JP2006044413A - 船舶の独立タンク支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本願発明は、過熱されたケミカル・プロダクトを運搬するタンカーの暴露甲板と二重底内底板間に設置される独立タンク内に貯蔵されるケミカル・プロダクトが、低温であったり、独立タンク内が空である場合に生じる独立タンクのジャンピング現象を防止し、船舶建造後においても、暴露甲板と独立タンクとの間隙調整が不要な船舶の独立タンク支持構造を提供することを目的とする。
【解決手段】
多数個の底部支持体上に載置される独立タンクの船首側壁と船尾側壁の中央下部近傍に突設された一対の独立タンク突設片と、または船首側壁の中心軸に対して左右対称の下部近傍に突設された一対の独立タンク突設片と、これらの独立タンク突設片に対向する位置の二重底内底板上に突設された二重底内底板突設片との間を捲回するロープと、当該ロープに介装された張力調整具からなる構成とし、船首側壁と前記船尾側壁と二重底内底板とを一定の張力をもって連結することにより独立タンクに押圧力を付与する構成とした。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、溶解アスファルト、溶解硫黄等の加熱されたケミカル・プロダクトを運搬するタンカーの独立タンク支持構造に関する。
たとえば溶解アスファルト、溶解硫黄等の加熱されたケミカル・プロダクトを輸送するケミカル・プロダクトタンカーは、船体内に複数の独立タンクが設置されていて、この各独立タンクに加熱されたケミカル・プロダクトが貯蔵されるようになっている。この従来の例に係る独立タンクの構造について図3に基づいて説明する。
図3は、ケミカル・プロダクトタンカーに設置された従来例の独立タンクの構成およびその支持構造の概略を示す図であり、図3(a)は独立タンクの縦断面図、図3(b)は、図3(a)におけるV−V矢視図である。
図3において、図の右側が船首方向、図の左側が船尾方向である。
独立タンク40は、暴露甲板52と二重底内底板54と縦隔壁板56a、56bと図示外の船側壁で形成された直方体空間50内にいわば浮いた状態で設置されている。
すなわち、独立タンク40を構成する底板42は、二重底内底板54上に突設され固着された多数個の底部支持体34、34、・・・上に載置されていて、底板42と底部支持体34、34、・・・とは構造的に分離されている。また、独立タンク40を構成する四周壁の周り、すなわち、船首側壁46a、船尾側壁46b、右舷側壁48aおよび左舷側壁48bの周りには空間が設けられている。
そして、独立タンク40の底板42と底部支持体34、34、・・・との接触面に生ずる摩擦力により独立タンク40の位置が保持され、独立タンク40の四周壁と直方体空間50との空間には、前後左右方向の相対移動を防止する図示外のアンカーが設けられている。
このように独立タンク40が直方体空間50に対して、浮いた状態で、かつ、相対移動が防止されている理由の一つは、船舶が海上浮遊物体に衝突した場合に、その衝撃が直接独立タンク40に作用して、独立タンク40が破損し、独立タンク40内の貯蔵物が船外に流出することを防止するためである。そして、もう一つの理由は、加熱されたケミカル・プロダクトが独立タンク40に貯蔵されると、独立タンク40は熱膨張し、独立タンク40が空の場合には独立タンク40は収縮するので、このような独立タンク40の前後左右の膨張収縮を、独立タンク40の前後左右に設けられた空間によって吸収するためである。
このような独立タンク40の膨張収縮は、上下方向にも生じるが、底板42は底部支持体34、34、・・・の上端に当接しているため、上下方向の膨張収縮は、独立タンク40の天板44の上下移動となって現れる。すなわち、独立タンク40が収縮すると天板44は下降し、独立タンク40が膨張すると天板44は上昇する。
