JP2006045719A - 水噴射式織機の機上脱水装置 - Google Patents

水噴射式織機の機上脱水装置 Download PDF

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Masa Anada
雅 穴田
Keiichi Nagi
啓一 名木
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Abstract

【課題】 本発明は、前記従来技術の問題を鑑みてなされたもので、吸引器の吸引能力を効率的に使用し、吸引器の吸引能力を効率的に使用し、製織後の織布幅の水分率に応じて脱水能力を調整し、脱水後の水分率をより均等化することを目的とする。
【解決手段】 本発明の装置は、織機のフレーム間に配置され、織布に接する吸引口を有したサクションチューブと、第一及び第二の気水分離器と、サクションチューブの反給糸側端部から第一の気水分離器に接続する第一の接続管と、サクションチューブの給糸側端部から第二の気水分離器に接続する第二の接続管と、少なくとも1つの吸引器と、第一の気水分離器と吸引器とを接続する第三の接続管と、第二の気水分離器と吸引器とを接続する第四の接続管とを備えていることを要旨とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、水噴射式織機の機上脱水装置に関する。
水噴射式織機で製織後、水を含んだ織布から水分を吸引し脱水する織幅に渡って延在するサクションチューブには、織布との接触面に、全幅に渡って吸引口が設けられている。吸引口から吸引された水分は、サクションチューブの一端に設けられた配管から、気水分離器に吸引され排水される。気水分離器の先には吸引用のブロアが設けられている。
このような脱水装置を改良した水噴射式織機の機上脱水装置として、特許文献1があげられる。
特許文献1は、従来設置されている気水分離器からサクションチューブに延在する配管を分岐し、サクションチューブの両端と接続させた水噴射式織機の機上脱水装置である。
特開平10−46449号公報
特許文献1には気水分離器からサクションチューブに延在する配管を分岐し、サクションチューブの両端と接続させた水噴射式織機の機上脱水装置が開示されている。
この装置は、緯糸給糸側に設けられた気水分離器及びブロアに、配管を通じて接続されたサクションチューブを設けている。その配管を分岐してサクションチューブの反給糸側にも配管を接続し、サクションチューブの両端から吸引した水を排水するように構成されている。
しかし、反給糸側から給糸側に設けられた気水分離器まで、配管が延在しているため、ブロアにおける吸引力は反給糸側では十分に得られない。また、水分を多く含んだ空気を吸引口の反給糸側から気水分離器まで長い経路を吸引するため、必要な吸引能力が増大し非効率的である。
従って本発明の目的は、吸引器の吸引能力を効率的に使用し、かつ製織後の織布の左右の水分率差に応じて脱水能力を調整し、脱水後の左右の水分率をより均等化することである。
本発明の装置は、織機のフレーム間に配置され、織布に接する吸引口を有したサクションチューブと、第一及び第二の気水分離器と、サクションチューブの反給糸側端部から第一の気水分離器に接続する第一の接続管と、サクションチューブの給糸側端部から第二の気水分離器に接続する第二の接続管と、少なくとも1つの吸引器と、第一の気水分離器と吸引器とを接続する第三の接続管と、第二の気水分離器と吸引器とを接続する第四の接続管とを備えている。
吸引器からサクションチューブの反給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失が、吸引器からサクションチューブの給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失に対して同等以下である。
また、第三の接続管に接続された第一の吸引器と、第四の接続管に接続された第二の吸引器とを備えている。
本発明の構成によれば、サクションチューブの両端に設けられた接続管にそれぞれ気水分離器を設けているため、吸引口からより近い位置に気水分離器を設けることができる。そのため、水分を多く含んだ空気を吸引する経路が短くなり、吸引力を効率的に利用することが可能である。また、サクションチューブから気水分離器間の接続管の経路がほぼ垂直に配置されるので、接続管内に付着した水滴なども管内に付着したまま残ることなく、気水分離器を介して排出される。
特に広幅織物などの場合、緯糸の搬送距離が長いため多くの噴射水量を必要とし、また、織布の面積が広がる分、吸引される水分量が増大するため、気水分離器の処理能力が従来のままでは不足する場合がある。この場合、処理しきれなかった水が吸引器に吸引されて、吸引器の故障の原因ともなる。しかし、気水分離器を2ヶ所に、且つ、サクションチューブ接続口より近い位置に設けることにより、十分な処理能力を確保することができる。
