JP2006044719A - 開口ガイド部を有する紙袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ナイフその他刃物類を使用しなくても開口を容易に形成することができ、排出に当たり内容物を飛散させることがなく、また内容物を必要量だけ排出させて残りを貯蔵可能とした、開口ガイド部を有する紙袋を提供する。
【解決手段】 内容物を充填する紙筒の下端及び上端を封止して成る紙袋について、開口を形成する際のガイドとなる、切開容易部20を紙袋10のマチ相当部分13、14に形成し、切り開く前に切開容易部20が破壊されるのを防止するために、紙袋10を構成している紙材同士を糊付け部24により接着する。糊付け部24を、紙袋10のマチ相当部分13、14の幅方向に設け、かつ必要な間隔を開けて複数箇所設け、その糊付け部24の間の位置又は糊付け部24に重なる位置に切開容易部20を形成することができる。切開容易部20は、紙袋10のマチ相当部分13、14のほぼ全幅にわたる長さの主切開容易部21と、主切開容易部21へ切り開き部を誘導する誘導部分22を備えていることが望ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内容物を充填する紙筒の下端及び上端を封止して成る紙袋の開口ガイド部に関するものである。
例えば、ペレット状樹脂用紙袋やセメント用紙袋などは、クラフト紙等を材料として、製筒機を用いる製袋工程において製造される。一方紙袋入りのペレット状樹脂やセメントを購入した者は、使用時に、紙袋の上部又は下部を全部開口し、内容物を開口から排出して使用する。従来、紙袋の設計に当たっては、紙袋の納品先(顧客)と紙袋メーカーの2者が中心となり、紙袋の製造上の都合や包装機との適合性を優先して決めて来た。そのため、紙袋を開口するには、封止帯を解きほぐすとか、封止帯を手でつかんで引きちぎる、或いはナイフで切断するというような方法が取られている。上記の方法は、全部開口するため、排出した内容物が飛散したり、上部縫合材が内容物に混入したりするという問題があり、また内容物を少量だけ使用する場合にも不向きであった。
これに対して、予め開封機構を設けた紙袋も提案されており、例えば、特開2000−85792号は、紙袋本体を折り曲げて閉鎖した折り曲げ端部に当て紙を配置し、その裏面に開封テープを貼り合わせ、開封テープの両側に沿って摘み部形成用切り込み部を形成した構成を開示している。しかしこのような開封機構を組み込むことは、従来の製袋工程に新たな作業工程を追加することを意味しており、簡単には実施に移せない工場も多いと考えられる。また同号の発明の場合、紙袋を全幅にわたって開封する方式であり、開封の容易性は達成されるものの、内容物を少量だけ取り出す用途には依然として向いていな
い。同様の技術は特開2003−267396号ほかにも見られるが、それら以外には注目すべき提案を見出すことができない。
特開2000−85792号 特開2003−267396号
本発明は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は、ナイフその他の刃物類を使用しなくても開口を容易に形成することができ、排出に当たり内容物を飛散させることがなく、また内容物を必要量だけ排出させて残りを貯蔵可能とした開口ガイド部を有する紙袋を提供することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、内容物を充填する紙筒の下端及び上端を封止して成る紙袋について、紙袋の一部を手で切り開き、開口を形成する際のガイドとなる切開容易部を、紙袋のマチ相当部分に形成し、切り開く前に切開容易部が破壊されるのを防止するために、紙袋を構成している紙材同士を糊付け部により接着する、という手段を講じたものである。
本発明に係る開口ガイド部を有する紙袋は、前述したクラフト紙等を材料として、製筒機を用いる製袋工程において製造される。製筒機は、紙材を端辺を重ね合わせた筒状に成形するもので、紙筒は複数枚を重ねたいわゆる3層袋等の構造を有するが、3重に限られないことはいうまでもないことである。紙筒は下端辺を縫合して底を形成し、かつ上端辺を同様に封止帯を用いて縫合し、一部開いた口から内容物を充填するか、或いは内容物を充填後に上端辺を縫合して紙袋となる。
このような基本的な構成を有する紙袋を前提として、本発明では、開口ガイド部が付加されている。開口ガイド部は、紙袋に開口を形成するためのガイド又は手段という意味を持っており、より具体的には開口を形成することを容易にするためのものである。したがって開口ガイド部を設けただけでは、未だ開口は形成されておらず、内容物をそこから漏出させることもない。開口ガイド部は、観念的な文言に過ぎないが、発明の構成上、切開容易部という作用的表現で置き換えられる。