この天板44の下降、上昇は、天板44と暴露甲板52とで形成される空間で吸収されるが、天板44と暴露甲板52とで形成される空間は、マイナス方向にも作用する。すなわち、独立タンク40の上部がフリーの状態では、航海中における船舶の動揺により独立タンク40がジャンプする、いわゆるジャンピング現象が生じ、独立タンク40が破損する原因ともなる。
このため、独立タンク40の天板44の中心近傍または天板44の複数箇所に、暴露甲板52方向に向けて弾性体からなるマリンブロック364が突設され、マリンブロック364に対向する位置には暴露甲板52からマリンブロック当接体362が垂設されていて、マリンブロック364とマリンブロック当接体362とにより上部緩衝体36が構成されている。
そして、船舶の建造時においては、マリンブロック364の上端とマリンブロック当接体362の下端には所定の間隙(α)をもって取付けられ、加熱されたケミカル・プロダクトが独立タンク40に貯蔵されたときには、この間隙(α)が「ゼロ」となるように計算され、調整している。
この上部緩衝体36は、独立タンク40が暴露甲板52に直接接触して破損することを防止する緩衝材としての役割とともに、独立タンク40の熱が暴露甲板52に伝導することを防止する断熱材としての役割を担うものである。
独立タンク支持構造に関する発明として、特開2003−252487号公報に開示された発明がある。この発明は船体内でタンクを適正に位置保持すると共に支持部材の破損を防止することを目的としたものであり、その解決手段として、独立タンクの上面にトップピッチアンカーを固定し、下面にアンダーピッチアンカーを固定する一方、暴露甲板下に前記トップピッチアンカーの前後に位置してトップピッチアンカー受を固定し、二重底内底板上に前記アンダーピッチアンカーの前後に位置してアンダーピッチアンカー受を固定し、前記トップピッチアンカーと前記トップピッチアンカー受との上部隙間を、前記アンダーピッチアンカーと前記アンダーピッチアンカー受との下部隙閻よりも大きく設定したものである。
そして、船体に作用する引張応カや圧縮応力に対して、独立タンクは下部固定アンカーが前後移動して支持アンカーに支持される一方、上部固定アンカーが前後移動するものの、支持アンカーにはほとんど接触しないため、支持アンカーに圧縮荷重が繰り返し作用することはなく破損を防止することができ、船体の衝突により独立タンクに大きな荷重が作用したときには、上部固定アンカーが支持アンカーに接触してその移動を防止することで、独立タンクと船体との接触を阻止して破損を防止することができる効果が生ずるとされている。
特開2003−252487号公報
しかしながら、図3で説明した従来例に係る独立タンク支持構造においては、船舶の建造時におけるマリンブロックとマリンブロック当接体との間隙は、計算により算定はできるが、設計上の独立タンクの形状と、実際に設置された独立タンクの形状とは製作誤差により多少異なることもあって、最終的には、船舶建造後に実際に独立タンクに加熱されたケミカル・プロダクトを貯蔵して再調整をおこなうことが常であった。この間隙の再調整は、港に停泊している船舶に出向いておこなう必要があることから、時間と手間が掛かることになる。
さらに、独立タンク内に貯蔵されるケミカル・プロダクトの温度も常に一定であるとは限らず、ケミカル・プロダクトの温度が低い場合や、空荷の場合は、マリンブロックとマリンブロック当接体との間に間隙が生じ、その場合には、独立タンクのジャンピングにより独立タンクが破損するおそれもあった。
また、前述の特開2003−252487号公報に開示された発明も、トップピッチアンカーとトップピッチアンカー受の上下方向には隙間が設けられていて、上述のジャンピング防止については言及されていない。
