JP2006050103A - 通信中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの状態を検出し、検出した結果に応じて動作状態を設定する設定情報を変更する通信中継装置を提供すること。
【解決手段】 設定情報格納部140は、動作状態を設定する設定情報を格納し、装置制御部130は、ユーザの所在を示す所在情報を受信し、受信した所在情報に基づいて、前記設定情報を書き換える。さらに、異なる複数の設定情報を記憶する設定情報データベース120を備え、前記装置制御部130は、前記所在情報を用いて、前記複数の設定情報から一つの設定情報を選択し、選択した設定情報を前記設定情報格納部140へ書き込む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動作状態を設定する設定情報を変更する通信中継装置、特に、ユーザの位置情報に基づいて設定情報を変更する通信中継装置に関する。
近年、家庭・個人向けのインターネット接続サービスは料金低下が急速に進み、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)などの常時接続・広帯域サービスを利用するユーザが増加してきている。一方、常時接続・広帯域サービスによる弊害として、トラヒックの増大・不正アクセスの増加などが問題となり、セキュリティや通信品質の確保が重要視されるようになった。このため、パケットフィルタリング機能やQoS制御機能を持つゲートウェイ装置を介してインターネットに接続するユーザが増加してきている。
従来、上記のような機能を持つゲートウェイ装置を使用するためには、ゲートウェイ装置に対してフィルタリング設定やQoS設定をする必要がある。設定方法としては、ユーザがWebコンソールを使用して設定する方法、もしくは、所望の設定をダウンロードする方法などが挙げられる。
図24は、従来のWebコンソールを使用した設定情報を設定する設定方法におけるネットワーク構成の一例を示す図である。ユーザは設定用端末911でWebブラウザを使用して、HTTP(HyperText Transfer Protocol)でゲートウェイ装置901にアクセスする。ゲートウェイ装置901はWebサーバを備えており、設定用端末911に対して所定の設定用Webページを表示させる。ユーザは設定用Webページを使ってゲートウェイ装置901の設定をする。しかし近年のゲートウェイ装置901は多機能化が進み、設定項目が非常に多くなっている。このため設定時のユーザにかかる負担は非常に大きい。
また、所望の設定をダウンロードする方法としては、例えば、特許文献1に示されているように、ユーザがフィルタリング設定情報サーバにアクセスし、所定のフィルタリング設定情報をダウンロードしてゲートウェイ装置に設定する方法がある。
図25は、従来のフィルタリング設定情報をダウンロードする方法について示す図である。ユーザは設定用端末912を使用してフィルタリング設定情報サーバ922にアクセスし、所望のフィルタリング設定情報をダウンロードし、ゲートウェイ装置902のフィルタリング設定を更新する。
特開2002−281093号公報
このようにゲートウェイ装置へ設定情報を設定する設定方法はいくつかの提案がなされている。しかし、従来の設定方法はいずれの場合も予め用意された設定情報そのものあるいは簡易な変更ができるだけの半固定設定であり、ユーザの要望を採用して設定を変更するのは容易でない。また、ユーザが高いセキュリティレベル、もしくは、所望の通信品質を得るためには、ユーザの状態(在宅・出勤など)によって設定を変更する必要があると考えられる。
例えば、ユーザが外出先から宅内機器にアクセスするためには、ゲートウェイ装置の適当なポートに外部からのアクセスを許可するフィルタリング設定をする必要がある。一方、ユーザが外部から宅内機器にアクセスするのは外出時のみであり、在宅時には外部からのアクセスを許可する必要はない。したがって、常に外部からのアクセスを許可していると不正アクセスの危険性が高まるため、ユーザ在宅時には外部からのアクセスを全て拒否するようなフィルタリング設定が適切と考えられる。
また、ユーザがリアルタイム動画配信サービスを受けるときには、動画パケットの遅延が小さくなるようにパケットのQoS優先度を高く設定することが想定される。しかし実際にQoS優先度を高くする必要があるのは、配信された動画を閲覧するときのみである。したがって動画を閲覧しないときは他のパケットへの影響を考慮して、動画パケットのQoS優先度は低く設定するほうが適切だと考えられる。
このように、ゲートウェイ装置の設定はユーザの状態に応じて、変更するほうが望ましい。しかしながら、従来のゲートウェイ装置において、上記のようにゲートウェイ装置の設定を変更するためには、ユーザが何度も設定用端末を操作してゲートウェイ装置の設定を変更する必要があり、ユーザの負担を考えると現実的でない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザの状態を検出し、検出した結果に応じて装置の動作状態を設定する設定情報を変更する通信中継装置を提供することを目的とする。
本発明の通信中継装置は、装置の動作状態を設定する設定情報を格納する設定情報格納手段と、ユーザの所在を示す所在情報を受信し、受信した所在情報に基づいて、前記設定情報を書き換える装置制御手段と、を備える構成を採る。
本発明によれば、ユーザの状態を検出し、検出した結果に応じて装置の動作状態を設定する設定情報を変更する通信中継装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。通信中継装置の一例として、ゲートウェイ装置を用いて説明する。しかしながら、通信中継装置は、ゲートウェイ装置に限られることなく、ルータその他の装置であってもよい。また、この明細書では、所在情報は、ユーザの所在を示す情報であり、所在情報には、位置情報、エリア情報、ユーザの状態等が含まれる。位置情報は、緯度・経度で表される情報を想定する。エリア情報は、所定のエリア(領域)を示す。エリア情報は、位置情報から一意に決まるものとする。ユーザの状態は、在宅(帰宅)/不在(外出)、宅内の中のどの部屋にいるか等、ユーザの居場所(在宅位置)に関する情報である。設定情報は、通信中継装置の動作状態を設定する情報であり、受信したデータの振り分け先を設定する情報、受信したデータの通過の可否を設定する情報を含む。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すゲートウェイ装置100は、インターフェース110a、110b、設定情報データベース120、装置制御部130、設定情報格納部140、ルーティング処理部150、クラシファイア(分類器)160a、160b、パケットキュー170a、170b、170c、170d、170e、170f、並びに、パケット読み出し部180a、180bを備える。
