JP2006046551A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体飛沫を密封対象とする密封装置の摺動部Sの潤滑性を確保してその耐久性を向上させる。
【解決手段】非回転のハウジング201側に固定されて先端121aが外周側を向いたシールリップ121を有する静止側密封要素1と、ハウジング201の内周に挿通された回転体202に固定されてシールリップ121と摺動可能に密接される回転側密封要素2と、ハウジング201側に設けられてシールリップ121と回転側密封要素2の摺動部Sを密封対象空間A側から包囲しその被包囲空間Cの下部に液溜まりCOを形成するカバー3とを備え、このカバー3は、内周に密封対象空間Aと反対側を向いた返し部33を有する。
【選択図】図1
【解決手段】非回転のハウジング201側に固定されて先端121aが外周側を向いたシールリップ121を有する静止側密封要素1と、ハウジング201の内周に挿通された回転体202に固定されてシールリップ121と摺動可能に密接される回転側密封要素2と、ハウジング201側に設けられてシールリップ121と回転側密封要素2の摺動部Sを密封対象空間A側から包囲しその被包囲空間Cの下部に液溜まりCOを形成するカバー3とを備え、このカバー3は、内周に密封対象空間Aと反対側を向いた返し部33を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転軸の外周を、シールリップの摺動により密封する密封装置に関する。
密封装置の一種として、例えばエンジンのクランクシャフトの端部外周を密封する手段として用いられ、シールリップを円盤の端面に密接させて密封を行うタイプのものが知られている。図4は、この種の密封装置の典型的な従来例を、軸心を通る平面で切断して示す断面図で、参照符号201は非回転のハウジング、202はハウジング201の内周に挿通されたクランクシャフトである。この密封装置100は、図における左側に存在するエンジンのクランク室Aから飛来するミスト状のエンジンオイルが、ハウジング201の内周から図における右側のエンジン外部空間Bへ漏洩するのを防止するもので、ハウジング201側に装着されるゴム状弾性体からなる静止側シールリップ101と、クランクシャフト202の外周面に装着される金属製の回転側スリンガ102とを備える。
シールリップ101は、先端が外周側を向くようなテーパ状をなすものであって、金属製の取付環103に一体的に成形されており、この取付環103を介してハウジング201の内周面に固定される。一方、スリンガ102は、クランクシャフト202の外周に嵌合される内周スリーブ102aと、その一端から円盤状に展開しシールリップ101の先端が密接されるシールフランジ102bとを有する。
すなわちこの密封装置100は、シールフランジ102bとシールリップ101との密接摺動部Sにおいて、クランクシャフト202と一体的に回転するシールフランジ102bによる振り切り作用と相俟って、クランク室A側から飛散するエンジンオイルがシールリップ101の内周側へ漏洩するのを阻止するものである。また、シールリップ101の外側には、合成繊維による不織布等からなるダストフィルタ104が設けられ、エンジン外部空間Bからの異物の侵入を阻止している(例えば特許文献1参照)。
特開2000−199568
しかしながら、この種の密封装置100は、上述のようなクランクシャフト202の端部外周において、エンジンオイルの飛沫を密封対象とするものである場合、シールリップ101とスリンガ102のシールフランジ102bとの密接摺動部Sの潤滑が、クランク室A側から飛来するエンジンオイルの飛沫にのみ依存されるので、潤滑不足によって、シールリップ101の早期摩耗や熱劣化が起こるおそれがある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、液体飛沫を密封対象とする密封装置の摺動部の潤滑性を確保してその耐久性を向上させることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る密封装置は、非回転のハウジング側に設けられて先端が外周側を向いたシールリップを有する静止側密封要素と、前記ハウジングの内周に挿通された回転体に設けられて前記シールリップと摺動可能に密接される回転側密封要素と、前記ハウジング側に設けられて前記シールリップと回転側密封要素の摺動部を密封対象空間側から包囲しその包囲された空間の下部に液溜まりを形成するカバーと、を備え、このカバーは、内周に前記密封対象空間と反対側を向いた返し部を有するものである。
