JP2006043122A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特定の大当たり図柄が出現する期待度が変化するパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ遊技機1は、互いに独立して変動動作を行なう第1表示部11aと第2表示部11bとを備える。第1表示部11aに表示する図柄は第1グループに属し、第2表示部11bに表示する図柄は第2グループに属する。大当たり抽選処理の結果に応じて大当たり図柄またはハズレ図柄を決定する際には、第1グループまたは第2グループの中から一つの図柄を抽選する。所定条件が成立した場合に、第1グループに属する図柄の一部と、第2グループに属する図柄の一部とが入れ替わるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機は、たとえば特許文献1や特許文献2に記載されているように、大当たり図柄の種類に応じて大当たり終了後に確率変動状態を発生させたり、大当たり中のラウンド数を変化させたりする構成が採用されている。このような構成によれば、大当たり図柄の種類によって遊技者が獲得する特典の大きさ(具体的には出玉量)が変化する。したがって、遊技者は確変図柄等の特定の大当たり図柄で大当たりが発生することを期待しながら遊技を行なう。
特開2001−112980号公報 特開2003−19294号公報
上記のような従来のパチンコ遊技機では、「000」「222」…「999」といった複数種類の大当たり図柄が定められているにも関わらず、それらの出現確率は一定かつ均等となっているのが普通である。大当たりが発生する際には、確変大当たり図柄とそれ以外の通常大当たり図柄とを使い分けて表示を行なうものの、全体としては変化に乏しい。
上記の事情に鑑み、本発明は、特定の大当たり図柄が出現する期待度が変化するパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明のパチンコ遊技機は、所定の始動条件の成立に応じて、予め定められた複数種類の特別図柄を可変表示可能な図柄表示手段と、この図柄表示手段が可変表示する特別図柄が所定の大当たり図柄と一致した場合に、その大当たり図柄の種類に応じた大当たりを発生する大当たり発生手段と、複数種類の特別図柄を2以上のグループに分割して設定する特別図柄分割設定手段と、図柄表示手段に対して、特別図柄分割設定手段が分割設定したグループ毎に可変表示を実行させる図柄表示制御手段と、特別図柄分割設定手段が分割設定したグループ間で特別図柄を入れ替える特別図柄入替手段とを備えたことを主要な特徴とする。
上記本発明によれば、複数種類(たとえば通常大当たりと確率変動大当たりの2種類)の特別図柄を2以上のグループに分割する特別図柄分割設定手段を備えている。そして、図柄表示手段は、特別図柄分割設定手段が分割したグループ毎に、図柄を可変表示する。また、特別図柄入替手段によって、グループ間で特別図柄が入れ替わる可能性があるので、同じグループであっても、特定の大当たり図柄(たとえば確率変動大当たり図柄)の出現確率が変化する。このような構成によれば、多様な遊技性を実現することが可能となるので、遊技興趣の向上を図れる。
好適な態様において、特別図柄分割設定手段は、複数種類の特別図柄を第1グループと第2グループとに分割し、図柄表示手段は、第1グループに属する特別図柄を可変表示する第1図柄表示手段と、第2グループに属する特別図柄を可変表示する第2図柄表示手段とを含むとともに、それらグループ毎に独立して特別図柄の可変表示を実行するように構成され、大当たり発生手段は、第1図柄表示手段または第2図柄表示手段において、可変表示する特別図柄が所定の第1種大当たり図柄と一致した場合に第1種大当たりを発生させるとともに、可変表示する特別図柄が所定の第2種大当たり図柄と一致した場合に第1種大当たりよりも遊技者に付与される利益が大である第2種大当たりを発生させる一方、特別図柄入替手段は、第1グループと第2グループとの間で、第1種大当たり図柄と第2種大当たり図柄とを入れ替えるように構成される。
このように、複数種類の特別図柄を2グループに分割することにより、たとえば第1種大当たり図柄(通常大当たり図柄)と第2種大当たり図柄(確率変動大当たり図柄)の配分を変化させることが可能となる。これにより分割されたグループが別々の第1図柄表示手段または第2図柄表示手段によって可変表示されるので、第1種大当たり図柄と第2大当たり図柄との出現する確率を表面上明らかに異ならせることができる。このようにして、遊技者が獲得する出玉を変化させることが可能となり、従来に無い新しい遊技性が付加され、興趣を高められる。
また、特別図柄入替手段は、複数種類の特別図柄のうち、予め定められた入替図柄が図柄表示手段に表示された場合に、特別図柄の入れ替えを行なうように構成することができる。このように、入替図柄の表示に応じて特別図柄を入れ替える処理を行なえば、遊技者の視覚を通じて遊技興趣を高めることができる。