切開容易部は、手で切り開ける程度に脆弱に加工された部分の意味を持っている。脆弱に加工された切開容易部の具体例としては、該当部分を貫通する微小な孔の列から成るいわゆるミシン目や該当部分に沿って形成した切り込みなどに見られるように、紙材の機械的強度を人工的に低下させたものが代表的である。切開容易部は、紙袋のマチ部又はマチ相当部分に設けられる。なおマチ(襠)は、いわゆるガセット(gusset)と同様の意味で用いられている。
切開容易部は、紙袋の開口予定部に沿って強度を低下させた部分であるが、意図して切り開かなければ開いてしまうことはない。しかしながら、強度を低下させていることは事実であるのでその低下分を補強し、切り開く前に切開容易部を原因とした破壊が起こるのを防止するために、紙袋を構成している紙材同士を糊付け部により接着するものとする。このことから、また紙袋は1枚物ではなく少なくとも2層若しくはそれ以上の多層構造を有していることが望まれる。
糊付け部は、紙袋のマチ相当部分のほぼ全幅にわたっており、かつ必要な間隔を開けて複数箇所に設けられていることが望ましい。必要な間隔を開けた部分に、つまり糊付け部間の位置に切開容易部を形成するためである。しかしながら、切開容易部は、糊付け部と位置的に重なるように設けても良い。
このような構成により、本発明における切開容易部が切り開かれて、生じる開口部は、紙袋のマチ相当部分に留められるが、開口部の大きさ又は形態を制限し、従来例に記載した例の如く紙袋の全幅に及ばないように構成されている。本発明ではこのために、切開容易部をマチ相当部分に設けることが、開口制限という目的達成に一役買うことになっている。即ち、切開容易部はマチ相当部分に形成されており、マチ相当部分と紙袋のマチ以外との部分には、折り曲げ線の境界があり、この境界によって切り開きがマチ以外の部分に及ぶのを防止できるからである。
切開容易部の形態として必要となるのは、紙袋のマチ相当部のほぼ全幅にわたる程度の長さである。その他には、例えばミシン目状等の主切開部分と、切り開く作業を容易に行わせるために、主切開部分へ切り開き部を誘導する誘導部分とを備えていることが望まれる。誘導部分により、最初の切り開きが容易になりかつ主切開部分を意図する通りに切り開くことができ、さらに切り開き方向或いは範囲を規制する制限部分があればなお良いということになるが、制限部分は折り曲げ線等によっても規定され得るので、不可欠という訳ではない。
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、ナイフその他の刃物類を使用しなくても、紙袋を手で直接切り開くことによって容易に開口を形成することができ、内容物を必要量だけ排出可能であるから、排出時に内容物を飛散させることがなく、また内容物を少量だけ排出し、残りを貯蔵しておくことも容易であり、またそのような開口ガイド部を有する紙袋を、通常の製袋工程において生産することができるという効果を奏する。
以下図示の実施形態により本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係る開口ガイド部を有する3層の紙袋の実施例を示しており、この紙袋10は、正面11と背面12及び左右のマチ部13、14とを有している。即ち、製筒機に通されるとことによって、紙材は両側辺に重なり部15を生じて筒状となり、さらに下端及び上端を辺部に沿って封止帯16、17を使用して封止することによって紙袋10となっているものである。18、19は封止のための縫い糸を示す。
この紙袋10のマチ部13、14の一方14に、開口を形成するためのガイドとなる切開容易部20が形成されている。図2に例示の切開容易部20は、マチ部14の全幅にわたる長さの直線状の主切開部分21と、主切開部分21への切り開きの誘導のための誘導部分22を備えている。主切開部分21と誘導部分22は、ミシン目状の微小な孔の列から成り、主切開部分21と誘導部分22は一連につながった形態を有している。
図3はその切開容易部20の具体例を示しており、図3Aは直線状の主切開部分21の中央部にピラミッド状に誘導部分22を設けた例であり、主切開部分21の両端はマチ部14と正面11或いは背面12との境界線に達している。図3Bは、誘導部分22′を半円形状に形成し、主切開部分21の両端に方向付け部分23、23を有している。誘導部分22、22′により切開のきっかけが与えられ、方向付け部分23、23により切開方向を下方に方向付けすることができる。