この密封装置は、静止側密封要素の非回転のシールリップが、回転体と共に回転する回転側密封要素と密接摺動されることによって、密封対象空間の密封対象液の漏出を防止するものである。密封対象流体が液体飛沫である場合、カバーに包囲された空間にいったん侵入した飛沫の一部は、カバーの返し部の存在によって、密封対象空間へ戻りにくくなるので、前記空間の下部に落下して液溜まりを形成する。そして、カバーはシールリップと回転側密封要素との摺動部を密封対象空間側から包囲するように設けられるため、前記液溜まりのレベルが前記摺動部の下端を浸漬する高さまで上昇可能であり、良好な液体潤滑が確保される。
請求項2の発明に係る密封装置は、請求項1に記載の構成において、カバーの下部に返し部よりも相対的に密封対象空間側へ延びる導油部が形成されたものである。
請求項2の構成によれば、カバーの下部に、相対的に密封対象空間側に位置する導油部が形成されたため、密封対象空間からの飛沫や液滴を、カバーで包囲された空間に容易に取り込むことができる。また、回転側密封要素の回転によって、液溜まりから前記空間の上部へ刎ね上げられた液は、カバーの上部に形成された返し部に受け止められるので、密封対象空間側へ流出しにくく、前記返し部から落下する液は、相対的に密封対象空間側へ延びる前記導油部によって液溜まりに還流されるため、所要の液量が保持される。
請求項1の発明に係る密封装置によれば、液体飛沫を密封対象とするものであるにも拘らず、静止側密封要素のシールリップと回転側密封要素との摺動部が良好に液体潤滑されるため、シール寿命を長久化することができる。
請求項2の発明に係る密封装置によれば、密封対象空間からの液体飛沫や液滴を、カバーに包囲された空間に一層容易に取り込むことができるので、請求項1による効果を一層高めることができる。
以下、本発明に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、本発明に係る密封装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の断面図である。
図1における参照符号参201は非回転のハウジング、202はハウジング201の内周に挿通されたクランクシャフトである。クランクシャフト202は請求項1に記載された回転体に相当するものであって、図の左側において、エンジンのクランクケースのジャーナル部(不図示)の内周を貫通しており、すなわち図の左側に、請求項1における密封対象空間に相当するクランク室Aが存在し、図の右側に、エンジン外部空間Bが存在する。
この形態による密封装置は、ハウジング201側に設けられる静止側密封要素1及びカバー3と、クランクシャフト202側に設けられたスリンガ2とを備える。
詳しくは、静止側密封要素1は、ハウジング201の内周面201aに圧入嵌着される取付環11と、この取付環11に一体的に設けられたシールリング12及びダストフィルタ13とで構成される。
取付環11は、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス加工することによって製作されたものであって、ハウジング201の内周面201aに圧入嵌合される外周嵌着部11aと、この外周嵌着部11aからクランク室Aと反対側へ、小径に段付き形成されたガスケット支持部11bと、そこから内周側へ延びる外周径方向部11cと、その内周からクランク室A側へ延びる内周筒部11dと、更にその端部から内周側へ延びる内周フランジ部11eからなる。
シールリング12は、ゴム状弾性材料からなるものであって、取付環11における内周フランジ部11eに一体的に成形されて先端121aが外周側を向くようなテーパ状をなしてクランク室A側へ延びるシールリップ121と、取付環11におけるガスケット支持部11bの外周に一体的に成形されてハウジング201の内周面201aとの間に所定のつぶし代をもって介在されるガスケット部122と、このガスケット部122とシールリップ121との間を連続して延び、取付環11の外側面を覆うように一体的に成形された弾性層123からなる。このシールリング12は、図示されていない金型に取付環11を位置決めセットし、型締めによって、取付環11と金型内面との間に画成された環状のキャビティ内に、未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することによって、加硫成形と取付環11への加硫接着とを同時に行って製作したものである。
ダストフィルタ13は、合成樹脂繊維の不織布からなるものであって、その外周部が、静止側密封要素1における取付環11の内周フランジ部11eの背面側に、シールリング12の弾性層124を介して接合され、内周部13aが、スリンガ2における後述のスリーブ21の外周面に摺動可能に密接される。
