JP2006048882A - 情報記録媒体、記録方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体、記録方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことを可能とする。
【解決手段】コンテンツが記録された読取専用のROM領域に、RAM領域が記録内容の書き換え可能な領域であるか否かを識別するためのRAM領域識別情報105を記録する。この場合に、RAM領域が記録内容の書き換え可能な領域であることを直ちに判別することができるため、コンテンツがバージョンアップされ、そのバージョンアップに関する情報をRAM領域に記録する際に、最新バージョンのコンテンツを導入するのに不要な古い情報を消去(削除)することができ、RAM領域を有効に利用することが可能となる。そこで、コンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、最新バージョンのコンテンツを新規に導入するのに必要な情報を1枚の情報記録媒体に格納することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報記録媒体、記録方法、プログラム及び記録媒体に係り、さらに詳しくは、コンテンツが記録された情報記録媒体、情報記録媒体に情報を記録する記録方法、情報処理装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)は、その機能向上及び低価格化に伴い、企業だけでなく一般家庭でも広く用いられるようになった。そして、記録容量の大きな情報記録媒体としてCD(compact disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクを情報記録の対象媒体とする光ディスク装置がパソコンの周辺機器の一つとして普及するようになった。なお、情報記録媒体にアクセスするための装置は、総称して「ドライブ装置」とも呼ばれている。
CD−R(CD−recordable)及びCD−RW(CD−rewritable)の規格書である、いわゆるオレンジブック(Orange Book)によると、1枚のディスクに読取専用の領域(以下「ROM領域」ともいう)と記録可能な領域(以下「RAM領域」ともいう)とが混在することが認められている。このような光ディスクは、ハイブリッドディスクとも呼ばれている。
そこで、プログラムやデータなどの情報(以下「コンテンツ」ともいう)をハイブリッドディスクのROM領域に書き込んだ状態で配布あるいは販売することが提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
ところで、コンテンツは、バグの修正や新しい機能の追加などのために、高い頻度でバージョンアップが繰り返されている。バージョンアップの方法としては、インターネットの普及に伴い、コンテンツ提供者のホームページからバージョンアップ用コンテンツ等をダウンロードすることが一般的になっている。すなわち、コンテンツ提供者は自分のホームページにバージョンアップ用のコンテンツ等を公開し、利用者は必要に応じてコンテンツ提供者のホームページにインターネット接続し、バージョンアップ用のコンテンツ等をダウンロードすることで迅速に、安価に、そして容易にコンテンツのバージョンアップができるようになった。しかし、この方法では、パソコンのハードディスクに導入されているコンテンツがバージョンアップの対象となっているため、ハードディスクやパソコンを買い替えた場合や、コンテンツを新規に導入する必要が生じた場合には、利用者はハイブリッドディスクから「古い」バージョンのコンテンツを導入し、その後、更にインターネット接続してバージョンアップ用のコンテンツをダウンロードして最新のバージョンしなければならず、利用者にとっては時間と手間がかかっていた。
そこで、ROM領域に記録されているコンテンツを容易に更新できる情報記録再生装置が考案された(例えば、特許文献4参照)。しかしながら、特許文献4に開示されている情報記録再生装置では、外部から取り込んだコンテンツが最新のコンテンツであると判断すると、外部から取り込んだコンテンツをRAM領域に追記しているため、バージョンアップの回数が多くなると、RAM領域が足りなくなるという不都合があった。
特開平7−319709号公報 特開2000−148504号公報 特開2001−273182号公報 特開2000−285608号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことを可能とする情報記録媒体を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、情報記録媒体に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことを可能とする記録方法を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、情報処理装置にて実行され、情報記録媒体に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことを可能とするプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、コンテンツが記録された読取専用の第1領域と情報記録が可能な第2領域とを有する情報記録媒体において、前記第2領域に関する第2領域識別情報が前記第1領域に記録されていることを特徴とする情報記録媒体である。
これによれば、コンテンツが記録された読取専用の第1領域に、第2領域に関する第2領域識別情報が記録されている。この場合に、第2領域が記録内容の書き換え可能な領域であれば、そのことを直ちに判別することができるため、第1領域に記録されているコンテンツがバージョンアップされ、そのバージョンアップに関する情報を第2領域に記録する際に、最新バージョンのコンテンツを導入するのに不要な古い情報を消去(削除)することができ、第2領域を有効に利用することが可能となる。そこで、第1領域に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、最新バージョンのコンテンツを新規に導入するのに必要な情報を1枚の情報記録媒体に格納することが可能となる。従って、記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことができる。
この場合において、請求項2に記載の情報記録媒体の如く、前記第2領域識別情報は、前記第2領域が記録内容の書き換え可能な領域であるか否かを識別するための情報であることとすることができる。
上記請求項1及び2に記載の各情報記録媒体において、請求項3に記載の情報記録媒体の如く、前記第1領域に、前記コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が更に記録されていることとすることができる。
上記請求項1〜3に記載の各情報記録媒体において、請求項4に記載の情報記録媒体の如く、前記第1領域に、ハイブリッド型であることを示す記録媒体識別情報が更に記録されていることとすることができる。
上記請求項1〜4に記載の各情報記録媒体において、請求項5に記載の情報記録媒体の如く、前記第1領域に、前記コンテンツを情報処理装置に導入するためのプログラムが更に記録されていることとすることができる。
請求項6に記載の発明は、コンテンツが記録された読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有する情報記録媒体に情報を記録する記録方法であって、前記第2領域内に、前記コンテンツのバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域を確保する工程を含む記録方法である。
これによれば、コンテンツが記録された読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有する情報記録媒体において、コンテンツのバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域が第2領域内に確保される。この場合に、第1領域に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、最新バージョンのコンテンツを新規に導入するのに必要な情報を1枚の情報記録媒体に格納することが可能となる。従って、情報記録媒体の読取専用の領域に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことができる。
この場合において、請求項7に記載の記録方法の如く、前記第2領域が初期状態のときに、前記領域を確保する工程に先立って、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得する工程を更に含むこととすることができる。
この場合において、請求項8に記載の記録方法の如く、前記第2領域情報を取得する工程で取得された前記第2領域情報を保存する工程を更に含むこととすることができる。
この場合において、請求項9に記載の記録方法の如く、前記第2領域情報を保存する工程では、前記第2領域情報を前記第2領域に記録することとすることができる。
上記請求項8に記載の記録方法において、請求項10に記載の記録方法の如く、前記第2領域情報を保存する工程では、前記第2領域情報を前記情報記録媒体と異なる記録媒体に記録することとすることができる。
この場合において、請求項11に記載の記録方法の如く、前記第2領域情報を保存する工程では、前記コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報に対応付けて前記第2領域情報を記録することとすることができる。
上記請求項6〜11に記載の各記録方法において、請求項12に記載の記録方法の如く、前記領域を確保する工程で確保された領域に、前記バージョンアップ情報を記録する工程を更に含むこととすることができる。
この場合において、請求項13に記載の記録方法の如く、前記確保された領域に前記バージョンアップ情報が記録されると、前記第2領域に前記第2領域が前記バージョンアップ情報の記録に使用されたことを示す第2領域使用情報を記録する工程を更に含むこととすることができる。
この場合において、請求項14に記載の記録方法の如く、前記第2領域使用情報を記録する工程では、前記第2領域使用情報を前記バージョンアップの履歴情報に付加することとすることができる。
上記請求項13に記載の記録方法において、請求項15に記載の記録方法の如く、前記第2領域使用情報を記録する工程では、予め設定されているファイルを前記第2領域使用情報として記録することとすることができる。
上記請求項6〜15に記載の各記録方法において、請求項16に記載の記録方法の如く、前記領域を確保する工程では、前記第2領域に記録されている古い情報を削除して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保することとすることができる。
上記請求項6〜15に記載の各記録方法において、請求項17に記載の記録方法の如く、前記領域を確保する工程では、前記第2領域を初期化して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保することとすることができる。
この場合において、請求項18に記載の記録方法の如く、前記第2領域が初期化されると、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得し、該第2領域情報を前記第2領域に記録する工程を更に含むこととすることができる。
上記請求項17に記載の記録方法において、請求項19に記載の記録方法の如く、前記領域を確保する工程に先立って、前記第2領域に記録されている前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を保存する工程と;前記第2領域の初期化後に、前記保存する工程で保存された前記第2領域情報を前記第2領域に記録する工程と;を更に含むこととすることができる。
上記請求項18及び19に記載の各記録方法において、請求項20に記載の記録方法の如く、前記第2領域における記録開始位置は、前記第2領域情報が記録される領域に続く位置であることとすることができる。
請求項21に記載の発明は、コンテンツが記録された読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有する情報記録媒体へのアクセスが可能な情報処理装置に用いられるプログラムであって、前記第2領域内に、前記コンテンツのバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域を確保する手順を、前記情報処理装置に実行させるプログラムである。
これによれば、本発明のプログラムが所定のメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報処理装置は、第2領域内に、コンテンツのバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域を確保する。すなわち、本発明のプログラムによれば、情報処理装置に請求項6に記載の発明に係る記録方法を実行させることができ、従って、記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことができる。
この場合において、請求項22に記載のプログラムの如く、前記第2領域が初期状態のときに、前記領域を確保する工程に先立って、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項23に記載のプログラムの如く、前記第2領域情報を取得する手順で取得された前記第2領域情報を保存する手順を、前記記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項24に記載のプログラムの如く、前記第2領域情報を保存する手順として、前記第2領域情報を前記第2領域に記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
上記請求項23に記載のプログラムにおいて、請求項25に記載のプログラムの如く、前記第2領域情報を保存する手順として、前記第2領域情報を前記情報記録媒体と異なる記録媒体に記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項26に記載のプログラムの如く、前記第2領域情報を保存する手順として、前記第2領域情報を前記コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報に対応付けて、前記情報記録媒体と異なる記録媒体に記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
上記請求項21〜26に記載の各プログラムにおいて、請求項27に記載のプログラムの如く、前記領域を確保する手順で確保された領域に、前記バージョンアップ情報を記録する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項28に記載のプログラムの如く、前記確保された領域に前記バージョンアップ情報が記録されると、前記第2領域に前記第2領域が前記バージョンアップ情報の記録に使用されたことを示す第2領域使用情報を記録する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項29に記載のプログラムの如く、前記第2領域使用情報を記録する手順として、前記第2領域使用情報を前記バージョンアップ履歴情報に付加する手順を、前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
