JP2006049765A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発光及び光取出し効率が高く、製造コストの低減が可能な半導体発光素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 発光ダイオード層20と、発光ダイオード層20の一面に設けられ、第1の貫通孔44を有する第1の絶縁性透明材41と、第1の絶縁性透明材41の発光ダイオード層20と反対側面に設けられた第1の外部電極45と、第1の貫通孔44内に設けられ、第1の外部電極45と発光ダイオード層20とを電気的に接続する第1の導電性材料47と、発光ダイオード層20の他面に設けられ、第2の貫通孔54を有する第2の絶縁性透明材51と、第2の絶縁性透明材51の発光ダイオード層20と反対側面に設けられた第2の外部電極55と、第2の貫通孔54内に設けられ、第2の外部電極55と発光ダイオード層20とを電気的に接続する第2の導電性材料57とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】 発光ダイオード層20と、発光ダイオード層20の一面に設けられ、第1の貫通孔44を有する第1の絶縁性透明材41と、第1の絶縁性透明材41の発光ダイオード層20と反対側面に設けられた第1の外部電極45と、第1の貫通孔44内に設けられ、第1の外部電極45と発光ダイオード層20とを電気的に接続する第1の導電性材料47と、発光ダイオード層20の他面に設けられ、第2の貫通孔54を有する第2の絶縁性透明材51と、第2の絶縁性透明材51の発光ダイオード層20と反対側面に設けられた第2の外部電極55と、第2の貫通孔54内に設けられ、第2の外部電極55と発光ダイオード層20とを電気的に接続する第2の導電性材料57とを具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体発光素子及びその製造方法に関わり、特に、低コストで発光及び光取出し効率の向上を目指す半導体発光素子及びその製造方法に関する。
近年、InGaAlP系材料を用いた可視領域の半導体発光素子が種々提案されている。従来の半導体発光素子は、例えば、n型GaAs基板の上に、n型クラッド層、活性層、p型クラッド層を順次エピタキシャル成長させたInGaAlP系のダブルヘテロ構造部を形成し、n型GaAs基板下面にn側コンタクト電極を形成し、p型クラッド層上のコンタクト層にp側コンタクト電極を設けている。
このダブルへテロ構造部を形成する、活性層、及びn型/p型クラッド層のバンドギャップ及び格子定数を設計値に合わせて、最適に選ぶことによって、キャリアを閉じ込めて効率よく可視光領域内で所望の波長で発光させることができる。
例えば、エピタキシャル成長する活性層の組成を、In0.5(Ga1−XAlX)0.5P、n型/p型クラッド層の組成をIn0.5(Ga1−yAly)0.5Pとした時、XあるいはYを適当に選択することにより、赤色帯から緑色帯の発光が得られる。
また、InGaAlP系のダブルへテロ半導体発光素子は、基板の入手や格子整合の取り易さ等の関係で、最も一般的なGaAs基板が利用されている。しかしながら、GaAsのバンドギャップ波長が870nmにあるため、約870nm以下の、いわゆる可視光の吸収係数は大きくなり、GaAs基板を用いた可視光半導体発光素子では、発光した光の約半分がGaAs基板に吸収されて輝度が低下する。
GaAs基板による可視光の吸収を避けるためには、可視光に透明な材料を基板に用いればよい。一般的な透明材料として、GaPがある。しかしながら、GaP基板はInGaAlP系材料とは格子整合が取れないために、良好なエピタキシャル結晶を成長することが難しい。そのために、GaAs基板上に成長したInGaAlP系エピタキシャル層とGaP基板とを、ウェーハ同士で直接接着し、その後、GaAs基板を除去してなる半導体発光素子が提案されている。