スリンガ2は、請求項1に記載された回転側密封要素に相当するものであって、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス加工することによって製作され、クランクシャフト202の外周面に密嵌されるスリーブ21と、その機内側の端部から円盤状に展開するシールフランジ22とを有する。静止側密封要素1におけるシールリング12のシールリップ121は、このスリンガ2におけるシールフランジ22の内側面22aに、先端121aの全周が摺動可能に密接される。
カバー3は、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス加工することによって製作されたものであって、ハウジング201側に、静止側密封要素1におけるシールリップ121とスリンガ2におけるシールフランジ22との摺動部Sをクランク室A側から包囲するように設けられている。
詳しくは、このカバー3は、静止側密封要素1における取付環11の外周嵌着部11aの内周に圧入嵌着された外周筒部31と、そのクランク室A側の端部から内周側へ、スリンガ2におけるシールフランジ22のクランク室A側を、前記摺動部Sよりも内周側の位置まで延びる径方向部32と、さらにその内周端からクランク室Aと反対側へ延びて前記シールフランジ22と対向する円筒状の返し部33とからなる。外周筒部31の内径はスリンガ2におけるシールフランジ22の外径よりも大径である。
カバー3の下部内周は、静止側密封要素1におけるシールリップ121とスリンガ2におけるシールフランジ22との摺動部Sの下端より上側へ延びている。すなわち、カバー3における返し部33の下端内周面の高さh1は、摺動部Sの下端の高さh2より高くなっている。
以上のように構成された第一の形態による密封装置は、クランク室A側のエンジンオイルを密封対象とするもので、すなわちこのエンジンオイルは、スリンガ2のシールフランジ22と静止側密封要素1のシールリップ121との互いの摺動部Sにおいて、エンジン外部空間B側への漏出を阻止される。しかも、この密封装置によれば、クランクシャフト202と一体的に回転するスリンガ2のシールフランジ22が、摺動部Sの内周側へ侵入しようとするエンジンオイルを遠心力によって外周側へ振り切るので、優れたシール機能を発揮する。また、ダストフィルタ13は、エンジン外部空間Bから摺動部Sへ異物が侵入するのを防止する。
そして、この第一の形態によれば、カバー3の外周筒部31は静止側密封要素1における取付環11の外周嵌着部11aの内周に圧入嵌着することによって、カバー3と静止側密封要素1が予め一体化され、これによってスリンガ2も、シールフランジ22がカバー3と静止側密封要素1の間に保持されると共に、スリーブ21がダストフィルタ13の内周に挿通された状態に仮組みすることができるので、取扱が容易になる。
ここで、クランク室Aから飛来してカバー3の内周の環状隙間Gを通って、カバー3に包囲された空間(以下、被包囲空間という)Cへ侵入したエンジンオイル飛沫や、クランクシャフト202の外周面をスリンガ2側へ伝って来るエンジンオイルの液滴は、回転するスリンガ2のシールフランジ22における内周部の外側面22bに付着して遠心力により振り切られ、被包囲空間Cへ取り込まれる。そして被包囲空間Cにいったん取り込まれたエンジンオイルは、カバー3の返し部33によって、容易にクランク室Aへ戻ることができないので、前記被包囲空間Cの下部へ落下して蓄積され、液溜まりCOを形成する。
液溜まりCOの液面レベルは、返し部33の下端内周面の高さh1まで上昇することが可能であるから、スリンガ2のシールフランジ22と静止側密封要素1のシールリップ121との互いの摺動部Sの下端を、前記液溜まりCOに浸漬された状態とすることができる。すなわち、シールリップ121との摺動部Sにおけるスリンガ2のシールフランジ22は、1回転毎に液溜まりCOに浸漬されることになるので、前記摺動部Sは液溜まりCOのエンジンオイルによって良好に潤滑され、したがって摩耗や発熱が抑制されて、優れた耐久性が確保される。
また、液溜まりCOのエンジンオイルは、回転するスリンガ2のシールフランジ22との接触によって被包囲空間Cの上部へ刎ね上げられるが、刎ね上げられたエンジンオイルの飛沫は、静止側密封要素1における取付環11の内面を伝って、あるいはカバー3における外周筒部31の内周面の上部31aから、径方向部32の内側面32aや返し部33の外周面33aを伝って落下し、被包囲空間Cの下部の液溜まりCOに還流される。このため、前記液溜まりCOの液量が保持され、摺動部Sの良好な潤滑状態が維持される。
