JP2006045151A - メークアップ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌に塗布する際に塗布ムラが生じず、均一できれいな仕上がりが得られるメークアップ化粧料を提供する。
【解決手段】 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)平均分子量500〜1万のポリエチレングリコール又はポリオキシアルキレン変性糖類 0.1〜20質量%、
(B)粉体 15〜50質量%、
(C)25℃で液体の油剤 5〜70質量%、
(D)平均分子量50〜500未満の多価アルコール 0.1〜20質量%、
(E)水 5〜60質量%
を含有する液状の油中水型乳化メークアップ化粧料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、肌に塗布する際に塗布ムラが生じず、均一できれいな仕上がりが得られるメークアップ化粧料に関する。
従来、メークアップ化粧料において、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対するカバー力を上げるためには、酸化チタンや酸化鉄等の着色顔料、雲母チタン等のパール顔料などの粉体の配合量を増やす方法が一般的である。しかしながら液状のメークアップ化粧料においては、このような粉体を多量に配合すると、化粧料中で粉体の凝集が容易に起こり、カバー力を発揮できなくなる。このため、例えば特許文献1、特許文献2では、水溶性や油溶性のポリマーを粉体とともに配合することにより、粉体の凝集を抑制する化粧料が提案されている。しかしながら、このように化粧料中での粉体の分散状態が改善されたものでも、実際肌に塗布すると肌上で粉体の凝集が起こったり、肌の凹凸形状、特にシワ部分や肌荒れ部分などに粉体が溜まって塗布ムラが生じ、本来のカバー力が発揮されずに仕上がりが損なわれてしまう。このような現象は、特に粉体を化粧料中に15質量%以上含む、液状タイプの油中水型乳化化粧料において顕著に認められた。
一方、ポリエチレングリコールやポリオキシアルキレン変性糖類は、乳化物の安定性を向上させたり、化粧料中での無機粉体の凝集を抑制できることが報告されている(特許文献1、特許文献3、特許文献4)。
特開平09−151110号公報 特開2004−506614号公報 特開2002−205912号公報 特開2003−105191号公報
本発明の目的は、粉体を15質量%以上含有する液状の化粧料でも、塗布時のムラが改善され、均一できれいな仕上がりが得られるメークアップ化粧料を提供することにある。
本発明者らは、ポリエチレングリコールやポリオキシアルキレン変性糖類と、粉体、油剤、多価アルコール及び水を特定の割合で含有する液状の油中水型乳化化粧料が、肌に塗布し、肌の表面に被覆層が形成される過程において、内相の水に相溶しているポリエチレングリコールやポリオキシアルキレン変性糖類により、粉体が凝集することなく、特に塗布ムラになりやすい肌の凹凸部分や肌荒れ部分でもまんべんなく粉体が均一に付着し、なめらかでカバー力のあるきれいな仕上がりになること、しかも短時間で塗布して仕上げられることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)平均分子量500〜1万のポリエチレングリコール又はポリオキシアルキレン変性糖類 0.1〜20質量%、
(B)粉体 15〜50質量%、
(C)25℃で液体の油剤 5〜70質量%、
(D)平均分子量50〜500未満の多価アルコール 0.1〜20質量%、
(E)水 5〜60質量%
を含有する液状の油中水型乳化メークアップ化粧料を提供するものである。
本発明のメークアップ化粧料は、肌に塗布する際に塗布ムラが生じず、粉体が肌表面に均一に密着することで化粧料本来のカバー力を十分に発揮でき、さらに短時間で手早くきれな仕上がりが得られるものである。また、ポリエチレングリコールやポリオキシアルキレン変性糖類と多価アルコールが共存する水相は、塗布時の水分の蒸発をコントロールして塗布性を向上させるため、化粧料が肌の凹凸形状に関係なく、より表面全体に均一に塗布されてムラが起こりにくくなる。
本発明は、ポリエチレングリコールやポリオキシアルキレン変性糖類と、粉体、油剤、多価アルコール及び水を、特定範囲の比率で含有するメークアップ化粧料に関する。このような組合せにより、塗布時に、粉体が肌表面上で凝集したり、肌の凹凸などの形状によって偏在することなく均一に付着し、シミ・ソバカスなどの肌の色ムラに対する優れたカバー力のある仕上がりを呈するものである。
本発明で用いる成分(A)のポリエチレングリコール又はポリオキシアルキレン変性糖類は、平均分子量500〜1万、好ましくは500〜8000のものである。またポリオキシアルキレン変性糖類は、糖類として単糖類;二糖類、三糖類等のオリゴ糖;糖アルコールなどが挙げられる。なかでもグルコース、ソルビトール、ショ糖が好ましい。特に、炭素数1〜4のアルキル鎖で変性されたポリオキシアルキレン変性アルキル変性糖類が好ましく、例えばポリオキシアルキレンメチルグルコシドが挙げられる。さらに好ましくはアルキレンオキサイド付加モル数が5〜30のもの、特に10〜20のものであり、アルキレンオキサイドとしては、炭素数1〜4のもの、特にエチレンオキサイドが好ましい。