インターフェース110a、110bは、ネットワークインターフェースである。インターフェースの種類は特に問わないが、Ethernet(登録商標)、IEEE1394など様々なインターフェースが想定できる。
設定情報データベース120は、エリア情報とそれに対応する設定情報を保持するデータベースである。エリア情報は、ユーザの所在を特定する位置情報(ユーザの状態)と対応し、ユーザの位置情報は、一つのエリア情報へ対応づけられる(変換できる)。設定情報データベース120の構成は、図3を用いて後述する。
装置制御部130は、所在情報(ここでは、エリア情報を一例として用いる)をもとに設定情報データベース120から対応する設定情報を取得し、取得した設定情報を設定情報格納部140へ格納する。
設定情報格納部140は、ゲートウェイ装置100の現在の設定情報を格納する。設定情報格納部140の構成は、図4を用いて後述する。
ルーティング処理部150は、インターフェース110a、110bが受信したパケットの宛先IP(Internet Protocol)アドレスとポート番号を見て、パケットを適宜変更してルーティングする(振り分ける)か、もしくは設定情報格納部140に保持されているパケットフィルタリング設定に基づきパケットを廃棄(フィルタリング)する。もしパケットがゲートウェイ装置100宛てならば、パケットを装置制御部130に渡す。
クラシファイア160a、160bとパケットキュー170a、170b、170c、170d、170e、170fとパケット読み出し部180a、180bは、QoS機能を実現するブロックである。
ルーティング部150でルーティングされたパケットは、クラシファイア160aもしくは160bに渡される。クラシファイア160a、160bは、設定情報格納部140に保持されているQoS設定に基づき、優先度が異なるパケットキュー170a、170b、170cもしくはパケットキュー170d、170e、170fのいずれかに送る。
パケットキュー170a、170b、170cもしくはパケットキュー170d、170e、170fは、パケットの読み出しがあるまで送られたパケットを保持する。パケット読み出し部180a、180bは、パケットキュー170a、170b、170cもしくはパケットキュー170d、170e、170fからユーザが予め設定した優先度の比率(例えば3:2:1など)に基づきパケットを読み出し、インターフェース110aもしくはインターフェース110bに渡す。このようにして、ゲートウェイ装置100が受信したパケットは、外部へ送信される。
なお、図1には示していないが、ゲートウェイ装置100の各機能の動作は、CPU(Central Processing Unit)によって、制御されている。
次に、ゲートウェイ装置100とネットワークとの関係を説明する。図2は、本実施の形態に係るゲートウェイ装置100を配置したネットワーク環境の一例を示す図である。ユーザが自宅、会社などの所定のエリアの間を出入りするとゲートウェイ装置の設定を自動的に変更する様子を示す。
図2において、ゲートウェイ装置100は、宅内ネットワーク31、インターネット32と接続し、さらに、インターネット32と携帯−インターネット間ゲートウェイ40とを介して携帯電話ネットワーク33と接続する例を示している。また、携帯電話20aは、GPS(Global Positioning System)機能を持ち、携帯電話ネットワーク33、インターネット32を介してゲートウェイ装置100と通信する。携帯−インターネット間ゲートウェイ40は、インターネット32と携帯電話ネットワーク33とを中継する。基地局50a、50bは、携帯電話の通信を中継する。図2では、基地局50aは自宅付近(自宅エリア)にある基地局、基地局5bは会社付近(会社エリア)にある基地局とする。GPS衛星60a、60b、60cは、位置情報を提供し、メールサーバ70は、ゲートウェイ装置100を含む通信機へのメールを取り扱う。
次に、携帯電話20aの構成について説明する。図3は、本実施の形態の携帯電話20aの位置情報送信機能の構成の一例を示すブロック図である。図3では、位置情報取得部21、エリア定義記憶部22、エリア情報格納部23、判断部24、メール作成部25、通信部26の構成要素がエリア情報をゲートウェイ装置100に送信する場合に用いる。なお、図3では、エリア情報を送信する機能の構成要素を示した図であり、他の機能、例えば通話等の機能については省略している。
位置情報取得部21は、GPS衛星60a、60b、60cからの電波を受信し、ユーザの所在を示す位置情報を3点測量によって取得する。位置情報は、例えば、緯度、経度の情報である。
エリア定義記憶部22は、エリア情報と位置情報との対応づけるエリア定義を記憶する記憶領域である。位置情報は、一つのエリア情報へ対応づけられる。本実施の形態では、エリア情報として、自宅エリアについては「HOME」、会社エリアについては「OFFICE」、それ以外のエリアについては「DEFAULT」の三種類を定義し、それぞれのエリアに属する位置情報を対応づけて記憶する。
エリア情報格納部23は、前回のエリア情報を格納する。エリア情報に変化があった場合に更新される。エリア情報格納部23は、エリア情報のみを格納してもよいし、位置情報、あるいは、エリア情報と位置情報との両方を格納する場合であってもよい。
判断部24は、位置情報と、エリア定義、現在のエリア情報とから、ユーザの所在するエリアが変化したか否かを判断し、エリアが変化した場合、ゲートウェイ装置100へエリアが変化したことを通知する電子メール(Eメール、メールともいう)を作成する指示をメール作成部25へ出す。
メール作成部25は、エリア情報が変化したことを通知する電子メールを作成する。通信部26は、通信を司り、データを送受信する。タイマ27は、所定の期間を計測して位置情報取得部21へ、位置情報の取得を促す。
なお、図3には示していないが、携帯電話20aの各機能の動作は、CPU(Central Processing Unit)によって、制御されている。