同様に、広幅織物の場合、吸引器の吸引力を十分に確保するために、吸引器を2ヶ所に設けることで全体の吸引力を増大させることが可能である。さらには、吸引口から吸引器までの接続管の経路を短くすることが可能となるため、接続管内における圧力損失を考慮することなく、吸引器の吸引力を最大限利用可能となる。
また、サクションチューブの両端から吸引することにより、織布の脱水が全幅において均一に行われ、水分率の均等化が可能となる。また、吸引口から吸引器までの圧力損失を変更することで、織幅の左右の脱水能力の調整が可能となるため、製織後の織布の左右の水分率差に応じて脱水能力を調整し、脱水後の水分率をより均等化することが可能となる。
更に、吸引器を2ヶ所に設けることで、吸引器の能力、及び、吸引口から吸引器までの圧力損失をそれぞれ自由に選択可能となり、サクションチューブの反給糸側と給糸側との吸引力を容易に調整可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
第一の実施の形態を図1及び図2に示す。織布2はテンプル3を経由してサクションチューブ10を通過し、複数のローラ間を進行し巻取りビーム4に巻き取られる。サクションチューブ10の織布接触面には織布2の幅方向に吸引口15が設けられており、この吸引口15から織布に含まれた水分を吸引する。吸引口15は、スリットでも良いし、複数の穴を設けた物でも良い。サクションチューブ10には気水分離器31、32及び吸引器40が配管を介して接続されている。
サクションチューブ10は、織幅方向全域に渡って設けられている。サクションチューブ10の反緯入側吸引口12には第一の接続管21が第一の気水分離器31に、緯入側吸引口11には第二の接続管22が第二の気水分離器32に繋がるように設けられている。
第一の気水分離器31には第三の接続管23が、第二の気水分離器32には第四の接続管24が吸引器40に繋がるように設けられている。ブロア等の吸引器40によって、空気の吸引が行われている。気水分離器31には水を排水する排水管35と第三の接続管23が、気水分離器32には水を排水する排水管35と第四の接続管24が設けられている。
本実施例では、第三の接続管23と第四の接続管24とは、吸引器40に至る途中で合流し1本の接続管となっている。このように、吸引器40に接続する前に合流するのではなく、それぞれの接続管が直接吸引器40に接続されていても良い。
第一の接続管21と第二の接続管22、及び第三の接続管23と第四の接続管24はほぼ同径、同長である。第三の接続管23と第四の接続管24の気水分離器31、32との各接続部から合流部までは2つの接続管が同一に形成されている。
第一の接続管21と第二の接続管22、第三の接続管23と第四の接続管24が同径、同長であり、また第一の気水分離器31および第二の気水分離器32とは同一の構造となっている。よって、吸引器からサクションチューブの反給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失が、吸引器からサクションチューブの給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失に対して同等である。従って、サクションチューブ10の反緯入側吸引口12と緯入側吸引口11との吸引能力は等しくなる。これにより、サクションチューブ10全域においてほぼ均一の吸引力を得ることが可能となる。
第二の実施の形態を図3に示す。第一の実施の形態に対して、吸引器40を2つ設けている。第三の接続管23には第一の吸引器41が、第四の接続管24には第二の吸引器42が接続されている。第三の接続管23と第四の接続管24はほぼ同径、同長である。
第三の実施の形態を図4に示す。第一の実施の形態に対して、第三の接続管23及び第四の接続管24の長さが異なっている。吸引器40は反緯入側に設置されている。このため、サクションチューブ10の反緯入側吸引口12側に繋がる第三の接続管23の長さは、第四の接続管24の長さに比べて短くなっている。これによって、吸引器40から反緯入側吸引口12に至る流路の圧力損失は、吸引器40から緯入側吸引口11に至る流路の圧力損失に比べて少なくなる。
サクションチューブ10の反緯入側吸引口12から吸引器40間の流路側の圧力損失が少なくなることにより、サクションチューブ10の反緯入側吸引口12の吸引力は、緯入側吸引口11の吸引力に比べて増大する。
第四の実施の形態を図5に示す。第三の実施の形態に対して、吸引器40が緯入側に配置された例である。