これらは、肌表面上に均一な被覆層を形成することで、塗布時の成分(B)のムラづきを抑えるための成分であり、特に、エチレンオキサイド付加モル数10〜20のポリオキシエチレンメチルグルコシドが好ましい。
成分(A)は1種以上を用いることができ、ポリエチレングリコールとポリオキシアルキレン変性糖類を組み合わせて用いることもできる。本発明の化粧料中における成分(A)の含有量は、0.1〜20質量%、特に0.3〜10質量%であるのが、塗布ムラがなく手早く仕上げられ、十分にカバー力のあるなめらかな仕上がりが得られるので好ましい。
本発明で用いる成分(B)は一般に化粧料に用いられる粉体であり、例えば酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青、有機タール系色素(青色1号など)、レーキ(黄色203号Baレーキなど)等の有色顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化チタン−酸化亜鉛複合粉体、タルク、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、リン酸カルシウム等の体質顔料;雲母、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン等のパール顔料;ナイロンパウダー、シルクパウダー、セルロースパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、ポリウレタンパウダー、ラウロイルリジン、シリコーンパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、アクリル酸ブチル・酢酸ビニル共重合体、シクロデキストリン、スチレン・アクリル共重合体等の樹脂粉体等の高分子粉体;ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素などが挙げられる。
これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、不定形状、燐片状、紡錘状など)は特に制限されず、さらに目的に応じてこれら粉体を、金属石鹸、金属酸化物、金属水酸化物、油脂、ロウ、シリコーン化合物、フッ素化合物、フッ素変性シリコーン化合物、炭化水素化合物、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、アミノ酸、アルキルフォスフェート、親油性界面活性剤等で表面処理を行って使用することもできる。
成分(B)の粉体は、肌色を補正する、肌に光沢を与える、肌のシミやソバカスなどの色ムラ部分や毛穴やシワ等の凹凸部分を目立たなくする等、肌をよりきれいに見せる目的で配合される。
成分(B)は、1種以上を用いることができ、十分にカバー力のあるきれいな仕上がりを得るために、化粧料中に15〜50質量%、特に15〜40質量%含有されるのが好ましい。
成分(B)のうち、有色顔料及びパール顔料が、肌色を補正したり肌のシミ等の色ムラを目立たなくする効果が高い点から好ましく、特に酸化鉄、雲母、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタンが好ましい。有色顔料及びパール顔料は、全粉体中に10質量%以上含まれるのが、十分なカバー力のある仕上がりが得られる点で好ましい。
また、成分(A)と(B)を特定の比率で使用することで、成分(A)が形成する被覆層によって成分(B)の肌表面上での凝集や偏在が抑えられ、塗布ムラが起きず短時間で簡単に塗布して仕上げられ、かつカバー力のある仕上がりを得ることができる。成分(A)及び(B)の質量比率〔(A)/(B)〕は0.005〜0.5、特に0.01〜0.3であるのが、塗布面にできる成分(A)の被覆層によって成分(B)の粉体が均一に付着することができるので好ましい。
本発明で用いる成分(C)の油剤は、25℃で液体のものである。特に、低粘度の油剤が油相中に含まれると、本発明のメークアップ化粧料の肌表面上でののびやすべりが良く、手早く仕上げることができる。
成分(C)としては、例えばジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;オリーブ油、ホホバ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル油;グリセリン誘導体、アミノ酸誘導体等のエステル油;イソステアリルグリセリルエーテル、セラキルアルコール等の高級アルコール;ベンゾフェノン、オキシベンゾン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等の紫外線吸収剤などが挙げられる。特に、25℃における粘度が100mPa・s以下のものが好ましく、更には、50mPa・s以下のものが好ましい。なかでもジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサンが、べたつきのない良好な使用感が得られる点で好ましい。なお、ここで示す粘度は、B型粘度計(トキメック社)で1分間後の粘度を25℃で測定したものである。
成分(C)は、1種以上を用いることができ、化粧料中に5〜70質量%、特に10〜60質量%含有されるのが好ましい。また、成分(C)が油相中に10質量%以上含有されるのが、肌に塗布した際ののびやすべりが良く、塗布ムラが生じなくなる効果が発揮されやすい点でより好ましい。