上記請求項28に記載のプログラムにおいて、請求項30に記載のプログラムの如く、前記第2領域使用情報を記録する手順として、予め設定されているファイル名のファイルを前記第2領域使用情報として記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
上記請求項21〜30に記載の各プログラムにおいて、請求項31に記載のプログラムの如く、前記領域を確保する手順として、前記第2領域に記録されている古い情報を削除して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保する手順を前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
上記請求項21〜30に記載の各プログラムにおいて、請求項32に記載のプログラムの如く、前記領域を確保する手順として、前記第2領域を初期化して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保する手順を前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項33に記載のプログラムの如く、前記第2領域が初期化されると、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得し、該第2領域情報を前記第2領域に記録する手順を前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
上記請求項32に記載のプログラムにおいて、請求項34に記載のプログラムの如く、前記領域を確保する手順に先立って、前記第2領域に記録されている前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を保存する手順と;前記第2領域の初期化後に、前記保存する手順で保存された前記第2領域情報を前記第2領域に記録する手順と;を前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
上記請求項33及び34に記載の各プログラムにおいて、請求項35に記載のプログラムの如く、前記第2領域における記録開始位置は、前記第2領域情報が記録される領域に続く位置であることとすることができる。
請求項36に記載の発明は、請求項21〜35のいずれか一項に記載のプログラムが記録された領域を含む記録領域を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによれば、請求項21〜35のいずれか一項に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、情報記録媒体に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うことが可能となる。
この場合において、請求項37に記載の記録媒体の如く、前記記録領域は、読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有し、前記プログラムが前記第1領域に記録されていることとすることができる。
この場合において、請求項38に記載の記録媒体の如く、前記第2領域が記録内容の書き換え可能な領域であることを識別するための第2領域識別情報が前記第1領域に更に記録されていることとすることができる。
この場合において、請求項39に記載の記録媒体の如く、前記第1領域にハイブリッド型であることを示す記録媒体識別情報が更に記録されていることとすることができる。
上記請求項38及び39に記載の各記録媒体において、請求項40に記載の記録媒体の如く、前記第1領域に、コンテンツ及び該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が更に記録されていることとすることができる。
この場合において、請求項41に記載の記録媒体の如く、前記第1領域に、前記コンテンツを前記コンピュータに導入するためのプログラムが更に記録されていることとすることができる。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図23に基づいて説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る情報記録媒体及び記録媒体としての光ディスク15にアクセス可能な情報処理装置としてのパソコン10の概略構成が示されている。
この図1に示されるパソコン10は、主制御装置92、光ディスク装置20、ハードディスク装置(HDD)94、入力装置95、表示装置96、ドライブインターフェース97及び通信インターフェース98などを備えている。
前記主制御装置92は、CPU92a、フラッシュROM92b、及びRAM92cなどから構成されている。
フラッシュROM92bには、CPU92aにて解読可能なコードで記述された、ブートプログラム、及びBIOS(Basic Input/Output System)などが格納されている。ブートプログラムは、パソコン10に電源が投入されると、最初に実行されるプログラムである。BIOSは、パソコン10に接続されるデバイス(周辺機器)を制御するプログラム群であり、オペレーティングシステム(以下「OS」ともいう)及びアプリケーションプログラムと各種デバイスとの間のインターフェースの役割を有している。また、BIOSには、パソコン10の立ち上げ時に各種設定を行うプログラムも含まれている。
RAM92cには、CPU92aにて解読可能なコードで記述されたプログラムがロードされる。
CPU92aは、フラッシュROM92b及びRAM92cに格納されているプログラムに従ってパソコン10の全体を制御する。
前記HDD94は、ハードディスク94bと、該ハードディスク94bを駆動するための駆動装置94aなどから構成されている。ハードディスク94bには、CPU92aにて解読可能なコードで記述されたOSを含む各種プログラムなどが格納されている。パソコン10に電源が投入されると、ブートプログラムによってOSの一部はRAM92cにロードされ、RAM92cに常駐する。また、ハードディスク94bに格納されているプログラムは、必要に応じてRAM92cにロードされ、CPU92aにて実行される。
前記表示装置96は、例えばCRT、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)などを用いた表示部(図示省略)を備え、CPU92aから指示された各種情報を表示する。
前記入力装置95は、例えばキーボード、マウス、タブレット、ライトペン及びタッチパネルなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備え、ユーザから入力された各種情報をCPU92aに通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置96と入力装置95とが一体化されたものとして、例えばタッチパネル付きLCDなどがある。
前記ドライブインターフェース97は、光ディスク装置20との双方向のインターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記通信インターフェース98は、インターネット接続を行うためのインターフェースである。
前記光ディスク装置20は、CPU92aの指示に基づいて、セットされている光ディスク(ここでは、光ディスク15)に対して情報の記録及び再生を行なう。
次に、前記光ディスク15について説明する。この光ディスク15は、一例として図2に示されるように、第1領域としての読取専用の領域(「ROM領域」)と、第2領域としての記録内容の書き換えが可能な領域(「RAM領域」)とを有するハイブリッドディスクである。なお、図2では、ディスクの内周側にROM領域が設けられ、外周側にRAM領域が設けられているが、これに限定されるものではない。
《ROM領域》
前記ROM領域には、一例として図3に示されるように、コンテンツ101、該コンテンツ101を導入するための導入プログラム102、コンテンツ識別情報103、記録媒体識別情報104、第2領域識別情報としてのRAM領域識別情報105、バージョンアッププログラム106、コンテンツ記録プログラム107、及びコンテンツ履歴情報108などが記録されている。ここでは、前記コンテンツ101及び導入プログラム102はコンテンツ記録フォルダ110に格納されている。
前記コンテンツ識別情報103は、前記コンテンツ101を識別するための情報である。例えば、コンテンツ101がプログラムAであれば「SA」、プログラムBであれば「SB」、データコンテンツAであれば「DA」などとしても良い。あるいは、コンテンツ101が第1のコンテンツであれば「C001」、第2のコンテンツであれば「C002」、第3のコンテンツであれば「C003」、・・・、とすることも可能である。要するに、異なるコンテンツで重複しない情報であれば良い。
前記記録媒体識別情報104は、情報記録媒体を識別するのに用いられる情報であり、ここでは、一例として情報記録媒体がハイブリッド型であれば「0」が記録されるものとする。従って、ここでは、記録媒体識別情報104として「0」が記録されている。
前記RAM領域識別情報105は、RAM領域が書き換え可能な領域であるか否かを識別するための情報である。一例として、書き換え可能な領域であれば「1」、書き換え可能な領域でなければ「0」が記録されるものとする。従って、ここでは、RAM領域識別情報105として「1」が記録されている。
前記バージョンアッププログラム106は、コンテンツ101の最新バージョンを導入する際に用いられるプログラムである。このバージョンアッププログラム106についての詳細は後述する。
前記コンテンツ記録プログラム107は、コンテンツ101のバージョンアップ情報を光ディスク15、若しくは所定の他の情報記録媒体(以下「拡張記録媒体」ともいう)に記録するためのプログラムである。なお、拡張記録媒体が複数(第1の拡張記録媒体、第2の拡張記録媒体、・・・・・・)あっても良い。このコンテンツ記録プログラム107についての詳細は後述する。
なお、バージョンアッププログラム106、コンテンツ記録プログラム107及び導入プログラム102は、いずれもCPU92aにて解読可能なコードで記述されている。
前記コンテンツ履歴情報108は、一例として図4に示されるように、バージョン情報113、記録媒体識別情報114、及びコンテンツ記録フォルダ名115からなるバージョンテーブル112と、バージョンテーブル数111とから構成されている。
バージョン情報113は、前記コンテンツ101のバージョン番号である。なお、ここでは、一例として、コンテンツ101のバージョン番号は「1」であるものとする。
記録媒体識別情報114は、バージョン情報113で示されるバージョン番号のコンテンツ(ここでは、コンテンツ101)がどの情報記録媒体に記録されているかを識別するのに用いられる情報である。ここでは、一例として、光ディスク15に記録されていれば「0」、第1の拡張記録媒体に記録されていれば「1」、第2の拡張記録媒体に記録されていれば「2」、第3の拡張記録媒体に記録されていれば「3」、・・・・、が記録されるものとする。コンテンツ101は光ディスク15に記録されているので、記録媒体識別情報114として「0」が記録されている。
コンテンツ記録フォルダ名115には、バージョン情報113で示されるバージョン番号のコンテンツが格納されているコンテンツ記録フォルダ(ここでは、コンテンツ記録フォルダ110)のフォルダ名が記録されている。
本第1の実施形態では、バージョンテーブル数111に、RAM領域が未使用であるか否かを判別するための情報を含ませている。そこで、バージョンテーブル数111には、初期値としてRAM領域が未使用であることを示す情報(一例として「−1」)が記録されている。
《RAM領域》
ROM領域に記録されているコンテンツ101にバージョンアップがあると、そのバージョンアップ情報がRAM領域に記録される。通常、バージョンアップには、差分型バージョンアップと完結型バージョンアップとがある。差分型バージョンアップでは、バージョンアップによって変更あるいは追加された部分(以下「差分型コンテンツ」ともいう)がダウンロードされる。この差分型コンテンツは、それだけでは、コンテンツとして情報処理装置で処理を行うことができないものであり、主に、プログラム等で用いられるデータ(画像データ、音声データ、数値データ等)や、高度にモジュール化されたプログラムの追加モジュールあるいは修正モジュール等が該当する。一方、完結型バージョンアップでは、バージョンアップ後のコンテンツ全体(以下「完結型コンテンツ」ともいう)がダウンロードされる。また、差分型コンテンツ及び完結型コンテンツとともに、それらを導入するための導入プログラムも同時にダウンロードされる。
1.差分型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図5に示されるように、バージョンアップ毎にバージョンアップ情報がRAM領域に記録される。なお、図5には、n(>3)回のバージョンアップが行われたときのRAM領域が示されており、n個のバージョンアップ情報(1回目のバージョンアップ情報121、2回目のバージョンアップ情報122、・・・・、n回目のバージョンアップ情報123)が記録されている。
各バージョンアップ情報は、それぞれ、差分型コンテンツと、該差分型コンテンツの導入コンテンツと、バージョンアップの履歴情報としてのコンテンツ履歴情報とから構成されている。なお、差分型コンテンツ及びその導入プログラムはコンテンツ記録フォルダに格納されている。また、各導入プログラムは、いずれもCPU92aにて解読可能なコードで記述されている。
図6(A)に示されるように、1回目のバージョンアップ情報121のコンテンツ記録フォルダ132には、1回目のバージョンアップの差分型コンテンツ132aと、その導入コンテンツ132bとが格納されている。
図6(B)に示されるように、2回目のバージョンアップ情報122のコンテンツ記録フォルダ134には、2回目のバージョンアップの差分型コンテンツ134aと、その導入コンテンツ134bとが格納されている。
図6(C)に示されるように、n回目のバージョンアップ情報123のコンテンツ記録フォルダ136には、n回目のバージョンアップの差分型コンテンツ136aと、その導入コンテンツ136bとが格納されている。
また、各コンテンツ履歴情報は、それぞれ、バージョン情報と、記録媒体識別情報と、コンテンツ記録フォルダ名とからなるバージョンテーブルと、バージョンテーブル数とから構成されている。
1回目のバージョンアップ情報121におけるコンテンツ履歴情報131は、図7(A)に示されるように、2個のバージョンテーブル(131b、131c)を有しており、バージョンテーブル数131aには「2」が記録されている。1番目のバージョンテーブル131bには、前記ROM領域に記録されているバージョンテーブル112と同じ内容が記録されている。2番目のバージョンテーブル131cには、1回目のバージョンアップにおけるバージョン情報141a、記録媒体識別情報141b、及びコンテンツ記録フォルダ名141cが記録されている。例えば、1回目のバージョンアップによって、コンテンツ101のバージョン番号が2になると、バージョンテーブル131cにおけるバージョン情報141aには「2」が記録されることとなる。記録媒体識別情報141bには「0」が記録されている。また、コンテンツ記録フォルダ名141cには、コンテンツ記録フォルダ132のフォルダ名が記録されている。なお、コンテンツ記録フォルダのフォルダ名は、コンテンツ記録プログラム107によって設定される。