そこで、本願発明は、独立タンク内に貯蔵されるケミカル・プロダクトの加熱温度如何にかかわらず、また、独立タンク内が空であっても、独立タンクのジャンピング現象を防止することができ、船舶建造後においても、間隙調整が不要な船舶の独立タンク支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明に係る船舶の独立タンク支持構造は、船舶の二重底内底板上に配設された多数個の底部支持体に載置される天板、底板、船首側壁、船尾側壁、左舷側壁および右舷側壁からなる独立タンクを支持する独立タンク支持構造であって、前記船首側壁および前記船尾側壁のそれぞれの下部近傍に突設された独立タンク突設片、または前記船首側壁の下部近傍に突設された独立タンク突設片と、これらの独立タンク突設片に対向する位置の前記二重底内底板上に突設された二重底内底板突設片との間を捲回するロープと、前記ロープに介装された張力調整具とから構成され、前記船首側壁と前記船尾側壁、または前記船首側壁と、前記二重底内底板とを一定の張力をもって連結することを特徴としている。
また、本願請求項2の発明に係る船舶の独立タンク支持構造は、本願請求項1の発明に係る船舶の独立タンク支持構造であって、前記ロープはワイヤーロープであり、前記張力調整具はターンバックルであることを特徴としている。
そして、本願請求項3の発明に係る船舶の独立タンク支持構造は、本願請求項1または本願請求項2の発明に係る船舶の独立タンク支持構造であって、前記独立タンク突設片と前記二重底内底板突設片とを捲回した前記ロープの両端はそれぞれ前記張力調整具の両端に固着されていることを特徴としている。
以上のように本願請求項1に係る発明によれば、独立タンクを一定の張力で下方向に押圧しているため、以下の効果がある。すなわち、
(1)従来例における上部緩衝体が不要となることにより、船舶建造時におけるマリンブロックの上端とマリンブロック当接体の下端との間隙調整が不要になる。
(2)従来例における上部緩衝体が不要となり、上部緩衝体が有していた空間を狭めることができるため、独立タンクの容量を増やすことができる。
(3)本願発明に係る独立タンク突設片は、側壁の下部近傍に突設されていて二重底内底板に近い位置であり、側壁と二重底内底板とをロープと張力調整具により連結しているため、大掛かりなものではなく、コンパクトなものであり、従来と同様の平面的なスペース内で設置でき、通行の邪魔にもならない。
(4)ロープの張力を、独立タンクが空の場合におけるジャンピングを防止できる張力とすれば、独立タンク内に積荷が充填されることにより、独立タンクの重量も増し、独立タンク内に貯蔵されるケミカル・プロダクトの加熱温度如何にかかわらず、独立タンクのジャンピングを防止することができる。そして、この張力は設計上求めることが可能であるから、船舶建造時において、この張力を付与することができる。
(5)独立タンクの底板と底部支持体との間に生ずる摩擦力が増大するため、独立タンクの位置を保持する力が従来よりも増加し、独立タンクが前後左右の方向に移動することを防止できる。
(6)独立タンク支持構造が船舶の進行方向に配設されているため、船舶の進行方向の衝撃に対して有効に機能する。
なお、独立タンク支持構造を右舷側壁および左舷側壁に配設できることはもちろんであり、このような場合には船舶の横方向からの衝撃に有効に機能する。したがって、独立タンク支持構造を4方向の側壁に配設すれば、船舶のあらゆる方向からの衝撃に有効に機能することになる。
本願請求項2に係る発明によれば、独立タンク支持構造は、ワイヤーロープとターンバックルを構成要素としているため、以下の効果がある。すなわち、
(1)ワイヤーロープは汎用品であり、安価であり、その扱いは容易である。また、ある程度の弾性を有するため、独立タンク支持構造により独立タンクが船体に固定されていても、船体の受けた衝撃はワイヤーロープで緩衝されて独立タンクに伝達される。このため、独立タンクが受ける衝撃が軽減される。
(2)ターンバックルも、ワイヤーロープ同様、汎用品であり、安価である。また、ターンバックルは構造が簡単であり、その取り扱いも容易であり、ほとんどメンテナンスが不要である。
(3)ターンバックルは後に述べるように、ターンバックルを構成するターンバックル胴を回動させることにより、簡単にワイヤーロープの張力を変えることができ、船舶建造後であっても、船舶建造後における独立タンクの環境変更に対応した適切な張力を与えることができる。