本発明で用いる成分(D)の多価アルコールは、平均分子量が50〜500未満のものであり、例えばグリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジグリセリン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、エトキシ化グリセリン、プロポキシル化グリセリン、ポリグリセリン、グルコース、マルトース、キシリトール、ラクチトール、還元パラチノース、ソルビトール、マルチトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、フラクトース、エリスリトール等が挙げられる。これらのうち、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールが、使用感の良好な点で好ましい。
成分(D)は1種以上を用いることができ、化粧料中に0.1〜20質量%、特に0.3〜10質量%含有されるのが、使用感も良好で、塗布ムラがなく手早く仕上げられるので好ましい。
また、成分(A)及び(D)の質量比率〔(A)/(D)〕は0.01〜20、特に0.05〜15の範囲であるのが、成分(A)の皮膜がより均一に形成され、塗布ムラが生じない点で好ましい。
成分(E)の水は、化粧料中に5〜60質量%、好ましくは10〜50質量%、特に好ましくは10〜40質量%含有される。この範囲内であれば、安定な油中水型乳化化粧料が得られる。
また、成分(D)及び(E)の質量比率〔(D)/(E)〕は0.001〜1.0、好ましくは0.01〜0.5である。この範囲内であれば、塗布時の水分の蒸散速度が適当で成分(A)の皮膜を塗布面に均一に形成さすることができ、塗布ムラが生じない。
本発明のメークアップ化粧料に含有される界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤として、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン等;カチオン性界面活性剤として、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等;両性界面活性剤として、レシチン、酢酸ベタイン系、イミダゾリウムベタイン系、アルキルジメチルアミンオキサイド等が挙げられる。特に、グリフィン式から求められるHLB値が10以下の非イオン性界面活性剤が、安定な油中水型乳化化粧料が得られる点で好ましい。更に、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーンが好ましい。
これらの界面活性剤は1種以上を用いることができ、化粧料中に0.1〜20質量%、特に0.1〜10質量%含有されるのが、べたつきのない良好な使用感が得られる点で好ましい。
本発明のメークアップ化粧料は、油相中に成分(C)以外の油剤を適宜含有することができる。例えば、パルミチン酸、ステアリン酸などの高級脂肪酸;ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の高級脂肪酸金属塩;セチルアルコール、ステアリルアルコール、バチルアルコール等の高級アルコール;ワセリン、ラノリン、セレシン、ミツロウ、キャンデリラロウ等のワックス・ロウ類が挙げられる。
これらの油性成分は、化粧料中に0〜50質量%、特に0〜30質量%含有されるのが、安定な油中水型化粧料が得られる点で好ましい。
さらに、本発明の化粧料は、前記成分のほかに、化粧料に通常用いられる成分、例えばエタノール等の低級アルコール;グリシン、トリメチルグリシン、トレハロース、尿素、アミノ酸等の保湿剤;キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルグアガム等の水溶性高分子;ウロカニン酸等の水溶性紫外線吸収剤;トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン等の抗酸化剤;油溶性ビタミン、グリチルレチン酸ステアリル、酢酸トコフェロール、植物抽出エキス、アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩、グリチルリチン酸塩、ビタミン等の薬効剤;塩化カルシウム、硫酸マグネシウム等の金属塩類;クエン酸、コハク酸、クエン酸三ナトリウム等のpH緩衝剤;メチルパラベン、デヒドロ酢酸ナトリウム、フェノキシエタノール等の防腐剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。
本発明のメークアップ化粧料は、通常の方法により製造することができ、液状の油中水型乳化化粧料が好ましい。
また、本発明のメークアップ化粧料は、のびの良さなどの使用性の点から、25℃における粘度が500〜10万mPa・s、特に1000〜8万mPa・s、更に3000〜8万mPa・sの液状のものが、のびが良く、塗布ムラが生じにくく、粉体が均一に付着する効果が現れやすい点で好ましい。ここでの粘度は、B型粘度計(トキメック社)で1分間後の粘度を測定したものである。