他の局面において、課題を解決するために本発明パチンコ遊技機は、所定条件の成立に応じて大当たりを発生させるか否かを決定するための大当たり抽選処理を実行する大当たり抽選手段と、大当たり抽選処理の結果を表示する図柄で示す図柄表示部と、図柄表示部に表示するべき図柄を、大当たり抽選処理の結果が大当たりであれば、遊技者に付与される特典が相対的に大きい特定大当たり図柄とその特定大当たり図柄よりも特典が小さい通常大当たり図柄とのいずれかから選び、大当たり抽選処理の結果がハズレであれば、特定大当たり図柄および通常大当たり図柄以外のハズレ図柄から選ぶ図柄選択手段と、図柄選択手段が図柄を選択する際に対象となる図柄群を、それぞれに特定大当たり図柄または通常大当たり図柄が属する複数の図柄群から1つ選ぶことにより、どの図柄群に属する図柄を用いて大当たり抽選処理の結果を表示するのかを定める図柄群選択手段と、所定の移行条件が成立することに応じて、複数の図柄群を構成する第1図柄群に属する特定大当たり図柄の数が相対的に少ない第1遊技モード(モードA)から、第1図柄群に属する特定大当たり図柄の数が第1遊技モードよりも増加した第2遊技モード(モードB)への移行処理を実行する遊技モード移行手段とを備え、移行条件の成立前後で、大当たり抽選処理で大当たりとなったときの特定大当たり図柄の出現確率が変化するように構成されていることを主要な特徴とする。
上記本発明の理解を容易にするため、仮に、特定大当たり図柄を「777」等の奇数の3つ揃い、通常大当たり図柄を「222」等の偶数の3つ揃いとする。また、複数の図柄群が、第1図柄群と第2図柄群とで構成されるものとする。さらに、第1遊技モードでは、「2,4,6,7,8」の3つの数字を組み合わせてできる図柄によって第1図柄群が構成され、「0,1,3,5,9」の3つの数字を組み合わせてできる図柄によって第2図柄群が構成されるものとする。
上記本発明によれば、まず大当たり抽選処理を実行して、その結果を受けて導出表示するべき図柄を決定する。このとき、第1図柄群と第2図柄群とのいずれかを選び、選んだ群に属する1つの大当たり図柄または1つのハズレ図柄を図柄表示部に導出表示する図柄として決定する。一方、予め定めた移行条件が成立した場合には、特定大当たり図柄の数が第1遊技モードよりも増加した第2遊技モードへのモード移行がなされる。第2遊技モードでは、「1,2,4,6,7」の3つの数字を組み合わせてできる図柄によって第1図柄群が構成され、「0,3,5,8,9」の3つの数字を組み合わせてできる図柄によって第2図柄群が構成されるものとする。つまり、第1遊技モードと第2遊技モードとを比較すると、第2遊技モードでは第1図柄群に使用される奇数が増加して第2図柄群に使用される奇数が減じられている。さらに、移行条件の成立前後で、奇数の3つ揃い(特定大当たり図柄)の出現確率が変化するように構成される。このような構成によれば、第1図柄群に属する図柄の種類と、第2図柄群に属する図柄の種類とが変化して多彩な表示を行なえるので、変化に富む遊技性を提供できる。
好適な態様において、複数の図柄群を構成する全ての図柄群には、少なくとも1種類以上の特定大当たり図柄が属する。このようにすれば、どの図柄群からも、特定大当たり図柄が選ばれる可能性を残すことができ、出現する大当たり図柄に極端な偏りが発生することを抑制できる。
また、図柄群選択手段は、複数の図柄群から図柄群を1つだけ選択するための抽選処理を実行する図柄群抽選手段として構成することができる。この場合、任意の図柄群が図柄群抽選手段によって複数の図柄群の中から選択される確率は、移行条件の前後で一定に保持されるようにする。このようにすれば、移行条件の成立前後で、特定大当たり図柄の出現確率を容易に変化させることができる。
また、遊技モード移行手段は、移行条件が成立することに応じて、第1遊技モードから、第1図柄群に属する特定大当たり図柄の数が第1遊技モードよりも増加しかつ複数の図柄群を構成する第2図柄群に属する特定大当たり図柄の数を第1遊技モードよりも減じた第2遊技モードへの移行処理を実行するように構成することができる。そして、図柄群選択手段によって第1図柄群が選択された場合には、その第1図柄群に属する図柄のみを変動させる形で図柄表示部の表示制御を実行し、第2図柄群が選択された場合にはその第2図柄群に属する図柄のみを変動させる形で図柄表示部の表示制御を実行する表示制御手段を設けることができる。このような構成によれば、第1図柄群に属する図柄が導出表示されたことや、どういった遊技モードに滞在しているのかを、図柄表示部を用いて視覚的に報知することができる。
また、上記した移行条件は、大当たり抽選処理の結果がハズレであるときに、ハズレ図柄のいずれかに定められる移行図柄が図柄選択手段によって選択され、その移行図柄が表示制御手段によって図柄表示部に導出表示されることを例示できる。たとえば、「778」といったハズレ図柄が表示されたときに、移行処理を実行する。このようにすれば、移行条件が成立したことを遊技者が理解しやすい。
また、図柄表示部に特定大当たり図柄が表示されることによって発生した大当たりの終了後に、遊技者に有利な特別状態を発生させる特別状態発生手段と、当該パチンコ遊技機の遊技状態が特別状態であるか否かを識別するための特別状態記憶部とをさらに設けることができる。そして図柄群選択手段は、特別状態記憶部を参照して特別状態であるか否かを識別するとともに、その識別結果に応じた確率にて、複数の図柄群から1つの図柄群を選択し、それを図柄選択手段が図柄を選択する際の対象となる図柄群とするように構成される。このような構成によれば、特別状態か否かに応じて選択される図柄選択の対象となる図柄群が変化するため、いっそう変化に富む遊技性を提供できるようになる。
