JP2006049947A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2種類以上の解像度を有する画像形成装置において、入力された画像信号に処理を行うコントローラ部とコントローラ部で処理された信号に基づいて画像を形成するエンジン部を有し、エンジン部で付加情報であるドットパターンを生成し、入力信号に付加する場合、解像度に合ったドットパターンを形成しないと、ドットずれが生じた場合ドットパターンが不安定になり、ドットパターンを正しく形成できない可能性がある。そこで、ドットパターンを解像度に応じて切り替えドットずれが生じてもドットパターンを安定して出力する。
【解決手段】解像度が高い場合は、付加情報であるドットパターンは、スキャン方向に連続して形成する。形成したドットパターンは、スキャン方向の長さの方が紙搬送方向の長さよりも大きいことを特徴とし、解像度が低い場合は、付加情報であるドットパターンは、紙搬送方向に連続して形成する。形成したドットパターンは、紙搬送方向の長さの方がスキャン方向の長さよりも大きいことを特徴とする。解像度が変わった時に上記の条件に従ってドットパターンを切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】解像度が高い場合は、付加情報であるドットパターンは、スキャン方向に連続して形成する。形成したドットパターンは、スキャン方向の長さの方が紙搬送方向の長さよりも大きいことを特徴とし、解像度が低い場合は、付加情報であるドットパターンは、紙搬送方向に連続して形成する。形成したドットパターンは、紙搬送方向の長さの方がスキャン方向の長さよりも大きいことを特徴とする。解像度が変わった時に上記の条件に従ってドットパターンを切り替える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入力画像に付加情報を付加する機能を有する画像形成装置に関するものである。
近年、カラープリンタやカラー複写機等の画像記録装置の性能が向上し、高画質な画像が用紙に形成できる。このような状況下で、紙幣をはじめとする有価証券などを偽造される恐れがあり、様々な偽造防止技術が考えられている。その一技術として、印刷するカラー画像に画像処理装置の機体番号を示すドットパターンを付加する方式の例として特許文献1がある。
特開平10−304179号公報
しかしながら、上記従来の技術では次のような問題点があった。
レーザービームプリンタの様な画像処理装置は、入力された画像信号に処理を行うコントローラ部とコントローラ部で処理された信号に基づいて画像を形成するエンジン部で構成されている。エンジン部で付加情報であるドットパターンを形成する場合、BD信号をエンジン部のシステムクロックに同期して取り込み、その同期したBD信号でドットパターンを書き出すため、最大1クロックのドットずれが生じる。そのため、画像形成装置に二種類以上の解像度(例えば600dpiと1200dpi)をもつ場合、その解像度にあったドットパターンでないとドットパターンが不安定になり、正しく形成されないため、ドットパターンを正しく解読されない可能性がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本出願に係る第1〜第3の発明は、解像度が変わる時にドットパターンをその解像度に適したドットパターンに切り替えドットずれが生じてもドットパターンを安定して出力させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は、複数の解像度と、入力された画像信号に処理を行う画像処理部と、画像処理部で処理された信号に基づいて画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置であって、画像信号に画像形成部で生成された付加情報であるドットパターンを付加する手段と、設定された画像解像度に応じて付加情報であるドットパターンを切り替える手段とを有することを特徴とする。
本出願に係る第2の発明は、設定された解像度に応じてドットパターンの向きを切り替えることを特徴とする。
本出願に係る第3の発明は、前記切り替え手段は、設定された解像度に応じて前記ドットパターンの大きさを制御することを特徴とする。
本出願に係る第1〜第3の発明によれば、付加情報であるドットパターンをエンジンで形成する際、解読を容易にし、人間の目に目立ちにくくする。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施例)
第1の実施例は、解像度が変わった時にドットパターンを全く同じ形で向きを切り替える構成について説明する。
第1の実施例は、解像度が変わった時にドットパターンを全く同じ形で向きを切り替える構成について説明する。
本実施の形態の画像記録装置は600dpi及び1200dpiの解像度で印刷が可能である。また本実施の形態では外部のコンピュータ等から入力される画像信号はM(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、BK(ブラック)の面順次で送られてくるものとし、各色の画像信号の濃度レベルは8ビットで表現される。また、これら画像信号に付加される認識信号をアドオンドットと呼ぶ。なお、本実施の形態ではY(イエロー)の画像信号に対してのみ認識信号を付加することとする。
図1に、本発明の各実施の形態に用いるカラー画像記録装置を示す。
まず帯電器101によって感光体ドラム100が所定極性に均一に帯電され、レーザービーム光Lによる露光によって感光体ドラム100上に、例えば、マゼンタの第一の潜像が形成される。ついで、この場合にはマゼンタの現像器Dmにのみ所要の現像バイアス電圧が印加されてマゼンタの潜像が現像され、感光体ドラム100上にマゼンタの第1のトナー像が形成される。