2回目のバージョンアップ情報122におけるコンテンツ履歴情報133は、図7(B)に示されるように、3個のバージョンテーブル(133b、133c、133d)を有しており、バージョンテーブル数133aには「3」が記録されている。1番目のバージョンテーブル133bには、前記ROM領域に記録されているバージョンテーブル112と同じ内容が記録されており、2番目のバージョンテーブル133cには、前記バージョンテーブル131cと同じ内容が記録されている。3番目のバージョンテーブル133dには、2回目のバージョンアップにおけるバージョン情報142a、記録媒体識別情報142b、及びコンテンツ記録フォルダ名142cが記録されている。例えば、2回目のバージョンアップによって、コンテンツ101のバージョン番号が3になると、バージョン情報142aには「3」が記録されることとなる。記録媒体識別情報142bには「0」が記録されている。コンテンツ記録フォルダ名142cには、コンテンツ記録フォルダ134のフォルダ名が記録されている。
n回目のバージョンアップ情報123におけるコンテンツ履歴情報135は、図7(C)に示されるように、n+1個のバージョンテーブルを有しており、バージョンテーブル数135aには「n+1」が記録されている。1番目のバージョンテーブル135bには、前記ROM領域に記録されているバージョンテーブル112と同じ内容が記録されており、2番目のバージョンテーブル135cには、前記バージョンテーブル131cと同じ内容が記録されている。そして、n+1番目のバージョンテーブル135dには、n回目のバージョンアップにおけるバージョン情報143a、記録媒体識別情報143b、及びコンテンツ記録フォルダ名143cが記録されている。例えば、n回目のバージョンアップによって、コンテンツのバージョン番号がn+1になると、バージョン情報143aには「n+1」が記録されることとなる。記録媒体識別情報143bには「0」が記録されている。コンテンツ記録フォルダ名143cには、コンテンツ記録フォルダ136のフォルダ名が記録されている。
すなわち、コンテンツ履歴情報には、それ以前のバージョンテーブルが全て含まれている。このように、バージョンアップが行われると物理的には複数のコンテンツ履歴情報が記録されることになるが、論理的には最新のコンテンツ履歴情報のみが記録されている。図5の場合には、論理的にはn回目のバージョンアップ情報123におけるコンテンツ履歴情報135のみが存在することとなる。また、拡張記録媒体においても、物理的には複数のコンテンツ履歴情報が記録されていても、論理的には最新のコンテンツ履歴情報のみが記録されている。従って、光ディスク15及び拡張記録媒体に対してコンテンツ履歴情報の取得要求がなされると、いずれも最新のコンテンツ履歴情報が取得される。
ところで、RAM領域にバージョンアップ情報を記録するための空き領域がなくなると、他の情報記録媒体(すなわち前記拡張記録媒体)にバージョンアップ情報を記録することとなるが、光ディスク15のRAM領域には、新しいバージョンアップ情報が拡張記録媒体に記録されていることを示すために、一例として図8に示されるように、領域拡張情報124が記録される。この領域拡張情報124としては、コンテンツ識別情報や記録媒体識別情報など他の情報と区別することができる情報であれば良い。例えば、「EOD」(End Of Disc)、や「FF」であっても良い。
2.完結型バージョンアップの場合
この場合には、一例として、図9に示されるように、1個のコンテンツ履歴情報151と1個のコンテンツ記録フォルダ152とがRAM領域に記録されている。そして、一例として図10に示されるように、コンテンツ履歴情報151は、バージョンテーブル数151aとバージョンテーブル151bとから構成され、コンテンツ記録フォルダ152は、バージョンアップ後の完結型コンテンツ152aとその導入プログラム152bとから構成されている。バージョンテーブル数151aには「1」が記録されている。また、バージョンテーブル151bは、バージョン情報(161aとする)と、記録媒体識別情報(161bとする)と、コンテンツ記録フォルダ名(161cとする)とから構成されている。記録媒体識別情報161bには「0」が記録されている。また、コンテンツ記録フォルダ名161cにはコンテンツ記録フォルダ152のフォルダ名が記録されている。
例えば、1回目のバージョンアップによって、コンテンツ101のバージョン番号が2になると、図11(A)に示されるように、バージョン番号2の完結型コンテンツがバージョンアップ後の完結型コンテンツ152aに記録され、その導入プログラムが導入プログラム152bに記録される。また、バージョン情報161aは「2」となる。
続いて、2回目のバージョンアップによって、コンテンツ101のバージョン番号が3になると、図11(B)に示されるように、バージョン番号3の完結型コンテンツがバージョンアップ後の完結型コンテンツ152aに上書きされ、その導入プログラムが導入プログラム152bに上書きされる。また、バージョン情報161aは「3」に書き換えられる。
さらに、n回目のバージョンアップによって、コンテンツのバージョン番号がn+1になると、図11(C)に示されるように、バージョン番号n+1の完結型コンテンツがバージョンアップ後の完結型コンテンツ152aに上書きされ、その導入プログラムが導入プログラム152bに上書きされる。また、バージョン情報161aは「n+1」に書き換えられる。
すなわち、コンテンツ履歴情報151には、最新のバージョン情報が記録され、コンテンツ記録フォルダ152には、最新バージョンの完結型コンテンツとその導入プログラムが記録されている。
なお、差分型バージョンアップと完結型バージョンアップとが混在して行われても良い。例えば、差分型バージョンアップ後に完結型バージョンアップが行われた場合には、差分型バージョンアップによるバージョンアップ情報は消去され、完結型バージョンアップによるバージョンアップ情報のみがRAM領域に存在することとなる。一方、完結型バージョンアップ後に差分型バージョンアップが行われた場合には、完結型バージョンアップによるバージョンアップ情報と差分型バージョンアップによるバージョンアップ情報とがいずれもRAM領域に存在することとなる。
《拡張記録媒体》
ここで、前記拡張記録媒体について説明する。
図12に示されるように、拡張記録媒体には、コンテンツ識別情報171、記録媒体識別情報172、コンテンツ履歴情報及びコンテンツ記録フォルダが記録される。コンテンツ識別情報171は、該拡張記録媒体に記録されているコンテンツを識別するための情報であり、記録媒体識別情報172は、該拡張記録媒体を識別するための情報である。例えば、第1の拡張記録媒体であれば「1」が記録され、第2の拡張記録媒体であれば「2」が記録される。コンテンツ履歴情報及びコンテンツ記録フォルダは、前記RAM領域におけるコンテンツ履歴情報及びコンテンツ記録フォルダと同じ構成を有している。ところで、この拡張記録媒体において、新たなバージョンアップ情報を記録するための空き領域がなくなると、他の拡張記録媒体にバージョンアップ情報を記録することとなり、新しいバージョンアップ情報が他の拡張記録媒体に記録されていることを示すために、一例として図13に示されるように、領域拡張情報175が記録される。この領域拡張情報175に記録される内容は前記領域拡張情報124と同じである。
《バージョンアッププログラム》
次に、光ディスク15のROM領域に記録されている前記バージョンアッププログラム106について図14〜図18を用いて説明する。なお、ここでは、すでに光ディスク15が光ディスク装置20にセットされているものとする。
入力装置95を介してユーザからコンテンツ101の導入要求があると、光ディスク15のROM領域に記録されている前記バージョンアッププログラム106(以下「第1のバージョンアッププログラム106」という)がRAM92cにロードされるとともに、その開始アドレスがCPU92aのプログラムカウンタにセットされ、第1のバージョンアッププログラム106が起動する。ここでは、ユーザから導入要求されたコンテンツ101が対象コンテンツとなる。
この第1のバージョンアッププログラム106は、図14のフローチャートに示されるように、最新の対象コンテンツが記録されているディスク(以下「最新コンテンツ記録ディスク」ともいう)を検出し、最新のコンテンツ履歴情報を取得する処理(ステップ400)と、取得された最新のコンテンツ履歴情報に基づいて、対象コンテンツをパソコン10に導入する処理(ステップ500)とに、大きく分けることができる。
1.先ず、上記最新のコンテンツ履歴情報を取得する処理(前記ステップ400、以下「最新履歴情報取得処理」と略述する)について図15のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ401では、光ディスク装置20にセットされている光ディスク(以下、便宜上「セットディスク」という)からコンテンツ識別情報を取得する処理(以下「コンテンツ識別情報取得処理」と略述する)を行う。ここでの処理の詳細については後述する。
次のステップ403では、セットディスク(ここでは、光ディスク15)に領域拡張情報が記録されているか否かを判断する。領域拡張情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ405に移行する。これにより、最新の対象コンテンツが、光ディスク15に記録されていることがわかる。すなわち、光ディスク15が最新コンテンツ記録ディスクである。
このステップ405では、セットディスクからコンテンツ履歴情報を取得する。ここでは、対象コンテンツがバージョンアップされていなければ、光ディスク15のROM領域に記録されているコンテンツ履歴情報が取得される。一方、対象コンテンツがバージョンアップされていれば、光ディスク15のRAM領域に記録されている最新のコンテンツ履歴情報が取得される。
次のステップ411では、取得したコンテンツ履歴情報(最新のコンテンツ履歴情報)をRAM92cに保存する。そして、最新履歴情報取得処理(前記ステップ400)を終了する。
一方、上記ステップ403において、領域拡張情報が記録されていれば、ステップ403での判断は肯定され、ステップ407に移行する。これにより、最新の対象コンテンツが拡張記録媒体(拡張記録媒体が複数ある場合には、いずれかの拡張記録媒体)に記録されていることがわかる。すなわち、拡張記録媒体(拡張記録媒体が複数ある場合には、いずれかの拡張記録媒体)が最新コンテンツ記録ディスクである。
このステップ407では、最新の対象コンテンツが記録されている拡張記録媒体を検出する処理(以下「拡張記録媒体検出処理」と略述する)を行う。ここでの処理の詳細については後述する。
次のステップ409では、検出された拡張記録媒体からコンテンツ履歴情報を取得する。そして、前記ステップ411に移行する。
ここで、上記コンテンツ識別情報取得処理(前記ステップ401)の詳細について図16のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ421では、光ディスク装置20に光ディスクがセットされているか否かを判断する。ここでは、すでに光ディスク15がセットされているので、ここでの判断は肯定され、ステップ423に移行する。
このステップ423では、セットディスクにコンテンツ識別情報が記録されているか否かを判断する。ここでは、光ディスク15のROM領域にコンテンツ識別情報103が記録されているので、ここでの判断は肯定され、ステップ425に移行する。
このステップ425では、セットディスクに記録媒体識別情報が記録されているか否かを判断する。ここでは、光ディスク15のROM領域に記録媒体識別情報104が記録されているので、ここでの判断は肯定され、ステップ427に移行する。
このステップ427では、セットディスクから記録媒体識別情報を取得する。なお、ここで取得された記録媒体識別情報をDIDとする。
次のステップ429では、記録媒体識別情報DIDを参照し、セットディスクがハイブリッド型であるか否かを判断する。ここでは、記録媒体識別情報DIDが「0」であり、セットディスクがハイブリッド型であるため、ここでの判断は肯定され、ステップ431に移行する。
このステップ431では、セットディスクからコンテンツ識別情報を取得し、RAM92cに保存する。なお、ここで取得されたコンテンツ識別情報をCID_Hとする。そして、コンテンツ識別情報取得処理(前記ステップ401)を終了する。
なお、上記ステップ421において、光ディスク装置20に光ディスクがセットされていなければ、ステップ421での判断は否定され、ステップ433に移行する。このステップ433では、対象コンテンツが記録されているハイブリッドディスクのセットを要求するメッセージを表示部(図示省略)に表示する。そして、光ディスクがセットされるまで待機する。
また、上記ステップ423において、セットディスクにコンテンツ識別情報が記録されていなければ、ステップ423での判断は否定され、前記ステップ433に移行する。この場合には、一例として「コンテンツが記録されているディスクとして適切ではありません。別のディスクをセットしてください」というメッセージを表示部に表示する。
また、上記ステップ425において、セットディスクに記録媒体識別情報が記録されていなければ、ステップ425での判断は否定され、前記ステップ433に移行する。この場合には、一例として「コンテンツが記録されているディスクとして適切ではありません。別のディスクをセットしてください」というメッセージを表示部に表示する。
さらに、上記ステップ429において、セットディスクがハイブリッド型でなければ、ステップ429での判断は否定され、前記ステップ433に移行する。この場合には、一例として「導入したいコンテンツが記録されているハイブリッドディスクをセットしてください」というメッセージを表示部に表示する。
次に、上記拡張記録媒体検出処理(前記ステップ407)の詳細について図17のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ441では、拡張記録媒体のセットを要求するメッセージを表示部に表示する。ここでは、一例として「最新のコンテンツが記録されているディスクをセットしてください」というメッセージを表示部に表示する。
次のステップ443では、光ディスク装置20に新たな光ディスクがセットされているか否かを判断する。光ディスク装置20に新たな光ディスクがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ441に戻る。一方、新たな光ディスクがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ445に移行する。すなわち、新たな光ディスクがセットディスクとなる。
このステップ445では、セットディスクにコンテンツ識別情報が記録されているか否かを判断する。セットディスクにコンテンツ識別情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ441に戻る。一方、コンテンツ識別情報が記録されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ447に移行する。