エリア定義記憶部22は、ユーザによって、予めエリア情報を含むエリア定義が登録されている。エリア情報並びにエリア定義の登録方法としては、例えばユーザが在宅しているときに携帯電話20aにインストールされたエリア登録用Java(登録商標)アプリケーションを用いることが可能である。Java(登録商標)アプリケーションは、携帯電話20aのGPS機能を利用して現在位置を取得し、取得した現在位置から半径20メートル以内を自宅エリアとして携帯電話20aに登録するというような設定方法が一例としてある。
次に設定情報データベース120および設定情報格納部140について図4、図5を用いて詳しく説明する。図4は、本実施の形態における設定情報データベース120のデータ構造図の一例であり、図5は、本実施の形態における設定情報格納部140のデータ構造図の一例である。
設定情報データベース120は、エリア情報に対応する設定パターンを保持し、予めユーザによって設定される。ユーザは、利用開始時に、エリア情報と、エリア情報それぞれに対応する設定パターンをゲートウェイ装置100が備える設定情報データベース120に設定する。設定方法としては、例えばWebコンソールを使用して設定する。
なお、設定情報データベース120に保持するエリア情報は、ユーザが携帯電話20aに設定したものと同様のルールに従って簡単なテキスト形式で表現されることを前提とする。例えば自宅エリアについては「HOME」、会社エリアについては「OFFICE」、それ以外のエリアについては「DEFAULT」とすることが想定できる。設定情報データベース120からエリア情報に対応する設定情報を取得する場合は、エリア情報のテキスト情報をキーにして設定情報データベース120を検索し、対応する設定パターンを取得する。
設定パターンとしては、例えばユーザが自宅エリアにいる場合にはインターネット32から宅内ネットワーク31へのアクセスを全て拒否するようなフィルタリング設定パターン、ユーザが会社エリアにいる場合には会社から宅内ネットワーク31へのアクセスのみ許可するようなフィルタリング設定パターン、などが想定できる。図4に示した設定パターンは、一例を示したものであり、これらの項目に限られることはない。
設定情報格納部140は、ゲートウェイ装置100における現在の動作状態の設定の状態を格納(保持)する。例えば、設定情報格納部140は、パケットフィルタリング設定情報、QoS設定情報などゲートウェイ装置100の設定情報を保持する。なお、図14には示していないが、設定情報としては上記以外にもNAT(Network Address Translation)の設定など様々な設定情報が考えられる。
設定情報データベース120から取得した設定パターンを設定情報格納部に保存する方法としては、設定情報を全て上書きするか、もしくは設定情報の一部を変更しても良い。例えばエリア情報「HOME」に対応する設定パターンのように設定に関する全ての情報がある場合は全ての設定を上書きし、エリア情報「OFFICE」に対応する設定パターンのように設定の一部の情報がある場合は設定の一部だけを変更する。
次いで、本実施の形態のゲートウェイ装置100並びに携帯電話20aの動作を説明する。まず、携帯電話20aの動作について図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る携帯電話20aの動作の一例を示すフロー図である。
携帯電話20aの位置情報取得部21は、GPS機能を使用して一定間隔ごとに位置情報を取得する(S11)。判断部24は、取得した位置情報をエリア定義記憶部22に記憶するエリア定義を用いて、位置情報に対応するエリア情報(現在のエリア情報)を取得する(S12)。次に、エリア情報格納部23に格納した前回のエリア情報(位置情報)を読み出し(S13)、現在のエリア情報と比較して、ユーザが存在するエリアに変化があったか(出入りがあったか)を判断する(S14)。登録されたエリアへの出入りがあった場合、メール作成部25は、現在のエリア情報を通知する電子メールを作成し(S15)、通信部26を介して、作成した電子メールをメールサーバ70に送信する(S16)。電子メールには、現在のエリア情報が含まれる。タイマ27によってタイマ終了イベント待ちで一定時間ウェイトしたあと(S17)、位置情報を取得するステップに戻り同様の処理を繰り返す。登録されたエリアへの出入りが無かった場合はエリア情報を送信せずに、タイマ27によってタイマ終了イベント待ちで一定時間ウェイトしたあと(S17)、位置情報を取得するステップに戻り同様の処理を繰り返す。
このようにして、携帯電話20aは、ユーザが存在するエリアの変化を検出し、検出した結果をゲートウェイ装置100へ送信する。この際、ユーザは、何の意識もする必要なく、携帯電話20aが自動的に検出したエリア情報を送信する。
携帯電話20aが電子メールで送信するエリア情報は、予めユーザが携帯電話20aに設定したルールに従って簡単なテキスト形式で表現される。例えばユーザが自宅エリアにいる場合には「HOME」、ユーザが会社エリアにいる場合には「OFFICE」、ユーザが登録されたエリア以外にいる場合には「DEFAULT」というテキスト情報が想定できる。
次に、エリア情報の変化よって発生するゲートウェイ装置100の動作について説明する。
携帯電話20aからメールサーバ70への電子メール送信は、基地局50aもしくは50b、携帯電話ネットワーク33、携帯−インターネット間ゲートウェイ40、インターネット32を介して行われる。ゲートウェイ装置100は、メールサーバ70に対して定期的に電子メールの問い合わせを行い、携帯電話20aからの新着電子メールが無いかチェックする。新着電子メールがある場合はそれを受信し、その中からエリア情報を取得し、取得したエリア情報をもとにゲートウェイ装置100の設定を変更することになる。
次に、装置制御部130の動作について図7、図8を用いて説明する。図7は、本実施の形態における、装置制御部130の動作の一例を示すフロー図である。また、図8は、本実施の形態における、装置制御部130と設定情報データベース120と設定情報格納部140との関係を示す図であり、図8(A)は、ゲートウェイ装置100(装置制御部130)がエリア情報を受信する場合の構成の一例を示す図であり、図8(B)は、ゲートウェイ装置100(装置制御部130)が位置情報を受信する場合の構成の一例を示す図である。図8(B)については後述する。