さらに他の局面において、課題を解決するために本発明のパチンコ遊技機は、始動入賞口に玉が入賞することに応じて大当たりを発生させるか否かを決定するための大当たり抽選処理を実行する大当たり抽選手段と、大当たり抽選処理の結果を表示する図柄で示す第1図柄表示部と、第1図柄表示部の図柄変動動作が停止した状態であるか図柄変動動作を継続中であるかによらず、その第1図柄表示部に表示される大当たり抽選処理の結果とは別の大当たり抽選処理の結果を図柄の形で表示する第2図柄表示部と、大当たり抽選処理の結果が大当たりであれば、遊技者に付与される特典が相対的に大きい特定大当たり図柄とその特定大当たり図柄よりも特典が小さい通常大当たり図柄とのいずれかから選び、大当たり抽選処理の結果がハズレであれば、特定大当たり図柄および通常大当たり図柄以外のハズレ図柄から選ぶ図柄選択手段と、図柄選択手段が図柄を選択する際に対象となる図柄群を、それぞれに特定大当たり図柄または通常大当たり図柄が属する複数の図柄群から1つ選ぶことにより、どの図柄群に属する図柄を用いて大当たり抽選処理の結果を表示するのかを定める図柄群選択手段と、図柄群選択手段によって複数の図柄群を構成する第1図柄群が選択され、図柄選択手段によってその第1図柄群の中から1つの図柄が選択された場合には、その選択された図柄を第1図柄表示部に導出表示させる制御を実行し、図柄群選択手段によって複数の図柄群を構成する第2図柄群が選択され、図柄選択手段によってその第2図柄群の中から1つの図柄が選択された場合には、その選択された図柄を第2図柄表示部に導出表示させる制御を実行する表示制御手段と、所定の移行条件が成立することに応じて、第1図柄群に属する特定大当たり図柄の数が相対的に少ない第1遊技モードから、第1図柄群に属する特定大当たり図柄の数が第1遊技モードよりも増加した第2遊技モードへの移行処理を実行する遊技モード移行手段とを備え、大当たり抽選処理が実行されたときに図柄群選択手段によって第1図柄群が選択される割合と、第2図柄群が選択される割合とが、移行条件の成立の前後で一致していることを特徴とする。このような構成によれば、第1図柄群に属する図柄の種類と、第2図柄群に属する図柄の種類とが変化して多彩な表示を行なえるので、変化に富む遊技性を提供できる。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた正面ガラス扉5と、台枠の内側に配置されてガラス扉5によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状の遊技領域を形成している。遊技盤3の下方には、玉供給皿6が設けられている。玉供給皿6に準備された遊技玉(パチンコ玉)は、ハンドル7等により構成される発射装置によって遊技盤3に向けて発射される。レールを通じて遊技盤3に達した遊技玉は、打玉発射口から飛び出し、遊技盤3に穿設された多数の釘に弾かれながら自重により落下するようになっている。
遊技盤3が形成する遊技領域の略中央には、液晶表示部11が配設されている。液晶の代わりに発光ダイオード等の発光素子を用いた表示装置も採用できる。図3に示すごとく、液晶表示部11の上半分は第1表示部11aとして使用され、下半分は第2表示部11bとして使用されている。本実施形態では、単一の液晶ディスプレイで第1表示部11aおよび第2表示部11bを構成しているが、これらを別個独立して駆動される2つのディスプレイで構成することも可能である。
第1表示部11aと第2表示部11bの各々には、アラビア数字等のキャラクタが3つずつ(複数個ずつ)表示される。3つ全てが同一キャラクタの図柄は大当たり図柄であり、それ以外がハズレ図柄である。第1表示部11aと第2表示部11bとは、互いに独立して変動動作を行なうように制御される。また、第1表示部11a(一方の表示部)で使用するキャラクタは、第2表示部11b(他方の表示部)では不使用としている。たとえば、第1表示部11aに表示される図柄は、「2,4,6,7,8」から選ばれる3つの数字の組み合わせであり、第2表示部11bに表示される図柄は、「0,1,3,5,9」から選ばれる3つ数字の組み合わせとなる。
つまり、1000種類(複数種類)の全図柄は、第1グループと第2グループの2つ(2以上)のグループに等しく分かれた形となっており、グループごとに独立して第1表示部11aまたは第2表示部11bへの表示がなされるようになっている。2つのグループはそれぞれ、奇数揃いの大当たり図柄、偶数揃いの大当たり図柄およびハズレ図柄で構成される。また、第1グループと第2グループとは、偶数揃いの大当たり図柄と奇数揃いの大当たり図柄の配分比率が異なるように分割・設定される(CPU50:特別図柄分割設定手段)ただし、こうしたグループ分けは、本パチンコ遊技機の滞在する遊技モードによって変化する。