本発明のメークアップ化粧料は、ファンデーション、コンシーラー、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等として適用することができる。特に、シミ・ソバカスなど肌の色ムラに対するカバー力と素肌感のある仕上がりを有する効果が発揮されやすい化粧料として、ファンデーション、コンシーラー、更にファンデーションであることが好ましい。
実施例1〜5及び比較例1〜4
表1に示す組成の液状油中水型乳化ファンデーションを下記方法により製造した。得られたファンデーションについて、25℃における粘度を測定し、「塗布時にムラになりにくい」、「均一な仕上がりである」、「肌がなめらかに見える」、「肌の色ムラに対するカバー力がある」、「手早く仕上げる(塗り終わる)ことができる」について評価した。結果を表2に示す。
(製法)
表1に示す組成で、成分(1)〜(4)を混合する。成分(5)〜(9)を成分(1)〜(4)の混合物に加え、ディスパーで攪拌混合する。別に、成分(10)〜(15)を加熱溶解して攪拌機で混合し、室温まで冷却後、前記成分(1)〜(9)の混合物に30分かけてゆっくりと攪拌しながら添加し、更に10分間ディスパーで攪拌した後、脱泡してボトルに充填し、液状油中水型ファンデーションを得た。
(評価方法)
素肌に色ムラのある10人の女性専門パネラーが、各液状油中水型ファンデーションを顔に塗布した際に、「塗布時にムラになりにくい」、「均一な仕上がりである」、「肌がなめらかに見える」、「肌の色ムラに対するカバー力がある」、「手早く仕上げることができる」点について、以下の基準で5段階評価を行い、平均点を求めた。
[5段階評価基準]
5:非常に良好。
4:良好。
3:普通。
2:やや不良。
1:不良。
Figure 2006045151
Figure 2006045151
実施例1〜5の液状油中水型乳化ファンデーションは、顔に塗布した際に塗布時のムラが生じず、手早く仕上げることができた。また、粉体が肌にまんべんなく均一に付着してなめらかに見え、色ムラに対してカバー力のある仕上がりであった。
これに対し、成分(A)や成分(D)をそれぞれ含まない比較例1と2のファンデーションは、塗布ムラが生じて均一な仕上がりが得られなかった。成分(C)を含まない比較例3のファンデーションは、粉体が分散せず凝集してしまい調製できなかった。成分(B)の粉体が15質量%未満の比較例4は、カバー力が不十分な仕上がりであった。
実施例6(油中水型乳化ファンデーション)
表3に示す組成の油中水型乳化ファンデーションを下記方法により製造した。
得られたファンデーションは、粘度が28,500mPa・sで、塗布時にムラになりにくく均一な仕上がりで、肌がなめらかに見え、肌の色ムラに対するカバー力があり、手早く仕上げることができる点に優れていた。
(製法)
表3に示す組成で、成分(1)〜(10)を70℃に加熱溶解して混合する。成分(11)〜(15)を成分(1)〜(10)の混合物に加え、ディスパーで攪拌混合する。別に、成分(16)〜(21)を70℃に加熱溶解して攪拌機で混合し、前記成分(1)〜(15)の混合物に30分かけてゆっくりと攪拌しながら70℃で添加し、更に20分間ホモミキサーで攪拌した後、脱泡してボトルに充填し、液状油中水型ファンデーションを得た。
Figure 2006045151
実施例7(油中水型乳化コンシーラー(液状タイプ))
表4に示す組成の液状タイプのコンシーラーを下記方法により製造した。
得られたコンシーラーは、粘度が72,000mPa・sで、塗布時にムラになりにくく均一な仕上がりで、肌がなめらかに見え、肌の色ムラに対するカバー力があり、手早く仕上げることができる点に優れていた。
(製法)
表4に示す組成で、成分(1)〜(11)を80℃に加熱溶解して混合する。成分(12)〜(16)を成分(1)〜(11)の混合物に加え、ディスパーで攪拌混合する。別に、成分(17)〜(22)を70℃に加熱溶解して攪拌機で混合し、前記成分(1)〜(16)の混合物に30分かけてゆっくりと攪拌しながら70℃で添加し、更に20分間ホモミキサーで攪拌した後、脱泡してチューブに充填し、液状油中水型ファンデーションを得た。
Figure 2006045151

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)平均分子量500〜1万のポリエチレングリコール又はポリオキシアルキレン変性糖類 0.1〜20質量%、
    (B)粉体 15〜50質量%、
    (C)25℃で液体の油剤 5〜70質量%、
    (D)平均分子量50〜500未満の多価アルコール 0.1〜20質量%、
    (E)水 5〜60質量%
    を含有する液状の油中水型乳化メークアップ化粧料。
  2. 成分(A)及び(B)の質量比〔(A)/(B)〕が0.005〜0.5であり、かつ成分(D)及び(E)の質量比〔(D)/(E)〕が0.001〜1.0である請求項1記載のメークアップ化粧料。
  3. 成分(B)のうち、有色顔料及びパール顔料の含有量が、全粉体中10質量%以上である請求項1又は2記載のメークアップ化粧料。
  4. 成分(A)及び(D)の質量比〔(A)/(D)〕が0.01〜20である請求項1〜3のいずれか1項記載のメークアップ化粧料。
  5. 成分(A)が、エチレンオキサイド付加モル数10〜20ポリオキシエチレンメチルグルコシドである請求項1〜4のいずれか1項記載のメークアップ化粧料。
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