JP2006045182A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 毛髪の柔軟性、すべり性およびコート感に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】 次の成分(A)及び(B)
(A)一般式(1)
【化1】
Figure 2006045182

で表されるエーテル型陽イオン性界面活性剤
(B)一般式(2)
【化2】
Figure 2006045182

で表されるイミダゾリン型陽イオン性界面活性剤
を含有する毛髪化粧料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪の柔軟性、すべり性が良好で、しっとりとしたコート感に優れる毛髪化粧料に関する。
毛髪化粧料には、毛髪に対する柔軟性の付与や良好なすべり性が要求されている。特に近年、パーマ、ブリーチ、カラーリングなどの化学処理により、毛髪のダメージが増加し、毛髪化粧料には、より高レベルな毛髪の柔軟性やすべり性が求められるとともに、ダメージから毛髪が保護されている感触(コート)感が要求されている。このような要求から、陽イオン性界面活性剤として、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩が用いられているが、必ずしもこれらの要求を満足する毛髪化粧料は得られていない。
特許文献1には、特定のエーテル型4級アンモニウム塩を含む、良好な柔軟性及びすべり性を有する毛髪化粧料が記載され、特許文献2には、特定のエーテル型4級アンモニウム塩と陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤とを含有する洗浄剤組成物が記載され、また特許文献3には、特定のジアルキルイミダゾリン型陽イオン界面活性剤を含む毛髪化粧料が記載されているが、これらの毛髪化粧料は充分な柔軟性、すべり性及びコート感を兼ね備えたものではなかった。
特開2002−255754号公報 特開2002−256283号公報 US2003/0186834A1号公報
本発明の目的は、毛髪の柔軟性、すべり性およびコート感に優れた毛髪化粧料を提供することにある。
本発明は、次の成分(A)及び(B)
(A)一般式(1)
Figure 2006045182
〔式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
2及びR4は、炭素数1〜6のアルキル基又は-(AO)nH(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜6の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)を示し、
3は、炭素数1〜6のアルキル基、ベンジル基又は-(A'O)mH(A'は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、mは1〜6の数を示し、m個のA'は同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)を示し、
-は、陰イオンを示す。〕
で表されるエーテル型陽イオン性界面活性剤
(B)一般式(2)
Figure 2006045182
〔式中、R11及びR14は、炭素数16〜30のアルキル基又は炭素数16〜30のアルコキシ基を示し、
12及びR13は、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、
a-は、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、フッ素イオン、硫酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、メタンベンジルスルホン酸イオン、リン酸イオン、亜硝酸イオン、硝酸イオン、カルボン酸イオンから選ばれる1種以上の陰イオンを示す。aはXのイオン電荷である。〕
で表されるイミダゾリン型陽イオン性界面活性剤
を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
本発明によれば、毛髪の柔軟性、すべり性およびコート感に優れた毛髪化粧料が得られる。
成分(A)の上記一般式(1)において、R1、R2、R3及びR4は以下に示すものが、毛髪に対するすべり性の観点から好ましい。
上記一般式(1)において、R1としては、炭素数12〜22、特に16〜18のものが好ましく、また直鎖のアルキル基が好ましい。
2及びR4としては、炭素数1〜6のアルキル基及び−(CH2CH2O)nHが好ましく、nは1〜3、特に1が好ましく、更にメチル基及びエチル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。
3としては、メチル基、エチル基及びベンジル基が好ましく、更にはメチル基及びエチル基、特にメチル基が好ましい。
-としては、ハロゲンイオン、例えばフッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン又はヨウ素イオン、又は有機アニオン、例えば酢酸イオン、クエン酸イオン、乳酸イオン、グリコレート、リン酸イオン、硝酸イオン、スルホン酸イオン、硫酸イオン、並びにメチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオン等のアルキル硫酸イオン等が挙げられ、ハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンが好ましく、特に塩素イオン、メチル硫酸イオン又はエチル硫酸イオンが好ましい。
成分(B)の上記一般式(2)において、R11、R12、R13、R14及びXa-は以下に示すものが毛髪の柔軟性及びコート感の観点から、好ましい。
上記一般式(2)において、R11 及びR14としては、炭素数16〜24のアルキル基、特に、炭素数17〜22のアルキル基が好ましい。R12 及びR13としては、水素原子又はメチル基が好ましい。Xa-は、塩素イオン、メチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオンから選ばれる陰イオン又は陰イオン混合物が好ましい。
本発明の毛髪化粧料中の成分(A)の含有量は、毛髪に十分に柔軟性及びすべり性を付与でき、かつ保存時における沈殿、固化、分層等が生じない製品の安定性上の観点から、0.1〜20重量%が好ましく、ヘアリンス、ヘアコンディショナー等の洗い流すタイプのものでは、特に0.5〜10重量%が好ましく、また、ヘアトリートメント、ヘアリキッド等の洗い流さないタイプのものでは、特に0.2〜5重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料中の成分(B)の含有量は、毛髪に十分に柔軟性及びすべり性を付与でき、かつ保存時における沈殿、固化、分層等が生じない製品の安定性上の観点から、0.1〜20重量%が好ましく、ヘアリンス、ヘアコンディショナー等の洗い流すタイプのものでは、特に0.5〜10重量%が好ましく、また、ヘアトリートメント、ヘアリキッド等の洗い流さないタイプのものでは、特に0.2〜5重量%が好ましい。
