管理サーバから前記第1の経路順接続確立情報を取得し、
前記第2の子機プロセッサ部は、前記第2の子機無線通信部を介して、前記第4の親機を経由して、前記第2の子機識別情報及び前記第2の設置位置情報を前記接続管理サーバに送ることで、前記接続管理サーバから前記第2の経路順接続確立情報を取得し、
前記接続管理サーバは、
前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第1の子機識別情報及び前記第1の設置位置情報を取得して、前記列車経路情報を参照して、取得された前記第1の子機識別情報に対応する前記経路情報を特定し、前記接続情報を参照することで、取得された前記第1の設置位置情報に対応する前記第1の接続確立情報を特定し、特定された前記第1の接続確立情報を、特定された前記経路情報で示される前記順番に並べることで、前記第1の経路順接続確立情報を生成し、生成された前記第1の経路順接続確立情報を、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第1の子機に送るとともに、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第2の子機識別情報及び第2の設置位置情報を取得して、前記列車経路情報を参照して、取得された前記第2の子機識別情報に対応する前記経路情報を特定し、前記接続情報を参照することで、取得された前記第2の設置位置情報に対応する前記第2の接続確立情報を特定し、特定された前記第2の接続確立情報を、特定された前記経路情報で示される前記順番に並べることで、前記第2の経路順接続確立情報を生成し、生成された前記第2の経路順接続確立情報を、前記サーバネットワーク通信部を介して、前記第2の子機に送るサーバプロセッサ部をさらに備えること
を特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
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- 2017-12-14 JP JP2017239357A patent/JP7030499B2/ja active Active
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