この半導体発光素子によれば、接着した透明なGaP基板を使用することによって、発光した可視光の吸収を抑制することができるので、GaAs基板を使用した場合に比較して輝度の低下を防ぐことができる。更に、輝度すなわち光取出し効率を高くするために、半導体発光素子を、ほぼ半球状の透明なp型GaP接着基板と、ほぼ半球状の透明なn型GaP接着基板と、これらに挟まれたエピタキシャル層からなる発光ダイオード層とにより、全体がほぼ球状のものとする半導体発光素子が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この開示された半導体発光素子は、発光した可視光が基板で吸収される割合はずっと少なくなり、外形を半球状としているので半導体発光素子の外側に取出せる割合も大きくなると期待される。しかしながら、エピタキシャル層結晶とGaP基板の結晶を直接接着するために、結晶方位の整合や接着面の清浄度を確保する外に、接着温度を上げて電気的な接合を確保する必要がある。この700〜800℃における温度での熱処理時に、エピタキシャル層は高温にさらされて、エピタキシャル層のドーパント原子の相互拡散等による熱劣化が起こる。その結果、発光性能が劣化するという問題が発生する。また、高価なGaP基板を両側から接着するために、製造コストが上昇するという問題が発生する。
特開2002−190619号公報(第4頁、図1)
本発明は、発光及び光取出し効率が高く、製造コストの低減が可能な半導体発光素子及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様の半導体発光素子は、特定の波長を発光する発光ダイオード層と、前記発光ダイオード層の一面に設けられ、前記発光ダイオード層の一面に達する第1の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第1の絶縁性透明材と、前記第1の絶縁性透明材の前記発光ダイオード層と反対側面に設けられた第1の外部電極と、前記第1の貫通孔内に設けられ、前記第1の外部電極と前記発光ダイオード層とを電気的に接続する第1の導電性材料と、前記発光ダイオード層の他面に設けられ、前記発光ダイオード層の他面に達する第2の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第2の絶縁性透明材と、前記第2の絶縁性透明材の前記発光ダイオード層と反対側面に設けられた第2の外部電極と、前記第2の貫通孔内に設けられ、前記第2の外部電極と前記発光ダイオード層とを電気的に接続する第2の導電性材料とを具備することを特徴とする。
また、本発明の別の態様の半導体発光素子は、特定の波長を発光する活性層、前記活性層の一面に設けられた第1のクラッド層、前記第1のクラッド層表面に設けられた第1のコンタクト層、前記活性層の一面と相対向する他面に設けられた第2のクラッド層及び前記第2のクラッド層表面に設けられた第2のコンタクト層を含む発光ダイオード層と、前記第1のコンタクト層表面に設けられた第1の内部電極と、前記第1の内部電極を含む前記第1のコンタクト層表面に設けられ、前記第1の内部電極に達する第1の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第1の絶縁性透明材と、前記第1の絶縁性透明材の前記第1のコンタクト層と反対側面に設けられた第1の外部電極と、前記第1の貫通孔内に設けられ、前記第1の外部電極と前記第1の内部電極とを電気的に接続する第1の導電性材料と、前記第2のコンタクト層表面に設けられた第2の内部電極と、前記第2の内部電極を含む前記第2のコンタクト層表面に設けられ、前記第2の内部電極に達する第2の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第2の絶縁性透明材と、前記第2の絶縁性透明材の前記第2のコンタクト層と反対側面に設けられた第2の外部電極と、前記第2の貫通孔内に設けられ、前記第2の外部電極と前記第2の内部電極とを電気的に接続する第2の導電性材料とを具備することを特徴とする。
また、本発明の別の態様の半導体発光素子の製造方法は、活性層の一面に第1のクラッド層及び第1のコンタクト層を順次積層形成し、且つ前記活性層の一面と反対側の他面に第2のクラッド層及び第2のコンタクト層を順次積層形成して特定の波長を発光する発光ダイオード層を形成する工程と、前記第1のコンタクト層表面に第1の内部電極を形成する工程と、第1の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第1の絶縁性透明材を前記第1のコンタクト層表面に第1の絶縁性接合材を介して配置し、前記第1の貫通孔と前記第1の内部電極とを位置合せした後、加熱処理を行い、前記第1のコンタクト層表面に前記第1の絶縁性透明材を固着する工程と、前記第2のコンタクト層表面に第2の内部電極を形成する工程と、第2の