成分(A)と(B)との重量比率は、コート感の観点から、成分(A)/成分(B)=100/1〜1/20が好ましく、20/1〜1/10がより好ましく、特に10/1〜1/5が好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、成分(A)及び(B)以外の界面活性剤を含有してもよい。
これら他の界面活性剤としては、成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤の1種以上が挙げられる。これらの中で成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤が好ましい。
成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤の特に好ましいものとして、特開2000-178146号公報に記載の、下記一般式(3)
Figure 2006045182
〔式中、R5、R6、R7及びR8のうち、少なくとも1個は総炭素数8〜28の、アルコキシ基、好ましくは16〜28の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基、アルケノイルアミノ基、アルカノイル基又はアルカノイルオキシ基が置換していてもよい、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は合計付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z-はハロゲンイオン、例えばフッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン又はヨウ素イオン、又は有機アニオン、例えば酢酸イオン、クエン酸イオン、乳酸イオン、グリコレート、リン酸イオン、硝酸イオン、スルホン酸イオン、硫酸イオン、並びにメチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオン等のアルキル硫酸イオンから選択されたものを示す。〕
で表わされる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
上記一般式(3)で表される化合物の好ましい例として、R5、R6、R7及びR8のうち、少なくとも1個が総炭素数8〜22の、アルコキシ基で置換していても良いアルキル基で、残余は、メチル基、エチル基、ベンジル基を示すものが挙げられる。さらに好ましい具体例としては、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドやベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドなどの塩化モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライドや、コータミンD2345P(花王製)のような分岐ジアルキルジメチルアンモニウムクロライドなどの塩化ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
上記陰イオン性界面活性剤としては、硫酸系、スルホン酸系、カルボン酸系、リン酸系及びアミノ酸系のものが好ましく、例えばアルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等が挙げられる。
これらのうち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩が好ましく、特に下記一般式(4)又は(5)で表されるものが好ましい。
R9O(CH2CH2O)pSO3M (4)
R10OSO3M (5)
〔式中、R9は炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、R10は炭素数10〜18のアルキル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を示し、pはエチレンオキサイド平均付加モル数で1〜5の数を示す。〕
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド類等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、アルキルグリコシド類、ポリオキシアルキレンC8−C20脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及び脂肪酸アルカノールアミドが好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテルが好ましい。アルキルグリコシド類としては、アルキル基の炭素数8〜14で、糖(グルコース)の縮合度1〜2のものが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドとしては、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、またモノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよいが炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドの具体例としては、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、パーム核油脂肪酸メチルエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアルキル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が好ましい。
成分(A)と成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤との使用比率は、柔軟性、すべり性、およびコート感の観点から、「成分(A)/他の陽イオン性界面活性剤」(重量比)が1/4以上であるのが好ましく、更には1/2〜10/1、特に1/1〜4/1であるのが好ましい。
成分(B)と成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤との使用比率は、柔軟性、すべり性、およびコート感の観点から、「成分(B)/他の陽イオン性界面活性剤」(重量比)が1/4以上であるのが好ましく、更には1/2〜10/1、特に1/1〜4/1であるのが好ましい。
成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤の含有量は、0〜20重量%が好ましく、0〜10重量%がより好ましく、特に0〜5重量%が好ましい。
