JP2006043468A5

JP2006043468A5 -

Info

Publication number: JP2006043468A5
Application number: JP2005235083A
Authority: JP
Filing date: 2005-08-12
Publication date: 2006-03-30

Claims

哺乳動物身体内への移植後の生物学的組織の石灰化を阻害するために、処理された生物学的組織を製造する方法であって、以下の工程：
取得した生物学的組織を固定溶液中で固定する工程；および
該固定した生物学的組織を、３５〜５５℃の温度で熱処理する工程；
を包含する、方法。
請求項１に記載の方法であって、アルコール、ホルムアルデヒドおよびＴｗｅｅｎ８０を含む溶液に、前記生物学的組織を浸漬する工程
をさらに包含する、方法。
請求項２に記載の方法であって、ここで、アルコール、ホルムアルデヒドおよびＴｗｅｅｎ８０を含む溶液に、生物学的組織を浸漬する工程が、該組織を滅菌するために実施される、方法。
請求項３に記載の方法であって、アルコール、ホルムアルデヒドおよびＴｗｅｅｎ８０を含む溶液に、生物学的組織を浸漬する工程が、室温で、２時間に亘って実施される、方法。
請求項１に記載の方法であって、前記固定した生物学的組織を、保存する工程をさらに包含し、そして、前記熱処理する工程が、保存の間に実施される、方法。
請求項１に記載の方法であって、前記熱処理する工程が、少なくとも３０分間の時間に亘って実施される、方法。
請求項６に記載の方法であって、前記時間が、数日間〜２２週間の範囲である、方法。
請求項７に記載の方法であって、前記時間が、４〜２２週間の範囲である、方法。
請求項７に記載の方法であって、前記時間が、１４日間〜２ヶ月の範囲である、方法。
請求項７に記載の方法であって、前記時間が、３０日間〜６０日間である、方法。
請求項１に記載に方法であって、前記生物学的組織が、体温より高い温度で処理される、方法。
請求項１１に記載の方法であって、前記生物学的組織が、４５〜５５℃の範囲の温度で熱処理される、方法。
請求項１２に記載の方法であって、前記生物学的組織が、５０℃±１℃の範囲の温度で熱処理される、方法。
請求項１に記載の方法であって、前記生物学的組織が、生理学的溶液およびグルタルアルデヒド溶液からなる群より選択される溶液中で熱処理される、方法。
請求項１４に記載の方法であって、前記生物学的組織が、グルタルアルデヒド溶液中で処理され、
該溶液が、以下：
ａ）26ml／ｌグルタルアルデヒド；
ｂ）４．８９３ｇ／ｌ HEPES緩衝液
ｃ）２．６５ｇ／ｌ MgCl ₂ ・６H ₂ O；
ｄ）４．７１ｇ／ｌ NaCl；
を含み、そして
ｅ）残りが二重濾過されたH ₂ Oであり、ここで、
該方法は、該溶液のｐＨを７．４に調整する工程をさらに包含する、
方法。
請求項１に記載の方法であって、前記熱処理の間に、相対的で反復した組織／溶液移動を誘導する工程をさらに包含する、方法。
請求項１６に記載の方法であって、前記処理溶液を容器の中に封入する工程をさらに包含する、方法。
請求項１７に記載の方法であって、前記誘導する工程が、前記容器を振とうする工程を包含する、方法。
請求項１７に記載の方法であって、前記誘導する工程が、前記溶液を回転する工程を包含する、方法。
請求項１６に記載の方法であって、前記熱処理する工程が、約４５〜５５℃の間まで前記処理溶液を昇温させることを包含する、方法。