一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙され、その先端が転写開始位置に達する直前に、トナーと反対極性(例えば、プラス極性)の転写バイアス電圧(+1.8KV)が転写ドラム102に印加され、上記感光体ドラム100上の第1のトナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転写ドラム102の表面に静電吸着される。その後感光体ドラム100はクリーナ103によって残留するマゼンタトナーが除去され、次の色の潜像形成および現像工程に備える。
次に、前記感光体ドラム100上にレーザービーム光Lによりシアンの第2の潜像が形成され、ついで、シアンの現像器Dcにより感光体ドラム100上の第2の潜像が現像されてシアンの第2のトナー像が形成される。そして、このシアンの第2のトナー像は、先に転写紙Pに転写されたマゼンタの第1のトナー像の位置に合わせられて転写紙Pに転写される。この2色目のトナー像の転写においては、転写紙が転写部に達する直前に転写ドラム102に+2.1KVのバイアス電圧が印加される。
同様にして、イエロー、ブラックの第3、第4の各潜像が感光体ドラム100上に順次形成され、それぞれが現像器Dy、Dbによって順次現像され、転写紙Pに先に転写されたトナー像と位置合わせされてイエロー、ブラックの第3、第4の各トナー像が順次転写され、かくして、転写紙P上に4色のトナー像が重なった状態で形成されることになる。
図2は第1の実施の形態の信号処理の流れを表す図である。
図2において、ホスト201、コントローラ202、エンジン203の機器には、各機器内の各ブロックを制御する為の独立した主制御部(CPU)が存在する。即ち、ホスト201にはCPU2010、コントローラ202にはCPU2020、エンジン202にはCPU2030が存在し、各CPUが各機器内の動作のタイミング、及び各機器間の通信を不図示のバスを介して制御している。
本実施の形態に用いるレーザービームプリンタの様な画像処理装置は、入力された画像信号に処理を行うコントローラ部とコントローラ部で処理された信号に基づいて画像を形成するエンジン部で構成されている。そのため通常、各機器が個別に制御される様に各機器間で閉じた構成になっている。
ホスト201からはRGBの画像信号がパラレルに送出され、コントローラ202へ入力される。また、ホスト201からは数種類の中間調処理が選択指示することが可能であり、ユーザーがホスト201の所定の操作部からプリント時にいずれかを選択し、選択された中間調の番号が中間調指示信号としてコントローラ202へ送出される。
本実施の形態では、画像信号の専用線とは別系統の制御信号専用の信号線を介してコントローラ202へ中間調指示信号が入力される。これにより画像信号の送受とは独立して信号をやり取りすることができ、信号の送受タイミングの自由度が高くなる。
なお、本発明はこれに限らず画像信号と同じデータ線を介してパラレルコマンドとして中間調指示信号を入力しても良い。
コントローラ202内には、CPU2020、色変換処理部204、γ補正部205、中間調処理部206、PWM処理部208が配置されている。入力されたRGB信号には色変換処理部204でマスキング、UCRの処理が施され、色補正、下色除去が行われ、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の画像信号へと変換される。
本画像記録装置は上述したようにY、M、C、BK各色1画面ずつ(面順次に)印字するため、色変換処理部204からは面順次、即ちMの1画面分のデータ、Cの1画面分のデータ、Yの1画面分のデータ、BKの1画面分のデータの順に画像信号が出力される。
次にγ補正部205によって出力濃度曲線が線形となるように補正をかけられ、中間調処理部206へ入力される。
一方、これと並行して中間調指示信号が中間調処理部206へ入力される。中間調処理部206では中間調指示信号に従って入力される画像データに処理を行う。
上述した中間調指示信号は中間調処理部206に入力されるのと同時にシリアルコマンド等によってPWM処理部208へと入力される。PWM処理部208では、パルス幅変調をかけられる。
なお、PWM処理部208では入力された中間調指示信号に従ってPWM処理を行い、変調されたPWM信号はエンジン203に入力される。
エンジン203は、CPU2030、ドットパターン付加処理部209、レーザ駆動部210によって構成されている。入力される画像信号にドットパターン付加処理部209で生成されたドットパターンを重畳し、レーザ駆動部210へと入力され、印字される。
次に、図3を用いてドットパターン付加の流れについて説明する。
CPU2030はEEPROM401に格納されるエンジンID等の付加情報を読み出してロジックIC402にエンジンID番号と制御情報を出力する。ロジックIC402でシステムクロックに同期して主走査方向のドット数をカウントし、BD信号に従ってライン数をカウントし、入力したエンジンID番号と制御情報を元にドットを付加すべき位置でONを出力する。ドットを付加する個所はBKを1にしてシステムクロックに同期させて出力する。白を付加する個所ではWHを1にしてシステムクロックに同期させて出力する。出力されたドットパターンをANDゲート403及びORゲート404を通して、PWM画像信号に重畳する。
以上のようにエンジン203で付加情報を生成し、画像信号に重畳する場合に、BD信号をエンジン部のシステムクロックに同期してBD信号を取り込み、その同期したBD信号でドットパターンを書き出すため、最大1クロックのドットずれが生じる。そのため高解像度の場合、図5に示すようにドットパターンを紙搬送方向に連続して形成した場合に、図6のようにドットずれが生じると紙搬送方向の幅が狭いため、ドットが不安定になる可能性があり、正しくドットパターンが形成されない可能性がある。また低解像度の場合、図8に示すようにドットパターンを、スキャン方向に連続して形成した場合に、図9のようにドットずれが生じるとドットパターンの中心の位置がずれてしまい、ドットパターンを正しく判別できなくなる可能性がある。そこで解像度が1200dpiの時は、図8に示すようにドットパターンは、スキャン方向に連続して形成し、ドットパターンの大きさは、紙搬送方向の長さよりもスキャン方向の長さのほうが大きいものにすることを条件とし、