図8の概念図を参照しながら説明を続ける。第1表示部11aには第1グループに属する図柄のみを表示し、第2表示部11bには第2グループに属する図柄のみを表示する。モードAに滞在するときは、第1表示部11aに表示される図柄は「2,4,6,7,8」の組み合わせに限られるが、モードB(たとえばモードB)に滞在するときは、第1表示部11aに表示される図柄は「1,2,4,6,7」の組み合わせとなる。さらに、モードAにおける第1グループと、モードBにおける第1グループとを比較すると、モードBはモードAよりも奇数が多い。つまり、同じ第1グループであっても、モードBのときの方が奇数揃いの大当たりが出現しやすい。
本実施形態において、奇数揃いの大当たりと偶数揃いの大当たりとでは、遊技者に付与される利益の大きさが相違する設計となっている。具体的には、奇数揃いの大当たり図柄は大当たり終了後に通常よりも大当たり確率を高めた確率変動状態を発生するようにしている(CPU50:特別状態発生手段)。したがって、第1グループに属する図柄を可変表示する場合に限れば、遊技者にとっては、モードBに滞在しているときの方が有利である。電源投入時はモードAから始まり、予め定めた移行条件が成立した場合にモードAからモードBに移行する処理がなされるようにしている。そして、大当たりの終了とともに、モードAに再び戻る。
モードAからモードBに移行する際には、液晶表示部11を用いてその旨を遊技者に知らせる。具体的には、第1表示部11aに「778」という移行図柄が表示されたら、図3に示すごとく、第1表示部11aで使用する偶数キャラクタの一つである「8」と、第2表示部11bで使用する奇数キャラクタの一つである「3」とを相互に入れ替える表示処理を実行する。この結果、第1表示部11aに表示される図柄は、「2,3,4,6,7」から選ばれる3つの数字の組み合わせに変化し、第2表示部11bに表示される図柄は、「0,1,5,8,9」から選ばれる3つの数字の組み合わせとなる(図8中のモードB)。この結果、第1表示部11aに確率変動大当たり図柄(たとえば奇数のゾロ目)が表示される割合が高まる一方、第2表示部11bに確率変動大当たり図柄が表示される割合が低下する。
図1に戻って説明を行なう。液晶表示部11の下方には、保留玉ランプ23、始動入賞口17(始動入賞装置)と、大入賞装置19が設けられている。保留玉ランプ23は4つのセグメントからなり、RAM52の保留玉記憶部(図示省略)に記憶中の抽選データの数と対応している。保留玉記憶部に記憶中の抽選データの数は、しばしば保留玉数と呼ばれる。保留玉ランプ23は、複数色を発光可能なLEDにて構成しているが、液晶表示部11で兼用するようにしてもよい。大入賞装置19は、可動扉が開閉する可変入賞装置として構成されており、液晶表示部11に大当たり図柄が導出表示される大当たりの発生時に開放する。遊技盤3の中央最下部には、アウト玉を回収するためのアウト玉回収口15が設けられている。
図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置300の構成を示すブロック図である。遊技制御装置300は、遊技盤3の背面側に配置されるものである。図2に示すように、パチンコ遊技機1の遊技制御装置300は、主制御基板100(主制御部)、表示制御基板105(表示制御部)、音声制御基板106(音声制御部)、ランプ制御基板107(ランプ制御部)、払出制御基板108(賞球制御部)および発射制御基板109(発射制御部)を含むものとして構成されている。各基板が個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図2では省略している。また、各基板には、電源回路部110にて生成された所定電圧の電力が供給される。
表示制御基板105は、主制御基板100より入力される表示制御信号に応じて、液晶表示部11に画像を表示させるための処理を実行する。表示制御基板105と液晶表示部11は表示装置を構成する。音声制御基板106は、入力される音声制御信号に応じてスピーカ116より音声を出力させる。ランプ制御基板107は、入力されるランプ制御信号に応じて保留玉ランプ23の点灯/消灯を制御する。払出制御基板108は、入力される賞球信号に応じて払出装置118を制御する。これにより、遊技者に対して所定量の賞球が払い出される。発射制御基板109は、遊技者がハンドル7(操作部)を操作することに応じて、該ハンドル7に対応して設けられた発射装置119を作動させる。ハンドル7の操作量に応じて、玉の打出し強さ(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。主制御基板100は、CPU50と、プログラム格納用のROM51と、ワークエリアや各種カウンタ等が割り当てられるRAM52と、入出力インターフェース53とを備えており、これらはバスを介して相互通信を行なうようになっている。
主制御基板100には、始動入賞口17に併設された始動入賞検出器171、大入賞装置19に設けられた大入賞検出器191およびV入賞検出器193が、入出力インターフェース53を介して電気的に接続されている。各検出器は、有接点式または無接点式のセンサにより構成されるものである。また、可変入賞装置として構成されている大入賞装置19の扉の開閉は、入出力インターフェース53および駆動回路(図示省略)を介して主制御基板100に接続された大入賞ソレノイド192の励磁/非励磁が切り換えられることにより行なわれる。同様に、始動入賞口17を構成する電動チューリップの開閉が、電チューソレノイド172の励磁/非励磁を切り換えることによってなされる。