なお、本願発明においては張力調整具をターンバックルに代えて、レバーブロックなどのようなワイヤーロープを所定の力で牽引してその状態を保持できる工具であっても良いし、また、ロープをワイヤーロープに代えて、合成樹脂製のロープや布製のロープであっても良いことはもちろんである。
そして、本願請求項3に係る発明によれば、独立タンク突設片と二重底内底板突設片とを捲回した前記ロープの両端はそれぞれ張力調整具の両端に固着されているため、その構造はきわめてシンプルであり、張力調整具の個数や耐力、ロープの本数や耐力を、独立タンク支持構造に付与する張力に応じて、容易に選択することができる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態に係る実施例について図1および図2に基づいて説明する。図1は、実施例に係る船舶の独立タンク支持構造が配設された独立タンクの支持構造全体図であり、図1(a)は、独立タンクの支持構造断面図、図1(b)は、図1(a)におけるI−I矢視図である。図2は、実施例に係る船舶の独立タンク支持構造の構成図であり、図2(a)は,独立タンク支持構造の側面図、図2(b)は、図2(a)におけるII−II矢視図である。
図1および図2において、符号12は実施例に係る独立タンク支持構造、符号22は独立タンク突設片、符号222は独立タンク突設片軸、符号224は独立タンク突設片鍔、符号226は独立タンク突設片ブラケット、符号24は二重底内底板突設片、符号242は二重底内底板突設片軸、符号244は二重底内底板突設片鍔、符号246は二重底内底板突設片ブラケット、符号28はワイヤーロープ、符号282はワイヤーロープ固定部、符号30はターンバックル、符号302はターンバックル胴、符号304はターンバックルボルト、符号306はワイヤーロープ接続部、符号34は底部支持体、符号40は独立タンク、符号42は底板、符号44は天板、符号46aは船首側壁、符号46bは船尾側壁、符号48aは右舷側壁、符号48bは左舷側壁、符号50は直方体空間、符号52は暴露甲板、符号54は二重底内底板、符号56aおよび56bは縦隔壁板である。
なお、上記符号については、図3に示したものと同一の要素には同一の符号を付し、図3に示す同一の構成要素については、その構成および作用効果についての重複する説明を省略する。
まず、実施例について図1および図2に基づいて説明する。
本実施例においては、独立タンク40と船体を構成する暴露甲板52および二重底内底板54等との関係は、図3において説明したので、その説明を省略する。
本実施例に係る船舶の独立タンクの支持構造は、多数個の底部支持体34、34、・・・と一対の独立タンク支持構造12、12から構成されている。従来例において説明したように、底部支持体34は、二重底内底板54上に突設され固着されていて、独立タンク40は多数個の底部支持体34、34、・・・上に載置されている。
そして、独立タンク支持構造12は、独立タンク突設片22と二重底内底板突設片24とワイヤーロープ28とターンバックル30とから構成されている。
独立タンク突設片22は、独立タンク40の船首側壁46aおよび船尾側壁46bの中心下部近傍に船首側壁46aおよび船尾側壁46bに直交して突設された独立タンク突設片ブラケット226と、船首側壁46aおよび船尾側壁46bに平行に独立タンク突設片ブラケット226に貫設された円形断面の独立タンク突設片軸222と、独立タンク突設片軸222の両端に固着された円盤状の独立タンク突設片鍔224とから構成されている。
そして、二重底内底板突設片24は、二重底内底板54上の独立タンク突設片22に対向する位置に、二重底内底板54から突設される第1の二重底内底板突設片ブラケット246と、船首側壁46aおよび船尾側壁46bに平行に二重底内底板突設片ブラケット246に貫設された円形断面の二重底内底板突設片軸242と、二重底内底板突設片軸242の両端に固着された円盤状の二重底内底板突設片鍔244とから構成されている。