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第2の絶縁性透明材を前記第2のコンタクト層表面に第2の絶縁性接合材を介して配置し、前記第2の貫通孔と前記第2の内部電極とを位置合せした後、加熱処理を行い、前記第2のコンタクト層表面に前記第2の絶縁性透明材を固着する工程と、前記第1及び第2の貫通孔内に全長に亘って第1及び第2の導電性材料をそれぞれ設け、前記第1及び第2の導電性材料の一端を前記第1及び第2の内部電極にそれぞれ電気的に接続する工程と、前記第1及び第2の絶縁性透明材の前記第1及び第2のコンタクト層と反対側表面に第1及び第2の外部電極をそれぞれ設け、前記第1及び第2の導電性材料の他端に前記第1及び第2の外部電極をそれぞれ電気的に接続する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、発光及び光取出し効率が高く、製造コストの低減が可能な半導体発光素子及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、図において、同一の構成要素には同一の符号を付す。
本発明の実施例1に係る半導体発光素子及びその製造方法について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は半導体発光素子の構造を模式的に示すもので、図1(a)は図1(b)のA−A線に沿った断面図、図1(b)は平面図、図1(c)は発光ダイオード層の部分を拡大した部分断面図である。図2乃至図4は半導体発光素子の製造工程を模式的に示す工程断面図である。
まず、図1に示すように、半導体発光素子1は、発光ダイオード層20と、この発光ダイオード層20の一面に設けられた第1の内部電極31と、この第1の内部電極31を含む発光ダイオード層20の一面に設けられた第1の絶縁性透明材41と、この第1の絶縁性透明材41に設けられた第1の貫通孔44と、第1の絶縁性透明材41の表面に設けられた第1の外部電極45と、第1の貫通孔44内に充填されて第1の内部電極31と第1の外部電極45とを電気的に接続する第1の導電性材料47と、発光ダイオード層20の他面に設けられた第2の内部電極32と、この第2の内部電極32を含む発光ダイオード層20の他面に設けられた第2の絶縁性透明材51と、この第2の絶縁性透明材51に設けられた第2の貫通孔54と、第2の絶縁性透明材51の表面に設けられた第2の外部電極55と、第2の貫通孔54内に充填されて第2の内部電極32と第2の外部電極55とを電気的に接続する第2の導電性材料57から構成されている。
詳しくは、発光ダイオード層20は、図1(c)に示すように、エピタキシャル成長層で構成されている。すなわち、活性層23の一面、例えば上面に第1のクラッド層であるp型クラッド層27が設けられ、このp型クラッド層27表面に第1のコンタクト層であるp型コンタクト層28が設けられ、また、活性層23の他面、例えば下面に第2のクラッド層であるn型クラッド層22が設けられ、このn型クラッド層22表面に第2のコンタクト層であるn型コンタクト層21が設けられて特定の波長の光を発光する。
第1の内部電極31は、p型コンタクト層28表面の中心部に形成され、第2の内部電極32は、n型コンタクト層21表面の中心部に形成されている。ここでは、第1の内部電極31は、AuZn/Au層からなり、第2の内部電極32は、AuGe/Auからなる。また、第1の内部電極31及び第2の内部電極32は、いずれも、可視光の一部を透過するように数10nm〜50nm程度の厚さで、円形構造に形成されてなり、発光ダイオード層20とオーミック接触している。
第1の絶縁性透明材41は、第1の内部電極31を含むp型コンタクト層28表面に第1の絶縁性接合材43を介して固着され、また第2の絶縁性透明材51は、第2の内部電極32を含むn型コンタクト層21表面に第2の絶縁性接合材53を介して固着されている。ここでは、この絶縁性透明材41、51は、発光ダイオード層20で発光される特定の波長の光に対して透光性を有する材料、例えば屈折率が約1.9の鉛ガラスからなる。
また、絶縁性接合材43、53は、絶縁性透明材41、51の鉛ガラスに近い成分のPb、Si等を含む絶縁性の酸化物からなり、図中に破線で模式的に示したが、絶縁性透明材41、51をコンタクト層22、25に固着するための加熱処理により、絶縁性透明材41、51と一体化してしまい、実際には存在しない。