装置制御部130の入力部131はメールサーバ70に対して一定間隔で電子メールの問い合わせを行う(S21)。メールサーバ70に新着電子メールが存在する場合、入力部131は、電子メールを受信し、解析部132は、電子メールに含まれるエリア情報を取得する(S22)。編集部133は、取得したエリア情報をもとに設定情報データベース120から設定情報を取得し(S23)、取得した設定情報を設定情報格納部140に保存する(S24)。タイマ134によってタイマ終了イベント待ちで一定時間ウェイトしたあと(S25)、新着電子メール問い合わせステップに戻り同様の処理を繰り返す。メールサーバ70に新着電子メールが存在しない場合はタイマ終了イベント待ちで一定時間ウェイトしたあと(S25)、再び新着電子メール問い合わせステップに戻り同様の処理を繰り返す。
図9は、本実施の形態に係るゲートウェイ装置100が受信するデータの一例を示す図である。図9(A)は、装置制御部130宛てのデータの一例である。ルーティング処理部150は、ヘッダ部のIPアドレスによってデータがゲートウェイ装置100を宛先とすることを判断する。図9(A)のデータのデータ部はエリア情報を含む。図9(B)は、ゲートウェイ装置100以外を宛先とするデータの一例である。ルーティング処理部150は、図9(B)のデータのヘッダ部のIPアドレスとポート番号を参照することにより、破棄するか否かを判断する。
以上に説明したように、本実施の形態ではユーザがいるエリアに対応してゲートウェイ装置100の設定を変更することができる。例えばユーザが会社にいるときのみ、会社からユーザ宅内機器へのアクセスを許可するというような設定が可能となり、宅内機器・宅内ネットワークのセキュリティレベル向上などの効果が期待できる。
なお、本実施の形態では、ゲートウェイ装置100は、携帯電話20aから送信される電子メールによってエリアの変化を把握したが、エリア情報を通知する媒体は、電子メールに限られることはない。電子メールではなく、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などを用いてもよい。
本実施の形態では、携帯電話20aは、エリア情報をゲートウェイ装置100へ通知する例を説明したが、位置情報を通知する場合であってもよい。位置情報を通知する場合、装置制御部130は、図3に示した、エリア定義記憶部22並びにエリア情報格納部23と同様の情報を保持する必要がある。図8(B)に、ゲートウェイ装置100が位置情報を受信する場合の装置制御部130bと設定情報データベース120と設定情報格納部140との関係の一例を示している。エリア定義記憶部135、エリア情報格納部136は、それぞれ図3に示したエリア定義記憶部22、エリア情報格納部23と同様である。また、解析部132bは、エリアが変化したか否かの動作が追加されるため、図8(A)とは異なっている。
解析部132bは、通知された位置情報と、エリア定義記憶部135に記憶したエリア定義と、エリア情報格納部136に格納したエリア情報とを参照することにより、エリアが変化したか否かを判断する。判断する手順は、図6の動作(S11〜S14)と同様である。エリアが変化したと判断した場合、エリア情報格納部136のエリア情報を更新し、編集部133へエリア情報を通知する。編集部133の動作は、図8(A)の構成の場合と同様である。このようにして、エリア情報に換えて位置情報を用いて、設定情報を自動的に変更することが可能となる。また、図8(B)に示す装置制御部130bを備えるゲートウェイ装置の場合、携帯電話20aは、位置情報を任意の間隔で(定期的に)送信すればよいことになり、携帯電話側の機能を削減することが可能となる。
また、本実施の形態では、GPSから位置情報を取得する例を説明したが、無線通信の基地局から位置情報を取得する方法であってもよい。その他、ユーザの所在を特定する情報を取得できる方法であれば代用できる。その際、位置情報の精度により、エリアの区分け、あるいは、位置情報とエリア情報との対応を定義するエリア定義の情報を変更することにより、ユーザの状況に適応した制御(設定情報の変更)が可能となる。
また、本実施の形態では、携帯電話をユーザが保持する機器として説明したが、携帯電話に限ることない。位置情報が取得でき、通信可能な機器であればよい。また、有線で接続されている端末から、エリア情報を通知する電子メール等を送信するようにしてもよい。
このように、通信中継装置の設定をユーザの位置に応じて動的に変更するため、適切な設定で通信中継装置を稼動させることができる。これにより宅内機器・宅内ネットワークのセキュリティレベル向上、ユーザが求める通信品質の確保などの効果が期待できる。また、ユーザの位置情報を検出する装置としてはセンサなど既存の装置を使用できるため、コストアップすることなく通信中継装置に上記の機能を付加することができる。
以上のように、本実施の形態では、装置の動作状態を設定する設定情報を格納する設定情報格納手段と、ユーザの所在を示す所在情報を受信し、受信した所在情報に基づいて、前記設定情報を書き換える装置制御手段と、を備える通信中継装置について説明した。さらに、前記設定情報は、受信したデータの振り分け先を設定する設定情報を含む。さらに、前記設定情報は、受信したデータの通過の可否を設定する設定情報を含む。また、前記通信中継装置は、異なる複数の設定情報を記憶する設定情報データベースを、更に備え、前記装置制御手段は、前記所在情報を用いて、前記複数の設定情報から一つの設定情報を選択し、選択した設定情報を前記設定情報格納手段へ書き込む。さらに、前記設定情報データベースは、所在情報と対応づけて前記複数の設定情報を格納し、前記装置制御手段は、過去の所在情報を保持し、前記受信した所在情報が前記過去の所在情報から変化したことを検出し、前記受信した所在情報に対応づけられる設定情報を前記設定情報格納手段へ書き込む。
また、前記通信中継装置へ所在情報(例えば、エリア情報)を通知する通信端末は、位置情報を取得する位置情報取得手段と、複数のエリアを特定するエリア情報と、位置情報とを対応づけるエリア定義を記憶するエリア定義記憶手段と、過去のエリア情報を格納するエリア情報格納手段と、前記エリア定義を用いて、取得した位置情報をエリア情報と対応づけて現在のエリア情報とし、現在のエリア情報が前記過去のエリア情報と異なることを検出する判断手段と、前記現在のエリア情報によって動作状態を変更する通信中継装置へ前記現在のエリア情報を送信する送信手段を備える。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係るゲートウェイ装置を備えるネットワーク環境の一例を示す図である。実施の形態1では、ユーザが一人の場合を想定して説明したが、実施の形態2では、ユーザが複数(ここでは、二人)の場合を説明する。複数のユーザが一つのゲートウェイ装置を共有する場合において、各ユーザの現在位置を考慮し、それに応じてゲートウェイ装置の設定を自動的に変更する。