成分(A)と成分(B)と成分(A)及び(B)以外の陽イオン性界面活性剤の合計含有量は、0.1〜20重量%が好ましく、0.2〜10重量%がより好ましく、特に0.5〜5重量%が好ましい。
特に、本発明の毛髪化粧料がシャンプー等の毛髪洗浄剤組成物の場合、成分(A)又は(B)と陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤との使用比率は、泡質及び安定性の向上の観点から、「成分(A)又は(B)/他の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤」(重量比)が1/1〜1/200であるのが好ましく、更には1/5〜1/100であるのが好ましい。成分(A)又は(B)の含有量は、泡質及び安定性の向上の観点から、0.1〜10重量%が好ましく、0.2〜5重量%、特に0.3〜3重量%が好ましい。陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の合計含有量は、起泡性及び使用感の向上の観点から、0.1〜50重量%、更には0.5〜30重量%、特に5〜20重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、更に油性成分を含有することができる。
油性成分としては、高級アルコール、シリコーン、及びエステル油、炭化水素類、グリセリド類等が挙げられ、高級アルコール、エステル油及び/又はシリコーンが好ましく、高級アルコール及び/又はシリコーンが特に好ましい。
高級アルコールとしては、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール類、好ましくは炭素数12〜26の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール、更に好ましくはセタノール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベへニルアルコール、カラナービルアルコール、セリルアルコール等の高級アルコールが挙げられ、特にセタノール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましい。ここで、セタノールとは、セチルアルコールを主成分とし、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールを含有するものをいう。
成分(B)以外のエステル油としては、総炭素数8〜40のエステル油、好ましくは炭素数8〜20の脂肪酸と炭素数1〜20のアルコールとのエステル等が挙げられ、特にパルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピルが好ましい。
シリコーンとしては、(A)メチルポリシロキサン、(B)メチルフェニルポリシロキサン、(C)アミノ変性シリコーン〔好ましくは、平均分子量が約3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国、Cosmetic Ingredient Dictionary)第3版中に記載のもの、水性乳濁液としては、SM8704C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、DC939(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)等が挙げられる〕、(D)脂肪酸変性ポリシロキサン、(E)アルコール変性シリコーン、(F)脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、(G)ポリエーテル変性シリコーン、(H)エポキシ変性シリコーン、(I)フッ素変性シリコーン、(J)環状シリコーン、(K)アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
これらのシリコーンのうち、本発明の毛髪化粧料がヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー等の洗い流すタイプのものである場合には、上記(A)、(C)、(F)、(G)及び(J)が好ましい。また、へアクリーム、リーブオントリートメント等の洗い流さないタイプの毛髪化粧料の場合には、上記(A)、(B)、(C)、(G)及び(J)が好ましい。
本発明の毛髪化粧料における油性成分の含有量は、十分に油剤特有の柔軟性、しっとり感を付与することができ、かつ製品の安定性上の観点から、0.01〜30重量%、さらに0.2〜20重量%、特に1〜20重量%が好ましい。中でも、シリコーンの含有量は、十分にシリコーン特有の感触を付与することができ、かつ製品の安定性上の観点から、0.01〜20重量%、特に0.1〜10重量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料中の成分(A)と油性成分との重量比は、油性成分の乳化安定性の観点から、成分(A)/油性成分が20/1〜1/30、更に10/1〜1/10、特に1/1〜1/10が好ましい。また、成分(A)とシリコーン以外の油性成分との和と、シリコーンとの重量比は、製品安定性の観点から、〔成分(A)+シリコーン以外の油性成分〕/シリコーンが20/1〜1/20、更に10/1〜1/10、特に10/1〜1/1が好ましい。
本発明の毛髪化粧料中の成分(B)と油性成分との重量比は、油性成分の乳化安定性の観点から、成分(B)/油性成分が20/1〜1/30、更に10/1〜1/10、特に1/1〜1/10が好ましい。また、成分(B)とシリコーン以外の油性成分との和と、シリコーンとの重量比は、製品安定性の観点から、〔成分(B)+シリコーン以外の油性成分〕/シリコーンが20/1〜1/20、更に10/1〜1/10、特に10/1〜1/1が好ましい。
本発明の毛髪化粧料のpHは特に限定されないが、水で20重量倍に希釈したときの水溶液のpH(25℃)2〜8が好ましい。特に毛髪用リンス、コンディショナー等に使用する場合は、pH(25℃)3〜6が好ましく、毛髪用シャンプーに使用する場合は、pH(25℃)5〜8が好ましい。pHは、酸又はアルカリを加えて調整すればよい。
発明の毛髪化粧料には、更に上記油性成分以外の、植物油、動物油、ラノリン誘導体、高級脂肪酸エステル類、高級脂肪酸類、グリセリン、保湿剤、カチオン性ポリマー、多糖類、ポリペプタイド、パール化剤、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどの溶剤、イソステアリルグリセリルペンタエリスリルエーテルや、ペネトールGE−IS(花王製)のようなイソステアリルグリセリルエーテルなどの液晶形成基剤、色素、香料、噴射剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、抗フケ剤等を適宜配合することができる。カチオン性ポリマーとしては、カチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体などが挙げられる。抗フケ剤としては、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、常法に従って、水溶液、エタノール溶液、エマルション、サスペンション、ゲル、液晶、固形、エアゾールフォーム、スプレー等の所望の剤型にすることができる。毛髪洗浄剤組成物としては、ヘアシャンプー等の製品とすることができ、毛髪洗浄剤組成物以外の毛髪化粧料としては、へアリンス、へアコンディショナー、へアトリートメント、へアパック、へアクリーム、ヘアカラー、コンディショニングムース、へアムース、へアスプレー、リーブオントリートメント、ワックス、トニック、染毛剤等の製品とすることができる。