また、ワイヤーロープ28は、独立タンク突設片軸222と二重底内底板突設片軸242とを捲回してターンバックル30の両端のワイヤーロープ接続部306により固着されていて、ワイヤーロープ28とターンバックル30は、全体としてリング状となっている。そして、ターンバックル30は、ターンバックル胴302とターンバックル胴302の両端に螺入されたターンバックルボルト304とから構成され、上下のターンバックルボルト304にはそれぞれ左雄螺子、右雄螺子が螺刻されていて、ターンバックル胴302を回動させると上下のターンバックルボルト304がターンバックル胴302内に螺入するようになっている。すなわち、ターンバックル胴302の回動により、上下のワイヤーロープ接続部306の離間距離が変えられるようになっている。
したがって、独立タンク40設置後、ワイヤーロープ28を独立タンク突設片軸222と二重底内底板突設片軸242とに捲回してその両端をターンバックル30に固着し、ターンバックル胴302を左に回動させれば、ワイヤーロープ28に所定の張力を与えることができる。ワイヤーロープ28の張力は、ターンバックル胴302を回動させる偶力やワイヤーロープ28にセットした張力計により測定することができる。
本実施例においては、独立タンク40の船首側と船尾側にそれぞれ1個の独立タンク支持構造12を設置し、1個の独立タンク支持構造12は、ワイヤーロープ28とターンバックル30とからなるリングを2組使用していて、1組のリングは2本のワイヤーロープ28と1個のターンバックル30とからなっている。
したがって、1つの独立タンク40は、4個のターンバックル30と8本のワイヤーロープ28とによって、下方向に押圧力が与えられていて、独立タンク40のジャンピングを防止している。
本実施例では、ターンバックル30は使用荷重が5Tのものを使用し、ワイヤーロープ28は、12.5mmφのものを使用している。
図1は、実施例1に係る船舶の独立タンク支持構造が配設された独立タンクの支持構造全体図であり、図1(a)は、独立タンクの支持構造断面図、図1(b)は、図1(a)におけるI−I矢視図である。 図2は、実施例1に係る船舶の独立タンク支持構造の構成図であり、図2(a)は,独立タンク支持構造の側面図、図2(b)は、図2(a)におけるII−II矢視図である。 図3は、ケミカル・プロダクトタンカーに設置された従来例の独立タンクの構成およびその支持構造を示す図であり、図3(a)は、独立タンクの縦断面図、図3(b)は、図3(a)におけるV−V矢視図である。
符号の説明
12 実施例に係る独立タンク支持構造
22 独立タンク突設片
24 二重底内底板突設片
28 ワイヤーロープ
30 ターンバックル
34 底部支持体
40 独立タンク
42 底板
44 天板
50 直方体空間
52 暴露甲板
54 二重底内底板

Claims (3)

  1. 船舶の二重底内底板上に配設された多数個の底部支持体に載置される天板、底板、船首側壁、船尾側壁、左舷側壁および右舷側壁からなる独立タンクを支持する独立タンク支持構造であって、
    前記船首側壁および前記船尾側壁のそれぞれの下部近傍に突設された独立タンク突設片、または前記船首側壁の下部近傍に突設された独立タンク突設片と、
    これらの独立タンク突設片に対向する位置の前記二重底内底板上に突設された二重底内底板突設片との間を捲回するロープと、
    前記ロープに介装された張力調整具とから構成され、
    前記船首側壁と前記船尾側壁、または前記船首側壁と、前記二重底内底板とを一定の張力をもって連結することを特徴とする船舶の独立タンク支持構造。
  2. 前記ロープはワイヤーロープであり、
    前記張力調整具はターンバックルであることを特徴とする請求項1に記載の船舶の独立タンク支持構造。
  3. 前記独立タンク突設片と前記二重底内底板突設片とを捲回した前記ロープの両端はそれぞれ前記張力調整具の両端に固着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船舶の独立タンク支持構造。
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