図10において、図2と同じ符号のものは、同じ名称、同様の機能であるため、説明を省略する。携帯電話20a、20bは、GPS機能を持ち、携帯電話20aは、ユーザaが保持し、携帯電話20bは、ユーザbが保持する。携帯電話の基地局50a、50bは、携帯電話ネットワーク33と接続する。ここでは、基地局50aは自宅付近(自宅エリア)、基地局50bは会社付近(会社エリア)にある例である。ゲートウェイ装置200は、自宅エリアに配置される。
次に、ネットワーク環境での動作について説明する。まずユーザは、エリア情報とそれに対応する設定パターンをゲートウェイ装置200に設定する。ここでエリア情報は複数のユーザのエリア情報について設定する必要がある。設定方法については実施の形態1と同様の方法が想定できるので省略する。設定内容の詳細については後述する設定情報データベースの説明において述べる。
次にユーザはエリア情報を携帯電話20a、20bに登録する。なおエリアの登録方法については実施の形態1と同様の方法が想定できるので説明を省略する。また、携帯電話20a、20bの動作についても実施の形態1と同様なので説明を省略する。
ゲートウェイ装置200は、メールサーバ70に対して定期的に電子メールの問い合わせを行い、携帯電話20a、20bからの新着電子メールが無いかチェックする。新着電子メールがある場合はそれを受信し、その中からエリア情報を取得する。取得したエリア情報と、既に保持してある他のユーザのエリア情報をもとにゲートウェイ装置200の設定を変更する。
次にゲートウェイ装置200の機能について詳しく説明する。図11は、本実施の形態におけるゲートウェイ装置200の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1と同じ符号のものは、同じ名称、同様の機能を有するため、説明を省略する。
図11において、ゲートウェイ装置200は、図1に示すゲートウェイ装置100へエリア情報データベース290が追加されている。また、設定情報データベース220、装置制御部230については機能が追加されている。
設定情報データベース220は、ユーザが予め設定したエリア情報とそれに対応する設定情報を保持するデータベースであり、複数のユーザのエリア情報とエリア情報に対応する設定情報を保持する。
エリア情報データベース290は複数のユーザのエリア情報を保持するデータベースである。
装置制御部230は、複数のユーザのうち、どのユーザのエリア情報が変更になるかによって動作が異なっている。詳細な動作については、図14を用いて後述する。
ここで、設定情報データベース220およびエリア情報データベース290について詳しく説明する。図12は、本実施の形態におけるエリア情報データベース290のデータ構造の一例を示す図である。図13は、本実施の形態における設定情報データベース220のデータ構造の一例を示す図である。なお、設定情報格納部140は、図5と同様のデータ構造のため、説明を省略する。
エリア情報データベース290は各ユーザのエリア情報を保持する。装置制御部230はエリア情報を取得すると、送信元アドレスなどによってどのユーザの情報か判断し、エリア情報データベース290の該当するユーザのエリア情報のみを上書きする。
設定情報データベース220はゲートウェイの設定を変更するエリア(自宅・会社など)の情報と、それに対応した設定パターンを保持する。これらの情報は予めユーザが設定する。
ここでエリア情報には複数のユーザのエリア情報を設定する必要がある。例えばユーザaが自宅エリア、ユーザbが会社エリアにいる場合の設定パターンなどを設定する。エリア情報はユーザが携帯電話20a、20bに設定したものと同様のルールに従って簡単なテキスト形式で表現され、複数ユーザの情報を保持する。例えばユーザaが自宅、ユーザbが会社にいる場合は、ユーザaは「HOME」、ユーザbは「OFFICE」という情報を保持する。
設定パターンとしては、例えばユーザaが自宅、ユーザbが会社にいる場合は会社から宅内のユーザb専用PCに対するアクセスのみを許可し、そのパケットのQoS優先度を高く設定する設定パターン、ユーザaが自宅でも会社でもないエリア、ユーザbが自宅にいる場合はインターネット32から宅内のユーザa専用PCに対するアクセスのみを許可し、そのパケットのQoS優先度を高くする設定パターン、ユーザaが自宅でも会社でもないエリアにいてユーザbが会社にいる場合はインターネット32から宅内のユーザa専用PCに対するアクセスおよび会社から宅内のユーザb専用PCに対するアクセスを許可し、会社からユーザb専用PCへのパケットの優先度のみ高くする設定パターン、などが想定できる。
設定情報データベース220からエリア情報に対応する設定情報を取得する方法としては、エリア情報データベース290のテキスト情報をキーにして設定情報データベース220を検索し、対応する設定パターンを取得することが想定できる。
次に装置制御部230の動作について図14を用いて説明する。図14は、本実施の形態における装置制御部230の動作の一例を示すフロー図である。なお、装置制御部230の構成は、図8(A)に示すものと同様である場合を一例として説明する。
装置制御部230はメールサーバ70に対して一定間隔で電子メールの問い合わせを行い(S31)、メールサーバ70に新着電子メールが存在する場合は電子メールを受信し、その中のエリア情報を取得する(S32)。送信元からどちらのユーザから送信された情報かを把握する。なお、ユーザを判断する方法としては、メールの本文にユーザ名を記述するなど、様々な方法が考えられる。取得したエリア情報をエリア情報データベース290に反映し(S33)、エリア情報データベース290の情報をもとに設定情報データベース220から設定情報を取得し(S34)、取得した設定情報を設定情報格納部140に保存し(S35)、タイマ終了イベント待ちで一定時間ウェイトしたあと(S36)新着電子メール問い合わせに戻り同様の処理を繰り返す。メールサーバ70に新着電子メールが存在しない場合、タイマ終了イベント待ちで一定時間ウェイトしたあと(S36)再び新着電子メール問い合わせに戻り同様の処理を繰り返す。
なお、本実施の形態の場合も、装置制御部130bは、図8(B)の構成を採ることも可能であり、この場合、携帯電話は、位置情報を送信することになる。したがって、携帯電話の機能を簡易にすることができる。