始動入賞口17に玉が入賞すると、併設された始動入賞検出器171で玉の通過が検出され、始動入賞信号が生成される。同様に、大入賞装置19に玉が入賞すると大入賞検出器191にて大入賞信号が生成される。これらの入賞信号は主制御基板100に入力される。主制御基板100のCPU50は、始動入賞検出器171から始動入賞信号を取得して、その信号取得タイミング(入力タイミング)に応じて、所定の電気的処理を実行する。その電気的処理は、パチンコ遊技機1に大当たりを発生させるか否かを決定するための大当たり抽選処理と、その大当たり抽選処理の抽選結果を液晶表示部11(第1表示部11aまたは第2表示部11b)に導出表示するための表示処理とを含む。
また、主制御基板100のCPU50は、大当たりを発生させるかどうかを決定するための抽選処理を実行する主体をなす(大当たり抽選手段)。さらに、CPU50は、大当たり抽選処理の結果を受けて、液晶表示部11(第1表示部11aまたは第2表示部11b)に導出表示するべき図柄を決定する。そして、その決定に基づく表示制御信号(制御コマンド)を表示制御基板105に対して出力する。表示制御基板105は、入力された表示制御信号に応じて、液晶表示部11に図柄、背景等を表示させる。大当たり抽選処理により大当たりを発生させる旨の決定がなされた場合、液晶表示部11(第1表示部11aまたは第2表示部11b)には所定時間の画面スクロールを経て最終的に大当たり図柄(たとえば「777」等のゾロ目)が導出表示される。
また、音声出力やランプの点滅について各制御基板は、主制御基板100から送られてくる制御信号(制御コマンド)に基づいて制御を実行する。このような制御を行なうためのプログラムは、主制御基板100のROM51、各制御基板のROM(図示省略)に格納されている。
大当たり抽選処理は、次のような手順で実行することができる。パチンコ遊技機1の遊技制御装置300(具体的には主制御基板100)においては、始動入賞口17に玉が入賞したタイミングに応じてCPU50が乱数生成手段から乱数値を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行なっている。通常は、大当たり抽選用カウンタをRAM52の所定領域に設定することで、これを乱数生成手段として用いている。なお、本明細書中に記す“乱数値”とは、決められた範囲の数から等確率で取り出される値のことをいう。
図4に示すように、大当たり抽選用カウンタは、たとえば「0〜360」といった一定の数値範囲内におけるいずれかの整数値を示し、CPU50にタイマ割込みがかかる毎に更新され(インクリメントされ)、「360」に到達した後は、再度「0」からカウントアップされるようになっている。大当たり抽選用カウンタは、取り得る乱数値が一定の数値範囲内を循環的に推移するカウンタとして定義される。通常の遊技状態において始動入賞口17に玉が入賞し、その入賞に応じて大当たり抽選用カウンタから乱数値が取得され、その乱数値が予め定められた大当たり乱数、たとえば「7」に一致する場合に大当たりが発生する(CPU50:大当たり発生手段)。CPU50のタイマ割込みは、主制御基板100に設けられた定期リセット回路部(図示省略)を用いて、およそ2msecおきに発生するように設定することができる。そして、このタイマ割込みを契機にして、パチンコ遊技機1の動作を制御するためのプログラムが繰り返し実行される。
上記のようにして大当たり抽選処理を実行した後、その抽選結果を第1表示部11aと第2表示部11bのどちらに表示するのかを決定する抽選処理を実行する。すなわち、大当たり抽選処理の結果を反映した図柄を決定するのに先立って、図柄選択の対象となるグループを選ぶためのグループ抽選処理を実行する(CPU50:図柄群選択抽選処理)。これにより、第1グループと第2グループとのいずれのグループに属する図柄を用いて、大当たり抽選処理の結果を表示するかが決定される。
上記のグループ抽選処理には、先に説明した大当たり抽選処理と同様の乱数抽選方式を採用できる。図5に示すごとく、たとえば「0〜9」の値を取り得るグループ抽選用カウンタを設ける。グループ抽選用カウンタは、RAM52の所定領域に割り当てられるカウンタであり、CPU50のタイマ割込み毎にインクリメントされる等速カウンタとして構成される。通常時は、グループ抽選用カウンタが「0〜7」であれば、図8で示す第1グループの図柄が選択され、「8,9」であれば第2グループの図柄が選択される。反対に、確率変動時には、「8,9」であれば第1グループの図柄が選択され、「0〜7」であれば第2グループの図柄が選択される。また、図8を見ると理解できるように、モードAおよびモードBのいずれの遊技モードであっても、第2グループの方が奇数図柄で大当たりする可能性が高い。また、第1グループの選択率と、第2グループの選択率とは、各モード間で一定である。つまり、いったん奇数図柄で大当たりしたら、次に奇数図柄で大当たりする可能性が高くなるように構成されている。