解像度が600dpiの時は、図9に示すようにドットパターンは、紙搬送方向に連続して形成し、ドットパターンの大きさは、スキャン方向の長さよりも紙搬送方向の長さのほうが大きいものにすることを条件とする。
解像度が600dpiの時は、図9に示すようにドットパターンは、紙搬送方向に連続して形成し、ドットパターンの大きさは、スキャン方向の長さよりも紙搬送方向の長さのほうが大きいものにすることを条件とする。
上記の条件のもとで、解像度が変わる時に、形は変えずにドットパターンを90度傾けることによってドットパターンを切り替える。
以上の構成により、上記の条件のもとで、ドットパターンの形を変えずに90度ドットパターンを傾けるだけの容易な構成で従来よりも、ドットパターンを安定して形成することが出来るので、解読が容易になる。
(第2の実施例)
第2の実施例は、解像度が変わった時にドットパターンを全く違う形に変え、なおかつその解像度に適したドットパターンに切り替える構成について説明する。
第2の実施例は、解像度が変わった時にドットパターンを全く違う形に変え、なおかつその解像度に適したドットパターンに切り替える構成について説明する。
第1の実施例と異なる点のみ説明する。エンジン203でドットパターンを形成する場合、第1の実施例で示した各解像度におけるドットパターンの形成条件を満たすドットパターンであれば解像度が変わる時にドットパターンの形は全く違うもので形成しても良い。例えば、第1の実施例では、ドットパターンの向きを変えるだけであったのでその解像度に最も適したドットパターンでない場合がある。そこで、その解像度に合ったドットパターン1200dpiの場合は、図10のようにドットパターンを副走査方向にもう1ライン増やす。これにより、1ライン目のドットがずれた場合でも、残りの2ラインで安定したドットパターンが形成できる。
600dpiの場合は、ドットずれが生じても中心位置がずれにくいように、図11のようにコの字型のドットパターンにする。スキャン方向にドットを加えたことによりドットのずれ生じても、中心位置がずれにくくなる。
このようにそれぞれの解像度に適したドットパターンで切り替えを行うことが可能である。
以上のような構成によりドットずれが生じた場合でも、解読が容易になる。
(第3の実施例)
第3の実施例は、解像度が変わった時にドットパターンは第1の実施例で述べた条件を満たすドットパターンに切り替える構成について説明する。
第3の実施例は、解像度が変わった時にドットパターンは第1の実施例で述べた条件を満たすドットパターンに切り替える構成について説明する。
第1の実施例及び第2の実施例と異なる点のみ説明する。エンジン203でドットパターンを形成する場合、第1の実施例で示した各解像度におけるドットパターンの形成条件を満たすドットパターンであれば解像度が変わる時にドットパターンの形はどのような形をしていても良い。
例えば、図12に示すように、1200dpiのドットパターンを紙搬送方向に大きくする。また図13に示すように、600dpiのドットパターンを紙搬送方向に連続して形成し、スキャン方向にドットを加える。
このように第1の実施例で示した条件を満たすドットパターンは無数にあり、どのドットパターンで切り替えを行っても良い。
本実施例では、解像度が600dpiと1200dpiを有する画像形成装置について説明したもので、複数の解像度を有する全てに応用できることはいうまでも無い。
2030、2040 CPU
405 暗号化
405 暗号化
Claims (3)
- 複数の解像度を切り替える手段と、入力された画像信号に処理を行う画像処理部と、画像処理部で処理された信号に基づいて画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置であって、画像処理部で処理された信号に画像形成部で生成された付加情報であるドットパターンを付加する手段と、設定された画像解像度に応じて付加情報であるドットパターンを切り替える手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記切り替え手段は、設定された解像度に応じて前記ドットパターンの向きを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記切り替え手段は、設定された解像度に応じて前記ドットパターンの大きさを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004223703A JP2006049947A (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006049947A true JP2006049947A (ja) | 2006-02-16 |
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JP2004223703A Withdrawn JP2006049947A (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 画像形成装置 |
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2004
- 2004-07-30 JP JP2004223703A patent/JP2006049947A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |