JPH1046449A - 水噴射式織機の脱水装置 - Google Patents

水噴射式織機の脱水装置

Info

Publication number
JPH1046449A
JPH1046449A JP21605596A JP21605596A JPH1046449A JP H1046449 A JPH1046449 A JP H1046449A JP 21605596 A JP21605596 A JP 21605596A JP 21605596 A JP21605596 A JP 21605596A JP H1046449 A JPH1046449 A JP H1046449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
water
cylinder
dewatering
negative pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21605596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Sakai
要介 酒井
Kazuya Shimizu
和也 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Texsys Co Ltd
Original Assignee
Nissan Texsys Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Texsys Co Ltd filed Critical Nissan Texsys Co Ltd
Priority to JP21605596A priority Critical patent/JPH1046449A/ja
Publication of JPH1046449A publication Critical patent/JPH1046449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水むらを十分低減させ、脱水効率を高める
ことにより後工程の乾燥時間を短縮させて、脱水作業の
効率化及び省エネ化を図ることを目的とする。 【解決手段】 織機の左右両フレーム20a,20b間
に脱水筒11が配置され、この脱水筒11には、製織さ
れる布に接するスリット状の吸水口12が設けてある。
そして、緯入れ側フレーム20aの外側には、前記脱水
筒11に吸水管としてのパイプ16、17を介して接続
された吸引ポンプ18(負圧発生手段)が設けてあり、
この吸引ポンプ18からのパイプ16を分岐パイプ31
により第1パイプ32と第2パイプ33に分岐させて前
記脱水筒の両側端部11a、11bにそれぞれ接続する
と共に、吸引ポンプ18に対し遠い側(反緯入れ側)の
脱水筒端部11bに接続された第2パイプ33が、吸引
ポンプ18に近い側(緯入れ側)の脱水筒端部11aに
向かって下方に傾斜するようステーに38に沿って取り
付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水噴射式織機の脱水
装置に関し、詳しくは緯入れによって製織された布に含
まれる水分を、織機上で効率よく吸引・除去する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】水噴射式織機においては、製織された布
が水を含んでいることから、その含水量が多い状態でク
ロスローラに巻き取ってしまうと、カビの発生等による
布品質の低下や後工程での乾燥費用が嵩むことから、織
機上で吸引気流を用いて脱水するようにした技術が知ら
れている。従来、この種の技術としては、例えば実開平
4−114582号公報が知られており、これを図6に
て説明すると、経糸1は、バックローラ2,ヘルドフレ
ーム3,リード4を通って織り前5に導かれる。そし
て、緯入れノズル7より緯糸8を噴射水と共に経糸開口
6内に緯入れし、この緯糸8をリード4により織り前5
に打ち込んで布9を製織する。そして、布9は脱水筒1
1を経てサーフェスローラ13及びプレスローラ14に
より牽引されつつクロスローラ15に巻き取られるよう
になっている。前記脱水筒11は、左右両フレーム20
に設けたブラケット23,24に支持されて、両フレー
ム20間に配置され、また脱水筒11の布9に接する部
位には、スリット状の吸水口12が設けてある。また、
脱水筒11の緯入れ側にあるフレーム20の外側には、
吸引ポンプ18(負圧発生手段)が設けられている。な
お、吸引ポンプ18としては一般的にブロアポンプが用
いられる。そして、吸引ポンプ18から脱水筒11の緯
入れ側端部にパイプ16,17(吸水管)が接続され、
このパイプ16,17を介して吸引ポンプ18からの負
圧が脱水筒11内に生じ、布9の水分が空気とともに吸
水口12より吸引される。なお、26は気水分離箱で、
空気と共に吸入された水がパイプ16より流入し、空気
と水を分離して下方に接続した排水パイプ21により排
水溝22に排水する一方、吸引ポンプ18に接続された
パイプ17には空気が流入されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】吸引ポンプ18からの
パイプ16が脱水筒11の緯入れ側端部に接続されてい
るので、脱水筒11内部には緯入れ側端部から吸引力が
作用する。一方、スリット状の吸水口12からは布を介
して高い流速で水を含んだ空気が流入するが、吸水口1
2からの空気流入により、緯入れ側端部から反緯入れ側
に向かうに従って、負圧の絶対値が小さくなって行くた
め、緯入れ側に比して反緯入れ側の吸引力が低下し、布
巾方向に水分率が異なった状態の、いわゆる脱水むらが
生じることになる。近年、織機が高速化されて単位時間
当たりの緯入れ回数は増加し、また製織される糸種の多
様化により、例えば太繊度製織等で牽引力を増す必要が
ある等、単位時間に消費される緯入れ水が増加するた
め、布の水分率が高くなり、脱水むらが大きくなる傾向
にある。そのため、布降ろし後の後工程においてヒート
ローラ等による乾燥処理を行うのであるが、最も含水量
の多い部位を基準に十分な時間を費やして乾燥させる必
要があり、乾燥費が嵩むという問題があった。
【0004】本発明は、脱水むらを十分低減させ、脱水
効率を高めることにより後工程の乾燥時間を短縮させ
て、脱水作業の効率化及び省エネ化を図ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、第1
に織機の左右両フレーム間に配置され、製織される布に
接する吸水口を有した脱水筒と、当該脱水筒に吸水管を
介して接続された負圧発生手段とによって、布に付着し
た水分を空気と共に吸水口を介して脱水筒内に吸引して
脱水するようにした水噴射式織機の脱水装置において、
前記負圧発生手段からの吸水管を分岐させて前記脱水筒
の両側端部に接続したことを特徴とする。
【0006】そして、第2に、負圧発生手段に対し遠い
側の脱水筒端部に接続された吸水管は、前記負圧発生手
段に対し遠い側の脱水筒端部から近い側の脱水筒端部に
向かって下方に傾斜するよう配置されていることを特徴
とする。
【0007】そして、第3に、負圧発生手段は緯入れ側
に設けられ、吸水管は緯入れ側で分岐して前記脱水筒の
両側端部に接続されており、前記分岐した部位から反緯
入れ側の脱水筒端部に至る吸水管の内径を、前記分岐し
た部位から緯入れ側の脱水筒端部に至る吸水管の内径よ
りも大としたことを特徴とする。
【0008】そして、第4に、負圧発生手段に対し遠い
側の脱水筒端部に接続された吸水管は、前記両フレーム
に固定されたステーに沿って取付けられていることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。なお、従来技術として説
明した同様の部材には、同一符号を付して説明を省略す
る。まず、図1は、本発明に係る脱水装置の一実施例を
示す全体斜視図で、特に左右両フレームとステーとで構
成される骨格部との取付位置関係を示したものである。
図2は図1を適宜展開して示した配管系統を示す説明図
である。まず、図1を参照し、左右フレーム20a,2
0b間には、トップステー38,39及びボトムステー
40が固定され、これらの部材により織機の骨格を形成
している。ここで、図示左側の緯入れ側フレーム20a
には緯入れノズルが設けられているが、従来と同様の構
成なので、図示を省略してある。また両フレーム20
a,20b間には、図示前側のトップステー38に沿っ
て脱水筒11が配置され、この脱水筒11の両端部は前
記両フレーム20a,20bに設けた脱水筒ブラケット
36a,36bに固定されている。
【0010】ここで、図2に示すように脱水筒11は両
端が開放した円筒状の部材で構成され、脱水筒ブラケッ
ト36a,36b内面のシール部材36c,36dによ
って両端が密封状態となっている。また、脱水筒11の
両端部11a,11bの下側に突出した部位には、それ
ぞれ吸水管としての第一パイプ32と第2パイプ33が
接続されている。図1に戻り、脱水筒11には図外の布
に対し巾方向に接するスリット状の吸水口12が形成し
てある。一方、緯入れ側フレーム20aの外側には、負
圧発生手段としての吸引ポンプ18が設けられている。
なお、この吸引ポンプ18は一般的にブロアポンプが用
いられる。また、この吸引ポンプ18から脱水筒11の
緯入れ側端部に吸水管としてのパイプ17が接続され、
気水分離を行うセパレータ35を介して吸水管としての
パイプ16が接続されている。
【0011】セパレータ35は、図2に示すように上部
内壁の突部35aとパイプ17側から延びる突部35b
により、集水室Wと空気室eが形成され、集水室W内に
分離された水はパイプ21より排水ボックス29へ排水
される。なお、排水ボックス29内に溜まった水は、底
部に経糸に塗布された糊材等が堆積し、溢れ出た上澄み
が図示しない排水溝に流出する。一方、空気室e内の空
気はパイプ17より吸引ポンプ18へ導かれる。なお、
セパレータ35とパイプ17の接続部には、空気孔35
dを有するリング状のバルブ35cが設けてあり、バル
ブ35cを周方向に回転させることで、セパレータ35
側の空気孔との隙間が調整され、これにより脱水筒11
の負圧値を調整出来るようになっている。再び図1を参
照し、パイプ16には分岐パイプ31が接続されてお
り、分岐パイプ31には前述した吸水管としての第1パ
イプ32と第2パイプ33が接続されている。そして、
第1パイプ32は吸引ポンプ18に近い側、すなわち緯
入れ側の脱水筒端部11aに接続され、第2パイプ33
は吸引ポンプ18に対し遠い側、すなわち反緯入れ側の
脱水筒端部11bに接続されている。ここで、吸引ポン
プ18に対し遠い側である反緯入れ側の脱水筒端部11
bに接続された第2パイプ33は、吸引ポンプ18に近
い側である緯入れ側の脱水筒端部11aに向かって下方
に傾斜している。
【0012】前側のトップステー38には、その長手に
沿って所定間隔で3個の支持板37a,37b,37c
が取付られ、これら支持板37a,37b、37cに第
2パイプ33が固定されている。ここで、第2パイプ3
3の傾斜角度αは、大き過ぎると上下スペースを大きく
取って、図外のクロスローラに巻かれる布巻量が制約さ
れたり或いはメンテナンス等の作業性が悪くなる。逆に
小さ過ぎると水の流れが悪くなり、糊材等の堆積とも相
俟って水が停滞する。そのため、図2では第2パイプ3
3の傾斜を誇張して示してあるが、実際には水平線mと
第2パイプ33の軸線nとの角度αを約1〜5度程度と
するのが好ましい。
【0013】なお、中央に位置する支持板37bについ
ては、図5に示すように第2パイプ33の固定部に長孔
43が形成され、第2パイプ33の支持腕44aを備え
たパイプブラケット44をボルト42によって位置調整
可能に取着することができ、第2パイプ33の取付作業
に際しては、まず両側2ヶ所の支持板37a,37cに
より固定し、その後中央の支持板37bにより位置調整
可能に固定する。これにより、3ヶ所で第2パイプ33
を堅固に固定でき、組み付け誤差の影響を受けることな
く、また織り巾の異なる織機に装着する際にも、同一部
品で極めて容易に固定できる。
【0014】次に図2を参照し、分岐パイプ31には、
その下方に排水パイプ34が接続されており、この排水
パイプ34の端部にはエルボ34aが取り付けられ、そ
の端部上方にヒンジ34bが取付られている。そして、
ヒンジ34bに設けたピン34cに対し蓋30が回動自
在に取着されている。これにより、吸引ポンプ18が作
動し、排水パイプ34内に負圧が発生しているときに
は、その吸引力により吸着されて、蓋30はエルボ34
aの端部を閉じるよう作用する。そして、織機停止時に
吸引ポンプ18の作動が停止したとき、前記吸着力が消
滅して蓋30が閉じようとする作用力がなくなる。一
方、織機の運転中、吸引ポンプ18が作動しているとき
には、第1パイプ32、第2パイプ33内は、負圧によ
り水分がミスト状になっているが、織機が停止して吸引
ポンプ18の作動が停止したとき、第1パイプ32及び
第2パイプ33内では負圧が消滅することにより、ミス
ト状になっていた水分が水滴となり、第1パイプ32か
ら排水パイプ34、エルボ34a内に流出する。また、
第2パイプ33も緯入れ側の脱水筒端部11aに向かっ
て下方に傾斜しているので、水滴が排水パイプ34、エ
ルボ34a内に流出し、このとき蓋30には閉じる作用
がないことから、その水は図外の排水溝に流出する。
【0015】分岐パイプは31は4方向に分岐するよう
構成され、吸引ポンプ18に通じるパイプ16からの負
圧を第1パイプ32、第2パイプ33に導く機能、そし
て第1パイプ32、第2パイプ33からの水滴を排水パ
イプ34へ流出させる機能を部品点数を増加させること
なく一部材で担っている。
【0016】この実施例によれば、吸引ポンプ18から
の負圧はパイプ17、セパレータ35、パイプ16を経
由し分岐パイプ31に至り、分岐パイプ31から第1パ
イプ32と第2パイプ33をそれぞれ経由して脱水筒1
1の両側端部11a,11bより脱水筒11内に負圧が
作用し、図示しない布の水分が空気とともに吸水口12
より吸引される。このとき、スリット状の吸水口12か
らの吸引力が脱水筒11の両側端部11a,11bより
作用するので、片側に偏ることがなく脱水むらが十分低
減でき、また分岐パイプ31から脱水筒11までの管路
の増加により、流路面積が増大し吸引抵抗が減少する。
このような吸引効率の向上効果を図3により従来技術と
対比させて説明すると、実線はこの実施例の脱水筒11
の両側より吸引を行った場合(以下両側吸引と称す)を
示し、鎖線は従来技術として前述した脱水筒11の片側
より吸引を行った場合(以下片側吸引と称す)を示す。
ここで、流速について見ると、実線で示す両側吸引の場
合は鎖線で示す片側吸引の場合よりも左端(緯入れ側)
から右端(反緯入れ側)までの間の流速差が大幅に小さ
くなっていることがわかる。なお、両側吸引の場合、左
端よりも右端が若干流速が低下しているのは、第1パイ
プ32よりも第2パイプが長く、管路抵抗が大きくなる
ためである。次に水分率について見ると、鎖線で示す片
側吸引では、左端部から右端部までの間で最大2%程度
の差が生じたが、実線で示す両側吸引では約1%程度で