上記のようにして、いずれか一方のグループを選択したら、選択したグループを識別するデータをRAM52にいったん記憶しておく。次に、選択したグループの中から、大当たり抽選処理の結果に応じた一の図柄を抽選する。この図柄抽選処理は、次のような手順で行なうことができる。まず、大当たり抽選処理の結果が大当たりの場合を例にする。大当たりを発生させるときには、必ず同一キャラクタの3つ揃いの大当たり図柄を第1表示部11aまたは第2表示部11bに表示させる。大当たり図柄の種類は、RAM52の所定領域に割り当てられた大当たり図柄用カウンタを参照(カウンタ値をサンプリング)することによって決定される。つまり、大当たり図柄の抽選にも、先に説明したのと同様の乱数抽選方式を採用している。大当たり図柄用カウンタは、図9で示すメイン処理において、各遊技処理(S2)の残余時間を利用して更新される非等速カウンタとして構成される。
図6の概念図に示すように、大当たり図柄用カウンタは、たとえば「0〜4」のいずれかの整数を示し、「4」までカウントアップされたら再び「0」に戻る循環カウンタとして構成されている。大当たり図柄を決定する図柄抽選処理では、まず、大当たり図柄用カウンタのカウンタ値(乱数)を取得する。そして、現在滞在中の遊技モードと、先のグループ抽選処理で選択したグループとを確かめ、それら遊技モードおよび選択したグループと、大当たり図柄用カウンタから取得したカウンタ値とに応じた大当たり図柄を、第1表示部11aまたは第2表示部11bに表示する図柄として決定する。
たとえば、図7(a)に示すごとく、滞在中の遊技モードがモードAで第1グループを選択しており、大当たり図柄用カウンタのカウンタ値が「0」であれば、第1表示部11aに導出表示するべき大当たり図柄は「222」となる。一方、同じカウンタ値「0」であっても、図7(b)に示すごとく、滞在中の遊技モードがモードAで第2グループを選択しているときは、大当たり図柄は「000」であり、その大当たり図柄は第2表示部11bに導出表示される。こうした対応関係は、遊技モードによって異なるため、図7のような概念図に基づいて全ての遊技モードを網羅する図柄決定ルーチンを組むことになる。
このような手順によれば、モード別に図柄決定用のカウンタを設けることを要しないため、メモリ資源を節約できるし、カウンタの更新処理も簡素になる。また、第1表示部11aと第2表示部11bとは、互いに独立に変動動作を行なうように構成されるものの、プログラム上は第1表示部11aに表示するべき図柄を決定するルーチンと、第2表示部11bに表示するべき図柄を決定するルーチンとをひとくくりにできるため、処理負荷の増大を抑制できる。たとえば、第1表示部11aと第2表示部11bとを別々のディスプレイで構成する場合には、各ディスプレイに専用の画像プロセッサを設けることを要するが、主制御基板100のCPU50が実行する図柄抽選処理は、ディスプレイが1つの場合とほとんど変わらない。
一方、大当たり抽選処理でハズレの結果を得た場合には、第1表示部11aまたは第2表示部11bに表示するべきハズレ図柄を抽選する。ハズレ図柄は、RAM52の所定領域に割り当てられたハズレ図柄用カウンタを参照することによって決定される。つまり、ハズレ図柄の抽選にも、先に説明した乱数抽選方式を採用する。
図6に示すごとく、ハズレ図柄用カウンタは、左キャラクタ用カウンタ、中キャラクタ用カウンタおよび右キャラクタ用カウンタで構成される。図柄抽選処理でハズレ図柄を決定する際には、各カウンタの値を参照する。そして、現在滞在中の遊技モードと、先のグループ抽選処理で選択したグループとを確かめ、それら遊技モードおよび選択したグループと、ハズレ図柄用カウンタのカウンタ値とに応じたハズレ図柄を、第1表示部11aまたは第2表示部11bに表示する図柄として決定する。
このハズレ図柄用カウンタ(左キャラクタ用カウンタ、中キャラクタ用カウンタ、右キャラクタ用カウンタ)も、大当たり図柄用カウンタと同様の非等速カウンタとして構成することができる。また、右キャラクタ用カウンタが一周する毎に中キャラクタ用カウンタをインクリメントし、中キャラクタ用カウンタが一周する毎に左キャラクタ用カウンタをインクリメントするという更新方法が好適である。なお、図柄抽選処理の実行タイミングによっては、ハズレ図柄が同一数字の3つ揃いとなる場合や、後述するモード移行図柄に一致する場合もあるが、その場合にはいずれか一桁を強制的に別のキャラクタに変更する処理を行なう。
次に、図4に示すごとく、大当たり抽選処理でモード移行乱数を取得した場合について説明する。大当たり抽選用カウンタから取得した乱数がモード移行乱数に一致する場合であって、そのときの遊技モードがモードAならば、モードB(モードB〜モードBのいずれか)に移行するモード移行処理が行なわれる。滞在中の遊技モードを示すデータは、RAM52に割り当てられる遊技モード記憶部に記憶される。したがって、その遊技モード記憶部を参照すれば現在滞在中の遊技モードを確認することができる。モード移行処理は、そのモード記憶部の記憶内容を書き換える処理である。
また、図3に示すごとく、モードAに滞在中の大当たり抽選処理でモード移行乱数を取得した場合には、第1表示部11aに「778」等のモード移行図柄を表示して、遊技モードが移行することを遊技者に示すことができる。さらに、モード移行図柄を第1表示部11aに表示した後、表示したモード移行図柄の一つ(一部)のキャラクタを(図3では右キャラクタ)、第2表示部11bに予め表示されているハズレ図柄のキャラクタと相互に入れ替える表示演出処理を行なうようにする。このようにすれば、モードAよりも有利なモードBに移行したことを遊技者に強くアピールでき、遊技意欲の増進に寄与する。CPU50は、グループ間で図柄の種類を入れ替える処理を行なう特別図柄入替手段として機能する。