第1の貫通孔44は、第1の絶縁性透明材41の第1の内部電極31に対応する部分に設けられており、第1の絶縁性透明材41表面から第1の内部電極31に達する深さに形成されている。また、第2の貫通孔54は、第2の絶縁性透明材51の第2の内部電極32に対応する部分に設けられており、第2の絶縁性透明材51表面から第2の内部電極32に達する深さに形成されている。ここでは、貫通孔44、54は、いずれも円筒構造に形成され、その筒軸が第1の内部電極31及び第2の内部電極32の円形の中心に位置するようにそれぞれ設けられている。
第1の外部電極45は、第1の貫通孔44を閉塞するように第1の絶縁性透明材41表面に設けられており、ここでは、円形構造に形成されている。また、第2の外部電極55は、第2の絶縁性透明材51の表面全面に形成されている。ここでは、この外部電極45、57は、いずれもAuを主成分とする層からなる。
第1の導電性材料47は、第1の貫通孔44内に孔全長に亘って充填されており、第1の内部電極31と第1の外部電極45とを電気的に接続している。また、第2の導電性材料57は、第2の貫通孔54内に孔全長に亘って充填されており、第2の内部電極32と第2の外部電極55とを電気的に接続している。ここでは、導電性材料47、57は、いずれも、Ag、Au等の金属あるいはC等をフィラーとする熱硬化性樹脂からなる。
次に、上記構造の半導体発光素子1の製造方法について、図2乃至図4を参照ながら説明する。図2(a)に示すように、例えば、周知のMOCVD装置等を使用して、n型GaAs基板11の表面にn型GaAsからなるバッファ層16、このバッファ層16表面にn型InAlPからなるエッチング停止層17、このエッチング停止層17表面に第2のコンタクト層であるGaAsからなる約10nm厚のn型コンタクト層21、このn型コンタクト層21表面にn型InAlPからなるn型クラッド層22、このn型クラッド層22表面に単層あるいはMQW構造のp型InGaAlPを含む活性層23、この活性層23表面にp型InAlPからなるp型クラッド層27、このp型クラッド層27表面に第1のコンタクト層であるGaAsからなる約10nm厚のp型コンタクト層2を、順次、この順番にエピタキシャル成長する。ここでは、n型コンタクト層21及びp型コンタクト層28の不純物濃度は、後述する内部電極とオーミック接触するように、それぞれ1E18/cm3程度に設定している。
なお、エピタキシャル成長層には、必要に応じて、電流拡散層、接着層、あるいは最外層表面にカバー層等を更に追加しても差し支えなく、また、例えば、n型クラッド層22及びp型クラッド層27は、4元層に置き換えることも可能である。
次に、図2(b)に示すように、p型コンタクト層28の表面に、AuZn/Au層を数10nm〜50nm程度の厚さに形成した後、このAuZn/Au層をパターニングしてp型コンタクト層28の中心部に円形構造の第1の内部電極31を形成する。
次に、図2(c)に示すように、まず、周知のスパッタ法で、低軟化点の第1の絶縁性接合材43をp型コンタクト層28及び第1の内部電極31の表面上に形成した後、第1の内部電極31が露出するように第1の絶縁性接合材43をパターニングする。
次に、この第1の絶縁性接合材43表面に、第1の貫通孔44を有する第1の絶縁性透明材41を設ける。この時、第1の貫通孔44の筒軸と第1の内部電極31の円形の中心とが一致するように位置合わせする。ここでは、第1の絶縁性透明材41の厚さを100〜250μm、第1の貫通孔44の直径を30〜60μmに形成している。
その後、第1の絶縁性透明材41の屈伏点より40〜80℃高い温度、例えば、約400℃で約30分間、加熱処理を行う。この加熱処理によって、図3(a)に示すように、第1の絶縁性接合材43は、第1の絶縁性透明材41と一体化して第1の絶縁性透明材41となり、この第1の絶縁性透明材41は、p型コンタクト層28に固着される。また、この加熱処理によって、第1の内部電極31は、p型コンタクト層28にオーミック接触される。
次に、図3(b)に示すように、例えば、アンモニア系のエッチング液でn型GaAs基板11及びバッファ層16を選択的に除去し、その後、リン酸系のエッチング液でエッチング停止層17を選択的に除去して、n型コンタクト層21を露出させる。この結果、第1の絶縁性透明材41に支持された発光ダイオード層20が残される。