次に、図2は、本発明に係る密封装置の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の断面図、図3は、第二の形態におけるカバーを図2の矢印III方向から見た図である。
この第二の形態において、静止側密封要素1及びスリンガ2は、図1に示される第一の形態と同様の構成を有する。
カバー3は、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス加工することによって製作されたものであって、図2に示される装着状態においてハウジング201の内周面201aに圧入嵌着された外周筒部31と、そのクランク室A側の端部から内周側へ、スリンガ2のシールフランジ22のクランク室A側を、静止側密封要素1のシールリップ121とスリンガ2のシールフランジ22との摺動部Sよりも内周側の位置まで延びる径方向部32と、その内周端のうちクランクシャフト202の軸心より下側となる部分をクランク室A側へテーパ状に屈曲させた導油部34と、この導油部34より上側において、径方向部32の内周からクランク室Aと反対側へ延びて前記シールフランジ22と対向する返し部33とからなる。前記外周筒部31におけるクランク室Aと反対側の端部は、静止側密封要素1における取付環11の端部と軸方向に衝合している。
図3に示されるように、カバー3における導油部34の円周方向両端と返し部33の間には、切欠部35が形成されている。すなわち、曲げ方向の異なる返し部33と導油部34とを、切欠部35によって互いに分離しているものである。また、導油部34とクランクシャフト202及びスリンガ2のシールフランジ22との隙間G1,G2は、クランク室A側から飛来するエンジンオイル飛沫を容易に取り込むことができるように、十分に大きく取ってある。
以上のように構成された第二の形態による密封装置は、第一の形態と同様に、スリンガ2のシールフランジ22と静止側密封要素1のシールリップ121との互いの摺動部Sにおいて、クランク室A内のエンジンオイルを密封し、かつダストフィルタ13によって、エンジン外部空間Bからの異物の侵入を防止するものである。
ここで、クランク室Aから飛来するエンジンオイル飛沫の一部や、クランクシャフト202の外周面をスリンガ2側へ伝って来るエンジンオイルの液滴は、回転するスリンガ2のシールフランジ22における内周部の外側面22bに付着して遠心力により振り切られ、カバー3による被包囲空間Cへ取り込まれる。また、カバー3の下部にはクランク室A側へ張り出した導油部34が形成されているので、クランク室Aの下部(オイルパン)側から刎ね上がるエンジンオイル飛沫などを容易に取り込むことができる。
カバー3による被包囲空間Cへいったん取り込まれたエンジンオイルは、容易にクランク室Aへ戻ることができず、前記被包囲空間Cの下部へ落下して蓄積され、液溜まりCOを形成する。そして、この液溜まりCOの液面レベルは、導油部34の円弧状先端縁におけるボトム位置34aの高さh3及び切欠部35の下端高さh4のうち、いずれか低いほうのレベルまで上昇することが可能であるから、スリンガ2のシールフランジ22と静止側密封要素1のシールリップ121との互いの摺動部Sの下端は、前記液溜まりCOに浸漬された状態とすることができる。すなわち、シールリップ121との摺動部Sにおけるスリンガ2のシールフランジ22は、1回転毎に液溜まりCOに浸漬されることになるので、前記摺動部Sは液溜まりCOのエンジンオイルによって良好に潤滑され、したがって摩耗や発熱が抑制されて、優れた耐久性が確保される。
また、液溜まりCOのエンジンオイルは、回転するスリンガ2のシールフランジ22との接触によって被包囲空間Cの上部へ刎ね上げられるが、刎ね上げられたエンジンオイルの飛沫は、静止側密封要素1における取付環11の内面を伝って、あるいはカバー3における外周筒部31の内周面の上部31aから、径方向部32の内側面32aや返し部33の外周面を伝って落下し、被包囲空間Cの下部の液溜まりCOに還流される。このため、前記液溜まりCOの液量が保持され、摺動部Sの良好な潤滑状態が維持される。
なお、この形態においても、図1の形態と同様に、カバー3の外周筒部31を静止側密封要素1における取付環11の外周嵌着部11aの内周に圧入嵌着することによって、カバー3と静止側密封要素1を予め一体化した構成とすることもできる。
1 静止側密封要素
11 取付環
12 シールリング
121 シールリップ
121a 先端
122 ガスケット部
123 弾性層
13 ダストフィルタ
2 スリンガ(回転側密封要素)