なお、モードAからモードBに移行した場合であっても、第1グループが選択される確率と、第2グループが選択される確率とは一定に保持される。また、モードBに滞在しているときにモード移行乱数を取得しても、通常のハズレ乱数と全く同じように単にハズレ図柄を決定するようにすればよい。また、大当たり抽選処理にモード移行抽選処理を兼用させる形ではなく、ハズレ図柄抽選処理で「778」というモード移行図柄が選択されたらモード移行条件の成立であると判断するような構成としてもよい。
以上のようにして、大当たり抽選処理の結果に応じた図柄を決定した後、決定した図柄を第1表示部11aまたは第2表示部11bを用いて表示するための表示制御信号(制御コマンド)を生成し、表示制御基板105に対して出力する。表示制御基板105の画像プロセッサ(図示省略)は、主制御基板100から送られてくる制御信号に基づいてRGB信号やシンクロ信号を作成して液晶表示部11に送る。具体的には、変動パターン指定信号(変動開始信号)によって画面スクロールが開始され、左キャラクタ指定信号、右キャラクタ指定信号、中キャラクタ指定信号および変動停止信号等の表示制御信号が送信されることにより、第1表示部11aまたは第2表示部11bに大当たり図柄またはハズレ図柄が導出表示されて1回の図柄変動動作が終了する。第1グループの図柄を表示する場合には、第1グループの図柄を構成するキャラクタのみを第1表示部11aに変動表示する表示制御がなされ、第2グループの図柄を表示する場合には、第2グループの図柄を構成するキャラクタのみを第2表示部11bに変動表示する表示制御がなされる。
また、表示制御基板105から主制御基板100に向けて、図柄変動動作の経過を通知しない構成としているので、主制御基板100のCPU50は、表示制御基板105が実行する図柄変動動作が終了したかどうかを、自身が管理するタイマにて認識する。図柄変動動作に費やす変動時間は、常に一定というわけではなく、液晶表示部11の変動を開始する前に予め主制御基板100側で決定している。したがって、変動時間を記憶しておく部分が、RAM52内の変動時間記憶部(図示省略)として設けられる。
次に、具体的な制御手順について、フローチャートを参照しつつ説明する。
図9は、主制御基板100にて実行されるメイン処理のフローチャートである。パチンコ遊技機1への電源投入後は、割込みモードの設定や、RAMチェック等の公知の初期化処理が実行される(S1)。初期化処理の終了後、各遊技処理(S2)が実行される。また、各遊技処理の残余時間を利用して、非等速カウンタの加算処理(S3)が実行されるようになっている。この非等速カウンタは、先に説明した大当たり図柄用カウンタおよびハズレ図柄用カウンタ(左キャラクタ用カウンタ、中キャラクタ用カウンタ、右キャラクタ用カウンタ)である。タイマ割込みが発生した場合、S2の各遊技処理が先頭から再び実行される(S4)。各遊技処理は、始動入賞口1等への入賞検出処理、大当たり抽選処理、図柄変動処理などを含むものである。
次に、図10に示すのは、図9の各遊技処理(S2)の一部である図柄変動処理のフローチャートである。S11,S12において、第1表示部11aおよび第2表示部11bが変動中でなく、保留玉数がゼロでないことを確認したら、大当たり抽選処理で取得した乱数をRAM52の保留玉記憶部から読み出す(S13)。読み出した乱数が大当たりかハズレか判断するとともに、当該パチンコ遊技機1の遊技状態が確率変動状態であるか否かを、RAM52にて管理される確率変動フラグのオン/オフによって判断する。確率変動中か否かに応じて、第1グループと第2グループとの一方を選ぶ図柄群抽選処理を実行し、さらに、大当たり抽選処理の結果に応じて図柄抽選処理を実行する(S14、S15)。その後、表示制御基板105に表示制御信号(表示制御コマンド)を送信することで、図柄変動を開始する(S16)。
なお、図柄群選択処理と図柄抽選処理は、始動入賞口17に玉が入賞したときに大当たり抽選処理とともに予め実行するようにしてもよい。その場合、決定した大当たり図柄またはハズレ図柄を、大当たり抽選処理に結果とともにRAM52の所定領域に割り当てられる保留玉記憶部に格納(記憶)しておく。
第1表示部11aまたは第2表示部11bの図柄変動時間を計測するタイマによって、所定の変動時間を計測した後に図柄変動を停止する(S17,S18)。そして、第1表示部11aまたは第2表示部11bに停止表示した図柄が大当たり図柄か否かを判断し、大当たり図柄である場合には大当たりフラグをオンする(S19,S20)。さらに、その大当たり図柄が確率変動大当たり図柄である場合には、確率変動フラグをオンする(S21,S22)。一方、第1表示部11aに停止表示した図柄がモード移行図柄である場合には、先に説明したモード移行処理を実行する(S23,S24)。