次に、図3(c)に示すように、n型コンタクト層21の表面にAuGe/Au層を数10nm〜50nm程度の厚さに形成した後、このAuGe/Au層をパターニングしてn型コンタクト層21の中心部に円形構造の第2の内部電極32を形成する。
次に、図4(a)に示すように、まず、周知のスパッタ法で、低軟化点の第2の絶縁性接合材53をn型コンタクト層21及び第2の内部電極32の表面上に形成した後、第2の内部電極32が露出するように第2の絶縁性接合材53をパターニングする。
次に、この第2の絶縁性接合材53表面に、第2の貫通孔54を有する第2の絶縁性透明材51を設ける。この時、第2の貫通孔54の筒軸と第2の内部電極32の円形の中心が一致するように位置合わせする。ここでは、第2の絶縁性透明材41の厚さを100〜250μm、第1の貫通孔44の直径を30〜60μmに形成している。
その後、第2の絶縁性透明材51の屈伏点より40〜80℃高い温度、例えば、約400℃で、約30分間、加熱処理を行う。この加熱処理によって、図4(b)に示すように、第2の絶縁性接合材53は、第2の絶縁性透明材51と一体化して第2の絶縁性透明材51となり、この第2の絶縁性透明材51は、n型コンタクト層21に固着される。また、この加熱処理によって、第2の内部電極32は、n型コンタクト層21にオーミック接触される。
次に、図4(c)に示すように、第1の貫通孔44及び第2の貫通孔54内に、孔全長に亘って第1の導電性材料47及び第2の導電性材料57をそれぞれ充填する。ここでは、導電性材料47、57として、例えば、Ag、Au等の金属あるいはC等をフィラーとするペースト状の熱硬化性樹脂を用いる。その後、例えば、約130℃、30分間、加熱処理を行い、第1の導電性材料47及び第2の導電性材料57を硬化させる。
そして、第1の絶縁性透明材41の表面全面にAuを主成分とする層を堆積した後、このAu系の層をパターニングして第1の貫通孔44上に孔を閉塞するように第1の外部電極45を形成する。また、第2の絶縁性透明材51の表面全面にAuを主成分とする層を堆積して第2の外部電極55を形成する。
以上の製造工程を経て、図1に示すような、1辺が250〜500μm程度の概略直方体の半導体発光素子1を得る。
上述した実施例の半導体発光素子1においては、発光ダイオード層20の上下面には、鉛ガラスの第1の絶縁性透明材41及び第2の絶縁性透明材51がそれぞれ固着されている。従って、GaAs基板を有する半導体発光素子に比べて、発光ダイオード層で発光した光の基板での吸収が極めて少なく、発光光を効率よく外部に取り出すことができるため、輝度の向上を図ることができる。このGaAs基板を有する半導体発光素子の輝度に比較して、本実施例の半導体発光素子1では約60%の輝度の向上となった。
そして、この第1の絶縁性透明材41及び第2の絶縁性透明材51の固着は、低軟化点を有する第1の絶縁性接合材43及び第2の絶縁性接合材53を用いて、約400℃の熱処理温度で行われる。これに対して従来の半導体発光素子では、GaP基板を発光ダイオード層に固着するためには、700〜800℃の熱処理温度が必要で、そのため発光ダイオード層のドーパント原子の相互拡散等による熱劣化が起こり、しきい値電流の上昇や、発光性能の劣化が起こるが、本実施例の半導体発光素子では、このような熱劣化の発生を低く抑えられる。その結果、発光ダイオード層の発光効率を落とすことなく、発光させ、しかも鉛ガラスからなる絶縁性透明材から効率よく光取出しが可能である。
また、従来の半導体発光素子では、GaP基板の全体が発光ダイオード層への電流供給源となるのに対して、本実施例の半導体発光素子では、絶縁性透明材の一部に設けた貫通孔を介して電流供給が行われる。従って、電流の広がりが少なく、発光部に無駄なく電流供給が可能となり、注入電流に対する発光効率をより高くすることが可能である。
また、鉛ガラスからなる絶縁性透明材は、GaP基板に比較して、低価格で入手可能であるために、半導体発光素子の低コスト化が可能である。
なお、本実施例では、p型コンタクト層28及びn型コンタクト層21がp型クラッド層27及びn型クラッド層22の全面に残っているが、第1の内部電極31及び第2の内部電極32を形成した後、この第1の内部電極31及び第2の内部電極32をマスクにして、内部電極周囲のオーミック接触に寄与しないp型コンタクト層28及びn型コンタクト層21部分をそれぞれエッチング除去してもよい。なお、この場合には、p型コンタクト層28及びn型コンタクト層21の厚さは、必ずしも10nm〜50nmにこだわる必要はなく、もっと厚くすることが可能である。また、この場合には、製造工程が増えることになるが、GaAs層による光の吸収を極力抑えることができ、光取出し効率を更に向上させることが可能となる。