あり、脱水むらが大幅に低減されている。
【0017】また、この実施例では、吸引ポンプ18に
対し遠い側である反緯入れ側の脱水筒端部11bに接続
された第2パイプ33を、吸引ポンプ18に近い側であ
る緯入れ側に向かって下方に傾斜するよう配置している
ため、織機停止時にミスト状になっていた水分が第2パ
イプ33内で水滴となるが、この水滴は糊材と共に自重
で緯入れ側に向かって落下し、分岐パイプ31を経由し
て排水パイプ34に流出し、エルボ34aより図外の排
水溝に流出するので、第2パイプ33内に糊材等が堆積
して頻繁に清掃する必要がない。なお、第1パイプ32
内に流入した水滴も分岐パイプ31を経由して排水パイ
プ34へ流出する。また、セパレータ35は、水分が水
滴でなくミスト状になった状態のときに水と空気を確実
に分離し得るものであるが、織機起動時には、第2パイ
プ33内の水滴は排水パイプ34内に流出するので、セ
パレータ35に水滴が流入し、吸引ポンプ18に流れて
吸引効率が低下する恐れがない。
【0018】なお、吸引ポンプを緯入れ側に配置すれ
ば、吸引ポンプ18は緯入れ装置のある側に集中してメ
ンテナンス性が図れ、更に図4に示すように、前記分岐
パイプ31から反緯入れ側の脱水筒端部11bに接続さ
れた第2パイプ33の内径を、前記分岐パイプ31から
緯入れ側の脱水筒端部11aに接続された第1パイプ3
2の内径よりも大とすれば、第1パイプ32よりも長い
第2パイプ33は、径の増大により圧力損失による負圧
値の低下が防止できる。また、緯入れ水は反緯入れ側に
向けて噴射されるので、反緯入れ側の織布の含水量は緯
入れ側よりも多くなる傾向にあるが、反緯入れ側のパイ
プを大径とすることで、吸水効率を緯入れ側と同等或い
はそれ以上にすることも可能となる。また、反緯入れ側
の脱水筒端部11bに接続された第2パイプ33を、ト
ップステー38に沿って取付けているので、パイプが骨
格部材に沿っており、第2パイプ33が邪魔にならず、
メンテナンス等の作業スペースを十分確保できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、負圧発生手段からの吸水管を分岐させて脱水筒の両
側端部に接続したので、スリット状の吸引口からの吸引
力が一方側に偏ることがなく脱水むらを十分低減でき
る。また負圧発生手段から脱水筒までの流路面積が増大
することにより吸引抵抗が減少し、脱水効率が向上す
る。
【0020】また、負圧発生手段に対し遠い側に接続さ
れた吸水管を、負圧発生手段に近い側の脱水筒端部に向
かって下方に傾斜するよう配置すれば、吸水管内でミス
ト状となっていた水分が、織機停止時に水滴となったと
き、糊材等と共に下方に向かって流れるので、吸水管内
に糊材等が堆積して頻繁に清掃する必要がなく、また織
機起動時に吸水管内に溜まった水滴が負圧発生手段に流
入して吸引効率が低下する恐れがない。
【0021】また、負圧発生手段を緯入れ側に設け、吸
水管を緯入れ側で分岐させて前記脱水筒の両側端部に接
続し、前記分岐部から反緯入れ側の脱水筒端部に接続さ
れた吸水管の内径を、前記分岐部から緯入れ側の脱水筒
端部に接続された吸水管の内径よりも大とすれば、負圧
発生手段は緯入れ装置側に集中するので、メンテナンス
性が良好で、このとき反緯入れ側に接続された吸水管は
長くなるが、径を増大させることにより空気抵抗による
負圧値の低下が防止できる。また、緯入れ水は反緯入れ
側に向けて噴射されるので、反緯入れ側の織布の含水量
は緯入れ側よりも多くなる傾向にあるが、反緯入れ側の
脱水筒端部に接続される吸水管を大径とすることで、吸
水効率を緯入れ側と同等或いはそれ以上にすることも可
能となる。
【0022】更にまた、負圧発生手段に対し遠い側の脱
水筒端部に接続された吸水管を前記両フレームに固定さ
れたステーに沿って取付ければ、パイプが骨格部材に沿
っているので、吸水管が邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の装置を示す斜視図
【図2】 図1を展開して示した配管系統を示す説明
【図3】 図1に示す実施例の吸引効率を、従来技術
と対比させて比較した特性図
【図4】 本発明の他の実施例を示す説明図
【図5】 本発明の一実施例の装置の部分拡大断面図
【図6】 従来技術を示す全体斜視図
【符号の説明】
9 布 11 脱水筒 12 吸水口 16 パイプ(吸水管) 17 パイプ(吸水管) 18 吸引ポンプ(負圧発生手段) 20a 緯入れ側フレーム 20b 反緯入れ側フレーム 31 分岐パイプ 32 第1パイプ(吸水管) 33 第2パイプ(吸水管) 35 セパレータ 38 トップステー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機の左右両フレーム間に配置され、
    製織される布に接する吸水口を有した脱水筒と、当該脱
    水筒に吸水管を介して接続された負圧発生手段とによっ
    て、布に付着した水分を空気と共に吸水口を介して脱水
    筒内に吸引して脱水するようにした水噴射式織機の脱水