このステップ447では、セットディスクに記録媒体識別情報が記録されているか否かを判断する。セットディスクに記録媒体識別情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ441に戻る。一方、記録媒体識別情報が記録されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ449に移行する。
このステップ449では、セットディスクに領域拡張情報が記録されているか否かを判断する。領域拡張情報が記録されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ441に戻る。一方、領域拡張情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ451に移行する。
このステップ451では、セットディスクからコンテンツ識別情報を取得する。なお、ここで取得されたコンテンツ識別情報をCIDとする。
次のステップ453では、CIDとCID_Hとが互いに等しいか否かを判断する。CIDとCID_Hとが互いに異なっていれば、ここでの判断は否定され、前記ステップ441に戻る。ここでは、ステップ441において、一例として「ハイブリッドディスクのコンテンツと一致しません。別のディスクをセットしてください」というメッセージを表示部に表示する。一方、CIDとCID_Hとが互いに等しければ、ここでの判断は肯定され、拡張記録媒体検出処理(前記ステップ407)を終了する。すなわち、現在、光ディスク装置20にセットされている拡張記録媒体に最新の対象コンテンツが記録されていることとなる。
2.次に、前記対象コンテンツをパソコン10に導入する処理(前記ステップ500、以下「コンテンツ導入処理」と略述する)について図18のフローチャートを用いて説明する。なお、コンテンツ履歴情報における1番目のバージョンテーブルをバージョンテーブル0、2番目のバージョンテーブルをバージョンテーブル1、・・・・・、n+1番目のバージョンテーブルをバージョンテーブルnとする。
最初のステップ501では、コンテンツ履歴情報のバージョンテーブルにアクセスするためのインデックス(Nとする)に0をセットし、初期化する。
次のステップ503では、取得した最新のコンテンツ履歴情報からバージョンテーブル数を取得する。なお、ここで取得されたバージョンテーブル数をCTCとする。
次のステップ505では、バージョンテーブル数CTCが「−1」であるか否かを判断する。CTCが「−1」であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ507に移行する。
このステップ507では、バージョンテーブル数CTCに「1」をセットする。
次のステップ509では、インデックスNの値がバージョンテーブル数CTCと等しいか否かを判断する。インデックスNの値がバージョンテーブル数CTCと等しくなければ、ここでの判断は否定され、ステップ511に移行する。
このステップ511では、最新のコンテンツ履歴情報におけるバージョンテーブルNの記録媒体識別情報を取得する。なお、ここで取得された記録媒体識別情報をDID_T(N)とする。
次のステップ513では、DID_T(N)が前記DIDと等しいか否かを判断する。DID_T(N)がDIDと等しければ、ここでの判断は肯定され、ステップ521に移行する。
このステップ521では、最新のコンテンツ履歴情報におけるバージョンテーブルNのコンテンツ記録フォルダ名を取得する。
次のステップ523では、取得されたコンテンツ記録フォルダ名のコンテンツ記録フォルダ(Fnとする)に記録されている導入プログラムをRAM92cにロードする。
次のステップ525では、ロードされた導入プログラムを起動し、コンテンツ記録フォルダFnに記録されているコンテンツを導入する。なお、導入プログラムは、コンテンツの導入が終了すると、終了通知を発行するようになっている。
次のステップ527では、導入プログラムからの終了通知の有無に基づいて、コンテンツの導入が終了したか否かを判断する。導入プログラムからの終了通知がなければ、ここでの判断は否定され、所定時間の経過後に再度コンテンツの導入が終了したか否かを判断する。導入プログラムからの終了通知があれば、ここでの判断は肯定され、ステップ529に移行する。
このステップ529では、インデックスNの値に1を加算し、新たなインデックスNとする。そして、前記ステップ509に戻る。
なお、上記ステップ513において、DID_T(N)がDIDと等しくなければ、ステップ513での判断は否定され、ステップ531に移行する。
このステップ531では、前記ステップ407での処理と同様な処理を行う。なお、ここでは、一例として、DIDの内容をAとすると「記録媒体識別情報がAのディスクをセットしてください」、あるいは、導入すべきバージョン番号をBとすると「バージョン番号Bを記録したディスクをセットしてください」というメッセージを表示部に表示する。そして、前記ステップ513に戻る。
なお、上記ステップ505において、バージョンテーブル数CTCが「−1」でなければ、ステップ505での判断は否定され、前記ステップ509に移行する。
また、上記ステップ509において、インデックスNがバージョンテーブル数CTCと等しければ、ステップ509での判断は肯定され、コンテンツ導入処理(前記ステップ500)を終了する。
《コンテンツ記録プログラム》
次に、光ディスク15のROM領域に記録されている前記コンテンツ記録プログラム107について図19〜図23を用いて説明する。なお、ここでは、すでに光ディスク15が光ディスク装置20にセットされているものとする。
入力装置95を介してユーザからコンテンツのバージョンアップ要求があると、光ディスク15のROM領域に記録されている前記コンテンツ記録プログラム107(以下「第1のコンテンツ記録プログラム107」という)がRAM92cにロードされるとともに、その開始アドレスがCPU92aのプログラムカウンタにセットされ、第1のコンテンツ記録プログラム107が起動する。ここでは、ユーザからバージョンアップ要求されたコンテンツ101が対象コンテンツとなる。
最初のステップ601では、前記ステップ400での処理と同様な処理を行い、対象コンテンツに関する最新のコンテンツ履歴情報を取得する。このとき、光ディスク装置20にセットされているディスクは最新コンテンツ記録ディスクである。
次のステップ603では、取得した最新のコンテンツ履歴情報からバージョンテーブル数CTCを取得する。
次のステップ605では、バージョンテーブル数CTCが「−1」であるか否かを判断する。バージョンテーブル数CTCが「−1」であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ607に移行する。この場合には、光ディスク15が最新コンテンツ記録ディスクである。
このステップ607では、バージョンテーブル数CTCに「1」をセットする。
次のステップ609では、RAM領域識別情報を取得する。
次のステップ611では、第2領域情報としてのRAM領域情報を取得する。このRAM領域情報には、RAM領域における記録開始位置、RAM領域における記録終了位置及びRAM領域の記録容量の少なくとも一方、などが含まれている。なお、ここでは、光ディスク装置20に問い合わせ用のコマンドを発行し、該コマンドに対する光ディスク装置20からの応答情報に基づいてRAM領域情報を取得する。
次のステップ613では、コンテンツ識別情報、RAM領域識別情報、及びRAM領域情報を含む情報をRAM領域情報ファイルとして、ハードディスク94bに保存する。ここでは、一例として図20(A)に示されるように、コンテンツ単位でRAM領域情報ファイルを記録している。このRAM領域情報ファイルにはコンテンツ識別情報に関連したファイル名が付けられている。なお、これに限らず、一例として図20(B)に示されるように、コンテンツ識別情報とRAM領域識別情報とRAM領域情報とをテーブル化した1つのRAM領域情報ファイルとしても良い。要するに、コンテンツ識別情報をキーとして検索し、コンテンツ識別情報に対応したRAM領域識別情報及びRAM領域情報が抽出できれば良い。
図19に戻り、次のステップ615では、最新のコンテンツ履歴情報からバージョン情報(「第1のバージョン情報」とする)を取得する。
次のステップ617では、対象コンテンツの最新バージョン情報が公開されているウェブサイトのインターネットアドレスに接続し、対象コンテンツの最新バージョン情報(「第2のバージョン情報」とする)を取得する。
次のステップ619では、第1のバージョン情報と第2のバージョン情報とを比較し、バージョンアップが発生しているか否かを判断する。第1のバージョン情報と第2のバージョン情報とが同じであれば、バージョンアップは発生していないので、ここでの判断は否定され、処理を終了する。一方、第1のバージョン情報が第2のバージョン情報よりも古いバージョン情報であれば、バージョンアップが発生しているので、ここでの判断は肯定され、ステップ621に移行する。
このステップ621では、対象コンテンツの最新のコンテンツ情報をダウンロードする。ここでは、バージョン情報、コンテンツ(差分型コンテンツ又は完結型コンテンツ)、導入プログラム及びコンテンツ形式情報などがダウンロードされる。コンテンツ形式情報には、ダウンロードされたコンテンツが差分型及び完結型のいずれであるかを示す情報が含まれている。
次のステップ700では、ダウンロードした対象コンテンツの最新のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を光ディスク(ここでは光ディスク15あるいは拡張記録媒体)に記録する処理(以下「バージョンアップ情報記録処理」と略述する)を行う。ここでの処理の詳細について図21を用いて説明する。
最初のステップ701では、コンテンツ履歴情報を更新する処理(以下「履歴情報更新処理」と略述する)を行う。なお、ここで更新されたコンテンツ履歴情報は、RAM92cに格納されている。ここでの処理の詳細については後述する。
次のステップ703では、空き容量が十分であるか否かを判断する。空き容量が十分であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ705に移行する。
このステップ705では、前記コンテンツ形式情報を参照し、ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであるか否かを判断する。ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであれば、ここでの判断は肯定され、ステップ707に移行する。
このステップ707では、ハードディスク94bに保存されているRAM領域情報ファイルからコンテンツ識別情報に対応したRAM領域識別情報を取得する。
次のステップ709では、RAM領域識別情報を参照し、RAM領域が書き換え可能であるか否かを判断する。書き換え可能であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ711に移行する。この場合には、ダウンロードしたバージョンアップ情報は、古いバージョンの対象コンテンツが記録されているハイブリッドディスク(ここでは、光ディスク15)のRAM領域に記録されることとなる。
このステップ711では、前記ステップ401での処理と同様な処理を行う。これにより、古いバージョンの対象コンテンツが記録されているハイブリッドディスク(ここでは、光ディスク15)が光ディスク装置20にセットされることとなる。
次のステップ713では、ハードディスク94bに保存されているRAM領域情報ファイルからコンテンツ識別情報に対応したRAM領域情報を取得する。
次のステップ715では、RAM領域情報に従って、RAM領域を初期化する。ここでは、RAM領域に記録されている情報を消去する。
次のステップ729では、RAM92cに格納されている更新されたコンテンツ履歴情報を、セットディスクに記録する。
次のステップ731では、コンテンツ記録フォルダにダウンロードした導入プログラムを記録する。
次のステップ733では、コンテンツ記録フォルダにダウンロードしたコンテンツを記録する。そして、バージョンアップ情報記録処理(前記ステップ700)を終了する。
なお、上記ステップ705において、ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツでなければ、ステップ705での判断は否定され、上記ステップ729に移行する。また、上記ステップ709において、RAM領域が書き換え可能でなければ、ステップ709での判断は否定され、上記ステップ729に移行する。
さらに、上記ステップ703において、空き容量が十分でなければ、ステップ703での判断は否定され、ステップ721に移行する。
このステップ721では、セットディスクに領域拡張情報を記録する。
次のステップ723では、光ディスク装置20への拡張記録媒体のセット要求及び確認処理(以下「拡張記録媒体セット処理」と略述する)を行う。ここでの処理の詳細については後述する。
次のステップ725では、セットディスク(ここでは拡張記録媒体)にコンテンツ識別情報(CID_H)を記録する。
次のステップ727では、記録媒体識別情報を更新し、セットディスクに記録する。ここでは、一例として、記録媒体識別情報(DID)の値を+1して、新たな記録媒体識別情報とする。そして、前記ステップ729に移行する。
ここで、上記履歴情報更新処理(前記ステップ701)の詳細について図22のフローチャートを用いて説明する。なお、更新前のコンテンツ履歴情報は、RAM92cに保存されている。
最初のステップ751では、前記コンテンツ形式情報を参照し、ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであるか否かを判断する。ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであれば、ここでの判断は肯定され、ステップ753に移行する。
このステップ753では、インデックスNに0をセットする。
次のステップ755では、ハードディスク94bに保存されているRAM領域情報ファイルからコンテンツ識別情報に対応したRAM領域情報を取得する。
次のステップ757では、取得したRAM領域情報を参照し、RAM領域の空き容量を取得する。
次のステップ765では、インデックスNの値に+1した値を、新たなコンテンツ履歴情報のバージョンテーブル数に設定する。
次のステップ767では、バージョンテーブルNを作成する。具体的には、RAM92cにバージョンテーブルNの領域を確保する。
次のステップ769では、ダウンロードしたバージョン情報をバージョンテーブルNに格納する。
次のステップ771では、記録媒体識別情報(DID)をバージョンテーブルNに格納する。
次のステップ773では、コンテンツ記録フォルダを作成する。
次のステップ775では、作成されたコンテンツ記録フォルダのフォルダ名をバージョンテーブルNに格納する。そして、履歴情報更新処理(ステップ701)を終了する。
なお、上記ステップ751において、ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツでなければ、ステップ751での判断は否定され、ステップ759に移行する。