本発明を実施例により更に詳しく記載する。
実施例1
表1に示すエーテル型陽イオン性界面活性剤1〜4と、表2に示すイミダゾリン型陽イオン性界面活性剤1〜3、および他の陽イオン性界面活性剤を用い、表3に示す組成のヘアコンディショナー(本発明品1〜6及び比較品1〜5)を常法により製造した。これらのヘアコンディショナーについて、下記の方法により柔軟性を官能評価した。なお、表2中の数値は「重量%」である。
Figure 2006045182
Figure 2006045182
<評価方法>
あらかじめパーマ処理を施した日本人女性の毛髪20g(長さ20cm)を束ね、陰イオン性界面活性剤を主体とする市販ヘアシャンプーを用いて洗浄後、ヘアコンディショナー1.0gにて処理を行なった。その際のすべり性、柔軟性、およびコート感について、10名の専門パネラーにより、下記の基準に従って評価した。
4:非常に良好,3:良好,2:どちらともいえない,1:悪い
10名の評価の平均点を求め、3.6以上を◎、2.6〜3.5を○、1.6〜2.5を△、1.5以下を×とし、表3に示す。
Figure 2006045182
実施例2
下記組成のヘアトリートメント剤を製造した。
(重量%)
エーテル型陽イオン性界面活性剤1 2.5
イミダゾリン型陽イオン性界面活性剤1 0.8
セタノール* 4.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
ジプロピレングリコール 2.0
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
*:セチルアルコール/ステアリルアルコールの重量比7/3の混合物。以下同様。
実施例3
下記組成のヘアリンス剤を製造した。
(重量%)
エーテル型陽イオン性界面活性剤3 1.2
イミダゾリン型陽イオン性界面活性剤4* 1.0
ステアリルアルコール 3.0
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
ステアリルエーテル** 0.5
高重合メチルポリシロキサンエマルジョン*** 2.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
プロピレングリコール 1.0
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
*:クロダゾソフトDBQ(クローダジャパン製)〔一般式(2)において、R8、R11:ベヘニル基;R9:メチル基;R10:水素;Xa-:メチル硫酸イオンを示す〕
**:カオーポリエーテルSP-2010(花王(株)製)
***:シリコーンKM904(信越化学(株)製)
実施例2及び3のヘアリンス剤およびヘアトリートメント剤は、すべり性が良好で、油っぽいべたつきがなく、しっとりサラサラした感触で毛髪のまとまり性に優れていた。
実施例4
下記組成の毛髪洗浄剤を製造した。
(重量%)
エーテル型陽イオン性界面活性剤3 0.4
イミダゾリン型陽イオン性界面活性剤4* 0.6
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 17.0
ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド 3.0
ジプロピレングリコール 2.0
クエン酸 適量
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
*:クロダゾソフトDBQ(クローダジャパン製)〔一般式(2)において、R11、R12:ベヘニル基;R13:メチル基;R14:水素;Xa-:メチル硫酸イオンを示す〕
この毛髪洗浄剤は、洗浄時のすべり性に優れ、乾燥後は、毛髪のすべり性、柔軟性、およびしっとりとしたコート感に優れていた。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)及び(B)
    (A)一般式(1)
    Figure 2006045182
    〔式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
    2及びR4は、炭素数1〜6のアルキル基又は-(AO)nH(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜6の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)を示し、
    3は、炭素数1〜6のアルキル基、ベンジル基又は-(A'O)mH(A'は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、mは1〜6の数を示し、m個のA'は同一でも異なってもよく、その配列は任意である。)を示し、
    -は、陰イオンを示す。〕
    で表されるエーテル型陽イオン性界面活性剤
    (B)一般式(2)
    Figure 2006045182
    〔式中、R11及びR14は、炭素数16〜30のアルキル基又は炭素数16〜30のアルコキシ基を示し、
    12及びR13は、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、
    a-は、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、フッ素イオン、硫酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、メタンベンジルスルホン酸イオン、リン酸イオン、亜硝酸イオン、硝酸イオン、及びカルボン酸イオンから選ばれる1種以上の陰イオンを示す。aはXのイオン電荷である。〕
    で表されるイミダゾリン型陽イオン性界面活性剤
    を含有する毛髪化粧料。
  2. 更に、成分(A)及び(B)以外の界面活性剤を含有する請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 成分(A)及び(B)以外の界面活性剤が、陽イオン性界面活性剤である請求項2記載の毛髪化粧料。
  4. 更に油性成分を含有する請求項1〜3の何れか1項記載の毛髪化粧料。
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