以上に説明した実施形態では、モード移行図柄を「778」1種類のみとしたが、モード移行図柄を複数とすることも可能である。その場合には、第1グループおよび第2グループのいずれのグループでも、確変図柄(奇数大当たり)で大当たりする可能性が必ず残るようにするとよい。そうすれば、遊技者の期待感が持続しやすい。逆にそのような制限を設けず、一方のグループを選択したときには100%確変図柄で大当たりし、他方のグループを選択したときは確変図柄で大当たりする可能性がゼロになるといった状況が発生するようにしてもよい。
また、大当たり図柄の種類に応じて、大当たり中における賞玉数、ラウンド数、大入賞装置19への入賞可能個数などの遊技条件を変化させるようにしてもよい。たとえば、奇数大当たり図柄の場合は、大当たり時の大入賞装置19の開放回数を15回(15ラウンド)、偶数大当たり図柄の場合は10回(10ラウンド)とし、奇数大当たり終了後は、次回の大当たりが発生するまで始動入賞口17の電動チューリップを開放されやすくして、単位時間あたりに実行される大当たり抽選処理の回数を増加した時間短縮状態を発生させるようにしてもよい。
また、全ての図柄を3以上のグループに分けるとともに、各グループに対応する表示部も3領域(3箇所)以上設けるようにしてもよい。また、第1グループに属する図柄の数と第2グループに属する図柄の数とを相違させてもよい。たとえば、第1グループの図柄で使用するキャラクタを6種類とし、第2グループで使用するキャラクタを4種類とすることができる。
また、通常大当たりが一定回数連続して発生した場合に、第1グループに属する全ての図柄と、第2グループに属する全ての図柄とをそっくり入れ替えるようにしてもよい。この入れ替えの前後では、確率変動大当たりの発生する割合が大きく変化する。具体的には、確率変動大当たりの発生確率が、非確率変動時と確率変動時とで入れ替わることになるから、何回も連続して通常大当たりが発生している遊技者を救済することにつながる。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 図1のパチンコ遊技機の構成を示すブロック図。 液晶表示部の構成を示す模式図。 大当たり抽選用カウンタの概念図。 グループ抽選用カウンタの概念図。 図柄抽選用カウンタの概念図。 図柄抽選用カウンタの値と実際に表示されるキャラクタとの対応関係を示す概念図。 遊技モードとグループとの対応関係を示す概念図。 主制御基板にて実行されるメイン処理のフローチャート。 図柄変動処理のフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
11 液晶表示部
50 CPU(大当たり抽選手段、図柄選択手段、図柄群抽選手段、モード移行手段、表示制御手段、特別状態発生手段、特別図柄分割設定手段、特別図柄入替手段)
52 RAM(特別状態記憶部)
100 主制御基板
105 表示制御基板(表示制御手段)
300 遊技制御装置

Claims (3)

  1. 所定の始動条件の成立に応じて、予め定められた複数種類の特別図柄を可変表示可能な図柄表示手段と、
    この図柄表示手段が可変表示する特別図柄が所定の大当たり図柄と一致した場合に、その大当たり図柄の種類に応じた大当たりを発生する大当たり発生手段と、
    前記複数種類の特別図柄を2以上のグループに分割して設定する特別図柄分割設定手段と、
    前記図柄表示手段に対して、前記特別図柄分割設定手段が分割設定したグループ毎に可変表示を実行させる図柄表示制御手段と、
    前記特別図柄分割設定手段が分割設定したグループ間で前記特別図柄を入れ替える特別図柄入替手段とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特別図柄分割設定手段は、前記複数種類の特別図柄を第1グループと第2グループとに分割し、
    前記図柄表示手段は、前記第1グループに属する前記特別図柄を可変表示する第1図柄表示手段と、前記第2グループに属する前記特別図柄を可変表示する第2図柄表示手段とを含むとともに、それらグループ毎に独立して前記特別図柄の可変表示を実行するように構成され、
    前記大当たり発生手段は、前記第1図柄表示手段または前記第2図柄表示手段において、可変表示する特別図柄が所定の第1種大当たり図柄と一致した場合に第1種大当たりを発生させるとともに、可変表示する特別図柄が所定の第2種大当たり図柄と一致した場合に前記第1種大当たりよりも遊技者に付与される利益が大である第2種大当たりを発生させる一方、
    前記特別図柄入替手段は、前記第1グループと前記第2グループとの間で、前記第1種大当たり図柄と前記第2種大当たり図柄とを入れ替えることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特別図柄入替手段は、前記複数種類の特別図柄のうち、予め定められた入替図柄が前記図柄表示手段に表示された場合に、前記入れ替えを行なうことを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016073435A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 京楽産業.株式会社 遊技機

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