このステップ759では、RAM92cに保存されているコンテンツ履歴情報におけるバージョンテーブル数をインデックスNにセットする。この場合には、RAM92cに保存されているコンテンツ履歴情報のバージョンテーブルに新たなバージョンテーブルが付加されることとなる。そして、これらのバージョンテーブルが更新されたコンテンツ履歴情報に含まれることとなる。
次のステップ761では、セットディスクの空き容量を取得する。そして、上記ステップ763に移行する。
次に、上記拡張記録媒体セット処理(前記ステップ723)の詳細について図23のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ781では、拡張記録媒体のセットを要求するメッセージを表示部に表示する。
次のステップ783では、光ディスク装置20に新たな光ディスクがセットされているか否かを判断する。光ディスク装置20に新たな光ディスクがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ781に戻る。一方、新たな光ディスクがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ785に移行する。すなわち、新たな光ディスクがセットディスクとなる。
このステップ785では、セットディスクにコンテンツ識別情報が記録されているか否かを判断する。セットディスクにコンテンツ識別情報が記録されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ781に戻る。一方、コンテンツ識別情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ787に移行する。
このステップ787では、セットディスクに記録媒体識別情報が記録されているか否かを判断する。セットディスクに記録媒体識別情報が記録されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ781に戻る。一方、記録媒体識別情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ789に移行する。
このステップ789では、セットディスクに領域拡張情報が記録されているか否かを判断する。領域拡張情報が記録されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ781に戻る。一方、領域拡張情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、拡張記録媒体セット処理(前記ステップ723)を終了する。
すなわち、
(1)ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであり、光ディスク15のRAM領域の容量が十分であれば、更新されたコンテンツ履歴情報は光ディスク15のRAM領域に記録される。このとき、RAM領域に更新前のコンテンツ履歴情報が記録されていれば、その更新前のコンテンツ履歴情報は消去される。
(2)ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであり、光ディスク15のRAM領域の容量が十分でなければ、更新されたコンテンツ履歴情報は拡張記録媒体に記録される。このとき、RAM領域には領域拡張情報が記録される。
(3)ダウンロードしたコンテンツが差分型コンテンツであり、光ディスク15のRAM領域の容量が十分であれば、更新されたコンテンツ履歴情報は光ディスク15のRAM領域に記録される。このとき、RAM領域に更新前のコンテンツ履歴情報が記録されていれば、その更新前のコンテンツ履歴情報に続いて更新されたコンテンツ履歴情報が記録される。
(4)ダウンロードしたコンテンツが差分型コンテンツであり、光ディスク15のRAM領域の容量が十分でなければ、更新されたコンテンツ履歴情報は拡張記録媒体(第1の拡張記録媒体)に記録される。このとき、RAM領域には領域拡張情報が記録される。
(5)ダウンロードしたコンテンツが差分型コンテンツであり、拡張記録媒体(第1の拡張記録媒体)の容量が十分でなければ、更新されたコンテンツ履歴情報は別の拡張記録媒体(第2の拡張記録媒体)に記録される。このとき、第1の拡張記録媒体には領域拡張情報が記録される。
以上の説明から明らかなように、本第1の実施形態では、光ディスク15のROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107によって、本発明に係るプログラムが構成されている。すなわち、図21のステップ715の処理に対応するプログラムによって領域を確保する手順が構成されている。また、図19のステップ611の処理に対応するプログラムによって、第2領域情報を取得する手順が構成されている。また、図19のステップ613の処理に対応するプログラムによって、第2領域情報を保存する手順が構成されている。さらに、図21のステップ729〜733の処理に対応するプログラムによって、バージョンアップ情報を記録する手順が構成されている。
また、ROM領域には、コンテンツ101を識別するためのコンテンツ識別情報、ハイブリッド型であることを示す記録媒体識別情報、及びコンテンツ101を導入するための導入プログラムが記録されている。
また、バージョンアップ情報は、コンテンツ101のコンテンツ履歴情報(バージョンアップの履歴情報)、完結型コンテンツ又は差分型コンテンツ(バージョンアップ用のコンテンツ情報)、及びコンテンツを導入するための導入プログラムから構成されている。
そして、前記ユーザからコンテンツのバージョンアップ要求があったときの処理によって本発明に係る記録方法が実施されている。すなわち、図21のステップ715の処理によって領域を確保する工程が実施されている。また、図19のステップ611の処理によって、第2領域情報を取得する工程が実施されている。また、図19のステップ613の処理によって、第2領域情報を保存する工程が実施されている。さらに、図21のステップ729〜733の処理によって、バージョンアップ情報を記録する工程が実施されている。
以上説明したように、本第1の実施形態に係る光ディスク15によると、コンテンツ101が記録された読取専用のROM領域(第1領域)と、記録内容の書き換えが可能なRAM領域(第2領域)を有し、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であることを示すRAM領域識別情報(第2領域識別情報)105がROM領域に記録されている。これにより、RAM領域が記録内容の書き換え可能な領域であることを直ちに判別することができるため、ROM領域に記録されているコンテンツ101がバージョンアップされ、そのバージョンアップに関する情報がRAM領域に記録される際に、最新バージョンのコンテンツを導入するのに不要な古い情報を消去(削除)することができ、RAM領域を有効に利用することが可能となる。そこで、ROM領域に記録されているコンテンツ101のバージョンアップが繰り返し行われても、最新バージョンのコンテンツを新規に導入するのに必要な情報を光ディスク15のみに格納することが可能となる。従って、記録されているコンテンツ101のバージョンアップが繰り返し行われても、パソコン10への最新バージョンの新規導入を容易に行うことが可能となる。
また、本第1の実施形態に係るパソコン10によると、ユーザから光ディスク15(情報記録媒体)に記録されているコンテンツ101のバージョンアップ要求があると、光ディスク15のROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107がロードされる。そして、パソコン10のCPU92aは、コンテンツ記録プログラム107にしたがって、ROM領域に記録されているRAM領域識別情報105(第2領域識別情報)に基づいて、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であるか否かを判断し、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であると、RAM領域を初期化して、コンテンツ101のバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域をRAM領域内に確保している。そして、その確保された領域にバージョンアップ情報を記録している。そこで、ROM領域に記録されているコンテンツ101のバージョンアップが繰り返し行われても、最新バージョンのコンテンツを新規に導入するのに必要な情報を光ディスク15のみに格納することが可能となる。従って、光ディスク15の読取専用の領域に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、パソコン10への最新バージョンの新規導入を容易に行うことが可能となる。
また、本第1の実施形態によると、RAM領域に情報が記録されていない場合に、バージョンアップ情報を記録するのに先立って、RAM領域情報(第2領域情報)を取得し、そのRAM領域情報をコンテンツ識別情報に対応付けてハードディスク94b(異なる記録媒体)に記録している。これにより、RAM領域の初期化を迅速に行うことができる。また、RAM領域の空き容量を迅速に取得することができる。
なお、上記第1の実施形態では、ROM領域に記録されているバージョンテーブル数111が初期値「−1」である場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、ROM領域に記録されているコンテンツ履歴情報が最新のコンテンツ履歴情報として取得されたときに、バージョンテーブル数111を参照して、RAM領域が未使用であることが明確に分かれば良い。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態を図24〜図30に基づいて説明する。
この第2の実施形態は、前記第1の実施形態の変形例であり、前記コンテンツ履歴情報に、第2領域使用情報としてのRAM領域使用情報が付加されている点に特徴を有している。また、情報処理装置としてのパソコンの構成は、前述した第1の実施形態のパソコン10の構成と同様である。従って、以下においては、第1の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
《ROM領域》
本発明の情報記録媒体及び記録媒体としての光ディスク(15aとする)のROM領域には、一例として図24に示されるように、前記第1のバージョンアッププログラム106に代えて、該第1のバージョンアッププログラム106が一部変更されたバージョンアッププログラム106a(以下「第2のバージョンアッププログラム106a」いう)が記録されている。また、前記第1のコンテンツ記録プログラム107に代えて、該第1のコンテンツ記録プログラム107が一部変更されたコンテンツ記録プログラム107a(以下「第2のコンテンツ記録プログラム107a」という)が記録されている。
光ディスク15aのROM領域に記録されるコンテンツ履歴情報(108aとする)は、一例として図24に示されるようにRAM領域使用情報116とバージョンテーブル数111aとバージョンテーブル112とから構成されている。
このRAM領域使用情報116は、RAM領域が未使用であるか否かを識別するための情報である。一例として、RAM領域が未使用であれば「0」、未使用でなければ「1」が記録されるものとする。従って、ここでは、RAM領域使用情報116に「0」が記録されている。
前記第1の実施形態では、ステップ505やステップ605のように、バージョンテーブル数を参照して、RAM領域が未使用であるか否かを識別していたが、本第2の実施形態では、RAM領域使用情報を参照して、RAM領域が未使用であるか否かを識別することができるため、ここでは、第1の実施形態と異なり、実際のバージョンテーブルの数がバージョンテーブル数111aに記録されている。
《RAM領域》
1.差分型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図25〜図26(C)に示されるように、各コンテンツ履歴情報は、前述した第1の実施形態における差分型バージョンアップの場合のコンテンツ履歴情報(図7(A)〜図7(C)参照)にRAM領域使用情報が付加されたものとなっている。ここでは、RAM領域は未使用ではないので、RAM領域使用情報には「1」が記録されている。
2.完結型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図27に示されるように、コンテンツ履歴情報151’は、前述した第1の実施形態における完結型バージョンアップの場合のコンテンツ履歴情報151(図10参照)にRAM領域使用情報151cが付加されたものとなっている。ここでは、RAM領域は未使用ではないので、RAM領域使用情報151cには「1」が記録されている。
《バージョンアッププログラム》
前記第2のバージョンアッププログラム106aは、前記第1のバージョンアッププログラム106におけるステップ500(図18参照)に代えて、図28に示されるステップ500’が用いられているプログラムである。このステップ500’は、図28のフローチャートに示されるように、前記ステップ500において前記ステップ505及びステップ507が省かれたものと同じである。
《コンテンツ記録プログラム》
前記第2のコンテンツ記録プログラム107aは、図29のフローチャートに示されるように、前記第1のコンテンツ記録プログラム107(図19参照)における前記ステップ603に代えてステップ603’が用いられ、前記ステップ605に代えてステップ605’が用いられ、前記ステップ607が省かれ、前記ステップ700に代えてステップ700’が用いられているプログラムである。
ステップ603’では、最新のコンテンツ履歴情報からRAM領域使用情報を取得する。なお、ここで取得されたRAM領域使用情報をRUIとする。
次のステップ605’では、RUIが0であるか否かを判断する。RUIが0であれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ609に移行する。一方、RUIが0でなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ615に移行する。
ステップ700’は、図30のフローチャートに示されるように、前述した第1の実施形態のバージョンアップ情報記録処理(ステップ700、図21参照)において前記ステップ715と前記ステップ729との間に新たなステップ717が挿入されたものと同じである。
このステップ717では、コンテンツ履歴情報におけるRAM領域使用情報を「使用」状態とする。すなわち、前記RUIに0をセットする。
以上の説明から明らかなように、本第2の実施形態では、光ディスク15aのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム(第2のコンテンツ記録プログラム)107aに含まれる、図30のステップ717の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの第2領域使用情報を記録する手順が構成されている。
そして、図30のステップ717の処理によって、本発明に係る記録方法の第2領域使用情報を記録する工程が実施されている。
以上説明したように、本第2の実施形態に係る光ディスク15aによると、コンテンツ履歴情報(バージョンアップ履歴情報)にRAM領域使用情報(第2領域使用情報)が記録されているため、前記第1の実施形態の光ディスク15と同様な効果を得ることができる。