このように、本実施の形態では複数のユーザの現在位置に応じてゲートウェイ装置の設定を変更することにより、家族など複数人で一つのゲートウェイ装置を使用する場合でも、それぞれのユーザの現在位置に応じてゲートウェイ装置の設定を自動的に変更することが可能となる。特にQoS優先度の設定を変更することにより、複数ユーザでネットワークリソースを有効的に分配することができる。
以上のように、本実施の形態では、実施の形態1の通信中継装置に加え、複数のユーザの所在を格納する所在情報データベース(エリア情報データベース)を、更に備え、前記設定情報データベースは、複数のユーザそれぞれの所在情報の組み合わせと対応づけて前記複数の設定情報を格納し、前記装置制御手段は、前記所在情報と前記所在情報を通知したユーザ情報とを受信し、前記所在情報、前記ユーザ情報及び前記所在情報の組み合わせから、前記複数の設定情報から一つの設定情報を選択し、選択した設定情報を前記設定情報格納手段へ書き込む通信中継装置について説明した。
(実施の形態3)
図15は、本発明の実施の形態3におけるネットワーク構成の一例を示す図である。実施の形態3では、宅内においてユーザがいる部屋(在室位置)に応じてゲートウェイ装置の設定を自動的に変更する例について説明する。
図15において、複数の居室があり、ゲートウェイ装置250は、その一つの居室へ配置され、センサ260a、260bは、それぞれの居室に配置され、テレビ270は、動画配信サービスを受けるSTB(Set Top Box)一体型のテレビであり、ユーザ280は、いずれかの居室にいる。ゲートウェイ装置250を通じて宅外のインターネット32に接続されており、さらに動画配信サーバが配置されている。
ここでゲートウェイ装置250とセンサ260a、260bとテレビ270は宅内ネットワークを介して接続されている。ネットワークの種類は問わないが、Ethernet(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)など様々なネットワークが想定できる。
なお、ゲートウェイ装置250の機能ブロックについては図1と同様のため説明を省略する。また、設定情報格納部140については図5と同様のデータ構造なので説明を省略する。以下の説明では、図1および後述する図17の構成を用いて説明する。
次に、図15に示すネットワーク環境における動作について説明する。まずユーザ280は在室位置に対応する設定パターンをゲートウェイ装置250に設定する。設定方法については実施の形態1と同様の方法が想定できるので省略する。設定内容の詳細については後述する設定情報データベース120cの説明において述べる。
センサ260a、260bはユーザが入室したことを検出するセンサである。センサの種類は問わないが温度センサや赤外線センサなど様々なセンサが想定できる。
ここでセンサ260a、260bの動作について図16を用いて説明する。図16は、本実施の形態におけるセンサ260a、260bの動作の一例を示すフロー図である。
センサ260a、260bはユーザが入室したことを検出するイベントを待ち(S41)、ユーザが入室したことを検出すると在室位置をゲートウェイ装置250に送信し(S42)、再び入室イベント待ち状態に戻り同様の処理を繰り返す。
ここでセンサ260a、260bが送信する在室位置は、予めユーザが設定したルールに従って簡単なテキスト形式で表現される。例えば台所に設置されたセンサが入室を検出した場合は「KITCHEN」、居間に設置されたセンサが入室を検出した場合「LIVING」というテキスト情報で表現することが想定できる。
センサ260a、260bとゲートウェイ装置250の間でやりとりするプロトコルの種類は問わないがHTTP(HyperText Transfer Protocol)などが想定できる。
ここで、図15に戻り本実施の形態の動作について説明を続ける。ゲートウェイ装置250はセンサ260a、260bのいずれかから送信された在室位置を受信すると、受信した在室位置をもとにゲートウェイ装置250の設定を変更する。
次に本発明の実施の形態3における設定情報データベース120cについて図17を用いて詳しく説明する。図17は本実施の形態における設定情報データベース120cのデータ構造の一例を示す図である。
図17に示す設定情報データベース120cは在室位置対応した設定パターンを保持する。ここで在室位置は、予めユーザが設定したルールに従って簡単なテキスト形式で表現される。例えばユーザが居間にいる場合は「LIVING」、台所にいる場合は「KITCHEN」と表現することが想定できる。設定パターンとしては、例えばユーザが居間にいる場合には居間のテレビへのパケットのQoS優先度を高くする設定パターンなどが想定できる。
装置制御部130は受信した在室位置のテキスト情報をキーにして設定情報データベース120cを検索し、対応する設定パターンを取得する。
次に、本実施の形態における装置制御部130の動作について図18を用いて説明する。図18は、本実施の形態における装置制御部130の動作の一例を示すフロー図である。
実施の形態3における装置制御部130は、センサ260a、260bから送信された在室位置を受信するイベントを待ち(S51)、在室位置を受信するとそれをもとに設定情報データベース120cから設定情報を取得し(S52)、取得した設定情報を設定情報格納部140に保存し(S53)、再び在室位置の受信イベント待ち状態に戻り同様の処理を繰り返す。
以上に説明したように、本発明の実施の形態3ではユーザの在室位置に対応してゲートウェイ装置の設定を変更することができる。例えばユーザが在室している部屋へのパケットのQoS優先度を高くすることによって、ネットワークリソースを効率的に使用できるというような効果が期待できる。
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4について図19を用いて説明する。図19は本発明の実施の形態4におけるネットワーク構成の一例を示す図である。ゲートウェイ装置自身が備えるセンサによってユーザの帰宅、外出を検出し、ユーザの在宅/不在状態に応じてゲートウェイ装置の設定を変更する。
図19において、ゲートウェイ装置300と、宅内ネットワーク31、インターネット32とから構成される例を示している。
ゲートウェイ装置300はユーザ宅の玄関付近に設置され、ユーザの帰宅、外出を検出するセンサを備える。センサの種類としては、例えば赤外線センサなどが想定できる。