第五の実施の形態を図6に示す。第二の実施の形態に対して、第一の接続管21の長さが、第二の接続管22の長さよりも短くした例である。このため、吸引器からサクションチューブの反給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失が、吸引器からサクションチューブの給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失に対して同等以下となる。それに伴って、サクションチューブ10の緯入側の吸引口11に比べ、反緯入側の吸引口12の吸引力が増大する。
通常、水噴射式織機では、緯入側に比べて反緯入側の織布の方が水分の含有率が多く、より強力な脱水を必要とする。従って、サクションチューブ10の反緯入側吸引口12の吸引力が緯入側吸引口11の吸引力よりも強くなることにより、織布脱水がより均一に行われる結果となる。
また、第二の実施の形態において、反緯入側の吸引器41の吸引能力が、緯入側の吸引器42よりも大きいものを用いることにより、同様に反緯入側の脱水能力を高め、織布の左右の水分率を均一化することが可能となる。
上記実施の形態では、2つの接続管の内径は同じものを用いたが、圧力損失を減少させるためには太い径の、増大させるためには細い径の接続管を用いると良い。また、サクションチューブ10での脱水後の織布の織り幅における左右の水分率を考慮して、上記における必要な圧力損失の差を求めることができる。
また、上記第一及び第三の実施の形態では、第三の接続管と第四の接続管とが途中で合流しているが、共通の吸引器40に2つの接続口を設けることにより、各気水分離器と吸引器40を完全に分離独立した第三の接続管と第四の接続管とで接続してもよい。
また、第三の接続管と第四の接続管が合流する前の接続管の少なくとも一方に、吸引力調整部51、52(図2)、具体的には、空気圧調整用の穴を設けるか、絞り弁を設けても良い。織幅が変更されたとき、一般に反緯入側の織端位置が変わる。
このとき、吸引口15のうち、織布に対応しない部分はテープなどで塞がれるが、両側の織幅部分に対する吸引口15の各吸引力に差が生じるので、空気穴を設けた場合には、必要に応じて穴を開閉することにより、空気穴を設けた接続管の圧力損失の調整を行うことが可能となる。また、絞り弁を設けた場合には、吸引器の吸引能力を減少させることなく、第三及び第四の接続管の圧力損失が調整可能となる。
本発明は上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り種々変更することができる。
水噴射式織機における織布経路の略図である。 第一の実施の形態における配管装置の断面図である。 第二の実施の形態における配管装置の断面図である。 第三の実施の形態における配管装置の断面図である。 第四の実施の形態における配管装置の断面図である。 第五の実施の形態における配管装置の断面図である。
符号の説明
2 織布
3 テンプル
4 巻取りビーム
10 サクションチューブ
11 緯入側吸引口
12 反緯入側吸引口
15 吸引口
21 第一の接続管
22 第二の接続管
23 第三の接続管
24 第四の接続管
31 第一の気水分離器
32 第二の気水分離器
35 配水管
40 吸引器
41 第一の吸引器
42 第二の吸引器
51、52 吸引力調整部

Claims (3)

  1. 織機のフレーム間に配置され、織布に接する吸引口を有したサクションチューブと、第一及び第二の気水分離器と、サクションチューブの反給糸側端部から第一の気水分離器に接続する第一の接続管と、サクションチューブの給糸側端部から第二の気水分離器に接続する第二の接続管と、少なくとも1つの吸引器と、第一の気水分離器と吸引器とを接続する第三の接続管と、第二の気水分離器と吸引器とを接続する第四の接続管とを備えていることを特徴とする水噴射式織機の脱水装置。
  2. 吸引器からサクションチューブの反給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失が、吸引器からサクションチューブの給糸側端部に至るまでの流路における圧力損失に対して同等以下であることを特徴とする請求項1に記載の水噴射式織機の脱水装置。
  3. 第三の接続管に接続された第一の吸引器と、第四の接続管に接続された第二の吸引器とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の水噴射式織機の脱水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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