また、本第2の実施形態に係るパソコン10によると、ユーザから光ディスク15a(情報記録媒体)に記録されているコンテンツ101のバージョンアップ要求があると、光ディスク15aのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107aがロードされる。そして、パソコン10のCPU92aは、コンテンツ記録プログラム107aにしたがって、ROM領域に記録されているRAM領域識別情報105(第2領域識別情報)に基づいて、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であるか否かを判断し、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であると、RAM領域を初期化して、コンテンツ101のバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域をRAM領域内に確保している。そして、その確保された領域にバージョンアップ情報を記録している。この場合に、バージョンアップ情報をRAM領域に記録するのに先立って、RAM領域使用情報が「0」、すなわち、RAM領域が未使用であれば、RAM領域情報(第2領域情報)を取得している。そして、バージョンアップ情報をRAM領域に記録する際に、「1」に設定されたRAM領域使用情報をコンテンツ履歴情報に付加して記録している。従って、前記第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、上記第2の実施形態では、前記RAM領域使用情報として、RAM領域が未使用であれば「0」が記録され、未使用でなければ「1」が記録される場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するにRAM領域が未使用であるか否かが判別できれば良い。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態を図31〜図35に基づいて説明する。
この第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、前記第2の実施形態におけるRAM領域使用情報に代えて、予め設定されている特定のファイル名を有するファイル(以下「特定名ファイル」ともいう)が用いられる点に特徴を有している。また、情報処理装置としてのパソコンの構成は、前述した第1の実施形態のパソコン10の構成と同様である。従って、以下においては、第1、第2の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1、第2の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
《ROM領域》
本発明の情報記録媒体及び記録媒体としての光ディスク(15bとする)のROM領域には、一例として図31に示されるように、前記第2のコンテンツ記録プログラム107aが一部変更されたコンテンツ記録プログラム107b(以下「第3のコンテンツ記録プログラム107b」という)が記録されている。
また、光ディスク15bのROM領域には、前記光ディスク15aのROM領域に記録されているコンテンツ履歴情報108aに代えて、一例として図31に示されるように、前記コンテンツ履歴情報108aから前記RAM領域使用情報116が省かれたデータ構造を有するコンテンツ履歴情報108bが記録されている。
《RAM領域》
1.差分型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図32に示されるように、RAM領域の先頭に特定名ファイル125が記録されている。なお、前記第2の実施形態では、各コンテンツ履歴情報にそれぞれ前記RAM領域使用情報が付加されていたが、本第3の実施形態では特定名ファイルはRAM領域の先頭に1個だけ記録される。
2.完結型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図33に示されるように、RAM領域の先頭に特定名ファイル125が記録されている。
従って、本第3の実施形態におけるコンテンツ履歴情報は、前記第1の実施形態におけるコンテンツ履歴情報と同じデータ構造を有している。
《コンテンツ記録プログラム》
前記第3のコンテンツ記録プログラム107bは、図34のフローチャートに示されるように、前記第2のコンテンツ記録プログラム107bにおいて前記ステップ603’が省かれ、前記ステップ605’に代えてステップ605”が用いられ、前記ステップ700’に代えてステップ700”が用いられたプログラムである。
このステップ605”では、RAM領域に特定名ファイルが記録されているか否かを判断する。特定名ファイルが記録されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ609に移行する。一方、特定名ファイルが記録されていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ615に移行する。
ステップ700”は、図35のフローチャートに示されるように、前記第2の実施形態のバージョンアップ情報記録処理(前記ステップ700’、図30参照)において前記ステップ717に代えて、ステップ717’が用いられたものである。
このステップ717’では、特定名ファイルをRAM領域の先頭に記録する。
以上の説明から明らかなように、本第3の実施形態では、光ディスク15bのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107bに含まれる図35のステップ717’の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの第2領域使用情報を記録する手順が構成されている。
そして、図35のステップ717’の処理によって、本発明に係る記録方法の第2領域使用情報を記録する工程が実施されている。
以上説明したように、本第3の実施形態に係るパソコン10によると、ユーザから光ディスク15b(情報記録媒体)に記録されているコンテンツ101のバージョンアップ要求があると、光ディスク15bのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107bがロードされる。そして、パソコン10のCPU92aは、コンテンツ記録プログラム107bにしたがって、ROM領域に記録されているRAM領域識別情報105(第2領域識別情報)に基づいて、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であるか否かを判断し、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であると、RAM領域を初期化して、コンテンツ101のバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域をRAM領域内に確保している。そして、その確保された領域にバージョンアップ情報を記録している。この場合に、バージョンアップ情報をRAM領域に記録するのに先立って、RAM領域に特定名ファイル(予め設定されているファイル)が記録されていなければ、RAM領域情報(第2領域情報)を取得している。そして、バージョンアップ情報をRAM領域に記録する際に、特定名ファイルをRAM領域に記録している。従って、前記第2の実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、特定名ファイルの名称は、バージョンアップ情報と区別することができる名称であれば良い。
《第4の実施形態》
次に、本発明の第4の実施形態を図36〜図42に基づいて説明する。
この第4の実施形態は、前記第1の実施形態の変形例であり、前記第1の実施形態におけるRAM領域情報が本発明の情報記録媒体及び記録媒体としての光ディスク(15cとする)のRAM領域に記録される点に特徴を有している。また、情報処理装置としてのパソコンの構成は、前述した第1の実施形態のパソコン10の構成と同様である。従って、以下においては、第1〜第3の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1〜第3の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
《ROM領域》
光ディスク15cのROM領域には、一例として図36に示されるように、前記第1のコンテンツ記録プログラム107に代えて、前記第1のコンテンツ記録プログラム107が一部変更されたコンテンツ記録プログラム107c(以下「第4のコンテンツ記録プログラム107c」という)が記録されている。また、前記第1のバージョンアッププログラム106に代えて、前記第2の実施形態で説明した前記第2のバージョンアッププログラム106aが記録されている。さらに、前記コンテンツ履歴情報108に代えて、前記第3の実施形態で説明した前記コンテンツ履歴情報108bが記録されている。
《RAM領域》
1.差分型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図37に示されるように、RAM領域の先頭にRAM領域情報126が記録されている。
ところで、RAM領域にバージョンアップ情報を記録するための空き領域がなくなると、他の情報記録媒体(すなわち前記拡張記録媒体)に新しいバージョンアップ情報が記録される。そこで、新しいバージョンアップ情報が拡張記録媒体に記録されていることを示すために、一例として図38に示されるように、領域拡張情報124が記録される。
2.完結型バージョンアップの場合
この場合には、一例として図39に示されるように、RAM領域の先頭にRAM領域情報126が記録されている。なお、ここでは、RAM領域の全てが再利用(再記録)の対象となる領域(以下「再利用(再記録)RAM領域」ともいう)である。
《拡張記録媒体》
また、本第4の実施形態では、上記第1〜第3の各実施形態と異なり、一例として図40に示されるように、拡張記録媒体にRAM領域識別情報191が記録される。そして、この拡張記録媒体にバージョンアップ情報を記録するための空き領域がなくなると、他の拡張記録媒体に新しいバージョンアップ情報が記録されることとなる。そこで、新しいバージョンアップ情報が他の拡張記録媒体に記録されていることを示すために、一例として図41に示されるように、領域拡張情報195が記録される。この領域拡張情報195に記録される内容は前記領域拡張情報124と同じである。
《コンテンツ記録プログラム》
光ディスク15cのROM領域に記録されている前記第4のコンテンツ記録プログラム107cについて図42のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ801では、前記ステップ400での処理と同様な処理を行い、対象コンテンツに関する最新のコンテンツ履歴情報を取得する。このとき、光ディスク装置20にセットされているディスク(セットディスク)は最新コンテンツ記録ディスクである。
次のステップ803では、RAM領域にRAM領域情報が記録されているか否かを判断する。RAM領域情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ807に移行する。
このステップ807では、記録媒体識別情報を参照し、セットディスクがハイブリッド型であるか否かを判断する。セットディスクがハイブリッド型であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ809に移行する。
このステップ809では、RAM領域が書き換え可能であるか否かを判断する。RAM領域が書き換え可能であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ811に移行する。
このステップ811では、RAM領域情報が記録されているか否かを判断する。RAM領域情報が記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ813に移行する。
このステップ813では、RAM領域情報を取得する。なお、ここでは、光ディスク装置20に問い合わせ用のコマンドを発行し、該コマンドに対する光ディスク装置20からの応答情報に基づいてRAM領域情報を取得する。
次のステップ815では、取得したRAM領域情報をRAM領域に記録する。
次のステップ821では、最新のコンテンツ履歴情報からバージョン情報(第1のバージョン情報)を取得する。
次のステップ823では、対象コンテンツの最新バージョン情報が公開されているウェブサイトのインターネットアドレスに接続し、対象コンテンツの最新バージョン情報(第2のバージョン情報)を取得する。
次のステップ825では、第1のバージョン情報と第2のバージョン情報とを比較し、バージョンアップが発生しているか否かを判断する。第1のバージョン情報と第2のバージョン情報とが同じであれば、バージョンアップは発生していないので、ここでの判断は否定され、処理を終了する。一方、第1のバージョン情報が第2のバージョン情報よりも古いバージョン情報であれば、バージョンアップが発生しているので、ここでの判断は肯定され、ステップ827に移行する。
このステップ827では、対象コンテンツの最新のコンテンツ情報をダウンロードする。
次のステップ900では、バージョンアップ情報記録処理を行う。ここでの処理の詳細については後述する。
なお、前記ステップ803において、RAM領域情報が記録されていれば、ステップ803での判断は肯定され、ステップ805に移行する。このステップ805では、RAM領域に記録されているRAM領域情報を読み出し、RAM92cに保存する。そして、前記ステップ807に移行する。
また、前記ステップ807において、セットディスクがハイブリッド型でなければ、ステップ807での判断は否定され、前記ステップ821に移行する。すなわち、RAM領域情報の取得処理は行わない。
また、前記ステップ809において、RAM領域が書き換え可能でなければ、ステップ809での判断は否定され、前記ステップ821に移行する。すなわち、RAM領域情報の取得処理は行わない。
また、前記ステップ811において、RAM領域情報が記録されていれば、ステップ811での判断は肯定され、前記ステップ821に移行する。すなわち、RAM領域情報の取得処理は行わない。
次に、上記ステップ900での処理について図43のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ901では、ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツであるか否かを判断する。完結型コンテンツであれば、ここでの判断は肯定され、ステップ903に移行する。
このステップ903では、RAM領域識別情報を取得する。
次のステップ905では、RAM領域が書き換え可能であるか否かを判断する。RAM領域が書き換え可能であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ907に移行する。
このステップ907では、RAM領域情報を取得する。
次のステップ909では、RAM領域の空き容量が十分であるか否かを判断する。RAM領域の空き容量が十分であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ911に移行する。