本発明の実施例2に係る半導体発光素子について、図5を参照しながら説明する。図5は半導体発光素子の構造を模式的に示すもので、図5(a)は図5(b)のB−B線に沿った断面図、図5(b)は平面図である。以下、実施例1と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略し、異なる構成部分について説明する。
本実施例は、図5(a)に示すように、上記実施例1とは、第1の内部電極の形状、配置及び第1の貫通孔及び第1の外部電極の配置が異なっている。すなわち、図5に示すように、第1の内部電極36は、リング構造を有し、発光ダイオード層20の一面、例えば上面の中央部に形成されている。一方、第2の内部電極54は、実施例1と同様に円形構造を有し、発光ダイオード層20の他面、例えば下面の中心部に形成されている。
第1の貫通孔64は、矩形状の発光ダイオード層20の対角線(B−B線に相当)と交わる第1の内部電極36の部分に対応する位置に設けられており、実施例1と同様に円筒構造で、第1の絶縁性透明材61の表面から第1の内部電極36に達する深さに形成されている。一方、第2の貫通孔54は、実施例1と同様に第2の絶縁性透明材51に設けられている。
第1の外部電極65は、第1の絶縁性透明材61の表面に、第1の貫通孔64に対しては実施例1と同様の構造及び位置に設けられている。第2の外部電極55は、実施例1と同様の構造及び位置に設けられている。
そして、第1の貫通孔64内に充填した第1の導電性材料67によって、第1の内部電極36と第1の外部電極65とを電気的に接続し、第2の貫通孔54内に充填した第2の導電性材料57によって、第2の内部電極32と第2の外部電極55とを電気的に接続している。
なお、上記構造の半導体発光素子2の製造方法については、第1の内部電極36の配置、形状、第1の貫通孔64及び第1の外部電極65の配置を除けば、上記実施例1の製造工程とほぼ同じであるので、説明は省略する。
上述した実施例2の半導体発光素子2は、上記実施例1と同様の効果の他に、第1の内部電極36をリング構造に形成したことにより、電流供給経路に伴う発光位置の変更、光を遮る第1の内部電極36、第1の貫通孔64、及び第1の外部電極65等の位置の変更が生じて、上記実施例1で比較に使用したGaAs基板を有する半導体発光素子に比較して、約80%の輝度の向上が可能になった。
本発明の実施例3に係る半導体発光素子について、図6を参照しながら説明する。図6は半導体発光素子の構造を模式的に示すもので、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図である。以下、実施例1あるいは実施例2と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略し、異なる構成部分について説明する。
本実施例は、上記実施例2では第1の絶縁性透明材41及び第2の絶縁性透明材51をほぼ直方体構造にしているのに対して、第1の絶縁性透明体81及び第2の絶縁性透明材91を垂直面と傾斜面とを有する構造にした点で異なっている。
すなわち、図6に示すように、第1の絶縁性透明材81及び第2の絶縁性透明材91は、いずれも、半導体発光素子3側の4つの外側部分が垂直面に形成され、この垂直面と上面との間の4つの外側部分が絶縁性透明材の表面(上面又は下面)に向うに従って傾斜するような傾斜面に形成されている。ここでは、傾斜面は、発光ダイオード層20の上面または下面とのなす角が概略60度の傾斜角を有する。換言すれば、上記実施例2の第1の絶縁性透明材61及び第2の絶縁性透明材51の直方体の上面付近及び下面付近の直角部分を、それぞれ、切り落とした形状である。
次に、上記構造の半導体発光素子3の製造方法を説明する。すなわち、上記実施例1の図4(c)に示す工程までは同じである。次に、個片化する工程において、ウェーハの上面及び下面から、碁盤の目状に、先端が60度の角度を有するV字形ブレードでウェーハ厚の途中まで切り込みを入れ、最後に、厚さ一定のブレードで切り離す。その結果、第1の絶縁性透明材81の上面付近及び第2の絶縁性透明材91の下面付近の角部が、概略60度の傾斜角に形成される。