    装置において、前記負圧発生手段からの吸水管を分岐さ
    せて前記脱水筒の両側端部に接続したことを特徴とする
    水噴射式織機の脱水装置。
  2. 【請求項2】 負圧発生手段に対し遠い側の脱水筒端
    部に接続された吸水管は、前記負圧発生手段に対し遠い
    側の脱水筒端部から近い側の脱水筒端部に向かって下方
    に傾斜するよう配置されていることを特徴とする請求項
    1に記載の水噴射式織機の脱水装置。
  3. 【請求項3】 負圧発生手段は緯入れ側に設けられ、
    吸水管は緯入れ側で分岐して前記脱水筒の両側端部に接
    続されており、前記分岐した部位から反緯入れ側の脱水
    筒端部に至る吸水管の内径を、前記分岐した部位から緯
    入れ側の脱水筒端部に至る吸水管の内径よりも大とした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水噴射式織機
    の脱水装置。
  4. 【請求項4】 負圧発生手段に対し遠い側の脱水筒端
    部に接続された吸水管は、前記両フレームに固定された
    ステーに沿って取付けられていることを特徴とする請求
    項1乃至3に記載の水噴射式織機の脱水装置。
JP21605596A 1996-07-29 1996-07-29 水噴射式織機の脱水装置 Pending JPH1046449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21605596A JPH1046449A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 水噴射式織機の脱水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21605596A JPH1046449A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 水噴射式織機の脱水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1046449A true JPH1046449A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16682584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21605596A Pending JPH1046449A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 水噴射式織機の脱水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1046449A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006187449A (ja) 洗濯乾燥機
CN211552347U (zh) 一种纺织布料的高效烘干设备
US2400792A (en) Loom
WO2015101386A1 (en) Laundry treatment apparatus with fluff filter washing arrangement
CN215388387U (zh) 一种梭织面料生产用车间降尘装置
JPH1046449A (ja) 水噴射式織機の脱水装置
CN209468622U (zh) 纺织布料除尘装置
CN110592895A (zh) 具有毛绒收集的洗衣机排水系统
KR20060047878A (ko) 물분사식 직기의 기기상에 설치된 탈수장치
EP1731646A1 (en) Dewatering device for water jet loom and sheet used in dewatering device
CN210066058U (zh) 一种喷气织机的供气装置
CN210031031U (zh) 一种纺织用具有清理功能的织布机
CN211394812U (zh) 一种高精度高效引纬装置
CN207933598U (zh) 一种用于加工高耐磨阻燃涤纶布用整经机
CN211036459U (zh) 一种滚筒洗烘机
FI121118B (fi) Menetelmä ja laite päättymättömän kudoksen kunnostamiseksi
CN110917763B (zh) 一种在线连续收集、清洗飞絮的空气自动过滤装置
KR100860646B1 (ko) 원단 진공탈수 시스템용 노즐어셈블리
CN208533036U (zh) 一种喷水织机脱水干燥装置
CN211695253U (zh) 一种调节纺织车间湿度的调节装置
CN213061226U (zh) 一种用于喷水织机的脱水装置
CN213804358U (zh) 一种水洗干布系统
CN210919397U (zh) 一种用于纺织行业的离心式压缩机
JP3449532B2 (ja) 水噴射式織機における脱水織布の濡れ戻り防止機構
JPH059846A (ja) 織機における風綿捕集装置