このステップ911では、前記ステップ401での処理と同様な処理を行う。これにより、古いバージョンの対象コンテンツが記録されているハイブリッドディスク(ここでは、光ディスク15c)が光ディスク装置20にセットされることとなる。
次のステップ913では、RAM領域情報に従ってRAM領域を初期化する。すなわち、再利用RAM領域に記録されている情報を消去する。
次のステップ915では、RAM領域情報を取得する。ここでは、再利用RAM領域の記録開始位置、再利用RAM領域の記録終了位置及び再利用RAM領域の容量の少なくとも一方などが取得される。
次のステップ917では、RAM領域にRAM領域情報を記録する。
次のステップ919では、前記ステップ701での処理と同様な処理を行う。これにより、コンテンツ履歴情報が更新される。
次のステップ951では、更新されたコンテンツ履歴情報を記録する。
次のステップ953では、コンテンツ記録フォルダにダウンロードした導入プログラムを記録する。
次のステップ955では、コンテンツ記録フォルダにダウンロードしたコンテンツを記録する。そして、バージョンアップ情報記録処理(前記ステップ900)を終了する。
なお、前記ステップ909において、RAM領域の空き容量が十分でなければ、ステップ909での判断は否定され、ステップ931に移行する。
このステップ931では、前記ステップ701での処理と同様な処理を行う。これにより、コンテンツ履歴情報が更新される。
次のステップ933では、セットディスクの空き容量が十分であるか否かを判断する。空き容量が十分であれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ951に移行する。一方、空き容量が十分でなければ、ここでの判断は否定され、ステップ935に移行する。
このステップ935では、セットディスクに領域拡張情報を記録する。
次のステップ937では、前記ステップ723での処理と同様な処理を行う。これにより、光ディスク装置20に拡張記録媒体がセットされることとなる。
次のステップ939では、セットディスク(ここでは拡張記録媒体)にコンテンツ識別情報(CID_H)を記録する。
次のステップ941では、記録媒体識別情報を更新し、セットディスクに記録する。ここでは、一例として、記録媒体識別情報(DID)の値を+1して、新たな記録媒体識別情報とする。
次のステップ943では、RAM領域識別情報を記録する。そして、前記ステップ951に移行する。
また、上記ステップ905において、RAM領域が書き換え可能でなければ、ステップ905での判断は否定され、上記ステップ931に移行する。
さらに、上記ステップ901において、ダウンロードしたコンテンツが完結型コンテンツでなければ、ステップ901での判断は否定され、上記ステップ931に移行する。
以上の説明から明らかなように、本第4の実施形態では、光ディスク15cのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107cに含まれる図43のステップ917の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの第2領域情報を第2領域に記録する手順が構成されている。
そして、図43のステップ917の処理によって、本発明に係る記録方法の第2領域情報を第2領域に記録する工程が実施されている。
以上説明したように、本第4の実施形態に係るパソコン10によると、ユーザから光ディスク15c(情報記録媒体)に記録されているコンテンツ101のバージョンアップ要求があると、光ディスク15cのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107cがロードされる。そして、パソコン10のCPU92aは、コンテンツ記録プログラム107cにしたがって、ROM領域に記録されているRAM領域識別情報105(第2領域識別情報)に基づいて、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であるか否かを判断し、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であると、RAM領域を初期化して、コンテンツ101のバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域をRAM領域内に確保している。そして、その確保された領域にバージョンアップ情報を記録している。この場合に、RAM領域の初期化後に、RAM領域における記録開始位置を含むRAM領域情報(第2領域情報)を取得し、該RAM領域情報をRAM領域に記録している。従って、前記第1の実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、第1の実施形態において、例えばパソコン10のハードディスク94bの欠陥等により前記RAM領域情報ファイルを開くことができなくても、本第4の実施形態に係るパソコン10によると、RAM領域情報を正しく取得することができる。
なお、上記第4の実施形態では、RAM領域の初期化後に、RAM領域情報を取得し、そのRAM領域情報をRAM領域に記録する場合について説明したが、図44のフローチャートに示されるように、RAM領域を初期化する前に取得したRAM領域情報を保存しておき(ステップ907’)、RAM領域の初期化後に、保存されているRAM領域情報をRAM領域に記録して(ステップ917’)も良い。これにより、処理時間を短縮することができる。
この場合には、図44のステップ907’の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの第2領域に記録されている第2領域情報を保存する手順が構成されている。また、図44のステップ917’の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの保存された第2領域情報を第2領域に記録する手順が構成されている。
そして、図44のステップ907’の処理によって、本発明に係る記録方法の第2領域に記録されている第2領域情報を保存する工程が実施されている。また、図44のステップ917’の処理によって、本発明に係る記録方法の保存された第2領域情報を第2領域に記録する工程が実施されている。
《第5の実施形態》
次に、本発明の第5実施形態を図45〜図47に基づいて説明する。
この第5の実施形態は、前記第4の実施形態の変形例であり、一例として図45に示されるように、RAM領域情報が記録される領域を除くRAM領域が再利用(再記録)RAM領域になる点に特徴を有している。また、情報処理装置としてのパソコンの構成は、前述した第1の実施形態のパソコン10の構成と同様である。従って、以下においては、前記第1〜第4の実施形態との相違点を中心に説明するとともに、前述した第1〜第4の実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用い、その説明を簡略化し若しくは省略するものとする。
本発明に係る情報記録媒体としての光ディスク(15dとする)のROM領域には、一例として図46に示されるように、前記第4のコンテンツ記録プログラム107cに代えて、前記第4のコンテンツ記録プログラム107cが一部変更されたコンテンツ記録プログラム(以下「第5のコンテンツ記録プログラム」という)107dが記録されている。
この第5のコンテンツ記録プログラムは、図47のフローチャートに示されるように、前記第4のコンテンツ記録プログラム(図42参照)において前記ステップ815と前記ステップ821との間にステップ817及びステップ819が新たに挿入され、かつ前記ステップ900に代えてステップ900’が用いられたプログラムである。
このステップ817では、RAM領域情報を取得する。ここでは、光ディスク装置20に問い合わせ用のコマンドを発行し、該コマンドに対する光ディスク装置20からの応答情報に基づいてRAM領域情報を取得する。ここで取得された記録開始位置は、RAM領域に記録されているRAM領域情報に続く位置である。また、容量としては、RAM領域におけるRAM領域情報が記録された領域を除く領域(再利用(再記録)RAM領域)の容量が取得される。
次のステップ819では、取得したRAM領域情報をRAM領域に記録する。ここでは、すでに記録されているRAM領域情報に上書きする。
前記ステップ900’は、図48のフローチャートに示されるように、第4の実施形態における前記ステップ900(図43参照)において、ステップ915とステップ917を省いたものと同じである。
以上の説明から明らかなように、本第5の実施形態では、光ディスク15dのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107dに含まれる図47のステップ817の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの第2領域情報を取得する手順が構成されている。また、図47のステップ819の処理に対応するプログラムによって、本発明に係るプログラムの第2領域情報を第2領域に記録する手順が構成されている。
そして、図47のステップ817の処理によって、本発明に係る記録方法の第2領域情報を取得する工程が実施されている。また、図47のステップ819の処理によって、本発明に係る記録方法の第2領域情報を第2領域に記録する工程が実施されている。
以上説明したように、本第5の実施形態に係るパソコン10によると、ユーザから光ディスク15d(情報記録媒体)に記録されているコンテンツ101のバージョンアップ要求があると、光ディスク15dのROM領域(第1領域)に記録されているコンテンツ記録プログラム107dがロードされる。そして、パソコン10のCPU92aは、コンテンツ記録プログラム107dにしたがって、ROM領域に記録されているRAM領域識別情報105(第2領域識別情報)に基づいて、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であるか否かを判断し、RAM領域が記録内容の書き換えが可能な領域であると、RAM領域を初期化して、コンテンツ101のバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域をRAM領域内に確保している。そして、その確保された領域にバージョンアップ情報を記録している。この場合に、RAM領域におけるRAM領域情報が記録された領域を除く領域に関して、記録開始位置、容量等を取得し、RAM領域情報(第2領域情報)として、RAM領域に記録している。従って、前記第4の実施形態と同様な効果を得ることができる
なお、上記各実施形態では、前記記録媒体識別情報として、ハイブリッド型であれば「0」、ハイブリッド型でなければ「1」が記録される場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、光ディスクがハイブリッド型であるか否かを識別することができれば良い。
また、上記各実施形態では、前記RAM領域識別情報として、書き換え可能であれば「1」、書き換え可能でなければ「0」が記録される場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、RAM領域が書き換え可能であるか否かを識別することができれば良い。
また、上記各実施形態では、ユーザのバージョンアップ要求に応じてバージョンアップ処理プログラムが起動する場合について説明したが、定期的にバージョンアップ処理プログラムが起動しても良い。
また、上記各実施形態では、バージョンアップ情報を記録する領域を確保する際に、初期化を行なう場合について説明したが、これに限らず、古いバージョンアップ情報を消去(削除)して領域を確保しても良い。
また、上記各実施形態では、本発明に係るプログラムが、コンテンツが記録された光ディスクのROM領域に記録されている場合について説明したが、これに限らず、例えばコンテンツが記録された光ディスクとは別の記録媒体(例えば、光ディスク、MO、メモリカード、USBメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応する再生装置(又は専用インターフェース)を介して本発明に係るプログラムをRAM92cにロードすることとなる。また、ネットワーク(LAN、イントラネット、インターネットなど)を介して本発明に係るプログラムをRAM92cにロードしても良い。要するに、本発明に係るプログラムがRAM92cにロードされれば良い。
また、上記各実施形態では、光ディスクは、CD、DVD、及び約405nmの波長の光に対応した次世代の情報記録媒体のいずれであっても良い。
なお、上記各実施形態において、光ディスク装置20は内蔵型及び外付け型のいずれであっても良い。同様にHDD94も、内蔵型及び外付け型のいずれであっても良い。
また、上記各実施形態では、情報記録媒体が光ディスクの場合について説明したが、これに限定されるものではない。この場合には、前記光ディスク装置20に代えて、情報記録媒体に対応したドライブ装置が用いられる。
以上説明したように、本発明の情報記録媒体によれば、記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うのに適している。また、本発明の記録方法によれば、情報記録媒体に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行うのに適している。また、本発明のプログラム及び記憶媒体によれば、情報処理装置に、情報記録媒体に記録されているコンテンツのバージョンアップが繰り返し行われても、情報処理装置への最新バージョンの新規導入を容易に行わせるのに適している。