紙袋10は3層構造を有するものとされているが、その各層の紙材同士を接着するために、糊付け部24が切開容易部20と組み合わせるように設けられている。糊付け部24はスポット状のもので、切開容易部20の両側にほぼ均等に配置することが望ましい。糊付け部24と切開容易部20とは、図2に示すように異なる位置に配置されていても良いし、位置的に重ねられていても良く、また糊の一部が切開容易部20に滲み出すように設けることも強度保持上好ましいことである。図中25は、本発明によって形成される開口部分を示す。
このような紙袋10の開口ガイド部を形成する方法を次に説明する。なおこの方法は、製筒機を使用する製袋工程に適用するのに適したものである。図3は紙材26と、マチ部13、14とを示しており、一方のマチ部14に、2層目、3層目とも同位置にて、製袋工程に既存の口部糊付け装置を使用して、糊を塗布し、糊付け部24を設け(図3上)、口部糊付け装置と製袋工程の成型部との間においてメス30を入れ、切開容易部20を形成する(図3下)。このメス30も、製袋工程におけるエア抜き用の穴を開けるためにもともと備わっているものを改造して使用することができる。
ここで製筒機を用いる製筒工程について図7を参照して説明しておくと、一般的な製筒機は原紙架台、口部糊付け部、胴糊付け部、成型部及び断裁部から成っている。原紙は、数台の紙ロールから繰り出され、口部糊付け部において、点状又は点線状に糊が塗布されるので、この工程を利用して、切開容易部20の破壊防止のための糊付け部24の糊を塗布する。原紙は胴糊付け部の直前にて積層され、所定位置に胴糊を塗布した状態で成型部に導入される。この胴糊付け部と成型部導入ローラーとの間に、後述する、溝付きローラー27と、メス取り付け台28を兼ねる回転ローラーを設置し、積層された原紙にメスを入れ切開容易部20を形成する。原紙のツレやタルミ、メス入れ時のショックを軽減するために、メス部ローラーは同一回転とし、溝付きローラー27は、メスが入るときは前進し、それ以外は後退するいわゆるバックアップ運動を行うものであることが望ましい。
図5、図6は切開容易部20を形成する装置の例示であり、上記の溝付きローラー27とメス取り付け台28を兼ねる回転ローラーの間に前記の紙材26を通し、マチ部14の所定位置に線状のメス30を入れるようになっている。例示のメス30は、メス用取り付け台28の外方へ突出するように必要数列設けたもので、メス用取り付け台28に対向並置されている溝付きローラー27の受けゴム29に食い込むように配置されている。
このように本発明は、製筒機を使用する製袋工程において実施することができるものであり、製袋メーカーであれば新たな設備投資の必要がなく、僅かな改造と修正だけで済
む。また本発明は切開容易部20をガイドとして紙袋10の下隅などの一部に開口部分25を形成する際に、袋材等が内容物中に混入することも回避できるという利点をも有す
る。
本発明に係る開口ガイド部を有する紙袋の1例を示す正面図。 図1の右下側についての部分拡大図。 切開容易部のA、B2例を示す説明図。 本発明の紙袋を生産する工程の一部を示す説明図。 切開容易部を形成する装置の側面図。 同じく図5に対応した平面方向の断面説明図。 製筒機の構成を示す略図。
符号の説明
10 紙袋
11 正面
12 背面
13、14 マチ部
15 重なり部
16、17 封止帯
18、19 縫い糸
20 切開容易部
21 主切開部分
22 誘導部分
23 方向付け部分
24 糊付け部
25 開口部分
26 紙材
30 メス


Claims (3)

  1. 内容物を充填する紙筒の下端及び上端を封止して成る紙袋であって、紙袋の一部を手で切り開き、開口を形成する際のガイドとなる、切開容易部を紙袋のマチ相当部分に形成し、切り開く前に切開容易部が破壊されるのを防止するために、紙袋を構成している紙材同士を糊付け部により接着したことを特徴とする開口ガイド部を有する紙袋。
  2. 糊付け部は、紙袋のマチ相当部分の幅方向に設けられており、かつ必要な間隔を開けて複数箇所設けられ、その糊付け部間の位置又は糊付け部に位置的に重ねて切開容易部を形成した構成を有している請求項1記載の開口ガイド部を有する紙袋。
  3. 切開容易部は、紙袋のマチ相当部分のほぼ全幅にわたる長さの主切開部分と、主切開部分へ切り開き部を誘導する誘導部分とを備えている請求項1記載の開口ガイド部を有する紙袋。
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WO2009090930A1 (ja) * 2008-01-15 2009-07-23 Hosokawa Yoko Co., Ltd. 易開封包装袋

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