21 スリーブ
22 シールフランジ
3 カバー
31 外周筒部
32 径方向部
33 返し部
34 導油部
35 切欠部
201 ハウジング
202 クランクシャフト(回転体)
A クランク室(密封対象空間)
B エンジン外部空間
C 被包囲空間(カバーに包囲された空間)
CO 液溜まり
S 摺動部
11 取付環
12 シールリング
121 シールリップ
121a 先端
122 ガスケット部
123 弾性層
13 ダストフィルタ
2 スリンガ(回転側密封要素)
21 スリーブ
22 シールフランジ
3 カバー
31 外周筒部
32 径方向部
33 返し部
34 導油部
35 切欠部
201 ハウジング
202 クランクシャフト(回転体)
A クランク室(密封対象空間)
B エンジン外部空間
C 被包囲空間(カバーに包囲された空間)
CO 液溜まり
S 摺動部
Claims (2)
- 非回転のハウジング(201)側に設けられて先端(121a)が外周側を向いたシールリップ(121)を有する静止側密封要素(1)と、前記ハウジング(201)の内周に挿通された回転体(202)に設けられて前記シールリップ(121)と摺動可能に密接される回転側密封要素(2)と、前記ハウジング(201)側に設けられて前記シールリップ(121)と回転側密封要素(2)の摺動部(S)を密封対象空間(A)側から包囲しその包囲された空間(C)の下部に液溜まり(CO)を形成するカバー(3)と、を備え、このカバー(3)は、内周に前記密封対象空間(A)と反対側を向いた返し部(33)を有することを特徴とする密封装置。
- カバー(3)の下部に、返し部(33)よりも相対的に密封対象空間(A)側へ延びる導油部(34)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004230195A JP2006046551A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004230195A JP2006046551A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 密封装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=36025343
Family Applications (1)
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JP2004230195A Pending JP2006046551A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 密封装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006046551A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101617154B (zh) * | 2007-02-16 | 2012-09-05 | Nok株式会社 | 密封装置 |
JP2017125530A (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | Nok株式会社 | 密封装置 |
JP2020085156A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | Nok株式会社 | 密封構造 |
-
2004
- 2004-08-06 JP JP2004230195A patent/JP2006046551A/ja active Pending
Cited By (4)
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CN101617154B (zh) * | 2007-02-16 | 2012-09-05 | Nok株式会社 | 密封装置 |
JP2017125530A (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | Nok株式会社 | 密封装置 |
JP2020085156A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | Nok株式会社 | 密封構造 |
JP7218157B2 (ja) | 2018-11-28 | 2023-02-06 | Nok株式会社 | 密封構造 |
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