上述の実施例3の半導体発光素子3では、上記実施例1と同様な効果を有する他に、第1の絶縁性透明材81及び第2の絶縁性透明材91の表面側の外側が傾斜面となっているために、発光ダイオード20の中央付近で発光し、第1の絶縁性透明材81及び第2の絶縁性透明材91と空気との界面において全反射して外部に出て行かない光を減少させることが可能となる。その結果、上記実施例1で比較に使用したGaAs基板を有する半導体発光素子に比較して、約95%の輝度の向上が可能である。
また、本実施例の変形として、半導体発光素子の外形構造の変更が可能である。すなわち、本実施例では矩形状の平面構造となっているが、多角形構造、例えば、6角形あるいは8角形をなす多面体とすることは差し支えない。さらに、多面体の面と面のなす境界を、例えば、エッチング液で除去して、球面に近い外形構造としても良い。球状に近い外形構造にすれば、発光した光をより多く外に取り出せる可能性がある。製造工程数の増加に見合う輝度の向上が得られる場合、外形構造を球状として差し支えない。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々、変形して実施することができる。
例えば、内部電極と外部電極とを電気的に接続するための導電性材料として、熱硬化性樹脂を用いたが、貫通孔内壁に孔全長に亘って無電解メッキ法等でAg、Au、Cu、Ni等をメッキした金属層であっても良い。また、プラズマCVD法等で、不純物をドープしたポリシリコンを貫通孔内に充填して内部電極と外部電極とを電気的に接続するようにしても良い。また、このポリシリコンによる場合は、第1及び第2の内部電極を必ずしも必要とせず、p型及びn型コンタクト層に、直接、ポリシリコンを接触するようにしても良い。
また、各実施例では、n型GaAs基板の上に、n型のエピタキシャル成長層、活性層、次にp型のエピタキシャル成長層を成長させたが、逆に、p型GaAs基板の上に、p型のエピタキシャル成長層、活性層、次にn型のエピタキシャル成長層を成長させても差し支えない。
第1あるいは第2の内部電極をAuZn/AuあるいはAuGe/Auで薄く形成する例を示したが、その他のオーミック電極材料を使用してもよい。また、可視光に対して透明度の高いITO(Indium-Tin Oxide)を使用することも可能である。
1、2、3 半導体発光素子
11 n型GaAs基板
16 バッファ層
17 エッチング停止層
20 発光ダイオード層
21 n型コンタクト層
22 n型クラッド層
23 活性層
27 p型クラッド層
28 p型コンタクト層
31、36 第1の内部電極
32 第2の内部電極
41、61、81 第1の絶縁性透明材
43、63 第1の絶縁性接合材
44、64 第1の貫通孔
45、65 第1の外部電極
47、67 第1の導電性材料
51、91 第2の絶縁性透明材
53 第2の絶縁性接合材
54 第2の貫通孔
55、95 第2の外部電極
57 第2の導電性材料
11 n型GaAs基板
16 バッファ層
17 エッチング停止層
20 発光ダイオード層
21 n型コンタクト層
22 n型クラッド層
23 活性層
27 p型クラッド層
28 p型コンタクト層
31、36 第1の内部電極
32 第2の内部電極
41、61、81 第1の絶縁性透明材
43、63 第1の絶縁性接合材
44、64 第1の貫通孔
45、65 第1の外部電極
47、67 第1の導電性材料
51、91 第2の絶縁性透明材
53 第2の絶縁性接合材
54 第2の貫通孔
55、95 第2の外部電極
57 第2の導電性材料
Claims (5)
- 特定の波長を発光する発光ダイオード層と、
前記発光ダイオード層の一面に設けられ、前記発光ダイオード層の一面に達する第1の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第1の絶縁性透明材と、
前記第1の絶縁性透明材の前記発光ダイオード層と反対側面に設けられた第1の外部電極と、
前記第1の貫通孔内に設けられ、前記第1の外部電極と前記発光ダイオード層とを電気的に接続する第1の導電性材料と、
前記発光ダイオード層の他面に設けられ、前記発光ダイオード層の他面に達する第2の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第2の絶縁性透明材と、
前記第2の絶縁性透明材の前記発光ダイオード層と反対側面に設けられた第2の外部電極と、
前記第2の貫通孔内に設けられ、前記第2の外部電極と前記発光ダイオード層とを電気的に接続する第2の導電性材料と