まずユーザは在宅/不在状態に対応する設定パターンをゲートウェイ装置300に設定する。設定方法については実施の形態1と同様の方法が想定できるので省略する。設定内容の詳細については後述する設定情報データベースの説明において述べる。
ゲートウェイ装置300は、センサによってユーザの在宅/不在状態を取得し、取得した在宅/不在状態をもとにゲートウェイ装置300の設定を変更する。
次にゲートウェイ装置300の機能について図20を用いて詳しく説明する。図20は、本実施の形態に係るゲートウェイ装置300の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1と同じ符号を付けたものは、同じ名称、同様の機能を有するため、説明を省略する。
図20において、ゲートウェイ装置300は、図1のゲートウェイ装置100にセンサ390が追加され、設定情報データベース320、装置制御部330の機能が変更されている。
設定情報データベース320は在宅/不在状態とそれに対応する設定情報を保持するデータベースである。
装置制御部330はユーザの在宅/不在状態をもとに、設定情報データベース320から対応する設定情報を取得し、設定情報格納部140に保存する。
センサ390は、赤外線センサ等を用いて、人物等の動きを感知する装置であり、ユーザが帰宅、外出したことを検出し、検出した場合はユーザの在宅/不在状態を装置制御部330に渡す機能を有する。ここでは、赤外線センサを用いる例を示すが、他のセンサであってもよい。また、センサ390は、人物、ペットなどの動物等の物体の動きを検出する装置であればよい。センサ390は、二つの検知部391a、391bを有し、二つの感知部分によって、ユーザ等の動きを検出する。
ここで、設定情報データベース320について図21を用いて詳しく説明する。図21は、本実施の形態における設定情報データベース320のデータ構造の一例を示す図である。なお設定情報格納部140のデータ構造については図5と同様であるため説明を省略する。
設定情報データベース320は在宅/不在状態に対応する設定パターンを保持し、予めユーザによって設定される。ここで在宅/不在状態は、予めユーザが設定したルールに従って簡単なテキスト形式で表現される。例えば在宅状態については「INSIDE」、不在状態については「OUTSIDE」とすることが想定できる。
設定パターンとしては、例えばユーザが在宅している場合にはインターネット32から宅内ネットワーク31へのアクセスを許可しないようなパケットフィルタリング設定パターン、ユーザが不在の場合にはインターネット32から宅内ネットワーク31へのアクセスを許可するようなパケットフィルタリング設定パターンなどが想定できる。
設定情報データベース320からエリア情報に対応する設定情報を取得する方法としては、エリア情報のテキスト情報をキーにして設定情報データベース320を検索し、対応する設定パターンを取得することが想定できる。
次に、本実施の形態におけるゲートウェイ装置300の動作を説明する。まず、センサ390の動作について図22を用いて説明する。図22は、本実施の形態におけるセンサ390の動作の一例を示すフロー図である。
センサ390は、検知部391a、391bのどちらかが物体を検出するイベントを待ち(S61)、検知部391aが物体を検出した場合(S62でYES)、一定時間内(例えば50ms程度)に検知部391bが物体を検出するのを待つ(S64)。一定時間内に検出した場合、センサ390は、検知部391aから検知部391bの方向へユーザが移動したと判定し、その方向により帰宅/外出を判断して、ゲートウェイ装置300に在宅/不在状態を送信する(S66)。一定時間内に検知部391bが物体を検出しなかった場合、センサ390は、タイムアウトと判断し、タイマ終了イベント待ちによって一定時間ウェイトしたあと(S67)、再びS61の物体検出イベント待ち状態となり同様の処理を繰り返す。
また、検知部391bが物体を検出した場合(S63でYES)、一定時間内(例えば50ms程度)に検知部391aが物体を検出するのを待つ(S65)。一定時間内に検出した場合、センサ390は、検知部391bから検知部391aの方向へユーザが移動したと判定し、その方向により帰宅/外出を判断して、ゲートウェイ装置300に在宅/不在状態を送信する(S66)。以下、同様に、S67をへてS61の動作へと移行する。
なお、帰宅/外出は、検知部391a、391bの設置場所(どちらが玄関に近いか等)により、決められ、センサ390は、検知部391a、391b間の移動の方向と、予め帰宅/外出並びに在宅/不在の対応づけを記憶しておく。
次に、装置制御部330の動作を説明する。図23は、本実施の形態における装置制御部320の動作の一例を示すフロー図である。装置制御部330は、センサ390から送られる在宅/不在状態を受信するイベントを待ち(S71)、在宅/不在状態を受信するとそれをもとに設定情報データベース320から設定情報を取得し(S72)、取得した設定情報を設定情報格納部140に保存し(S73)、再びユーザ在宅/不在状態受信イベント待ち状態となり同様の処理を繰り返す。
以上に説明したように、本実施の形態ではユーザの在宅/不在状態に対応してゲートウェイ装置300の設定を変更する。ゲートウェイ装置300がユーザの在宅/不在状態を検出する機能を備えることによって、ユーザはゲートウェイ装置300への設定だけで、設定情報格納部140の設定を切り替えることが可能となり、ユーザの設定にかかる負担が減少する。
本実施の形態の通信中継装置によれば、ユーザの動きを取得する手段を通信中継装置(ゲートウェイ装置)に備えるため、例えばユーザ宅の玄関付近に設置し、ユーザが帰宅/外出したことを検出して、ユーザの在宅/不在状態を判断し、それに応じてゲートウェイ装置の設定を変更することが可能となり、簡単な構成でゲートウェイ装置の設定を自動的に変更できる。また、ユーザはゲートウェイ装置への設定をするだけで、ユーザの状態に応じた設定変更が可能となり、ユーザの設定にかかる負担が減少する。
以上のように、本実施の形態では、実施の形態1の通信中継装置に加え、前記ユーザの所在位置を検知するセンサを、更に備え、前記装置制御手段は、前記センサが検知するユーザの所在位置を解析することによって、所在情報の変化を検出する通信中継装置について説明した。
本発明にかかる通信中継装置(一例として、ゲートウェイ装置)は、ユーザの状態に応じて通信中継装置の設定を変更するため、通信中継装置を適切な設定で稼動させることが可能であり、セキュリティレベルの向上、所望の通信品質の確保、などの効果が得られる。したがって、特に家庭向けホームゲートウェイ装置の設定方法として有用である。
本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係るゲートウェイ装置を配置したネットワーク環境の一例を示す図 実施の形態1の携帯電話の位置情報送信機能の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1における設定情報データベースのデータ構造図 実施の形態1における設定情報格納部のデータ構造図 実施の形態1における携帯電話の動作の一例を示すフロー図 実施の形態1における装置制御部の動作の一例を示すフロー図 実施の形態1における装置制御部と設定情報データベースと設定情報格納部との関係を示す図 実施の形態1におけるゲートウェイ装置が受信するデータの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係るゲートウェイ装置を備えるネットワーク環境の一例を示す図 実施の形態2におけるゲートウェイ装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態2におけるエリア情報データベースのデータ構造の一例を示す図 実施の形態2における設定情報データベースのデータ構造の一例を示す図 実施の形態2における装置制御部の動作の一例を示すフロー図 本発明の実施の形態3におけるネットワーク構成の一例を示す図 実施の形態3におけるセンサの動作の一例を示すフロー図 実施の形態3における設定情報データベースのデータ構造の一例を示す図 実施の形態3における装置制御部の動作の一例を示すフロー図 本発明の実施の形態4におけるネットワーク構成の一例を示す図 実施の形態4に係るゲートウェイ装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態4における設定情報データベースのデータ構造の一例を示す図 実施の形態4におけるセンサの動作の一例を示すフロー図 実施の形態4における装置制御部の動作の一例を示すフロー図 従来のWebコンソールを使用した設定情報を設定する設定方法におけるネットワーク構成の一例を示す図 従来のフィルタリング設定情報をダウンロードする方法について示す図
符号の説明
20a、20b 携帯電話
21 位置情報取得部
22、135 エリア定義記憶部
23、136 エリア情報格納部
24 判断部
25 メール作成部
26 通信部
27、134 タイマ
31 宅内ネットワーク
32 インターネット
33 携帯電話ネットワーク
40 携帯−インターネット間ゲートウェイ
50a、50b 基地局
60a、60b、60c GPS衛星
70 メールサーバ
100、200、250、300 ゲートウェイ装置
110a、110b インターフェース
120、220、320 設定情報データベース
130、130b、230、330 装置制御部
131 入力部
132、132b 解析部
133 編集部
140 設定情報格納部
150 ルーティング処理部
160a、160b クラシファイア(分類器)
170a、170b、170c、170d、170e、170f パケットキュー
180a、180b パケット読み出し部
260a、260b、390 センサ
290 エリア情報データベース
391a、391b 検知部

Claims (8)

  1. 装置の動作状態を設定する設定情報を格納する設定情報格納手段と、
    ユーザの所在を示す所在情報を受信し、受信した所在情報に基づいて、前記設定情報を書き換える装置制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信中継装置。
  2. 前記設定情報は、受信したデータの振り分け先を設定する設定情報を含むことを特徴とする請求項1記載の通信中継装置。
  3. 前記設定情報は、受信したデータの通過の可否を設定する設定情報を含むことを特徴とする請求項1記載の通信中継装置。
  4. 異なる複数の設定情報を記憶する設定情報データベースを、更に備え、
    前記装置制御手段は、前記所在情報を用いて、前記複数の設定情報から一つの設定情報を選択し、選択した設定情報を前記設定情報格納手段へ書き込むことを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載の通信中継装置。
  5. 前記設定情報データベースは、所在情報と対応づけて前記複数の設定情報を格納し、
    前記装置制御手段は、過去の所在情報を保持し、前記受信した所在情報が前記過去の所在情報から変化したことを検出し、前記受信した所在情報に対応づけられる設定情報を前記設定情報格納手段へ書き込むことを特徴とする請求項4記載の通信中継装置。
  6. 複数のユーザの所在を格納する所在情報データベースを、更に備え、
    前記設定情報データベースは、複数のユーザそれぞれの所在情報の組み合わせと対応づけて前記複数の設定情報を格納し、
    前記装置制御手段は、前記所在情報と前記所在情報を通知したユーザ情報とを受信し、前記所在情報、前記ユーザ情報及び前記所在情報の組み合わせから、前記複数の設定情報から一つの設定情報を選択し、選択した設定情報を前記設定情報格納手段へ書き込むことを特徴とする請求項4記載の通信中継装置。
  7. 前記ユーザの所在位置を検知するセンサを、更に備え、
    前記装置制御手段は、前記センサが検知するユーザの所在位置を解析することによって、所在情報の変化を検出することを特徴とする請求項5記載の通信中継装置。
  8. 位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    複数のエリアを特定するエリア情報と、位置情報とを対応づけるエリア定義を記憶するエリア定義記憶手段と、
    過去のエリア情報を格納するエリア情報格納手段と、
    前記エリア定義を用いて、取得した位置情報をエリア情報と対応づけて現在のエリア情報とし、現在のエリア情報が前記過去のエリア情報と異なることを検出する判断手段と、
    前記現在のエリア情報によって動作状態を変更する通信中継装置へ前記現在のエリア情報を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
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