本発明の第1の実施形態に係る情報記録媒体としての光ディスク15にアクセス可能なパソコンの構成を示すブロック図である。 図1の光ディスク15を説明するための図である。 図2のROM領域を説明するための図である。 図3におけるコンテンツ履歴情報を説明するための図である。 差分型バージョンアップにおける図2のRAM領域を説明するための図である。 図6(A)〜図6(C)は、それぞれ図5におけるバージョンアップ情報を説明するための図である。 図7(A)〜図7(C)は、それぞれ図6におけるコンテンツ履歴情報を説明するための図である。 領域拡張情報を説明するための図である。 完結型バージョンアップにおける図2のRAM領域を説明するための図である。 図9におけるコンテンツ履歴情報及びコンテンツ記録フォルダを説明するための図である。 図11(A)〜図11(C)は、それぞれ図10におけるバージョンテーブル及びバージョンアップ後の完結型コンテンツを説明するための図である。 拡張記録媒体を説明するための図である。 拡張記録媒体における領域拡張情報を説明するための図である。 図1の光ディスク15に記録されている第1のバージョンアッププログラムを説明するためのフローチャート(その1)である。 図14のステップ400を説明するためのフローチャートである。 図15のステップ401を説明するためのフローチャートである。 図15のステップ407を説明するためのフローチャートである。 図14のステップ500を説明するためのフローチャートである。 図1の光ディスク15に記録されている第1のコンテンツ記録プログラムを説明するためのフローチャートである。 図20(A)及び図20(B)は、それぞれRAM領域情報ファイルを説明するための図である。 図19のステップ700を説明するためのフローチャートである。 図21のステップ701を説明するためのフローチャートである。 図21のステップ723を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報記録媒体としての光ディスク15aを説明するための図である。 差分型バージョンアップにおける図24のRAM領域を説明するための図である。 図26(A)〜図26(C)は、それぞれ図25のバージョンアップ情報におけるコンテンツ履歴情報を説明するための図である。 完結型バージョンアップにおける図24のRAM領域を説明するための図である。 図24の光ディスク15aに記録されている第2のバージョンアッププログラムを説明するためのフローチャートである。 図24の光ディスク15aに記録されている第2のコンテンツ記録プログラムを説明するためのフローチャートである。 図29のステップ700’を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報記録媒体としての光ディスク15bを説明するための図である。 差分型バージョンアップにおける図31のRAM領域を説明するための図である。 完結型バージョンアップにおける図31のRAM領域を説明するための図である。 図31の光ディスク15bに記録されている第3のコンテンツ記録プログラムを説明するためのフローチャートである。 図34のステップ700”を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る情報記録媒体としての光ディスク15cを説明するための図である。 差分型バージョンアップにおける図36のRAM領域を説明するための図である。 図36における領域拡張情報を説明するための図である。 完結型バージョンアップにおける図36のRAM領域を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態における拡張記録媒体を説明するための図である。 図40の拡張記録媒体における領域拡張情報を説明するための図である。 図36の光ディスク15cに記録されている第4のコンテンツ記録プログラムを説明するためのフローチャートである。 図42のステップ900を説明するためのフローチャートである。 図43の変形例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る情報記録媒体としての光ディスク15dを説明するための図である。 図45のROM領域を説明するための図である。 図45の光ディスク15dに記録されている第5のコンテンツ記録プログラムを説明するためのフローチャートである。 図47のステップ900’を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…パソコン(情報処理装置)、15、15a、15b、15c、15d…光ディスク(情報記録媒体、記録媒体)、20…光ディスク装置(情報記録装置)、94b…ハードディスク(異なる記録媒体)、101、132a、134a、136a、152a…コンテンツ、102、152b…導入プログラム(導入するプログラム)、103…コンテンツ識別情報、104…記録媒体識別情報、105…RAM領域識別情報(第2領域識別情報)、106、106a…バージョンアッププログラム、107、107a、107b、107c、107d…コンテンツ記録プログラム(プログラム)、108、108a、108b、131、131’、133、133’、135、135’、151、151’…コンテンツ履歴情報(バージョンアップの履歴情報)、116、151c、181、182、183…RAM領域使用情報(第2領域使用情報)、121、121’、122、122’、123、123’…バージョンアップ情報、125…特定名ファイル(予め設定されているファイル)、126…RAM領域情報(第2領域情報)。

Claims (41)

  1. コンテンツが記録された読取専用の第1領域と情報記録が可能な第2領域とを有する情報記録媒体において、
    前記第2領域に関する第2領域識別情報が前記第1領域に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記第2領域識別情報は、前記第2領域が記録内容の書き換え可能な領域であるか否かを識別するための情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記第1領域に、前記コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が更に記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録媒体。
  4. 前記第1領域に、ハイブリッド型であることを示す記録媒体識別情報が更に記録されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
  5. 前記第1領域に、前記コンテンツを情報処理装置に導入するためのプログラムが更に記録されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
  6. コンテンツが記録された読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有する情報記録媒体に情報を記録する記録方法であって、
    前記第2領域内に、前記コンテンツのバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域を確保する工程を含む記録方法。
  7. 前記第2領域が初期状態のときに、前記領域を確保する工程に先立って、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得する工程を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の記録方法。
  8. 前記第2領域情報を取得する工程で取得された前記第2領域情報を保存する工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の記録方法。
  9. 前記第2領域情報を保存する工程では、前記第2領域情報を前記第2領域に記録することを特徴とする請求項8に記載の記録方法。
  10. 前記第2領域情報を保存する工程では、前記第2領域情報を前記情報記録媒体と異なる記録媒体に記録することを特徴とする請求項8に記載の記録方法。
  11. 前記第2領域情報を保存する工程では、前記コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報に対応付けて前記第2領域情報を記録することを特徴とする請求項10に記載の記録方法。
  12. 前記領域を確保する工程で確保された領域に、前記バージョンアップ情報を記録する工程を更に含むことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一項に記載の記録方法。
  13. 前記確保された領域に前記バージョンアップ情報が記録されると、前記第2領域に前記第2領域が前記バージョンアップ情報の記録に使用されたことを示す第2領域使用情報を記録する工程を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の記録方法。
  14. 前記第2領域使用情報を記録する工程では、前記第2領域使用情報を前記バージョンアップの履歴情報に付加することを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
  15. 前記第2領域使用情報を記録する工程では、予め設定されているファイル名のファイルを前記第2領域使用情報として記録することを特徴とする請求項13に記載の記録方法。
  16. 前記領域を確保する工程では、前記第2領域に記録されている古い情報を削除して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保することを特徴とする請求項6〜15のいずれか一項に記載の記録方法。
  17. 前記領域を確保する工程では、前記第2領域を初期化して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保することを特徴とする請求項6〜15のいずれか一項に記載の記録方法。
  18. 前記第2領域が初期化されると、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得し、該第2領域情報を前記第2領域に記録する工程を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の記録方法。
  19. 前記領域を確保する工程に先立って、前記第2領域に記録されている前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を保存する工程と;
    前記第2領域の初期化後に、前記保存する工程で保存された前記第2領域情報を前記第2領域に記録する工程と;を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の記録方法。
  20. 前記第2領域における記録開始位置は、前記第2領域情報が記録される領域に続く位置であることを特徴とする請求項18又は19に記載の記録方法。
  21. コンテンツが記録された読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有する情報記録媒体へのアクセスが可能な情報処理装置に用いられるプログラムであって、
    前記第2領域内に、前記コンテンツのバージョンアップの履歴情報及びバージョンアップ用のコンテンツ情報を含むバージョンアップ情報を記録するための領域を確保する手順を、前記情報処理装置に実行させるプログラム。
  22. 前記第2領域が初期状態のときに、前記領域を確保する工程に先立って、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項21に記載のプログラム。
  23. 前記第2領域情報を取得する手順で取得された前記第2領域情報を保存する手順を、前記記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記第2領域情報を保存する手順として、前記第2領域情報を前記第2領域に記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項23に記載のプログラム。
  25. 前記第2領域情報を保存する手順として、前記第2領域情報を前記情報記録媒体と異なる記録媒体に記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項23に記載のプログラム。
  26. 前記第2領域情報を保存する手順として、前記第2領域情報を前記コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報に対応付けて、前記情報記録媒体と異なる記録媒体に記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項25に記載のプログラム。
  27. 前記領域を確保する手順で確保された領域に、前記バージョンアップ情報を記録する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項21〜26のいずれか一項に記載のプログラム。
  28. 前記確保された領域に前記バージョンアップ情報が記録されると、前記第2領域に前記第2領域が前記バージョンアップ情報の記録に使用されたことを示す第2領域使用情報を記録する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項27に記載のプログラム。
  29. 前記第2領域使用情報を記録する手順として、前記第2領域使用情報を前記バージョンアップ履歴情報に付加する手順を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項28に記載のプログラム。
  30. 前記第2領域使用情報を記録する手順として、予め設定されているファイル名のファイルを前記第2領域使用情報として記録する手順を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項28に記載のプログラム。
  31. 前記領域を確保する手順として、前記第2領域に記録されている古い情報を削除して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保する手順を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項21〜30のいずれか一項に記載のプログラム。
  32. 前記領域を確保する手順として、前記第2領域を初期化して前記バージョンアップ情報を記録するための領域を確保する手順を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項21〜30のいずれか一項に記載のプログラム。
  33. 前記第2領域が初期化されると、前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を取得し、該第2領域情報を前記第2領域に記録する手順を前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項32に記載のプログラム。
  34. 前記領域を確保する手順に先立って、前記第2領域に記録されている前記第2領域における記録開始位置を含む第2領域情報を保存する手順と;
    前記第2領域の初期化後に、前記保存する手順で保存された前記第2領域情報を前記第2領域に記録する手順と;を前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項32に記載のプログラム。
  35. 前記第2領域における記録開始位置は、前記第2領域情報が記録される領域に続く位置であることを特徴とする請求項33又は34に記載のプログラム。
  36. 請求項21〜35のいずれか一項に記載のプログラムが記録された領域を含む記録領域を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  37. 前記記録領域は、読取専用の第1領域と記録内容の書き換えが可能な第2領域とを有し、前記プログラムが前記第1領域に記録されていることを特徴とする請求項36に記載の記録媒体。
  38. 前記第2領域が記録内容の書き換え可能な領域であることを識別するための第2領域識別情報が前記第1領域に更に記録されていることを特徴とする請求項37に記載の記録媒体。
  39. 前記第1領域に、ハイブリッド型であることを示す記録媒体識別情報が更に記録されていることを特徴とする請求項38に記載の記録媒体。
  40. 前記第1領域に、コンテンツ及び該コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が更に記録されていることを特徴とする請求項38又は39に記載の記録媒体。
  41. 前記第1領域に、前記コンテンツを前記コンピュータに導入するためのプログラムが更に記録されていることを特徴とする請求項40に記載の記録媒体。
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