を具備することを特徴とする半導体発光素子。 - 特定の波長を発光する活性層、前記活性層の一面に設けられた第1のクラッド層、前記第1のクラッド層表面に設けられた第1のコンタクト層、前記活性層の一面と相対向する他面に設けられた第2のクラッド層及び前記第2のクラッド層表面に設けられた第2のコンタクト層を含む発光ダイオード層と、
前記第1のコンタクト層表面に設けられた第1の内部電極と、
前記第1の内部電極を含む前記第1のコンタクト層表面に設けられ、前記第1の内部電極に達する第1の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第1の絶縁性透明材と、
前記第1の絶縁性透明材の前記第1のコンタクト層と反対側面に設けられた第1の外部電極と、
前記第1の貫通孔内に設けられ、前記第1の外部電極と前記第1の内部電極とを電気的に接続する第1の導電性材料と、
前記第2のコンタクト層表面に設けられた第2の内部電極と、
前記第2の内部電極を含む前記第2のコンタクト層表面に設けられ、前記第2の内部電極に達する第2の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第2の絶縁性透明材と、
前記第2の絶縁性透明材の前記第2のコンタクト層と反対側面に設けられた第2の外部電極と、
前記第2の貫通孔内に設けられ、前記第2の外部電極と前記第2の内部電極とを電気的に接続する第2の導電性材料と
を具備することを特徴とする半導体発光素子。 - 前記第1及び第2の絶縁性透明材は、鉛ガラスであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
- 前記第1及び第2の導電性材料は、導電性樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 活性層の一面に第1のクラッド層及び第1のコンタクト層を順次積層形成し、且つ前記活性層の一面と反対側の他面に第2のクラッド層及び第2のコンタクト層を順次積層形成して特定の波長を発光する発光ダイオード層を形成する工程と、
前記第1のコンタクト層表面に第1の内部電極を形成する工程と、
第1の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第1の絶縁性透明材を前記第1のコンタクト層表面に第1の絶縁性接合材を介して配置し、前記第1の貫通孔と前記第1の内部電極とを位置合せした後、加熱処理を行い、前記第1のコンタクト層表面に前記第1の絶縁性透明材を固着する工程と、
前記第2のコンタクト層表面に第2の内部電極を形成する工程と、
第2の貫通孔を有し、且つ前記波長の発光に対して透光性を有する第2の絶縁性透明材を前記第2のコンタクト層表面に第2の絶縁性接合材を介して配置し、前記第2の貫通孔と前記第2の内部電極とを位置合せした後、加熱処理を行い、前記第2のコンタクト層表面に前記第2の絶縁性透明材を固着する工程と、
前記第1及び第2の貫通孔内に全長に亘って第1及び第2の導電性材料をそれぞれ設け、前記第1及び第2の導電性材料の一端を前記第1及び第2の内部電極にそれぞれ電気的に接続する工程と、
前記第1及び第2の絶縁性透明材の前記第1及び第2のコンタクト層と反対側表面に第1及び第2の外部電極をそれぞれ設け、前記第1及び第2の導電性材料の他端に前記第1及び第2の外部電極をそれぞれ電気的に接続する工程と
を具備することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004232215A JP2006049765A (ja) | 2004-08-09 | 2004-08-09 | 半導体発光素子及びその製造方法 |
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CN102163669A (zh) * | 2010-02-18 | 2011-08-24 | Lg伊诺特有限公司 | 发光器件及其制造方法、发光器件封装以及照明系统 |
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2004
- 2004-08-09 JP JP2004232215A patent/JP2006049765A/ja active Pending
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